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あげみ
なんか確かにこう、一概に暗いと言ってしまうと、あのひとまとめになってしまうけど、福島くん家の暗いとうちの暗いがちょっと違うなーってその話をしてて思って、うちはその壁がまだ直してない場所がね、
木の木目の付き板みたいなんで、結構濃い色で、天井も低くて、窓が透明じゃなくてすりガラスってちょっと模様が入ったね、古い感じのやつで、朝起きて照明つけたくなるよね。
この家はそういう感じじゃないじゃん。
ふくしま
でもつけてますよ。
あげみ
あ、つける?
ふくしま
朝は。
あげみ
キッチンはね、前に窓がないしね。
今僕らダイニングに座りながら話してて、ここには大きい履き出しの窓があってね、外が明るいので、その光を分けてもらってるっていう感じで。
ふくしま
そうですね。
あげみ
北側の窓から光が直接、陽が室内に差し込むってことはないんやけど、外の地面に当たった光がバウンドして中に入ってて、ふわっと明るくて、いらんよねっていう感じなんよね。
やっぱり要望として、どっちかって言ったら明るい方がポジティブな印象を受けて、暗いっていうのがどうしても良くないというかね。
その暗さの振り幅が、もうちょっと共有できるものがあればいいのにね。
言葉でも伝わりにくいし、体感としても数値化できるものじゃないから、照明器具を選ぶにしても、人によってはこれは明るいし、これはあまりにも電球色の色が黄色く感じる人もいるし、
逆にちょっとでも白い光が入る照明だと寒々しいって感じる人もいるし、すごく感覚的な要素が大きくて、毎回悩む。
ふくしま
僕はいつもお客さんに話すときは、太陽と共に光の環境ってあるべきと思っていて、朝は白い光っていうか、朝から昼にかけてから、昼にかけてはもう白い光で、
だから日中活動的に使う場所、ワークスペースだとか、例えば仕事場とか、そういう場所は、そういう白い光、昼白色っていうのかな、が適してるかなとは思うんですけど、
基本的にいるリビングだとか、夜仕事から帰ってきて、ゆったり落ち着くように過ごす場所っていうのは、夕日とか、それに近いような色で揃えていくのが、人間のバイオリズム的に合ってる光環境だと思ってますって言って、提案することが多くて、
かつ、光の高さも低め、床が明るいというか、ような状態を良しとすることが多いですね。
あげみ
天井は明るいより高いかな。
天井がちょっと暗い方が落ち着くよね。重心が下がるというか。
ふくしま
そうですね。
あげみ
やっぱり、ペンダントの良さってそこやな。
ふくしま
そうですね。
あげみ
福島はペンダントが4つか、リビング、ダイナー、キッチンで。
ふくしま
そうですね。あっちが最近、仮設って感じで作ったやつですけど。
あげみ
あとはレセップ、ブラケットっていうのかな。
壁付けの照明があって、天井には照明がついてなくて、ダウンライトがないんですよね。
ふくしま
基本的に天井を見上げた時に綺麗な方がいいなと思ってますね。器具が見えないというか。
あげみ
電気も壁から取って、上には金具だけっていう形にしてるんよね。
ふくしま
そうですね。
あげみ
天井に付けたくないよね。
ふくしま
はい。
床に近いところは物がたくさん置かれたりとか、割とごちゃごちゃとしてくるんですけど、
目線の高さより上に関しては、やっぱりあんまり物が出てこないし、
そこがすっきりしてると、下半分どんだけごちゃごちゃでもバランス取れるんですよ。すっきり見えるというか。
あげみ
天井面は手が届かないところだから、意匠としてすごく見せれる場所だから、
そこにごちゃごちゃ付けたくないっていうのは。
ふくしま
その時にこういう広い空間にした時は照明計画すごく難しいですよね。悩みますね。
あげみ
そうやね。この家だと均質な照明っていうのは諦めてるというか、最初から狙ってなくて、
家具とか人の居所になりそうなところに照明を落として、場所を明示していくというかね。
テーブルの上でペンダントが下がってたり。
あげみ
逆にあれやね、そこ以外の使い方をすると、ちょっと手元が影になったりとか。
ふくしま
そうですね。
あげみ
そういう面もあるけどっていうところやね。
ふくしま
それに関してはもうスタンドライトとかフロアライトとか、そういうもので補っていけばいいと思ってやってたので。
ただ今子供がちっちゃいので、不要意に空間の真ん中に置いたら簡単に倒してガシャンしちゃいそうで。
あげみ
スタンドライトは怖いもんね。
ふくしま
結構欲しいスタンドライトって10万とか。
そんな安く買えるもんじゃないのが欲しくなっちゃってて。
あげみ
気軽にこけて欲しくないもんね。
ふくしま
そうなんですよ。なのでちょっと我慢してます。
あげみ
うちは床にボールみたいな照明を寝室とか置いてて、やっぱり天井の照明はほとんどつけやんくて。
それだけで寝るときは過ごしたりとか落ち着くよね。
観葉植物用の植物を育てるための照明みたいなのを買って、あんまり外へ出してあげられない時とかにいるって教えてもらったからやってんけど真っ白でさ。
植物にはいいけど、僕にはやっぱり電球色はいいなって思うし、ちょっと暗い方が落ち着くなって。
ただ子供がいると暗すぎると目が悪くなるんじゃないかとかさ。
夜で一人暮らしの時はほとんどつけやんくて、スタンドライトだけで過ごしてるとか普通だったからさ。
家の設計させてもらうとやっぱりお子さんがいるところが多いから、これの方が落ち着きますよとは言うけど、やっぱりダイニングで勉強したりとかするから、バランスがスタンドライト置くか電球色から温白色とかちょっと明るめにするとか、
そういうことを考えて毎回お施主さんとお話ししながら見てもらってね。
ショールームに行って体感してもらわんと、僕の感覚ではこれぐらいでいいかなっていうのが共感できるものなんか思ったより暗いですねってなるんかが…。
電球変えたら、色変えるんやったらいいんやけどね、照明の数は後から増やすのが難しいよね。
ふくしま
でも割とちょっと足りないぐらいで出すことが多い気がするな。
あげみ
その分コンセントを多めにしておいて、ここ足りなかったらスタンドライトいけるなとかいうのでコンセントを用意することが多いかな。
でもペンダント多すぎるのもうるさくなりますからね。
このシェードのデザインが揃ってこないとまたそれはそれで気になるし、
特にダイニングのところはシェードの高さをかなり低くした方が本当は料理が美味しく見えて雰囲気も良くて、
やっぱり慣れてないと目に入ってくる場所にあることに対しての違和感っていうのも人によってはあるからさ。
ふくしま
光源がまるっと見えちゃうとやっぱりさすがに目にうるさいなとは思うんですけど、
こうやって話してる時にもちらつくというか、それは良くないなとは思うんですけど、
シェードの形とかさえ選べばかなり低く抑えるのは。
あげみ
これE17やんね。
これも勇気いるよね。
24か。明るさが足りるかどうかで。
ふくしま
これLEDやからな。何ワット相当って言ったかな。
40相当ぐらいかな。
あげみ
つけてみていい?
ふくしま
下ですね。
あげみ
いいですね。
ふくしま
光源が見えないっていうのは大きいな。
汚っ。
あげみ
注目すると。
埃がたまるから嫌っていう人もいるよね。
ふくしま
それはそうやな。
あげみ
やっぱり電球自体を透明なやつよりも乳白にしたり、表面見えるところをコーティングしちゃって、
反射させて、壁にバウンドさせて光らすとかを選ぶことが多くて、
やっぱり裸電球の透明なやつにして目に虫みたいなのが残るのがやっぱりあれは不快やから、
昔は透明なやつでいいなと思ってたけど、
ふくしま
あれで使うなら10ワットとか、そういうフィラメントの形を楽しむための電球ぐらいじゃないとさすがに目が疲れてしまって無理やから。
あげみ
でも電球の形を楽しむ。
首の細いところがLEDだとプラスチックがあるとか、何も指定しないと工務店さんが付けてくれるんだけど、
ふくしま
それじゃないんですよ。
あげみ
全部これで買いました。
ふくしま
ちゃんと選ぶとそれなりに値段しますからね。
あげみ
でも今ガラスじゃないやつもあるもんね。
プラスチックみたいなんでさ。
ふくしま
そんなんあるんですか?
あげみ
スタンダード、ダイソーがやってる。
ふくしま
ありますね。ちょっとオシャレレーベルみたいな。
あげみ
あそこがすごいかわいい電球を、安かったね。1000円ぐらい売ってたんかな。
あそこで見たんやと思うけど、ガラスじゃない。
どうかな?ちょっとはっきり覚えてないけど。
でもやっぱり気になる人は絶対気になるところだから。
あげみ
全部完璧にしたらそれは安心なんやけど、ちょっとオーバーになるんやと思う。
ふくしま
人ってそういうもんっすよね。
あげみ
ちょっと足りないくらいにして、そこから足した方が自分のちょうどいい。
ふくしま
ほんとそうなんですよ。
最近インスタに投稿したんやったかな。
コップ1杯のお湯を沸かしたいだけやのに、
その3杯から5杯ぐらいのお水入れて、夜間でお湯を沸かしちゃうみたいな癖があって、
全然足るを知れてない。
人の本能ってきっとそういうとこなんやろなと思って。
足りなかったらあかんなとか。
あげみ
僕もそれすごい嫌でさ、
しっかりとした魔法瓶こうてさ、
お湯をもう1回沸かして入れといて、
で、飲みたい分は水筒から出して、
冷めてきてたらそれだけちょっと温めるとか。
だいたいで入れると無駄が出るやん。
ふくしま
出ます。
あげみ
それはただの熱をね。
ふくしま
そうそうそうそう。
なんかそういうことってありますよね。
空間の広さもそうですけど。
あげみ
でも特に設備関係なんでそうじゃない?
ちょっと話変わってるけどさ、
キッチンとかさ、お風呂とかさ、
これもあった方がいいですよ、これもあった方がいいですよ、
こうなんか悪魔の囁きみたいなのをさ、
ショールームで言うと、
それはいらん、いらん、いらんと思うよって言うけど、
やっぱりある方が安心やし、
建築で全部補う必要がない気がしてて、
ふくしま
そう思いますよ。
あげみ
暖房とかを別にユニットバスに入れる必要がない。
寒いか寒かったら欲しいかなみたいな。
どうでしょうみたいな。
ふくしま
そうですね。
あげみ
でも僕ちょっと今自分の家すごい寒いから、
欲しいなって。
入れたくない。
入れといてないなみたいな。
寒いんですよ。
ふくしま
ちょっとしたライフハックですけど、
お風呂入る前に温かいシャワー出して、
一回壁をね、温めるんですよね。
それするだけで入った瞬間の温かさ、
全然違うよね。
あげみ
何やろうな、本当に。
ふくしま
輻射熱って結構大きくて、
今日もこれ窓開いてますけど、
閉めてたら結構ひんやりしてるんですよ、この中って。
あげみ
開けてる方が?
ふくしま
温かいんですよ。
風でっていうところもありますし、
地面からの輻射熱で温かいみたいなところもあって、
結構バカにできないですね、輻射熱って。
あげみ
確かに古い家の造作のお風呂とか、
タイルとか冷たいからさ、
お湯ビャーってやってた。
するする。
ふくしま
そういうところであれですよね。
明るい暗いも一緒で、
明るい方がいいなって、
余裕見た明るさを設定しちゃいがちですけど、
実はそんないらんみたいなこともあると思うんですよね。
あげみ
でもな、設計してさ、
やっと完成してさ、
暗いですねって言われた時のドギマギ感がない?
ふくしま
そうですね。
クレームっていうかね。
あげみ
暗かったかってさ、
結構気にかけるかな。
でもこうやって見てもらえるといいよね。
僕も今家直してて、
そういうことをちょっと暗めにしておいた方がいいかもしれない。
ふくしま
でも夜体験してもらえるってなかなかないですね。
お客さん来てもらうにしてもやっぱり日中が多いから。
あげみ
そうやね。
ふくしま
やっぱり宿か、ゲストハウスか。
どっか建てなあかんな。
あげみ
これをゲストハウスにして自分の家に。
ふくしま
でもそれもいいな、2軒目。
夢あるわ。
あげみ
うち蔵があるからさ、
蔵の張りがすごい立派でさ、
これはゲストハウスにいけんちゃう。
ただ窓何にもないよ、ちっちゃい。
真っ暗いけど、ランプの宿みたいな感じで。
それでいけそうやなって思う。
ふくしま
そういうの夢あるな。
あげみ
結構やっぱり古民家というか、立ってる中古物件の良さって広さがあるというかね。
建てやんでいいっていう。
ふくしま
しかも考えるベースがあるというか、
無から作り出すじゃなくて、これをどうしたら良くなるかとか、
これで足りないものってなんなんやろうとか、
いう風にして手を加えれるっていうのはすごく大きいですね。
あげみ
歳のせいなんか、今までは全部作ってとか、新しいものを作りたいっていう思いが強かったんやけど、
古民家、うち築100年超えてる古民家やから、
これを僕らが直して、どう次に繋ぐかっていうことが最近ちょっと気になってて、
自分らがええやっていうよりは、100年も残ってる良い建物やと思うから、
それを朽ちさせないために何ができるかっていうのも、
蔵やったら蔵でさ、その良さを生かしながら今の時代にあった使い方とか、
新築とやっぱりちょっと観点が違って、
ふくしま
そうですね。
あげみ
新築は建てれるし、理想の住まいに寄せていける良さがあって、
一方でやっぱりエネルギーをすごく使うんで、
今ある資源をっていう観点で中古物件っていうのは、
それはそれでいいなとは思ってて、
できることをやってみたいなっていうのが、
やっぱり条件がいろいろ諦めなきゃいけないことがたくさんあるから、
福島君の家に来るとやっぱりいいなっていう、
平屋で。
ふくしま
うちも結構古い農家住宅みたいなものを参照しながら設計したところはあって、
玄関入って土間続きで、おくどさんがあってみたいな、
そこから小上がりになって生活の場所になっていくみたいな、
そういう古い慣習というか、そういったものを取り入れた新しいお家というか、
新しいんですけど古さも感じてもらえたらいいなと思って。
あげみ
なんていうかそんな変わらないことというか、
デザインして今っぽくは見えてるけど、