こんにちは、takejuneです。この番組は、デジタルプロダクトの作り手をゲストにお招きして、フムフムと知識を増やしていくトーク番組です。
今回のゲストは、デザイナーの長谷川恭久さんです。
ウェブ業界で長くデザインや情報発信を続けてこられている先輩に、これまでのお仕事の話や、業界の変化をどう見ているかなど、話を聞いてみたいと思います。
恭久さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
いやー、出ていただけて光栄です。
いえいえ、こちらもゲストに来ていただいたのでね、反響も良かったので、大変嬉しく思っています。
そうですね、ちょうどこの収録をしている週が、やっしーさんのポッドキャストにゲスト出演、僕がさせていただいた回が公開された週ということで、
間髪あけずクロス収録して、こっちのお客さんに引き込もうという小推薦編を。
いやいやいや、このことして。
じゃあ、聞いている方はですね、もちろんデザイン関係の方とか知っている方も多いかなと思うんですけど、一旦自己紹介の方お願いしてもいいでしょうか。
はい、デザイナーという方が来てやってるんですが、最近まともにアプリを作りましたとかっていうのは一切ないデザイナーの汗柄です。
今何をやっているのかというと、スタートアップ、ちょうど先日ぐらいのサイズの会社から、本当に大きくなるところはメーカーですね。
皆さんがよく知っているようなメーカーのところまで、結構いろんなサイズの組織の中に入って、そこのデザインチームの支援だったりとか、
あとはそこで抜け落ちている、皆さんね、それぞれの立場でいろいろ頑張っていらっしゃるんですけど、それとも間々出てきている
課題だったりとかを拾って、いろいろごにょごにょやっているという風なことをしてたりしています。
という風なお仕事ですね。なので皆さんがより働きやすくなるための支援というものを後ろの方でコソコソやっているという立場でやっているというのが今の活動になっています。
ありがとうございます。最近で言ったね、本当にデザインチームを支援されているというイメージが結構強いのかなというふうに思うんですけど、
お仕事の依頼としても、そういうデザインチームを強化したいんだけれども、立ち上げたいんだけれども、どうしていいかわからないから手伝ってくれとか、そういう感じのオーダーが来るんですか?
なんかよくわからないけど相談が来るんですけど、なんか来てくれませんか?とか、そういう場合もあれば、あとは例えばデザインシステムを作りたいみたいな、
比較的具体的な要件で加われるというようなケースもあるんですけど、私に捕まるとデザインシステムをまともに作らないので気をつけたほうがいいですけど、
どうは言っても、そこでデザインシステムとかが欲しい理由とかを聞いていると、実はそういったURLライブラリを揃えるという話じゃないですね、というケースもあったりもするので、
そこはヒアリングを通して、その組織にとっておそらくプラスになるであろうという活動を優先的にやるというふうな感じですね。
ただ基本、ソーシャルメディアだったりとか、メールだったりとか、そういったところから軽く相談をしていただくところからスタートということが多いですね。
入りは結構いろいろなんだけど、その課題に立ち返っていくと、そういう組織的な話とかになっていくことが結構多いですね。
そうですね。向こうが考えている要望通りに動いてほしいみたいな期待されている方は、だいぶがっかりされるタイプのデザイナーだと思います。
でも、やっぱり僕は社会人としてデザイナーのキャリアをスタートしたのが2007年の世代なんですよね。
そうなんですけど、やっぱり当時、今みたいにいろんなたくさんのデザインカンファレンスとか技術勉強会みたいなのがあるわけじゃなくて、やっぱりCSSないと。
そうですね。それぐらいしかなかったですね。
そうだったので、やっぱりそこで長谷川さんのお話しさせているのだったりとか、情報っていうのはキャッチしていてよく見ていたので、昔から本当に勉強させていただいているという感じなんですけど、
その当時とかでいうと、結構XHTMLとか。
そういうのもありましたね。
CSSとか、結構技術的な話もされていたようなイメージ。
本とかも出されてたりとかっていうのもありましたし、でもそこに一個アドオンして新しい視点とか観点を提供するってことをされてたような気がするんですけど、
そういう切り口みたいなのって意識とかって当時からされてたりしたんですか?
ちょっと老外的な話なんですが、知らない人にも言いますと、私は昔コードも書いてました。
まだ今みたいにノートとかこういったものを書くっていうプラットフォームがあんまりなかった時代に、ちょうどワードプレスとかも出てきた頃ですね。
その時に私はありものCMSを使うのが尺だってことで、自分でPHPとかも書いて簡易的なCMSを作って運用していたっていう風な感じで、
だいぶ作る方には行ってたんですけど、当時からどちらかっていうと、かなり悪い言い方をするとフワッとした話をするタイプの人でした。
そこに関しては、そういった話がしたいっていう風な強い意思があったというよりかは、
少なくとも当時のデザインシーンとか見てても、結構作り方によってですね。
考え方っていうのにはあまりフォーカスされていないとか、そういった話をする機会が少なかったっていうのもあるので、
あえてそういったところに突っ込んでいったっていう風なところがあるのかなぁとは思いますね。
だから結構印象的でしたね。すごい、アシタップ変える知識みたいなやつじゃないことを話されてるヤシヒさん見てて。
かわいそうにね。
でもなんかそれがすごい面白かったというか、当時の自分からすると、そういう考え方をインストールというか、
インスパイさせてもらえる機会というのがそんなに多くはなかったので、結構その印象に残ってて、
なんか変な、逆に嬉しくないかもしれないけど、世代的な憧れみたいなのもあったし、
昔の頃にね、そういう風に見ていた方とかっていう風にお話しすると、結構なんかやっぱり嬉しかったりもするんですけど、
憧れスタンスみたいな感じでこられてたらつまんないですか?
まあ、あまり憧れの対象になるタイプではないと思ってはいっぱいです。
いや、そんなことないと思うんですけどね。
適当ライフなのでね。リアパスとか何ですかって言われても知らんがなという風に申し訳ないようになりますけど、
今と昔とは違うと思うんですよね。
昔はどちらかというと、仕事領域が存在しないから作るっていう風なタイプだったと思うんですけど、
業界にもそうですし、そういう人の方が伸びやすい。
それは、ちょうどさっき2007年ぐらいに、この業界の方にキャリアを始めましたと言ってましたけど、
ちょうど2008年がiPhoneが出て、スマートフォンが出てきて、
今みたいなアプリデザインが出てきましたけど、初期の頃、例えば2010年前後なんていうのは、
誰もどう作ったらいいのかもよくわかんないっていうような中で、
自分で仕事領域を作ったりとか、自分で何かを作ったりとか、
ああいう開拓をしていかなくちゃいけない。
事例もない、正しいもない、よくわかんないっていう中でやらなければいけなかったので、
多分あの感覚は何となくわかるかなと思うんですけど、
それと似たようなのがWebの2000年前後ですよね。
その頃にあったのかなと思うので、
ある種そういった、僕は今さっきキャリアをしながらと言っているのも、
そういった初期を体験し、そこで即興でいろいろ頑張らないといけないっていうのが、
数年続いていたからこそ、そういうふうな感覚になってしまっているのかなというのはありますね。
本当にそうですね、ゼロ年代前半を切り開いて来られたっていうイメージが、
やっぱり僕はフォロワーとしてやってきた感覚みたいなのもあるんですけど、
逆に第一世代みたいな感じでやって来られている中で、
長谷川さんが憧れたりとかフォローしている人というか、
上の世代とかで観光にしたとか、ベンチマークにされていた人とかっていたりするんですか?
多分僕の世代とかもそうかもしれませんし、他の人によると思うんですけど、
そういう人いないんですよね。
一番上の近い方で、もちろんデザインというふうに大きなこと言ってしまえば、
本当に無数に星の数ほど憧れるという会社はいますけど、
ただアプリとかウェブとかデジタルにおけるデザインっていうのって、
あんまりないんですよね、上の世代というか。
下になった人とか、またそれはそれでチェックしたい人とか、
これはこれで憧れる?別に年齢かけないと思うところで、
そういった意味では移動かなと思うんですけど、
僕個人に関して言うとあんまりない。
どちらかというと何でもしてもいいというのが良かったというのがあるので、
ベンチマークはなかったですね。
自分でなかった適当にいろいろやるというところが楽しかったというのがありましたね。
そんな感じで、やっぱり何もなかった。
ゼロ年代から始まって、だんだん2010年代、20年代というふうに、
名前がなかった仕事に名前が付いていったりとか、
いろんなバズワードみたいなのも出てきたりとかして、
デザイナーっていう仕事が型化されていったりとか、
何々デザイナーみたいなのも出てきたりとかっていうので、
いろんな意味で変化がいろいろあったのかなというふうには思うんですけど、
長谷川さんのキャリアの中でウェブ業界の変化っていうのを、
どういうふうに見ているのかなみたいな話をふんわり聞きたいなって思ったんですけど、
オープンすぎると答えにくいかもしれないんですけど。
いやいや、完全にビジネスの一つになったとか、
ビジネスも入ってきてっていうのもあるので、
だんだん商業的な場所になってきてるっていうのはあるかなと思うんですね。
それはアプリだってそうだったと思うんですよ。
最初のアプリって確か、
iPhoneを振ったらロウソクが火が揺れるみたいな。
ありましたね。
それじゃないですか。
面白いからいいんですけど、
ただそういったある種の自分たちを表現するためとか、
技術を検証するための場所が、
今やデザイナーですらコンバージョンを生むとかっていう風なことを考えるっていうのがあったじゃないですか。
最初はある一部の人たちが熱心に、熱意を持ってやってる場所が、
どんどん人が集まってきて、
人が集まることによって商業化されていくっていう風なことを繰り返してみるっていうのは、
見てて取れますね。
その中でやっぱり安井さんはクライアントと向き合いながらお仕事されてきたかなと思うんですけど、
仕事されてくる中で求められることっていうのは、
さっきもデザイナーでもコンバージョンをみたいな話とかありましたけど、
求められる能力とか事柄みたいなことっていうのは結構変わってきてる感じっていうのはあるんですか。
そうですね。さっきの、
ある種のアートスペースから商業的になることになってきたっていうところも見てて、
最初のホームページの中でも存在してるだけの価値だったわけです。
なので作れたらそれでもうお金もらうわけですよ。
それってアプリもそうだったと思うんですね。
アプリが作れるっていうだけで、
お金もらえた時代の中で、
どんな成果物だろうがとりあえず作れるっていうところだけで、
ものすごく市場価値があったので、
それで生活できた方もいらっしゃると思うんですけど、
今は人が集まってきてビジネスになるだけで、
ただ単に作れるっていうだけではダメになってきてるというのはありますよね。
もちろんそういったケースっていうのは、
そういうことを求めるお客さんはいるとはいえ、
それの市場規模っていうのは当然縮小してると思いますし、
むしろその作った後どうするのかとか、
どういうことをすれば運用ができるのかとか、
そもそも生活なのかっていう風なところを考えないと、
どうしても引き抑え効果が悪くなってしまう。
例えば今でもWixとかスタジオとか、
いろんな低価格で高度な表現ができるという作られてきたもの、
それが出てきたことによって何が起こっているのかというと、
今度はそこに対して何か費用対効果を求める人が出てくると思うんですよね。
よかった、で終わらないと。
そこへのシビアになってきてるっていうのは、
年々感じられるっていうのが、
私から見えているとそういう風に見えているという感じですかね。
動く、見えるっていう。
そういう感じだったところから、
その中でも競争みたいなのが生まれたりとかっていうのも比べられるし、
インターネット空間っていうのが商業空間としてどんどん成立していく中で、
それを効率化していったりとか、
ビジネスに対してどう寄与するかみたいなところが、
結構求められるようになっていったみたいな感じ。
ここはもうウェブサイトみたいなところだよな。
ウェブサービスとかアプリとかもそうですし、
今のNFTはどちらかというと、
各国一部の人たちが様々な実験をして、
面白い、これはいけるかもっていうのを色々やっているっていう時期ですけど、
曲がれがもっと人が集まってきてやってくると、
多分ウェブとかアプリとか残っているような、
同じような現象っていうのは起こるかなと思うんですけど、今は。
楽しんで欲しいなって思いますけどね。
そうですね。だからイラストサイトみたいなのを作って、
マーキータグとかカーソルが十字になるみたいなね、
作ってたりとか、
ロウソクの火消すアプリ作ってるみたいな感覚で楽しめるのが、
今はNFTなのかもしれないですね。
そういう感覚はありますね。
楽しめる領域では楽しんでたいなみたいなのも聞いてて、
思ったりしましたけど、
そういうふうに前提が違っている世代みたいなのが、
生まれてくるのかなと。
僕らはなんかそのね、
僕らと言ってもまた、
僕とヤシュシャさんの間でも差があるわけですけど、
まだちょっとアートだった時代っていうのも知りつつ、
そういった勃興してくる技術に対して、
そんな端子を持ったりもするんですけど、
それこそ2010年代、20年代、
業界に入ってきたデザイナーの方っていうのは、
またなんかちょっと別の前提を持ってて、
タイプみたいなのも違ったりするかなと思うんですけど、
出会うデザイナーのタイプみたいなものも、
なんか結構人種っていうだったりとか、
思考性みたいなのとかっていうのも結構なんか、
変わってきてる感じとかってありますか?
あとはそういった結果を出していないっていうのは、
僕はあるのかなとは思ってますね。
じゃあ僕どこに注目してるのかっていうと、
どちらかというと、
自分が今やっている仕事のやり方っていうのは、
ある種、自分がやりたかったことの理想型にだいぶ近いと思ってですね。
そこに近づくにはやはりまだまだいろんな道は進んでると思って、
最初は制作しますよね。
制作だと、
よくも悪くも、
お客さんの言ってることを形にするっていうのがメインの仕事なわけですよね。
それはそれで一つの生き方でかつ、
それはそれで一つの素晴らしい仕事の活動と思っても、
僕がやりたかったのはどちらかというと、
作った後にどういうインパクトが得られるのかっていうところなんですよね。
それは社会に対してだったりかもしれませんし、
その先にいる人によるかもしれませんけど、
そのインパクトっていうものが、
自分の能力では、
その制作というところでは無理だなって気づいたっていうのが、
30ぐらいですかね。
それぐらいだったので、
そこでどんどんどんどん組織の中に入っていってとかっていうようなことを、
次第にし始めたっていうところは、
インパクトが得られるところっていうのは、
まずは事業会社だよねってなってしまったね、
僕の場合は。
そっちの方がお客様に直接、
例えばその制作会社でも、
ユーザーのこと考えて作るっていうことはできますよ、当然。
ただ、その間には必ずクライアントっていうのがいて、
そのクライアントの中には決済者とか、
そういういろんなものがあって、
だいぶ先なんですよ、ユーザーが。
で、その時に例えユーザーユーザーっていっても、
まず最初にクライアントっていう、
壁って言ったらいいんじゃないかな、
そこを超えなければ、
ユーザーユーザー通じないっていうケースって結構あったりもするわけですよね。
そこの壁っていうところに面白さを感じたりとか、
だからこそ効果があるんだとか、
成果が得られるんだっていうふうに捉える人は、
当然ながらたくさんいると思うんですけど、
自分の中ではそういうのは得られなかったというのがあったので、
そこで次第に事業サイドのほうに、
行くようになったっていうのはあるかもしれませんね。
やっぱり安井さんも最初は技術的なお仕事というか、
制作するというところからスタートされて、
誰しもそうだし、
やっぱり手を動かすところからより上流に入っていきたいと思っても、
なかなか誰しもができるわけじゃなかったりとかすると思うんですけど、
それができるようになっていったのって何でなんですか?
まずは、
人によってはその辺をうまく、
勉強してとかってやってたんでしょうけど、
自分の場合結構成り行きで、
どういうふうな、
これも振り返ってみればいい成り行きだと思うけど、
ずっとブログとポッドキャストとかやってたのが一番良かったです。
自分の場合は、
ブログはだいぶ前から日記は書いてなかったんですよ。
学んだことだったりとか考えてることを書いてたりとかやっていて、
その時にだいぶ早くの時から、
デザインのことだけじゃなくて、
マーケティングの話だったりとか、
ビジネスの話だったりとかはしないですね。
そうやって必然的にそうなっちゃうんですよね。
効果のあるウェブサイトを作るにはどうしたらいいんだろうかと考えると、
HTMLを一生懸命覚えるっていうだけでは、
効果って得られないですよ、残念ながら。
そうするとマーケティングのこととかも考えたりしませんし、
マーケティングのことを考えだすと、
今度は人の認知ってどういうことなんだろうか、
なぜマーケティング語が人に響くんだろうかみたいなことってあると思うんですね。
そういった形で学びをなぜなぜなぜとか、
いもづるしきに学んだことをまたブログに書いて確認して、
で、書いてるうちによくわからなくなってきたので、
また調べてっていうのを繰り返してたので、
いつの間にかそういった俗に言う上流派の方に入るための知識や経験っていうものは、
そういったことを通じて得られたところがあったんじゃないかなと思います。