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2024-09-10 27:08

第87回『ちょっと、走馬灯の時間』

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「ちょっとした走馬灯」。例えば眠りにつこうとしたある瞬間。ふと思い出す時間や人、場所。それなりに生きてきた(もしかすると生きていなくても)私たち、そんな瞬間がそれぞれにある、と思っています。

その気になれば、あの、ちょっとした走馬灯について、あなたの手に握られたスマートフォンを頼りにすれば、再上映の欠片を見つけることもできます。また、あの頃のいま、というものを探しに行くことも(ある程度は)可能でしょう。

今回は話者であるシャーク鮫くんと名乗る男とてらだと名乗る男(元、空回:くうかい)が語る、そんな瞬間のこと。知らない人の知らない、大切な時間やひと、場所についてのお話になります。お楽しみください。


◇参考文献

東京ポッド許可局「忘れ得ぬ人々」(08〜:TBSラジオ)

岸政彦監修 『東京の生活史』(21:筑摩書房)

岸政彦監修 『大阪の生活史』(23:筑摩書房)

伊丹十三『日本世間噺大系』(76:文藝春秋 05,文庫:新潮社)


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サマリー

ポッドキャスト『心の砂地』では、シャークとてらだが大学時代の思い出を掘り返し、彼らの関係性や様々な文化について語り合います。特に水道橋のルノワールでの店員の思い出を振り返り、印象的な出会いやそれによる記憶の重要性を考えます。このエピソードでは、日常生活における人との出会いや店員とのエピソードを通じて、コミュニケーションの重要性や思い出の大切さが語られます。特に、スターバックスでの体験や個性的なキャラクターの後輩についての話が展開されます。また、このエピソードでは妖怪ウォッチの流行や金龍ラーメンに松葉る面白いエピソードが語られ、人々の行動や言動に対するユーモアが強調されます。参加者たちの会話を通じて、彼らの独自の視点や経験が共有されます。

大学時代の思い出
この番組、心の砂地は様々な文化や日常の築きをヒントに考え続けることで、言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です。
私、シャークくんです。 はい、そして私はてらだです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
あの、僕とてらださんはですね、大学の時のサークルで出会ってるんですね。
2014年ですか、あれは。2013年じゃないですかね。
てらださんが1年生で、僕が4年生でね。関西の言い方だと1回生4回生って言いますけどね。恥ずかしいんでやめてくださいね、関西の人ね。
特に大学時代に話したことがあるかっていうと、そんなになくて。
そうですね、卒業してからよね。シャークさんが卒業してから、割とレコ屋行くのに誘ってもらったりとか、お茶したりとかね。
第三ビルでお茶したりな。懐かしい。そういうのとかしてましたけど。まあそういうので、だんだん東京来てから一緒に2人で遊んでた時期もあったし。
そういうことの話してないなと思って。5年ぐらいやってるんですけど、このポッドキャストを。
ああいうことやったよなーみたいな話とか、そこらへんってしてないか。
そうそうそう。本来多分、愚かなポッドキャスターってすぐその2人で行動した時の話とかするんですけど、あんまりそういうことをしたことなくて。
だからまあ4年分のストックがあるって言ったらね、あるんだよね。
あるかな。だってシャークさんと僕、今年入ってからまた1回しか会ってないからね。
1回会いました。2回やったよ。
2回か。2回しか会ってない。
ぜったい大丈夫だよラジオのイベント?あれそれ去年?
いやいや、それ今年1月。
今年1月か。
その後にホボハチのたつまさんの家のホームパーティーにね、呼んでいただいて、そこから会ってないですよね。
2回会ったっていうので。もうだから、去年会ったのがイベントの下見とイベント当日のみという2回なんで、もう終わってるんですよね。会うか今年の。
でもさ、遠距離系のポッドキャストの人やったらわかるけどさ、2人とも東京に住んでるのに会ってないから。
会ってないから、なんかもうてらだと会う時間ってもう終わっちゃったみたいな。
まあポッドキャストなければ、もうそういえばしばらく会ってないなみたいな距離感でしちゃったんやろ。
まあ毎週基本的には喋っていて、なんかふと、そういえばあれてらだと一緒にいてあれおもろい時間やったなとか。
まあもっと言ったらてらだだけじゃなくて、寝る前にふと思い出す時間みたいな。
軽い走馬灯みたいな感じで、なんか忘れてた時間とか人とかをパッと思い出すときみたいな。
で、ちょっとインスタとかで、そういえばアカウント見に行ってないけどどうしてんのかなとかで見に行ったりとかさ。
なんかそういうことって結構みんなあるんちゃうかなと思ったりするんやけど。
こう接点がなくなると、ほんまに急に情報って入ってこなくなるしね。
そう。で、久々に見るとなんかね、陰謀論者とかになっててショック受けるみたいな。
まあ、あるよね。やっぱビジネスとかそういうことを始めたりとかね。
そういう酸いも甘いもね、感じたりするわけですけど日々。
深く関わった人だったりもするし、あんまり言ったらそんな関わったわけじゃないんだけど、
こう自分の中に爪痕を残してる人みたいなんで、すごいあると思っていて。
そういうのを、てらださんと共通の友人とかそういう話でもいいし、
個人それぞれの話みたいなのをちょっとしてみたいなと思っていて。
水道橋のルノワール
こういう心の砂地のシャークと名乗る男とてらだと名乗る男、かつて空回(くうかい)と名乗っていた男っていうのが。
いいよそれは。
知らんやつが知らんやつの話をしても、たぶん面白いと思ってて。
なんかそういう話をしてみようかなと思っててね。
この現代を生きる姿勢の人々としてみたいなことを、
その人の中に確かにあった時間とか空間みたいなのを、
このポッドキャストの中に刻んでみたいというか、
そういう空間を聞いてる人の中に浮かび上がらせてみたいなことをやってみようかなと思っていて。
なるほどね。
身内っぽい話ってさ、こういう場では忌避されがちやけど、逆にそういうパーソナルな話、関係性の話をすることで。
まあ言ったらそれは別に、俺がこういう人なんですって説明じゃなくて、
それこそさ、岸政彦さんとかがやってる「東京の生活史」とか「大阪の生活史」とか、
いわゆる姿勢の人々に話を聞いて、どんな生活をしてるのかみたいなのをまとめた本みたいなのがあったりとか。
まあいろいろ噂話だけを集めた本とか、なんかそういうのっていろいろあるんだけど、
なんでもない会話、なんでもない関係、なんでもない時間みたいなのもちょっとなんかあるかなと思って考えてて。
そんなんをやってみたいなって感じなんだけどね。
なるほどなるほど。
で、まあやっぱりね、人、空間、場所みたいなところで、僕とてらださんといえばね、やっぱり水道橋のルノワールの店員っていうのが、
これは結構大事な人でね。
大事なんかな。
覚えてるやろ。
店の、なんかどのテーブルに座ったかとかも全部はっきり覚えてる。
覚えてるよな。
水道橋のルノワールで店員さんに絡まれたっていう話なんですけど。
絡まれたんやったっけ?ちょっと声かけられたぐらいの感じだったけど。
おどけてみせられたみたいな。
急になんか店員が道化になったみたいな時間があったんやけど。
あ、てらださんそんぐらいの認識?
いや僕そこまでかも。
むしろその時にシャークさんとどういう会話をしたかって、確かツイキャスしててんけど。
あ、そうです。
その時にどういう会話をしたかの方を覚えてる。
うわ、そっち覚えてないわ。
シャークさんと二人でちょっと言及したことは覚えてんねんけど、どういう人やったかあんま覚えてないよな正直言って。
まず、なんであれ俺ら水道橋にいるんやろ。
えー、なんやったっけな。なんかの流れでしょ、でも絶対。
だいたいこう、神保町とか行った流れじゃない?
えっとね、当時の俺らは東京の行ったことない駅に行ってみようシリーズみたいなのがあったの。
なんか中央線のな、ちょこちょこ行ったりとか。
意外と行ってないの、日暮里とかあの辺行ってみたりとか。
はい、歩きましたね。
そうやね、それとシリーズで行ったのかな。
そのシリーズでなんか水道橋に降り立ってんのよ、多分。
その時言ったらもう心の砂地、まだポッドキャストじゃないね?
ツイキャス期やなこれ。
ポッドキャストではないです。ツイキャスですねあれは。
ツイキャスをやって、ライブでてらだと俺が晴らすみたいなのが始まり出した頃ですよ。
グレイトギタリストハントというか、俺がいろんな人とツイキャスをやってて、その一人がてらだだったんですよ。
なるほどね、セッションする一人の人間に過ぎなかった。
うん、オーディション期ですよ、言ってしまえばね。
そうなんですか。
で、ルノワールに入ってツイキャスしながら喋ったりとかしてて。
で、その時からてらだは割と社会問題とか時事ネタみたいなの振っても喋れる人だっていうことが判明して。
はいはい。
それでルノワールにある新聞を見ながら時事ネタを喋るみたいな。
そうね、ルノワールでは割とそういう話してた記憶があるな。
そうそうそう、っていうのをやってて。
で、新聞を俺がメニューのところに立てかけてあるところに新聞を差しててんか。
そしたら、銀縁眼鏡、銀の縁がめっちゃ太い銀縁眼鏡の店員で、
モデルやったんかないうくらい性高い、180くらいあった店員。
たぶんでも40代後半とかで、元ロッテの小宮山投手にちょっと似てる感じじゃないですか。
わかる方はイメージしてもらえれば。
もうコーヒーとか来て、ある程度の時なんだけど、その新聞が立てかけてある、
メニューに新聞が刺さってるっていうのを見て、
お、これ新しいですね、いいですね、みたいな。
あー、なんかあったわ。
っていう謎の絡みがあって、いいでしょ、みたいな。
あったな、なんかその店員さんの雰囲気はめっちゃ覚えてるんだよな。
ちょっとこう、やっぱイケてる感じやって。
ルノワールで大人の奥渋とかにあるバーみたいな、
接客のさせられ方だった。
あれさ、時間も10時くらいとか、結構夜だったから、
それくらいの時間の喫茶店の店員さんとしては、
すごい雰囲気のある人やなっていう、似合ってるというかさ。
ただ者じゃない感あったよな。
今はルノワールの1店員に落ち着いてるけど、そうじゃなかったんじゃないかっていう。
多分役者さんとかだったんじゃないかなっていう雰囲気を俺は感じたんだけどな、あの時に。
言われても全然おかしくないぐらい雰囲気あったよね。
深い印象の記憶
言ったらまだ20代でさ、僕もね。
そんな若造がなんかわけわからんiPhone広げてさ、ギャーみたいなやってるの見て、
別になんやかんや言うわけでもなく、別に注意しに来たとかそんなんでもなんでもなしに、
あっ、それいいですねみたいな感じで来て。
だから役者さんやったんかなとかさ、勝手にその数秒やでないけど、
すごい深いコミュニケーションした気がして。
あの人って多分役者さんだったとか、演劇とかやってた人なんかなとか、
そういう想像をふと寝る前にした覚えがある、当時。
どういう会話したかは覚えてないけど、やっぱ印象には残ってるからさ。
たった数秒で、やっぱ今も思い出せるレベルの数秒間を作り出せる人って、
思い出を作り出せる人ってスターよな普通に。
あと妖怪っていう説もあるんやけどね。
急にオカルトな方向に。
ちょっと雰囲気が違いすぎるから。
鍵つけるじゃないけどさ。
あれでもうちょっと深く行ってたら、「こちらへどうぞ。」みたいな感じで。
ルノアールって会議室みたいなのついてたりするやん。
一所に連れて行かれて、「よかったらこっちであったらうるさくないんで。」みたいな感じで連れて行かれて。
キッキッキッキッキッ、かかりやがった。
みたいな感じになってた可能性がある。
それはそれでちょっと面白そうやけどね。
そういう誘う妖怪だった可能性もあるんやけど。
接客業の才能
僕も今ありありと思い出してきたし、今話したことによって今後また思い出しそうやな。
思い出しそう。
なんかすごい不思議な、そういう自分の時間に持っていける人みたいな。
そういう人が接客をやってるみたいなんて、すごいなーって思ったな。
確かに。そういう接客業としてはめちゃめちゃ才能やな、それは。
人とかがあれ仕事やから。
ちょっとルノアール最近行ってないけど、ルノアールの標準的な店員さんってどんな感じやったっけっていう。
いやでも結構ドライな感じを。
やったっけ。
今ルノアールっていうのがすごくネットワークビジネスと信仰宗教の関与の場所みたいな感じになっちゃってるのよ、都内のルノアールって。
みたいですね。
そうそうそう。ダーティーなイメージにどうしてもなっちゃってるんだけど。
そういうのも実際にちらっと入った時に見たこともあるし、独特の雰囲気みたいなのもあるんだけど。
俺の中でなんかあの水道橋ルノアールのあの人がイメージというか、ルノアールって言葉を聞くと、なんかふと思い出す忘れ得ぬ人になってるっていうのがすごくあるんだよな。
なるほどね。
こういう忘れ得ぬ人でもいいし、人との出会いが衝撃だったとか、自分に爪痕を残した人みたいなのがあったらちょっとてらださんのも聞いてみたいなと思ってないけど。
いろんなジャンルがあるけど、ちょっと店員さんつながりになっちゃうんだけど、僕が一回渋谷のスタバに行ったことなんで、全然僕スタバに行ってなかったんですけど、
なんかすごい夏暑くて、とりあえず飲み物飲みたいなと思ってスタバに入って、あんまりコーヒー飲みたくなかったから、マンゴーフラッペみたいなやつが期間限定で出てたんですよ。
はいはい。てらだしか頼んでないんですよ。
そんなことないでしょ。それ飲みたかったから、じゃあそれでって言ったら、その店員さんが女性の、僕よりもうちょっと若かったくらいかもしれんけど、今思えば多分その店員さんスタバ入って間もない店員さんだったと思うんですよ。
はいはいはい。
マンゴーのやつ頼んだら、「いつもマンゴーなんですか?」って言われたんですよ。
うーん。
で、「え?どういう意味?」ってなって、「いや、これそもそも期間限定やしな。あと僕、そもそもスタバそんなこうへんからな。」って頭の中がグワーって混乱してしまって、「いや、そもそもスタバにあんまり来ないですね。」っていうの返しを。
いや、もう終わってるよ、それは。終わってる。
スタバってさ、お客さんとコミュニケーション取るっていうのを積極的にやってる店やん。だからその子も多分入りたてで、めっちゃ頑張ってお客さんに話しかけてくれたんやと思う。
何回かやって、「じゃあちょっと次の人は話してみようかな。」って言うんで、でぐの坊が来てしまったっていう。
マジで大外れな客が来てしまって、「いや、普段スタバにあんまりそもそも来ないですね。」
なんでキレてんねん。
いや、なんでキレてんねん。
キレてはないねんけど。
いや、キレてるからそれ。
で、言ってしまって、その後めちゃくちゃ気まずい時間が流れたのを覚えてて、あってお互いになってしまって。
もう。
本当にあの日に戻ってやり直したいなっていうので、すごい思い出すんですよね、あの店員さんのことを。
スターバックスのエピソード
ちょっとちゃうな。やる相手間違えてる?奇人とやってる俺、ポッドキャスト。
いやいやいやいや。でもその店員さんのことすごい思い出すんですよ。
なんかあの後大丈夫やったかなみたいな。
うん。
メンタルケア的にさ、誰かケアしてあげたかなちゃんとっていう。
悪いことしたなっていうのはちょっとあるしね。
うん、本当にね。
うん。
そうそうそう。
いや、全然いい話やし、あってるんやけど、なんかその、すごいてらだが立ち上がってきてるな、なんでかわからんけど。
あ、そうか、元店員さん集役じゃないとこの。
まあいいよ、そういう方法も多分あるんだと思うから、全然てらださんなりのアンサーっていうところで、全然いいと思うけど、ちょっと面白すぎたな。
なんていうんやねん、あ、この店員さん良かったなーもあるけど、僕の場合はなんか悪いことしたなーみたいなのもやっぱあって。
あー、確かになー。
ちょっと美容師さんがボケた時とかに、もっとこう面白い場にできたのにみたいな。
相手のホスピタリティーを組み切れなかったなっていう後悔で思い出すっていうのは結構あるんですよね。
なんか今言ったら、プロレス的なこう技を受けたかったなーみたいな。
そうそうそう。
上手いこと受け切られへんかったなーみたいな。
店員さんっていう策を越えてこっちに来てくれた時に、やっぱこうシュタッとその呼んでくれた手をさ、握るっていうのの、まあ動作がちょっと下手すぎるっていうのがあるよね。
まあまあ、その辺も下手な人もいるからね。
その手動拳の握り合いやってるのになんかこうやっちゃうとかさ。
難しいねんけどな、受けるっていうのは。
そう、やっぱコミュニケーションの方法もやっぱ人によって違うからな、その辺りって。
受けの美学みたいなんて、なんで俺がそれこそプロレスとか好きになって、仕掛ける人とかキャラクターの人とかはもちろん好きなんだけど、
お互いが本気で出し合って本気100同士を見せ合うっていうことにすごくやられてんのね、プロレスに。
100。
お互いの良さを出し合って、お互い良いとこで着地するっていう。
あー、なるほどね。
攻めるんはそんなにもっとすごい人がいるけど、受け上手くなったら、そのすごい攻めるんが上手い人と組んで面白い感じにできるやんみたいな感じで、
そこに自分のなんかアイデンティティ的な活路を見出したみたいなものがすごいあって。
で、なんでかっていうと、俺の周り漫画すぎるっていうか、強烈な攻め属性を持ってる人があまりにもいすぎて、10代のうちとかに。
始める前から、もうなんかポテンシャルが違いすぎるみたいなことがめっちゃあって、俺って。
あー、そうなんや。才能を見せつけられるみたいな。
そうそう、もう才能が全然違うみたいな。
だから、どっかなんか俺は翻訳したり受けて、この人の面白さを説明するとか、より俺がいるとブーストできるようにするみたいな場を作ることっていうのにすごい一生懸命になってんの。
あー、なるほど。
そういう才能がないっていう話は定期的にしてるんだけど、具体的に俺の周りの漫画すぎる人たちの話ってあんましてこーへんかったなって思ってて。
それこそてらださんと同じサークルにいたんやけど、結構漫画やったよな、サークル時代の人って。
そうですね、なんか嘘みたいな毎日やったな。
今思い出したりしてるあれは、あれってほんまやったんかなって思ってる。
確かに。なんかそうなんだよ。
ほんまに夢を見てたんじゃないかみたいな気持ちになることほんとにあって。
てらださん的に軽音部時代の衝撃的なキャラクターみたいなんて誰とか覚えてる?一番これとかエピソードとか込めてなんかある?
一番、でもやっぱりずっと覚えてるのは惠さんのことですよ。
惠っていうのは、僕の後輩でてらだには先輩に当たる。
だから僕とシャークさんの間の代の人なんですよね。
今はね、BROTHER SUN SISTER MOONっていうバンドをやっていて、一般的にはちゃんとしたミュージシャンだとされてるんですけど。
そうですね、今は特にそういう音楽性でもやってるからね。
軽音部の回想
惠はちょっと漫画過ぎだな。
そうね、やっぱなんか軽音時代の人だってほんまピュアなんですよね。
まあでもそういう純度の才能としては惠はちょっと突出してるかもしれないな。
いやほんまに、惠さんのまっすぐさにみんなやっぱやられてたんや。
ピュアさって、なんか無邪気さっていう、無害さみたいなものと結びつけられがちだと思うんだけど、ピュアさがエネルギーの塊みたいなタイプの人。
あんまあったことがなくて。
ライブ見に行ってさ、俺も久々に会って東京来てから。
まだあっちに住んでた子だったから、てらだんちに泊まるみたいなのあったよね、ペヤ川と惠と。
その時にさ、惠が「こんなバスタオル使ってえんか」って言ったみたいな話がめっちゃ好きで。
お風呂に入ってね、その後にバスタオル渡したら、「こんなでかいバスタオル使ってええんか…!」って言われて。
いやいいですよそりゃ、バスタオルぐらい。
っていう子なんですけど。
コンビニで買ってくるもんあります?って言ったら、「レッドブルとタラコのおむすび。」
意味わからん。
食い合わせがわからん。
あとやっぱ惠と俺セットで、やっぱ松葉さんね。
松葉と惠は同期なんやけど仲良くて。
で、松葉は基本「浄土真宗」って言うあだ名っていう。
そうですね、だから僕の代は結構「真宗さん」って言ってる人が多い。
で、惠は浄土って呼ぶのよ。
そうやな確かに、浄土やな。
俺覚えてんのは部会とかで、惠が多分松葉にお家があって、ずっと「浄土〜浄土〜」って呼んでて、浄土ってやついんの?みたいな。
意味わからんもんな浄土真宗っていうやつ。
坊主で初め入ってきて、宗教どこやみたいな感じで仏教です、浄土真宗ですって言ったから、じゃあお前浄土真宗やみたいな。
そういう流れなんや。
確かそんなんだったと思うよ。
そういう雑なあだ名つけるの流行ってたんだよね。
隣のサークルとかも、ポップ研っていうサークルがもっとひどくて、
新歓にネクタイつけてきてるやつがいたから、お前ネクタイって言われて一生ネクタイだってやつと、
メガネかけてるからコナンやって言われてコナンって言って、今でもコナンのやつとか。
変なあだ名はつけられがちですけどね。
それで言うと僕らはあんまり変なあだ名つけられてない組でしたからね。
でもシャークさんなんかさ、シャークって呼ばれてそうやのにな大学の頃に。
呼ばれてそうなのに自分から名乗ってるんやで。
大学からまた関係なく今自分から名乗ってるというだけの。
大学からその流れだったらシャークさんだったっぽいけど全然違うんだ。
妖怪ウォッチの流行
でも自分でシャークって名乗ることに何の抵抗も感じてないのは影響があるね、その時の絶対。
デカメロンってあだ名の人とかいましたからね、デカメロンさんね。
デカメって呼ばれてるしな。どういうことやねんって。
メロンさんとかもあったけどね、僕の第はメロンさんが多かったな。
確かにデカメロンってあだ名的にはかなり秀逸やけどな。
しかも襲名したりしてたかな、あれ。
そうそう、なんか襲名制度みたいなのは結構昔からあって。
そうですね、まずはさ、結構自己完結してる内容みたいなのがみんなに伝わってるとやっぱ思いがちというか。
確かにな。なんかさ、妖怪ウォッチの歌のやつみたいなのなかったっけ?
そうね、妖怪体操がめちゃめちゃ流行った時。
そうだ、妖怪体操がね、大学生の時に流行ってたんですよ。
そうそう、で、あの歌ってウォッチ、今何時って聞いたら、なんかこう辛いぜマジみたいなちょっとそういう時で終わるかけ言葉で返すっていう歌なんですけど。
先輩が松葉さんにね、妖怪体操踊ってって言って、松葉さんが踊らされてたんですけど。
松葉さんがこう白目を向きながら、なるだけ妖怪のフリをしながら踊ってたんですけどね。
普通で行けば、そのウォッチ何々で、別にそこのセリフは変えんでも別にいいよな。
ウォッチ今何時、辛いぜマジとかで、その妖怪体操をやらされてるってとこだけでもう爆笑が起きてるから、そこまでやりきればいいだけの流れ。
ゴールに行けばいいだけなんですけど、ウォッチ今何時って聞かれて、「丑三つ時」。
やばいって。
全く間違ってないんですよね、本当に。妖怪なんで丑三つ時っていうのは、何も間違ってないんですよ。
本当に出そうな時間を言ってるっていう。
金龍ラーメンのエピソード
だから本当真面目なんですよね、松葉さんって。ただただ。
面白いよな。
本人では直球を投げてるんですけど、変な球を投げてるっていう。
そうそうそう、めっちゃ面白いよな。
あとなんか、これもてらだが聞いたエピソードだけど、難波にあるね、金龍ラーメンっていう。
金龍ラーメンね。なんか最近ファイバンで揉めてたらしいけど。
なんかあれやろ、竜の草食がどうのこうのでなんかになったのかな。
そうそう、敷地になんか出てるや出てないみたいなのあったらしいんですけど。
その話は置いといてね。金龍ラーメンって、ラーメン持って道に飛び出して食べてる人とか結構いるんですよね。
野外で食べれるようなね、なんか上が畳の謎の椅子みたいなのがあって、朝までやってるから、
飲み終わりとかにそこで終わりを迎えるみたいなことが結構多発するラーメン屋さんなんですよね。
そこをちょっと松葉さんと歩いてて、金龍ラーメンの前通ったんですけど、
なんかその時に結構いつも通り飛び出して食べてる人たちがいて、
もうテーブルの上とかじゃなくて、自分の手でラーメンの箸を持って、右手で箸持って食べてるみたいな状態。
たまにあるよね、そういう状態。
食べてる人がいて、「わー結構いっぱいセイクだなー。」と思って、そこを通り過ぎたら松葉さんが、「今の見たか?」って言われて、
「あー、なんかラーメン食べて張りましたね。」って言ったら、
「いやー、あのー、ラーメン食ってたおじさんのさ、左手、めっちゃでかかった。」
嘘つけや!笑
いや、そんなわけないやん。
そんなわけないって。
確かに、左手でラーメンの鉢、片手では持ってたけど、そんなめっちゃでかくはなかったけど。
そんなわけないやろ。
それをさ、「おい、見たか今の?」みたいな、もう当然見たよなーみたいな感じで。
左手がめちゃめちゃでかい人だったから、ラーメンを素手で熱々のやつを持ててても大丈夫やった。
びっくりしたなーみたいな感じで言ってきてるっていうのは、そんなことあるわけないもんなー。
笑っちゃいましたね、あれはやっぱり。
そんなことあるわけないし。
なんかそういうエピソードのことか、面白い人でしたね、松葉さんは。
ほんとに。なんか一緒におったらね、
あーなんかもうずっとこの人のタイム感で生きるのもありやなーというか。
あーなんかわかるよ。
そういう感じの子が生き生きしてる場っていうので結構好きやったな、俺は。
その、そういう子がいい感じにやれてる感じが。
そうね。で、やっぱみんなその人のことが好きやから。
そうそうそう、なんか気になってもらうからみたいなのを。
なんかやっぱこうみんなのキャラクターが許されてるっていう感じがすごい良かったよね。
それは良かったなー。
だからそんなんばっかりやからさ、なんか。
一人がやけに愛おしく大事にしたい
行き先決めずに
気が済むまで歩こうよ
この街でこの場所で生きてゆく
君と二人で悲しみも寂しさも話さずに
君の胸に抱かれて眠る
27:08

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