1. プロジェクトの秘訣を探る Project Design Room
  2. #02-2 アイデアでつながりエン..
2023-02-28 43:03

#02-2 アイデアでつながりエンタメのあり方を再発明する | ノーミーツ主宰 広屋 佑規

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起業家や科学者、クリエイター、新時代を導く先駆者たちと膝を突き合わせながら、プロジェクトを軌道に乗せる秘訣に迫るインタビューシリーズ。番組では「プロジェクトデザイン」の視点から5つの質問を投げかけ、プロフェッショナルの原動力に迫ります。


第2回目のゲストは、「ノーミーツ」主宰の広屋 佑規さん。


緊急事態宣言下で、ふとしたアイデアから才能溢れる劇団員が集まり、わずか数日でオンライン演劇の実験コンテンツを配信開始。長編オンライン演劇を大成功させ、文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 優秀賞はじめとした数々の評価を受け、2023年には下北沢本多劇場にて初の舞台演劇に挑戦するノーミーツ。


創業前のエピソードから、力強く未来に向かっていくための構想まで、ディープな対話をお楽しみください。


<ハイライト>

#緊急事態宣言下zoomで意気投合してプロジェクトが生まれる

#企画書は一枚もなく、アイデアの熱量で仲間が増えていく

#長期ビジョンではなく「おもろい」から始める

#相手への期待値の解像度が高いことが良い巻き込みにつながる

#挑戦に寛容な社会を目指したい


<5つの質問>

#1 VISION : どんな未来のために活動しているか

#2 ORIGIN : 活動の根源にある原体験

#3 KEY : プロジェクトを大きな成功に導く鍵は

#4 CHALLENGE : 超えるべき高い壁は

#5 EFFECT : プロジェクトの成功は社会にどんな影響を与えるのか


■まだ出会ったことのない、新しい物語を生み出すストーリーレーベル「ノーミーツ」

⁠https://no.meets.ltd/

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それでは、前半に引き続き、ノーミーツ主宰の 広屋佑規さんにお話を伺っていきます。
前半では、どういったビジョンで活動されているのか、 もしくはどういった起源、オリジンがあるのかというところに触れさせていただきましたけれども、
後半、残り3つのご質問に差し掛かっていきます。
まず、このチャレンジというふうなことに話を進めていきたいんですけれども、
プロジェクトを進めていく中で、 超えていくべき壁ってどういうところにあるのかなと思っていて、
先ほどお話しいただいたように、 合わないみたいなことを超えていくとか、
あとちょっと着目したいなと思っていたのが、 最初劇団という頭書きというか、
劇団ノーミーツとしてやってたところから、 今、ノーミーツという形で発展されている。
なんかその辺に少しストーリーがありそうだなと思って、
ちょっとどんなところにチャレンジを感じられているのかなと。
そうですね。そのチャレンジと壁の超え方みたいなことですよね。
そうですね。
そうですね。
なんかやっぱり、そもそも合わずに作るっていうのをやめたのは、
まさに壁ができたなって感じることがあって、
っていうのは、最初はやっぱりZoomを使って芝居したときって、
世の中の皆さんも、そういう工夫ができるんだねっていう、
やっぱりその表現の新しさとか、そこに面白がってくださってたんですけど、
やっぱり、実はお客さん以上に最初は演者さんとか作り手側が、
やっぱり、パソコンの画面の前で芝居をしたりとかするのは、
やっぱり本位じゃないというか、
どうしても代替として何もできなかったから、工夫として共感してくださって、
演者の皆さんも、クリエイターの皆さんも一緒にやってましたけど、
それがだんだんコロナが、結果今3年間ぐらいかな、結局続いてますけど、
当時も盛り上がって落ち着いてって繰り返したじゃないですか、
っていう中で、やっぱり画面の前でやるよりは、
演劇好きな人だったらやっぱり舞台上で芝居したりとか、
カメラの前で芝居したいし、クリエイターもそっちで作りたいっていう、
そっちの側の、ある意味、代替としては機能してたけど、
03:02
先のNASAみたいなことは、
お客さんが飽きる前ぐらいにも感じ始めて、内側として。
僕たちも当時、最初の1年目で3回自主公演作ったんですけど、
3回目ぐらいから、やっぱりちょっとお客さん自体も、
いろんなエンタメの復興とか流れの中で、
やっぱりちょっと、1回目2回目時ほどの熱量のあれっていうのを、
やっぱり僕らも繊細に感じたりとかしたんですよね。
僕らその時は選択肢研劇とか工夫してたんですよ。
いろいろ手を変え品を変え可能性に挑戦し続けるっていうのをやってたんですけど、
やっぱりどうしてもそこがあるなっていう時に、
確かにZoomで何かを表現し続けることの限界はあるやもしれんが、
配信でライブ感ある感じで作品を届けるとかは、
結構残ってもいいエンタメ業界においてアプローチなんじゃないかなっていう、
いい面もたくさんあると思うんですよね。
だからそっちにフォーカスしたいよね。
配信でちゃんといいものを届けるっていう。
ってなると、合わずに作る制約っていうのは、実はいらなくて、
実は本質として残るのはそっちなんだ。
配信で届けるところなんじゃないかっていうのがあったときに、
そっちを追求してるチームに、
自分たちもある意味リブランニングしていこうというかっていうのがあって、
まず合わずに作るっていうコンセプトを自分たちから捨てて、
合って作るけど配信を追求しますっていうのが、
今思うと1回目のリブランニングに近い転換期って感じですかね。
それが初めてどれぐらいのタイミングだったんですか?
1年経たずだったんで、早いと言えば早いかもしれない。
でもすごいピボットというか決断というかだなと思っていて、
今改めて聞いて思ったんですけど、もともとがノリから始まって、
おもろそうだねから始まって、おもろいものを作りたいよねって言って、
人が集まり、お客さんも期待してもらって、
この人たちはおもろいものを作る人たちなんだってなったら、
確かにオンラインで会わないみたいなことに限定する必要がなかったんだろうなとも思いますし、
逆に言うと始まりがそういう今までにないやり方でスタートしてるんで、
結構新しい選択肢をどんどん作ってくれそうだなっていう期待感に、
途中から僕も見てたんですけど、自分の中の期待値が変わってったなっていう瞬間があって、
06:04
割とタブーがなさそうだなみたいなことであるとか、
一旦やってみつつ、反響をセンシティブに探りとってる感覚だなって思ったんで、
それが今日聞けた感じがありましたね。
そう感じ取ってくださったらすごい嬉しいですね。
まさにこの辺を自分たちもうまくチューニングしていきたいなっていうのはずっと思ってましたね。
そうですよね。
ある意味において通常の演劇っていうふうな言い方をしてしまいますけども、
お客さんと同じ空気を吸って反響を見るっていうようなこともできると思うんですけども、
ネット越しだから敏感に感じられることとか、そういうのもやっぱりあったりしそうですよね。
そうですね、確かにな。
それがもともとツイッターの盛り上がりをバナナで感じられてたような気がしたんだった頃から、
そうみたいなところも有名。
そうですね、確かにな。
やっぱり画面越しのライブ体験って結構面白いものがあるなって思ってて、
自宅にいるのにその高揚感が味わえる感覚って、僕ら作ってる側としてもすごく新鮮なエンタメ体験だなって思うところが結構あったんですよね。
それを結構そっち残してみたいよねっていうのがあったかもしれないですね。
2年目に行くにあたってはシフトしたそっちでいろいろアウトプットの挑戦をし続けていって、
それこそそれの再来の延長として、去年日本放送さんとご一緒させていただいて、
オールナイトニッポンの55周年記念公演のあの夜を覚えてるっていう作品を作らせていただいたりとか、
吉本さんと一緒にやって、我芸のジャルジャルさんと一緒に石川県の小松空港っていう空港を貸し切って、
そこでコメディ演劇、一夜限りのやつ上映するみたいなことに結果発展していったので、
やっぱりあの時の変化ってよかったなって思うからですね。
面白いです。
今すごくいい話が聞けてきてるんですけれども、
そういうチャレンジを越えてきてる中で、次キー、鍵ですね。
プロジェクトをより大きな成功に導いていくところの鍵ってなんだろうみたいなところに話をやっていきたくて、
非常に難しい部分だと思うんですけども、
あえて例えば人物、金、技術、組織、いろんなものがあると思うんですけれども、
エンターテインメントであるとか、演劇、そういったところにおいては、
09:03
今どういうところに重点を置きたい、考えてますか。
これね、キーですよね。
そうです。
いや、悩みますね、キーはね。
でも、改めて振り返ると、いろんな次回も込めてたんですけど、
やっぱり人になるなって思いますね、さっきのこう思うと。
最初に集まったノーミーツの13人で、そこから今さらに広がって26人くらいなんですけど、
やっぱりどうしてそれだけのスピード感で、
作品、今本当に3年目なんですけど、たぶん50以上くらいいろんな物語作ってきてて、
なぜそのスピード感でやれていろんな作品できたかっていうと、
結局、そういったコロナという共通的ができたときに、
ものづくりの姿勢において価値観が近すぎる人が奇跡的に集まったのが、
振り返ると一番、あのアウトプットの要因としては大きかったんだなって思うことが多くて。
そこが、もちろんみんな結局人じゃないっていうことがたくさんあると思うんですけど、
僕自身も改めてそこを感じる部分がたくさんありますし、
それは何も内側だけじゃなくて、
だんだん2,3年目で外側の皆さんとコラボするじゃないですか、
そのときも結局プロジェクトがちゃんとできるかどうかって、人でしかない。
例えば、ご一緒する会社さんの中に、
どれだけ自分たちと同じ熱量と同じ方向性を持って、
一緒に並走していいものを作っていこうぜっていうふうに思ってくださる方がいるかに尽きるなって思います。
そこにどれだけ大金が積まれてても熱量がシェアできないと、
おもろいものできないなっていうのは確かに僕も思いますね。
だからなんか難しいですよね。結局人でになるんじゃないかなって本当に思うんですよ。
なんか今のお話を少し分解していくと、
奇跡的にあのタイミングで価値観が合う人たちが集まれたのはじゃあなぜなんだろうっていうふうに。
ちょっと深掘っていくんですけど、
12:00
さっきトントン拍子のご紹介の連鎖反応みたいなのもあったと思うんですよね。
でもなんかそれって普段、あいつそこにアンテナ張ってそうだなとか、
このアイデアに対してはあの人が反応してくれそうだなみたいな、
そういう感覚があったんじゃないかなという気がしていて、
普段から相当いろんな人のいろんなものを見てるんじゃないですか。
まあそれはそうかもしれないですね。
この人だったら面白がってくれるんじゃないかとか、
確かに立ち上げの時もそうでしたし、
今いろいろプロジェクトをさせていただく中ではやっぱりチーム作りとかは、
いろんな経験を経てよりその繊細に慎重に時に大胆にやるように、
なんか自分の意識がこの3年で変わったなって思いますね。
やっぱ人なんだなやっぱな。
逆にあえて変わったって多分いい方向だと思うんですけど、
どういうところがかつてはちょっと課題だったなとか、振り返って思うことはありますか。
うーん、やっぱりその、いやーそうですね。
本当にいろんな失敗だらけだった。失敗だらけで。
今はたまたまこういう場なんで、そういう話聞いてくださってるんで、
たまたま傾向してるやついるんですけど、全然失敗もいっぱいあって。
ちょっと聞きたいですね。
でもやっぱり、
そうなー、なんか、当たり前のこと言っちゃうんですけど、
特に例えばプロデューサーとかって、企画の立ち上げとか発揮する側に立つことが多いんですよね。
そういうときにやっぱり巻き込んでいくじゃないですか。
そのときの巻き込むときに、やっぱり相手が、
自分はどこにお例えする相手がこのプロジェクトに必要だと思っていて、
何を求めてるんだっていうことも、ちゃんともっとラブコールした方がいいなって思うことがたくさんあるし、
逆に向こうが何求めてたりとか、何を面白がって一緒にやろうって思いそうか思ってくれたかっていう、
もうね、このね、確認し合い。
確認し合い。
いやー、なんか、そう。
そうですよね、期待値を投げ合うみたいなところとか。
これはプロジェクトデザインってプロジェクトのマネジメントの話をしてるのかもしれないですけど、
15:02
いえいえ。
でもね、そこが結局、成功にまで続けていくには一番大事だろうなってことをね、
いろいろ経験を経てもやっぱり振り返ると思います。
始まり、めっちゃ大事ですよね。
始まりも大事。
毎回、どんどん人増えていくじゃないですか。
毎回、すごい高い熱量で同じこと喋ってるなって思うときに気づいたりしますしね。
いやー、そうなんですよね。
なんか、そう、あとそうなんですよ、あと、そうですね。
自分は同じ熱量で言ってたとしても、本当これもね、当たり前です。
相手は状況が変わってることもあるし。
でもね、そういうのの積み重ねが、特にプロデューサー側はそういうことがとても大事だなって。
それは自分が結局、面白いと最初立ち上げて巻き込んでるんだから、そこは責任を持ってもちろん最後までやるべきだし、
でもそこを意識し出すことによって、上手くいくことがたくさんあるって、そっちの経験も増えたので、
そこがプロジェクトを作り続ける上ではすごく大事だなって結局思うし、
結局人の悩みが一番多いなって思いますけどね。
いやでもなんかこう、特にエンターテイメントとかお芝居みたいなところって、
いくら本があっても、最後こうちゃんと演じられて果たして面白くなってるのかって、
最後まで確認がしにくい部分があるから、
もう信じて熱量を持って、もう誰かがやっぱり旗を立てていかないとやりきれないんじゃないかなって想像してますけどね。
いやそうなんですよ。本当にやっぱり僕たち今、ストーリーレベルのおみくってさらに名前変えて、
テーマがまだ出会ったことのない新しい物語を作り届けるっていうのが、
まあ一個コンセプトなんですけど、そのまだ出会ったことのない物語って、
もちろんさっきの挑戦という意味も込めてるんで、すごく好きだしいいなと思う。
反面まだ出会ったことないんで、僕らも正解わかんないですよ。
常に。僕らも正解わかってないから、
本当にリアルタイムでお客さんがこれどういうことなんだろうって思ってるものを、
僕らもどういうことなんだろうって思いながら作ってることがやっぱり多くて、
ってなると今言ってもらった通り、やっぱりギリギリまでこれをどうやったらより面白くなるか、
どうやったらそこができるかっていうことを追求しなければいけなくて、
それを、僕らはある種そういうのが好きでもあるからやれるとこあるんですけど、
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やっぱりそのスケジュール感、スピード感はなかなか巻き込まれる側は大変なところもあるんで。
まあでもそれ聞いちゃうと、やりたくてやってる人の集団じゃないとやれないですよね。
そうですね。だから、よくも悪くもそういうチームなんですよ。
だから結構、今のノーミスという会社としてもあって、
これまた違った視点なんですけど、やっぱり会社としての広げ方と、
ノーミスというある種レーベルと言っている、ある種クリエイティブのチームとしてのスタンスのところは違った難しさがありますね。
別の力学がね。
別の力学が。
会社となると、それこそ収益を出すという一般的な目的もありながらね。
そうなんですよ。
走っていかなきゃいけないので、結構わかります。
クリエイターをやりながら代表取締役をやらなきゃいけないときの矛盾みたいなところとかっていうのはやっぱありますよね。
そうなんですよ。その辺がやっぱり違った悩みがあるんだけど、
でも僕たちはやっぱり追求していくことがアイデンティティだし、好きだからやってるし、
でもその力学が必ずしも働かなかったり、実は求められてなかったりすることが最近も振り返るとよくあるなと思って、
その辺の悩み、要は割り切るのか、割り切らないのかみたいな、ちょっと生々しい悩みがあるんだけど、
その辺は普通に今3年目の課題、悩みとしてはありますけどね。
でもおそらく想像するに、正解がどこなのかみたいなのは一旦誰も分からないっていう前提はありながらも、
おもろいもの作りたいんだよねっていうことだけは最初ちゃんとフィルタリングされてやっぱりスタートしてるんじゃないかなっていうところがあって、
新たに仲間が増えるとき、どういうふうにしてその人と関西を合わせていくというか、戦うなとか、連接したりとか。
そうですね。一応、わりと定期的に問い合わせいただくこともあって、
ちょっとモミスと一緒にやりたいですみたいに言ってくださる方もいて、やっぱりそういう方とはお話するんですけど、
そこがね、本当はもっと人事的な面接における何かの判断基準があったらいいなと思いつつ、
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いやでも結構今は、あでもノーミスはエンタメオタクが多いんですよ。
エンタメオタクみたいなことは結構キーワード的な感覚としてはあって、
どうしても無類にエンタメについて普段から普通にみんな息を吸うように見てるし、
それをすぐにアウトプットにも活かすしっていうののサイクルがやっぱ肌に染み付いてる人が多くいるチームだなって思うから、
エンタメの雑談とかもすごい楽しいんですよ。
すぐにその解像度その熱量でこれとこれとこれこうだよねっていうことが普段も結構雑談とかで多くあったりするんで、
そういうノリとかが好きな人とかの方が僕たちの作り方とかにあったりするような振り返ると印象あるんですけど、
そういう見方なんですかね。
マニアックであるっていうことと体温が高いみたいなことって結構リンクするなっていうふうに僕も思う瞬間がよくありますね。
ちなみに例えばコネルさんとかは、さっきの話って一方で自分たちのブランディングの話にもなると思うんですよ。
要は例えばノーミッツってここをこだわってるよね、ここは妥協してないよねっていうところってお客さんに伝わると思って、
だからそれをちゃんとキープしたい気持ちがあるんですよね。
やっぱり少なからずありがたいことにノーミッツが手がける作品って結構信頼できるよねとか、
安心だよねっていうふうに言ってくれる方がいたりとかするぐらい重ねてみてる方がいらっしゃって、
それってやっぱり信頼関係とコミュニケーションで培ってこれてる小さな住み方だなと思ってるんですけど、
これこそコネルさんとかも大きな括りで言うといろんな近しい方さんいらっしゃるじゃないですか、
その中でそのコネル、たらしめることとか、あとそこをそれは対外も、今の話は内側の話でもあるじゃないですか、
メンバー内ではどういう価値観があってみたいな、その辺ってどういうふうなこと。
返ってきましたね質問が。
いや気になるなと。
そうですね、注文もほんとバラバラな人が集まってるなという、職種もですけど、
性格も国籍もバラバラな人がいる中で、一応一つだけキーワード置いてて、
なるべく特化しないことに特化してるっていうのが前提にはあるんですけど、
僕らはその欲望を形にするっていうキーワードを持っていて、
いろんなお仕事あるじゃないですか、例えばクライアントさんのいろお仕事だと、
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商品がより売れるようになることみたいなゴールはあるんですけど、
例えばキャンペーン一つ取ったとしても、
それって本当に自分が目の前にあったときに欲しいって思うんだ、みたいなこととか、
いや俺のこのアイディアここにちゃんと差し込みたいみたいなことがあるとか、
結構自分が主語になるような活動をしたくなる人に集まってもらいたいなって思って、
やっぱりクリエイターってちゃんと画が強くないと、やってて辛いことばっかりになっちゃうと思うっていうのもあるので、
僕らは欲望っていうのを持ってるし、
実際やってることもむちゃくちゃバラバラで、すごく説明がしにくい会社ではある。
バラエティーがすごいですよね。
めちゃくちゃ面白いと思うんだよな。
ある意味そこに悩むことをやめてる部分もあって、
うちもプロデューサーがいたり、デザイナーがいたり、エンジニアがいたり、掛け持ってる人がいたり、色々いるんですけど、
営業って人がいないんですね。
この人は仕事を持ってくる人、みたいな役割を専任で担っている人がいなくて、
誰でもプロジェクトを生み出す主犯に足りるというようなことがあるので、
基本自分がやりたいことをいかに立ち上げられるかっていうことで楽しんでもらうための器であり、
それがたまたま株式会社っていうやり方だと、結構社会の信用が得やすかったりとか、
みんなで貯めたお金で投資ができたりみたいなことが、やりやすいよねって集まってるだけかなっていう雰囲気感ですかね。
なるほどな。
コネラさんのプロジェクト、個性的ですもんね。
そうですね。結構個が入っちゃってますね。
だからそれめちゃくちゃいいなって思って、立ってる企画、記憶に残る企画が多いなって。
ありがとうございます。
そういうところなんですよね。だから後は本当にその功を出したいところと、問い求められてることの戦い。
そうですね。だからなんか最近そこがあんまりバトル感にならないことが増えてきてるなと思っていて。
なんでバトルにならないんですか。
これ結構続けた行というかあるなと思ってて。
どういう魂胆でやりたいんですかって逆に聞いてもらえたりとか。
普通じゃないことをやりたいから紹介しますみたいなのがある意味そういうゾーンでポジションが勝手にできてきてるなっていう感じはあって。
でもなんかノーミーツもさっきの聞いててちょっと辛そうだなって思いましたよ。
なんか安心感あるねノーミーツのコンテンツあって、それ一番ハードル上がってるじゃないですか。
27:04
そうなんですよ。ありがたいんですけどね。今回もそうなんですよ。
本当ちょうどたまたま一昨日新しいプロジェクト発表して、それは今度のノギタ46のウォーランド日本さんっていう番組の枠内で連続ラジオドラマっていうのをやるんですよ。
懐かしいですね。
もう今やラジオドラマってまあないし、それをこう連ドラのように毎週で合計8週やるんですよ。
なかなかっすね。
なかなか、ルーブル美術館展っていう日本テレビさんと日本音さんが主催で入られてる美術館のある種開催記念のプロモーションでもある企画なんですけど、
それとかを発表したときに、主演の今パーソナリティをやられている久保志織さんなんですけど、
いやでもノーミーツだから、あの大丈夫だね、もうこれは面白く聞けるよねっていうのってやっぱり嬉しいんですよ。
嬉しいですけど、いや本当に時代に応えるためにっていうのは確かに今時代でそうなんですよね。乗り越えなきゃなっていうのがありますね。
ある意味型を作らないことに価値があるから毎回大変だろうなと思って。
いやそうなんです。しかもやっぱそうなんです。知見もたまらないというか、新しさに挑戦する勇気だけはどんどん馴染んでるんですけど、
あと根本気づいたのはノーミーツのメンバーとかみんな飽き状ですね。これもしかしたら共通するとこあるかもしれないですけど。
自信もそれめちゃめちゃありますね。
あんまり続けられないんだな同じことっていうのは3年目で気づきました。僕らはそうなんだなっていう。
気づくの遅いかもしれないですね。
そうなんですよ。だから新しさに行っちゃうというか、調整したくなってしまうという機運もあるなって言ったときに、
この間とある方からドキッとする言葉を言われたときがあって、漫画の編集者さんだったんですけど、
作り手はお客さんより先に飽きちゃいけないよって言われて。
ドキッとする。
結構僕、その日ずっとそのこと半封しちゃって。要はお客さんは全然まだまだ味してると思ってるのに、
作り手が早く次は次だって言ったときに、お客さんが置いていかれちゃうというか。
例えば脳みずだったら、せっかくそういう配信演劇形態として、いろいろさらに面白いことまで作っていったら、まだまだそれ惚れるんじゃないって言われたときに、確かに。
30:10
で、漫画家さん、売れてる漫画家さんっていうのは、王道を作り続けるのが本当に上手。
漫画家さんは正直、王道の作り方とかってもう百戦錬磨なんで、慣れ切って、本当はもっと尖った物語を作りたい。
でもお客さんが求めてるのは、やっぱりラブコメディーの王道だったりとか、ミステリーの王道だったりっていうのを求め続けるから、
いかに王道を作れるか作り続けるかだよって言われたときに、その日ずっと寝れなかったと。
あー。なるほど。でも両方やるんじゃないですか。
で、体が足りなくなってくってことなんだと。
また違う問題があるんですけど。
面白いなあ。これは僕も頭にだいぶ喰らいましたね。
そういうのって本当に、いやそうだよなーとか。
全然お客さんはまだまだ飽きてないよとかっていうのも、
プロジェクトの作り方にすぐ参考になるお話だったなっていうふうに思いました。
ありがとうございました。
じゃあ最後の質問に行くんですけども、最後はエフェクトというふうに言ってて、
これは影響っていうふうに訳しますけども、
ノーミスが今やってるようなプロジェクトが連続的に立ち上がってると思うんですけども、
これによってどういう人とか、企業とか、従来の組織とか、
プラスの影響を受けるのかなっていうところで、
なんか思われるところはありますか。
でももちろんいろんなことを狙いながらというか思いながら作ってはいるんですけど、
僕たちが今ストーリーレーベルでまたリブランディングして歌ってるのは、
物語の価値とか面白さを信じてるチームだなっていうのもあるんですよね。
それは物語性ってことも含めなんですけど、
いい物語にすごく救われてきてる、僕たちのノーミス内のメンバーもそうだし、
時々すごい共感したりとか感動したりとか、
心揺さべられたりする物語に救われてた人生だったなっていうときに、
ある種それの恩返しなんですけど、
自分たちも作り方として物語を作りたいよなって思っているときに、
33:02
意識してるっていうか、すごく意識してるのは、
その届けたいテーマを好きで言ってくれるお客さんが、
何に熱狂してるかっていうところと、
そこをどう肯定してあげるっていうか、
受け止めて肯定してあげるかっていうところとかを作るときに、
意識することがあるなって思ってて、
例えばピューロランドの曲だったら、
実際に現地に行って、ピューロランドを楽しんでる人たちってどういう人なんだろうって、
結構じっくりさせてもらうんですよね。
見てた中で、きっとこういう人たちがピューロランド今でも好きで、
コロナ禍だけど通ってて、
ってときに、そんな彼ら、彼女たちが、
ある種、自分のことをより好きで慣れたりとか、
キディちゃんとかダニエル君とかを好きでいる彼女たちのことを背中を押せるような、
物語とかを作ることが好きだったりですね。
それはあの夜覚えてるだったら、ラジオっていうものがテーマだったから、
ラジオのことを好きなラジオリスナーのみなさんに向けても、
ラジオ大好きな人たちに向けて、
ラジオが好きである自分をある種肯定できるような話を作るとか、
そういうのは結構作るときに考えることが多いですね。
めちゃめちゃ下向きに見てくださる人のことばっかり考えてるんだなっていうのは今、
よく伝わってきましたね。
一方で次回作というか、もう2週間後ぐらいに開幕する新作、新社というのが話題になってると思うんですけども、
まさに演劇のメッカ、下北沢の本田劇場で行われるっていうのは、
結構エポックメイキングだなと思って見てるんですけど、
劇場であるとか、そういったところに対して今感じてることであるとか、
逆に感じられてるんじゃないかみたいなこととか、少し最後に伺えたらなと。
そうですね、ノーミーツとして初めてリアル舞台を3年目やることにできまして、
だからもう初なんですよね。
今までずっと配信のみとかオンラインが中心だったときに、
初リアル舞台っていうときに、
日本ホストさんとお越しさせていただくことで本田劇場さんでできることになったんで、
本当にそれもありがたいなっていうことがあるんですけど、
36:02
逆に今すごくど真ん中の勝負をしようとしていると言いますか、
これもまた一個チャレンジなんですけど、
要は今までってコロナ禍のアンサー、カウンターとして配信とか、
オンラインっていうある手法に工夫を凝らして、
企画とか側で面白さを足している部分もあったんですけど、
今回、そもそもまずなぜやるかというと、
うちのコミカルユイジロウがやりたいって言ったからやるんですよ。
いいっすね、めっちゃ欲望が真ん中にありますね。
それは彼はずっと、もともと衝撃場出身だったんですけど、
ずっとノーミスでこの2年、3年間企画が先行してて、
そこに彼もとても気を出して面白いんで、
それに答え続けながら作品を作ってきたんですけど、
今、僕がそういった側とか企画とか一切無視して、
僕が今世の中に言いたいことを言いたいっていうことを、
それは本当に作家のエゴだと思うんですけど、
普通にずっとこの2年間コミカルが溜まって、
その時にちょっともうやりたいっていうのを結構言ってたんですよ。
ある意味で禁欲してた部分が。
禁欲してた部分が、彼のエゴが。
その時にたまたまこんな機会、しかも政治本田劇場っていう時に、
これはやりたいって言ってたから、
実はこの配信社って今までのノーミス作品の中で、
一番さっき言った誰に向けてとか、誰に届けるってことを全無視して、
自分たち特にコミカルユイジロウという作家が、
今世の中に投げかけたいことを今回信じてくってみようっていう風にしてるから、
実は今までのプロジェクトのあり方と全然違うアプローチをしてるんですよ。
なるほどな。
これはとても怖いことで、
今まではそういう僕らなりにガバード企画とプロデュース面で、
世の中の接点を見つけたりとか、そういう形で工夫してやってたことを、
もうあえてやらずにぶつけてみよう。
それはコミカルユイジロウの挑戦をノーミスとしても応援したいっていうのもあって、
やってるので、そういった意味で言うと、
今までで一番彼のドロドロしたところが出る作品で、
でも実はそれが一番面白い気もしていて、
39:04
これは何も気持ちやってないんで、
本当に彼自身の作家としての勝負っていう場になってて、
だからもうヒヤヒヤですよね。
もしかしたらソース感でつまんなかったって言って、
終わってしまうかもしれないっていうリスクもある中で、
今チャレンジをしてて、
その中で一応挑戦としては、今回その配信支店、
名前が配信者っていうことで。
ちょっとややこしいですよね。
そうなんですよ。
背く信じるものの裏切る行為の配信者ってタイトルなんですけど、
当然ノーミスが作る舞台ですので、
ダブルミーニング、コミカド大好きなダブルミーニングで、
ブロードキャストの方の配信という意味もかかっていて、
なので劇場視点で見るチケットと配信視点で見るチケットの両方売っておりまして、
今掲げているのは、どちらから見ても違った視線で物語が楽しめるっていう。
それ不思議だな。
歌ってて、それをさっき言ったように、
今並行してどうやったらそれができるんだっていうのを、
ギリギリで追求しながら作ってます。
今煮詰めてるんですね。
何もまだだから、正解は僕らもまだ確定してくれてないまま先に言っちゃってるんで。
そういう意味でノーミーツの挑戦って、
観客っていうワードもあるんでしょうけど、
どっちかというと目撃者に近い考え方で、
僕は向き合ってるなって自分個人として思う部分があるんで、
非常に楽しみにしてます。
ありがとうございます。
ぜひ見てもらえたらと思いますね。
めちゃめちゃハードル上げましたね。
でもこれぐらい上げた方がきっといいんじゃないかと。
それはありますね。
上げて上げて追い詰めて追い込んでいくってことだと思うので。
ありがとうございます。
非常に濃いお話が聞けました。
今日は一旦ここで終わりとさせていただきます。
本日来ていただきましたゲストは、
ストーリーレーベルノーミーツ主催のひろやゆうきさんでした。
本日ありがとうございました。
ありがとうございました。
楽しみにしてます。
ありがとうございます。
今日も知的興奮が止まらないエキサイティングなお話でした。
皆さんはどのようなインスピレーションを受けたでしょうか。
本当に一度も会わずにプロジェクトが立ち上がっていく、
そんな夜明けなシーンを裏側見せていただいたんですけれども、
まさかというか企画書など1ミリもない、
いやおもろいこと思いついた。
42:01
今空いてる。
いいよ。
Zoom入ろう。
こいつも面白いと思うから呼ぼうよ。
っていう3人が急に始めて、
2日後にコンテンツができて、
そして世界に広まっていくという、
いわゆるビジネスではなかなかないような、
いろんなシーンがエンターテイメントのプロジェクトならでは、
素晴らしい熱量だったんじゃないかなというふうに思います。
リスナーの方にとっても熱量の高いプロジェクトを立ち上げるヒントが伝わったんじゃないでしょうか。
プロジェクトデザインルームでは、
新時代を導く先駆者たちと対話を続け、
プロジェクトを面白くしていくヒントを発掘していきます。
番組ではインタビューのリクエストやご質問をTwitterで受け付けています。
カタカナでハッシュタグプロジェクトデザインルームをつけてツイートしてください。
それではまた次回をお楽しみに。
お相手はコネル資材図鑑代表の出村光雄でした。
43:03

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