1. 今夜も図面を描きながら
  2. #4 光と影が織りなす「心地よ..
2025-06-19 33:25

#4 光と影が織りなす「心地よい明るさ」って?

【今回のトピック】家の中が暗いってネガティブ?ポジティブ?/影の重要性/照明の種類とバイオリズム/天井を美しく/照明器具の選び方/少し足りないから始める/余白が大事/次世代へ継ぐこと/


今回は家の明るさをテーマに話をしてみました。

お聴きくださってる方は普段どんな光のなかで暮らしていますか?


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サマリー

このエピソードでは、建築設計士の励美さんと福島さんが明るさの感覚と、それが家の雰囲気に与える影響を探っています。彼らは暗い空間の意味や、それをポジティブに受け止める方法、照明デザインの選び方について語ります。また、明るさと影のバランスが心地よい空間を作る重要性について考察しています。特に、住まいの照明の工夫や、古民家の魅力が現代の生活にどのように生かされるかに焦点を当てています。光と影のバランスを通じて、人々の暮らしやデザインへの影響が探求されています。福島さんが撮影した自然光を使った写真がその美しさを際立たせており、住まい手の創造性が光る事例が紹介されています。

明るさの捉え方
あげみ
こんにちは、今夜も図面を描きながらです。建築設計を仕事にしている励美と福島が、夜な夜な図面を描きながら話していく番組です。肩の力を抜いて、生活の真ん中にある何気ない気づきを話していけたらと思っています。
ということで、2本目。今日は一緒の日に録っています。お昼ですね。すみません、本当に。夜1回しか喋っていません。
2本目何話そうっていうことを、ちょっと今休憩しながら話していて、明るさについてっていうのがどう?みたいな感じですね。
ふくしま
うちはね、全体で言うと若干暗め、直射日光が入らずに暗い環境で、あげみさん家も暗いっていう言葉が出たりとかしてましたけど、家の中が暗いっていうことをネガティブなことなのか、それともポジティブに捉えることなのか、なんかそんなお話できたらいいですかね。
照明の話とかも合わせて、まあそうやって展開できたらいいかなって。
あげみ
なんか確かにこう、一概に暗いと言ってしまうと、あのひとまとめになってしまうけど、福島くん家の暗いとうちの暗いがちょっと違うなーってその話をしてて思って、うちはその壁がまだ直してない場所がね、
木の木目の付き板みたいなんで、結構濃い色で、天井も低くて、窓が透明じゃなくてすりガラスってちょっと模様が入ったね、古い感じのやつで、朝起きて照明つけたくなるよね。
この家はそういう感じじゃないじゃん。
ふくしま
でもつけてますよ。
あげみ
あ、つける?
ふくしま
朝は。
あげみ
キッチンはね、前に窓がないしね。
今僕らダイニングに座りながら話してて、ここには大きい履き出しの窓があってね、外が明るいので、その光を分けてもらってるっていう感じで。
ふくしま
そうですね。
あげみ
北側の窓から光が直接、陽が室内に差し込むってことはないんやけど、外の地面に当たった光がバウンドして中に入ってて、ふわっと明るくて、いらんよねっていう感じなんよね。
やっぱり要望として、どっちかって言ったら明るい方がポジティブな印象を受けて、暗いっていうのがどうしても良くないというかね。
その暗さの振り幅が、もうちょっと共有できるものがあればいいのにね。
言葉でも伝わりにくいし、体感としても数値化できるものじゃないから、照明器具を選ぶにしても、人によってはこれは明るいし、これはあまりにも電球色の色が黄色く感じる人もいるし、
逆にちょっとでも白い光が入る照明だと寒々しいって感じる人もいるし、すごく感覚的な要素が大きくて、毎回悩む。
ふくしま
僕はいつもお客さんに話すときは、太陽と共に光の環境ってあるべきと思っていて、朝は白い光っていうか、朝から昼にかけてから、昼にかけてはもう白い光で、
だから日中活動的に使う場所、ワークスペースだとか、例えば仕事場とか、そういう場所は、そういう白い光、昼白色っていうのかな、が適してるかなとは思うんですけど、
基本的にいるリビングだとか、夜仕事から帰ってきて、ゆったり落ち着くように過ごす場所っていうのは、夕日とか、それに近いような色で揃えていくのが、人間のバイオリズム的に合ってる光環境だと思ってますって言って、提案することが多くて、
かつ、光の高さも低め、床が明るいというか、ような状態を良しとすることが多いですね。
あげみ
天井は明るいより高いかな。
天井がちょっと暗い方が落ち着くよね。重心が下がるというか。
ふくしま
そうですね。
あげみ
やっぱり、ペンダントの良さってそこやな。
ふくしま
そうですね。
あげみ
福島はペンダントが4つか、リビング、ダイナー、キッチンで。
ふくしま
そうですね。あっちが最近、仮設って感じで作ったやつですけど。
あげみ
あとはレセップ、ブラケットっていうのかな。
壁付けの照明があって、天井には照明がついてなくて、ダウンライトがないんですよね。
ふくしま
基本的に天井を見上げた時に綺麗な方がいいなと思ってますね。器具が見えないというか。
あげみ
電気も壁から取って、上には金具だけっていう形にしてるんよね。
ふくしま
そうですね。
あげみ
天井に付けたくないよね。
ふくしま
はい。
床に近いところは物がたくさん置かれたりとか、割とごちゃごちゃとしてくるんですけど、
目線の高さより上に関しては、やっぱりあんまり物が出てこないし、
そこがすっきりしてると、下半分どんだけごちゃごちゃでもバランス取れるんですよ。すっきり見えるというか。
あげみ
天井面は手が届かないところだから、意匠としてすごく見せれる場所だから、
そこにごちゃごちゃ付けたくないっていうのは。
ふくしま
その時にこういう広い空間にした時は照明計画すごく難しいですよね。悩みますね。
あげみ
そうやね。この家だと均質な照明っていうのは諦めてるというか、最初から狙ってなくて、
家具とか人の居所になりそうなところに照明を落として、場所を明示していくというかね。
テーブルの上でペンダントが下がってたり。
照明のデザイン選び
あげみ
逆にあれやね、そこ以外の使い方をすると、ちょっと手元が影になったりとか。
ふくしま
そうですね。
あげみ
そういう面もあるけどっていうところやね。
ふくしま
それに関してはもうスタンドライトとかフロアライトとか、そういうもので補っていけばいいと思ってやってたので。
ただ今子供がちっちゃいので、不要意に空間の真ん中に置いたら簡単に倒してガシャンしちゃいそうで。
あげみ
スタンドライトは怖いもんね。
ふくしま
結構欲しいスタンドライトって10万とか。
そんな安く買えるもんじゃないのが欲しくなっちゃってて。
あげみ
気軽にこけて欲しくないもんね。
ふくしま
そうなんですよ。なのでちょっと我慢してます。
あげみ
うちは床にボールみたいな照明を寝室とか置いてて、やっぱり天井の照明はほとんどつけやんくて。
それだけで寝るときは過ごしたりとか落ち着くよね。
観葉植物用の植物を育てるための照明みたいなのを買って、あんまり外へ出してあげられない時とかにいるって教えてもらったからやってんけど真っ白でさ。
植物にはいいけど、僕にはやっぱり電球色はいいなって思うし、ちょっと暗い方が落ち着くなって。
ただ子供がいると暗すぎると目が悪くなるんじゃないかとかさ。
夜で一人暮らしの時はほとんどつけやんくて、スタンドライトだけで過ごしてるとか普通だったからさ。
家の設計させてもらうとやっぱりお子さんがいるところが多いから、これの方が落ち着きますよとは言うけど、やっぱりダイニングで勉強したりとかするから、バランスがスタンドライト置くか電球色から温白色とかちょっと明るめにするとか、
そういうことを考えて毎回お施主さんとお話ししながら見てもらってね。
ショールームに行って体感してもらわんと、僕の感覚ではこれぐらいでいいかなっていうのが共感できるものなんか思ったより暗いですねってなるんかが…。
電球変えたら、色変えるんやったらいいんやけどね、照明の数は後から増やすのが難しいよね。
ふくしま
でも割とちょっと足りないぐらいで出すことが多い気がするな。
あげみ
その分コンセントを多めにしておいて、ここ足りなかったらスタンドライトいけるなとかいうのでコンセントを用意することが多いかな。
でもペンダント多すぎるのもうるさくなりますからね。
このシェードのデザインが揃ってこないとまたそれはそれで気になるし、
特にダイニングのところはシェードの高さをかなり低くした方が本当は料理が美味しく見えて雰囲気も良くて、
やっぱり慣れてないと目に入ってくる場所にあることに対しての違和感っていうのも人によってはあるからさ。
ふくしま
光源がまるっと見えちゃうとやっぱりさすがに目にうるさいなとは思うんですけど、
こうやって話してる時にもちらつくというか、それは良くないなとは思うんですけど、
シェードの形とかさえ選べばかなり低く抑えるのは。
あげみ
これE17やんね。
これも勇気いるよね。
24か。明るさが足りるかどうかで。
ふくしま
これLEDやからな。何ワット相当って言ったかな。
40相当ぐらいかな。
あげみ
つけてみていい?
ふくしま
下ですね。
あげみ
いいですね。
ふくしま
光源が見えないっていうのは大きいな。
汚っ。
あげみ
注目すると。
埃がたまるから嫌っていう人もいるよね。
ふくしま
それはそうやな。
あげみ
やっぱり電球自体を透明なやつよりも乳白にしたり、表面見えるところをコーティングしちゃって、
反射させて、壁にバウンドさせて光らすとかを選ぶことが多くて、
やっぱり裸電球の透明なやつにして目に虫みたいなのが残るのがやっぱりあれは不快やから、
昔は透明なやつでいいなと思ってたけど、
ふくしま
あれで使うなら10ワットとか、そういうフィラメントの形を楽しむための電球ぐらいじゃないとさすがに目が疲れてしまって無理やから。
あげみ
でも電球の形を楽しむ。
首の細いところがLEDだとプラスチックがあるとか、何も指定しないと工務店さんが付けてくれるんだけど、
ふくしま
それじゃないんですよ。
あげみ
全部これで買いました。
ふくしま
ちゃんと選ぶとそれなりに値段しますからね。
あげみ
でも今ガラスじゃないやつもあるもんね。
プラスチックみたいなんでさ。
ふくしま
そんなんあるんですか?
あげみ
スタンダード、ダイソーがやってる。
ふくしま
ありますね。ちょっとオシャレレーベルみたいな。
あげみ
あそこがすごいかわいい電球を、安かったね。1000円ぐらい売ってたんかな。
あそこで見たんやと思うけど、ガラスじゃない。
どうかな?ちょっとはっきり覚えてないけど。
でもやっぱり気になる人は絶対気になるところだから。
照明の工夫
ふくしま
電球のレセットだと正面に割とロゴっていうか文字が入ってたりするのが多いんですけど、
フジワラの電球だとそれないんですよ。
最近フジワラの。
あげみ
このキューってお餅みたいな。
あれかわいいよね。
ふくしま
あれ出ましたよね。
あれ買ってみようと思ってます。
資料請求まではしてるだけだから、ちょっと頼んでみようかな。
あげみ
いいな。うちもそれにしようかな。
やっぱり壁付けのレセップ電球っていうのは、陶器の受け材に裸電球をそのままつけるだけの物は結構多用するもんね。
ふくしま
むちゃくちゃ使いますね。
あげみ
一番スタンダードなのが青山電陶のストンと円柱型のやつを使って、
最近はツールボックスとかで焼物風とか、
逆に埋め込んであるやつとかもかわいいから使うようになってて、
数少ないアクセントみたいな感じで。
ふくしま
うちはほぼペンダントかレセップですね。
そうじゃないとこってないな。
その2種類ばっかりですね。
あげみ
結構空間が広いから、特にリビングは真ん中に何も照明がないから。
ふくしま
だから真ん中が人いると常に背後に照明があるので、やっぱりちょっと暗いんですよ。
だから壁から出して、ペンダントを出せるようなのを置いてて。
あげみ
実験しながら色々試してるっていう。
ふくしま
足りないところからどう工夫して暮らすかっていうのが面白いなと思ってる。
足りないところの補い方に住まい手のらしさが出てくると思ってるので、
最初から完成されてると前々回やったかな、車の話とか。
乗らされてる、住まされてるみたいな。
手を入れる余地がないというか。
あげみ
全部完璧にしてももちろんいいんやけど、
空間の温かさ
あげみ
全部完璧にしたらそれは安心なんやけど、ちょっとオーバーになるんやと思う。
ふくしま
人ってそういうもんっすよね。
あげみ
ちょっと足りないくらいにして、そこから足した方が自分のちょうどいい。
ふくしま
ほんとそうなんですよ。
最近インスタに投稿したんやったかな。
コップ1杯のお湯を沸かしたいだけやのに、
その3杯から5杯ぐらいのお水入れて、夜間でお湯を沸かしちゃうみたいな癖があって、
全然足るを知れてない。
人の本能ってきっとそういうとこなんやろなと思って。
足りなかったらあかんなとか。
あげみ
僕もそれすごい嫌でさ、
しっかりとした魔法瓶こうてさ、
お湯をもう1回沸かして入れといて、
で、飲みたい分は水筒から出して、
冷めてきてたらそれだけちょっと温めるとか。
だいたいで入れると無駄が出るやん。
ふくしま
出ます。
あげみ
それはただの熱をね。
ふくしま
そうそうそうそう。
なんかそういうことってありますよね。
空間の広さもそうですけど。
あげみ
でも特に設備関係なんでそうじゃない?
ちょっと話変わってるけどさ、
キッチンとかさ、お風呂とかさ、
これもあった方がいいですよ、これもあった方がいいですよ、
こうなんか悪魔の囁きみたいなのをさ、
ショールームで言うと、
それはいらん、いらん、いらんと思うよって言うけど、
やっぱりある方が安心やし、
建築で全部補う必要がない気がしてて、
ふくしま
そう思いますよ。
あげみ
暖房とかを別にユニットバスに入れる必要がない。
寒いか寒かったら欲しいかなみたいな。
どうでしょうみたいな。
ふくしま
そうですね。
あげみ
でも僕ちょっと今自分の家すごい寒いから、
欲しいなって。
入れたくない。
入れといてないなみたいな。
寒いんですよ。
ふくしま
ちょっとしたライフハックですけど、
お風呂入る前に温かいシャワー出して、
一回壁をね、温めるんですよね。
それするだけで入った瞬間の温かさ、
全然違うよね。
あげみ
何やろうな、本当に。
ふくしま
輻射熱って結構大きくて、
今日もこれ窓開いてますけど、
閉めてたら結構ひんやりしてるんですよ、この中って。
あげみ
開けてる方が?
ふくしま
温かいんですよ。
風でっていうところもありますし、
地面からの輻射熱で温かいみたいなところもあって、
結構バカにできないですね、輻射熱って。
あげみ
確かに古い家の造作のお風呂とか、
タイルとか冷たいからさ、
お湯ビャーってやってた。
するする。
ふくしま
そういうところであれですよね。
明るい暗いも一緒で、
明るい方がいいなって、
余裕見た明るさを設定しちゃいがちですけど、
実はそんないらんみたいなこともあると思うんですよね。
あげみ
でもな、設計してさ、
やっと完成してさ、
暗いですねって言われた時のドギマギ感がない?
ふくしま
そうですね。
クレームっていうかね。
あげみ
暗かったかってさ、
結構気にかけるかな。
でもこうやって見てもらえるといいよね。
僕も今家直してて、
そういうことをちょっと暗めにしておいた方がいいかもしれない。
ふくしま
でも夜体験してもらえるってなかなかないですね。
お客さん来てもらうにしてもやっぱり日中が多いから。
あげみ
そうやね。
ふくしま
やっぱり宿か、ゲストハウスか。
どっか建てなあかんな。
あげみ
これをゲストハウスにして自分の家に。
ふくしま
でもそれもいいな、2軒目。
夢あるわ。
あげみ
うち蔵があるからさ、
蔵の張りがすごい立派でさ、
これはゲストハウスにいけんちゃう。
ただ窓何にもないよ、ちっちゃい。
真っ暗いけど、ランプの宿みたいな感じで。
それでいけそうやなって思う。
ふくしま
そういうの夢あるな。
あげみ
結構やっぱり古民家というか、立ってる中古物件の良さって広さがあるというかね。
建てやんでいいっていう。
ふくしま
しかも考えるベースがあるというか、
無から作り出すじゃなくて、これをどうしたら良くなるかとか、
これで足りないものってなんなんやろうとか、
いう風にして手を加えれるっていうのはすごく大きいですね。
あげみ
歳のせいなんか、今までは全部作ってとか、新しいものを作りたいっていう思いが強かったんやけど、
古民家、うち築100年超えてる古民家やから、
これを僕らが直して、どう次に繋ぐかっていうことが最近ちょっと気になってて、
自分らがええやっていうよりは、100年も残ってる良い建物やと思うから、
それを朽ちさせないために何ができるかっていうのも、
蔵やったら蔵でさ、その良さを生かしながら今の時代にあった使い方とか、
新築とやっぱりちょっと観点が違って、
ふくしま
そうですね。
あげみ
新築は建てれるし、理想の住まいに寄せていける良さがあって、
一方でやっぱりエネルギーをすごく使うんで、
今ある資源をっていう観点で中古物件っていうのは、
それはそれでいいなとは思ってて、
できることをやってみたいなっていうのが、
やっぱり条件がいろいろ諦めなきゃいけないことがたくさんあるから、
福島君の家に来るとやっぱりいいなっていう、
平屋で。
ふくしま
うちも結構古い農家住宅みたいなものを参照しながら設計したところはあって、
玄関入って土間続きで、おくどさんがあってみたいな、
そこから小上がりになって生活の場所になっていくみたいな、
そういう古い慣習というか、そういったものを取り入れた新しいお家というか、
新しいんですけど古さも感じてもらえたらいいなと思って。
あげみ
なんていうかそんな変わらないことというか、
デザインして今っぽくは見えてるけど、
影の美しさ
あげみ
土間の良さとかね、
佇まいの、外から見たときの佇まいは本当に小屋っていう感じの佇まいで、
そういうのは確かに民家から学ぶことがすごい多いし、
ふくしま
北の庭を眺めるとか、
そういうところ、北庭をポジティブに捉えてるとか、
そういうのもやっぱりそういうところからの影響はありますね。
暗がりがあってもいいというか、
あげみ
それはまさに民家っていう感じだもんね。
ふくしま
写真、僕好きでよく撮ってるじゃないですか。
例えば人の顔とか撮るときに、
順光って言ってカメラがいて前に被写体がいたとして、
カメラの後ろ、僕の後ろに光源がある状態で人を撮ると、
顔がのぺーっとするんですよ。
あげみ
陰影がないってことだよね。
ふくしま
それが例えば反逆光、逆光とか反逆光って言うんですけど、
被写体の後ろ側に光源がある状態で撮ったりすると、
顔の立体感とかが出て美しく見えたりするんですよ。
家の中が明るさで満たされている状態って、
のぺーってしている状態だと思っていて、
その影に光っているところと陰っているところがあることで、
立体感だとか奥行き感だとか、
美しさっていうと主観的にはなるんですけど、
そういうのが出てくると思っていて、
影を上手に扱えるようになりたいなって常々思ってますね。
明るいお家を作れる人よりも、
光と影の美しさ
ふくしま
影を上手に扱える人になりたいというか。
あげみ
壁のところで陰影が変わるとか、
その美しさがどう伝わるかというか、
福島君が撮っている写真、この家を被写体にして撮っている写真って、
やっぱり自然光の光の陰影を撮っている。
その美しさっていうのはすごくわかるし、
多分見てる人たちもそれに共感してくれてるんだと。
家族の風景と、
均質じゃないからさ。
そこがいいとこなんかなと思うけど。
ええ時間っすね。
ふくしま
早いな。
あげみ
何喋ろうかとか言う割に話し出すと。
すぐに30分。
でも30分ぐらいが聞きやすいよね。
ふくしま
そうですよね。
きっと。
あげみ
今日は光の話をしたけど、
聞いていただいてる方が、
家の照明とか明るさについてどうしてるかっていうのは聞いてみたいし、
僕人の家に行くのめちゃくちゃ好きやから、
行くと毎回照明とか、
どうしてんのこれとか。
もうちょっといろんなの見る機会とか聞く機会があるといいなって思います。
ふくしま
ですね。
あげみ
そういうの企画していきたいな。
ふくしま
本当ですね。
あげみ
突撃。
勝手に来ましたみたいな。
ふくしま
お邪魔してもいい方募集してます。
あげみ
この前、
僕大津市に住んでるんですけど、
高島に住んでる方で、
初めてお家に行かせてもらって、
古民家買われて、
設計事務所と大工さんが一緒にやってる夫婦に直してもらって、
キッチンとか部分的にちょこちょこっと水回りかな、周りを直してるんやけど、
それももちろんデザイン的にすごく良かったんだけど、
住まい手さんが手が動かせる人で、
やれへんかってところを自分でベッド作ったり、
ベッドのニッチを自分で作ったりとか、
天井張ったりとかしてて、
それがすごく良くて、
自分で暮らしを作っていく、
そこに自分のアイデアがあったり、
自分のライフスタイルに合わせて作ってるから、
こんなに上手いことやれるかっていうくらい、
度肝抜かれて。
やっぱりいつも言ってるけど、
そこに自分たちの好みのものとか好きなものが、
好き嫌いも何が好きかっていうのは、
やっぱりはっきりしてるんよね、そういう方って。
それもすごくバランスよく配置されてて、
やられましたっていう。
そういうことを、
僕らは設計してて、
プランニングとかね、
大枠をまず作ることに手段がいくけど、
そういうことをもっと、
仕事じゃなくていいから、
自分の身につけるというか、
染み込ませていきたいみたいな、
そういうのをもっと見て、
いい建築とか建築家のやったとかじゃなくて、
こういう暮らしをしてみますっていうのを、
いっぱい見て、話し聞いていきたいなって。
ふくしま
確かに、僕も写真撮るのが趣味やから、
いろんな人の部屋とか撮ってみたいと思ったりするんですよ。
日常の、いわゆるフォトグラファーみたいなことをしたいわけじゃなく、
ただその人たちの生活してる空間をね、
ありのままというか、
撮りたいなって思った時はありましたね。
そんなさせてくれる人おらんやろうって思いながら。
あげみ
なんか良い形でそういう活動できひんかな。
人の家見たいんですって。
ふくしま
見たいんですよ。
ライターみたいなことをやってる方とかすごい羨ましいなって思って。
あげみ
ウェブマガジンみたいなの持って、
ふくしま
またやることが増える。
あげみ
風呂敷広げすぎて。
ふくしま
バタンって倒れないように。
あげみ
建築はやめて、そっち見て。わけわけないから。
なんかでもないかな。
建築やってるとか絶対関係なくて、
生き方とか価値観とか、
それぞれあって、それを自分の体の中から出せてるかどうかという気がする。
出力する力がある人たちの家を見て。
ふくしま
見たいですね。
あげみ
したい。
ふくしま
そんな。
あげみ
そんな回です。
そんな回じゃないんやけど。
住まい手の創造性
ふくしま
陰影とか言って、明るさの話から最後に。
そういう最後うまくまとめていくっていうテクニックも。
あげみ
ないです。
あっち行ったりこっち行ったりで。
これで終わります。
ありがとうございました。
ふくしま
ありがとうございました。
結局40分近い。
あげみ
ちょっと切れるし。
ふくしま
そうしましょう。
それでは。
あげみ
じゃあね〜やね。
33:25

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