1. 今夜も図面を描きながら
  2. #50 人と家が馴染むとは?
#50 人と家が馴染むとは?
2026-04-02 29:20

#50 人と家が馴染むとは?

今回は、帰り道にふと浮かんだ「自分の住んでいる家を『自分の家だ』と心から思える感覚ってなんだろう」という疑問から始まったとりとめもない対話です。

収録を終えて改めて日々の暮らしを振り返ってみると、家というのは決して完成された不変のものではなく、住む人のライフステージとともに「うつろう」ものなのだなと、静かな気づきがありました。

新築当初のそわそわした違和感も、暮らしの中での予期せぬハプニングも、すべては空間が少しずつ自分たちに「馴染み」、日々の振る舞いを受け止める「おおらかな器」へと育っていくための大切なプロセスなのかもしれません。

建築家としての「力み」を少し手放し、これからもゆっくりと家との関係を深めていけたらと思います。

今夜も肩の力を抜いて、皆さんの夜の時間にそっと寄り添えれば嬉しいです。ぜひ、のんびりとお聴きください。

【今回のトピック】

|「自分の家」と思える感覚への疑問と確信のなさ|実家の記憶|解像度の高さ|時間と経験の積み重ね|家を「咀嚼」するプロセス|新築当初のソワソワ感|暮らしに家が合ってきたのか家に暮らしが合ってきたのか|子どもの落書き事件|アクシデントや傷を受け入れ自分のモノになっていく|家は永続的なものじゃなく"うつろう"もの|力みを手放す|おおらかな器へ|



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サマリー

今回のエピソードでは、「自分の家」だと心から思える感覚とは何か、という問いを探求します。建築家のあげみさんとふくしまさんは、新築やリノベーションを経て住み始めた家との一体感が生まれるまでのプロセスについて語り合います。家が完成されたものではなく、住む人のライフステージと共に変化し、「うつろう」ものであるという静かな気づきが共有されます。新築当初のそわそわした感覚や、暮らしの中で起こる予期せぬ出来事、例えば子供の落書きなども、空間が住む人に馴染み、おおらかな器へと育っていくための大切なプロセスであると捉え直します。建築家としての「力み」を手放し、家との関係をゆっくりと深めていくことの重要性が語られ、リスナーにも肩の力を抜いて夜の時間に寄り添うことを願っています。

「自分の家」と思える感覚への疑問
スピーカー 1
こんばんは。今夜も図面を描きながらです。
建築設計を仕事にしているあげみとふくしまが、
よなよな図面を描きながら話していく番組です。
肩の力を抜いて、生活の真ん中にある何気ない気づきを話していけたらと思っています。
こんばんは。
スピーカー 2
こんばんは。
ふくしまです。
スピーカー 1
あげみです。
あの、さっきさ、最後に話したいなって思いついたことないけどさ、
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
家に帰ってくるときにさ、
ここまで来たらホッとするなーってとこあるやん。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
もうじき家やって。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、僕もふくしまくんもさ、長年、
長年住んだ家じゃないやん。
ふくしまくん3年目?
4年目?
スピーカー 2
4年目かな。
スピーカー 1
僕、今2年半ぐらいかな。
なんやけど、いつも思うな。
自分が住んでる家やって思えるってどういうことなんやろうなって。
考えたことない?
スピーカー 2
あるな。
まあ、考えるっていうか感じることはありますね。
やっぱりその旅行行った後とかは、
やっぱ、そう、ホッとするなーってなるしな。
スピーカー 1
僕はその、確信が持てへんねん。
これが自分の家だっていう。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
古民家やからかもしれへんねんけどさ、
まだこう、なじみきってないというかさ。
スピーカー 2
あー、なるほど。
スピーカー 1
ちょっとずつ自分のものになってきてる気はするんやけどさ。
なんかまだ、ここはまだ知らない部分みたいなところがある気がしてて。
スピーカー 2
あー、なるほどな。
スピーカー 1
立ててるからね、ふくしまくんはね。
スピーカー 2
そうですね。
もうだいぶ一体化してる感じはあるですね。
スピーカー 1
あー、そう。やっぱあれかな、僕もリノベーションが終わったらそういう風になるんかな。
スピーカー 2
とはいえ、あげみさん家広いもんな。
全然、あれですもんね、自分のものじゃないものがたくさん残ってたりね。
スピーカー 1
掌握できやんものがいっぱいあるから、ちょっとずつなんかなと思いながら。
今、工事してて柱一本ずつ立ててってさ、
それに対しての、なんていうの、ここに新たな秩序ができあがってくる感じにすごい安心するんよな。
ここ民家ってどういう状態になってるかわからんからさ、その完全には。
見て、開けて、そこにもっかいベースを作っていく感じが、
なんか手に入れてってるなっていう感じはあるんやけどさ。
スピーカー 2
あー、はいはいはい。
スピーカー 1
でも、なんていうのかな、この家に限らず、
僕、東京の神楽坂8年ぐらい住んでてさ、
なんていうの、今でもあの角曲がって、曲がるときにあそこに支柱が立ってて、
草がこんな感じで生えててとか、
なんていうの、情景を思い出せる運やけどさ、
実家の解像度、地面のざらつき具合とか、
モルタルの金ゴテで仕上げてあるところの上で遊んだときの質感とか、
廊下に開いてる穴とか、そういう細部の質感が、実家がすごい高いから、
スピーカー 2
その差で、あそこまでどうやっていくんやろって思うという。
し、自分の家というものはそれぐらいの解像度であるべきなのかみたいな。
スピーカー 2
あるべき。
スピーカー 1
あるべきっていうか、それぐらいのものやと思ってしまってる感があって、
窓台の木の触り具合とかさ、
古いサッシの手掛けの位置とかさ、
そういう情景的な、ない?
スピーカー 2
あるっすね。実家はやっぱ解像度高いな。
家と自分を馴染ませるプロセス
スピーカー 2
やっぱこう、積み重ねる時間が、
それをやっぱ強くしていくんだとは思うんすけど、
今さっきあげみさんがあげてくださったのって、よく触ってるんかな?
触れてるんかな?
触れてるような場所をやったり、何度も通ってるとか、
なんていうか、見ようとして見てるとか、触ろうとして触るとか、
そういうことじゃなくて、触れてたとか、見てたが、
積み重なってかつ、何かしらの出来事とリンクしてるんすかね、それは。
スピーカー 1
あとはやっぱりこう、初めての何かみたいなのがあるのかなと思う。
娘がこの家で見えてるものと、
僕ら何軒も住んできて、
こなれて見えてないところがあるような気がしてて、
彼女はなんか、常に何かを発見してるような気がするんよな。
そういう感性の問題なんかもしれへんし、
だから、やっぱ最初の1軒目の経験との違いなんかなっていう気もする。
スピーカー 2
確かに、そうやな。どんどん見えやんくなるとこって多いからな、大人になると。
スピーカー 1
なんかちょっと寂しいんよ。
ここだと思って住んでるけど、まだこう、なじみきらへん、家とのね。
なじみきらへんっていうか、一体感がまだない感じに、
居させてもらってますっていう感。
スピーカー 2
そうなんや。
スピーカー 1
がある気がしてて。
なんかさ、新しいものってさ、こうってね、傷つけてからがって話、要するやん。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
リノベーションの場合、逆な感じ。
もう、下手ってるというか、もうずっとあるものやから。
ここからもう1回こう、磨き上げてくことで、自分のものになってくんかもしれへん。
なんかそれが帰り道から、家の細部に渡るまで、そういうことを思ったりしてさ。
スピーカー 2
そうか。
スピーカー 1
この家に限らず、僕はずっとなんかそういう、ここなのかここじゃないのかみたいな。
スピーカー 2
なるほど。ほんとあげみさん家でかくて、名残がすごい残ってるもんな。
なんなんやろうな。
子供が、たとえば、ちっちゃい頃ってなんてことないタオルとか、ぬいぐるみ1つとか、
いつでもどこでもそれ持ってないと、あかんみたいなあったりするじゃないですか。
それがあれば安心みたいな。
そういうものができてくると、むちゃくちゃ変わってきたりするんですかね。
そういうリノベーションする空間の中でも、
今、あげみさんがやってるリノベーションしてるスペースも、
その家全体、敷地内でいうと一部というかね、ささやかな手入れかもしれないですけど、
そこを起点に、そういう自分の居場所やとか、
そういう、なんていうのかな、ここから積み上げていくものっていう感覚は手に入れることができるかもしれないですね。
スピーカー 1
そうやな。こうやって思うのって、僕だけじゃないと思うような、
古い家をもらい受けたり買ったりしていく中で、
どうやって自分のものにしていくかっていう行為が、実は結構大事じゃないかなって思ってて、
さっきふくしまくん言ってくれたみたいに、
よりどころになるものを必要としてるのかもしれへんなって、
今、近くで工事してる建物で、自分たちで柱削ったりとか、
滋賀県の公民会から朱色の塗装が塗ってあって、
それがインテリアとちょっと合いそうにないからって削ったりとか、床自分で張ったりとか、
そうやって咀嚼していくというかさ、この家のことをしていくことで、
理解して自分のものにしてけるんかもしれへんなって、そのご家族を見てると思うんやけどさ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
案外僕できてないんかな、じゃあ。
めちゃくちゃ動きあってるけど。
スピーカー 2
うん。なんかこう、リノベーションするとか、空間を大きく変えるっていうタイミングにおいては、
そういう自らも手を加えるとか、自分に合わせていくとかいう動きがかなり大きい要素っていうか、
なってくると思うんすけど、そもそもこれまでの暮らしと違う場所で暮らすっていうことは、
どんな状況であれギャップがあると思うんすよ。
暮らす街に対してもそうやし、その家に対してもそうなんですけど、
それがしっくりくるようになるっていうのは、やっぱり相当、そもそも時間がかかることやとは思うんすよ。
だから、学校行って帰ってきてご飯食べて寝るだけとか、仕事行って帰ってきてほぼ寝るだけとか、
そういう暮らしやったとしたら、よりいっそここが自分の場所って思うまでの時間はすごいかかる気はしますね。
スピーカー 1
ふくしま君は今の家建てたとき、最初どうやった?なじむまで。
スピーカー 2
全然、それこそ、なんかソワソワ感ですよ。
うち、たぶん最初の頃の写真、インスタ逆のもの大変やけど、見てもうたら、ほんまにものがないんですよ。
ローテーブルもなかったし、板の間がね、板の間って言って、どーんと残っとったんですよ。
スピーカー 1
そうなんや。ちょっと見てみよう。
スピーカー 2
だから、本当にその建築、空間の中に人がぽっているっていうだけみたいなね。
なんかそんな時期もあったりして、そのときはやっぱりこう、暮らしとか自分たちと合ってるかって言ったら、そんな感じはしなかったですもんね。
そこにちょっとずつものが増えていって、時間を過ごす中ですごくこう、あってきた気がします。
建築、家に、前も言ったかな?家に暮らしがあってきたのか、そもそも設計してる段階で、その暮らしに寄り添った設計をしてたのか、
どっちなのかよくわからないんですけど、でもとにかくこう、どんどんこう、ぴったりやなって思えるような感覚になってきたって感じですよね。
スピーカー 1
2023年2月の6日の写真は、
スピーカー 2
ういういしさが、確かに。
スピーカー 1
確かに確かに。
そうかもね。なんかそういう時間なんかもしれへん、その僕が今置かれてる状況っていうのが。
スピーカー 2
でもやっぱりその、新たに家具を買ってきたとか、子供が遊ぶおもちゃが変わったとか、そういうの、なんか生活の中での変化とか、
趣味趣向の変化とかもね、家の空間の中にこう新しく入り込むときに、新しい発見があったりもするし、空間の形は変わらんくても、こんな可能性あったかとか。
スピーカー 1
そやな。
スピーカー 2
なのでやっぱ、あってくんですね。
でもそれをするぐらい、建築空間っていうのは、人の暮らしとか感覚とかに強い影響を与えうるもんなんやなって思いますね。
新築当初の感覚と暮らしの変化
スピーカー 1
そやな。その馴染むための行為っていうのは多分、みんなそれぞれにやるんやろうな。
スピーカー 2
そう思います。
最近子供がね、長女の筆箱に入ってたボールペン出して、お絵かきしてて。
で、僕、ワンオフペンの日やったんですけど、ちょっと自分の部屋でパソコン使って、ちょっとやることあったから、ちょっとやってるときに、長女が僕のこと呼びに来て、妹がね、
白いとこに書いちゃったーって言って。
言いに来て、え?白いとこやったらいいや、別に。
紙とか、ノートとか白いとこに書いたんかな、思ってたら。
スピーカー 1
壁やった?
スピーカー 2
壁紙に、壁紙っていうか壁に、そう、ボールペンで書いてて。
わーっつって。やめてーって言って。
まあまあ、ほどほどに叱るでもないけど、やめてやーみたいな感じやったんですよ。
書いてあかんでーって言って、わかったーみたいな、うん、ごめんなーいみたいな言ってたんですけど。
で、ボールペン書くときはここーとか言って教えてたんですね。
で、その話が終わって、僕がふと気になってゴミとかを捨てに行ったときに、パパーって、ここーって言って。
じいじょうがね、その書いた長女が、ここもーとか言って。
大黒柱、真ん中の柱ね、八角形の柱の、そこにボールペンでぐりぐりーって書いてあるのがあって、
思わずそのとき、どなっちゃったんですね。
ちょーってね、ちょーどころじゃなかったんですけど、思わずね、どなっちゃって。
だけど、ごめんとは思ったんですけどね、どなっちゃって。
そう、普段、汚して家がいいよねーとか言いながら、何してもいいよーと思ってるわけでもないというかね。
スピーカー 1
せーの。せーの。
スピーカー 2
あーって思いながら、その瞬間は怒りというか、やめてあーがむちゃくちゃ強くなったんですけど、そっから何日か経ったときには、まあ、でもだなーって。
スピーカー 1
それ、そのまま削ったりしちゃう?
スピーカー 2
多少なんか、その、ペーパー当てたんですけど、全くですね。
スピーカー 1
効果なし。
そう、八角形やもんで、なんかやりすぎてもーって思うし。
色変わるしな。
スピーカー 2
そう、いやし、艶もね、出たりしてるから、それがその面だけ綺麗なものだと思いつつ。
でも、まあペーパー当てたけど、結局。
スピーカー 2
だから、そこを撫で撫でしてるんですよ、最近。手の油でツヤツヤしてこやんかって。
でもそれも、なんていうか、こう、変えてくれたおかげで、またうちやなって。
スピーカー 1
そうやな、そうやな。
スピーカー 2
そうやって怒ってしまったことも、反省できるし、自分も。
多分、過去一の清涼で怒った気がする。
その、一段階目でちょっと抑えた分、二段階目来た時には、ちょっともうそれ無理やったんす。
びょく。
スピーカー 1
それなのに、注意した後に、また言って書いてしょうた?
スピーカー 2
違う違う違う、書いてる流れでやってた。
でも自白したから、偉いって。
スピーカー 1
偉いな。
スピーカー 2
今ではね、思うし。
スピーカー 1
話聞いた後に書いてたら、怒ってしまうな。
言うたやんって言うたやん。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
やってしまうとったやんな。
軽くジャブ打って、一回ちょっと様子見ようかなって思ったんじゃない?
白い方、白い方で怒られへんかったら、こっちも大丈夫やな。
スピーカー 2
これやばいな。
まあまあでもそうやってね。
そういう事件っていうかね。
いろんな。
暮らしてる中でいろんな事があるから、それの積み重ねやったりもね、しますよね。
スピーカー 1
どうやってもさ、傷ついた方がつけてからやって話やけどさ、
傷ついた時のショックはさ、もう計り知れへんやん。
スピーカー 2
あるんすよね。
ガーンってなる。
スピーカー 1
なるけど、馴染んでくるというか、時間が解決してくれるからさ。
スピーカー 2
だってその、受験で失敗したとかね、例えば。
試験に落ちたとか、言うのもその瞬間ショックやったりね、いろいろあるけど、
結局は受け入れて、その先でどう生きていくかとか。
そういうことに向いていくじゃないですか。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
ね。
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
それも自分の人生やなって思えてくるっていうかね。
あれがあったから今があるかって思えたりとか。
スピーカー 1
そうやな。
スピーカー 2
しますしね。
スピーカー 1
そういうアクシデント的に傷つくっていうさ、ことでも自分の家、自分のものみたいなことをしてけるしさ、
前に話した、木工場建て終わってすぐにお世辞さんが棚、壁にガンガン打ち付けてる。
アクシデントと家が馴染んでいく過程
スピーカー 1
あれも自分のものにするための行為やな。
スピーカー 2
そうですね。
それがいろいろな。
その、軽トラにステッカー貼るとかね。
スピーカー 1
そうやね、そうやね。
スピーカー 2
それもそうやと思うし。
スピーカー 1
なんかでもそういう自分が感じてる違和感とかをなくしたくないなってすごく思う。
そういうニュアンス的なこと。
スピーカー 2
はい、というのは?
スピーカー 1
なんていうの、小さな疑問というか引っかかりやと思うよ。
家じゃないかもしれへん、まだみたいなとかさ、
なんかその、なんていうの、そんなもんやろって思ってさ、
過ごすこともできるとは思うけどさ、
なんかそこの感受性というか、
なくしたくないなって思うし、
このポッドキャストがなかったら言葉にはせえへんかもしれへんけど、
なんかそれをどうなんやろって思ったんや、みんな。
で、ちょっと共有できたらなって思ったわけです。
スピーカー 2
はいはい。
例えばその外壁に木材貼って、
色が落ちてきて、
あー馴染んできましたねとか、
僕ら言ったりするじゃないですか。
この、なんていうのかな、
春光写真撮るにしても、どのタイミングにするで、
暮らしと家が馴染んできた感じが撮れたらいいなとか言ったりしますけど、
その、馴染むってね、
なんなのかっていうのはやっぱりその、
そういう小さな疑問とか、
そこの感受性、そういうことを本当に大切にしなあかん気しますね。
スピーカー 1
なんていうの、家ってさ、
こう、めっちゃしっかりしたもんやん。
計画もしっかりするしさ、
新築とか特にそれでもいいけどさ、
構造計算しっかりして、
がっちり立てるもんやからさ、
なんていうのかな、僕、
永続的なもの、やと思ってた節があるんよ。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
ずっとあるもの、なんか変わらんものみたいな、
自分の実家に対してもそうやけど、
ずっとあるものやと思ってたんやけど、
最近こう、家って移ろうものなんやなって思うようになってきて、
なんかそれは自分の年齢もあるような気がするんやけど、
家は「うつろう」もの
スピーカー 1
あの、若い頃と違って、
こう、40になって、
こう、先のことを考えたり、子供のことを考えたり、
こう、たぶん自分だけじゃない、
次につなぐこととかも考え始めてるからやと思うけど、
その移ろいの中で、
自分たちの人生って移ろっていくから、
それと一緒スピードではないけど、
似たように移ろってるんやなって、
この家にいて、すごく思うようになってきて、
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
なんでその、家を直すときにも、
こう、寄り添う?みたいな、
その、真改造して、地勝ちにしたろ?みたいなんじゃなくてさ、
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ここまで頑張ってきたあなたに寄り添って、
もうちょっと頑張ってねっていうぐらいの感じで、
寄り添う?みたいな、
設計のスタンスが、その生き方のスタンスとこう、
重なってきてるような気がしてて、
スピーカー 2
あー。
うんうん。
スピーカー 1
なんか20代とか、こう、ずっと立ってるものを作ろうとかさ、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
けど、実際その、えっと、
画壁とかもこう、色が落ちてきたりとかさ、
そういう移ろいに対して、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
言い訳とかじゃなくて、
自分がなんか、しっくりくるような感じが、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
してきてる、
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
気がする。
スピーカー 2
うんうんうん。
うん。
せーの。
スピーカー 1
傷んだり、
うんうんうん。
ボールペンで描かれても、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なんか移ろいの勝てないなって、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあすぐには慣れやがるけど、
スピーカー 2
まあでもその、
まあボールペン、
木のとこあれやけど、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
壁?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
とこはまあ塗ったらいいし、
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
とは思うわもんね、それもね。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
まあ、
そうやな。
でも僕も確かに、
若い頃とは感覚違うか、
なんていうか、
こう建築でもって、
絶対的な良さを作ろうとしてたのかな、
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
建築が持つ力を過信してたっていうのかな、
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
その感じがあって、
それは今だいぶ脱力感を持って、
向き合えてる感じはしますかね。
スピーカー 1
力みみたいなのがね、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
こうやって話しててさ、
やっぱ重点を置いてるところってさ、
その後の伸びしろというかさ、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そこからの暮らしの器として、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
どう受けていけるかっていうことやから、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
この器ぐりっぐりみたいな、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
じゃない感じになってきてんのよな。
スピーカー 2
いやー、そうそうそう。
そうなんですよ。
スピーカー 1
だからさっきね、3Dイメージの話、
ノート用で話してたけどさ、
やっぱり箱自体じゃなくて、
その中での暮らしの振る舞いというか、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、どうなっていくかっていうところの話、
気になる違和感みたいな、
その針がどう見えるかとか、
そういうところを整えるっていうことなんかなって、
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
思うよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なんか、大らかでありたいような気がしてるんよな、その、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
建築がすべてをこう、決めるじゃない、みたいな。
じゃないと、移ろいに建築がついてけへんくなる。
人の移ろいについてけへんくなる。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ような気がしてて。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そこかな。
そういうことなんかな。
解像度の違いと今後の話
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
どういう話だったっけ。
ここまで来たけど。
スピーカー 2
いや、いいですよ。
スピーカー 1
ね。
答えはないな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
答えはないけど。
スピーカー 2
うん。
うん。
スピーカー 1
そう思う。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
どしっと構えて、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
作れていけるといいな。
スピーカー 2
ね。
スピーカー 1
いや、最近さ、手でエスキス。
スピーカー 2
うん。
描けますね。
そういえば。
スピーカー 1
すっげー楽しくてさ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
やっぱ、ちょっと手で描くからさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そのスケールビチビチにいかん時があるんやけど、そのスケールの誤差。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
机の大きさの誤差とかさ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
その誤差で、またちょっとあれ、ここもしかしたらこれもいけるんちゃうとかさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
その、最終期はどうでももちろん描くんやけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あの、行ったり来たりの解像度の差を、が面白くて。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
その話をじゃあ次回。
スピーカー 2
あ、そうしましょうか。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
解像度。
スピーカー 1
解像度。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
よく出る言葉。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
僕よく言っちゃう。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
その話を次回しましょう。
スピーカー 2
そうしましょうか。
うん。
スピーカー 1
次回かな。
次回じゃなかったらごめん。
スピーカー 2
いやいやいや。
スピーカー 1
一応言うとこ。
スピーカー 2
はい。
はい。
スピーカー 1
じゃあ長くなりましたが、今夜はこんなところで。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
はい。
また次の夜にお会いしましょう。
スピーカー 2
お会いしましょう。
スピーカー 1
おやすみなさい。
スピーカー 2
おやすみなさい。
29:20

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