1. 今夜も図面を描きながら
  2. #25 建築をみるという娯楽 〜..
2025-11-06 28:56

#25 建築をみるという娯楽 〜お便り回〜

【今回のトピック】

|リスナーからのお便り紹介|万博行った?|人が多い場所に行くのが億劫|家族みんなが楽しめるか|大屋根リングは見たかった|住宅じゃない建築をみる時のクセ|快適な場所の発見|地元の素材|お店いくとトイレが気になる|攻めた寸法|多くの人が使うからこその手垢|建築をみるって娯楽だ|苦労話が聞きたい|建築文化を発展させるための情報共有|フランス旅行|安藤忠雄さんにならって3日通ったロンシャンの礼拝堂|頭じゃなく身体で体感する|まずい缶詰パスタと1ユーロのワイン|建築の”泣き所”|他人の家をみるときは暮らしぶり|


今回は、お便り回です。主に住まいの設計を生業としている僕たちがどんな風に世の中の空間をみているのかをお話しました。

これからもお便りお待ちしております


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サマリー

このエピソードでは、大阪万博や建築を見る際の視点について語られています。特に、非住宅建築の注目ポイントや、他の建築家との意見交換の重要性が掘り下げられています。また、コルビジェのロンシャンの礼拝堂を訪れた体験を通じて、建築を深く感じることの重要性が語られています。安藤忠雄の建築に触れつつ、時間をかけて建物を体験することの貴重さが強調され、建築を見る視点が変わることについても考察されています。

お便りへの反応
スピーカー 1
こんばんは、今夜も図面を描きながらです。
建築設計を仕事にしているあげみとふくしまが、
よなよな図面を描きながら話していく番組です。
肩の力を抜いて、生活の真ん中にある何気ない気づきを話していけたらと思っています。
こんばんは。
スピーカー 2
こんばんは。
スピーカー 1
今日は、お便り。
ぞくぞくといただいております。
ありがとうございます。
ちょっとさばききれない感じになってきて、
全部ご紹介できないんですけど、
なるだけ読み上げていきたいと思ってます。
お便り回、おもしろいよね。
やっぱり、2人の持っている引き出しじゃないところからお話をいただくから、
それか、みたいな感じで、
どう答えようとか。
スピーカー 2
本当、考えてないところからトークテーマいただけると、
スピーカー 1
やっぱり、僕ら見てるからか思考が、
スピーカー 2
トークテーマ考えようっていうときも、
すぐ双方がいいやん、いいやんってなるような回が多いから、
そういうとこじゃない、外から放り投げられるテーマはすごくありがたくて。
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
それきっかけにね、毎度言ってますけど、僕らも考えることができますし。
スピーカー 1
答えのある質問じゃないのがいいなと思ってて、
大阪万博の経験
スピーカー 1
話しながら、考えながらね、正解じゃないところに落としていけることがいいよね。
これが正解ですとかじゃなくて、
どう思います?みたいな感じでね。
思ってること話すみたいなのがやっぱり楽しいなっていうのは思うかな。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
言っちゃいます?
スピーカー 2
言っちゃいましょう。
スピーカー 1
はい。
じゃあ、まずはこれにしようかな。
スピーカー 2
小鳥さんからたびたびお送りいただいて。
小鳥さん、ありがとうございますですね。
スピーカー 1
ありがとうございます。
あげみさん、ふくしまさん、こんばんは、こんにちは。
もうすぐ大阪万博が閉幕しますが、お二人は万博行かれましたか?
万博で好きなパビリオンや建築はありましたか?
また、住宅じゃない建築を見るとき、建築家のお二人はこういうところに注目しがちとか、建築を見るときの癖はありますか?
建築家ならではの建築を見る視点のお話を聞けたら嬉しいです。
万博行った?
スピーカー 2
結局行きませんでした。
スピーカー 1
私もです。
スピーカー 2
良くないなぁとは思いつつ、足が動かんかったなぁ。
スピーカー 1
昨日閉幕した?
そうですね。今日収録が10月の14日ですが、昨日ですね、閉幕しましたね。
スピーカー 2
行きたいとは思ってましたか?
スピーカー 1
そうでもないですか?
人が多いところが、
多いってわかっているところに行くっていうことに対して、
スピーカー 2
どうしようもなくやる気が出ないんです。
それ、うちも一緒かも。
ディズニーランドとか、USJとか、
スピーカー 1
ああいうとこも結構苦手で、
名古屋駅とかでも結構ちょっと苦手なところあるから。
スピーカー 2
わかってるんです。行ったら楽しいって。
スピーカー 1
行ったらきっと楽しい。
スピーカー 2
ただ、今度は電車に乗るとか、帰り大変やなとか、
スピーカー 1
わかってる困難を、目に見える困難を想像すると。
スピーカー 2
この、結局行かなかったっていうところにも、何かこう、価値観出てんであろうなと思って。
スピーカー 1
何かそう、きっと。
スピーカー 2
何がって言うと難しいですけど、そういう道中のね、問題とか。
あとは、たぶん一人で行くとしたら、とことん見て回りたくなるから、
1日とかじゃなくなるんですよ。
だから、複数回、複数日、たとえば一泊してとか。
だから、そういうこと考えると、どんどんこう、ハードルが上がっていきますね。
家族との予定の調整とか。
そうそう。建築を見るってなったときに、
たとえば子供がとか、妻が楽しめるかって思ってしまうよね。
スピーカー 1
もうちょっと大きければね、子供が。
スピーカー 2
それはあるかな。
ちょっと何時間とかね、待つのって、ちょっとね、もう大変っていうのは想像するだけでね。
スピーカー 1
考えても嫌やもんね。
スピーカー 2
でも、パビリオンはあれでしたけど、見たかったなって思うのは、あの大屋根リングは見たかったなとは思います。
あの規模の木造建築は、たぶん一生で見れなかったんやろうなとは思って、後悔はしていますね。
あとは、トイレとかね。
スピーカー 1
トイレとか休憩所とかで、知り合いの建築家とかが設計手掛けてたりとかするのも、ちょっと見に行ったほうがよかったなっていう、見に行ってあげたかったなっていうのは、そういう思いはあります。
スピーカー 2
行かないぞ!みたいにして、行かなかったわけじゃないです、決して。
でも、ほんとこういうときにフットワーク軽くね、動けるような状況におりたいなとは思ってるんですけどね。
建築を見る視点
スピーカー 1
まあ、なんかね、根がね、そんなにアクティブじゃないというか。
お祭りにいさんでいけない自分にいくつになってもちょっと変わらんね。
またその行った方、感想とかあればね、いただけたら嬉しいですね。
スピーカー 2
だから僕、好きなパビリオンとか語ることがないからな。
語ってはいけないような気もするからさ。
スピーカー 1
見ていない。
住宅じゃない建築。
スピーカー 2
住宅じゃない建築見るとき、どういうところ見ます?
スピーカー 1
大きい建物だと、設計者がここらへん気持ちいいよとか用意すると思うんやけど、
使ってる人が自分で見つけて、いい場所っていう、居心地のいい場所っていうのを見つけてるのを探すのが結構好きで、
予想してたというか設計してた通りなのか、もっと違う素敵な使い方。
子供たちが遊んでる風景とか、そういうの見るのは面白いなと思う。
スピーカー 2
そうですね。
僕は、大きい構成とか建物の配置とか、庭とか空地がこういう風にあって、人が動線としてこう動いてとか、
そういうところと、住宅見るときとあんま変わらないところかなとは思いますね。
特に住宅見るときは、お節さんがある個人なので、その人の趣味・趣向がすごい出てると、見てて嬉しい気持ちになりますし、
例えば、公共建築であれば、街の素材、街でよく撮れる素材だとか、
そういうものが使われてたりするのを見ると、ちょっと嬉しい気持ちになりますかね。
スピーカー 1
その土地の石とか木とかってことね。
スピーカー 2
そうそう。
なんかそういうので、使われてるのとかを見ると、いいな。
ショップで、ブランドとかでもそうですね。
ブランドの伝えたいメッセージっていうのを、こういう素材とか、こういう室内で伝えようとしてるんやっていうのがリンクしたりとかすると、
なるほどって思いますかね。
スピーカー 1
確かに確かに。
スピーカー 2
やっぱりメッセージ性がちょっと強くなるのかな、住宅よりも。
スピーカー 1
コンセプトがね、しっかりあって、用途によるよね、建物のね。
図書館とかはさ、使いながら体感できるからさ、
やっぱ行ってて楽しいなってすごい思うし、見るものによる気はするけど、
小さなさ、レストランとかさ、やっとさ、絶対トイレ見るもんな。
スピーカー 2
トイレ行く。
スピーカー 1
トイレがどうなってるかが気になるっていうのはですね、あるよね。
スピーカー 2
僕、あるカフェのトイレ行ったときに、出入り口の幅、扉の幅、500ぐらいかな、あれ。
スピーカー 1
むちゃくちゃ狭くて、
スピーカー 2
あ、でも使えるなって思った。
スピーカー 1
そういうなんか、なんていうの、寸法的にもやっぱりこう、攻めることがある。
スピーカー 2
なんかそういうのも見ると面白かったりしますね。
スピーカー 1
なるほど。
住宅よりもたくさんの人が使うから、使う素材によってやっぱ痛みとか汚れとかがよく出るから、
それは見てて、その手垢というかね、手の汚れがすごい出てるなとかは、これ使ったらあかんなとかさ、思うよな。
スピーカー 2
そういうこそ、なんかレバノン料理食べれるレストランやったかな。
客席の近くに収納の扉があって、そこがプッシュ式の扉やったんですよ。
よく押すところ、真っ黒になってて。
素材も別にこう、汚れ防止できるような、汚れつきにくいような素材使ってるんじゃなくて、自然素材というのかな。
ただの塗装と言えば塗装なんですけど、そういう素材を使ってて、
スピーカー 1
で、過度に使用頻度が高いから、そういうことになってくんやなっていう学びにもなってたりしますね。
スピーカー 2
そういうなんか、成功とか失敗とか別にそういうことじゃないんですけど、やっぱ住宅とは違うからこそ学べることはたくさんありますね。
幅とかね、寸法関係もそうですね。
スピーカー 1
測りたくなったりね、するよね。
スピーカー 2
ちっちゃなメジャーをいつも入れてて、さっと目を盗むように測っていくみたいな。
いや、そういうのありますね。測ってたりとか、あとはむちゃ触ってたりとか。
スピーカー 1
下から覗いたりな。
スピーカー 2
覗いたり、そう。触ったりね。
スピーカー 1
ちょっと、はばかれるときはスマホで下から撮るとかね。
スピーカー 2
それはたぶん建築やってる人の差がですよね。
スピーカー 1
するな。厚みとかね。
住宅見るときもそうやけど、リティールの納め方で作った人の考え方、こう見せたかったんやなとかっていうのがあるから、
そういうとこ見て、なんでここの高さに設定したんやとかを話すのが楽しいよね。
高さ関係は面白いかな、見ててね。
スピーカー 2
あげみさんって建築見に行ったりとかするときに、事前に調べます?建築の情報とか、雑誌とかでその建築のコンセプトとか。
スピーカー 1
調べへん。ほとんど。なんとなく知ってるものはあるにせよ、わざわざ本で見てから行くとかは。
ほんとにさ、娯楽やと思うね。建築見るって。
だからこう行って、わー楽しいみたいになって。
で、特に建築してる子と一緒に行ったら、ああやこうや言うのがやっぱ楽しいから。
それ。それについて。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
作った人がいればなお楽しい。設計した人がいると話聞けて。
スピーカー 2
はいはいはい。
なんかあれですよね、内覧会とか行くと苦労話聞きたくならないですか?
なんかこうやって大変じゃなかったですか?とか言って。
スピーカー 1
この収まり、だいふさんとかよくやってくれましたね。とか言って。
スピーカー 2
そういうのを皮切りに。
現場との動向とか、おせっさんとのやりとりがどうとか。
スピーカー 1
なんか見えてくる空間とは違うところをね、やっぱりちょっと聞いてみたくなるっていうか。
スピーカー 2
やっぱりこう、うよ曲折、さまざまな判断があって最終形態に至ってるじゃないですか。
なんかすべて思い通りにいってるなんてね、ことないと思うんですよ。
スピーカー 1
せやな。
スピーカー 2
そうそう。だからそういう、なんていうのかな。
そういうところを踏まえて、また建築を見たいなって思ったりして。
スピーカー 1
割とね、やっぱ、やってる側で見るとこう、頑張ったところとできなかったことみたいなのはやっぱ、同業者として聞かせられるとなんか胸が熱くなるよね。
スピーカー 2
なります、なります。
スピーカー 1
すごい努力だなとかさ。
やっぱみんな、みんな必死に見せてもらうのは面白いし、見せてくれるっていうことが本当にね、田舎やとありがたいよね。
数が少ないしね。
スピーカー 2
そうやな。
スピーカー 1
もっといいもん作ろうとかしようと思うとやっぱり、切磋琢磨というか、見せ合って話したりして、言葉にして、してかへんと積み上がっていかん。
自分だけじゃやっぱ、もったいない気するよね。
そうですね。
スピーカー 2
建築の文化としてみたいな目で見るとですよね。
そういうところはありますね。
スピーカー 1
あと、普通にな、文化もあるし、技術的にも、こうやってやったらもっと簡単にやったりとか、こうやって納めたほうがリスク少ないよとかね、なんかめちゃくちゃあるから、
やっぱ経験値というか、違うことやってる人たちと付き合わせるといろんな発見があるから、とは思うかな。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
あの、フランスに1ヶ月旅したことがあって、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
すっごい昔、2010年とか。
はいはいはい、10年。
ロンシャンの礼拝堂を訪れて
スピーカー 1
で、コルビジェっていう、もう誰もが知っている建築家の建築を見に行ったんよ。
はい。
大学出てすぐで、どう見るかとかっていうか、おい、これ教科書載ってたやつや、みたいな感じでしか見、見方わからんくて。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
なんかロンシャンの礼拝堂って、コンクリートの、ちょっと鳥の形したような、鳥が寝てるような形にした建物があって、
それを見に行ったときに、あの、安藤忠夫さんっていう有名な建築家、3日間通ったって言って。
スピーカー 2
安藤さんは?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
話を聞いてて。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
時間だけはあったからさ、とにかく3日通ってみようと思って。
はい。
毎日朝行って、夕方まで、ただ座って、過ごすっていうことをして。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
コンクリートのさ、建物やからめちゃくちゃ寒くてさ、で、もう、そのホテルの毛布借りて、ただ座って3日間。
うん。
やったなあ、なんか見方っていうか、なんか体に落ちてくるまでというか、こうなんていうの、過ごすみたいな。
結局何かって言葉に要せへんないけど、なんか感じるっていうのもすごい大事ってかなって。
あー。
なんていうの、そういうの、こうすり込まれるじゃなくて、こう染みてくるまで寒さがすごい染みてきてこう。
はいはいはい。
で、あの、ステンドガラスがこう散りばめられてて、で、あの、光が入ってくる、時間帯でいろんなとこから光が入ってくるから、その移ろいを見たりして。
はい。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
まあ、建築ってね、本当になんないのなって思うよね、その機能のない境界やしさ。
はい。
スピーカー 2
あー、でも本当、3日もいたら、3日もって、まあ人によってあれかもしれんけど、やっぱりこう、頭で考えたりとか、なんかウキウキしたこう、わー、あの建物や、みたいにして見てるところから、どんどんこう冷静になってこう、感覚でね、どんどん体感できるような気がするから。
その、一時じゃなくて、こう、長い時間、あの、建築を体験するって、かなりこう、貴重な経験してますね。
体験を通じた建築の理解
スピーカー 1
うーん、さすがにね、僕も3日もって思ってさ、旅してる途中で知り合ったさ、大学生の建築やってる子がいてね、
ロンちゃん行くけど行くって言って1日目一緒に行って、1日終わったときに、ロンちゃんって2日目以降へらしいでって。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そうすかーって言う。行く?
スピーカー 2
はいはい。
行きますって言って、2日目終わって、半導多導は3日行ったらしいでって2日目終わったときに、さすがに行ってくれ。
他にもね、行きたいとこあるし。
スピーカー 1
そうさ、彼は2日で帰ってって、僕は3日。
なんかお昼にね、あの、お昼ご飯を食べるときに外へ出て、ちょっと近くにこう、丘みたいな、ロンちゃんの礼拝堂を見るための丘みたいな、なんて、いい具合の丘があって、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そこで日向ぼっこしながら、食べるご飯がすごくおいしかった。
へー。
太陽の光ってありがたいなーとか、カッパするわーとかさ。
スピーカー 2
それ季節はいつ頃やったんすか?
スピーカー 1
あれは、春やったかな。桜の時期に出たような気がする。
うーん。
そう、たぶん春頃やな。
スピーカー 2
あー、過ごしやすい時で。
スピーカー 1
そう、でもほんとにさ、お金がなくてさ、レストランとか入ると、その、たぶん1日これぐらいの値段でいけるって思って生活してるんやけどさ、
はい。
それさ、つまり残り1日になったらもう、あと5000円とかしかないっていう可能性があるから、そんな怖いことできひんやん。
はい。
だから、切り詰めて切り詰めてしてて、毎日スーパーの缶詰のパスタっていうのがあって、で、それがさ、もう2ユーロぐらい。
スピーカー 2
あー安い。
スピーカー 1
驚くほどまずいんよ。驚くほどまずくて、とてもスタッフじゃ食べれるような味じゃなくて。
1ユーロのワインがあって、1.5ユーロぐらいかな?
ワイン安いからさ、で、まずワインをおもむろに飲んで、ちょっと味がわからんくなるぐらいまで飲んで、
いい感じになってきたときに、そのパスタを。
スピーカー 2
舌がバカになったぐらいね。
スピーカー 1
それでも辛いみたいな、あんなおいしくないパスタを僕も自分の人生で、あの1ヶ月嘘ぐらい食べた。
スピーカー 2
そんなになんや。
スピーカー 1
もうちょっとパンこうてサンドイッチをもっと作ればよかったんやけど。
持ち運ぶがなかなかね、移動ばっかしてたから、食べれへんかったな。
いやほんとに、でもいろんな、途中で出会ったフランス人の人の家に泊めてもらったりとか、
日本人の料理人の人にまかない、作ってもらったりとかね。
助けられて1ヶ月旅した。
なんかでもやっぱり建築、たとえばこの家の建築さ、憧れてたからさ、こう帰ってきてからもったいなかったなと思う。
あまりにも憧れが強すぎて、これが正しいとか、これが教科書に載ってるやつっていうな。
おがみに行くみたいなさ、感じになってしまって。
もっとなんか身近に感じられるようなというか、泣きどころを探すというかさ。
建築と暮らしの楽しみ
スピーカー 1
さっきのあれじゃないけど、泣きどころみたいなのはすごい僕好きで、建築がすごい身近になるような気がしてて。
はい。
なんていうの?失敗してる?
スピーカー 2
泣きどころ。
スピーカー 1
失敗してるとこっていうわけじゃないんやけど、こいつも頑張ってるなって思うようなとこを探すみたいなのは建築が楽しくなる。
かっこいい建築だってね、やっぱちょっとモノタリアンというかかっこいいですねって言われるけど。
頑張ってる子見ると応援したくなるみたいな。
スピーカー 2
神ってね、言われたりしますけど、同じ人間やぞっていうとこですね。
スピーカー 1
そうそうそうそうそう。
そんなとこかな。
本当はね、こう、家の人んちに行ったときの建築家目線みたいな話はしたくてネタ帳にずっと入ってるんやね。
スピーカー 2
うん、入ってますね。
スピーカー 1
でもこれを話してしまうと、人んちに行ったときに、
これを聞いてる人が、こいつまたここ見ようとしてるなみたいな。
スピーカー 2
ね、そうかも。
でもまあ、まあそうやな。
スピーカー 1
人の家見してもらうの楽しいからな。
特に住んでるやつ。
はい。
出来立ての内覧会とかじゃなくて。
スピーカー 2
そうそうそうそうね。
スピーカー 1
建築が楽しいっていうか、建築に対しての住まい手の暮らしぶりを見るのが楽しい気がする。
スピーカー 2
うん、それです。
スピーカー 1
建築設計した人との兼ね合いとかもあるやん。使ってる使い方を見てると。
はい。
そういうのも見れて面白いし。
スピーカー 2
かえって僕、おさまりとかそんな見ないですよ。
使い方。
うん、使い方。暮らしぶり。楽しそうか?とか。
スピーカー 1
そうやな、そうやな。そういうとこ見て。
僕がいいなと思うのはやっぱ、ガンガン釘売ってるとか。
壁ね。棚つけてるとか。
はい。
好きにやってるのがいいなと思う。
そういうの見ると嬉しになるし。
じゃあ、こんなところです。
はい。
いいすか?
スピーカー 2
はい、大丈夫じゃないでしょうか。どうでしょうか?小鳥さん。
スピーカー 1
また送ってください。小鳥さん。2回目かな?読ませさせてもらったの。
スピーカー 2
ご紹介する、そうですね。
はい。
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 2
ありがとうございますね。
前回のお答えがよかったんだろうか。
スピーカー 1
ホテルライクやんな、小鳥さんのいただいたの。
スピーカー 2
そうや、そうや。
スピーカー 1
ね。
面白い質問をありがとうございます。
スピーカー 2
ありがとうございます。
スピーカー 1
じゃあ、また次の夜にお会いしましょう。
スピーカー 2
お会いしましょう。
スピーカー 1
おやすみなさい。
スピーカー 2
おやすみなさい。
28:56

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