免許番号の基本解説
こんにちは、河野翔です。このチャンネルでは、行政書士、宅地建物取引士としての仕事や日常の中で、相続や不動産、事業について考えたことを言葉にしています。
今日はですね、不動産のチラシとかホームページでよく見る、あの免許番号の話をしようと思います。
東京都知事3第123455とか、国土交通大臣2第005みたいな表記、見たことありますよね。
これ、なんとなく見てはいるけど、正直どういう意味かわからないという方も多いんじゃないかと思います。
かっこの中の数字が大きいと死にせって聞いたことがあるけど本当なのか、とか、この番号を見れば信頼できる会社かどうかわかるのか、とか、そんな疑問を持っている方に向けて、今日はできるだけわかりやすく整理してみます。
今回のテーマは、不動産の免許番号の見方をわかりやすく解説、です。
まず結論からお話しします。不動産の免許番号は、誰が免許を出したか、何回更新しているか、その会社固有の番号、この3つをセットで表している番号です。
例えば、東京都知事3第123455と書いてあれば、東京都知事の免許で2回更新していて、12345番の業者ですよ、という意味になります。
ここがわかるだけで、不動産会社を見る目が一段階変わります。
では、なぜこの免許番号を知っておいた方がいいのか、理由をお話しします。
不動産の取引って金額が大きいですよね。賃貸でも売買でも、人生の中で、そう何度も経験するものではありません。
だからこそ、相手がちゃんとした業者なのかを自分でも最低限チェックできる材料を持っておくことが大事です。
免許番号はその一番入り口のチェックポイントになります。
不動産会社は、宅地建物取引業法という法律に基づいて、国や都道府県から免許を受けないと営業ができません。
この免許番号がない状態で、仲介や売買をしていたら、それは無許可営業です。
なので、免許番号がきちんと表示されているかどうか、これだけでも見る価値があります。
ここからは具体的な見方を説明します。
不動産の免許番号は、だいたい次の形をしています。
国土交通大臣括弧2、第123455とか、東京都知事括弧5、第678905ですね。
まず最初の国土交通大臣か都道府県知事か、ここです。
これは事務所の数で決まります。
1つの都道府県にしか事務所がない場合は、その都道府県知事の免許。
2つ以上の都道府県に事務所がある場合は、国土交通大臣の免許になります。
次に括弧の中の数字です。
ここが一番よく誤解されるところなんですが、この数字は更新回数そのものではありません。
正確には更新回数に1を足した数字です。
新規で免許を取ったばかりなら括弧1、1回更新していれば括弧2、2回更新していれば括弧3という考え方です。
免許の有効期間は原則5年なので、営業年数の目安を知りたいときは、括弧の数字-1に5年をかけるとイメージしやすいです。
括弧3ならだいたい10年くらい営業している可能性が高いという感じですね。
ただしこれはあくまで目安です。
法人化したり、本店を移したり、免許を取り直すと数字がリセットされることもあります。
なので括弧1だから危険、数字が小さいからダメと決めつけるのはお勧めしません。
最後に第1、2、3、4、5号という部分ですが、これはその免許権者の中で割り振られた固有番号です。
番号が大きいから偉いとか小さいから古いというような意味はありません。
ここまでが免許番号の基本的な読み方です。
信頼性の判断基準
ではこの免許番号から信頼できる会社かどうかを判断するかという話です。
正直に言うと免許番号だけで全ては判断できません。
ただチェックポイントはいくつかあります。
まず免許番号がきちんと表示されているか。
ホームページ、チラシ、名刺、店舗、どこを見ても免許番号が出ていない場合は少し注意が必要です。
次に表示されている免許番号が正式な書き方かどうか。
東京都知事や国土交通大臣の部分が省力されていたり括弧の数字が抜けていたりする場合は一度立ち止まって確認した方がいいです。
さらに安心したい場合は公的な検索システムを使う方法があります。
国土交通省が宅地建物取引業者検索というシステムをインターネットで公開しています。
ここで会社名や免許番号を入力すると免許の有効期間や所在地、代表社名、行政処分の履歴などを確認できます。
表示された情報と手元のチラシやホームページの内容が一致していれば、少なくとも正規の宅建業者だと判断しやすくなります。
行政処分の履歴があるかどうかも判断材料の一つになります。
なお、宅地建物取引業者検索については概要欄にリンクを貼っておきます。
最後によくある勘違いについて触れておきます。
括弧の数字が大きいイコール絶対安心ではありません。逆に括弧1だから危険というわけでもありません。
免許番号はあくまで入口の情報です。
担当者の説明が分かりやすいか、契約内容をきちんと書面で説明してくれるか、そういった点と合わせて判断することが大切です。
免許番号の見方を知っておくだけで、怪しい業者を早い段階で知りづける判断材料になります。
不動産取引で後悔しないための最低限の基礎知識としてぜひ覚えておいてください。
今回はここまでです。今回の内容が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。