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2025-08-29 16:33

♯73「僕も含めて世界中の人達が釈然として生きていける世の中をつくるために始めた100種類の事⑤-⑥」

5種類目は「人間が最小単位で心地よく生きていけるコモンズ(共同体)を作る事」。宮城県東松島市の東日本大震災の被災地で始めた1万人が快適に暮らせる場作りと構成要素②エネルギーについての話。

サマリー

このエピソードでは、近藤ナオが東松島市で進めているキボッチャやスマートエコビレッジという共同体の構想について話しています。日本における大規模な避難所の必要性やエネルギー生産に関する様々な取り組みを紹介し、自然災害への備えを考察しています。また、竹を利用したバイオマス発電のシステムについても詳しく述べられており、地域のカキ漁師やエネルギーの効率的な利用についても触れられながら、持続可能な未来に向けた構想が語られています。

共同体の構想
こんにちは、近藤ナオです。今日は、近藤ナオという生き物の第73回の話をさせてもらえたらなと思っています。
今は、僕も含めて世界中の人達が釈然として生きていける世の中をつくるために始めた100種類の事⑤についての話をさせてもらっています。
5種類目は、人間が最小単位で心地よく生きていけるCommons、共同体をつくることということで、それを宮城県の東松島市のノビルエリアという、東日本大震災で津波がかかったエリアを舞台に、
今、名前としてはキボッチャ、スマートエコビレッジというものを1万人の人達が快適に暮らせる、何かあったときは避難所だし、そういう共同体をつくるということをやっていて、東松島で今どんどん実験を進めながら、
この1万人規模の場所を、僕は日本中に100カ所できれば1000カ所ぐらいあると、いろんなところに1万人規模の避難所が分散していれば、将来何か津波だったり攻撃されるみたいなことがあるかないかよくわかんないですけど、
日本は自然災害が非常に多い国なので、とはいえ日本の国土がこんなに長細くてかなり大きいので、そういうものが一気に全部が打撃を受けるということはないんじゃないかなと僕は思っているので、同じような考え方の、別に全部をキボッチャ、スマートエコビレッジと呼びたいわけではないんですけど、何かあっても自立した形で1万人規模が快適に暮らせるような場所っていうのは、もっともっと日本は増えていかないと、
いつも何かに怯えてなきゃいけないっていう状況になってしまうんじゃないかなと思っているので、東松島で作ったキボッチャ、スマートエコビレッジのひな形を真似したいっていうところがあれば、どんどんどんどん増やしていき、少なくとも全国に100カ所は作れたらいいなと思って、こんな活動をしています。
本当なんでこんなことを、言い方が難しいんですけど、いろんな国の状況を聞いていると、例えば韓国とかは隣に北朝鮮があるからだと思うんですけど、実は国民の110%分だったかなぐらいの数の人たちが避難できるシェルターが全国に用意されているらしいんですよね。
地下シェルターが多いらしいので、多分一目にはそんな簡単に目につかないんだと思うらしいんですけど、でも人口の100%以上のものが用意されているって俺全然知らなかったし、逆に日本はオフィシャルには人口の0.1%分も用意されていないらしいです。
政府関係者の方から聞いたので、多分あっていると思います。僕は調べたんですけど、数字としてはスッと出てこなかったので、内部的な話なのかもしれないですけど、でも確かに全然効かないですよね。そういう快適な避難所とかシェルターみたいなものが。
それがもしあるんだったら、ノトハントの地震があったときに堂々と避難場所にもっと一瞬だけ避難という形で1万人とかの避難したい人たちを動かせばいいと思うんですけど、そういう場所がないから敷地内にある被害を受けたところの中で使えそうな公民館とか学校の体育館とかに仮設で避難所が作られていくという現状なんだろうなと思っていて。
なので僕らは民間が主体になりながらですけど、本当に今僕がやってるようなことっていうのは本当に、最近何やってる人なんですかって聞かれると、国作ってますっていうことを半分冗談だけど本当はほとんど本気だと思っていて、
それぐらい国が人々の暮らしの安心安全に暮らしていけたり、何かにチャレンジしていけるためのベースになるような、そういう何かあったときの避難所みたいなところを本当は整備しておくっていうのは、ある意味で経済とかを発展させる上でもすごい重要なことなんじゃないかなと僕は思ってるんですけど、なかなか進んでいかないので、僕らは民間で中心になってそういう避難型を今作っているっていうような状況です。
エネルギーの取り組み
その構成要素について今いろいろ話を始めたんですけど、前回食事、1万リームの食事をどう加工するかって話をしていたんですが、今回は次エネルギー編ということで、エネルギーっていうのは僕の中では多分電気エネルギーと熱エネルギーですかね、暖房だったりとかお湯だったりとかそういうものをどう作っていくかっていうので、いくつかやってることがあるんですけど、
電気エネルギーに関しては、一個はやっぱりソーラーパネルですかね。他にもいろんな電気を作る方法ありますけど、今ソーラーパネルの電気効率っていうんですかね、電気に変える効率がどんどんどんどん良くなってきているし、かなり効率が良くなったり、縦型に置けたりとかっていう、壁に貼れたりとかも含めて、
いろんなシチュエーションで使えるようになってきて、ソーラーパネルを置いてるけど、その下では農業ができたりとかっていうものだったり、透明度もほぼ透明のソーラーパネルもできてくると、ビニールハウスの屋根とか壁とかも全部ソーラーパネルだけど、やっぱり今までって透けてるソーラーパネルっていうのはなかなか精度が低かった部分もあるので、
そういうビニールハウスとかまでは太陽を入れていきたいものに対しては使えなかったと思うんですけど、そういうものにも今技術としては成功して、実際商品化されたものも出てきていますので、だから太陽光は結構効率的に、全部太陽光でやっちゃうとちょっと実験としてつまらないし、
あとは太陽が出てないときに蓄電池のバッテリーっていうのが結構ないと、1万人の人たちが夜でもある程度自由に電気がつけられる状況っていうのは作りづらいので、なかなかソーラーパネルだけに頼るスタイルにはしたくないなと思ってるんですけど、僕らは移動手段としても蓄電池としても電気自動車をかなり大量に所有していくので、
昼間太陽光が出てるときに電気自動車の充電を満タンにしとけば、最悪他の夜用にバイオマス発電とかを用意してるんですけど、そういうものが止まったときにも電気自動車たちって1台につき単位がちょっとわかる方がどれぐらいいらっしゃるかですけど、
2万ワットアワーとかの電池を貯めておけたりするので、かなりの電気量なんですね。その話は移動のときにまたしようかな。
あと僕らは旧のびる小学校っていうのを使ったりもしてるので、まず学校の校舎とかの屋根とかってめちゃくちゃ広いので、そこにソーラーパネルを全部効率的に並べるだけでも、50kWhって電気の単位言い出すと説明がだらだらしちゃうので、
そこで校舎とか周辺で使う機能の電気っていうのは売るほど作れるので、それをソーラーパネルで作ってたりとか、あとはもう一個電気エネルギーと熱エネルギーを同時に作るものとしてバイオマス発電をやります。
バイオマス発電がいいのは、やっぱり1日中ずっと安定的に電気を作り続けられるので、夜も作り続けられるというメリットが本当に大きいかなと思います。
もちろん風力とか、風力は本当に風頼みすぎるので、夜電気が作れるかっていうのもちょっと難しいですし、あとはやっぱり景観的になかなかOKが出づらいので、水力とかも大量に水が出て高低差があるところから水が確保できれば、水力発電っていうのも夜も含めてずっと安定するものなので、
水力発電もできればいいんですけど、なかなかすごい近い距離。水力発電って1キロ離れたところで高低差が何百メートルもあるところの水を取ってきても、1エネルギーって距離が長くても一緒らしいので、1キロ離れたところから水取ってきて校舎の近くで、そこでタービン回して電気作ってもいいんですけど、
何が大変って1キロ分のパイプを拭くのが大変なんですよね。その1キロあるパイプが何か自然災害とか道中、イノシシとかに壊されたりいたずらされたりすると、1キロ歩いてどこが壊れたかっていうのを見つけなきゃいけないというか、もちろんそこもインターネットが全部の場所につながればテクノロジーで何とかなるかもしれないんですけど、
そういう意味で水力発電って本当はどこでもできるんですけど、長い距離引いてくるっていうのがめちゃくちゃ大変なので、今回はエリアとしては海に近くて平らなところが多いエリアなのでなかなか難しいなと思っていて、そうなると地域で自然がいっぱいあって雑草もどんどん育つし、
僕らはオーガニックのキノコを作ると、何ヶ月かに1回菌称で作るんですけど、菌称を3回か4回キノコを取ると生えてこなくなっちゃうらしいので、それも捨てなきゃいけないんですけど、それも燃料に僕らはできますし、食事編で話したソルガムっていう、英語名がソルガムなのかな、日本で言うとキビとかって言われるようなものも収穫するので、
バイオマス発電の取り組み
それの食べれなかった部分っていうのもバイオマス発電の燃料に使えますし、あともう一個大きいのが、竹が大量にゴミとして出るんですね。何かっていうと地域にカキ漁師さんたちがいっぱいいて、カキの漁って竹にホタテガイの殻をぶら下げて、
そのホタテガイの殻にカキの血がいをくっつけて海の中に沈めておくと、海の潮の満ち引きによってカキが育っていくっていうシステムなんですけど、竹の棒っていうのが多分ローコストで地域では手に入りやすかったから竹でやり始めてると思うんですね。
別に竹じゃなくて、もっと長く使える、鉄だと錆びちゃうからそういうプラスチックパイプみたいなのとかでもいいと思うんですけど、多分そっちのほうがコストがかかるので、ただ手に入る竹を使ってると思うんですけど、でもやっぱり1年とは言わないらしいんですけど、1年2年に1回は竹が朽ちてくるので、新しいものに変えなきゃいけないんですけど、
すごい量の竹が年間そのエリアだけでも450万トンだったかなとかみたいな、240万トンかな、ごめんなさいどっちか単位忘れちゃった。でもそれぐらい何百万トンっていうレベルで、伸びるエリアにいる近くの漁師たちだけでも出るんですね。
それを今は燃やすのは禁止になっているので、焼却するためにお金を払わなきゃいけないっていう現状があって、それを僕らはただで引き取って、木質バイオマスの燃料になるテレットを作る機械のところまで持ってきてくれたら無料で引き取りますよみたいな形にしていこうかなと思って。
今細かいところは決めてないんですけど、基本的には無料で引き取ろうかなと思っていて、今回スタートアップが開発してくれたものが竹をペレットにできるっていうのがなかなか今まで難しかったらしくて、竹って細い繊維が多くて、それを砕いてペレット化するっていうのが難しかったらしいんですね。
その技術に成功した会社があって、会社の本社はあそこなのかな。ものとしては千葉にできていて稼働してるのもこの間見に行ったので、実際それがペレットが製造、竹のペレットが製造されて、それでそのペレットでバイオマス発電機を回して、それが動いてるっていう姿までも完成しているので、
あとはもうペレット製造機を僕らが資金調達ができ次第購入して、その1台のペレットストープでそこが作ってる小型のバイオマス発電機が3台動くので、なんで大型の1個にしないかっていうと、小型のものを3個動かしたほうがエリアが広いので、
電気って作った場所から送電線を引けば引くほど電気の量は減ってってしまうので、なるべくペレット製造機は3個例えばあるとしたら3個の発電機の真ん中あたりで製造して、ペレットは電気自動車とか電気軽トラみたいなのとかで燃料を運べばいいと思うんですけど、
電気自体はそれぞれの主要な施設の近く、オーガニックのキノコを作る製造所の近くに行こうとか、旧ノビル小学校のほうの校舎の近くに行こうとか、あとはグランピングゾーンだったりとかハウストっていうんですかね、住民票を置いて定住するっていうことに関しては禁止ですけど、
ホテルみたいな形とか、そんなに長期じゃないですけど、何連泊か連泊するような利用っていう形では宿泊ができるような場所っていうのは整備して、緊急時にはその住宅いろいろでトータルで1万人の人たちが寝泊まりできるぐらいの規模のものは用意していこうかなと思っていて、
住宅に関しても今後しゃべりますけど、1万人がめちゃくちゃ優雅にする状態の場所は1万人分平常時から用意するつもりはなくて、住宅に関しても快適に、快適っていうのは例えば自分の部屋が6畳とか8畳ぐらいある部屋に1人で普段は使ってるけど、緊急時にはそこにあと2人ぐらいは受け入れれる。
受け入れてもそんなにぎゅーぎゅーになるっていうことではないと僕は思っているので、そういうふうに緊急時には他の人と暮らしてもいいよっていうことを理解してる方々とともに作っていくので、そうするとトータルで1万人の人たちが住めるような状態に住居としてもしていくのかなと思ってるんですけど、その状態の住居棟みたいなところの近くにバイオマス発電機を置けばいいかなとか、そんなような形で分散するためにある程度の、
そんなに超大規模なものではないものを使って電気エネルギーと、あとはそこのバイオマスは火を燃やすので、そこで熱湯が作られるので、その熱湯を利用して暖房にしたりとか、あとは普通に料理したりとかお風呂入るときのお湯として使うっていう形で熱エネルギーを加工するっていうふうに考えてます。
もう進められるところから順番に進めています。
水の重要性
今エネルギーの話をしたので、次回は水とか排水とか、水関係ですね。
人間が生きていく上でもっとも必要なものは僕は食料よりも水だと思っているので、その水の加工について次回は話をしたいと思います。
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