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2024-09-17 39:18

第88回『世界一優しいアナログレコードについての面倒な話』

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《やりきれないことばっかりだから、レコードを聴いている、今日も》(ECD『DIRECT DRIVE』より)

レコード!レコード!レコード!どんなターンテーブル、プレーヤーが良いのか、おすすめの店は?そもそもレコードってどこで売ってるの?初心者が買うべきレコードは?そんな話はあんまりできていませんが、今回は「レコードにまつわるいくつかの面倒な話」。もちろん全くレコードに興味がない、という貴方に対してもこの面倒な話を聞いてもらおうと思って収録したエピソードです。面倒な話が一番面白いでししょう。


◇鮫イベント情報

【AEA vol.2】 日時:2024年9月29日(日)14時〜18時 場所:リズムアンドベタープレス(森下/両国)Google map⁠

チャージ:500円 DJs: Sue Sang (AEA) @Sue_Sang 矢島和義(ココナッツディスク吉祥寺店) @ccnd_kichijoji シャーク鮫くん(心の砂地# ) @lno_glK Misaki @korosuketensai DJ akaru @akaru_records


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サマリー

第88回のポッドキャストでは、アナログレコードの魅力や歴史が深く掘り下げられています。特に、DJ活動や新たなレコード店との関係、レコード文化の変遷についても語られており、音楽リスナーにとっての重要性が強調されています。アナログレコードの人気は再び高まり、若い世代にも広がりを見せています。さまざまなサイズや回転数のレコードの特徴、オリジナル版の重要性について詳しく探られています。日本版の特異性や品質の高さ、帯の文化、各国版の違いなど、レコードコレクションの楽しみや価値について深掘りされています。また、アナログレコードの体験の重要性が語られ、特にザッパのアルバムを通じてその感動が強調されています。さらに、中古レコード店独特の文化やルールについても触れられています。

DJイベントの告知
シャークくんです。 てらだです。
よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
久々にDJをしますんですが。 しますんですが、はい。久々ですね、確かに。
はい。えっと、告知からいきなり始まってるんですけど、
今月9月の29日、日曜日、14時から18時という時間でですね、
東京は森下両国にございます、リズム&ベタープレスというお店にて、
DJとして私が出演するイベント、AEA vol.2というのが開催されます。
いやいや、お昼から夕方時っていう、いい時間じゃないですか、皆さん。 ちょっとこう、遅くに起きてきた人とかも行けるぐらいのね。
いいですいいです。2回この時間内で僕がDJしたりするんだけど、
もちろんずっといなくていいし、出てもらっても別に大丈夫だから。
なんかまあ、散歩がてらね、この辺、森下エリアとか、清澄白川とかも近いですし、現代美術館とかもあるしね、
それぞれいろんなカフェとかもあるんで、この東東京に散歩がてら、ちょっと寄ってみようかなっていうのも結構いいかなと思ってまして。
あー確かにね、エリア的にもね、すごいこう散歩しがいがある場所やし。
そうそうそう。日曜日のね、昼過ぎから夕方とかは一番いい、まあこの時間帯の夕方がいいからこそ僕はこの辺のエリアにずっと住み続けてるみたいなね、ところもありますから。
はいはい。
はい。そのイベント中に入るのにチャージ代金はちょっとかかっちゃうんだけど、なんと500円という。
安いっすね。
うん、チャージ500円でやってますんで、よかったらちょっとね、レコードをね、僕がかけるとことか、まあ僕以外の方々も素晴らしいDJの方々が出てらっしゃるので、面白いのかなと。
で、前回もやったんですけど、すごいお客さんもね、いいバイブスで、まあ子連れの方とかね、そういう方も全然いらっしゃいますし。
前回やったのが1年前かな、私と今回主催のSUさんというですね、この番組のリスナーでもあるんですけど、お兄ちゃんと。
あとはココナッツディスクという中古レコード屋の吉祥寺店というね、素晴らしい店舗。ココナッツディスク吉祥寺店という素晴らしいお店がありますけど、そちらの店長の矢島さんと3人でやって。
で、今回は新しくDJでmisakiちゃんという子と、akaru recordsというですね、またこれは東京の森下の隣、菊川にある中古レコード屋の店主の方がDJしてくれるということで。
初めて知りましたね、akaru records。
akaru recordsもすごいいい店で、通販とかもやってるんで、よかったら概要欄に載せてるんで、レコード好きの人はそっから見てもらったらどっからでも買えるし、面白いとこなんですけど。
そんな5人でお送りするんですけど。
アナログレコードのDJスタイル
ボリューム1の時は、Sue Sungさんと矢島さんと僕の3人でやったんですけど、妖怪が現れて、何人か。
妖怪?
妖怪が現れて、この店にある酒全部飲むぞーみたいな感じになって。
それは妖怪ですね。
店にある酒が全部なくなったっていう。
店の酒を飲んでは風のように去っていく妖怪みたいな。
別に荒れた場ではないんだけど、緩やかに酒がなくなっていって、最後はちょっと勢いあったけどみたいな。
そういう妖怪も見れるかもしれないし、あなたがまた妖怪になってもいいしっていうね。
なんか座りながらお酒飲んだり、ご飯も食べれるしね。
そういうんで、なんとなく喋りながら、本当に友達と言って喋るっていうのでもいいしね。
そんな感じで、楽しみ方はあれだし。
バキバキのクラブみたいな感じはもちろんないんで。
それはそうね。
そうそう、緩やかにある酒場で音楽がまあまあなってるみたいな感じのイメージなんでね。
フラッと来ていただければと思いますし、特に予約とかもいらないんで、
当日いきなり来ていただいて、500円払えば誰でも来れるという感じなんで。
なるほどね。これかけるジャンルとかはある程度決まってるんですか?
特に何も言われてなくて、言ったら店にはみんな行ったことあるんだけど、
その店でかけたいなって思う音楽。
すごいね、空間が先あって。
そうそうそうっていう感じなんだけど、
こうやって誘っていただいたら毎回テーマ持ってやろうと思ってるんだけど、
今回は誰かと一緒に聴きたいレコードっていうイメージで選曲をしようと思っていて、
クラブとかも全然行かなくなったし、
ライブとかもこの1年間って本当に一人で音楽を聴いているんだけどほとんどがね。
ただなんか一人で聴くより、一緒にいろんな人と聴いた方がいいレコードとかっていう音楽っていうのは存在すると思っていて、
そういうイメージでね、誰かと聴きたいレコードっていうので選曲しようかなと思ってます。
良ければ是非ね、詳細も貼っておきますんで、それめがけて来ていただければ、
地下鉄の都営新宿線、大江戸線の森下駅からが一番近いかな。
JRの両国駅からも割と歩いて来れるかなっていうぐらいの距離に位置しております。
はい。
っていう感じで、今日はレコードをね、かけるってさらっと言ったんですけど、
ほんまにレコードをかけてるんですよ。
本当にいわゆるアナログレコード、黒いでっかい、でっかかったりちっちゃかったりする円盤をほんまに回して。
はいはいはい。
でも、意外となんかさ、それこそスクラッチのイメージとかで、
みんなそれ、DJの人ってあの黒いでっかいやつ回してんじゃないの?みたいなイメージある人もいるかもしれないんだけど。
逆にDJに触れてない人ほど、そこのイメージイラストみたいなの止まってるかもしれへんな。
そうそうそう。
もちろんアナログレコードでかけるっていうスタイルが一番ベースなんだけど、
言ったらもう本当に音楽もデジタルの時代なんで、
あのレコードを模したようなコントローラーみたいな形で、
データをこう流してるっていう、
これちょっと棘があるように聞こえたら申し訳ないけど、
データをかけてるっていうDJも全然存在してて、僕もやりますし。
はいはいはい。
ジャンルによっても、ヒップホップでもデジタルの人もいるし、
レコードしかかけないっていう人もいるし、
どっちも混ぜてかけるよ、CDも混ぜてかけるよ、CDだけかけるよ、データしかやんないよとか、
もう本当にそれはいっぱいあるんですけど、
そういうスタイルで、今回はレコードが好きな人で集まってるイベントなんで、
DJがね、グッドバイナルスオンリーということで、
いいレコード、本当のビニール版しかかかりませんよっていうパーティーなんですよね。
レコードの歴史と文化
なるほどね。
この10年とかって、その前の10年よりはすごくレコード流行ったし、
新譜でもレコードめっちゃ売れるしっていう時代に今はなったけど、
面白いと思うしね、本当に一番オールドスタイルなDJスタイルっていうのでやるんで。
今回はDJするんだけど、東京に来てからDJ、それこそレコードをかけてDJするようになったね。
大阪の時にみんなで集まって、遊びみたいなんでコントローラーとか持ってきて、
宅飲みしながらみんなでDJごっこみたいなことをするみたいなとこから、
僕のそういうDJみたいなことをやること始まるんだけど、
DJカルチャーとアナログレコードリスナーって結構大きい隔たりがある。
そうなんですか。
僕の中では。
でも、東京に来たらみんなDJになるんです。
これは今日覚えてってほしい言葉ですね。
東京に来たらDJになります。
関西の時はレコードをいっぱい買ってたんやけど、
別にDJしたいからとか、かけたいからって言ってレコードを買ってたわけじゃないのよ。
僕がレコードいっぱい買い出したのは2012年とか13年くらい。
ちょうど10年前くらいなんやけど、
単純に新しい音楽とか聴きたいみたいな。
軽音部とかでいろんな先輩とか遊びながら、
外でもベース弾いたりとか、いろんな人と交流とか遊んだりしながら、
音楽っていうのがすごい一番自分の中で大事だった10年間みたいなのが僕は多分あって、
15歳から25歳の時って多分音楽が一番大事だったよね。
26歳から多分そうじゃなくなってきて、
今は音楽全然聴かへんから。
新しい音楽とか全然聴かなくなっちゃったから、
今はちょっと離れてるんだけど、
離れてる期間だからこそ付け方があるとか思いながら、
DJ、それでも誘ってくれなかったらやりたいなと思ってやってるんだけど。
自分としてはそういう時期があって、
そういう音楽が一番大事だった時に、
普通に当たり前のことなんやけど、
今聴いてる人がもしかしたら知らんかもしらんから、
ちょっと丁寧に言うんやけど、
レコードしか出てなかった時代っていうのがあるわけなんですよ。
そうですね。媒体としてレコードしかないっていう。
音楽を聴くっていうのが、
データはもちろんのこと、
CDの前の時代ってレコードの時代なんで、
その時期ってカセットが出てたりとかいうパターンもたまにあるんだけど、
レコードとカセットとかが媒体としては、
音楽を聴く媒体としてはそれしかなかったっていう時代が、
80年代の終わりぐらいまであるんですよね。
80年代からCDっていうのが出だして、
その比率がだんだんだんだんCDがもちろん増えていって、
レコードの製造っていうのは、
大体89年ぐらいまでなんですよ。
そうなんやね。
うん。
90年になると、
もうほぼレコード出てないシンプでっていう状態になるよね。
ヒップホップのレコードとか、
ジャンルによってシングルは、
レコードというものがDJカルチャーとかと共にあって、
90年代でも新譜としてレコードが出てるものっていうのはあるんだけど、
メインのみんなが買う音楽っていうのがレコードだった時代っていうのは、
80年代で終わるんよね。
そうね。
だから、大体89年とかのレコードってレアなのよ。
出てるけど数が少ないから。
もう大体CDに切り替わってるから。
終わりぐらいの時期やから。
そうそう。だから80年代後半になればなるほど、
レコードで買おうと思うと難しくなってくるっていう。
なるほど。
っていうのがあるんですよね。
レコードの製造が終わりだしてから、
逆に昔のレコードを聴くのがいいよねっていう、
レコードブームみたいなのが、
今のブームにちょっと近いんだけど、
そこそこ渋谷系とか、レアグルーブとかね、
そこそこあとはヒップホップのブームとかもあるし、
テクノとかの時代が盛り上がってくるとか、
それぞれのジャンルで、
新譜でレコードを出すよっていう文化とか、
昔のレコードを買ってきて、
かけるっていうのがかっこいいよねっていうムーブメントとか、
そういうのがそれぞれあって、
全然90年代でも、
イケてるもののカルチャーとしては
レコードっていうのは残ってるよね。
2000年代ぐらいになってくると、
その辺も下火になって、
多分2000年代の終わりぐらいが、
一番どん底ぐらいだと思うよね。
レコードとしては。
そうやな。
全然だからCDショップとか行って、
レコードが置いてあった印象ないもんね。
もちろん、俺たちが子供の時に、
みんなが行くタワーレコードとか、
HMVとか、
そういったところに新品のレコードがあったっていうのは、
多分ほぼ存在してなくて。
そうね。
今、CDショップとか、
そもそも今CDショップ行ってる人が少ない時代まで来ちゃってるけど、
行ったら、今タワーレコードとかでも、
新品のレコードとか置いてるんですけど、
これはもうここ5,6年からなんすよね。
そうそうそう。
だから、2000年代、
僕らが子供の頃、
ふらっとCD買いに行った時に、
レコードって置いてなかったのが、
全くない。
僕らが大学生、社会人ぐらいになったタイミングで、
急に新品を置き始めたのね。
そうそうそう。
だから、僕がちょうどレコード買い出したぐらいから、
アナログレコードの人気
どんどんレコードブームっていうのが盛り上がっていって、
新品のレコードも出ますとかいうのがどんどん盛り上がってきて、
だから今結構、若い子供なんか、
プレイヤー持ってたりとか、
LP持ってますとか、シングル持ってますとかね、
全然普通っていうか。
そうね。
やっぱり2010年代中盤以降ぐらいから、
結構2000年代にレコード出してなかった、
CDで出てたやつをレコードにして出すっていうのは、
結構ね、ありましたからね。
それで、このバンドやったら知ってるわみたいなんで、
そういう新しい新品のレコード、
自分はCDとして持ってるやつ買うみたいな子も結構多かったよね。
そうそうそう。
今、例えばちょっとオシャレなことが、
アイオンっていうレコードプレイヤーとかを買って、
5、6枚とか、10枚、20枚ぐらいレコードを買ってるっていう、
言ったらちょっとしたオシャレアイテム、
そんぐらい所持するみたいな子って、
たぶんほとんどそういう新品のレコードを買ってるね。
まあまあ、そうね。
その組み合わせだと。
そうそう。
だから今のバンド、
例えば羊文学とかもレコード出してたりとかさ、
そういうの買ったりとか、
アイドルとかそっち系も出してるから、
そういうのも買ってるとか、
なんかそういう感覚で、
持ってるっていう子が多分多いんだけど、
それってほんまここ5、6年の、
そんな感じでオシャレな子とかがいっぱいレコード屋にできたら、
いいのになって思ってたら、
ほんまにそういう感じになったっていうのが、
今なんかちょっと熱量が収まってるから、
ああ、そんなもんかって思うけど、
え、変わったなって感じを改めて喋ってみると、
すごいするなって感じがしてて。
レコードの種類と特徴
そうね。
まあ僕も持ってるプレイヤーアイオンのやつなんですけど、
ちょっとあれは針以外ちょっとね。
針がね、ちょっとあんま良くはないし。
結構レコードを傷つけちゃうっていうのがあるんで、
別のメーカーのやつとかに取り替え可能なんで、
まあ針は。
そうそう、カートレッジはね。
針は変えたほうがいいかもな。
純正のやつはちょっとあんまり正直あれは、
そんなオススメせへんねんけど、
またな、本当はこのプレイヤーでこんなもんでどうでしたろみたいな、
っていうのとかもしたいんだけど、
まあその辺はちょっと今日は置いといて、
そんな感じの時代になったんだけど、
レコードにもね、たくさん種類があるよとかね、
そんな話とかもしたいなと思ってて。
はいはい。
まずレコードはですね、
でっかいやつとちっちゃいやつと、
中途半端なやつとか、
いろいろあるなみたいな、
レコード屋さん行ったらあると思うんですけど、
LP、アルバムとかで買ってんのは、
あれは12インチというサイズなんですね、
30×30の、
12インチなんで、
12インチのレコードといったらもするし、
アルバムとかだと、
まあLPっていう言い方をしたりすることが多いですね。
で、主にシングルとかであるのが、
ちっちゃいサイズの7インチのサイズのレコードっていうのもあって、
まあ大きくはこの2つが多いかな、
12インチか7インチっていうのがあるかなっていう感じですね。
そうですね。
結構あのインディのバンドが7インチで出したりとか、
っていうのは結構ありましたね、当時。
そうそうそう。
いわゆるその、
それもまあ文化で、
12インチのシングルっていうのもあるのよ。
まあありますね。
例えばヒップホップとかテクノとか、
そういうクラブカルチャーのレコードっていうのは、
12インチのシングルというので出てることが多くて、
で、パンクとかインディとかガレージとか、
ハードコアとかそっちの人とかって、
やっぱ7インチのシングルっていうのに結構こだわりがある人が多くて、
7でシングルを出すっていうのが美学みたいな。
そういうジャンルとかによって、
そのレコードの中でもこのサイズのこれみたいのは結構あったりとか。
ああ確かにね、
ヒップホップは確かに12やな。
まあ7とかでも出てたりはするんだけど、
単純にスクラッチのしやすさとかもそういうのもあるんやけど。
なるほどね、ジャンルである。
あと10インチっていうのもあるんやけどね。
間の大きさのやつもあるし。
まあだから基本的には12インチはアルバム、
7インチはシングルみたいな認識だけど、
7インチで片面に何曲か入ってるEPもあれば、
12インチのシングルもあるしみたいな。
まあその辺は溝を掘ってその中に音を入れてるんで、
溝の使い方次第で、
7インチだけどアルバムですみたいな変なレコードとかもあったりとか。
その辺は結構いろんなものがあったりはするんですけどね。
で、回転数っていうのがあるんですよ。
はいはい。
アナログなんでね。
実際に回ってますからあれ。
で、33回転か45回転。
厳密には33の3分の1回転なんかな?なんだけど。
で、基本12インチは33、7インチは45みたいなイメージだけど、
もちろん12インチシングルだったら45だったり、
7インチで33のやつもあったりとかいうのはあるんですよ。
オリジナル版の価値
ちょっとややこしいけどね。
そうそうそうそう。っていう回転数が決まってて、
大きくはその2つのどっちかで決まって作られてたりしますね。
で、一番音がいいとされてるのは、
12インチの45が一番音がいいとされているというイメージがありますね。
へー。
だから、パブリックイメージリミテッドのメタルボックスっていうアルバムあるでしょ。
80年代のセックスピストルズっていうパンクバンドのボーカリストが次に組んだバンドなんですけど、
メタルボックスって本当に鉄のカンカンに入ってるんだよ。メタルボックスだから。
そうね。
あのキョロちゃんの銀の缶詰みたいな感じでね。
メタルボックスバカッと開けると12インチのシングル3枚入ってるんだよね。
ちょっとワクワク感あるよね。
そうそうそう。
で、確かメタルボックスは45回転の12で、それも流通してるけど、
その後に出たセカンドエディションってやつは普通のLP2枚組なのよ。
12インチの33の普通なのね。
で、45のカンカンのメタルボックスと聞き比べたときに、やっぱ厚が全然違ったよね。
へー、あ、そうなの。
だから、あ、この回転数とか。
そもそも3枚になってるから溝も全然違うからね。
そういうので、うわー違うんやみたいなの結構あって。
で、ここら辺からちょっとややこしい話になってきて、
僕がしたい話ってこの辺のややこしい話なんやけど、
オリジナル盤とかいう概念っててらださんって理解してる?
一応理解してるつもりではあります。
てらださんもレコード買う人だから、
中古レコード屋行って買ったりする人だからわかると思うんやけど、
オリジってよく言うんやけど、UKオリジとか、
USオリジとかね、言ったりするんだけど、
言ったらそこでリリースされた一番初めのプレスっていうのを、
オリジナル盤、というんですよね。
そうですね。
例えば78年に出したアルバムっていうのは、
78年がオリジナル盤やな、まず年数で言ったら。
で、これがアメリカで出した78年のアルバム、
アメリカでプレスされたものだったらUSオリジ、
USオリジナル盤
で、これがイギリスで出てる盤、
78年、同年にイギリスのレーベルで、
イギリスでプレスされた盤が出てたら、
それはUKオリジ。
そのプレス自体がずっと売れてて、
プレスを重ねていったらセカンドプレスとか、
そういう名前で言うけど、
言ったら本当に出し直しますよみたいな、
カタログとして出し直しますよみたいな、
っていう感じになると、「再発」と言われるものになるわけですね。
なるほどね。そうか、そういう細かい呼び方が。
そうそうそう。
オリジナル盤のファーストプレスっていうのが、
一番言ったら、生に近いっていう状態なわけやな。
そうですね。マスターテープから。
そうそう。レコードにして、
オリジナル盤、アメリカのバンドの、
アメリカでプレスされたレコードの、
ファーストプレスっていうのが、
一番価値があるってことになるんやな。
そうね。で、そのカッティングとか、
ミュージシャン自身がある程度口出ししたりとか、
うん、する場合もある。
場合もあったりとかして、
一番ミュージシャンとかエンジニアの人からしても、
一番意図した音になってるっていう。
そうそうそう。っていうのがあって、
オリジナル盤、特に、
そのバンドのメインのレーベルの国で出てるレコードっていうのが、
一番価値があるという価値観があるんですよね。
で、言った通り、それこそ作りによって音も違うし、
このプレスが重なるごとに、
オリジナルのものから、
だんだん音が変わってきてしまうんよね。
アナログだから。
だから、それこそイギリスでプレスしてるやつは、
イギリスの工場でまた再調整してるから、
プレスするときに。
アメリカのやつとイギリスのやつと日本のやつで、
音違うんよね。
そうですね。
だから、その一番価値のある、一番オリジナルのやつが、
最も価値があるよっていう価値観がありまして、
オリジナルだったら、
例えばキングクリムゾンのオリジナルファーストプレスとかだと、
一番高いやつとかだと100万とか多分するやつあるわ、今でも。
キングクリムゾンはすごい一番ややこしいくらい色々あるからね。
一番ややこしいんやけど、100万とかするやつあるわ。
でも、例えば去年とか再発されてるやつとかあるだろうな、
キングクリムゾンだったら。
とかって別に、今新品で買ってもちょっと高いけど、
それでも高いけど5000円とかで買えるわけやん。
でも、鳴ってる音楽としては一緒なのに、
それこそ今の方がなんかより豪華仕様とか鳴ってるのに、
そのオリジナルのやつの方が価値が絶対あるよっていうのが、
ちょっと面白いところなんですよね、レコードの。
そうね。絶対音違うやろうしね。
個体差があるっていうのが、僕もレコードを買い始めたときに、
一番新しい概念としてできてるから。
CDだとないことないんだけど、それこそ宇多田ヒカルのプレス工場、
ファーストのプレス工場が違うので音が違うらしいみたいな、
ギリギリのめちゃめちゃ面白い記事が出回ったことがありましたけど。
CDでも実際あるんだけど、デジタルだからすごくそこは
アナログに比べたら全然違いが出ない。
けどレコードは、いわゆるオーディオとかの音の違いって
結構オカルトに近づいてくることが多いんだけど、
好きな身から言ってるから説得力ないかもしれんけど、
国でも違うし、再発か、オリジナルか、とかでも、
マジで全然違うことは確かなんよね。
それは結構はっきりと、シャークさんとか僕が好きなネオアコとかさ、
そこら辺のジャンルって、あんまりギターとかも歪んでないし、
より際立ってわかるというか。
本当に言ったらやっぱり一番最強、一番プリミティブな
60年代とかのレコードが全然もっと違うかな。
ドギも抜かれるぐらい違う。
ビートルズとかのUKオリジとかの7インチとかって、
もうとんでもない音する。
日本版の特異性
そうなの?それって手に入るもんなんですか?
一枚何万とかの世界よ。
でもオタクの人から聞かせてもらったことある。
The WhoのMy Generationの日本版とUKオリジと聞き比べさせてもらったけど、
度肝抜かれるかと思った、My Generation。
えーそうなんや。
全然違うみたいな。
なるほどね。
でもほんまレコ屋とか行くとさ、
アホみたいに高いレコードありますからね。
っていうのは基本的に大体オリジナル盤って言われてて、
だからなぜ中古盤屋にそういうオタクが行くかっていうと、
基本はオリジナル版探してるとか。
で、日本版マニアの人とか、
アメリカ版しか聞かんっていう人とか、
ヨーロッパ版が好きっていう人とか、
いろいろあんねんな、オタクの中でももちろん。
その辺もあって、で、日本版は結構昔からやっぱ工場の質がいいから、
基本的に音とかはどれもいいとされてる。
あともっといいのが、ライナーノーツがついてるってことですね。
はいはい。
日本版の解説の紙みたいなのが四角でね、ついてるんですよ。
それとかね、読みながらとかもできて、
なんか当時の日本語の感じとかも面白かったりとか、
この時からこの人こんな文章書いてるんやとかね。
ロッキンの渋谷さんとかさ、書いてたりするやん。
そうね。
そういうのとかも面白いし、
と、いわゆる帯。帯付きってやつですね。
はいはい。
レコードに横に帯がついてるんですよ。
それって日本の文化で、obiって海外のバイヤーとか言い寄るからな。
あ、そっか。代替される言葉がないからね。
そうそう。日本版しかなくて帯。
で、帯にもデザインがついてたり、ジャケットに合わせたデザインだったり、
全然違うからおもろかったりとか。
そういう帯っていう文化はすごいあって、
で、今でもロックのレコードの帯付きとかは、
もう海外のバイヤーにバンバン買われてる時代だね。
へー、そうなんや。帯付きか。
あんまり持ってない。
だから、それこそやっぱプログレ。
ピンクフロイドの帯付きとか、キングクリムゾンの帯付きとか、
もう海外のバイヤー大好きで。
日本で、それでも高いよ。
5000円とか6000円で買って、海外持ってったらもう、
3万4万5万とかで売れるみたいな。
あー、そうだね。
そういうバイヤーとか言いますね。
「原子心母」とか漢字でバーンって書いてあるの、
絶対喜ぶよね、海外の人。
「原子心母」はやばいよな。
まあそういう日本版だったらそういう価値があって、
日本版しか集めてないっていうコレクターの人とかもいたりとか、
それこそ帯で全部集めてますっていうね、人もいるしね。
へー。
この辺になると相当ちょっと意味わからんくて面白い話だなと思って。
俺はもう当たり前だと思ってるけど、
そういう世界なんですよね。
レコード店の文化
で、それこそDJする子とかはこの辺あんまマジで知らんかったりする。
レコードいっぱい持ってても、この概念すら知らんかったりする。
書けるっていうのがメインだから。
あー、なるほどね。
っていう、まあ楽器みたいな感覚の子が多いからね、DJの子は。
その辺が結構、だから買ってるDJしてない時は、
なんかDJのやつ腹立つなと思ってた。
ちゃんとしろよって思ってた。
なるほどね。
で、なんか一生レコ屋とかで視聴したりとかして、
はーって思ってた。
アナログレコードリスナーの頃は、そう思ってた。
気持ちで買え、お前らって思ってた。
うーん、っていうまあ各国版が違って、
あとそれこそジャケットとかも、もちろんその今みたいに同じイラストレーターのファイルとかないからさ、
色合いとか結構違ったりするよね。
あー、確かに確かに。
薄かったり、濃かったりとか。
で、まあこの辺ちょっと都市伝説の域に入るけど、
それこそビートルズのレコードなんか世界各国で出てるやんか。
インドとかで出てるビートルズのレコードはシタールの音がデカいっていう。
都市伝説すぎるって。
そんなに地元びいきしないでしょ。
これ俺説明する時に好きな話なんだけど。
めちゃめちゃおもろいけど。
まあだからマスタリングっていうね、それぞれプレス工場のマスタリングするやつがいるから、
バランス絶対変わるんよね。
なるほどね。
うーん、なんかそういうので。
だからそれこそジャケットもアメリカとか厳しいから、
こんなエッチなんでダメですとか言って簡素なジャケットになったりとかね。
はいはいはい。
そういうのとかもあるし、アメリカ版とイギリス版で、
そもそも出てるアルバムが違うっていう時代が60年代70年代とかでもあったりとかしたりとか、
ジャケットそれぞれ違うとかね。
日本版だったらこのジャケットだけどとか。
そうね、確かに。
うーん、なんかそういうのが面白い。
だから日本でしか出てない編集版とかね。
うんうんうん。
なんかそういうこともあったりとか。
僕が中古版屋に行く理由、中古レコード屋に行く理由っていうのは、
中古レコード屋という場所がやっぱめっちゃおもろいっていうのがあったんですよ、関西時代って。
はいはい。
ディスクユニオンというチェーンがデカすぎて、安いし。
なんかね、やっぱ関西に比べたら個人店で味がある感じっていうのがやっぱ少ないなーとか思っちゃって。
だから東京越してきたんと、ちょっとレコード熱が、DJはやるけどレコードに対する愛とか、
中古レコード屋に行く熱みたいなのが冷めた。
関西のレコード屋、中古レコード屋の質が高すぎたんやなーってめっちゃ思ったなー。
そうねー、関西、だってディスクユニオンできたもんさ。
うん。
2016年とかじゃない?
多分そんぐらいだと思うな。
16年ぐらい。
僕が大学4年生ぐらいの時やったよな。
来るぞー!みたいな感じだったからね。
そうそうそう。
梅田にできたんですけど。
だからそれまではそういうのがやっぱデカいとこがなかったから。
なかった。
だから関西にあるチェーンとかもあったんだけど。
そうね。
そういうところ。
で、個人店は個人店で元気で。
店もさ、言ったらオールジャンルやってますよみたいな。
もうオールジャンルのユニオンと、新宿にいっぱいあるジャンルごとに分かれてるユニオンとか、いろいろあるけど。
オールジャンルの店と、あとDJユースの店っていうのもあるやんか。
はいはいはい。
とか、あと1ジャンル。
例えばレゲエが大体置いてますよとか、テクノとかしか置いてませんよとかいう店とかもあって。
で、僕の感覚からすると、古着屋さんとか行ってる子の古着屋巡りと同じ感覚だったと思うな。
あー確かに。
言えてみようですね。
そうそう。
で、そこの店員さんと仲良くなって、教えてもらうみたいなところも含めて、
音楽を教えてもらうちょっと下兄ちゃんみたいなのが、
ここのレコ屋の人はこういうのが好きで、こういうのがいいよねっていう感じっていうのとか、
そういうのがいくつかあって、音楽が店員の人とシェアできるし、
この間あれ良かったです、みたいな。
あんなの聴きたくて、じゃあこれどうかなみたいな感じのコミュニケーションが、
すごい20代の僕にとってはめっちゃ大事だったし、
それですごい育ててもらったっていう感覚がめっちゃあるかなぁ。
そうね、確かにCDショップにはない部分ですよ。
店員さんと話して、自分の好きなこれとかどう?って言っておすすめしてもらうっていうのが。
音楽の聴き方の変化
そうそうそう。
タマレコとかでね、ないからね。
全然知らない名前、知らない時代の音楽を聴くっていう。
しかもそれをレコードで聴くっていう体験っていうのは。
そうそうそう。っていうのがすごい良かったし、
それこそ関西の俺が行ってたレコード屋さんとかって、
常連でこの人がこういうの好きでとかで、
そことの教え合い、張り合い、交流みたいなのもすごいあって。
なるほどね。
そういうのもすごい楽しかったね。
そうね、僕もシャークさんに連れられて何回か行ったりしましたけどね、大阪の店は。
そうそうそう。良かったんだよな。
だから本当に質としてはユニオンって素晴らしいし、安いし、状態とかもしっかりしてくれてるし、
すごい良い店だと思うんだけど、
僕が求めてたレコードカルチャーとは結局違ったんだなっていうのはすごいあるね。
まあ行くけど。
なるほど。僕の中では結構使い分け的に言うと、
ユニオンとかHMVっていうのは特定の何かを探しに行くときに使う。
まあそうね。
あって、なんかそれ以外のところはあんまこう自分の予想しなかったもんというか、
とりあえず何か新しい音楽聴きたいな感覚で行くっていう。
そうね。個人店もやっぱりどっちかというとすごい洗練されたセレクトショップみたいな感じで、
やっぱ東京アートになってる店が多くて、それはそれですごい良いし、関西の時もそういう店あるんだけど、
すごくアナログの楽しみみたいなところで、
おしゃれなね、それこそポッパイとか呼んでるような子とかにそういうものがヒットするっていう、
レコード買うとか聴くっていうことがヒットすると同じように、
なんか僕もそういうものを楽しんでたみたいなところがすごいあってね。
うん。
でもやっぱそういうオシャレボーイとかには、オリジナル版とかの話とかもちょっと強引にしたいみたいな。
ははは。
そういうオタクの薄暗い感じとかの、どこまで話せたらめっちゃおもろいのにとか思うんやけど。
なるほどねー。
そうそうそう。
使うし、便利だなと思うけど、サブスクのせいで俺は音楽好きじゃなくなったと思ってるんやけど。
距離感は変わったかなと思いますね。
そう。なんかね、やっぱね、線にならないのよ音楽が。
やっぱそれが多分僕にとってすごい良くなくて、
レコードを買いながら聴いてた時って、こことここが繋がってみたいな。
自分の中の文脈があったし、こういう音が聴きたい、
でもここはちょっと違うけど我慢したらいいかなみたいなのが、
サブスクだと全然なくなっちゃって。
で、基本シングル耳みたいな感じになるようになってるしサブスクって。
アルバム耳じゃなくならせてくるから。
うーん、そうねー。
レコードなんて張りのせたらA面は最後まで聴くやん。
そうそうそう。
途中でやめることってなかなかないじゃないですか。
それがやっぱサブスクとかやったらさ、ちょろっと飛ばすかみたいな感じになっちゃう時って正直かなり多いね。
そうそうそうそう。
かなり意識しないとアルバムを頭から最後まで聴けんくなっちゃった気がする。
うーん、やっぱさ、David BowieのローのB面とかレコードじゃないと聴かへんもん。
だってもうわけわからん。そのアンビエントみたいな。
A面は歌ものなんだけど、B面はアンビエントみたいなやりますよみたいなことを
ヒロツとかローのこのDavid Bowieってやってるんだけど、
あんなのサブスクで聴くわけない。
そこまでたどりつかんのちゃう?
そうそうそう。
とかね、そういうのはあるよな。
だって例えばさ、それこそプログレーとかもそうやん。
EL&Pのタルカスとかサブスクで聴くかって言ったらなんかあんま聴かん気せえへん。
まあまあまあ、僕はたまに聴いてたけどね。
異常者やってそんなん。
やっぱレコードであった時代はやっぱレコードで聴くんが絶対いいことは俺間違いないと思うのよ。
そうやって作られてたんだもん、音楽が。
結構これは本当当たり前のことだと思ってて。
アナログレコードの魅力
そういう時代とも変わってくるから、抗いたいなと思いつつ、
多分あの頃みたいに、ハードに音楽と付き合ってきたから、
あそこまで戻されへんなっていうのがあって、
ちょっと音楽とは距離が空いた10年間に、
25歳から35歳はなんのかなって思ってるね。
なるほど。
まあでも面白いと思うし、今それこそプレイヤーも手に入りやすいし、
若い子とか、今聴いてる人とか、ちょっとした趣味にめっちゃなるし、
気分転換とかでめっちゃ向いてると思うねん、レコードって。
そうね。やっぱりこの、自分でコントロールする要素が少ないような気がしてて、レコードって。
さっき言ったように、ずっとかけっぱなしにもするし、
でっかいジャケットがあるのって単純にテンション上がりますよっていうの。
30×30っていう大きさがめちゃめちゃ素晴らしいのよ。
大きさってめっちゃ大事で、
30×30の見開きのジャケットの美しさであったり、
やっぱりね、CDのサイズでも、やっぱCDのサイズだとやっぱダメだと思うのね。
大阪の時さ、ドレラレコードっていう、シャークさんに連れられてたところで、
ザッパのアルバムをオススメされてさ、買って、
すんごい顔面なんだよ、ザッパの。
ザッパのなんや、シグヤブディ。
あったね、でっかいザッパの顔面をさ、部屋に飾りながらアルバム聴いたの、
すごいやっぱ記憶に残ってるし。
イヤホンでただ再生するっていうのよりも、
空間が支配されてる感じというか、すごいやっぱいいの。
あるある。
体験なのよ。
ザッパなんてね、ザッパに圧をかけられながら聴かないとやっぱダメな音楽だと本気で思ってるところがあるから。
ザッパにずっと見張られながら聴くぐらい。
内容も極北みたいな感じやん、いいザッパの極北に近いあの辺はさ。
そういうの大事だと思うな。
これ聴きたかったやつや!とかで、レア版でサブスクで配信解禁されてるとかで聴くと、
それであんまりテンション上がりきったことないねんな。
あーこんな感じかって大体なっちゃうねん。
俺多分レコードで出会って、
あー5800円かーみたいな。
まあ今月他は買わんからいいかみたいな感じで買って聴いた時だったら感動してた気するのに、
聴いて感動せえへんくなっちゃってんねんなーっていうのはわからん。
俺が音楽と距離が離れたっていうだけかもしれへんし、一概には全然言われへんけど。
でもなんかちょっとオカルトっぽくなっちゃってるけど、実際、音は違うからね。
全然違うと思う。
オカルトは一回体験したらわかることやし、それに実際MP3とかに乗せたら削られるっていう。
そうそう、あるし。
やってる行動が全然違うっていうのはあるよね。
スマートフォンを動かしてんのと、レコードを置いて針を置いて座って聴くんだっていうのは全然、動きがまず違うから。
っていうのも全然あるし。
レコードは当たり前の話じゃないけど、あれって針で板の上をひっかいて音が鳴ってるわけやんか。
だからボリュームをゼロにしても音が鳴ってるっていうのが最初はおもろすぎて。
今ここから物理的になってるんやっていう。
それを増幅して聴いてるっていう感じね。
で、あとこれ昔先輩が言ってて、すぐレコードを買い出した時に先輩が言ってて、ちょっとこれロマンチックなんやけどみたいな。
レコードだと音した時に音に触れられるっていうこと言ってんだよね。
これロマンチック。
だから自分が音して、それも振動伝わってるやん。
デビットボーイのレコードだったらデビットボーイが作った音と自分の指とが触れた瞬間っていうのができるっていう。
ちょっとロマンチックやなそれは。
ちょっとロマンチックな話ね。音に触ることができる。
なるほどね、物理的に触れることができる。
しかも70年代にボーイがね、ボーイも死んじゃったけど、ボーイが作った音と触ることができるっていう。
いいですよね。
そうやな、アナログっていう概念の話し。
いいいい、マジでいい。
っていうね、ちょっとレコードの話色々しまして。
他ね、マトリックスバンドの話とかもしたかったんですけど。
中古レコード店の文化
コンディション表記の話とかね。
ユニオンはABCDで状態表記が書いてあるんだけど、EXとかVGとかMとか書いてあるの意味わからんくない?状態で。
まあまあ確かにね、急に知らんアルファベット出てくるからね。
VGって何?って思ったらVery Goodの略なんやで、意味わからんくない?
なんかそういうね、喋ってないだけで中古レコ屋にしかないカルチャー。
横の人近づいてきてるなと思ったらちょっとノクとかね。
色々あんねん、この辺。
店内でのレコードの引き出し方とか。
詰まってるところはちょっと抜いて横に置いて見てくださいとかね。
そういうね、ルールとかの話でもするとめっちゃおもろいから。
そうね。
そうそうそう。レコ屋の話。
まあちょっと大阪で行ってたレコ屋特集とかはちょっと許可を得てまた改めてしたいしな。
そうですね。
さて改めてします。僕が大阪の某レコ屋でチバユウスケに出会って話しかけたら買ったレコード見せろって言われた話とかあります。
強すぎるレコードね。
いい話あります。この辺もできればなと思ってますのでまたさせていただければと思います。
今日は以上かな。
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