5種類目は「人間が最小単位で心地よく生きていけるコモンズ(共同体)を作る事」。宮城県東松島市の東日本大震災の被災地で始めた1万人が快適に暮らせる場作りと構成要素⑤移動についての話
サマリー
このエピソードでは、近藤ナオがコミュニティづくりを通じての心地よい生活を目指す「キボッチャ、スマートエコビレッジ」プロジェクトについて語っています。特に、徒歩や電気自動車の活用の重要性や、緊急時に備えた快適な生活空間の創出について詳しく説明しています。また、再生可能エネルギーを活用したモビリティの未来や、ハンディキャップを持つ人々に優しい移動手段についても言及されており、電動アシスト自転車やライドシェアの新たな取り組みが紹介されています。
キボッチャという取り組み
こんにちは、近藤ナオです。今日は近藤ナオという生き物の第76回の話をさせもらえたらなと思っています。
今は前回に引き続き、僕も含めて世界中の人達が釈然として生きていける世の中をつくるために始めた100種類の事みたいな形で、5種類目の話をさせもらっています。
人間が最小単位で心地よく生きていけるCommonsというか共同体みたいなのをつくるということで、宮城県の東松島にある東日本大震災で津波がかかってしまったエリアを舞台に、
名称としてはキボッチャ、スマートエコビレッジという名前で、キボッチャというのは希望、防災、未来でフューチャーというのを合わせた造語でキボッチャと言っているんですけど、
スマートエコビレッジというのは、スマートという部分に込めているのは僕らが手の届く範囲のハイテク的なことと、エコビレッジというのは原始的なことというのかな、
そういう微生物だったりとか、発光的な技術とか、ローカル的な、エコビレッジという単語にそういうものが込められているという感覚がある人がどれぐらいいるかわからないんですけど、
そういうローテクからハイテクなものまで組み合わせながら、そういう場所を作っていこうという思いを込めて、今キボッチャ、スマートエコビレッジという名前で場を作っています。
ここは緊急時には1万人の人たちが快適に暮らせる避難所みたいな形で運営できたらなと思っているので、平常時は人間が最小単位で心地よく暮らせるコモンズであったらいいなと思っているんですけど、
緊急時と平常時がほとんど変わらないっていうのが理想かなと思っていて、前回住居の話をさせてもらって、住居に関して1万人分がめちゃくちゃ快適に暮らせる場所まで確保できるのかどうかはわからないですし、
今計算上は平常時4,000人ぐらいの人がいても快適かなっていう空間があって、緊急時にはそこに6畳の部屋にいつも一人で使っているところに人が2人ぐらい増えて寝るとかは、緊急、ぎゅうぎゅうって感じでもないと思うし、それぐらいだったらまだ快適かなみたいな計算をしている部分はあるんですけど、
それで1万人ぐらいの人が住めるようになったらいいなと思って、住まいに関しては考えているような規模感なんですけど、緊急時には1万人の人たちが快適に暮らせる場所を作ろうと思っていて、それをできれば日本中いろんな場所に100カ所ぐらい作れればいいなと思っていて、
同じ名前でもOKっていうところはキボッチャスマートエコブリエッジっていう名前で作れればいいかなと思いますけど、別に名前にこだわることはないので、独自の名前をつけたければつけていただいて、でも僕らが持ってるノウハウっていうのはどんどんシェアしていこうと思っているので、
そんなような場所を100カ所ぐらい作って、100万人ぐらいはどこかで災害があったときに受け入れられるような快適な場所を日本中にまずは作っておきたいなと思って活動しているんですが、キボッチャスマートエコブリエッジを構成する構成要素っていうのが今のところ12個に分けています。
移動手段の重要性
今順番に食、1個目、2個目がエネルギー、3個目が水、4個目が住居っていう話をさせてもらっていて、今回5個目で移動っていうものに関して話をしたいなと思っています。
今回1万人の人たちが暮らすスペースなので、5キロかける5キロぐらいの範囲で捉えていて、そんなに5キロかける5キロだと、僕の感覚では2万人ぐらいは最大人がいてもそんなに不快じゃないかなっていうぐらいのスペースかなと思ってるんですが、
なんとなく余裕を持って5キロかける5キロぐらいかなっていう設定なんですが、その範囲を移動するっていうことに関しては、究極は歩けばいいと思ってるですね。
アフリカのタンザニアでそういうエコビレッジを作ってるときに、緊急時には7キロ離れたところに500人ぐらいの小さな村があったので、そこにマラリアになったら検査を受けに行くとか、どうしても試行品が欲しくなったらそれを何か買いに行くみたいな、紅茶を飲むとかジュースとかビールとかみたいなそういうところに行くみたいなこととかもあったんですけど、
それは7キロを歩くようになったんですよね。7キロってそれなりの健康というか体が動く方であれば1時間半ぐらいで歩けるんですよね。1時間半かかれば7キロって歩けるんだっていうのに僕はそれを気づいて、
それ以来東京でとか日本ですごい次の用事を急いでない限りは7キロまで歩くっていうことにしてて、東京とかも結構歩けるんですよね、7キロ歩けば。そんなに広い都市、町じゃないので23、山手線の中とかだったら実は歩こうと思えば結構歩けるんですけど、
みたいな形で最悪の最悪っていうか本当に移動手段が電気自動車だったりとか電動アシスト自転車だったりいろんなものが本当に動かないようなことがもしあれば、
究極5キロかける5キロの範囲で端から端まで本当に歩いてやっと7キロぐらいなので、そんな端から端に歩くことがそんな日々あるわけではないと思うので、敷地内で1キロとか歩くぐらいだったらもう15分とかなので、歩くっていうことに慣れてもらうっていうのはすごい移動に関しては重要だなと思っているので、
僕もキボッチャのスマートエコビレッジの視察ツアーみたいなことを毎月のようにやってるんですけど、そこに来ていただいた方には周辺案内をするときは全体で3時間ぐらい歩きながら主要なポイントを見てもらって、
途中だから1時間半か1時間ちょっとぐらいは歩いていただいて、結構歩いてこんなに回れるエリアにいろいろあるんですねみたいな体感をしてもらいたいなと思っていて、それを今までは車で送迎するみたいな紹介ツアーみたいな形でやっちゃってたんですけど最初のうちは。
歩いてみたらそんなに大した距離じゃないし、そういうことを体験しておいていただくっていうのは緊急時にも歩くっていう選択肢が出るかなと思って、歩くっていうのはまずは大事にしています。
あとは電気自動車ですね。ソーラーパネルやバイオマス発電を使って、無料で電気が作られていくので、その電気をどんどん電気自動車に貯めていって。
そうですね、どこの、ちょっとホンダさんとかトヨタさんとかが、ちょっとどこになるかっていうのが、日産さんとかホンダさん、トヨタさんとも話はしてるんですが、どこかが深く関わってくれたら、そこの車がEVカーがいっぱい設置され、
その車にずっと電気がたまっていれば、もちろん移動手段にもなりますけど、やっぱり蓄電池として、緊急時にはその車にたまってた電気っていうのが使える形にもなるので、
移動する巨大バッテリーっていう意味では、EVカーを何台か持っておくっていうのは非常に大事なことだなと思っていて。あとは最近、キボッチャスマートエコビリッジはデジタル住民カードみたいなものを発行して、住民証ホルダーさんっていうのが、
デジタル住民カードの導入
今これ収録しているのが2025年の8月31日なんですけど、今現在で895人の人たちがデジタル住民カードを持ってもらっていて、そこのうちの今2人、3人かな。
テスラが始めた新しいサービスで、月々5万円でテスラを持てて、っていう新しいローンの仕組みみたいなことで、テスラを持つ人を増やそうみたいなサービスを始めてくれて。
つい最近、コアメンバーというかデジタル住民カードを持ってて、コアメンバーの人間が3人層の契約をしたりするので、もうすぐテスラが何台か用意されて、その仕組みがEVカーを増やす上で、簡単そうだったらテスラになってっちゃうかもしれないなっていう感じなんですけど。
正直僕はどこの車でもいいので、満充電だった場合に500キロ600キロメートルとか走れるような距離のバッテリーを積んでいれば、かなりの容量の蓄電池になるので、そういうものを準備していっています。
あとは電動アシスト自転車ですよね。正直言えば車の免許がなかったとしても、自転車で乗れるだけで歩くよりも何倍も速いスピードで、5キロかける5キロの範囲とかだと移動できるので、電動アシスト自転車の限界っていうと単語があれですけど、
多分ちょっと高齢の方とか、少し体の不自由な方とか、そういう身体的なハンディキャップがある方とかでも、ある程度安全に乗れるような形で、今ある企業さんが3輪車方とか4輪車方とか、2輪車だとこけちゃったりするので、それで今いくつかモデル機を作ってくれてるんですけど、
4輪車だと自転車って言われる範囲内に収まる形で4輪になってるんですけど、4輪車だと結構曲がりづらかったりするので、多分3輪車が一番安定感もあって、荷物をかなり多く乗せられて曲がりやすいなっていう形で、
その3輪タイプのやつだとゴルフバッグのサイズとかわかる方が、別に僕ゴルフやるわけじゃないですけど、ゴルフバッグとか重くてでかいものを3個ぐらい乗せても結構しっかり安定して走れるような感じのサイズ感の電動アシスト自転車を今3号機で作ってくれて、今4号機でそれをよりブラッシュアップしたものを作ってくれているので、
年内にそれが完成次第、キボチャスマートエコビレッジの東松島でそれを実装させていただいて、別にテストすることなく多分快適に使えるだけだと思うんですけど、それを再生可能エネルギーでいつもバッテリーは充電しておいて、
できればゆくゆく自動運転みたいな形でそういうハンディキャップを持った方とかでもそれで移動できるだったりとか、使った後に家に置いておかれてしまうと他の人が使えなくなるというか、シェア型でなんとかできないかなと思っていて、
家まで帰るところまでは自動運転的なサポートがあり、その後無人の状態でチャリポートみたいなところまで戻ってくるっていうのがやっていいのかっていうのを今国土交通省に確認をしてるんですけど、
時速6キロかなの速度で、相当ゆっくりな形で遠隔で交通状況を確認しながら、でもその代わり誰も乗ってない状態で電動アシスト自転車を動かしてチャリポートまで戻すっていうことをやっていいのかみたいな質問を今してる状況で、
もちろん技術的な部分の開発も必要ですけど、技術的にはできないことはないので、それをあるエリア内だけであればやっていいのかどうかっていうのは許可が取れれば、かなりそういうローカルエリアっていうんですかね、仮想地域みたいなところでは1個の移動手段としてはかなり可能性があるなと思っています。
ライドシェアの新しい試み
あとはライドシェアって一般的に言われるような、自家用車を使った送迎みたいな部分っていうのもいろいろチャレンジをしていて、このライドシェアに関してはこの後話す運営っていう項目があるんですけど、そこでキボッチャポイントっていう、
大体の換算で言うと1キボッチャポイント、1円ぐらいで考える人が多いっていうポイントを使って、それは日本円に換金できるものではないもので、ただのサンクスポイントみたいなものなんですけど、
ちょっと言い方が難しいんですけど、サンクスポイントであって日本円と同等の価値がないようなものを使った形であれば、ライドシェアみたいなこと、ライドシェアって言ってないんですけど、キボッチャカーサポートって言って、
どっか家から駅までとかっていうのを送迎してほしいときにお願いがされて、大体キボッチャポイントの感謝の目安としては2000キボッチャポイントぐらい払えそうですとかっていうふうにコミュニティの中に投げかけられると、
誰か行けそうな人が手を挙げて、それで自家用車でその人を拾いに行ってどこまで送るみたいな、ある種ライドシェアみたいなこととかも実は実現していて、実行しています。そんな形で移動に関しては、歩くとかEVカーとか電動アシスト自転車だったり、ライドシェアみたいなものとかを組み合わせて、今実行しています。続きはまた次回に。
15:41
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