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2025-10-17 49:40

『ツィゴイネルワイゼンを、いま観る』

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M34.1980年、200名収容のドーム型移動映画テント、シネマ・プラセットで上映された鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』。原田芳雄、藤田敏八、大谷直子、大楠道代のカルテットが織りなす幻想譚、である本作は、「清順美学」と形容される作品の中で、今なお怪しい魅力を放っている傑作であります。映画冒頭、「蟹がじっくり大きくなる画」が映し出された時、あなたは一体、何を思うのでしょうか。何より、ストーリー以上に強烈な画作りと演技が前面に出てくるこんな映画を今まで見たことがあったでしょうか。
《今こそ、昔の映画を観よう》シリーズとして、改めて本作にチャレンジしてみたのですが私たち、それでは一体……。

◇エピソードのゲスト出演者
・野中愛 ⁠⁠⁠
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・『ぜったい大丈夫だよラジオ』
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◆鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』(1980)

あらすじ:昭和初期。士官学校教授の青地豊二郎(あおち とよじろう)と無頼の友人・中砂糺(なかさご ただし)は、陸軍士官学校で同僚の教官だった間柄。青地は中砂の結婚相手、園(その)を見て驚く。中砂と青地が数年前に会った芸者、小稲(こいね)とうりふたつだった…。

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サマリー

今回のエピソードでは、鈴木清順監督の1980年の映画『ツィゴイネルワイゼン』に焦点を当て、映画が持つ独特の魅力やキャラクターの個性について掘り下げます。特に、俳優たちの演技や作品におけるテーマに注目し、映画の深い理解を目指します。『ツィゴイネルワイゼン』は鈴木清順監督の代表作であり、独自の美学や映像演出が特徴です。この作品は、生と死のテーマを巧みに扱い、観客に強い印象を与えています。 映画の独特なストーリー展開や魅力について語り、視聴者が楽しむためのポイントや体験を共有します。その中で、深いテーマや奇妙な演出が感情を揺さぶり、観る者を引き込む様子が描写されます。『ツィゴイネルワイゼン』における桜の使い方やキャラクターの独特な食べ方も印象的で、観賞後の感想や自分の情緒との距離感について考察がなされます。また、撮影されたロケーションの幻想的な要素や俳優藤田敏夫の魅力についても触れられます。映画の魅力や楽しさを再発見する内容となっています。

映画『ツィゴイネルワイゼン』の魅力
この番組心の砂地は様々な文化や日常の日付をヒントに考え続けることで言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です私シャークくんです今回は今こそ昔の映画を見ようシリーズエピソードということでゲストに来ていただいております
ポッドギャスト番組ぜったい大丈夫だよラジオの野中愛さんですよろしくお願いしますはいよろしくお願いします
ね長期シリーズですけど今回はこういう映画をやるためにいろいろコツコツ見てきたぞという 私の中ではそういうセレクトなんですが
えっと鈴木清順監督の1980年の映画ツィゴイネルワイゼンという映画を見ていただきました
で僕も本当に映画いっぱい見てた頃かな20代前半とかの時にいっぱい見た中で なんじゃこりゃみたいな
というので 割と繰り返し見たし若い自分にはすごい取り憑かれるような魅力があった映画
ただ他の人とこの映画の話をしたことはないなぁとか思いながら誰かに見てほしいなぁ みたいな感じで結構進めたりする映画なんですが
今回このね昔の映画を見ようシリーズということでじゃあ愛ちゃんにもぜひ 見ていただきたいなぁとそれでどう思ったかなぁみたいな話ができたらいいなぁと思って
という感じでよろしくお願いしますはい まあ率直にこのすごい寝るワイゼンいかがでしたでしょうか
いやー すごい何て言うんだろう
例える必要ないんですけど漫画雑誌で例えるとガロって感じではいはいはいはいそうだ なんかもう本当にワンカットワンカットが妖艶な感じだったり
幻想なのか現実なのかそうね わからない感じ
だけどその夢みたいなふわふわした感じっていうよりかは でもすごい強かったりキャラクターの個性も強かったりまあエログローナンセンスって言われる
ような要素があったりしてこう ちょっと長いじゃないですかあの時間ちょっとあるでも意味意味がわかるわからないとか
じゃないもの 映画物語っていうか映画だけど
目が離せない魅力があるなぁと思ってました はいはいはいなるほど割と楽しめたかなという感じではあるんかなそうですね
楽しんだ派だと思います なるほどなるほどまあ正直さあ好き嫌いめっちゃ別れそうじゃないですか
これはめっちゃわかれますよね うーん
そうなんだよなぁ なんかだから若い時見たから良かったのかで今回本当に10年ぶりとかに見返したんだけど
いやでもやっぱり面白いよなぁとか思いながら 昔は愛ちゃんが言ってくれたようなこの
なんだかわからない感じというかあんまりこの映画でよく現実か夢かわかんなくなる みたいな話ってめっちゃいっぱいあると思うんだけど
なんかそんなかでもなんか普通に面白いし そのわからない度とかカットとカットが繋がってない感じにちょっと見えるみたいな
なんかそのこのテンポ感というか まあとカット1個1個のかっこよさっていうのもあるんだけど僕の中でこう
演出みたいな映画っていうのはこういうもんなんやみたいな 一つのまあすごく変な形だけどね僕が映画に見たいもはこれなんやみたいな映画が改めて
詰まってるのかなっていうのは僕も思ったところでしたね 実験的ですよねだいぶ
そうそうまあ言ってしまったらいわゆるそのアングラって言われるような プロデューサーの人が本当にアングラ演劇のところの出身の方っていうのが大きいみたい
なんだけど なんかその感じとかねあんま似たようなものはそんなないんじゃないかと
みたいな
そういう面白さがあるかそうですね ちなみにそのシャークさんが昔20代とかに見た時に引き込まれた要素としてはどういう部分だったんですか
なんだろうなぁ 言ってしまったらずっと面白いみたいな絵がずっと面白いみたいな
確かにし簡単に言っちゃうとこう一個一個がこう 世界観みたいなカットが変わるごとに作られている感じでまぁ話は意外とシンプルな話
ではあるんだけどそれか 面白かったからだからストーリーを見るんじゃなくて
声を見ていくんだみたいなことを映画がもう完全に語ってくれてるみたいな そこが面白かったかな
ある種そのサービス精神みたいなのが違う形で出るみたいな あとはやっぱ俳優の4人ですかね
キャラクターと俳優たちの演技
そうですよね もうカルテッド男女2人ずつの4人の演技がやっぱそこが一番惹かれてたかもしれないね
俳優さんたちはどうでしょうか どなたが良かったかとかなんかここの絡みが良かったとかは
えーそうですね でもあの
コイネとソノ はい二役をね そうですそうですなんかその二役やっぱやる強さというか
絵としてもやっぱり美しいし そこが知れないちょっと怖さもある大谷さんの存在感
はすごいなぁと思ったのと一応主人公である青内豊二郎を演じられてる 藤田俊哉さんのね
のなんて言うんですかね姿勢というかあの肩に首が埋まってる感じ いやーあれなんだよなー
そうあれすごいですよね あのなんかシルエットがガロすぎるだろって思ったんですよ
こうね右手をこう頬杖ついてみたいななんとも言えん顔みたいなのをずっとしてるんだけど そうなんですよね
あれあの 佇まいがキャラクターすぎてあの青内のキャラクターがこの姿勢とか
そういう 歩き方とかに出過ぎてて
そこがすごいなぁって思いながら見てました いやーでもわかるそのこの演じられてる藤田俊哉さんは映画監督なんですよ基本的にはキャリアとしては
でまぁもともと俳優座に学生時代からいらっしゃったりとかしてまぁ演技はやられて だしその映画監督をやってるながらまぁちょくちょくは映画出られたりとかもしてたみたい
なんだけど本格的にこの真ん中で言ったら 主演をやってるのはこの映画からみたいな感じらしいんだけど
この俳優藤田俊哉は良すぎるだろうみたいな 良すぎる っていう感じ
まあその日活時代映画会社にいた時代のまあこの鈴木清順監督とは藤田監督とはその中で 俳優として使ってるってことがあるみたいなんだけど
そのキャスティングもすごいし なんか踏んでもめちゃめちゃいいから演技が
そうなんだこの時藤田さんが多分48とかみたいなんだよね調べたら へー
で原田佳代あの中佐子というのはこの時40歳とかだね そうなんですね
そうそうそう 色気というかなんか凄ましいですよね
いやーすごい この中佐子の この中佐子忠という役をやっている原田佳代さんという俳優さんなんだけど
この人は結構日本の映画界俳優トップ10とかに並べたら一人入るぐらいのすごい影響力を持った俳優さんなんだけど
でまあいろんな役やられてるんだけど その中でもやっぱこの
何言ってるかあんまりよくわからんというか声の出し方とかもなんか面白いって言ったらあれだけど
まずいとか ギャーとか
なんでそんな声の出し方してるんっていう感じなんだけど
でもこう 和服のね感じで
で藤田敏也さん演じる青地が洋服のまあ本当にインテリっぽい感じと
本当アウトレオな魅力がプンプンする和服で放浪してる原田佳代っていうのが
この2人が仲いいんだよね 青地中佐子が
なんかその感じとかも結構昔はあんま気づいてなかったけど
ここ本当になんか話とかなんか馬があって仲いいみたいなの面白いし
ある種バディー感みたいなんで見るっていうのもあるなぁとか思いながら見てたんですけどね
そうですよね
なんで普通に考えたらなんでこの2人友達なんだろうって感じの2人が
だって中佐子が子供できた時に青地の名前から一文字取ったみたいな親友だからみたいな
急にウェットなことしだしたりとか
そこは面白い
なんかどっちかというと青地が中佐子のこと追いかけてんのかなみたいな感じに見えるんだけど
あ、なんかそうでもないんだよ対等なんだみたいなのが
ね、そう
そうなんだよなんか並んで2人が写ってるシーンは全部いいっていう
原田佳代さんをぜひ見てほしかったなっていうところでもすごい嬉しいですね
なんか中佐子って普通にキャラクターとしていわゆるクズみたいな感じだと思うんですけど
本当に普通にいたら全然近づきたくはない感じの人なんですけど
嫌だよね
絶対嫌
でも原田佳代がやってるっていうところで映画としてすごい魅力的なキャラクターになってますよね
いやほんとそうなんだよなぁ
なんかねそこが本当漫画みたいな感じの人ではあるんだけど
なんかねこう原田佳代さんっていうとこう松田優作さんが本当に影響を受けた1人なんだけどね
裕作さんは本当にもう服とかも全部真似して原田家の隣に住んでたぐらい
すごい死と仰いでた時期があって
裕作も一人真似した人として萩原健一さんっていう方がいるんだけど
この2人を組み合わさって裕作ができてるみたいなことは言われるんだけど
まず一つの方というかあんまりいないんだよね
こういうタイプの俳優さんが昔はいたんだけど
萩原健一さんもそうなんだけど
多分窪塚くんぐらいがラストでこういうアウトローな感じの魅力がある人って
確かに
なんかそういう意味でも日本映画界にこういう男がど真ん中で主演してた時代があるっていうのもね
面白いところだなぁとも思いますし
まあ4人原田佳代演じる中坂正
大谷直子を演じる中坂園子稲
藤田利亜演じる青地豊二郎
最後に青地の妻としてね
物語のテーマと感情の機微
途中から出てくる大久住千代さん演じる青地秀子というキャラがいるんですけど
秀子とね劇中では言われてますけど
この秀子もまたなんかクセモノでまた面白いんだな
これの人がね
いやーそうですね
かなりクセモノだし
すごいファッショナブルで
なんて言うんですかね
他の3人にはない役割を担ってる感じが
もうパッと見ただけでわかりますよね
そうね
この大久住千代さんの秀子の感じっていうのは
多分あんま出てこない感じというか
すぐちょっとアングラっぽい匂いがする
確かに確かに
この時代が昭和初期とかだけど
このモダンガール
モガンみたいな感じ
前髪パッツンの感じ
着物みたいな感じの人っていうのもね
なんかこう一癖二癖ありそうな
一番その漫画とかに出てくる感じのキャラクターではあるんだけど
この4人のカルテッドがやっぱね
ここがこうそれぞれの組み合わせで
絡んでいくっていうのも面白いんだよね
そうですね
だから結構今話してて思ったけど
なんか割と俳優を見る映画として
僕は見てるところが大きいかもしれないね
なんて言うんだろうな
物語として明確なストーリー
ざっくりはストーリーあるけど
すごい細かい心情とか動向とか
感情の機微とかは置いといて
かなり生と死を感じたし
その対照的なものとして
この青地とナカサゴがそれぞれ補っている感じ
でも最後この物語進むにつれて
青地はいっぱいこうなんだろうな
ご飯を食べたりとか
なんか生っぽい感じだけど
ナカサゴはそういういろんなところに放浪してたりとか
死を象徴する食事シーン
多分全然食べるシーンとかも反対になかったり
一生の時しか食べないかな
そういうちょっと死を象徴してるのかな
みたいな見え方をするけど
物語の最後でちょっとそこが揺らいでいくみたいな
あそこもかなり面白かったです
面白いよね
わけわからんけど
一応筋は通してくれてるから
そうかって
多分誰もが見たら思うだろうし
そうなんだよな
あとまあご飯食べるシーンが多いんですよね
結構ご飯が出てくる
なんかそこのご飯が美味しそうに見えると
僕は思ってるんだけど
確かに
ナカサゴは青地のご飯の食べ方とか
初めにウナギを食べるみたいなところでも
ナカサゴはドカ弁のいわきみたいな食べ方というか
お前嫌な食べ方するんやけど
豪快すぎる食べ方
豪快に食べるやつね
なんだけど青地はやっぱね
こういつもちょっとなんかあのね
猫背というかでちびちび何かを飲んで
何かコツコツ食べてるみたいな感じとか
あれどっちだ
そうなのかな
なんかあのこんにゃくを鍋に入れるこんにゃくを
一生ちぎってりまくってるシーンみたいなのがある
狂気的なシーン
そろそろこんな食べんやろっていうぐらい
信じられんぐらいこんにゃくをちぎってるシーンっていうのがあるけど
あれがほんと好きでね
友達とかと鍋するたびにあのちぎりこんにゃくやりたくなるんですよね
思い出しますねそれは
ちょっと食べたくなるでしょあれちぎりこんにゃく
食べたくなりますね
鍋食べたくなる
鈴木清順監督の独自のスタイル
鍋食べたくなるよね
生と死をそれぞれの登場人物に感じるなと思った時に
相反するものに惹かれるってあるよなと思って
だからこの二人は一緒にいるのかなとかは思ったりしました
そうね中坂あおちが一番象徴的だけど
そのあおちとしゅうこが一緒にいることと
中坂とそのこいねが一緒にいることみたいなんて
なんかそこもそうなんだよね
そうですよね
なんかあの辺が面白いよな
確かにそういう意味ではキャラ造形とかは結構今の
ボーイズラブとかで描かれてる関係性とかで見る
が好きな人とかを結構好きなんちゃうんかなっていう
端美感もやっぱすごいびんびんにあるし
僕の中で中村明日美子作品とか好きな人は
多分好きみたいな
なんかイメージはあるんだけどね
そうですねなんか関係性を見るっていうのは面白いですよね
面白いよね
ざっくり初めの感想としてはそんな感じですかね
はい
なんかそんなこの鈴木清順監督の
つごいねるわいぜんという映画なんですが
この鈴木清順監督って
すごい変わった映画を作る人というふうに知られておりまして
このつごいねるわいぜんが代表作ではあるんだけど
もともと日活で監督されてた
もっと言えば小築にいらっしゃったんだけど
日活がまた制作再開するよって時に日活に行かれて
そこで監督になって映画を撮っていった監督なんですけど
当時の東映東宝小築とかある中で
みんなそれぞれ直営の映画館を持ってて
本当毎週のように新作を撮影所で作って
もうすぐかかるみたいなのをやってた時代の監督ではあるんですけど
言ったら日活のいっぱい作らなきゃ
俳優は決まってて
石原優次さんが主演で小林明さんが主演で
高橋秀樹さんが主演で
しし道場さんが主演でみたいなのは決まってて
その中でいろんな監督とかいろんな組が
バンバンバンバン映画を作りまくるみたいな体制なわけなんだけど
日活だとね
そんな中でいわゆるプログラムピクチャーと言われるものの中で
ちょっと変なことをしてってる監督として名を上げていくって感じではあるんだけど
ただそれがだんだんカルトドが高まっていって
最後のしし道場主演の殺しの楽園っていう作品を撮った時に
行き過ぎてて当時の社長の不評を買って
もうこんなわけわからん映画作るんだったらダメだって言って
契約を一方的に打ち切られるみたいな
でそれでまあそんなのダメだとか言って
周りの人たちが抗議したりとか
ほんと裁判までするみたいな感じになるんだけど
そういう追われ方をしたり
その後のいろんな運動があったせいで
結果追われて10年ぐらい映画撮れなくなっちゃうんだよね
でこの前に1個復帰作を小築で撮るんだけど
その後に監督した作品
ただそういう経緯もあって
普通の映画館じゃなくて
この作品は東京タワーの下とかに
ドーム型のテントみたいなのを建てて
200人入れるみたいな
その中で上映したっていう作品なんですよね
でなんかこれはさっきも言った
プロデューサーの方がいらっしゃるんですけど
新戸源次郎さんっていうプロデューサーの人
この人がもともと唐十郎とかがいた
上京劇場というアングラ演劇出身の人で
今も例えば花園神社とかで急に赤いテントとか
紫のテントとかが建って
お芝居やられてたりするっていうのがあるんだけど
東京だと
それでいろんなとこ回られたりするんだけど
そこの本当源流にあるところの出身で
で自分も天章儀館っていう劇団をやって
そのドーム型の移動する劇場で
自分と公演をやってたから
まあそれを使って映画を描けようっていうことで
映画館じゃなくて
その本当東京タワーの下にできた
なんか銀のドームの映画館みたいな中で
このツィゴイネルワイゼンがかけられてたっていう
だからそんな状況でこんな作品かかってたんやって
なると超かっこいいっていうか
だから中身のそのちょっと有限な感じの
そういうことでわかってくるみたいなところがあるんですよね
ちょうど2025年の今なんか渋谷の警察車の裏で
なんかドリカムシアターっていうドリカムの中村
ベースの中村さんが
鈴見幸彦監督と映画作って
それをかけてるんだけど実は
そういうのやってるんだけど
まあみんな多分知らないんですけど
でいろんな監督が
それのトークショーみたいな直々来てて
なんかその鈴見監督の新作と
もう一個映画かけたりするんだけど
で岩井俊治監督がトークショー来た時に
ツィゴイネルワイゼン選んでて
多分それは岩井監督が
シネマプラセットっていうドームでやってたんだけど
それを知ってたからそれかけてたんだと思うんだけど
そういうね確かに映画館も場所とかで
結構空気感とか覚えてたりするから
そういうところでこういうのがかかってたら
やばいだろうなーみたいなのも
思ったりするところですね
ていうので一応
そろそろ松田優作主演で影ローザという映画があり
でその何年後かに沢田健二
ジュリー主演でユメジという映画があって
このツィゴイネルワイゼン影ローザユメジの3作で
ロマンス半分作という有限な世界を描いた
その新人さんと組んだ作品群っていうのがあって
これが結構鈴木清順といえばみたいな感じで
評価されてることが一般的に多いかなって感じなんですけどね
面白いんだけど影ローザもユメジも
ただどんどんやりすぎの嫌いが出てくる
ツィゴイネルワイゼンでも笑ってええんかみたいなとこあったでしょ
笑っちゃうんだけど
なんかそれのギャグ度みたいな
ちょっとおふざけ度がどんどん高まっていくので
作品の影響と推奨
影ローザはいけるかな
僕はやっぱなんだかんだツィゴイネルワイゼンが一番いいなって思って
これを推してるって感じですね
これがほんとビタッときた人は
全部見てほしいなとは思います
そんな映画ですね
今回もあったけど結構この鈴木清順監督って
部屋の中でツィゴイネルワイゼンではないから
照明とかを普通に緑の光線とか当てたりするんよ急に
部屋の中で緑とか青とかをバンバン当てたりとか
部屋って言い張ってるけど全然柱だけあるとか
美術の木村武雄さんっていう人がずっとやってて
今回もそうなんだけど
その人の美術も多分すごくて
そういう独特なかっこいい絵作りもあって
その辺も合わせて
清純美学と言われることが多いって感じですかね
それこそ日活を終われる前の
撮影場の中でできてるんでね
すごく良かったりするんでおすすめですね
今回も凄いネルワイゼンで
あれどっちだ
毎回ソノなのかコイネなのか
どっちかわかんないんだけど
青地が招かれて
家の中で彷徨うみたいなシーンがあって
途中真ん中の鏡にドンって映って
すげえかっこいいシーンみたいなのがあったと思うんやけど
あの時に赤いライトが点滅するみたいな
誘われるみたいなのがあるんだけど
ララランドの途中で
ララランドの二人が何か会話するシーンで
真っ暗の中で緑の部屋になって点滅したりとか
急に緑とか青のライトがガンガン当たるみたいな
なんで青やねんとか言われてるシーンがあるんですけど
あれは多分清純オマージュだと思ってます
私は
誰しもやりたくなるみたいな
ジム・ジャームッシュという映画監督がいますが
もう同じようなことをやってたりするんで
すごく海外でも清純の演出を影響を受けて
やってる監督とかもいらっしゃるっていう感じではあるかな
ただそっかと思って
ぜひすごいネルワイズンから見てほしい
もしくは日活辞める直前の東京流れ物だったり
いれずみ一代だったり
殺しの楽園だったり
この辺りから見てほしいんですけど
作品を間違えると
マジで何もわからないまま
終わってしまうことがいっぱいあるんで
鈴木清純は絶対面白いだろうと思って
撮るとちょっと危ないこともあるよっていうのは
ちょっと僕的な言うとこかなと思います
ちなみに本当に晩年80代とかになってから
ピストルオペラっていう
エスミン・ワキコ主演の作品とか
あとオペルッタ・タヌキ五転っていう
織田嬢が出てる
あとちゃんついっていう中国の俳優さんとやってる
この2つどっちも相当危険なんで
逆に見てほしいみたいな
危険っていう表現すごいですね
焦んとするんよね
映画の魅力と楽しみ方
スゴイネルワイズンで入ってるから
逆に見てほしいかもしれない
確かに気になります
清純にとって大事なとこって
これだけが残るんだみたいな
っていうすごい映画もあるんで
よかったら皆さん是非
初めて見るなら是非とも
スゴイネルワイズンから見てください
大事ですね何から見るか
そこは本当ちょっと伝えたいなと思ってます
でも正直また改めて
感想のとこ戻りたいんですけど
見てさ、結構置いてかれへんかった?
置いてかれますよね
置いてかれを楽しむみたいなところ
そうそうそう
なんか予想もできないし
それこそさっき言ってた
これはギャグとしてやってるのか
何なのか分かんないみたいな
全然分かんないやつあるよね
多分そのソノかな
ソノと青地の2人の家の中のシーンで
ソノの上半身がこうあらわになった後に
なんか急に指パッチンして振り向くみたいな
シーンがあって
この後ミュージカル始まんのかなくらいの
静かなショットに戻るでしょあれ
パンパンとなんかあんのかと思ったら
別に普通に戻るみたいな
ああいうのとかはもう本当に振り回されて
急に突き放されたみたいな感じだったんですけど
なんかそれすらも楽しむのが
この映画の私の楽しみ方だなと思ったり
もう僕的にはそれが100点だと思います
俳優を見つつぶっ飛ばされを楽しむ
本当にアトラクションみたい
それこそちょっと危険って言ってる映画って
それだけになってくるのよ
これって結構ストーリーとしては
割と強いというか
この4人の関係性が進んでいくっていうのはあるし
その一番初めにタイトルにもなってる
この原案があって
内田百軒のサラサーテの晩っていう
怪奇幻想小説が元になってるんだけど
曲あるレコードのクラシックの曲を
聴いてる時に声が入ってると
レコードのサラサーテの晩の中に
何か声が入って何か言ってるらしいみたいな
これが何か聞こえるか
これ何て言ってるっていうとこから始まるんだよね
なんかそのちょっと振られてる謎みたいなのと
2人でそっからこの2人の関係なんやねん
そもそもみたいな感じの大きい謎があるから
なんかそれでグッとミステリーなんかな
みたいな感じで
ちょっと引っ張りがあるから
多分見れるってところも多分あるんだよな
そうですね
確かにその物語とか関係性がないと
あの時間を楽しめるかっていうと
結構修行な気はしますね
で危ない作品はそれが来る
もう何がわからん
これで結構ナレーションとかで言ってくれんのよ
青チワみたいな
中坂は結婚し
結構言ってくれるから
ああそういうことだったんだとかになるんで
いけるんだけどってとこかな
まあそれでもちょっとわかんないけどね
そうですね
奇妙な演出とその影響
なんかだって初めにさ
これはぜひ見てほしいんやけど
そのカニがじっくり大きくなるシーンあったでしょ
ありました
これ見るんかと思わへんかった
でも私はあそこで何を見せられるんだろうって思いました
わくわくした
わくわく派でした
音楽と同じ
カニがじんわり大きくなっていくシーンっていうので
この映画はスタートするんですよ
あれやばいよな
やばいですよね
あとやっぱ音がすごい印象的だなと思って
その環境音が一切入ってなくて
で多分昔のフィルムの映画って
あの映像と音が別撮りなんですけど
あれを意図してるのか技術的にそうなのかわかんないけど
ずれてたりとか
言ってないところで言ってたりとかしてて
そうそう
それも奇妙さをすごい際立ててるし
音楽もやっぱりすごい個性的というか
この映像のトーンから
想像してない音が出てきたりとか
そういうのも面白かったですね
改めて気づいたんだけど
ちょっと眠いかなみたいな
退屈かなぐらいで
毎回標識のカーンって音が入るよね
入りますね
あれでハッてすんのよあれ
あれ多分計算で入れてると思うねんね
確かに
あれこそあのドーム型の映画館とかで見たときに
ウトウトってしてたら
なんかハッて鳴る体験が
ありそうだよね
ねえありますね
しかも鳴るタイミングが全然わからんしね
なんで今歩いてきたとこで
カーンって鳴ったんだろうみたいな
そう不思議なタイミングで
本当に全てが読めない
そうなんだよ
でもなんかさ
ちょっと引きの絵で
めちゃめちゃかっこいい絵だったりするやんか
おーって思うみたいな
あの感じなんだよな
あとなんか盲目の3人の
旅芸人3人ね
あれ怖いね
怖い怖いけど
あれ怖いよね
気になるんだよ
指の隙間から見るような感じというか
なんか
あの3人がっていうか
私は要所要所に感じたんですけど
初めてビレバーに行って
少女つばきを立ち読みしたときの感覚が
ああいやそうだよ
あの旅芸人からは感じて
いやまさしくまさしく
そうなんか見ていいのかわからないけど
気になるみたいな
で登場人物たちは噂話するじゃないですか
その男性
おそらく男性の2人と
おそらく女性の1人の関係性について
あの2人が夫婦だとか
こーらしいぞとか
こっちができたとかそう
そういう感じも含めて
怖いけど気になるっていうのも
ちょっと最初引き込まれた
一つのきっかけではありました
僕の経験上
この映画に強烈に
拒否反応を示す人は
旅芸人のところが怖すぎて
無理ってなる
なるほどそれもわかりますね
こう買いちゃう
なんか見ちゃうみたいな魅力があるんだよね
年上の方は丸尾赤児さん
今もねおじいちゃん役とかで出られたりしますが
丸尾赤児やっぱすげーなーとか思いながら
他の2人もいいんだけど
ねやっぱある世代にとっては
丸尾瀬浩だったり
俺ら世代だと古谷俯瞞とかね
そうなんかちょっとエグめのやつとかに
描かれてるような魅力をすごく感じるよね
本当にそうでした
でなんかまぁあんまり
旅芸人だから歌歌ってたりするんやけど
歌のネタは基本的にめっちゃしょうもない
下ネタみたいな歌を歌ってて
めちゃめちゃちゃんと聞いたら下ネタだって
めちゃめちゃしょうもない下ネタ
一生懸命歌ってるのかなと思ったら
めっちゃしょうもない下ネタなんで
そんなテンションで見ていただいたらね
まぁちょっと言葉の感じとかね
節とかがあんま聞き慣れないんで
こういう歌なんかなと思って
聞き流す人もいるんですけど
そう思うと見やすくなるんで
皆さん見ていただければと思いますがね
言ってないところで残ってるところとか
ここ話したいんだけどとかありますかね
えっとまたここわけわからないなっていう
中でも一番私が好きだったのは
その青地の奥さんのシューコが
新しい経験をすると鏡を見る癖があるっていう設定
あれなんでやねん
意味がわからなさすぎて
本当になんか幻聴みたいなのが
二人が聞こえた時に驚いた後
すぐカバンの中から鏡を取り出して
自分の顔を見るっていう
あれあの設定どうやって思いつくんだろうみたいな
意味わかんないねあれ
すげえわからなさすぎて
あのシーンね
まぁちょっとこれはシーン
ちょっと説明させていただくんですけど
言っといても面白いシーンなんで説明しちゃうけど
青地とシューコがご飯を食べてるんですけど
まず何やたらご飯とか
なんかね寮庭みたいなところでね
ご飯食べてるんですけど
まずそのご飯の机が異様なんですよ
そうっすね
信じられんぐらい皿がいっぱいあって
赤い皿がね
赤い皿で埋まってるんよね
本当に何十枚みたいな
でそれをなんかちょっとずつ取って食べてるんだよね
ででもなんか中身がちょうど見えんぐらいのね
こう画角だから
何食べてるかわかんないんだよねあれ
二人が喋ってる時に急に
違うよっていう声が入る
で鏡見るっていう
分からんことに分からんリアクションで返してるっていう
その声も結局何かわかんないですよね
何も説明はせめません
これが説明される映画だと思って見てはいけません
あのシーンはもう本当大好き
いやーそこ良かったですね
異様な状況で異様なことが起きて異様なリアクションしてるっていう
本当に頭が混乱を重ねて
トランス状態になるみたいな感じがありました
本当そうなんだよね
いやーあれすごいよな
いろんな部分が意味深だから拾っちゃうんですよね
これはこういう意図なのかなとか
例えばなんかで橋急に橋の上に
今まで出てきた登場人物たちがいっぱい集まって
花火見てるみたいなシーンがあって
なんかよくあるのって
本当はそこにいる人は死んでいるみたいなのとか
なんかそういう何かの象徴だったり
比喩してるみたいなのがあるけど
別にそういうことでもなく
ただみんなが集まって橋の上で花火見てるカットが
挟まってただけっていうことなのかなとは思ってるんですけど
あれ意味わかんない
しかもあれなんかその花火なんですみたいな
確かしゅうこが言ってていくんだけど
花火の音だけドーンってして橋だけ映ってて
花火は映んない
意味わかんない
映画において絶対に映したらいい絵カットなのに
音だけしてなんかその見上げてる奴らと
ガチャガチャしてる絵だけ映して
ドーンドーン終わりっていう
そんな花火のシーンあるかっていう
いやーそうすごいですよね
思い切りが
みんなでこうワイワイ言いながら
ツッコミながら見た方がめちゃめちゃ面白いかもしれへんな
あーなるほど確かに
観る者との関係
ツッコミどころしかないもんね
感覚的にここ好きだなとか
そういうことを話したいですよね
いや本当にそういう映画とか
あと好きなシーンで言うと
あとあれね電話しゅうこと
あれはあおちか
あおちかな
部屋の中で電話してるシーンなんだけど
カメラがパンしてるだけなんやけど
離れた電話してるように見えるというか
信じられない量の桜がどんどんどんどん
舞ってくるっていうシーンがあるんだけど
何回見てもなんかあのシーンすげー感動するんだよな
すげー好きなんだよな
俺やっぱすげーなって思っちゃうんだよな
なんか桜最初にも出てきて
黒い背景にいっぱい桜吹雪が
そうね初めね
そう舞ってるみたいな
なんかあの桜の使い方も怖い感じがして
ちょっとこう死を感じるというか
まあなんか桜の木の下に
死体眠ってるじゃないですけど
あとなんかこいねの弟が自殺をしてしまうけど
なんか血を外に出さないようにした結果
骨が桜のような
そう赤かったっていうね
そう赤かったみたいな
そこでも桜が出てきたりとかして
桜もすごい印象的に使われてるなぁと思ってました
あと骨っていうフレーズもね
結構キーポイントだったりもしますし
そうねだからやっぱこうそういう性
生きるの性とエロスの性もあるし
ロケーションの幻想性
なんかその辺がマジで並列に並べてて
鈴木ステーションがそこにこう
あ、ほんじゃはいはいはいはいって
こういろいろランダムに見せてってるってことなんだろうけど
なんかそれのバランスがやっぱ見事なんだよな
確かになんか食べる時も
そのキャラクターによって違います食べ方が
そのしゅうこはめちゃめちゃエロティックに食べるじゃないですか
なんなんだあの食べ方
桃ね、桃ね
すい蜜とね
鎖掛けのすい蜜と
そんないつ食べ終わんねんみたいな食べ方してるじゃん
あれすごいよな
あれねリバイバル上映の時に
その登壇されてて奥さんが
であれ芋なんやって
芋をなんか和紙かなんかでやって食べたんですって言ってて
見えなかったでしょって言ってた
見えないけども
見えなかったでしょって
結構おとしみされてましたけども
2、3年前なのにもう
その言い方の色気の顕在さみたいなの見るの
うおーってなってたんやけど
すごいですね
そうそうって言ったかな
そうなんですね
あの感じね
これ何回も都合のロワイゼンの話
俺何度も見てるはずなのに
どこからどのシーンになったとか
何回言っても全然覚えられないっていう
そうですね
どっちがどっちだったっけっていうのも
全然わかんなくなるし
系列とかもわかんない
そうわかんない
シーンだけがあるっていうね
綺麗なんだけど笑っていいんかなみたいな
それこそ丸尾星博的な
目をなめるシーンみたいなのがあるんですけど
それもしゅうこさんの中坂のところなんだけど
あそこさなめるだけでさ
それでもう中坂が黙ってなめられてるみたいなだけで
いいはずやんもう
その端微表現
なんかそこでさ
あれってアドリブなのかな
痛いとか言って
なんか丸々痛いとか言って
それはそうやろって感じですよね
そうそうそれはそうやろって
黙っとったらお前別に
こんだけかっこいいんやから
黙っとったらよくないと思うけど
痛いとか言ってね
あれなんか笑っちゃうんだよな
確かにあそこ面白いっすね
面白いんだよな
いやー
たぶん原田さんがちょくちょくなんか
言ってんのはたぶん入れてると思うんだよね
アドリブで
ちょっとふざけみたいなのは
なんかでもそこがちょっとまたずれ感というかね
いろんなもんがずれてるからこの映画
なんかそのずれを楽しめるかどうかっていうのがあるからね
そうなんだよな
あとなんかロケーションがめちゃめちゃ
こんな場所あるんだっていうぐらい幻想的というか
どこなんだろうこれみたいなね
鎌倉で撮影されたみたいなのね
あったんですけど
そういう海がちょっと見えるけど
なんか爽やかな海ではなくて
ちょっと怖い感じの海だったりとか
ぼよーんとしてるというかね
なんか持ってかれそうな海なんだよね
あとなんかめっちゃ短いトンネルとか
急にだたっぴろいところにポーンってある
トンネルが出てきたりとか
あとなんか地層が見える
あれ何て言うんですかね
あれ何て言ったらいいんだろうな
あっこね
なんか変な場所ばっかり出てきて
どうやって探したのっていうぐらい
家も変だしな
なんなの玄関の入り口がなんかあのちっちゃい
異様にちっちゃい玄関の入り口みたいな
そこからちょろっと見えるみたいな
あれはようわからんし
確かにたまに居酒屋でありますよね
ああいう入り口
たまに居酒屋であるよ
なんか建築的にちょっとそういう作りなんかもしれない
なんかあれめっちゃ気になんねんな
いやーあれも面白かったですね
だからなんか美術感覚が好きな人とかも
すごい好きかもしれへんね
藤田敏夫の魅力
だからそろそろウェスアンダーソンの映画とかさ
好きな人とかも
同じような感覚で楽しめるんじゃないかみたいな
トーンとかがあまりにも違いすぎる感じなんだけど
確かに
でも同じ感覚では楽しめます
そういうのではあるよね
おっとなる感じというか
そういうとこがあるかな
いやー変な映画だよでも
でも変な映画
いくらでも喋れちゃうんだけどな
なんか全部言いたくなっちゃうんだよな
でもこれ見てから喋りたくなりますよね
見た人と
見てほしいよ
見てあれがさみたいなさ
リアリティラインみたいなのと
人間の感情のラインと美術と時系列
なんか全部が並列に並べられてるのがおもろいというか
だからなんか多分この映画見て
例えば園とか小犬に感情移入したとか
中佐子に感情移入した
藤田俊也演じる
あおちに感情移入したみたいな人少ないと思うんだよな
距離は多分遠いから
これで感情移入する人なかなかおらんと思う
あおちと中佐子の関係性とかの感じはちょっとわかるけどね
こういうアウトローなやつに惹かれちゃうよなとか
こういうインテリっぽいやつと一緒にいるといいよなとか
そういうのはわかるんだけど
でも自分がダイブする感覚が
この世界の中に入る余地は全然ないというか
その感じ
それこそ見せ物小屋的感覚というか
そのドライさが僕は結構好きなのかもしれないな
対象物に対して
確かにドライですね
ドライはドライ
本当に
キャラクターに対して
一個だけ私すごい可愛いなと思ったところが
そのさっき話にあがってた
園野のちぎりこんにゃくのシーン
最初にちぎってた時に
中佐子に園野と似てる芸者の恋音の話が出た時に
その芸者はお前みたいに
うまくこんにゃくちぎれないけどな
みたいなことを言われてたんですよね
多分園野にとっては
すごい雑に扱われてるから
いつも数少ない褒めだったと思うんですよ
こんにゃくちぎってるのが
そこからずっとこんにゃくちぎってて
そうなんだよ
そこは可愛い
でも信じられんぐらいの量をちぎる
狂気的な量をちぎってるけど
そうあそこも好きでしたね
笑っちゃうけどちょっと可愛いシーンだし
ちょっとヒヤッとするシーンでもある
それが同時にあるっていうのが
なんかやっぱ深いところなんだよな
いやでもなんか個人的な思い入れ的なんで言うけど
はじめも言いましたけど
やっぱね藤田敏夫
青血の何かたたずまいみたいなのは
やっぱ年取ったらこれしかないだろうみたいな
目指す先
俺もこうなったほうが
これちゃうかみたいな魅力があるね
確かになそうですね
なんかあの何とも言えん
こうちょっと考え込んだ
なんか一生考え込んだような顔してるんだよね
なんかあの藤田敏夫さんかっこいいな
そうですね
肩パッと入ってるみたいな
コートの着こなしみたいな
あんなんできへんねんけど
面白いだけやんあれ
確かに面白くなるだけのはずなんだよあれは
かっこよくなってますもんね
でもなんかあの肩幅とちょっとね
前傾の感じと表情いいんだよな
僕の周りは結構やっぱ
原田芳雄にやられてる人とか多いから
言ったらこう獣感にやられる人
まぁなんかちょっとロックンロール的なかっこよさ
ロックっぽいが好きな人からすると
なんかやっぱあれだ
みたいな人が結構多かったんだけど
僕はやっぱ見た時から
やっぱあおち藤田敏夫
俳優藤田敏夫いいなぁみたいな
それに最後それに執着しちゃうとあれだけど
いちシャークくんがこの映画が好きな理由としては
そこに詰まってるようなとこは
正直あるかもしれないなぁ
なるほどでもそれぐらいの魅力がありますね
あおちは
なんか異様にいいんだ
そうですねインテリだけど
不器用さな感じもあるし
真面目さもあるけど危うさもあるし
色気もあるみたいな
全部を持ってるんだじゃあ
あおちは
なんかあれがいいんだよね
これだろうみたいな
だから今後僕がなんかこう
急になんか話してて
頬杖ついてこうなんとも言えん気難しい顔とかしてたら
影響受けてるなと
パッパパッとのなんかジャケットとか着てたら
今ならいけるかな
オーバーサイズと言い張ってね
なんかでもちょっと真似したくなる
まあそろそろ和服で
ヒゲ生やしてなんかちょっと無礼にね
やりたくなるみたいな魅力もあるし
長さ後には
なんかその真似したくなる感がある映画ではあるね
そうですね
はいそんなところですかね
はいすごいネルアイゼン
映画の感想と魅力の発見
なんか楽しく喋った感じですね
そうですね映画のと
感想は楽しく喋れるんですね
そうそう楽しく喋る
でも見てる時は結構ね
割とヒリヒリ見たよね
何が起こるんだろうみたいな
怖いって感じ
最後まああんま言ってないけど
まあ有言なとか夢かもろしかって
ちょっと怖いは怖いもんね
ホラーではあるみたいなところあるもんね
これはね
ただなんか怪しい魅力っていうのに
満ちてるんですけど
でも人と喋るとこんなに楽しい映画なんだなっていうのは
僕は発見でした
おーよかったです
嬉しいな
やっぱこれは話したら笑いながらキャッキャ言える映画だったんだ
なんか僕の中ではポスター飾りたくなる系映画みたいなさ
これはこれだぞみたいな
なんかすごいネルアイゼン一番好きな映画って言ってると
ちょっとかっこいいんちゃうかみたいな
確かに
確かにそれはある
楽しい映画感が僕の中ではあったし
それは変わらんけど
でもそうねやっぱお茶目なとこもあるし
やっぱこういう楽しい映画なんだな
これは
そうです
ちょっと今回喋って発見ですわ
はいということで
鈴木誠春監督の凄いネルアイゼンでした
ユーネクストなどで配信されておりますので
是非ともね見放題で見ていただければなと思います
まあ多分今日喋ったやつ
聞いてから見た方がもしかしたら
ちょっとストーリーのテリングが
4話目から見たみたいな感じ
ドラマの4話目から見たみたいな感じだから
この二人の関係も
ああそういうことなんか
スッと入る人と
いやいやもうちょっと言ってっていう人も
全然いると思うんですけど
なんで今日の感じ聞いてもらってね
見ると見やすいと思うんで
是非ともこれから見ていただければなと思います
はいここまで聞いていただきまして
誠にありがとうございました
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是非ともよろしくお願いします
ということで今日は
いーちゃんありがとうございました
それでは皆様ごきげんよう
49:40

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