見ている自分の存在
少し考えてみてください。
あなたの中には、いつもあなたを見ている、もう一人の自分がいます。
それは、行動しているあなたを、少し後ろから静かに見ている存在です。
誰かに見られている時だけでなく、誰も見ていない時のあなたも、ちゃんと見ています。
うまくいかなかった日、思ったことが言えなかった時、まあいいやと手を抜いてしまった瞬間、
そんな場面を、心のどこかで覚えていませんか。
それが、見ている自分です。この、見ている自分は、とても正直です。
言い訳も、取り繕いも通用しません。
でも、それは、あなたを責めるためではありません。
辛かったのに、学校に来た日、失敗しても投げ出さなかったこと、結果が出なくても続けた努力、
誰にも気づかれなかった、ささやかな優しさ、
それらもすべて、見ている自分は知っています。
人は時々、人の目を気にします。
褒められたい、認められたい、周りと同じでいたい、
それは、とても自然な気持ちです。
でも、もし、誰にも気づいてもらえなかったら、その努力は無意味なのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
なぜなら、あなたの中の、見ている自分が、すべてを覚えているからです。
だから、時々自分に声をかけてください。
よくやってるよ。
今日はこれでいいよ。
また明日、少し進めばいいよ。
する自分と、見ている自分が、同じ方向を向いた時、
心は少しずつ強くなります。
人に褒められなくても、評価されなくても、
自分が自分の味方でいられたら、人は前に進めます。
一番近くで、一番長く、あなたのことを見てきた存在、
それは他の誰でもなく、あなた自身です。
その、見ている自分を大切にしながら、
今日という一日を歩いていってください。