1. プロジェクトの秘訣を探る Project Design Room
  2. #09-2 海外留学の壁をぶっ壊す..
2024-03-22 41:02

#09-2 海外留学の壁をぶっ壊すグローバルコミュニティ52Hz | ミネルバ大学 公式アンバサダー リョーガ

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起業家や科学者、クリエイター、新時代を導くプロフェッショナルの原動力に迫るインタビューシリーズ。「プロジェクトデザイン」の視点から5つの質問を投げかけ、プロジェクトを成功させる秘訣を探っていきます。
第9回目のゲストは、ミネルバ大学 公式アンバサダーで、一般社団法人52Hz代表理事のリョーガさんです。
<ハイライト> #キャンパスがない?世界を旅するミネルバ大学 #オンライン授業は効率ではなく効果を突き詰めた結果 #卒業後のギャップイヤーはプライスレス #コミュニティづくりの秘訣は「やめないこと」 #モチベーションある人に機会と役割与える
<5つの質問> #1 ORIGIN : 52Hz立ち上げのきっかけ #2 VISION : オンラインコミュニティとして共有しているビジョン #3 RISK : 失敗から学んだこと #4 KEY : プロジェクトを成功に導く関根流のコツ #5 COLLABORATION : どんな人と出会ってプロジェクトを拡張したいか
■リョーガ 一般社団法人52Hz代表理事。ミネルバ大学 公式アンバサダー。 2019年に京都府立洛北高等学校を卒業後、WURIの「世界で最も革新的な大学ランキング」で2年連続首位のミネルバ大学に進学。2023年春に日本の高校初の卒業生となる。現在はテック修行+日本全国の学校を訪問しながらグローバルな進路選択をキーワードに新規教育事業の立ち上げを推進している。 https://twitter.com/ryogabroad https://ryogaminerva.main.jp/

■52Hzが挑戦するクラウドファンディング https://camp-fire.jp/projects/view/722073?utm_campaign=cp_share_c_msg_projects_show

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プロジェクトの秘訣を探る Project Design Roomです。
それでは前編に引き続き、52Hz代表のリョーガさんにお話を伺っていきましょう。
ということで、前半もありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
めっちゃ詳しくなったような気がしますが、それでもまだ質問の方がいっぱい出てくるなという気持ちをぐっとこらえつつ、
この52Hzっていう組織を今立ち上げられていて、
これも海外留学っていうところにキーワードを置いている組織だと思うんですけども、
少しどんなチームなのか説明してもらってもいいですか?
はい、分かりました。52Hzを一言で言うと、
日本全国で海外の大学行きたいんだけど、周りに仲間も理解してくれる人もいなくて、
国民奮闘している中学生、高校生がオンラインで一つの場所に集まって、
切磋琢磨していける場所というコンセプトで初期はやっていました。
社会的な背景を話すと、今日本全国でいろんな財団が立ち上がったりとか、
またグローバル化でいろんな海外の大学に実は日本の普通の高校からでも行けるよということが少しずつ浸透しつつあるんですけど、
それでもマジョリティは日本の国内の大学に行くというところしか知らないということで、
海外の大学に行ってみたいという思いを持った時点で、
基本どこの高校でも孤立し始めるという問題が結構日本全国で起こり始めていて、
そういった人たちが海外の大学の進学を結構な確率で諦めてしまってるという現状があるんですね。
その一番の要因としては、ただ学費が高いとか海外の大学の受験が難しいではなくて、
孤独であるというところが一番のペインポイントであるということを過去4年間通して気づきました。
なぜかというと孤独であると、そもそも海外の大学に行くってことを誰も応援してくれないから、
そもそも他の周りに流されていくもありますし、
孤独であることで本当に正しい情報とか本当にタイムリーな対策ができずに、
結局海外大学進学に失敗してしまうという状況があったので、
じゃあとりあえずもうこれオフラインで解決できないからとりあえずオンラインで集まって、
その人たちを一気にまとめて集団として何か声を上げていけるような場所を作らないといけないなと思って始まった団体です。
いつ生まれたんですか?
そうですね、何ステージかあるんですけど、その構想を開始したのが2022年の春ぐらいで、
そこでまず僕が当時インフルエンサーをやってて、海外大学進学、海外ではちょっとだけ影響力があったので、
それで何か一緒にこういうの立ち上げたい人いませんかみたいなので、
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そこで大体中学生、高校生が50人、そして日本から海外の大学に行った人を10名、計60名を集めて競争コークリエーションみたいな感じで、
一緒にDiscordでコミュニティを立ち上げていったっていうのが大体2年前。
そしてそこで1年間試験運営とかちょっとコミュニティのセットアップとかもしながら、
実際にそれを世の中に出したのが去年2023年の7月。
そこから結構応募が来て、今コミュニティの規模でいうと、
Discordに入っている人が300人とか400人とか、それぐらいって感じで今進んでいるっていう。
なるほど、だからオンラインのいわゆるチャットコミュニティとして今発足していて、
海外に留学した大学生なり高校生と日本でそれを志している学生が共通して話せるよっていう、そういったことですよね。
そうですね、同じ方向を向いてグローバルな進路選択、海外大学進学に挑戦したような仲間がいるっていうことをまず認知できて、
そこから実際に先輩に話せたりとか、正しい、本当に役に立つ情報がそこに入ってくるみたいな。
すげえ生々しいイシューだなと思っていて、孤立するんですね。
そうですね。
確かに僕の高校も新学校だったけど、多分いないですね、海外大学行った人はいなくて。
これまず進路指導の先生とかも半仲外になっちゃったりとか、塾の先生に行くにも日本だと合格判定率がとかって出るけど、なんか出なさそうですよね。
そうですね、そういったこともあって、結局日本の大学行ってから交換入学でいいんじゃないとか、
あとは僕の場合も結局海外大学進学ってなんじゃらほいっていうのを先生も誰もわかってなかったので、
2社面談でも3社面談でも兄弟とか兄弟の話しかされないみたいなのが結構、僕のほうはマシだったんですけど、
もっと地方とか行くとそれでダメみたいな感じでむしろ抑えつけられるみたいなこともある。
まず集まるだけで相当意味があるんだなっていうのはよくわかってきましたね。
数百人それがいるっていうのが。
なるほどな。
実際どんな会話されたりするんですか、その中では。
そうですね、今の感じで一番多いのはやっぱりなんか素朴な質問相談みたいなのが多いですね。
今国内の高校で海外の大学受験迷ってるんですけどどうすればいいですかみたいなのを聞いたら、
実際そういった同じような意思を抱えてた海外大学生とか中高生からもう10件ぐらいいきなり回答がバーンって飛んできたりとかっていうのもありますし、
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あとはすごく人気なのは毎週1回必ず海外の大学に行ってる誰かが1時間お医者に滞在してオフィスアワーってなってるんですけど、
ちょっとグローバル進路指導室みたいな感じで困ったこととか雑談でも何でもいいので、
フラッと立ち寄れば相談できる相手とか状況を作ってるっていうのが今の一番メインのところですかね。
雑談とかあとはワンワンとかもできるようにしてて、結構そこで勝手に交流していったりとかっていう人もいるんですけど、
今のインタラクションを見てると海外大学進学関連の悩み相談を先輩とか同世代で情報交換したりとかっていうところが多いかなって。
アジェンダが設定されてないふわっとした回、いいですね。
そういうのがあると確かにやりやすそうな気がしますね。
なるほど。面白いな。
実は今日この後、プロジェクトデザイン的な5つの問いっていうのを今立てていたんですけど、
1個目の質問はもうほぼほぼ聞けたかなと思ってて、オリジンみたいな、何でそれを始めたの?みたいな話があったんですけど、
あえてもう一度聞き直すと、明確なきっかけとか、立ち上がる際に起こった出来事とか何かありました?
明確なきっかけとしては、僕自身がインフルエンサーとして活動してたっていうのが一番大きいかなと思ってて、
僕が大学時代一番頑張って取り組んだことが実はYouTuberをやるっていうことだったんですけど、
当時確か2020年か、コロナが始まって留学の機会とか、僕がハーバード大学に行って一目惚れしてめっちゃモチベが上がったみたいな現体験ができなくなってた頃に、
僕今ミネルバで世界を旅する生活を送ってて、そのリアルっていうのをカメラに収めてオンラインで発信することができれば、
今その留学とかの現体験を唱えてるけど、それをオンラインで留学に普段行けない人にも与えられるんじゃないかみたいなのがあって、
4年間のミネルバ大学での学生生活全て動画に収めるっていうのをやったんですね。
それと同時に海外の大学に行きたい中高生が増えてきてたので、
それでツイッターとかで給信力が高まって、だいたいフォロワーが6,000人とか当時5,000人とかいた中で、
結構疑問というか不満足に思い始めたことがあって、海外の大学の生活とかこういうコツとかノウハウがあるよっていうのは発信してるんだけど、
実際海外の大学に来た人たちに対してリアルなインパクトとか実際に受験を応援するみたいなサポートできてないなと思って、
それなんか本当に彼らに役に立つことを一緒にやりたいみたいな強いモチベーションがあった時に、
そういやなんか自分の高校時代を思い出したらすごい孤独だったよなって思い始めて、
でも最初は社会的なイシューというよりかはこれあったら面白そうって感じだったんですけど、
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僕の高校生活を見つめ直した時にすごく学校に2校自分だけ行ってるような感覚だったんですよ。
それはどういうことかというと、高校は新学校だったので頑張って高校では日本の国内受験の勉強必要じゃないのによって、
家帰ったら睡眠時間削って真夜中からもうゼロから海外の英語の試験の対策とかするみたいな、
そういった真夜中にオンラインでパってディスコードかなんかわかんないですけど入って、
みんなで真夜中の秘密基地みたいな感じで一緒に勉強とか海外大学受験頑張れる環境があったらすごく面白そうだなっていうのがあって、
一回作ってみようと思って、そういったきっかけで始まったのが今の52hzだったという感じですね。
しかもかつてマインクラフトのゲーム実況で一回同調発力にされたYouTubeでもう一回やるってなんかすごいロマンもあっていいなって思いましたけど、
じゃあそのこの指止まれって呼びかけた時に最初に集まってきた人たちがどれくらいって言ってましたっけ?
60人くらいか。
それはもうほとんど知らない人?
ほぼ知らない人ですね。高校の後輩とかもたまにいましたけど、基本的にはリアルで会ったことのないような人たち。
なんかそこもまたちょっといろいろコツがありそうだなと思っていて、
まず結構勝手にですけど、60人会ったことない人たちとどういうふうにエンゲージしていくとか心をつなげていくとか、
どれくらいの距離感を取るのかみたいなことがとても難しそうだなと思うんですけど、
2つ目の質問がですね、あえてビジョンというふうに言っていきますけれども、
みんなが同じ方向を向いたりするためにビジョンを設定していたりとか、もしくはそれに変わるような何かをやったりとかありますか?
そうですね、最初僕たちが掲げてたビジョンというかプロパガンダじゃないですか、
大きな仮の目標としては日本の海外大学進学会に革命を起こすみたいなのをテーマにやってました。
そこに多分結構共感してくれた人がいたんじゃないかなと思ってて、
結局今日本の海外大学進学会って塾に行かないと成功しないであるとか、
誰も理解してくれないみたいな状況がある中で、そこにすごく疑問を覚えていた当事者、
それは高校生でもあり、そういった苦しい体験をあった海外大学生でもあり、
そういった人たちに共感してもらえるビジョンみたいなのがあったのは確かに良かったのかなという気がします。
でも集まれって言った人に対して別に面接したりとかそういうこともないわけですもんね。
そうですね、ただ一応全員とはワンワンで話したので、僕はもう全員知ってておせっかいあけるみたいな状況にはなった。
それ一番最初にやったんですね。
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そうですね、もうめちゃめちゃ毎日ミーティングが入ってるみたいな感じでした。
そりゃそうでしょ、60人ワンワンは結構体力が相当いるなっていう感覚だけど、
でも嬉しいもんですね、一つの呼びかけで集まってくるとね。
じゃあビジョンに沿ってっていうことで、こういう活動してるよとか、
これをやったことで浸透がうまくいったよとか、そんなコツみたいなものでありますか。
そうですね、コツとしては一番良かったというか、
他の1年ぐらいでとんざしてしまう海外進学系の学生団体と圧倒的に違うことが一つだけあって、
それは当事者である中高生を巻き込んだ。
中高生自身が自分ごと化して、自分たちはこういうことを成し遂げたい、
私たちはこのコミュニティをこういうところにしたいっていうのを一緒に作ったっていうのが一番強いのかなって思ってるんですね。
僕たち今もそれは途上段階であるんですけど、
気をつけてることとしては大人とか既に海外の大学に数年前に進学した人たちが、
今中高生はこのサポートがいるべきだって勝手に決めつけて、
トップダウンでサービス化させちゃうっていうのは絶対にそれやってはいけないと思っていて、
結局今進路選択の機会に立たされてる主役がどう思ってこういうことを成し遂げたいから、
じゃあ海外の大学生とか大人がこういうそういうのを実現するのを手伝うっていうことをやってるからこそ、
ただサービスを受けてるだけじゃなくて、すごく自分たちが欲しいものを今実現してるんだっていう、
何ていうか当事者意識みたいなのが結構高いコミュニティだなとは思う。
それがまだ長続きはしてないんですけど、
多分これから長続きさせるにあたって一番重要なのかなと思います。
なるほど、ボトムアップというか、実際今何が一番必要なんだが常に最前線で沸き起こり続けるっていう形ですね。
そうですね。
それ聞いてすごい次質問したくなったのが、
まずこの60人いたときは半々ぐらいですか、その中学・中高生たちと海外にいる人たちって。
実はまだ海外に行ってない高校生が大半。
じゃあ割と先生一に対して制度がNいるみたいな、そういう状況に近いんですね。
彼ら自身がこういう場所があった方がいいよねっていうので、
どういうチャンネル作るかとかどういう仕組み作るかっていうのは、もちろん僕も提案はしましたけど考えてもらって、
52Hzって名前も今使ってる52Hzのロゴも高校生が作るみたいな。
ちなみにどういう由来なんですか。
52Hzの由来としては、匿名で名前集めたんで誰が考えついたかもわかんないっていう感じではあるんですけど、
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理由はしっかり書いてもらってて、52Hzのクジラっていう世界で一番孤独なクジラを由来に使っていて、
52Hzのクジラがなぜ孤独かっていうと、
全く普通のクジラとは違う周波数で鳴いてるので、そもそも理解してもらえないっていう、そういったクジラがいて、
それって今は日本から海外の大学に行きたいって言ってるんだけど誰にも理解してもらえない私たちと似てるよねっていうので、
この52Hzっていう周波数帯に来れば同じような仲間がいっぱいいるよみたいな、そういったイメージで52Hzになったっていう感じです。
めっちゃいい。何なら他で使いたいぐらいいい。とても素晴らしい由来ですね。
当事者意識って話で出ましたけど、現役の海外大学生だったり卒業した方々の関わっていくモチベーションってどういうところにあるんですか。
そうですね。そこがすごく面白いなと思うんですけど、海外大学進学会ってやっぱりすごく高校時代に誰からも理解してもらえないという、
そういうすごい次第経験をした人が多いので、今そこに直面している中高生を助けたいっていうモチベーションがやたらと高い人がすごく多いっていう業界。
基本的にはなんで本当にそこの善意だけで成り立っちゃってるっていうのが今の52Hzの現状かなっていう気がしますね。
もちろん僕たちも長期的に運営にするにあたってもっと他のメリット、例えば海外の大学でこれからキャリアを積んでいくためにはとか、
あとはメンターしたときにシャレがもらえるとかそういった金銭的なメリットとかも用意していこうとはしてるんですけど、
実はメインのモチベーションって過去の世代、次の世代に還元したいみたいなそういうモチベーション。
あとは関わってて楽しいみたいな、実際にいろんな機会とかイベントとかに関われて面白い人に会えるとかっていうそういう楽しさっていうので行動してる人が多いかなっていう印象を覚えてます。
すごく納得がいきますし面白い。
さっき言っていただいたサービス提供者と受益者みたいな関係のコミュニティっていうよりも、
日本の海外大学進学に革命を起こすんだっていう一個のビジョンに対して2つの役割があると。
それを経験を伝える人とそれを受けてちゃんと乗り切っていくんだっていう。
やっぱりそこがムーブメントになってるんだなっていうのを今説明聞いてちょっと感動しましたね。
でもこれって割とその業界だけじゃなくて、
やっぱり今って割と社会起業家がすごく増えていったりだとか、地域全体で解決していかなきゃいけない課題みたいになった時に、
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全員が同じ役割じゃなくて何かしらのベクトルがあって別のポジションの人がいるんだけど一個の目的でなってるみたいな。
そういう設計に対してとても示唆があるお話を聞いたなというふうに思ってましたね。
ありがとうございます。
ちょっと先に進んでいくんですけど、
3つ目がですね、まだ歴史的な3年ぐらいのところで聞いてますけど、
リスクっていう観点にも着目していきたいなと思って、チャレンジってやっぱりリスクつきものだと思うんですよね。
今の時点でオンラインのコミュニティとか、海外侵略みたいなテーマで失敗から学んだこととか、
今立ち上がっているみたいなことってありますか?
そうですね。失敗したというか、予想と違ったことっていうのは何個かあるかなっていう気がしてます。
まず一つ目は、僕が最初想定してたような中学生、高校生が全て主役となって運営をするというような、
ガチボトムアップの組織はほぼ無理というかやめたほうがいいなっていうような気がしてました。
最初はなぜそういうボトムアップをめちゃめちゃやりたいと思うようになったかというと、
持続可能だからっていうそれ以外の理由もあって、
それは何かっていうと、僕海外大学侵略のインフルエンサーでめちゃめちゃ有名なんですけど、
それよりも今受験をしている普通の高校生とか中学生の方が、
最新の海外大学侵略の情報とか知識を僕よりも持ってて、
そういった人たちが同世代でバンバンピアラーニング的に情報交換していった方が効率的じゃんみたいなところがあったんですけど、
それはうまくいかないってことに気づいたのが今の状況かなっていう気がします。
理由としては、あまりにも中学生、高校生の箇所分時間が少ないということをあんまり検討してなかったってところかなと思っていて、
最初はもう毎日みんな50年代末に集まってDiscordのボイチャで雑談してて、素晴らしいコミュニティだみたいなのを目指してたんですけど、
よくよく考えたらみんな忙しいようなと。
そんな時にやっぱりフラッと立ち寄って、困った時とか面白いことやりたいことがある時に帰ってこれる場所があるぐらいが本当の理想の状態なんじゃないかなみたいな感じで、
今は運営を見直している。
なのでもちろんみんな当事者なんだけど、ある程度コミュニティマネジャーとか責任を持って海外大学進学をサポートする海外大学生みたいな人はしっかり分けたほうがいいというか、
しっかり責任を持って運営に携われる人は大事みたいなところっていうのはすごく感じている点かなというふうに思います。
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あとリスクっていう点で言うと、もう一個明確なリスクがめちゃめちゃあって、安全性は本当怖いなっていうふうに思ってます。
オンラインのコミュニティで、一応年齢確認というか募集の時に学校名と本名とかもらってるんですけど、
それでも匿名で顔も見えない中やってるので、絶対にいつか変な人が入ってくるっていうのは分かっていて、
てかもう変な人いるかもしれないっていう状態でやってるから、そこで何かトラブルが起こるっていうのは前提としてやってるので、
そこで連絡先交換禁止とか公式のイベント以外では絶対になっちゃダメとかっていうリスクマネジメントは今のうちからやっておかないとやばいなみたいなのは。
なるほど、いや2つ面白い話聞きました。
1個目の、ちょっと想定と違ったっていうところからお話ししたいんですけど、
ちょうど昨日も別の収録があって、そっちは高円寺の小杉羽って銭湯、
その街の中の銭湯を舞台にして緩やかなコミュニティと言わないかもしれないけど集まりとかよくいる顔なじみとか、
そういう人たちに対してポリシーとして持ってるのが開くんじゃなくて閉じないっていうキーワードが出てきていて、
みんなおいでおいでよ、この人がこの人、すごいなんか会うと思うよどうぞなんかお話ししてくださいっていうことじゃなくて、
いつ来ても誰も排除しないっていうようなことが結構やっぱり緩やかに街に関係性を生んでるみたいな話がすごくちょっとアナロジーとして話し聞きながら重なる部分があったんですけど、
やっぱり今コミュニティ前世紀っていうか、右も左もコミュニティじゃないですか、実際昔からそうだと思うんだけどそれが言葉で言われるようになってきて、
コミュニティマネージャーみたいな人が出てきて、いろんなおせっかいを起こしていってみたいな、
でもなんかこうみんなとみんなが会話量が少なくなると寂しくなっちゃったりとか、
それってKPI的にまずくないみたいな話になりそうだけど、今のお話聞くと結構勇気もらえるなというか、
別に四六時中みんなでくっちゃべってなくていいですよねみたいな話ですよね。
そうですね、そこの通知設定みたいなのはもうすごい変わりましたね。
僕たちにとっては誰かがめちゃめちゃ喋ってるのがいい状態じゃなくて、むしろ誰も喋ってない状態もいい状態かもしれない。
なぜなら誰も喋ってないってことは誰も困ってないからだっていうような状況だとも言えるので、
そこに関しては結構あんまり数字を気にしすぎないっていうのが大事でしょうね。
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逆に追ってる数字とかもあるんですか?
そうですね、今そこのKPI設定は一応しようとしていて、一応とは言ってもある程度数字は気にしていないとダメだなっていうのがあって、
2つは気にしようと思っています。まず1つ目は新しい人が常に流入してきているかどうかっていうところが大事だなと思っていて、
中高生のコミュニティって本当に1年でアクティブな人がガラッと変わっちゃう。
なぜなら受験があるとか受験終わって卒業しちゃうとかでもすごくライフステージが頻繁に変わっちゃうので、
常に新しいアクティブな人の流入がないと多分コミュニティとしては絶対に廃れていくっていうのが分かっているので、
新しい人がどれだけしっかり流入してきているのかっていうのはKPIとして絶対に抑えておかないといけないなっていうのが1つと、
あと2つ目は誰も喋ってなくていいとは言え、今の状況として僕たちが認知しているのはやっぱり高校生でいきなりDiscordっていう使ったこともないようなプラットフォームに入ってきて、
はい、自由に交流してくださいと言ってもそんなアクティブになれる人ってほぼいないっていうのが今の現状だから、
アクティブで何かアクションを起こしている人の割合っていうのがどれぐらいいるのかっていうのはこれから多いかなと思っています。
今そのアクティブな人の例とか昨日見たら確か10%とかだったので、
それを例えば20%にしてみるみたいなのはこれからもっと多くの人が心理的安全性高くかかっていけるコミュニティを作っていくにあたってトラックしようかなと思っている。
面白いですね。でもそれをやっていくにしても、もしかしたら誰も発言してない状態はいい状態かもしれないっていう一方でのね、
心持ちを持っているだけで相当伸びやかな運営ができるんだろうなっていうのを今すごく学びました。ありがとうございます。
残り2つですね。もうこれざっくり聞いちゃいますけど、キー、カギっていうことでプロジェクトをよくしていくためのコツとか、心がけていることみたいなのって何かいくつかあったりします?
そうですね。僕が今パッと思いついたのは2つかなと思ってて、まず1つ目は絶対に辞めないっていう。
これめちゃめちゃ大事だと思ってて、すごく自分が特にオーナーシップを持ってプロジェクトをやっていると、
今日何もなかったなとか、何もちゃんと起こってないみたいな感じで、本当に自分はこんなことに時間を割いてていいんだろうかみたいなちょっとダウンしちゃうときってすごくあると思ってて、
ただそこで立ち止まるんじゃなくて、実はメンバーと話してみて、実際にユーザーからフィールドバックをもらうと、
実はそのDiscordのチャットの中では見えてこなかったような裏ですごく交流が起こってたりとか、見るせんなんだけどめちゃめちゃ勇気もらってたりとか、
そういったところとかが見えてきたりするので、自分の頭の中だけで自己完結してやめないっていうのがすごく大事なのが、
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やめないっていうところのアスペクトの1点目で、あと2点目はコミュニティってそもそも別にテックプロダクトとかではないので、
発展していくのにすごく時間がかかるっていうことを理解しないといけないっていうところはあるなと思ってて、
なので僕はもうここの52Hzは何があってもどれぐらいこけても絶対に10年間はやり続けるっていうのを覚悟を決めてて持ってて、
教育の領域でもありますし、絶対にインパクトが出るのってすごく時間がかかるっていうことがわかってるので、
とにかく何かあっても10年間やっていって、やっと10年分ですごく目に見えるインパクトが出るんじゃないかみたいな想定でやってるっていうのが結構鍵なのかなっていうような気がしてます。
だからこそ何があってもとりあえず10年間は保つからっていう約束をしてるからこそ中高生ものびのびしてチャレンジできるところもあるのかなっていう気がしてるのがまずやめないっていうのが1点目で、
あと2点目はさっきも当事者意識って言いましたけどできる限り貢献しようとしてくれてる人とかモチベがある人にどんどん機会と役割を与えていくっていうところかなと思ってます。
それはすごく難しいというか要するに人におせっかいかけ続けるっていうことですけど、自分がやっぱり一番プロダクトとそのコミュニティの中にいる人を理解して気にかけれるような状態じゃないとやっぱり離れていっちゃいますし、
そこは今中学生でコミュニティマネージャーやってくれてる人とかもいるんですけど、やっぱり一番大事なのは自分自身が多くの人を知ることだよみたいなのは話してて、
それを僕は面白い機会を持ってきて、できる限り頑張ろうとしてる人にどんどん与えていくみたいなのはこれからも頑張っていきたいかなと思ってます。
めっちゃ明確でわかりやすい、いいですね。そもそも時間かかりますよねと。
じゃああえて聞くんですけど、これちなみにまずボランタリーな組織というか任意団体みたいな感じであってます?
実は今月一般社団法人化します。多分来週にでも統計が完了する状態です。
それはおめでとうございます。
じゃあ聞きたかったのは、10年ってまあまあ口に出して約束するにはヘビーだと思うんですけど、
両賀さんをそこまで借り立てるミッションというかモチベーションってどの辺なんですか?
そうですね、実は本当に僕がこれを10年間できるかどうかっていうのをこの1年間見定めるために
ミネラマ大学去年5月に卒業したんですけど、ギャップイヤーという形で1年間休んでたっていうのがありました。
その時結構チューブラリーになったんです。本当にこの52Hzというコミュニティにこんだけ時間を割けていいのか。
ただやっぱりそのギャップイヤー中でいろんな学校を回らせてもらったりとか、いろんな教育の現場にかかる中で
やっぱり人がどう変わっていくのかって見るのが、僕本当にそれが自分の一番大きな好奇心なので、
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まずやってて楽しいっていうことが明確になりましたし、
あともう明確にやっぱり自分の1個のライフミッションとしてあるのは、
日本の教育をぶっ壊したいっていうのはこれ毎回言ってるんですけど、
もっと日本の教育とか学びの現場っていうのを自由で、もっとなんかボーダーがないボーダーレスで、
あと何よりワクワクするような学びの現場っていうのを作りたいなっていうのは、
これはもう1年間わざとゆっくりとした時間を取ったからこそ確信できた。
そして周りのうまくいってる教育のプロジェクトを見ていて、やっぱり長くやってるってことが一番大事で、
長くやったら何とかなるっていうところも分かってきたっていうところで、
これはメインとしてやるかは分かんないけど、絶対10年やったら絶対面白いっていうふうに確信できたっていうのが、
今の僕の状況かなっていう。
なるほどな、めっちゃいいな。
俺もギャップイヤー取ろうかな。なんか人生変わりそうだな。
ギャップイヤー最高っす。
それは結構、ある意味色んな人、そこそこ学生とか転職悩まとかにいる人には思い切って進めても良さそうですよね。
そうですね、高校生とかでもすごくお勧めしていて、進路迷ってたりとか海外大学行けるかどうか分かんないって人は思い切って1年間休んでみて、
自分について考えても良いし、学校の中ではできないような、1年間休まないとできないようなプロジェクトに取り組んでみるのも良いし、
もう得することしかないんじゃないかなって気がします。
めっちゃいい。ありがとうございます。
日本の教育ね、動かしたいな。
動かしたいです。
じゃあ最後の質問に差し掛かっていきます。
これがコラボレーションっていうようなテーマなんですけれども、どんな人と出会っていきたいですかとか、
52Hzっていう題材でも良いと思うんですけれども、どういった人にこれから流入してきてもらったりとか、
もしくは結構コアメンバーとか、もしくは全然違う組織とのタイアップとかいろいろあると思うんですけど、どうですか。
そうですね、まず流入してきてほしい人としては、ただ受け身で何かが変わることを待ってる人じゃなくて、
自分も一緒になって、この52Hzってすごく本当に面白い人とか面白い機会が集まってるんですけど、
それも骨の隅まで食い尽くしてあるぜみたいな、すごく主体性の高い人は、
アクティブメンバーとしてすごく流入してきてほしいっていうのは、まずコミュニティの中のメンバーとしてあると思ってます。
コラボレーションとしては、本当にいろんな、いわゆるベタな教育界の人とかっていうよりかは、
どんな企業でもいいので、とにかく僕たちが予想できないところからコラボレーションがあると面白いかなと思っています。
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52Hzを僕がやっているもう一個の大きな理由としては、海外大学を目指している中高生って、
僕、日本の教育界でのアーリーアダプターだと思っていて、その理由は基本的に海外の大学に行くっていうのは、
日本の教育に満足してないからっていう理由が結構多いので、
要するに新しい教育の取り組みとかをやったときに、感度高く参加してくれるっていうのもあって、
今僕がやりたい面白い実験をできるっていうのも実はあったりするんですね。
そういう意味では、高校生にこういう面白いことを知られるとか、こういう機会を与えられるんだけど、
どう?みたいなのもどんどん欲しくて。
そこで中学生、高校生が自分たちの想像してなかった、僕も想像してなかったような未知の体験、科学反応が起こると、
中高生にとってもすごくいい研究になるし、何より僕の好奇心がすごく爆発するっていう、
本当に誰も損しないみたいな感じなので、とにかくどんどん提案してくれれば、
僕、世界で一番フットワークの軽い人間になるっていうのが一個の目標なので、
どんどんやっていきたい、そういうような実験コミュニティでありたいっていうのが、
僕のもう一個の52Hzの理想像かなって。
いいですね、いいですね。
自分の好奇心、ドリブンもめちゃくちゃ共感するところがあるし。
じゃあ、あえて極端に解像度を上げていこうとすると、
例えば〇〇業界と何か繋がると面白いんじゃないかとか、そういう発想ってしたことありますか?
そうですね、〇〇業界と繋がると楽しいか。
そうですね、めちゃくちゃ考えたことなかったです。
なんかそれこそ別に伝統工芸品を広めたい人が、
この地域で若者にこの工芸品の作り方を教えたいんだけども、
来ないみたいな感じだったら日本全国から参加しているので、
行ってみなよって感じでプッシュしたりもしますし、
基本何でもコラボレーションできたりする気がするんですね。
本当にベタなところとかだったら、今まであったのだと、
北海道で高校生の学びのサイティーあるんで、
登壇者で交通費払うんで来てくださいみたいなのが、
北海道の東川町ってところと株式会社リクルートがコラボしてるやつであったりとか、
あとまだ表に出てないんですけど、今度あるのが、
NHKで海外の入試を取材している番組があって、
そこで高校生登壇させたいんで7名NHKのスタジオに今度呼んでくださいみたいな。
そういう、マジでそんな機会あるの?みたいなのがたくさんあって僕もワクワクしてて、
それはベタなんですけどもっとベタじゃないやつ、むしろ
僕が思いつかないようなやつを横から指してくださいみたいな。
いいですね。でもさっき表現してくれたように、
アーリーアダプターの集まりかつ若い世代っていう時点で、
かなり強いよね。
36:03
ぜひ何か聞いてくださっている方でも何かアクションしたい方がいたら、
両ガスに連絡していただきたいなと思います。
最後ちょうど今、まだクラウドファンディングが走ってるタイミングに、
おそらくこのPodcastも配信できるかなと思うので、
少し関わりたいなと思っている人たちに対して、
説明とメッセージをお願いします。
そうですね、52Hzは今まで本当にゼロ円でやってきたんですけど、
もっと面白い活動、例えば海外大学への受験とか、
中高生のグローバルな心路選択の探求っていうのを、
応援するための無料塾、バランスをプログラムとか、
いろいろ作ろうと思ってて、今目標金額が152万円で、
今もう142万集まってるのか。
なのでラストスパートっていうところなんですけども、
ぜひもしご支援してくださる方がいたらすごく嬉しいです。
関わりたいっていうところに関しては、
これからクラウドファンディングで15,200円支援してくださった人向けに、
52Hz PTAっていう仮の名前で、
保護者と教員向けのコミュニティを作ろうと思ってて、
そこではそもそも海外大学進学って応援したいけど何じゃらほいみたいな人たちと
一緒に学んでいくっていうのもそうですし、
高校生に面白い機会を与えていきたいっていう、
そういう意味でもいろいろ提案してもらえる場所を作ろうと思っているので、
ぜひ一緒にこれから面白いことをやっていける人がいたらいいかなというふうに思っています。
PTA入ります。
ありがとうございます。
そうですね。
本当めちゃくちゃ、
しざが広がる時間だったなと思いますし、
これはもうこの後深掘りはしないんですけど、
今3月で、
りょうがくんが4月から日本の企業に就職するっていうことも聞いてたりするので、
それ自体も超面白いなと思って、
何なら52Hz1本でもやることはたぶん尽きないような状況だけど、
就職ってそういう人にとっても取り得る選択なんだなっていうので、
僕にとってとても勇気をもらえるような話だったし、
4月からの活動もまた応援しているので、
定期的にコンタクトまた取らせてください。
よろしくお願いします。
りょうがさん、本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
プロジェクトデザインルーム第9回、皆さんどんなインスピレーションを受けられましたでしょうか。
かなり情報密度が高くて、
僕も頭を回転させながらいっぱいいっぱい情報をいただきましたけれども、
ミネルバ大学、めちゃくちゃ面白い場所だなと思いましたし、
人生のうちいつか1回ぐらい行けてもいいだろうなとか勝手に思いながら話を聞いてました。
39:03
あとギャップイヤーですよね。
僕はいつ人生のギャップイヤーを作れるんだっていうところに今心がそわそわしてるんですけれども、
必ずしも卒業したら就職しなきゃいけないとか、
転職したら来月から別の会社に行かなきゃいけないみたいなこともそもそもないよなとか、
昔は履歴書に空白の1年があると怪しまれるみたいな、そんな時代もありましたけど、
むしろ僕はギャップイヤーのある人の履歴書が送られてきた方が興味が湧くなぐらい思ったようなこともあります。
あといろんなパンチライン出ましたね。
プロジェクトをうまくいかせるためにはもうとにかく辞めない。
そのシンプルな自分に対する暗示をかけていくようなところもとても素晴らしいなと思いましたし、
それができるのは結局自分がそれやってて楽しいからっていうところにやっぱり気づけたっていう、
そういう時間を作るのって本当にプロジェクトをリードしていく立場の人にとってめちゃくちゃ重要だなと思いました。
そしてやっぱり成果を出すにはそもそも時間がかかるよねっていうことも大前提として持ってるっていうのも、
クォーター、市販機の成果をどう数字で報告しなきゃいけないかっていう毎日の方も多いと思うんですけれども、
やっぱり全体認識として何か大きいムーブメントを起こすには時間がかかるよなっていうのは、
今一度当たり前のことを確認していくみたいなこともやっていけたらいいなと思いました。
そんな非常に学びが多い時間となりました。
プロジェクトデザインルームではまたいろんなゲストをお呼びしてお話をしていきたいなというふうに思っております。
それではまた次回をお楽しみに。
お会いしては、コネル地財図鑑代表の出村光代でした。
41:02

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