1. 近藤ナオという生き物
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2025-08-22 14:16

♯72「僕も含めて世界中の人達が釈然として生きていける世の中をつくるために始めた100種類の事⑤-⑤」

5種類目は「人間が最小単位で心地よく生きていけるコモンズ(共同体)を作る事」。宮城県東松島市の東日本大震災の被災地で始めた1万人が快適に暮らせる場作りと構成要素①食についての話。

サマリー

近藤ナオが提唱するキボッチャのプロジェクトは、共同体やスマートエコビレッジを通じて人々が快適に暮らせる環境を目指しています。特に、食料確保のためにハイテク農業やジビエの利用に具体的に取り組んでいます。このエピソードでは、スマートエコビレッジでのソルガムの利用や、発酵技術を用いた食事の提供について話されています。また、効率的な資源の利用や廃棄物処理の方法についての考え方が展開され、将来的なエネルギーについても触れられています。

共同体の設立
こんにちは、近藤ナオです。今日は近藤ナオという生き物の第72回の話をさせてもらえたらなと思っています。
前回に続き、今僕が始めた100種類の事のうちの5種類目という形で、人間が最小単位で心地よく生きていけるCommons、共同体をつくることということで、
その共同体を今僕らはキボッチャ、スマートエコビレッジという名前をつけて、もともとキボッチャは希望防災フューチャーの造語らしいんですけど、
今一緒にやっているメンバーのメインになる会社、キリンチョ株式会社というところが、7年前に東日本大震災の津波がかかったエリアの津波がかかってしまった小学校、
旧伸びる小学校を使って、そこを再生し始めたときに、その施設の名前をキボッチャという希望防災フューチャーという防災を、
特に子どもたちに防災教育について教えていきたいというところで立ち上がった部分があるので、キボッチャという名前を残しながら、
1万人の人たちが快適に暮らしていけるような共同体というか、コモンズというか、緊急時には避難所みたいな場所をつくっていて、そこをスマートエコビレッジと呼んで、
僕らはそんな場所をつくり上げています。今はスマートエコビレッジの構成要素という形で、1万人分の食事をどう確保するかという話をしているんですけど、
前回は主にハイテク農業系、農業だけじゃないですけど、比較的新しい技術を使いながらしっかりと管理していくような、室内の中で温度管理だったりとか光の量を管理したりしながら、
効率よく食料をつくっていくって話をしたいと思います。今回はもちろんインターネットとかがどこでも飛ぶような時代になってきたので、
今僕らはインターネットは優先ではなくて、スターリンクっていう仕組みで衛星から直接インターネットを受信するような形でインターネットを手に入れているので、
そうすると本当にどの場所に行っても北の空が空いてないとダメなんですけど、その細かい話はまたインターネットの時の話でできたらなと思うんですけど、
そうするとどんなところで農業とかやってても、インターネットがつながればそれによって遠隔でいろいろ管理できたりとか、自動的に何か動かしたりみたいなことっていうのがもうどんどんできていくので、
普通に養鶏みたいな形で鶏を育てて卵をゲットしたり、たまにはお肉としてもいただいたりっていう部分とかも、僕らが現地に行かなくても、もちろん鳥とかの場合は施設の中でぎゅうぎゅうで身動き取れなくなって育てるとかっていうことはしたくないので、
外敵から食べられないような場所でひらがいしたいなと思っていて、あんまり山奥とかに行っちゃうと鹿とかイノシシだったりとか巨大なヘビとかもいたりして丸飲みされたりとかもするので、
そういうものから、あまり近くにそういうものがいないようなエリアでひらがいでやりたいなと思ってるんですけど、そういうものだったりとか、あとは逆に鹿とかイノシシとかがいっぱい出るエリアではジビエっていう形で、やっぱり今ちょっと気候変動なのか、ちょっとすみません理由がサクッと忘れちゃったんですけど、
今までは狼が、日本は山の中にいっぱいいて、狼が鹿とかイノシシを食べてくれてたので、こんなに鹿とかイノシシの量が増えてなかったらしいんですよね。
その狼が気候変動とか人間の何かやったことが確か理由だった気がするんですけど、どんどん減っていってしまって、それで鹿とかイノシシがどんどん増えてしまって、山の中に食べるものがなくなって、どんどん街中に降りてきて、田んぼとか畑とかを荒らしたりとかその食料を食べてしまうっていうことになってしまってるんですけど、
なので、人間が生きていく上ではバランスを取るために、どうしても今、鹿とかイノシシは罠をかけたり、銃とかで取っていかなきゃいけないかなと僕は思っていて、もちろんビーガンの方とかはそういうことも苦手な人たちがいることはわかってるんですけど、
僕はどうしても人間が生きていく上での食料の確保っていう意味においても、ジビエっていうのはある程度の量を収穫して食べさせていただくべきかなと思っています。
たぶん狩猟のやり方は銃と罠があるんですけど、罠の方が鮮度が保ちやすいと僕は聞いているので、僕は罠の量の方を好んで採用してます。
東松島じゃないエリアですけど、静岡の方の南イズエリアでは罠の量を仲間がやっていて、やっぱり銃だと一気に死んだ瞬間に血を抜いたりとかする方が鮮度が保ってるらしいので、
銃だとちょっと離れた距離のところで撃たれて死んで近寄って処理をする前の間に少し時間がかかるので、やっぱり罠とかだと生きている状態で足が罠にかかってるという状態になるので、
生きている状態で見つけてかなり近くに寄って、僕らのやり方だと少し長い電気ショックが出る槍みたいなやつがあるんですけど、それでモバイルバッテリーで動くんですけど、それでビリビリって電気ショックを与えて一瞬動きが止まった状態で一気に首のあたりを裂いて血を抜いて、
その場で処理をする人もいるんですけど、やっぱり水が使えた方が処理がしやすいので、そこで血だけ抜いて、大人が2人、大人じゃなくてもいいですけど人間が2人いないと結構でかいイノシシとかシカとか運びづらい、特にイノシシが重いので運びづらいですけど、
2人で運んで軽トラとかに乗せて、水が使える処理場というところに持って行って、そこである程度の水を、川の水とかで全然いいんですけど、そういう水を大量に使ってきれいに処理した方が、やっぱり何ていうのかな。
毛の中とかに見えないぐらい小さいダニみたいなものとかもいっぱいいるので、なるべくその辺を肉につかないようにきれいに処理するためには僕は処理場に持っていくべきだと思っているので、そのジビエを解体できる処理場みたいなところも含めて、スマートエコブレーチのプロジェクトでは作っていこうかなと思っています。
あとはソルガムっていうものをいっぱい植えるんですけど、ソルガムって何かっていうとイネ科の1年層の穀物で、日本とかだとキビとかって昔言われて食べられてた小麦に近いようなものっていうふうに捉えてもらうとわかりやすいかなと思うんですけど、
そのソルガムが本当に1年かからずかなりの背の高さに伸びるんですけど、何でそれ育てるかっていうと、まずすごい土地がいっぱい津波がかかった家に土地がいっぱいあるので、そこをいっぱい使って20ヘクタールぐらいソルガム畑にしようかなと思っているんですけど、
何でソルガムを採用したかっていうと、もちろん比較的簡単に育つっていう部分もあるんですけど、ここ2,3年ぐらい前に国連がソルガムはCO2をちゃんと吸収する、1年で育つんだけど、育てたらちゃんとその面積あたりに対してソルガムがどれだけのCO2を吸収したかっていうのを数値化できるものだって認定してくれて、それによってカーボンクレジットとしても販売が可能になったんですよね。
スマートエコビレッジの食事提供
CO2の排出権を売り買いするっていう世界観っていうのが、個人的にはあんまり好きではないですけど、でも世界がそういう方向に向いているので、それは僕としては利用することで、せっかくなら食べ物育てながらCO2の排出権というかカーボンクレジットを販売することで、
それと同時に外貨を獲得して、またスマートエコビリティ作りの予算にすればいいかなと思っているので、なのでソルガムを育てて、ソルガムって本当にイネのでかい版というか根っこがあって、枝というか草みたいな感じでぼーっとあって、その上の方にキビがわーっとついてるような状態で、
CO2を吸収するのは根の中らしいので、上の部分は使っていいらしいんですね。なので1年経ってソルガムが育ったら全部収穫して、小麦の代わりになる部分っていうのは回収して、
今ソルガムを使ってシフォンケーキ作ったりとかドーナツ作ったりとか米粉みたいな形でそれを使ったようなものは商品開発もされて、実際キボチャスマートエコブリッジでは販売もしてるので、全然すごいおいしいし、ケーキとかだとちょっと主食感ないかもしれないですけど、全然主食っぽくも食べれるので、そういうものとして使っていくんですけど、
それ以外の使われなかった草の部分というか、その部分とかはバイオマサ発電機の燃料にすればできるので、全部効率的に、やっぱり今って大量にものを作ったときに問題があるのは、使われなかった部分を処理するのに今お金がかかるっていう時代にもなってきてしまっているので、
それの処理費っていうのが、僕らは一円もかからずほとんどのものをバイオマサ発電機の燃料にできるっていう、すごい何でもピレットに変えられるようなものを開発してくれたまたスタートアップがあって、そこと組んでやっていくことで、そういう自然のものであればゴミ処理に関して何もしなくていいっていうのはすごい強いなと思っています。
生ゴミ系のものとかそういうものもコンポストとかでもちろん少しは肥料とかにしますけど、結構効率よく農業していく上ではあんまりそういう肥料はいらないので、どうするかというと生ゴミたちは養鶏所に持っていけば鳥さんたちがほぼ全部食べてくれるので、そういうのも特別な処理っていうのはほとんどなく活用できるっていう仕組みでやっています。
食事に関しては、あとは調理システムみたいな部分とかで、発酵の技術だったりとか、日本とかだといろんな方法で食べ物を長期保存できるっていうものがいろいろあると思うんですよね。
そういう梅干しみたいなものとかもそうですけど、納豆みたいな菌とかを使って、この辺はちょっと僕があんまり詳しくいろいろが説明できないんですけど、今発酵のスペシャリストのまいちゃんっていうのが半年ぐらい前からジョインしてくれて、
彼女が発酵の楽園、新しくレストランもリニューアルして発酵の楽園ハライソっていう名前のレストランとして、2025年の4月にリニューアルオープンして、そういう技術を使った形の場所として再生していっているので、
その辺も含めて、本当にスマートエコビレッジはかなり昔から続いているアナログなやり方みたいなものから、僕らの手が届く範囲のハイテクな者たちを、ハイテクな者たちって本当に今コストがどんどん安くなってきているので、今までだったら考えられないような値段でいろんな機械とかが作れたり変えたりするような時代になってきたので、
その辺を組み合わせながら食事に関しても、本当は全てに関してですけど、まずは今食事に関して1万人分の食料を、食事を確保して、売るほど作って、それを僕はなるべく高く売れるところに売ればいいと思っていて、
それで緊急時には売り先への供給を全部ストップすることによって、1万人の人たちが常に3食を満足する量で食べ続けられるという場所を今作ろうとしています。
食事編は今これで1回終わって、次はエネルギー編かな。電気エネルギーとガスというか熱エネルギーですかね。エネルギーの中ではこの2つがないと、やっぱり今の人間たちは生きていきづらくなっていると思うので、次回はエネルギーについての話ができたらなと思っています。ではまた次回に。
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