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2025-05-16 19:06

#20-1 人生というプロジェクトに経営戦略を | 山口周・ライプニッツ代表

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<ハイライト>

・人生の経営戦略 という周さんの新著に沿って

・企業のライフサイクルカーブになぞらえて

・人生のステージを春夏秋冬に区分し

・人生という、その人にとって最も長期のプロジェクトに

・経営戦略の視点から有効な工夫を洞察しています。


・せっかくなので、ただ書籍をなぞるのではなく、周さん自身の人生を題材に対話してます。

・やっかいだった少年時代から、ワクワクが詰まる高齢時代に向けて、リアルなトークから学びを受け取ってください。

・パート4では、「春夏秋冬」は一度きりなのか?飽き性な人はまた春を始められるのか?という天邪鬼に付き合ってもらっています。たくさん勇気をもらえます。


▼山口周さんの新書籍『人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20』はこちら

https://amzn.to/44Vq47N


人生の経営戦略/山口 周 著

<内容紹介>

「そもそも生きている意味がわからない」「仕事で失敗するのが怖い」「40代を過ぎて、部下の若手の成長に焦る」「仕事ばかりしていて家族との時間がない」「最近全然成長できていない気がする」…人生でぶつかる様々な問題を、「経営戦略」のコンセプトで解決する、まったく新しい生き方の本。超人気著者の集大成!


■山口 周

株式会社ライプニッツ/代表

著作家/パブリックスピーカー。1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程を修了後、電通、ボストン・コンサルティング・グループなどを経て、現職。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』『ニュータイプの時代』『ビジネスの未来』など著書は多数。世界経済フォーラム(ダボス会議)のメンバーでもあり、中川政七商店社外取締役を務めるなど「美と経営の新しい価値」を世界に発信している。
■公式 note
https://note.com/shu_yamaguchi

サマリー

このエピソードでは、山口周氏が「人生をプロジェクト」と捉える新たな視点を提供し、人生のステージを四季に例えた経営戦略の重要性について語っています。また、彼の著書『人生の経営戦略』に触れ、コミュニティの重要性や自己検証のプロセスについて考察しています。さらに、人生をプロジェクトとして捉える経営戦略の概念を探求し、個人のリスクマネジメントについても考察がなされています。特に、時間資本や人的資本が幸福な生活にどう繋がるのかを解説しています。

人生をプロジェクトと捉える
プロジェクト設計部門
プロジェクト設計部門
プロジェクト設計部門
作り出す
自分で作ったカセットを自分で検証する人生と同じ
未来
無理で楽しいとだいたい70歳で楽しい
今こんだけ楽しいのにもっと楽しくなるわけって思った
あるいはその回復させる
どこでもいいからコミュニティに入って新しい関係性を作って
最終的に人生のクオリティを決めるのってよりは社会主義
プロジェクトデザインルームへようこそ この番組では 企業家や科学者
クリエイター さまざまな分野の プロフェッショナルの原動力に
迫り プロジェクトを成功に導く 秘訣を探っていきます ナビゲーター
はコネル 知財図鑑代表の出村 光雄です 本日収録しているのが
5月2日なんですけれども ゴールデンウィーク が始まっているタイミングなので
なるべく都内には行きたくないな 混雑避けたいなというふうに思って
家の近くに留まろうとしてるんです けれども 今日は葉山のエリアに近い
ソイルワークアキアというワーク スペースに来ております ここは
16回のエピソードでゲストに来て いただいたステイプルの丘さんが
運営されてるっていうこともあって その土地の特性を生かした すごく
素晴らしい空間になってます 小高い 丘の上に立ってるんですけれども
もともと保育園の施設を改装した という面白い物件で 目の前に海が
広がってたり 中庭で焚き火ができ たり 屋内にジムがキッチンがあったり
とか そんな素敵な場所で働く人 にとっても楽園みたいだなという
ような感じになってます ぜひ東京 近郊の方も余裕を見つけてワーケーション
とかに来ていただけると面白いん じゃないかなと思っております
今日ゴールデンウィークってこと なんですが 1年の中でも本を読む
時間が長くなる時期でもあるという ふうに言われてまして そんなタイミング
で 今日 葉山エリアのご近所付き合い から素晴らしいゲストに来ていただ
いておりますので 早速お呼びしたい と思います 著作家であり独立研究者
そしてパブリックスピーカーでもあります ライプニッツ代表の山口周さん
です よろしくお願いします
山口 よろしくお願いします
お休みの真っ只中 平均的にはありますけど お忙しかったですか
山口 いやいや 暇でした
山口 もう毎日がお休みなんじゃないか というような話もさっきおっしゃ
ってましたが ありがとうございます やっぱり近所だから集まれたみたいな
山口 そうですね バスで乗ってきました けど 5分ぐらい
読書とSFの影響
山口 ああですかですか あいにくの 大雨でしたけど
山口 すごい雨ですけど
山口 屋内にこもっていろいろ いろんなお話できたらなという
ふうに思ってます 最近よく会いますね
山口 そうですよね 前回鎌倉の小町通りでね 活報でね
その前があれでしたっけ 来ていただいたんでしたっけ
山口 そうですね 周さんの講座というか
山口 ちょっと僕がお話しさせていただく みたいな場面ありましたけど
今思えばあれもすごく面白い変化球 きたなと思って
手村君の人生をプロジェクトだと思って 何かダイジェストしてくださいみたいな
山口 ああ そんな話でしたっけ
山口 そんな玉をいただいて 人生はプロジェクトかみたいな
なんかそういうその頃ですね 僕もそんな時代
山口 何にも考えずにたぶんその場で ポッと思いついて出たんでしょうね
山口 そうだったんですね
そういったご近所付き合いも面白いなと 思いながら
お友達させていただいてるというような 感じですけれども
最初ちょっと雑談から入るとですね
めちゃめちゃ読書されてると思うんですけど
ゴールデンウィーク中っていう 連休みたいな
ちょっとした心の隙間に 読むとおすすめとか
最近何読んでますかとか その辺あります?
山口 いやあのね 全然だから 本はずっと読んでるんでね
だからゴールデンウィーク中だから っていうのはないんですけど
えっとね 最近 このジャンルでっていうのも
ちょっと読まないといけないなと思ってるのは
さっき言えばSFで
SFの名作って言われてるのは
大体50作品ぐらいあると思うんですけど
僕あんまり読めてなくて それはちょっと恥ずかしいなと
読んですごく良かったんですよ ここ10年ぐらい
これだけは読んだ方がいいって 言われてるSFってあるじゃないですか
やっぱり読んでみたら すげー良かった 楽しかったっていうのがあって
読まないでいるのは 共有をとして恥ずかしいとかね
なんとか言う以前に やっぱ損だなと
こんな面白いもの読んでなかったらっていうので
ちょっとそこを意識的に 読もうと思ってるのはSFですね
山口 はいはい 妄想力って結構 昔の人が含めてすごかったんだって
思わされますよね
私結構自分が 最近AIと向き合っているようなことを言うと
ちょっとSFっぽいシナリオを 書いてみるみたいなのも
できるようになってきますけど
それでもやっぱりあそこまで ちゃんと作家が書いたものの
面白さって凄みがありますよね
山口 そうね 試行実験のね 壮大な試行実験なんですけども
なんていうのかな 何か一つのことが起こると
あるコンセプト立てるわけじゃないですか
あるコンセプト立てた時に 波及的に色々なものに影響が出て
それがまた波及的に影響を及ぼすっていうことが
どれくらい想像できるかっていうので
リアリティが決まってくると思うんですよ
僕前々から書きたいと思ってる作品のテーマが
実は2つあって SF的に言うとね
小指と小指が赤い糸で繋がってるって話あるじゃない
運命の人と
それが見えるっていう人がいると
いうのがまずコンセプトですね
岡田 結構ロマンティックですね
山口 そうロマンティック でも
まあ多分話はそんなロマンティックにならないんですよ
実際に繋がってるカップルってどれくらいいるんですかって
ああいないよみたいなね
岡田 おっちい
山口 そう だから夫婦見ると
旦那さんの赤い指から出てる糸は
なんかあっちの方に向かってて
奥さんの方が全然違う方に向かってる
糸っていう感じなんですか
糸っていうか赤い薄いレーザーみたいな感じなんだよね
みたいなそういう感じですね
最近やっぱりチャットGPTにこういうコンセプト入れて
ストーリーいくつか考えてくださいとか言うと
結構面白い作ってくる
だともう一つが晴れがなくなった世界
ある日を境にもうそこからずっと雨
っていう世界になったとしましょう
そうすると何が起こるかっていう話で
やっぱ僕よりチャットGPTの方が想像力があるみたいで
僕が思ったのは天気予報ってなくなるなとかね
傘っていう道具が多分なくなっちゃうだろうな
というのは思ったんですけど
まずエネルギーの政策が変わると
太陽光とか風力って太陽エネルギーが出なくなって
全然使えなくなるんで
石油の値段が上がりますみたいな
そういうこと言ってきて
なるほどそうきたかみたいな感じで
思わず僕のヨタSF話になっちゃってますけど
でもおもろいですね
ある大きい仮説って
でもあり得なくもないみたいな
そうですね
一種の思考で言うとハイリフォームみたいなね
仮にそういうことになったとすると
どういうふうになるかっていう
そんなことを考える材料にやっぱりSFになるんで
もうちょっと読まないとなってますからね
人生の経営戦略
ぜひ短編でもね
これからすごい楽しみに待ってますというところで
じゃあ少し先に進めていきたいなと思うんですけれども
主催もたくさん本出版されてますが
一番新しく出たのが人生の経営戦略
ライフマネジメントストラテジーというタイトルもついてますが
人の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20ということで
すごく売れ行きが好調みたいでおめでとうございます
ありがとうございます
僕もおもれなく読ませていただいたんですけれども
なんかこれすっげー読みやすかったですまず
そうですか
結構すんなりいけて
2週目もいけるなぐらいの感覚で
付箋もすごく入れやすかったですし
今日もこれに向けて読み直してたんですけれども
特徴的なのがですね
死ぬこと死を起源っていう風に捉え直されていて
人生そのものをプロジェクトと見立てていると
人生のステージが春夏秋冬という季節のメタファーに当てはめられていて
企業とかプロダクトのライフサイクルカーブってありますけど
それに照らし合わせることで
それぞれのステージで頼りになるヒントが見出されていく
それを経営戦略から見出そうというような作戦で書かれている
というようなことだと思うんですけれども
僕がちょっとまず過去紹介的に思ったところを述べてますが
どんな人が読んでも必ずどの季節かにはいるので
自分の季節をイメージしながらヒントを得ていけるなと思いますので
ぜひこのポッドキャストが良い予告編というか
良いところつまみ食い的にお話をできていければなという風に思った次第です
僕も普段めっちゃプロジェクトをやりまくっているタイプなんですけど
普通プロジェクトっていうと長くても
例えば街作りみたいな土地を買って建物を建てて人を移動させてみたいな
これも多分数十年とかというスパンだと思うんですよ
でも人生をプロジェクトと捉えるならば
ある意味人が向き合える最長最大のプロジェクトなんだろうなという風に思っていて
それがある意味逆説的だなと
プロジェクトってちゃんと期限明確にしろよとか
いかないようにしようぜとかって言うんですけど
人生のプロジェクトとしての経営戦略
死ぬまでやってるというのがある意味逆だなと思ってたところですね
何でそんなこと急に思ったんですか
元々経営戦略論のコンセプトを人生とか
あるいは場合によってはプライベートでやる
例えばホームパーティーとかに当てはめて考えるっていうのは
結構戦略コンサルあるあるで
お酒の席とかだとみんなジョークで
あいつマジでネットプレゼントバリューあれで下がったよな
この間のプロジェクトでとかね
リスクマネジメントあいつポートオリオがダメなんだよみたいな
そういう感じで人の評価に戦略コンセプトを使うっていうのは
よくやってて本当に嫌な感じなんですけど
本にも書いた通りなんですけど
一番経営学のコンセプトとかって勉強しても
実際にそれ使えるシチュエーションってあんまりないじゃないですか
例えばポートフォリオマネジメントやりましょうって言っても
ポートフォリオマネージャーやるとか資金配分やるような
仕事やってないとそれって使えないんだけど
自分の人生をプロジェクトって考えると
ほぼありとあらゆる経営コンセプトは
まず自分を題材にして実験できるんで
道具って学んでも使わないと上手にならないんで
まず使ってみましょうっていう話ですね
あと僕はこう見えて意外と怖がりなんですよ
怖がりなんでなんとなく手なりで生きてるとか
何にも見通しがないまま何かやってるっていうのは
すごい怖かったんですね
この本の中でも伝通辞めた理由は
別になんとなく嫌になったってことじゃなくて
マイケルポーターのファイブフォース分析やったら
この業界ってそんなにもうこれから儲からないぞって判断して
辞めたって話をしましたけども
なんでそんなこと考えたかって言ったら怖かったからなんですよね
怖いじゃないですか
伝通って当時めちゃくちゃ給料高かったんだけど
給料が高い理由が分かってないんですよ自分で
だからどうなるか分かんないですよね
めちゃくちゃ怖いじゃないですか
その給料が高い理由を自分なりに色々調べて考えようと思ったのが
ミクロ経済学であり経営戦略論で高い理由が分かって
高い理由っていうのは時間軸が当たってくると
これちょっと崩れていくなってのは分かった
怖がりだったんでまずそういうことをすごい考えたっていうのはありますよね
なるほど
ある意味人生におけるいろんなリスクみたいなのを
肌で感じながらというところだったんだと思います
今導入のパート1のお話をしてるんですけれども
資本のバランスと幸福
最後に共通して多分この概念だけは先にお話ししておいた方がいいだろうというところをちょっと挙げさせていただいていて
このライフマネジメントストラテジーという考え方の中で一番要点になっているなと思ったのが
人生というプロジェクトの原理というふうに書かれていて
インスタグラムの皆さんと共通認識を持ちたいのでここは割としっかりトレースしていきたいなというふうに思っています
非常にわかりやすい図で書かれていて言葉でも説明しやすいんですけれども
誰もがみんな平等に時間っていう資本を持っていると
それがみんな手出しできるものであると
それをいろんな活動を通して最終的には
つまり自分らしく豊かに生きる
これが幸せだよね
ここに変換していくためにどんな順序でどんな資本を得ていくべきなのかっていうのが
確かにこう言われるとあんま考えてなかったなということだったんですけど
それが丸1,2,3みたいな形で書かれていて
ここは結構スッと見えちゃって
ちょっとその辺からしゅうさんに簡単に解説いただきたいなと思ってまして
今出村さんに頭出ししていただきましたけれども
特に若い時って自分が持っているもとでっていうのは何かって言ったら
時間しかありませんと
資本っていうのはお金を生み出すもとでってことなんですけど
時間資本っていうのがあると
これを上手に使うとこれが人的資本
知識とかスキルとか能力とかに変わっていくと
一方でダメな
いわゆる
ブルシットジョブってあんま言わないほうがいいな
要するにいい経験ができる
濃密な経験ができる仕事に時間資本を投入できると
経験とか知識とかスキルとかが伸びてそれが人的資本に変わると
一方であんまりチャレンジさせてもらえないとか
同じことばっかり繰り返させられるってなっていると
人的資本が伸びていかないわけですよね
今度知識とかスキルとか能力とかっていったものが
たまっていくとこれがやっぱり仕事の成果になってくるんで
そうすると周りの人からあいつはできるとか
あいつにこれの手の案件だったら任せれば大丈夫とか
いうことで信用とか評判とかあるいは知り合いの数が増えていく
これも社会関係資本ですね
人的資本ができると社会関係資本が生まれると
そうするとだんだんうちのプロジェクトをこの金額で受けてくださいとか
場合によってはうちの会社にこの金額で来てくださいとか
っていうような形になってこれは金融資本に変わっていくと
この人的資本社会資本金融資本の3つがバランスよく揃うと
これはウェルビーングっていうものになるっていう
単純に言うとそういう話ですよ
なんかそう聞くとそうだなって思うんですけど
結構これ1,2,3で3が金融資本でしたけど
そっから入りがちな部分っていうのも自分の記憶にはあって
就職活動してるっていう時に
初任給がいくらであるみたいなことがものすごく
一つの指標としてみんながやっぱり話題にしてたことだった
っていう記憶もありますし
やっぱり信用からエティックにはどうしたらいいんだ
でも結局それって最初に経験とかスキルがない
上滑ってしまう
だから本の中には僕の痛い経験も書いてますけど
週3ですらそうだったっていうことを考えると
この順番を意識して人生の春夏秋冬っていうものを
デザインしていくっていうのがすごく重要なシーンであるな
というふうに僕は思っています
ということで本はぜひ読んでいただければ
体系立てて二重のコンセプトが整理されてるってことなんですけど
今日は音声でせっかくポドキャストなんで
あんまりガチガチにせず
どっちかというと週3の人生っていうものを
題材事例にさせていただいて
ちょっとドロッとしたエピソードなんかも期待しつつ
週3の人生を構成する成分のものを
ちょっと覗いていければなと思ってますので
またパート2以降よろしくお願いします
ありがとうございました
19:06

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