1. 名盤ラジオ
  2. #48-1 L'Arc~en~Ciel『ark』..
2023-07-07 50:33

#48-1 L'Arc~en~Ciel『ark』『ray』特集!絶頂のラルク!なぜアルバム2枚同時発売!?~時代背景…世紀末思想と9.11

L'Arc~en~Ciel『ark』『ray』特集スタート!1998~99年のラルク怒涛のリリースラッシュ、アルバム2枚同時発売するまでの経緯、その時代背景について!そしてラルクアンシエルのLUNA SEAやBUCK-TICKとの根本的な違いとは!?

※雑談形式なので敬意と愛情をもって敬称なしで話をしています

(※1.5倍速再生推奨)


※続きはこちら

シングル3連発!『ark』前半3曲を語る!~1曲目「forbidden lover」の謎&この時代のラルクの音を紐解く!【名盤ラジオ #48-2】

https://youtu.be/SvomErIowBQ


マニアックになりすぎないラルクの魅力!『ark』後半曲、未来への広がりを…【名盤ラジオ #48-3】

https://youtu.be/9loYbQAUAgw


“死”がつきまとう?『ray』前半曲を語る!「死の灰」が1曲目に相応しい理由!?ラルクは全員が“ボーカル”!?本当は怖い「snow drop」の話…【名盤ラジオ #48-4】

https://youtu.be/lJHt8gFvFNM


「浸食」と「いばらの涙」の違いとラルクの強み~全てがハマって全てを成功させた!『ray』『ark』期のL'Arc~en~Ciel【名盤ラジオ #48-5】

https://youtu.be/W5z6KxERYgE


※衝撃の30周年ドキュメンタリーの感想回

【L'Arc~en~Ciel】衝撃30周年ドキュメンタリーの感想!なぜラルクは喋らない?メンバーの意図は?~ロックバンドの難しさよ…【名盤ラジオ 番外編#28】

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※その他のラルク特集はこちら

『True』特集

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『HEART』特集

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『ark』/L'Arc~en~Ciel

1. forbidden lover

2. HEVEN'S DRIVE

3. Driver's High

4. Cradle

5. DIVE TO BLUE

6. Larva

7. Butterflys Sleep

8. Perfect Blue

9. 真実と幻想と

10. What is love

11. Pieces(ark mix)


『ray』/L'Arc~en~Ciel

1. 死の灰

2 .It's the end

3. HONEY

4. Sell my soul

5. snow drop(ray mix)

6. L'heure

7. 花葬

8. 浸食~lose control~

9. trick

10. いばらの涙

11. the silver shining


《CD&配信情報》

『ark』

●Amazon

https://amzn.to/3PuPmBC


●Spotify

https://open.spotify.com/intl-ja/album/1yswv9nJISyhKOisp0buDe?si=A5O4SIjgTr23pjZrz1OGaQ


●Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/ark-remastered-2022/1621980802


『ray』

●Amazon

https://amzn.to/46fcJVQ


●Spotify

https://open.spotify.com/intl-ja/album/6Km0eJ6M9NL89fzpHb26iq?si=wlqTY4K1TBWgmCRec6oJnA


●Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/ray-remastered-2022/1621981237


■『名盤ラジオ』とは?

3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:01
名盤ラジオ
こんばんは、名盤ラジオです。
この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについて、お酒を飲みながら色々と語っていきます。
タクヤです。今回もよろしくお願いします。
えめーら、ご機嫌はいかがでしょうか?
N像です。
こんばんは、ひできです。よろしくお願いします。
はい、今回はね、またL'ArcですよL'Arc。
おおー。はい、来ましたね。
しかもL'Arcスen~Cielと2枚。
なぜ2枚一緒にやってしまうのか。
どうやらんですか、これ。
なぜ2枚一緒に出してしまったのか。
もうね、そういうことですよね。なんで2枚出したって。2枚組じゃなくてね。
我々もこんな2枚一緒にやらなきゃいけなくなっちゃってるわけですからね。
もう要求が大変っていう。
大変。大変ですよ。もう曲数が22曲も。
22曲ですね。2枚で。
いやー。
いやー、でもこれはね、売れないわけにはいかないでしょうっていうか。
ねー。
やるならね、しかも同時だなっていうところもあるし。
いやー、これね、別々でやるのはちょっとね、だめでしょう。やっぱり。
だよね。
同時に出てんだから同時にやらなきゃいけない。
そこがもう礼儀ですよね。
このアルバムたちに対する、我々もそういうふうに向き合っていかないといけないですね。
ちなみにこのアルバム2枚、同時ですけど、どっちが先でどっちが後とかあるの知ってます?
自分は知ってますね。
僕はさっき知った。
さっきね。
一応ね、アーク・レイっていう順番なんですね。
さっきタクガン聞いた。
僕もね、つい最近知りましたけど。
なんか自分はなんとなく知ってたな、その当時。
一応アークが先っていう認識はありましたね。
あ、そうなんだ。
その認識はありました。
アークが先でレイが後って。
アーク・レイ。
レイアークの方がゴロがいいけどね。
レイアークってアニメあったよね。
ありそう。
レイアースですよね。
あ、レイアースか。
レイアースですよね。ありましたよね。
03:03
そういう記憶ありますね。
まあまあ、双子にもね、兄と弟がいるっていう。
そうですね。
そういうことですね。
まあ、だからこの二つのアルバムはね、ほんとね。
公式的にはアーク・レイというのが順番なわけなんでしょ?
そういう設定になってるだけですよね。
だめだ、わかってねえな。
運営はわかってねえよ。
公式に。
公式はわかってねえよ。
レイアークで聞くのが正しいんです。
なるほど。
まずレイを聞けと。
先にレイでしょっていうとこですよ。
はいはいはい。
これ確かに、なんでこの順番にしたのかっていうのはね、何なんですかね。
まあいろいろ考え抜いた結果、公式の判断としてはそういう感じになった。
そういう感じになったんですかね。
アークがアルファベットでAだから。
最後はもうアイウェオ順でみたいな。アルファベット順でみたいな。決まんないからみたいな。
確かにどっちが一枚目というかこれでいう最初お兄ちゃんなのかって、どういう理由なんですかね。
わかんないですけど。
でも僕は以前このメイバーラジオでもラルク・アンシエールはトゥルーとハート特集してますけど、
その辺でもいろいろ言ってますけど、自分はラルクを当時このリアルタイム、これ1999年ですけど、ほとんど聞いてなかったんで。
じゃあその当時このアルバム出たってことはなんとなく知っては。
アルバムはね、シングルはいろいろ記憶にあるけど。
でもこの2枚のジャケットを見て、アークの方は記憶にあって、レイはほとんど記憶になくて、
記憶に残ってない。
おーそっかー。
そういう感じだったんで、アークの方が印象にはあった。ジャケット的にはね。
あと実際売れたのってアークの方が売れたんですよね。売上的には枚数。
あ、そうなの?
でもそうなんじゃないかな、一般的には。
そうなんだ。
このようですね。
お二人は当時そのリアルタイムでは、アークレイはどうだったんですか?
06:01
両方持ってましたね。
両方?
なんで2枚組じゃねえんだろうとか思ってましたけど。
2枚組だったらこれ3000円で2枚買えただろう。
そうそう。
6000円かかるんですよね。
商売かこの野郎みたいな。
思いましたけど。
なるほど。
2枚組とか3枚組だったらね、それで。
2枚組だったらね、そう。
2枚買わなきゃいけねえじゃねえか、6000円かかるじゃねえかって言って。
商売しみてんなーみたいな。
なるほど。
確かに高校生ぐらいにはね、でかい手つきですからね。
なんで2枚に分けたのかっていうとこですよね。
2枚組っていう選択肢もあったんだろう。
いやいやいや。
金だよ、金だよ。
これ怒られるやつだな。
勢あれじゃないですか。
多分アーティスティックな理由があったんじゃないですか。
そこを割となんかね、そこをやっぱ考えたりして。
なんで2枚組じゃないんだろうとか、なんかコンセプトがばっくり分かれてるから、
もう2つに分けたんだろうかとか考えるんだけど。
例えばね、すごいダークサイドとブライトサイド的な。
でも聞いてみたら別にそこまで分かれてないし、みたいな印象があるから。
なるほど。
金かーと。
でもこの頃のラルクってやっぱり売り方がすごくチャレンジングっていうか、いろいろやってるなっていうのは改めて見て思ったんで。
そういうところにつながる話かなって思いますけど。
なんかこう、誰もやってないことやろうみたいな感じのところもあるかもしれないですね。
もうざっくり言うとそういうことですよね。
そうだろうなと思いますね。
やっぱ2枚組にするより2枚同時発売の方が面白い。
ですよね、確かに。
面白いし、金も儲かるし。
俺怒られんかこれ。
ラルクファイオンがちょっとね。
偶然金が儲かっちゃっただけですからね。
まあでもそのおさらいというかね、このアークレイにどんな感じで98年、99年やってったのかっていうのを見ることで、なんで2枚になったのかとかも見えてくるかもなんで、その辺から話をしていきたいなって感じですけど。
09:08
ざっくりまた時系列、ザーッと追っていく感じでいければなと思いますけど。
前回取り上げたアルバムハートが1998年の2月25日ですけど、
ラルクでいうとその前がトゥルーで、これが96年の12月ですね。
でもうここで大進撃をすごいしてたわけですけど、その翌97年2月にサクラの事件があって活動休止と。
でもうラルク終わっちゃうんじゃないかっていう風に思われてたけど、そこからドイツの猫城とかにも行ってね、曲書いたりとかして。
でその秋10月に虹を出して復活、12月東京ドームライブやって、98年になると1月ウィンターフォール出して、でもうこれもチャート1位とかなって。
で2月にハートを出すというのが前回までのおさらいですね。
サクラ抜けてユキヒロになったけど、そんなにその勢いは衰えることなく復活したと。
そうですね。衰えるところですね。
加速するぐらいな。
そうですね、そうそうそう。
っていうところで、それがハートが2月25日。でそこから1ヶ月後なんですよね、3月25日にもうシングルが出てるというところでダイブトゥーブルー。
これはなかなか早いなっていう印象ですね、自分的には。
アルバム出てから1ヶ月後、めちゃくちゃ確かに。
もうインターバルがない。
ないですよね。
1ヶ月以上空けないぞっていう。何回しか毎月毎月出すぞっていうぐらい。
こっからがまたすごいんだけどね、もう。
もうなんか完全に吹っ切れたなっていうか。
時代もすごく追い風だなって思いますけど。
でそこから5月からはツアーやっていて。
でその最中、7月8日。
これ杉蔵の誕生日ですけど。
7月8日にあれですね、3枚同時シングル発売。
杉蔵の誕生を祝うが如く。
12:01
全く関係ないからね。
盛大に祝おうぜって。
すごいでも、偶然といえばすごい偶然ですよね。
ハニー、仮想、新職。
これは記憶にありますよね、やっぱりインパクト的には。
世の中的にもびっくりなリリースでしたよね。
この頃、これ1998年ですけど。
やっぱ自分的にもすごく目覚めてる年なんで、この98年っていうのは。
自分はもう完全にルナシーになってましたけど。
98年の4月15日にストームが出てるんですよね。
6月にシングルのシャインが出て、7月にi4uが出てるっていう。
あとグレーも4月の終わりに誘惑とソウルラブって同時発売とかして。
グレーも同時発売やってたんだ。
グレーもやってたよね。
そういう流れがある中で、7月にハニー、仮想、新職っていう。
お互い刺激し合ってやってると思うんだよな。
横目でチラチラ見ながら。
グレーが2枚同時で出すんだったら、じゃあうちら3枚やってみようかみたいな。
でもそういうことでしょ。
そこはね。
それは本人たちっていう、あるかもしれないけどレコード会社的にもね。
レコード会社はそこは意識している可能性結構。
やらるくなら行けるぜっていう。
行っちゃおうみたいな感じで。
ほんとなんかイケイケの時代ですよね。
イケイケだし実際売れるわけだから。
それをやって売れるから、まあやるよねっていう感じじゃないですかね。
その頃の音楽業界。
それがやっぱ面白さにつながってるというか、
金儲きに走りやがったなこいつらみたいな感じじゃなくて、
それがすごいちゃんと盛り上がりにつながってるっていう感触でしたね、当時。
そうですね、確かに。
で、そのお互いのバンドのグレーが2枚だったらあるか3枚出すみたいなのが、
うわーそうきたかーみたいな。
すごいそこ面白がってたな、我々もみたいな感じがしますね。
そうですね。
15:02
っていう流れがまずあると。
で、9月10月またそのツアーの後半やっていて、
で、その中ってことになりますけど、
10月7日にスノードロップシングル出して、
で、1週間後、10月14、Forbidden Lover発売と。
ここで2週連続発売っていうのをまたやると。
そう、だからね、すげーよな。手を変え品を変えて。
手を変え品を変え。3枚同時やって2週連続。
教え出してみたら2週連続とかさ。
ずらしてみたぞとかいろんなパターンを。
そうそうそうそう。
すごいですよね、すごい時代ですよね。
すごいすごい、本当に。
記憶ではForbidden Loverとスノードロップ同時発売かと思ってたんだけど、
1週間ずらしてたんですね。
1週間ずらしだった。
1週間ずらしだった。
だからその時代がすごいのは、
一方で、やっぱり小室哲也の、
小室哲也サウンドが毎週毎月のように出てる中で、
ロックバンドがそこに対抗して、
総勢でね、
ルナシー、グレー、ラルクっていうのが総出でそこに対抗してたような。
総出で。
そうっすね。
そういうのが面白かった時代だなって感じはしますよね。
そのシーンとシーンの対決というか。
ね、本当。
みんなCD買ってたからね、この時。
買ってたなぁ。
よくそんな金あったなぁと思いますね、今。
どうやって買ってたんだろうなぁ。
やっぱそれがね、なんか娯楽の。
娯楽、そうだね。
CDを買うっていうのが一番の娯楽であるし、
で、そこに自分のアイデンティティを託せるしっていうところで、
僕はこれを買うのが私という人間なんだっていう。
私はこれを買うのが私という人間なんだっていうのがなんか。
そうっすね。
わかるなぁ。
そこになんか自分のアイデンティティを託すっていうのがすごいあった時代ですよね。
僕は私はこの小室さんのサウンドがいいんだっていうことを、
そんなのくだらねえんだっつって、
俺はロックバンドなんだっていうところを、
18:00
なんかCDを買うという行為で、
俺はあれ買ったけどっていうのでなんか表明してた頃ですよね。
で、そのCDの棚にこう並べて。
そうそうそうそう。
その所有するっていうそこのところがやっぱり今と全然違うのかなっていう。
そうですね。
サブスクの時代になっちゃったから。
そこでなんかこうね、その棚を見て、
僕は私はルナシーとかラルク・アンシェルを好きな人間だっていうところで、
満足感を得るとか。
そうですね。
で、私は自分はアムロちゃんとかさ、TRFが好きな。
で、そういう人はそういう人で満足感を得るっていう、
なんかそういう時代ですよね。
そうそうそう。
そうですね。
そういう時代背景もあってね、
こういうリリースのペースというか、
なってるというのが98年でありますけど、
で、その後99年、
その後はアルバム作りにも入ってるっぽいんですけど、
リリースのところだけ先に言っちゃうと、
99年になって4月21日にヘビンズドライブ出して、
で、6月2日にピーシーズ出して、
で、7月1日にアークレイ同時発売してるというところなので、
シングルがだからダイブトゥーブルーから始まって、
8枚シングル出して、
で、最後ドライバーズハイをシングルカットしてるから、
アークレイには9枚のシングルが入ってる。
22曲分の9がシングルだからだいぶ多いですよね、割合で言っても。
22曲をもってしても多いですもんね。
それすごいな。
バカ野郎って感じですね。
シングル出して。
いや、でも本当にそのシングルっていうのが、
改めてすごくこのラルク・ワンシールってバンドの特徴っていうか、
前の回でも言ってましたけど、やっぱラルクってシングルアーティストだなっていう。
そうなんだよ。
それめちゃくちゃ改めて思いましたね。
そこだなって感じですよね。
本当に本当に。
ルナシーとかはアルバムアーティストだなっていう。
21:02
そうですね。
そこに対してグレーとかラルクっていうのはやっぱシングルで売っていくっていうスタイルだよね。
そうですね。
売り方としてね、完全にそういうコンセプトでやってますよね。
シングルを売ってっていうところがもう大前提にあるっていう。
そうですね。
このさっきから出てる2枚になったっていうやつも、
シングルがもうこれだけ出てて、次アルバム出すんだったらシングルばっかりになっちゃうじゃんっていう。
出てるシングルとアルバム用に曲を持ってきても全部で20曲超えちゃうから、
じゃあ2枚作れるじゃんみたいな、そういう理由。
なっちゃいますもんね。だって普通の1枚のアルバムだったら十数曲ぐらいだったら、
その9個のシングルにイントロとアウトロ的な曲を加えたらもう11曲になっちゃうもんね。
だから2枚にすればシングルもバランスよく振り分けられるっていうことで2枚にしたっていうね。
そこが2枚組じゃなくて、2枚同時ってのはもうインパクトだと思うけどね。
あと実際それができるクリエイティビティというかバンドの。
それができるのがやっぱすごいことだなと思いますけどね。
そうですね。
クオリティがそれぞれちゃんと成立してるじゃないですか。
一応アルバムとして2枚ともそれぞれ成立してる。
そこもちゃんとすごいですよね。
あとはもう今言った流れ考えて、本当にシングル用にまず曲作ってんだなっていうところ。
そこがやっぱ根本的にルナシーとかバクチクとかと違うなっていうのは。
作り方があって違いますね。
なんかシングルいっぱいできちゃったからじゃあどうしようアルバムどうしようみたいな。
そうそうそうそうそう。そういうことそういうこと。
ルナシーとかバクチクって全然多分違くて、
アルバム用にまずセッションっていうか曲作りして、
で、曲が出揃ってからシングルを選ぶっていう。
確かに本当そこそこそこ。
それが全然多分違うんですよね。
今回のシングルはこの中からだったらこれかなみたいな。
この中からだったらこれかなっていう。
そのやり方が違うのが面白いなって思ったけど。
ただ、バクチクも唯一、ブランニューラバーとミューは、
その2つはアルバム関係なくシングルを作ろうって言ってシングル作ってて、
それが1999年だから。
24:02
やっぱり時代的にもね、そういう感じなんだろうなっていうのはその辺からもちょっと思うっていうか。
やっぱシングルを売る時代だったんだろうなっていう。
シングル売ってこうっていう感じなんですよね。
バクチクがそうやるぐらいだから。
あのな、あのバクチクが。
そう。
だからやっぱ98年、99年あたりはシングルっていうのはすごく、
シングルを出してそれがどう売れるかっていうのは、
やっぱメジャーのレーベルに所属してればすごく重大な活動。
本当そういう時代だったよなって感じですね。
時代、時代。
ED出せば売れるみたいな時代だし。
そしたらやっぱアルバムに対してシングルの方が効率はいいわけですしね。
まあそうですね。
ですね、確かに。
あとはラルクはやっぱ元々そういうなんか、
売ろうっていう既出はあったんだろうなっていうのは思いますし、
あとは前から出てますけど、
メロディーの快楽性みたいなところで、
当時のカラオケ文化にめっちゃマッチしたんだろうなっていうのもあるし。
そういうところですよね。
そうですね。グレーラルクは本当そうだなって感じしますよね。
なのでそういう背景で2枚出てたというところですけど、
2枚同時って他にあんま思い浮かばないですよね。
なかなかないよね。
他のアーティストであんま聞いたことないかもしれないですね。
2枚組はね、結構いっぱいあるけど。
2枚同時に出すんだったら2枚組にやっぱ。
そうそう。
しますよね。
まあでも分けたことで結構それぞれの印象はそれぞれちゃんと強くなったかなって。
2枚組にすると薄まるじゃん。
ディスク1と2だからね。
ディスク2の最後から3番目ぐらいの曲とかもうだいぶ印象薄くなるでしょ。
確かにね。
独立した作品になってるからこそっていうのは最終的にはあるように。
しかも独立した作品で2つ作ったことでできることとしてはどっちかしか買わないっていう選択肢ができる。
俺はレイしか買わないぞとかそういうことができるっていう。
でも買いたくなるよね。
だって2人とも2枚買ってるわけでしょ。
27:01
そうだね。確かにそう考えると。
2枚組の方がね、消費者の負担としては軽いだろう。
全員ユーザーフリーですね。確かに負担をかけてきますね。
結果買うんだもんな。
結果ね。
結果買ってるからね。どっちかしか買わないっていう。
どっちかしか買わないとかさ。
なかなか確かに。
なんでどっちかしか買わないんだよってなる。
ありますしね。
聞きたいよね。
その判断はどこでしたんだって感じだよね。
絶対そうやってたやつもちょっと経ってからもう1個買ってそうだし。
そうだね。
次の月のお小遣いで。
結果2倍の金を払って買うっていう。
2枚分ね。2枚分払わせやがってってこの野郎って感じですよ。
買う側はしょうがないですよ。もう出されたら買うしかないから。
買うしかないからね。
当時ほんと何か買ってたな。なんだろうな。
2人は当時からどっちが好きとかどっち派とかあったんですか?
ありましたね。やっぱり。
僕は完全に例派ですね。
想像通りですね。
ですよね。
ひでき君も同じ?
自分もね完全に例派なんですよ。
なるほど。
なんで?
それはこれからあるじゃないですか。
後で話すと?
これから後でちょっと詳しい話をしていくっていうことですよね、きっと。
一般的にはアークが売れてるっていうのも売り上げでわかるんですけどね。
シングルの違いなのかな。
買う前に判断する要素ってどこまであるんだろうって正直思いますけどね。
だってアークはもうさ、初っ端から3曲目ぐらいまで一気にシングル来てるわけでしょ。
そうですね。シングルいきなり3曲連続ぐらいで来てて。
やっぱ一般の人はそっち買うんだよっていう。
で、やっぱその入ってるシングルも結構、なんていうんすかね。
FORBIDDEN LOVERはあれとして。
そうだね。
ダイブトゥーブルーにしてもヘイブンズドライブにしてもピーシーズにしてもすごいポップに明るく聞こえるのがそっちに入ってて。
それがそこに入ってんならそこを買おうっていうのが一般の判断だと思うんですよね。
30:02
例の方はもう初っ端から死の灰とかさ。
タイトルラインナップ見た時。
最初に死の灰っていうのはもうこれはダメだっていう。
やめとこう。
一般的な感覚からすると。
普通の人はそういうことですよ。
これ絶対暗い曲だろみたいな。
ちょっと思ったのが売上が違うってことは片方しか買ってない人結構いるんですね。
そういうことだね。
よく考えたら。
バンドキッズとかそういうファンとかバンドキッズは両方買うんだろうけど、本当のちょっとラルクでも買ってみようかしらみたいな人は、
まずは1枚買って、それで満足。
22曲も聴けねえよっていう人だよね、やっぱ。
そうかあ。
まあだからそうですね。
2枚組じゃなくしたことでの面白さではありますよね。
まあでもめちゃくちゃ売れてるね、数字見ると。
初動で150万枚とか売れてるってすごいね。
同時リリースで。
アークが。
2つ合わせて。
いや2つ合わせると300万枚いってるからね。
やばいね。
初動でね。
初動。
やばいねこれ。
もう本当に。
やべーっすよね。
やべーっすねこれ。
次元が違いますね。
次元の枚数いってますね。
すごいすごい。
やばい。
さすが、さすがですね本当に。
さすがですね。
いやーまあ本当にこの時の勢いはだからめちゃくちゃすごかったってことですよね。
まあこんだけ売れれば出すよなっていう。
それが見込めると思ったらやっぱ2枚組にして150万にするより2つに分けてそれぞれ150万のトータル300万っていうのは考えますよね。
まああれだよ。
まああれだよこの野郎。
いやまあ彼らもっていうかメンバーっていうよりはやっぱね、ソニーですよねラルクは。
レコード会社でしたね。
それくらいやっぱこの時代とこれまでこれだけ売れてるっていう実績から考えると、やっぱそうなるんじゃないですか。
でさらにチャレンジングな感じだし、誰もやったことないみたいな感じだから。
それができるしできたのが当時のラルク・アンシェルのパワーですよね。
すごいすごい本当に。
33:01
いやーなんかいないんすかねアルバム2枚同時発売ってあんまり。
本当思い浮かばないけど。
いないんだったらね。
我々もやりますから2枚同時発売。
どういうこと?
わかんないけど作って。
初動3枚とか。
初動3枚。
俺らが買うから3枚だな。
それぞれ3枚目。
自分で買うっていう。
ファンからはね怒られるんですよね。2枚組にしろや。
そう言ってくれるだけでありがたいけどねそれ。
もはや買う気がある。
確かに。
あとこのアークレイ99年7月1日発売ってなってるのはノストラダムスの大予言で、それに合わせてわざわざ7月1日にしてるっていうのを見て。
予言の日が8月とかなの?
7月?
予言のタイミングに合わせてみたいな感じ?
あんま詳しくわかんないんだけど。
でもその辺で。
多分7月ってことに合わせたんじゃないかな。
なるほどね。
基本水曜日発売じゃない?
この7月1日ってのが木曜日で、木曜日にわざわざずらしてるらしい。
カウントする日数をちょっと1日損しちゃうみたいなね。
だけど7月にしたかったってことなのかな。
6月30日ではなく。
なるほど。
ノストラダムスってな。
その辺こだわり結構あったんじゃないですかね。売り上げとか別に関係ないっていうところで。
ノストラダムスってさ、そんなに当時って意識してたっていうか話題になってたっけってちょっと思ったんだけど。
一応なんか。
そんなさ、わざわざ発売ずらすことさ。
いやそこまで。
リアルタイムで意識するとかっていうか、でもやっぱり無意識にみんな意識してたというか。
はいはいはい。
実際に滅亡するとはみんな思わないけど、なんかこう、人類の共通意識としてそこがすり込まれてるみたいなのはちょっとあったかなとは思いますね。
36:00
まあ、世紀末思想みたいなことですよね。
そうそうそうそう。
実際に世界が滅亡するとは思わないし。
別にそこで何が起こるとも思わないんだけど。
でもなんかその、心のどこかで何か引っかかるじゃないけど。
心のどこかで。
そういうのは。
そうそうそうそう。
本当その、今タクが言った世紀末思想的な感じで、なんかあったよねっていう。
なんか終わりに向かってるっていうか。
共通幻想だと思うんだけど。
共通幻想としてなんか、世紀末思想っていうのはあったなっていう。
なるほど。
だからそのやっぱ、世紀末的なのはやっぱその当時はやっぱ多かったよね、そういう表現というかさ。
そういう曲も、ぬなしもあったりしましたしね。
まあノストラダムスっていうよりは世紀末思想みたいな雰囲気かな。
何があるとは思ってないんだけど、その1999的なね。
そうですね。2000年問題とかもありましたからね。
そうそうそう。
まあなんか自分は絶対平気みたいななんか感じもありつつ、なんか気にはなってるっていうのはありましたよね。
恐怖の大魔王がね。
何だったんすかね。結局何にもなかったんですよね、一切。
ノストラダムスってでもなんか、正直自分的にはなんかちびまる子ちゃんぐらいでしか聞いたことないんですけど。
なんか結構言われてましたっけ。
ちびまる子ちゃんって出てきてた。
ちびまる子ちゃん出てきてたよ。
あ、そうだ。
その印象がすごい強いけど。
そこまで話題だったっけなーってちょっと思いましたけど。
まあでもそのタイミングだったよと、7月。
本当幻想だと思うんだけどね、そういうのって。
エヴァンゲリオンとか、あとオウム心理教とかもそうだけど。
本当なんか、一つの幻想を抱いてたっていうのはあるっちゃあるなーとは思うんですけどね。
なるほど。
なんか破滅的な思想を。
実際破滅するとは思ってないんだけど、そういう破滅的な幻想を抱いてたのはなんか時代的な空気として一つあるかなとは思うんですけどね。
なるほど。
39:01
まあなんかわかる気がしますね、当時を。生きたものとして。
そういう時代ですよね。
今の二十歳、そこの人たちは生きてないんですもんね、その瞬間には。
すごいな。
その世紀末っていうものに対しての共通幻想を抱けた時代だと。
そういう感じがするな。
確かに。
まあ千年に一回なわけですからね、それ。
そうですね、確かに。それを味わえてる。
そこを味わえるのってなかなかな確率なわけですよね、全体で見ると。
そういう意味ではすごいですね。
絶対何が起こる起こらないではなく、その幻想を抱けたっていうのが、あの時代を生きたい人々のらしい。
そうですね。
そういうのもなんかすごくCDバブルとかと関係してたりするんですかね。
なんか謎の高揚感というか。
謎の高揚感。
謎の高揚感的なのはなんかあった気がするよね。
なんかちょっと謎の高揚感はね。
でも2000年終わったらそれがなんかもう結構しぼんだというか、現実に戻されたというか。
そうそうそう。だからその、やっぱり日本でもそうだし全世界的にも割とそうだと思うんだけど、
世紀末に向かって割となんかそういう破滅的な思想というか、破滅的な表現。
ヘビーロックとかもそうじゃん。
はいはいはい。
あれとかもすごいヘビーでダークで破滅的な表現っていうのが、世紀末に向かってすごい盛り上がっていって、
2000年を迎えた途端なんかロックンロールリバイバルって言ってめちゃくちゃ軽いさ、表現になっていくっていう。
はいはいはい。
これってなんか、そういうことだと思うんだよね。
ビジュアル系とかもその、やっぱすごいなんか世紀末に向けてのその共通元素に向けてなんかすごいダークで破滅的な表現に向かうんだけど、
2000年を迎えた途端になんか割となんかね、ロックンロールリバイバルって軽い、割とハッピーな方向に向かうっていう。
なるほど。
平心的なプレッシャーがあったところからそこから解放されてみたいな、なんか無意識のとこであるかもしれないですね。
なんかそれにちょっと近い話でいくと、これなんかちょっとラルクからめっちゃ脱線するんであれなんですけど、
今の世界的なところでいくと、最近見てめちゃくちゃなるほどなーって思ったのが、これ長野チャンネルっていうやつの話なんですけど、
42:08
9.11あるじゃないですか。
はいはい。
2001年。あれでオルタナ終わったっていう、グランジオルタナの僕はっていう。
あれでなんかもうそういうことじゃなくて、もっと周りを見なきゃっていうふうにみんななって、それでなんか変わってったっていうのをなんか長野さんが言ってて、なるほどなーって結構思ったんですよね。
それはなんか自分の中へ中へじゃなくてみたいな、そういう。
うん。なんかもう世界が変わっちゃったっていう。
だからその辺って本当、なんか世紀末に向けてさ、なんか破滅的な思想とかさ、
あとそのパーソナルな自意識がどうこうみたいなのがすごい高まったんだけど、そこの9.11でとんでもないものが実際に起こってしまったっていうところで、
いやこれが本当に起こっちゃう社会ってやばいでしょというか、それをみんなが気づいて、いやこれはダメだっていうのでなんか、
新たな価値観がなんかぶち込まれたわけですよね。
本当、長野チャンネルでも言ってたけど、ヘビーロックとかさ、あれはボンの遊びだと。
ボンボンの遊びだっていうのが、絶望ごっこみたいなやつがさ、だから世紀末っていうのは絶望ごっこだと思うんですよ。
でも絶望ごっこしてたのが、リアルにあんなとんでもない事件が起こっちゃって、
いやこれはダメだっていうので方向転換されたというか、
これが現実に起こっちゃう世の中で絶望ごっこしてたらそれはダメでしょっていうのが、2000年以降だと思うんだよね。
そう、めっちゃそれに納得したというか、なるほどなって風に落ちたんですよね。
あんな本当に現実でもとんでもなく悲惨なことが起こってる時に、芸術とかの表現でその悲惨なくらい表現をしてはいけないというか。
そうですね。
これはダメだよっていうのがあるよね。だから絶望ごっこで生きているうちは平和だっていうか。
例えば今で言うと、リアルで戦争が起こってしまってる、侵略戦争が起こってしまってる時代に、
リアルな戦争でいう表現をエンターテイメントでする是非、それが正しいか否かみたいなとこだよね。
45:11
そうですね。
やっぱりそういう音楽とかは時代にめちゃくちゃ影響されて、中身の作品もそうですけど、売り方も含めて変わってくるなっていうのは、めちゃくちゃ話広がりましたけど、思うところですね。
たまたまかもしれないけど、アークの中に真実と幻想とっていう曲が入ってて、そこも。
そうですね。
だからその9.11がある以前は、世紀末的な思想はあるんだけど、やっぱどっか牧歌的だったんだよね。やっぱ平和を享受してるというか、
ノストラダムスの幻想もやっぱ平和だからこその幻想だと思うんだよね。平和だからこそ、この世が終わっちゃうんじゃないか、怖い怖いっていう。
そこをエンターテイメントとして楽しめちゃった時代というか。
それが本質な気がするな、本当に。
あー怖い怖い怖い、えーでもえーっていうのを楽しんでたのを楽しんでたのが、あれ以降、いやそれマジで世界ぶっ壊れるっていうのがすごいリアルになっちゃって。
それはエンターテイメントとして楽しめないでしょっていうのがなっちゃったのが、それ以降だと思うんですよね。
じゃあないとちびまる子ちゃん出てこないな。
幻想だと思うんですよね。だからそれが今の時代にもわりと通じるというか、ロシアによるウクライナ侵攻っていう、本当侵略戦争がリアルになっちゃってるとこで、戦争とかそういうのをエンターテイメントとして消費していいのかっていう。
そうですね。確かになるほどな。
この時代はやっぱ本当にいろいろ考えさせられる時代だなっていうところですね。面白いな。
結構転換の時期っすよね。
転換転換本当に。
またその牧歌的な時代だったとは思いますよ、98年、99年。
48:03
ここはだからまだそうってことですよね。
だから死の灰とか、なかなかその後はつけられないタイトルってことですよね。
そうそうそうそう。
確かに。
それが9.11以降にやったら、それはちょっとまずいだろうな。
確かにいろんな別の意味が乗っかってきちゃう感じはありますよね。
幻想として消費できた時代かなって感じはしますよね。
なるほど。
その辺の時代性も含めて見ていくと面白いっていうところで。
あのね、ノストラダムスの予言の日に出たっていうところからね。
そこは狙ってんだろうけどね。
やっぱエンターテイメントとか芸術表現っていうのは時代性から逃れられないと思う。
確かに。
そこの時代と関連づけで語るっていうのは重要だと思いますけどね。
そうですね。
やっぱりその日に出したっていうのが、今のここでこういう話になってるってことはやっぱり。
意味があったと。
意味があったってことでしょうね。
単純に6月30日の水曜日に出してたわけじゃなくて。
ですね。
なるほどね。
まあそんなアークでいいですけど。
次からはじゃあ曲いきますかね。
やっていきますか。
いっぱいありますから。
一応ね、このアルバムが出てくる。
いっぱいありますからね。
曲がいっぱいありますから。
まあ今回はね、とりあえずこの2枚やるよってことで、このアーク0全般的なところをいろいろ語りましたと。
時代背景含めて。
まあ次からは曲入っていきます。よろしくお願いします。
はい。
次回へ続きます。
50:33

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