5種類目は「人間が最小単位で心地よく生きていけるコモンズ(共同体)を作る事」。街づくり系DAOの静岡県伊豆半島南部で取組むIZUとDAO合同会社のIZU POINTの使い方(ロスを循環する)の話
サマリー
本エピソードでは、地域活性化を目指す「伊豆とDAO合同会社」が発行する地域通貨「イズポイント」の活用事例について解説しています。イズポイントは、地域で発生する「ロス」と呼ばれる、本来価値があるにも関わらず廃棄されてしまうようなものを循環させるために設計されています。飲食店での余剰食材、旅館の空き部屋、漁師の獲りすぎた魚などがイズポイントで交換可能となり、地域住民や移住者、観光客など多様な人々が繋がり、新たな価値を生み出す仕組みを構築しています。
DAOと地域活性化への取り組み
こんにちは、近藤ナオです。今日は近藤ナオという生き物の第96回の話をさせてもらえたらなと思っています。
今は第93回からですね、今までやってきたことがもう全部話し終わったということで、ちょっとフェーズが変わってきて、今いろいろ話をしています。
で、その中で今僕が可能性を感じているDAOという仕組みについて、今順番にやっていることを話しているんですけど、
一人一人が一人一人の世界を生きるんだけど、でもそれがお互い尊重されながら、誰が上とかっていうこともなく、
存在し合える仕組みを僕は理解しているので、今このDAOを使ってリアルに僕が暮らす街に、
街づくり系のDAOというものを作っています。それが宮城県の東松島と、静岡の伊豆半島の南部の方にある寮生区としては、
下田市とか南伊豆町というところを中心にまずは活動をスタートして、少しずつ伊豆全体に広げていきたいなと思ってやっています。
前回はこのプロジェクトの名前というか、活動体は伊豆とDAO合同会社という名前で会社を統計してやっています。
この伊豆の方でやっている街づくり系のDAOがどんなコンセプトで何をやろうとしているかって話を前回から少しずつしてきていて、
この街に存在する5つのレイヤーをつなげていこうという超地元の人、移住者、2地域とか多地域居住者、僕みたいな人ですね。
あとデジタルノマドという、世界中どこにいてもパソコンとかスマホ1台あれば仕事ができるような人たちが1ヶ月、2ヶ月長期滞在をするような人もどんどん増えてきていますし、
あとはコアな観光客ですかね。1年に1、2回ぐらいだけど毎年来ては1泊2日、2泊3日過ごしていくようなそういうコアなファンというか、そういう人たちが今1つの地域に存在するような時代になってきたので、
そういうところをつなげていくことで地域を活性化したいかって言われるとあんまりちょっと単語としてはしっくりはこないんですけど、
せっかくそういういろんな人たちが1つの地域の中に存在しているのであれば、そういう人たちがつながり合うことで何かが生まれていくんじゃないかなと思っているので、そんなことをDAOの仕組みを使って作っています。
イズポイントの概念と価値
その中で1つ大事なものとしてブロックチェーンの技術を使って、IsPointというありがとうを伝えるサンクスポイントみたいなものを発行していて、
それはお金で購入することができないという形で、地域のお困りごととか、貢献活動をすることでありがとうという時にそれをゲットできるというような話をしたりとか、
1ポイント1円ぐらいの認識でコミュニティとしては動かしていますという話と、あとは前回途中になってしまったのはどうやって使うのという部分で、
その使える部分も日本円と同等の価値があるようには使えないように設計をしています。
法律用語で言えば財物ではないというふうに認識されているものにだけ使えるようにしています。
財物じゃないものって例えば何なのということかというと、例えば地域の飲食店とかレストランとかでも余った食材を使って作るカナイみたいなものとかって、
あれは日本円と交換することができない、かつ全員が余った食材で作っているわけではないですけど、
そういう余ったものだったりとか賞味期限がもうすぐ迫ってきてしまって、
お客さんからオーダーが入らなかったら捨ててしまうかもしれないというようなものを使って作った食事だったりとか、
あとホテルとか旅館とかも特に換算期とかであれば、平日とかであれば3日4日前に予約が入っていない、
全部で10室とかある旅館だったりとか、3日前に1組しか予約が入っていなかったりしたら、
多分ほとんどの確率でそれが満室になることがない場合っていうのは価値を生まないですよね。
そういう世の中で価値が出ないようなものっていうのがいろいろ実は探すとあったりします。
クラフトビール屋さんとかだとクラフトビール仕込んだときに、
クラフトビールだけじゃないかもしれないですけど、ビール仕込んだときにタンクの下の方に溜まる酵母がちょっと多めのビールっていうのは、
ほとんどのクラフトビール製造してるところがどうしても廃棄をしてるらしいんですね。
それ全然僕は知らなかったんですけど、その部分だったら本当に捨ててるから、
そこだけビールサーバーにつなぐものに移して提供して、
それは本当に捨ててるものだからポイントで飲めるようにしてもいいよだったりとか、
あとは家庭料理とかもそうですね。
自分の家でどこかで料理作ってちょっと多めに作っちゃったみたいなときとかに、
イズポイントの具体的な活用事例(食料品・サービス)
1人2人分ぐらいちょっと多めにできちゃうので誰か食べる人みたいなものっていうのは基本的にはお金で買うことができなくて、
食べきれなければ冷蔵するかもしかしたら廃棄するかみたいなものだったり、
そういうような実は価値を生んでいない、
自分の住んでる家にほとんど誰も使ってないような部屋とかがあったら、
それも価値を生んでいないみたいな形だったり、
こういうローカルなエリアだと薪だったりとか、
あと今の時期だと柑橘系のものとかが無限にいろいろできるんですよね。
伊豆半島の南側ってかなり天候も安定してというか、
そういうみかんだったりとか雨夏みたいなレモンとかも育つような地域なので、
そういうものが自動で無限に作られちゃって誰にも取られないでっていうようなものとかもいっぱいあるので、
そういう世の中では価値がなくて日本円と交換がされてないようなものっていうものをポイントで流通させていくっていうような仕組みにしてます。
あとは日常の感謝を伝えるっていうような形の使い方というか、
例えば車とかで僕が友達をどこからどこまで送ってっていう友達だったりとか、
そのコミュニティで頼まれて車で送ってありがとうって言われるのは普通というか、
そこで日本円もらっちゃったりとか楽天ポイントだったりとかそういうものをもらっちゃったら、
それは今世の中ですごい議論されているライドシェアっていう部分のところで、
まだ法整備が全然できてない部分になってしまうんですけど、
そこでただただありがとうのついでに日本円と同等の価値があるし、
言い方が難しいんですけど、
価値がないと思っている人にとってはゴミのようなサンクスポイントっていうものだけを送り合うっていう部分には合法っていうか違法ではないっていうことですね。
いろいろ家庭で自分が作りすぎちゃった料理を提供する。
そこで日本円をもらっちゃったら保険所が黙ってないと思うんですけど、
それをただ提供してありがとうって言われる分には取り締まる法律がないっていうことですよね。
車に関しても僕が知り合いを乗せて言ってありがとうって言われるのは別に普通のことなので、
そのついでにイスポイントっていうものを送られるっていう部分では何とも言えないっていう感じですね。
関係省庁とかだったりとかいくつかヒアリングには行ったんですけど、規制の中には書かれてないことをやっているので何とも言えませんみたいな感じですね。
ちょっとここは、すいません、アギレが悪いというよりかはルールブックに書いてないことなので、
その範囲の中でこれは違法ではないなっていうところのものに使えるような形で、
今イスポイントっていうものを運用しながら地域でロスを循環させながら地域のつながりを作っていくっていうことをやっているっていうのが、
このポイントを使ったコミュニティ作りとしては結構特徴的なところかなと思っています。
もう少し具体的にどういうところでポイントが使えるのとか、
イズポイントの活用事例(DIY資材・地域コミュニティ)
ポイントが貯めれるのって話も具体的にしていけたらイメージが湧くんじゃないかなと思うんですけど、
1個は例えば駅前とかにある直売所があるんですけど、
そこでお弁当を出している方とかもいらっしゃって、
お弁当がどうしても閉店間際に何個か余るときがあるんですよね。
それを今までは従業員さんが、出店された方もいらないというか使ってくださいっていう感じで、
それを従業員さんが持って帰るみたいなことがほとんどだったらしいんですけど、
今はロスでお弁当が出るときとかに、
閉店間際にお弁当何個残るよみたいな、もし欲しい人はっていうのがLINEのオープンチャットに連絡が来て、
その連絡が来てから閉店後を片付けとかもしているので、
連絡が来てから1時間以内とかで取りに行ける人っていうところに限られるんですけど、
それは狭い地域でやってるからこそ実現できることかなと思っていて、
そういう廃棄するお弁当だったりとか、
あとはお寿司屋さんとかも提供日前日に余ったお刺身とかシャリみたいな部分を提供してもらうっていう形、
それをロスになってしまうんですよね。
提供日の前日で、提供日が2日間連続とかであったりするお店なんですけど、
それを超えてちょっとネタが持たないらしいので、
それをもし余りそうだったらオープンチャットに連絡が来て、
お寿司を握るのは大変なので、
刺身のままかシャリも残っていれば丼にしてもらうみたいな形でやってくれてたりします。
居酒屋さんとかも、この居酒屋さんは毎日営業しているときは、
毎日そろそろ賞味期限切れが迫ってきている食材たちだったりとか、
お客さんには出さない形だけど、金目鯛とかが有名な地域なんですけど、
金目鯛の頭の部分というのは正直おいしいはおいしいですけど、
かなり身が少なかったりするらしいので、
なかなか使い切れない部分だったりとか、
そういう廃棄してしまうようなものとか限定で、
毎日何かロスになりそうなおつまみというのを出していただいて、
というような形でやってくれているところもありますね。
あとは漁師さんとかが魚がちょっと取れすぎたというか、
漁業にどうしても卸せないというみたいなものとかが出ると、
オープンチャットにゴマサバが20匹ぐらいあるけど、
次回予告
誰かみたいな連絡が来たりとかもしたりしています。
あとは地域のコワーキングスペースだったりとか、
そういうところもコワーキングスペースを開けている以上は、
誰か偽版というかスタッフがいる状態になってしまうので、
それで例えば20席ある席のうち1人も使っていないとか、
1人しか使っていないみたいな状況だと、
そういう時間はある種ロスですよね。
なのでそういう利用客が少ない午前中の時間とか、
その辺は相談だったりする。
連絡取って空いてればという形で使わせてもらうというような形で
ポイントで使えたりとか、
あとはシェアハウスとかも今契約がなくて
ずっと空き部屋になっているところとかに関しては
ポイントで泊まれたりとか、
1個旅館さん、1泊2食付きで地域の魚だったりとか、
自分たちで野菜も育てたり、
あと調味料も作ったりとかしているような宿があるんですけど、
そこは結構6部屋しかない形の比較的高級宿ですかね。
1泊2食で2人とかで泊まったら、
5万円ぐらいとかいくような感じのレベル感なので、
結構贅沢な形のものだと思うんですけど、
そことかも6部屋しかないんですけど、
1組だけ予約が入ると、
そのために従業員さんが4人だったかな、3人かな、
4人動くことになるので、
かつその人たちのために魚を捕ってきたりとか、
アワビだったりとか、
彼らの場合本当に買ってくるというよりは、
家族に漁師がいるのでそれを取ってくるみたいなことだったりとかしていて、
やっぱり魚を1匹捌いちゃったりして刺身を出すと、
2人のために1匹分出すっていうのは結構ボリュームも多すぎて、
実はロスが出たりとか、
従業員で食べるしかないみたいな形になってしまうんですけど、
なので1組だけ予約が入っているときの場合、
もう1組だけは伊豆ポイントで泊まれるみたいなことをしてくれたりとかしています。
伊豆半島は火山の街だったりとかするので、
結構温泉がいっぱいあるんですけど、
その中でも原生の掛け流し温泉が出ているところがあるんですけど、
そことかもお客さんがいないときで、
かつその担当のスタッフがいてしまうときだと、
ずっとその温泉は捨てられている状態なので、
それはロスだということで、
1時間でおよそ1000伊豆ポイントぐらいという目安とかに
そこはしてくれてたりするんですけど、
そこで入れたりとか、
地域のコミュニティスペースみたいなところ、
かつシェアオフィスみたいなところを運営してくれている方がいて、
そこはかなりDIYで、
昔工場だったところっていうのを、
みんなでDIYでそういう、
いろんな年齢の人たちが集まるスペースとして、
再生しているところがあるんですけど、
そことかってDIYをやると、
塗料とか木材とかが余るんですよね。
塗料とか特に、
ちょうどぴったり缶の中の塗料を全部使い切るっていうので、
ほとんど無理だと思うんですよ。
それをプロでやっていればまた次、
同じような現場で使えるかもしれないんですけど、
1つの施設でDIYすると、
どうしても塗料とかが少しずつ少しずつ余ってしまうので、
あとは木材とかも、
いろんな形のものですけど、
そういう木材とかも余っていってしまうので、
そういうものはエースポイントで交換できるよみたいな形で、
確かにそこって本当に今まで捨ててきたものだけど、
僕からしたら本当にちょっと残った塗料を5色欲しいみたいな、
それがポイントでもらえるっていうのは、
そうですね、
これはやっぱり言葉にするのは非常に難しいんですけど、
こういう本当に今まで世の中で価値がないと思われてたものっていうものを、
循環させていく。
本当に知り合い同士だったら、
電話きて魚いるかで終わりでやったんですけど、
今は本当に多様なレイヤーの人たちが、
1つの街に参加するようになった時代になってきたので、
そういうところでLINEとかのオープンチャットとかを利用しながら、
かつ資本主義の仕組みというか、
やっぱりすごいローカルに行けば行くほど、
こんなお互い助け合ってたものを数値化するなんて、
美意識的なのかな、美学的なのかわかんないですけど、
ちょっと違和感あるなっていう人とかいるんですけど、
そのニュアンスはもちろんわかる。
でもわかるんですけど、
このちょっと数値化できるからこそ参加して、
参加してみると本当に今まで出会わなかった人が、
急に魚取りに来てくれてそこで会話が成り立ったりとか、
宿泊に来てくれて出会いが生まれて、
そこからいろんな宿泊した方がデザイナーっていうのがわかって、
デザインの仕事を逆に発注できたりとかっていう関係になったりとか、
っていうふうにもつながっていったりするんですけど、
なのでこの仕組みが気持ち悪いとか肌に合わない方々は、
無理して参加しなくていいのかなと思ってるんですけど、
こういう仕組みを通していろんな多様な人たちがまず出会っていく、
っていうところにIsPointっていうありがとうを数値化するっていう仕組みが、
非常に役に立てるんじゃないかなと思っています。
で、ちょっとまたかなり長くなってきたので、
次回は具体的にこんなことをするとIsPointがゲットできるよっていうのを、
前回もちょっと話したんですけど、
具体的な事例をいくつか話をした方がイメージがつくかなと思うので、
次回はどこでゲットできるかみたいな話をさせてもらえたらなと思います。
ではまた次回に。
17:15
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