この番組心の砂地は様々な文化や日常の日付をヒントに考え続けることで言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です私シャークくんです今回は今こそ昔の映画を見ようシリーズエピソードということでゲストに来ていただいております
ポッドギャスト番組ぜったい大丈夫だよラジオの野中愛さんですよろしくお願いしますはいよろしくお願いします
ね長期シリーズですけど今回はこういう映画をやるためにいろいろコツコツ見てきたぞという 私の中ではそういうセレクトなんですが
えっと鈴木清順監督の1980年の映画ツィゴイネルワイゼンという映画を見ていただきました
で僕も本当に映画いっぱい見てた頃かな20代前半とかの時にいっぱい見た中で なんじゃこりゃみたいな
というので 割と繰り返し見たし若い自分にはすごい取り憑かれるような魅力があった映画
ただ他の人とこの映画の話をしたことはないなぁとか思いながら誰かに見てほしいなぁ みたいな感じで結構進めたりする映画なんですが
今回このね昔の映画を見ようシリーズということでじゃあ愛ちゃんにもぜひ 見ていただきたいなぁとそれでどう思ったかなぁみたいな話ができたらいいなぁと思って
という感じでよろしくお願いしますはい まあ率直にこのすごい寝るワイゼンいかがでしたでしょうか
いやー すごい何て言うんだろう
例える必要ないんですけど漫画雑誌で例えるとガロって感じではいはいはいはいそうだ なんかもう本当にワンカットワンカットが妖艶な感じだったり
幻想なのか現実なのかそうね わからない感じ
だけどその夢みたいなふわふわした感じっていうよりかは でもすごい強かったりキャラクターの個性も強かったりまあエログローナンセンスって言われる
ような要素があったりしてこう ちょっと長いじゃないですかあの時間ちょっとあるでも意味意味がわかるわからないとか
じゃないもの 映画物語っていうか映画だけど
目が離せない魅力があるなぁと思ってました はいはいはいなるほど割と楽しめたかなという感じではあるんかなそうですね
楽しんだ派だと思います なるほどなるほどまあ正直さあ好き嫌いめっちゃ別れそうじゃないですか
これはめっちゃわかれますよね うーん
そうなんだよなぁ なんかだから若い時見たから良かったのかで今回本当に10年ぶりとかに見返したんだけど
いやでもやっぱり面白いよなぁとか思いながら 昔は愛ちゃんが言ってくれたようなこの
なんだかわからない感じというかあんまりこの映画でよく現実か夢かわかんなくなる みたいな話ってめっちゃいっぱいあると思うんだけど
なんかそんなかでもなんか普通に面白いし そのわからない度とかカットとカットが繋がってない感じにちょっと見えるみたいな
なんかそのこのテンポ感というか まあとカット1個1個のかっこよさっていうのもあるんだけど僕の中でこう
演出みたいな映画っていうのはこういうもんなんやみたいな 一つのまあすごく変な形だけどね僕が映画に見たいもはこれなんやみたいな映画が改めて
詰まってるのかなっていうのは僕も思ったところでしたね 実験的ですよねだいぶ
そうそうまあ言ってしまったらいわゆるそのアングラって言われるような プロデューサーの人が本当にアングラ演劇のところの出身の方っていうのが大きいみたい
なんだけど なんかその感じとかねあんま似たようなものはそんなないんじゃないかと
みたいな
そういう面白さがあるかそうですね ちなみにそのシャークさんが昔20代とかに見た時に引き込まれた要素としてはどういう部分だったんですか
なんだろうなぁ 言ってしまったらずっと面白いみたいな絵がずっと面白いみたいな
確かにし簡単に言っちゃうとこう一個一個がこう 世界観みたいなカットが変わるごとに作られている感じでまぁ話は意外とシンプルな話
ではあるんだけどそれか 面白かったからだからストーリーを見るんじゃなくて
声を見ていくんだみたいなことを映画がもう完全に語ってくれてるみたいな そこが面白かったかな
ある種そのサービス精神みたいなのが違う形で出るみたいな あとはやっぱ俳優の4人ですかね
そうですよね もうカルテッド男女2人ずつの4人の演技がやっぱそこが一番惹かれてたかもしれないね
俳優さんたちはどうでしょうか どなたが良かったかとかなんかここの絡みが良かったとかは
えーそうですね でもあの
コイネとソノ はい二役をね そうですそうですなんかその二役やっぱやる強さというか
絵としてもやっぱり美しいし そこが知れないちょっと怖さもある大谷さんの存在感
はすごいなぁと思ったのと一応主人公である青内豊二郎を演じられてる 藤田俊哉さんのね
のなんて言うんですかね姿勢というかあの肩に首が埋まってる感じ いやーあれなんだよなー
そうあれすごいですよね あのなんかシルエットがガロすぎるだろって思ったんですよ
こうね右手をこう頬杖ついてみたいななんとも言えん顔みたいなのをずっとしてるんだけど そうなんですよね
あれあの 佇まいがキャラクターすぎてあの青内のキャラクターがこの姿勢とか
そういう 歩き方とかに出過ぎてて
そこがすごいなぁって思いながら見てました いやーでもわかるそのこの演じられてる藤田俊哉さんは映画監督なんですよ基本的にはキャリアとしては
でまぁもともと俳優座に学生時代からいらっしゃったりとかしてまぁ演技はやられて だしその映画監督をやってるながらまぁちょくちょくは映画出られたりとかもしてたみたい
なんだけど本格的にこの真ん中で言ったら 主演をやってるのはこの映画からみたいな感じらしいんだけど
この俳優藤田俊哉は良すぎるだろうみたいな 良すぎる っていう感じ
まあその日活時代映画会社にいた時代のまあこの鈴木清順監督とは藤田監督とはその中で 俳優として使ってるってことがあるみたいなんだけど
そのキャスティングもすごいし なんか踏んでもめちゃめちゃいいから演技が
そうなんだこの時藤田さんが多分48とかみたいなんだよね調べたら へー
で原田佳代あの中佐子というのはこの時40歳とかだね そうなんですね
そうそうそう 色気というかなんか凄ましいですよね
いやーすごい この中佐子の この中佐子忠という役をやっている原田佳代さんという俳優さんなんだけど
この人は結構日本の映画界俳優トップ10とかに並べたら一人入るぐらいのすごい影響力を持った俳優さんなんだけど
でまあいろんな役やられてるんだけど その中でもやっぱこの
何言ってるかあんまりよくわからんというか声の出し方とかもなんか面白いって言ったらあれだけど
まずいとか ギャーとか
なんでそんな声の出し方してるんっていう感じなんだけど
でもこう 和服のね感じで
で藤田敏也さん演じる青地が洋服のまあ本当にインテリっぽい感じと
本当アウトレオな魅力がプンプンする和服で放浪してる原田佳代っていうのが
この2人が仲いいんだよね 青地中佐子が
なんかその感じとかも結構昔はあんま気づいてなかったけど
ここ本当になんか話とかなんか馬があって仲いいみたいなの面白いし
ある種バディー感みたいなんで見るっていうのもあるなぁとか思いながら見てたんですけどね
そうですよね
なんで普通に考えたらなんでこの2人友達なんだろうって感じの2人が
だって中佐子が子供できた時に青地の名前から一文字取ったみたいな親友だからみたいな
急にウェットなことしだしたりとか
そこは面白い
なんかどっちかというと青地が中佐子のこと追いかけてんのかなみたいな感じに見えるんだけど
あ、なんかそうでもないんだよ対等なんだみたいなのが
ね、そう
そうなんだよなんか並んで2人が写ってるシーンは全部いいっていう
原田佳代さんをぜひ見てほしかったなっていうところでもすごい嬉しいですね
なんか中佐子って普通にキャラクターとしていわゆるクズみたいな感じだと思うんですけど
本当に普通にいたら全然近づきたくはない感じの人なんですけど
嫌だよね
絶対嫌
でも原田佳代がやってるっていうところで映画としてすごい魅力的なキャラクターになってますよね
いやほんとそうなんだよなぁ
なんかねそこが本当漫画みたいな感じの人ではあるんだけど
なんかねこう原田佳代さんっていうとこう松田優作さんが本当に影響を受けた1人なんだけどね
裕作さんは本当にもう服とかも全部真似して原田家の隣に住んでたぐらい
すごい死と仰いでた時期があって
裕作も一人真似した人として萩原健一さんっていう方がいるんだけど
この2人を組み合わさって裕作ができてるみたいなことは言われるんだけど
まず一つの方というかあんまりいないんだよね
こういうタイプの俳優さんが昔はいたんだけど
萩原健一さんもそうなんだけど
多分窪塚くんぐらいがラストでこういうアウトローな感じの魅力がある人って
確かに
なんかそういう意味でも日本映画界にこういう男がど真ん中で主演してた時代があるっていうのもね
面白いところだなぁとも思いますし
まあ4人原田佳代演じる中坂正
大谷直子を演じる中坂園子稲
藤田利亜演じる青地豊二郎
最後に青地の妻としてね