1. プロジェクトの秘訣を探る Project Design Room
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2023-02-28 32:09

#02-1 アイデアでつながりエンタメのあり方を再発明する | ノーミーツ主宰 広屋 佑規

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起業家や科学者、クリエイター、新時代を導く先駆者たちと膝を突き合わせながら、プロジェクトを軌道に乗せる秘訣に迫るインタビューシリーズ。番組では「プロジェクトデザイン」の視点から5つの質問を投げかけ、プロフェッショナルの原動力に迫ります。
第2回目のゲストは、「ノーミーツ」主宰の広屋 佑規さん。
緊急事態宣言下で、ふとしたアイデアから才能溢れる劇団員が集まり、わずか数日でオンライン演劇の実験コンテンツを配信開始。長編オンライン演劇を大成功させ、文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 優秀賞はじめとした数々の評価を受け、2023年には下北沢本多劇場にて初の舞台演劇に挑戦するノーミーツ。
創業前のエピソードから、力強く未来に向かっていくための構想まで、ディープな対話をお楽しみください。
<ハイライト> #緊急事態宣言下zoomで意気投合してプロジェクトが生まれる #企画書は一枚もなく、アイデアの熱量で仲間が増えていく #長期ビジョンではなく「おもろい」から始める #相手への期待値の解像度が高いことが良い巻き込みにつながる #挑戦に寛容な社会を目指したい
<5つの質問> #1 VISION : どんな未来のために活動しているか #2 ORIGIN : 活動の根源にある原体験 #3 KEY : プロジェクトを大きな成功に導く鍵は #4 CHALLENGE : 超えるべき高い壁は #5 EFFECT : プロジェクトの成功は社会にどんな影響を与えるのか
■まだ出会ったことのない、新しい物語を生み出すストーリーレーベル「ノーミーツ」

https://no.meets.ltd/

00:00
プロジェクト・デザイン・ルーム
プロジェクト・デザイン・ルームへようこそ。この番組は、企業家や科学者、クリエイター、新時代を導く先駆者たちと膝を突き合わせながら、未来を対話するインタビューシリーズです。
プロジェクト・デザインの視点から5つの質問を投げかけることで、プロフェッショナルの原動力に迫っていきます。
ナビゲーターはKonel、知財図鑑代表で、プロジェクト・デザイナーの出村光世です。
それでは本日のゲストをお呼びいたしましょう。
時代に先駆けて新たなエンターテイメントを生み出し続けるストーリーレーベル、ノーミーツ主催の広屋佑規さんです。よろしくお願いします。
はい、広屋です。よろしくお願いいたします。
いやー、めっちゃ楽しみにしてました。
本当ですか。ありがとうございます。呼んでいただいて。
めちゃめちゃやりまくってるだろうな、いろいろって思ってる、佐中。
いやもうそんなもうね、プロジェクト・デザインルームですもんね。
確かにプロジェクトはいくつかやってるかもしれないですね。
というか、途切れずに多分やり続けてるなっていう印象が見て取れていたので。
ありがとうございます。
第2回のゲストとしてお呼びをしてます。
確か広屋さんとは、ちょうど1年前ぐらいに下北沢のみかんがオープンする際に、
演劇の街下北沢からなんか新しいことやれないかなぐらいのノリで、
最初お話を始めたような気がしますね。
そうですよね。だから実はほんと1年、あれって1年前ですか。
そうです。ちょうど1年だと思いますね。
いやそうなんです。僕たちもやっぱり今、
オンライン演劇みたいなことを始めたチームではあったりするので、
演劇にゆかりがあるっていうか、演劇を作っていくことが多かったりするので、
下北沢にこんな施設ができるんだっていうのもありましたね、最初はね。
そうですよね。ありがとうございます。
ではですね、このノーミーツ、とても注目を今されていて、
ファンも数多くいらっしゃると思うんですけども、
初めて知るリスナーの方もいると思うので、
まずは簡単にノーミーツの紹介をお願いします。
はい、改めてストーリーデビュー、ノーミーツの取材のひろやです。
我々ノーミーツはコロナ禍で最初は劇団として旗揚げしたのがスタートになりまして、
03:06
コロナが来た時にやっぱりすごくエンタメ業界全般が苦しんだ中で、
何かその時にも自粛するだけではなくて、
できることはないだろうかというところを、
本当に周りにいる仲間たちと話した時に、
たまたまZoom、会議ツールのZoomで、
これで人と人が会話できるんだったら、
芝居もできるんじゃないかというところを、
本当に軽い気持ちと言いますか、やってみようかぐらいの感じで始めて、
Zoom演劇みたいなことを最初は始めたのがきっかけで始めたチームですと。
だんだんそれがいろんな方々に見ていただけるようになってきて、
じゃあそれを長編にしてみようじゃないかというところで、
Zoomだけで一度も会わずにお芝居を2時間ぐらいのものをやってみようという作品ですね。
モガトリアムという作品を作ってみたりとか、
そこからだんだんZoomだけではなくて、
むしろオンラインでお芝居とか配信を届けられることって、
すごく可能性があって面白いんじゃないかというところから、
だんだんZoomを卒業して、
実際に生配信で演劇をいろいろな場所から届ける。
生ドラマっていったほうがもしかしたら近いんじゃないかというぐらい、
そういうテイストでいろんな作品作りをしているようなチームになってますね。
ありがとうございます。
本当に初期の代表作である門外不出モラトリアムも拝見させてもらって、
ありがとうございます。
Zoomってもともと会議のためのツールで、パソコンにみんな向かい合ってというような中ですけれども、
あれで演劇って聞いたとき、ちょっと正直、
おもろいんかぐらいの結構はてなマークが付いている状態から、
どれどれっていうところで結構気を抜いて見ていたんですけど、
かなりあっという間に時間がやっぱり過ぎてしまったというところであるとか、
たぶん脚本のリアリティみたいなところがものすごく入り込んでいった部分があったんで、
僕どっちかというと、Zoomだからおもろいなっていうよりは、
やっぱり話がおもろいなと思って見させていただいたの。
一番うれしい感動でした。
ありがとうございます。
いろんなことに発展されてきているノーミーツだし、
広谷さん自身もいろんなことやられていると思うんですけども、
ちょっと本題に入る前に、
広谷雄貴という個人についてももう少し聞きたくて、
06:00
ノーミーツ始める前ってどんな人だったんですか。
ノーミーツ始める前は、
全然オンラインなんて1ミリも興味ない人間でした。
えー、ギャップ。
1ミリも興味ないっていうか、そういうことはやってなくて、
ライブエンタメ側の人間といいますか、
実際のエンタメイベントを作ったりとか、
イマーシブシアターって言われる、
広い意味で言うと演劇のひとつのカイプであるんですけども、
より没入感の高いお芝居。
どういうふうに高いかというと、
演劇って普通のお芝居であるんですけども、
実は演劇が盛んなニューヨークとかロンドンでは、
コロナ前に本当に盛り上がっていた形式なんですけども、
ある種、舞台上ではなくて、
むしろ目の前のお芝居を見るというか、
お芝居を見るというか、
お芝居を見るというか、
お芝居を見るというか、
お芝居を見るというか、
目の前の空間とか、
ホテルとか病院とか、
そういう特別な空間の中で、
役者さんたちが芝居をして、
それをお客さんは目の前で楽しむみたいな、
ちょっと言ったらテーマパークっぽいって言ったらあれですけど、
そういうエンターテイメントとも言えるし、
新しい演劇の形式っても言えるようなものが、
海外で盛り上がってたのがあって、
そういうのが好きで、
そういうのを日本でやろうって言って、
たくさん仕掛けてましたね。
超生で超近距離の世界観で、
三密が売りなんですよ。
というところから入ってるんですね。
すごい話それちゃうかもしれないですけど、
ツイッターのアイコンでバナナ持ってますけど、
あれはさらに僕の過去にさかのぼらなくちゃいけないんですけど、
僕は20代の時はさっき言ったようなエンターメイドを作ってたんですけど、
そこのさらに前で言うと学生の時にさかのぼる必要があって、
その時は街中でドッキリばっかり作ってたんですよ。
ドッキリ屋さんだったんですね。
ドッキリ屋さんで、
ユーチューバーみたいなことなんですけど、
僕はもともとテレビっ子で、テレビバラエティ大好きだったんですよ。
ずっとテレビバラエティ作るのかなって思ってたら、
僕が大学生ぐらいの時に、
YouTubeとかツイッターが盛り上がり始めて、
YouTubeとかにテレビとかじゃない人たちがテレビ以外の場所で、
09:03
面白いことやってるっていうのを感じて、
テレビに入らなくても自分たちで作れるのかって思ったんですよ、当時。
今でこそ当たり前ですけどね。
だから、その時に、
皆さんご存知じゃないかと思うんですけど、
世界一のドッキリ集団がニューヨークにいたんですよ。
インプルーヴエブリエアーっていうですね、
皆さんご存知、インプルーヴエブリエアーという、
本当にYouTuber元祖みたいな人たちがいて、
彼らが街中とか公共空間でのドッキリ企画をいっぱい作ってて、
それ見てくだらないなって思いながら、
やっぱり大学生の僕は、ちょっと真似してみたいというか、
やってみたいって言って、
始めた時の企画の一個がバナナフォンっていう企画で、
本当ね、言葉で説明しちゃうと、
ちょっと皆さん今ポカンとしてる顔が辛いんですけど、
バナナってやっぱり電話に見えるじゃないですか。
見えますね。
見えるんですよね。なので、
バナナを電話に見立てようと。
それを、参加者を100人ぐらい募集して、
応募して、ツイッターという当時新しい通路を使って、
募集をするんですよ、一般の人たちに。
100人ぐらい集まって、その皆さんにバナナを配って、
時間を決めて、渋谷の8校前に、13時から13時に、
みんなでバッと大集合をして、
その時だけは5分間、バナナで電話し合おうと。
あとはバナナをスマホと見立てて、スワイプしようと。
すると、それを知らない人は、
あれ、バナナ型出たの?みたいなことにならないんですけど、
でもちょっとスッと笑ってくれるという。
ちょっと正気の沙汰じゃないというか。
正気山でも好き好き好きなんですよ。
それもちょっとエピソードを少し詳しく聞きたいなと思ったんですけど、
ある意味、一つのプロジェクトをノリでやってたに近い状態が、
元々の素地としてある人なんだなと思って見てたんで、
確認できてよかったです。
元々はそういう話というか。
おもろいことがやりたいと。
そうですね。
プロジェクトってある意味、終わりのある、
ちゃんと期限のある、目標のある活動ということで言うと、
一つバナナみたいな話も今回の参考になるなと思いながら聞いてました。
じゃあ、ちょっとここから本題に入っていくんですけれども、
このプロジェクトをデザインする、設計するというような視点から、
5つの質問を問いかけていきたいと思います。
12:02
まず一つ目がビジョンというところなんですけれども、
ずまり、今ノーミーツ、ないしはひろやさん個人として、
どういう未来をイメージして活動されてますか。
なるほど、未来。
結構やってることがこんな未来につながるんじゃないかとか、
これまでなかったような新しい世界観を作れるんじゃないかとか、
多分いろんなことを想像されてそうだなと思って。
でもなんか、本当に僕もそういったことを立ち返る瞬間ってやっぱりたくさんあるんですけど、
僕個人で言うと、
寛容さみたいなものがキーワードとしてあるんですよ。
寛容さっていうのは、物事の表現とか、
エンタメとか価値観とか、
もっとみんな受け入れたりとか、面白くあればいいのになっていう根本の価値観があって、
それを僕はエンタメっていうものを使って届けたいなっていうふうに思ったりすることがあるんですよね。
それはなぜかっていうと、いろんなことがあるんですけど、
結構実はさっきのドッキリと僕の中で脳みっつもつながってる部分があって、
さっきのドッキリやり続けた結果どうなったかっていうと、
僕一回大炎上してまして。
ツイッター、ネットで。
とても反省してるんですけど、だんだんその規模も大きくなってきて、
昔渋谷のハロウィンがああいう正式な感じになる直前ぐらいの、
若者が勝手に盛り上がり始めてるっていうときに、
それに乗っかってより大きなゾンビ企画をハロウィンになったんで、
やろうとしたことがあったんですけど、
それがやっぱりいろんな流れの中で炎上してしまって、
結局やれなかったんですけど、やろうとする前にいろんなクレームがあって、
やれなかったっていうのがあるんですけど、
結構それがやっぱり強烈な体験としてあって、
それは何かというと、
その企画も、実はオリジナルっていうことよりは海外とかではすごい人気企画だったんですよ。
すごく面白がってもらって、それこそYouTubeとかで上がったときも、
すごくいい企画だね、すごく楽しくて日常が豊かになるようないい企画だねっていうふうに
15:02
賞賛されていった中で、
日本でもこれ素敵な企画やってみたいなと思ってやったときの結果が万薬だったんですよね。
なんかそのときに、やっぱり、
それこそ僕が好きだったテレビとかも、
どんどんコンプラ問題で表現の幅が狭まったりとかすることとかが通じるなーみたいなことをやっぱり思って、
もちろん国が違うので、
日本として守らなくちゃいけないこととか、
ルールとかっていうところがあることは今とても学んでるんですけど、
根本の部分としてもっとそういうのを受け入れられたりすると、
毎日豊かになるのになーっていう気持ちがあって、
それを結構一個一個作りながら突破したい気持ちがありますね。
めちゃめちゃ今、現体験的なところも含めてお話を伺えてるんですけれども、
やってみるみたいなことに対しての寛容さみたいなのが、
それが面白かろうが、そうでなかったとしても結構個人の感想の集積でしかないので、
そこを事前に叩かれたのはちょっと辛かったんだろうなーっていうのを思いながら、
やった結果に対してだったら、それに対する考察みたいな形で見れるところもあると思うんですけど、
確かにそういうところが一個ずつ学びになっていきながら、
寛容さみたいなところにキーワードが出たんですね。
そうなんですよね。だからそこからは、ちゃんと自治体とか観光業界の皆さんとかと一緒に組みながら、
真っ中を公共空間を舞台に見立てて、エンターテインメントのショーを作らせてもらったりとか、
それこそノーミーツだったりするのも、
本来自粛しかできないっていうときに、こういったこともあるんじゃないかとか、
そういうずっと、当たり前をある意味疑ってこういうこともできるんじゃないっていうところを作るのが、
結果何か振り返ってみるとそういうバックになってるんで、
そういうのをずっと作りたいんだろうなっていうのは、最近また振り返っているのがあります。
面白いです。ありがとうございます。
じゃあちょっと繋がりそうなんで、2つ目の質問に入っていくんですけども、
オリジンということで、ここまでヒロさんがノーミーツやってるっていうのは、
なるほどっていうのはあるんですけど、とはいえチームでやられてると思うんで、
18:04
例えばコアメンバーとの出会いとか、何かしらきっかけ。
コロナっていう自粛のきっかけはあると思うんですけども、
でもなんかやろうぜってなったりとか、
また一度も会わずに作品ができてしまったみたいなことが非常に面白みを感じてるんですけど、
ここにどういう始まりの原点があったのかって教えてもらえますか。
原点ですよね。
でも本当に、さっきもつらったとおり、最初コロナがノーミーツっていうと、
コロナになってしまって、僕のライブエンタメのお仕事が全部ゼロになったんですよ。全中止。
激しいですね。
激しかったですね。結構人生終わったなって、本当に一瞬思うぐらい。
全部中止になるなっていうのがあって、本当に仕事もできなくなるし、
これどうしようぐらいになったんですよね、コロナのときに。
そのときにノーミーツだけじゃなくて、いろいろオンライン企画を考えなきゃって言って、
5個ぐらい走らせて、何かにすがる思いっていうか、いろんなことをやってやってっていうのの1個が、
さっきのズーム演劇っていうアイディアで、
そのときに僕だけでもできないときに、
こういう感じを面白がってくれる人いないかなってまず探すんですよね。
そのときにノーミーツ、僕だけの主催じゃなくて共同主催っていう形でノーミーツ始めてるんですけど、
まず林健太郎っていう、本当にエンタメ業界仲間だった、
友達だったんですけど、に声かけたんですよ。
彼と若は元々映画会社で働いてたんですけど、
でもちょっとそういうインディペンデントな匂いがあるプロジェクトとかをやってるっていうのはずっと認識してて、
なんかこれ興味持ってくれるそうだなっていうアンテナがあって、連絡したら2つ返事でやりましょうよっていう風に言ってくれて、
お互いプロデューサータイプだったんで、
本書ける人、演出できる人、人だなってときにすぐにその場で林くんが、
今ノーミーツの脚本演出やってるコミカドユーチューブっていう人間を呼んで、
ズーム入ってよっていう風に呼んだときに、いいよっていう風に。
彼自身は今でこそノーミーツの社員にもなって一緒にやってるんですけど、
当時はその松竹っていう会社にいて、
やっぱりかかり自身もすごい歌舞伎止まっちゃったりとか、
エンタメしんどいなってときに声かかったんで、
21:02
ほんと軽い気持ちでいいよって言ってくれて、
最初にその日中にズームで3人で会ったのが最初でしたね。
そうなんですね。
じゃあコミカドさんとはもともと別にお知り合いとかではなくて。
全然何の面識もなかったです。
なんか結構プロジェクトってすごくいろんなキーがあるなと思う。
タイミングもすごく大事だったんでしょうし、
そのときに2つ返事で話が展開してたっておっしゃいましたけど、
何を見せて説明したんですか?
いや、何も見せてないですね。
メッセージでちょっと話したいことあって、
今時間あるっていうふうに確か僕が林君に聞いて、
林君がいいですよって言ってくれて、
ズーム繋いでそこで話しました。
じゃあもう放送で。
企画書とか作ってない。
放送で伝えて、その場で面白そうだからって、
林君もすぐにコミカドを呼んで、
それも別に何の話もなくて、3人で出会うじゃないですか。
でもそこで今でも覚えてるんですけど、
それが2020年の4月5日なんですよね。
4月7日が緊急事態宣言が初めて発令されたタイミングだったんですか。
それのちょい前に何かしようよって集まって、
僕らノーミーツが初めてアカウントを作って、
作品を発表したのが4月9日なんですよ。
だから声かけてから、実は3日、4日後にはもうすでに作品出したんですよね。
そこにおいて、わりとノリで、まずこんなことからやってみたいなのか、
今見えてるようなノーミーツの世界観みたいな、ある意味ビジョンみたいなものがあって、
そこに向かってこうよみたいな話で盛り上がったのか、
ちょっとそこを細かく聞いてみたいなと思ったんですけど。
それでいうと前者なんですよね。
それが、だからプロジェクトデザインって本当にいろんな形あるなって、
今でこそやっぱ多岐にいろんなことさせていただいてるんで思うんですけど、
でもやっぱ最初って本当に衝動でしかなかったんですよね。
もうビジョンなんて正直ないですよね。
あるとしたら、今本当にみんなちょっと低迷してるというか、
ちょっと本当にどうしてかわかんないっていう時に、
何か動いてみようよぐらいの本当に気持ちで、
最初その3人で、時間もたっぷりあったんで、
仕事がもうないので、もう時間だけはやっぱあった。
それはやっぱすごくあって、
で、すぐに本書いて、すぐに役者、
その時に初めて集まったのが、今ノーミーツの所属俳優であるオツハタっていうやつと、
神谷恵子っていう2人が来てくれたんですよ。
24:01
すごい話だな。
オツハタさんもタクシー広告とかやってたりしながらね。
タクシー広告最近ね。
社長役にならない。
オツハタ よく知ってますよね。素晴らしい。
それが最初で、しかも嬉しいことに、
僕たちそこから4月の期間で、
Twitterにその短編のズーベン劇を、
本当に2日にペンとか1回のペンぐらいのペースで上げ続けていったんですよ。
で、一番話題になったのが、
だるい上司っていう企画のやつがあって、
それがTwitterで1000万回再生を超えるぐらい広かったんですけど、
みんなそれは知ってくださってることが多いんですけど、
実は最初の1本目から、
割と反響というか反応してくださる方が多くて、
それで意外とみなさん楽しんでくれてるし、
本当にあの時ってみんなどうしていいかわからないっていう感じだったんで、
まあ続けてみようかっていうぐらい感じる気持ちしてましたね。
割と実験し始めて楽しくて、
続けてるうちに仲間も増えて、
でもみんな会ってないみたいな。
不思議な状況ですよね。
あの時はもう死な感じでしたね。
すごい逆説的だなと思ってて、
例えばベンチャー企業立ち上げるぜみたいなことがあるときって、
必ずその熱意であるとか、
毎日お互いの状況が見える中で支え合っていくとか、
激励し合っていくとか、
いわゆるそういうイメージってあると思うんですけど、
一切会わずにおもろそうやんっていうことでやれちゃってるっていうのが、
結構いろんなことに対する反省になってるなと思って、
すごい面白いなと思ってました。
そうなんですよね。
でもやっぱりその勢いと、
あと僕たちの動き方に面白がってくれたりとか、
共感してくれるクリエイター仲間がどんどん集まってきて、
結果、そこから長編作ろうってなって、
さっき言っていただいた文外出作るときは、
大体13人ぐらいですかね、そのコアの方が。
13人になって、13人で1個先にちょろんくんくんやってみたいな。
それが最初あれ文外出5000名の方にね、
ショビキケット買っていただいて、
すごかったですよね。
見ていただいてっていう、
その辺でようやく先のこと考え始めました。
その辺で、
お金をちゃんといただけたと。
オンライン。
チケットいくらでしたっけ。
あれ確か当時2500円とか。
だからそうです。
もう本当に単純にかけたんで1000万以上だったんで。
すごいですよね。
しかもみんなコメント欄にコメント書きつつ、
27:02
その環境も見つつ、みんなでパチパチしながら。
そうなんですよ。
ちょっと見方としてもね。
今でこそ配信見てる時そういう見方あるってことも少しだけ広まりましたけど、
当時はその感じも本当に新鮮だったんだろうなって思いますし、
そうですね。
お菓子食べながらボリボリやりながら見ていただいてもいいですよみたいな。
そうですよね。
あの辺もね、結構ギャップが大きい。
そうなんです。
演劇では本来は見れないですからね。
本来ではできないことをオンラインだったらできますよっていうのを、
ある種こう変換して発信してましたね。
結構そこに企業さんもまた乗っかっていらっしゃったりとか。
僕はサンリオのタイアップのコンテンツを見させていただいたときに、
うち男の子2人いるんですけども、
なんかこう劇場行こうよみたいなことってなかなか子どもも反応しにくいですけど、
テレビつけて始めると、もう何も言わないでずっと見てたんで。
感覚とかも今までだとなかったような接点を、
なかったような層の人たちに繋げていってるなっていうのを
結構目の当たりにした瞬間だったんだと。
そうですね。
言っていただいたピューロランズのやつとかが、
僕らが本当に元気となる1個の作品だったんですよね。
あれが初めてZoomを飛び出して、
実際に僕ら演者さんたちとが会って作った初めて作品があれなんです。
今まではその1年間は会わずに作ろう、本当に徹底してやってたんですけど、
そこが僕らも意図的に来年度、ピューロランズの企画からは会って作ろうっていう風に
話し合って決めて作ったのがあれで。
それが結果的にまた面白がってもらえる方が増えたんでよかったなっていうのはありますけど。
そうですよね。あれなんかワンカットでやられてたんでしたっけ?
そうなんですよ。ワンカットで一度も切らずに、
閉館後のピューロランドを舞台にキティちゃんとかダニエルくんとかと、
そこで働く従業員役の俳優さんたちが共存してる世界という設定で、
ワンカットの生配信演劇っていうのをやりましたね。
せっかくみんなであえて撮りやすいのにまた難しいことしてるね。
でもやっぱそこにはある意味での挑戦心というか、
見てるこっちもわりとハラハラしながらというか、
ちょっと僕の場合作り手の目線もあって見ちゃってる部分はありましたけど、
やっぱあっという間というか、僕は基本三流に接する人間ではないので、
ですけど見れちゃったっていうのも含めて結構びっくりしました。
なんか本当にいろんな狙いがあって、やっぱりノーミートさっき言っていただいた通り、
30:04
僕たちとしてはもちろん物語への共感とか、
ちゃんとそのお客様に楽しんでもらえる物語っていうところをもちろん大事にしてるんですけど、
やっぱり一方でそのノーミート自体の物語性みたいなところも、
やっぱり特に最初の時ってすごく応援してくださっていて、
なんかそこは僕らもどこまで意識していたかっていうとあれなんですけど、
やっぱり次のノーミート何するんだろうっていう、
なんか期待みたいなこともあるんじゃないかなっていうふうなことを感じてもいましたし、
そのズームをなくす、自分たちがすごく本当に一年間、
もうどこでもなんかある意味ドヤ顔でノーミーツは名前の通り合わずに作ってるんですとか言っていたり、
それがすごくキャッチーでもあったので、ネーミングとしても。
そういうイメージがあったのをやっぱり自ら自分たちでそれを壊して、
でもそれやっぱり壊さなくちゃいけないなっていう思いもあって壊したんですけど、
その時にやっぱりただやるよりは、
1個その配信演劇ならではの面白さを作る時に、
やっぱりワンカット生配信が、ある意味演劇的な面白さが画面越しで伝わる手法の1個として、
ライブとして担保することがより演劇感が出るんじゃないかっていう狙いもあってやってっていう。
僕らもハラハラしますし、それがお客さんにも伝わって、
結果いい鑑賞体験になったんじゃないかなと思いますけどね。
そうですよね。
よく考えれば元々ある演劇は常にワンカットだし、
そうなんですよ。
その緊張感っていうのはある意味一定に保たれてるっていうところはあると思いますね。
ありがとうございます。
プロジェクトデザインルーム、このお話の続きは後編で。
32:09

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