1. アワノトモキの「読書の時間」
  2. ep33-1 「原っぱと遊園地 建築..
2024-01-25 19:32

ep33-1 「原っぱと遊園地 建築にとってその場の質とは何か」(青木淳さん)

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2024年1月1日に発生した能登半島地震。

被害に遭われた方々、生命を落とされた方々に心からお悔やみ申し上げます。

 

私(粟野)の長男も石川県の高校に在籍している関係から、直接ではないものの被害状況や地震の影響を感じております。

現時点(2024年1月時点)では、できることは寄付だけかもしれませんが、1日も早く以前の日常が戻ることを強く願っています。

※収録:2023年12月末

 

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読書の時間33冊目は、「建築」というこれまでと趣が異なる領域の本を扱います。

2004年に出版された「原っぱと遊園地」。

ルイ・ヴィトン表参道店の設計などで著名な建築家、青木淳さんの著作です。

 

原っぱ、自由、解放・開放、目的化しない・・・

 

青木淳さんと、お師匠さんである磯崎新さんとの「師匠と弟子」のエピソードも令和の時代だからこそ、昭和のスタイルに気づきがあるのでは。

⁠https://bunganet.tokyo/mitoaoki/⁠

青木淳氏が語った師・磯崎新の2つの顔、「水戸芸術館を創る」展で初めて明かしたあの頃

など、ネット上で複数あるのでご興味あればご覧ください)

 

さて、2週目に扱う3つのキーワードはこちらになります。

1.解脱して初めて出会える原っぱ

2.目的を手放すことで踏み入れる別の世界 -目的地を「未目的」な状態に差し戻す 

3.建築にする。自分にする

 

2024年も地道に継続して放送をして参りますので、動画や読書に飽きた時にでも耳を傾けていただければと思っております。

サマリー

青木潤さんが書いた『原っぱと遊園地 建築にとってその場の質とは何か』という本について話しています。青木淳さんは、原っぱと遊園地に関連したエピソードを通じて、伊豆沢木新さんとの思い出の話や、ブラック企業からホワイト化する経験について語っています。

00:07
おはようございます。
読書の時間、今日は33冊目ですね。
そんなになりましたか。
33冊目、今日もよろしくお願いします。
青乃さんですけどね。
星野良太どうぞよろしく
referencing time
聞いている皆は名前が大事ではないんではないかそうですよね。
とはいえ一応、収録のタイミングが2023年の年末、クリスマス明けということで
リラックスした感じでいければなと
もはや年末ムードですね
もうまさにそうですね、年末の年末ね
仕事収まった?
まだ
まだだけど、昨日で一旦自分はかなり終わったかなって感じですね
今年の年末仕事収めは何日ですか?
20…あ、そうだあと2、3日かな
だね、他の会社もそんなところが多いみたいだね
21日からお休みとかね、区切りはそれがちょうどいい感じ
そうですね
いやー、じゃあそんなお若の方もムードがちょっと漂う事務所からですが
本日もやってまいりましょう
青木潤さんとその経歴
33冊目の本はですね、ちょっと今までと経路違って建築系なんですよね
本の名前が原っぱと遊園地
建築にとってその場の質とは何か
著者は青木潤さんという著名な建築家です
なるほど、著名なんですか?
すいません、僕不勉強で
僕もあんまり詳しくなかったんですけど、著名ですね
著名なんですね
60代半ばぐらいですかね、お年で言うと
そうですね、著名かどうかでいくと
代表的な作品が何かというと
これはもう見て、僕詳しくないので見ていただくのがいいと思うんですけど
京都市の京寺美術館の館長とかやってらっしゃる形ですね
重鎮ですね、業界で言うと多分
5年齢もね、いい5年齢だしね
原っぱと遊園地
そうですね、あと身近なところでいくと
ルイ・ビトンの店舗を
表参道とか銀座とか名古屋とかやってらっしゃるみたいで
それはすごいね
だから多分星野さんもそうかも
僕もビジネスパーソン時代というか
会社員時代ですね
よく表参道通るとか
あこで行くと目立つ建物ですかね
トランクが積み重なったような
当時は何だろうこれ
すごそうしか思わなかったんです
本を読んで中身、糸を聞くと
もう一回見たいなって思うような
いいね
なるほど、深い糸があったんだっていうのは全然
素人はわからないっていう感じですけど
そんな方です
銀座なんかもそう?
見たいですね
そこはすごかったよね
すごいですね
でもそんだけ世界的なメゾンの
ブランシングを触られていた方
青木純さん
この本自体は2004年に出版された本だけど
もう今から19年前かなの本ですね
結構前ね
原っぱと遊園地
タイトルもそそるんだけどさ
原っぱと遊園地
建築っていうそんなに
青木さんご自身詳しくない分野なのかな
全然詳しくないですね
に手を出されたのは
今回はどんな流れがあったんでございますか
聞いてくれましたか
予定調和的な
ありがとうございます
予定調和的な
普通そうですよね
直接のきっかけは
別の本を読んでて
和志田清和さんっていう哲学者
大阪大学の学長とかやってらっしゃった方の本を
ちょこちょこ読んでるんですよ
面白いことをおっしゃってるんで
和志田清和さんが
いつか読書の時間でも扱いたいなって思うんですけど
ちょっと自分の力不足で扱えない
とはいえエッセイとか読んでて面白くて
その中に青木純さんの原っぱと遊園地の話が出てきて
これは何だろうと思って
青木純さんの本を手に取ったんですね
まずは直接は
どんな書かれ方してたかとかって覚えてらっしゃる
そのまんまでいうと
本は転換期を生きる君たちへっていう
内田達郎さんとかが書いた本の中の
十何人の中の一人の
短いエッセイなんですけど
なんかこの文化とか
若い世代に対する
生き方とか文化とか自由とかっていうテーマで書かれてるんですけど
そこの書いてあるまとめは原っぱと遊園地のまとめが
素晴らしすぎて
それ説明したらこの読書の時間終わっちゃうんですよ
一発で
なるほどね
そのぐらい捉えてるんだ
そのまま読んじゃうと
原っぱとはそこで行われることが
喋っちゃうよね
喋っちゃう
そこで行われることは空間の中身を作っていく場所のこと
遊園地とはあらかじめそこで行われることが分かっている場所のことで中略して
建築はどの行為のために空間を作るかではなく
行為と行為をつなぐもの
それ自体をデザインするものではなければならないというのです
文化とは人と空間の関係が
当初の機能上に成熟し
その関係から新たな機能が育まれていく過程のことだから
というのが青木さんの建築文化についての深い洞察です
というまとめなんですよ
単的に原っぱと遊園地の違い
文化というところまでつなげて
話し出した
これを読んだときにこれで終わりだなって
僕が作っているレジュメを自分でまとめた後に
改めて見返して
和崎岡さんすげえなと思った
なるほどよくわかりました
以上原っぱと遊園地の解説ありがとうございました
ありがとうございます
開始3分で終わりました
一応そういう話はあるんですけど
あとは原っぱというのが
今我々神田の横道でやっていることに
やや近いのかなとニュアンスがですね
という連想もつながったりしてました
事務所ね
事務所での在り方というか
原っぱ的なのかなというところですかね
また2回目以降に詳しくご説明してきます
でも魅力的よね
その原っぱ的な概念
原っぱ的な時間場所っていうのは
特に日本人って大学生期間好きな人多いじゃん
大学生期間
大学生である時間帯
好きな人多いと思うんだけど
昔はそこをモラトリアムだから
みたいな話もしてたし
今だとね
どうなんだろうね
もう就活なんか早くなってたりするんだけど
とはいえ
この偽世教育から解放された後
なるほどね
その時間だったりもするので
受験勉強じゃないって感じですね
受験のための高校までの勉強とかじゃないとか
あとは急な出来事で
職を失った後の給食期間中とかさ
もちろんこれは生きるためのね
お金が存分にあった状態での期間のことを言ってるけど
そういう
あとはね
アホが急にキャンセルになった後の時間とかね
なるほどね
原っぱ的な時間と場所
わかるわかる感覚わかりますよ
なんかすげー嬉しい感じでしますね
ボーナスタイム
あとは部活の時間で集まったけれども
急な雨でできなくなっちゃった時間で
部室で過ごすとかね
別に俺は経験はないんだけど
でもわかりますよ
そんなニュアンスを今受け取っておったりします
でもあるかもしれない
そこで何か今までと違うものを感じるわけじゃないですか
部活だったらそうだし
勉強でも違うもの
関係性ができたりとか
違う会話がね発生したりとか
するんでしょうね
いわゆるさ
遊ぶってそういう話だよねみたいな話が
昔あってさ
遊ぶね
遊ぼうぜみたいな
ちっちゃい頃だなって
遊ぼうぜいいぜいいぜって言った後に
何する?ってなるじゃん
大人もさ今度遊びに行きましょうよ
みたいなことになって
大体大人の場合は飲みに行くことが多いんだけど
それしかない
飲みに行くのを一人でさ
落ち着いて自由な時間をどう使うか
考えようぜみたいな話だと思うんだけど
なるほど
遊びもそれと近いな
そういう印象もあって
確かにね
でも原っぱはねそんな多くないじゃないですか
場所としてね
原っぱ的な時間ね
場所もそうだけど
そうなんだよね
貴重になっちゃったよね
なんかこれも脱線ですけど
この原っぱと遊園地の本にも書いてあって
今は結局その街を移動してても
結局目的地と目的地を結ぶだけになってる
っていうのはそうだよなと思ったんですよね
家を出て神田に行くだけみたいな
その間は景色流れていくだけってことですよね
グーグルマップのナビゲーションみたいなもんだね
そうそうそう
こっち何メートル行ったら右に曲がってください
あったみたいな
そうそう
最短ルートが見つかりました
勝手にルートを変更しますみたいなね
なりますよね
最短とかじゃない
俺はこの道が通りたいみたいなね
それを許さないというか
そうそうそう
この道を走ってる時に左の方に見える
お米の製粉工場の景色が好きなんだみたいな
リアルにあったんですか?
ある
無駄にね
埼玉のコーノス周辺で
上の方に増築増築されていって
もう古代遺跡みたいになった
工場が
よくあそこの上にもう一個
あの建物建てる気になったなみたいな
あるんですね
映画の舞台みたいな
なるほど
グーグルはあそこを通してくれない?
意外とそこはね
ルート的にもいい道にしてて
よく通してくるんだけど
なるほど
はいはいはい
そうね
なんかそんな発想
今星野さんが言ってくれたような
原っぱ的な時間とかね
場所もそうだと思いますけど
なんかそういうのがこう
言葉も雰囲気もいいですし
神田のオフィスにもつながるし
なんかいいなと思って
今回取り上げた時間ですかね
ありがとうございます
素敵なチョイス
ちなみにこれはちょっと
伊豆沢木新さんとの思い出の話
聞いてくださった方が
もし興味があれば調べてもらいたいです
青木純さんの作品とか
師匠である伊豆沢木新さん
フリッツ科賞
ノーベル賞ですよ
日本で8人しか取ってないらしいんですよ
丹家健三さんとかですね
瀬島和夫さんとかですね
21世紀美術館金沢とか
ああいう人たちしか取ってない
賞を取った伊豆沢木新さんの
弟子の一人でもあるんで
伊豆沢木新さんとの仕事の
思い出の話とかも超面白いんで
思わず本の内容も面白かった
そっちも結構色々探して読んじゃったっていう
超怖いらしいんですよ伊豆沢木新さん
怖いらしいです
事務所でも目を合わせてくれないとか
ずーっと無視されるんです
ずーっと無視されるんです
怖っていうか大人気ね
厳しいんですよ
でもこれ余談ですけど
青木純さんがやめたと
伊豆沢木新事務所を辞めて
トルコのイスタンブールに行きます
って嘘ついて辞めたんですって
そこまで言わないと辞めさせてくれないようなふうに
なのかもしれないですし
それくらい強い
嘘というか自分でも
フィクションを作らないと辞められないくらいだったかもしれないですけど
行かなかったから
気まずいじゃないですか
イスタンブールに行ってないし
道で会っちゃったりして
青森系の美術館の仕事で
青木純さんがコンペを勝ち抜いていくときに
ここだって言って
伊豆沢木新さんについに何年後かに相談に行ったらしいんですよ
そしたら超優しくて
一日中朝から晩まで他の予定もリスケして
伊豆沢木新さんの予定リスケして
全部青木純さんに全振りで
相談に乗ってくれたっていう
青木純さんから見たら
2人の伊豆沢木新がいるみたいな
いいお話でした師匠と弟子の
悪魔と天使がいるみたいな感じだ
どっちも本当かもしれないし
そういう話が良かったのでぜひ見てください
そういう上司っているよね
そうですね
あれは愛情の裏返しだったんだなっていうのが
10年後くらいに分かるみたいな
そうだったかどうかは分からないけど
今だとすぐ訴えられて終わりですからね
社内通報とかコンプラストに言われて
上司が改善させられるんで
無視しました
横道タイム
どうぞ
ブラック企業からホワイト化する経験
ありがとうございます
我々人材業界じゃないですか
人材業界ってさ
これは偏見なんだけど
ブラック企業だらけだったっていう
なるほどね
言ったら基本的に人材業界って
企業のハードルが低いじゃない
結構強豪になりやすいというか
なので営業力勝負みたいなところもあって
営業会社ってのきなみブラックに寄っていくというか
行動力が全てだったりするので
すぐ地下になんかもするから
そういう性質もあったんだろうけど
我々の時代に
そこそこ有名だったブラック人材会社があるじゃないですか
ああいうところがどんどんホワイト化していくんですって
その話をね
あの子供の中学生から聞いたのよ
あそこねみたいな
っていうところを聞いて受けて
泣いてとったんですけど
でもあそこって結構あれじゃないみたいな
でそのブラックの話を聞いてみたら
実は今結構ホワイトだよみたいな話きて
それを聞いた時に
それはその会社の価値が失われてしまうんじゃないか
そのね営業力とか
そうそうそうそう
でなんかその会社に入る価値
みたいなものも
なんか俺はそのブラック部分と結びつけて考えていて
なるほど
そこを耐え抜いたらめっちゃ強いぞみたいなさ
なるほどなるほど
あるかもねそれは
どうなるんだろうなって思ったよっていう
なるほど
横道から戻ってまいりました
まあでもそれはあるかもしれないですね
今のね今2024年に就職した学生の方がね
10年後20年後にどうなってるんだろうっていうのは
気になりますね
気になります
さてと
難しいですね
ホワイトにならざるを得ないという現状
いいことだと思いますし
とはいえ俺らが生きてきた経験値の中からいくと
なんかブラックで培われたものもあったなみたいな
これはね若い者には言わないけれども
そう言ったらね何勘違いしてるんですか星野さん
って言われますもんね
出た出たってね
はいはいみたいなそこで向こうはもうガラガラと
閉じるんですよね心の
星野終了
バス印をつけられる心のリストに
そこはちょっと注意しながら
でもあの今星野さん言ってくださったら
まさに今日ちょっとこの2週目3週目で
お話していく内容にもちょっとつながるのかもしれない
と思ってます
それは楽しみ
というところでちょっとキーワードだけ
ご紹介していきたいと思いますが
今回も3つ?
3つなんですけどちょっと事前に作ったのとね
ちょっと1週間寝かせたんで
考え直してて
まあ一応3つ
申し訳ない
また変わるかもしれない
放送中に変わるかもしれない
ちなみに1週間伸ばした理由で言うと
星野がねまた寝込んだんですよ
仕方ないですよね
収録当日にすいません
心配でもう1週間寝れなかったですよ
昼休みしたのに青野さんを寝かせられなかったという
心配で心配で星野さん大丈夫かな
大丈夫かな
思い通り出てと
でキーワードね3つ
変わるかもしれない
1つ目がやりすぎを通過して出会える払った
やりすぎね
ちょっとねいまいちネーミング微妙だなと思いながら一応
はい1つ目
2つ目が目的地を目的な状態に差し戻す
身目的で今だってですね
みかんの実ですね
今だの
ちょっとこれは本原っぱと遊園地の
青木純さんの本からそのままちょっと取らせてもらいました
いい表現だな
身目的ね
未だ目的がない状態
3つ目が建築にする
自分にする
自分にする
なんかとっても引っかかりのあるキーワードですね
キャッチコピーみたいな
でも建築にするっていうのはこの本の中に書いてあるんですけど
これは一応先ほどの人材業界というか
自分にするという
人材関係ないかも
自分にするという風に書いてもらいました
はい承知しました
じゃあそのキーワード3つ
次回ね
はい
いろいろとお話を聞かせていただきます
はい
それでは本日はこんなところかな
はいそうですねありがとうございます
はいありがとうございました
19:32

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