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アートの片隅で、こじらせシアターというわけで、今回は好きな映画作品を語ろうというテーマでやってきてます。
前回はね、ジェシカさんのおすすめ作品、天神ラブソングでした。今回私、おすすめさせていただきます。
ということで、作品はこちら。ビッグフィッシュ。これは2003年公開の映画で、監督キム・バートン、主演者ユアン・マクレが他にいっぱい出てるんですけど。
結構これを好きな人、好きな作品にあげる人多いなーっていう印象なんだけど。
友達はね、映画バーのお店の名前にしたぐらい。
早速お話ししていきたいんだけど。やっぱり僕、映画を見るときに、映画でしかできない表現とかがあるとすごく嬉しいんですよ。
なるほどね。
これはやっぱり映画じゃないとできないよねとか。舞台もそうだけど、舞台ならではの表現方法でやってるとすごく嬉しいって感じなんだけど。
ビッグフィッシュも、キム・バートンなんでね、ファンタジー表現があるんですけど、見てもらってわかると、そんなにそんなに、元が原作ある作品だからあれだけど、
ファンタジー要素をドーンと全面に押し出した作品ではないんだけど、やっぱりこれ映画じゃないとなかなか作れないよねっていうのが、そこを賢くやって。
運命の人に出会って、その瞬間時が止まったっていう描写で、ポップコーンが空中に止まっちゃうっていうのは、今のところ舞台じゃできないじゃん。
みんなで棒とかで持ってやるしかない。上から吊るしてるのをね。
でもそれをさ、空中で触ってパラパラパラって崩れていくのとかが。
ああいうのって、もちろん頭の中のイメージではあるし、子供騙しっちゃ子供騙しなんだけど、ああいうのの積み重ねって、やっぱり映画らしさってあるよなぁと思って。
その積み重ねをこっそりやってるのが面白くて。
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これがファンタジーですごいですっていうんじゃなくて、あんまりそれが主題じゃなくて、それをあくまでもおとき話としてスパイスを聞かせてるっていう程度の使われ方をしてるのがおしゃれだなぁというふうに思います。
で、改めて僕もこれ見たんですけど、やっぱり出てる人がみんな名優なんですわ。
スティーブ・ブシェミトが出てるからね。みんな名優なんですよ。
特にイギリス系のイングランド系のシェイクスピアとか、舞台でやってきた人たちがやってることが多いんで。
あれもね、サマータイム・マシンブルースじゃないんだけど、ファンタジー系の映画ってすごい大変だと思うんですよ。演じるの。
実体のないところにすごく想像力をはたらかせなきゃいけないんで、あれはそういうのを成立させるのって、名優の力が演技力が必要だろうなぁというのは改めて思うんですよ。
リアリティーないところにリアリティーを持たせるっていう能力が演者にすごく必要になってくると思うんですよね。
かつ誇張をしなきゃいけないし、しすぎてもいけないみたいな塩梅がすごく難しい演技表現だなぁと思って。
どうですか、結城さんご覧になって。
僕は物語の主軸になって、父と息子の話ってところ。
これもまたタイムリーで、僕は今お父さんに対しての思いがすごく強くて、っていうのがあるから、自分は息子だし。
お父さんって何を考えてたんだろうなっていう、これ原作あるからあれですけど、
ティム・バートン監督が言いたいことではないのかもしれないけど、そういうのを考えたりとか。
今、今回の3回目を通してわかったことは、
ビッグフィッシュと前回の天使にラブソングは、僕は日本の映画を出しましたけど、2人は海外の映画を出したじゃないですか。
確かに、はい。
で、どっちにもイギリスの名優がいるっていう。
そうね。
どっちにもハリーポッターに出てる名優も出てるっていう。
天使にラブソングだったら、マーク・コナンガル先生が出てて。
で、片山のビッグフィッシュにはヘレナ・ボタン・カーターが出てるから、敵役なんですよね。
ハリーポッターで言うとね。なんだっけ、ジミ・ヘンドリックスじゃなくて、なんだっけ。
なんだっけな、ハリーポッターで言うと、なんとかヘンドリックスなんだっけな。忘れちゃった。
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昨日見たけど。
なんかその、これ2人の出してくる映画が、すごいやっぱり名優に支えられてるなっていうのがあるはず。
そうなんだよね。
それがすごい面白いくて。で、なんかね、また僕の出した映画と、決定的に2人の出した映画が違うのは、なんかね。
僕はサマータイム・マシンブルーズ見ても泣かないんですよ。涙出ない。全然。
コメディー感だから。だけど、2人の映画は僕どっちも涙を流した。
あ、ほんとですか。
コメディー調なのに、なんか人が生きてるってことに焦点当ててるから、泣いちゃうんですよね。
ビッグフィッシュもそうなんですよ。やっぱり最後のあのシーンとか、やばかったですもん。なんか全員。
わかるわかる。あれは泣いてよし。
泣かせに来てる。
泣いてよしでしょ。あれやっぱり素晴らしいなと思うのが、単純に物語として、愛してるって言わないでどうやって愛情を伝えるかっていうのって。
これ劇作的に演劇のテーマだと思うんだけど。やっぱりビッグフィッシュもそうで、愛してるとは言わないんだけど。
それがきちんといろんな人にあって、見てる側にきちんと伝わるっていうストーリーと見せ方が。
どうでしたジェシカさん。
いやーなんか面白くて、さっき大輔さんの映画でしかできない表現とかも聞いて、あそこが好きでしたね。窓開けたら水銭が1ベル。
あれはやっぱり強いものが本当に多くて、そのシーンもそうだし、窓開けるこの家のね、家から窓開けてる女性の引きの絵とかもすごい強いし。
ストーリーコースタイトルのお魚が最初に出てくるシーンから、映像技術の引き込み方がすごいのと、
あとは本当にセリフにしないけれど、これがどういうことを意味するのかっていう行動一つ一つの描写がおしゃれだし、
分かりやすくて、やっぱり最後ね、あの街に戻ってきて靴を上に投げてね、履物が取られるっていう表現もすごいやっぱりおしゃれだなって思いましたね。
ああ、ここでセリフをどんどんなくしていくんだよって思いながら。
そうそうそうそう。
そうね、本当にだからね、描きすぎてるなって思いながらね、いやもうな、作品描いてるわ自分って思いながら。
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本当にそういう一つ一つ、だから映画でできる表現もすごいたくさんあるなと思ったし、
でも役者さんの表情がいいですね、本当にね、言葉が少ないのが面白いですね。
あそこもちょっとずつ、異虫の女性の情報をちょっとずつ聞くためにさ、
ああ、そうですね。
はい、なんかちょっと推薦が好き、推薦かーみたいな、もうその顔だけでなんか表情だけでわかるっていう。
誰か書いてる。
あれ面白いし、私でも最初なかなか、なんか普通にその、前情報とかも見ずに見たので、
なんかもともとファンタジーって最初思わなくて、途中まで。
普通に、あ、なんかちょっとね、変わったお父さんと息子のお話かと思って読み進めていくうちに、
サークスのここからネタバレもうめちゃくちゃしてますけど、
団長みたいな方が教権というかね、になって出てくるし、やっと、あ、なるほどねみたいな、
なんかそういう、徐々に徐々にあれ、あれ?みたいなところが増えていって、
で、その物語の全体的に伝えたいことの深さを知るみたいな感じでいうのと、
やっぱなんか結構本当に、ね、なんか人生って、さっきね結城さんも言ってたけどなんか、
なんだろう、やっぱり、ファンタジーだけど、すごいやっぱ生き方についての見方をすごい、
メッセージ性強いなって思いましたね、作品。
それをね、あんな美しくて軽快に描ききってるのがね、本当にいいですね、グフィッシュは。
やっぱテンポいいよね。
テンポめっちゃいいし、ワクワクするし。
あれは本当にティム・バートン監督の手腕って感じしますよね。
うーん、なんかね、本当、子供が想像したような絵もいっぱい出てくるんですよね。
なんか大男がこうやって、こうやってやるとか、子供の絵に出てきそうな、
誰もがね、こうだったらいいなりみたいな、ちょっとドラえもん的にそういう夢も入れつつ、
大人が見てもなんかハッとするね、表現がいっぱいあるし、もう本当にね、おしゃれな作品でした。
童話性をね、うまく。
これはスーパーネタバレだけど、一番最後、お父さんが亡くなった後に、
朝門に訪れる客、訪れる人におとぎ話の登場人物が出てくるっていうのは、あれも映画なんだよねっていう感じがする。
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あー確かにね。
それまで童話の中で出てきたから、いないよねっていうふうに思わされてるんだけど、
最後、現実世界でお父さんが死んだ後に、いろんな真実がポロポロと訪れるっていうのは、
これ、舞台版もあるんですよ。
そうそう、2017年とか19年に日本版でね。
最近。
なんかこの3人が出した映画って全部、舞台版なんだ。舞台版があるって。
まぁ、まぁね。一応、演出白井さんで、ユアン・マクレーラーの役は神田慈恵さんがやって、
で、藤井さん、藤井孝さんとか、鈴木乱乱さんとか、サーカスの団長はローリーさんがやったりとかしてね。
あ、ローリーさん。
うん。
まぁ、ちょっと見れなかったけど。
ちょっと舞台化したくなるよなぁ。
あれを現実で舞台にしてみたいよなぁと思っちゃうもんね。難しいだろうけど。
舞台版だと、巨人の役は千本マンですか?
いや、どうなんだろう。
出てきてるのかなぁ。
どうなんだろう。なんかウィキペディアには載ってないから、
多分、違う表現で出したんじゃないかなと思うんだけど。
そんなわけで、非常にこう、これも割と老若男女、誰にお勧めしても問題なしっていう感じの。
うーん。
これなんかだから、俺が、とか結城さんがね、男だからっていうのもあるのかもしれないけどね。
そうそうそう。だからなんか、クレヨン神社の猛烈大人帝国もなんか、やっぱ似たような感じだなぁと思ったんです。
クレヨン神社。
いや、あれもね、最高。
広瀬としんちゃんっていう。
そうね。男親と息子の在り方って。
ロボトーちゃんって言ってたし。
うーん。
それはちょっとあるかなぁという気はするけど、でも、名作といって差し支えないでしょうっていう。
うーん。
舞台版の写真がいいですね。
スティーブブシェミとか出てるのがびっくりだもんね。
うーん。
スティーブブシェミあれか。あの、あの、何でしたっけ、あの、あの町ね。
そうそう、銀行強盗しちゃう。
はいはいはい。
あの、詩人の人ね。
俺は、に感化されて、銀行強盗する。
そうそうそう。
世界の旅して歩いてるんだけど、銀行強盗する。
あんだけ名優なのにさ、レザーボアドックスのイメージが死ぬほど強いんだけど、
ああいうファンタジーコメディに入ってもさ、すっと違和感ないっていうのは、本当に演者の力だなって思っちゃう。
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ファンタジー系大変なんですよ、これ。舞台もそうだけど。
うんうんうん。
ちょっと話それるけど、演技の勉強のすごい初期段階で、ここは海だとか、ここは灼熱の砂漠だみたいな、想像力のトレーニングをするじゃないですか。
あれってやってる時は、こんなん、何の役に立つんだよって思うんだけど、現場に行くとそういうことばっかりだもんねっていうのは、
例えば、マーベルスーパーヒーローズの映画に撮りますと、行った場合に、すごい戦争みたいな格闘シーンなんだけど、
実際は一人でやってるとかあるじゃないですか、グリーンバックで。
そうですよ、すごい。
それはロード・オブ・ザ・リングだってなんだってそうだけど、すごく想像力を使わないと、ああいうヒーローものとか撮れないし、
もちろんこういうビッグフィッシュみたいなファンタジー系も撮れないから、
やっぱりちゃんと基本はそういう基本としての意味合いがあるんだなっていうのを、こういう作品を見て改めて思いますね。
そんな感じでございますね。
ビッグフィッシュでした。
面白いですね。
本当にこれ数少ない、数少ないって割と泣くっちゃ泣くんだけど、ラストシーンって確実に泣いちゃう映画ですね。
いやー、ラストシーンいいですね、あれ。なんか結構裏切られましたね、私展開展開に。
私やっぱ誰も傷つけないっていう作品はいいなって。難しい。
難しいんだな逆に、こんだけ数が少ないのって。
やな人出てこないですもんね、あれ。
そうそうそうそう。
天使ラブソングもそうだよね。
確かに。
そうですね。
ギャングぐらいですよね、ちょっと。
分かりやすいなんか。
これでストーリーを展開させるって多分すごく難しいんだろうなっていう感じがする。
うーん、本当に本当に。
誰か悪い人とか変な人とか嫌なやつを作ってしまえば物語って進むんだけど、そうじゃなくて物語が自然に進むって進ませられるって。
やっぱり脚本も名作だし、無駄がないし。
誰も傷つけない、誰も悪い人出てこない。
そうそうそうそう。
まあそういう感じで、ビックヒの感想でございましたと。
ということで、今回好きな作品のテーマを挙げてきたんですけども、なかなか面白かったな。
面白いですね。
やっぱ3人それぞれが違う感想を持ってるから面白いですね。
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自分が思ってるここが面白いと全然違ったりとか、同じとこもあったりとか。
映画館で見終わってすぐみたいな感じじゃなくて、ちょっと時間を置いて考えてるから、よりその人の受け取り方の差が明確に出るよね。
この作品見てくださいって言われないとなかなか見返さなかったり、初めての作品だったり、非常に勉強になりましたね。
なりました。
自分の好きな作品とか興味のある作品に偏ってるじゃないですか。
そうですね。
そういうのを防ぐ意味でも、ぜひ2回目3回目。
本当本当。もう気づいたらネトフリが女子が頑張るサクセスストーリーばっかりになってます私はね。
おすすめがね。
そうそうそう。やっぱりわかりやすいね。タリアウーマンとか。
そう、俺も歴史物とマーベルばっかりになっちゃう。
うーん、ねー。AIの技術でどんどん好みしか目に入らなくなっちゃうから。
昔言ってたよね。ジャケ買いじゃないけど、ジャケ狩りみたいな。
この監督のこの作品知らねーな見てみるかみたいな。
派生の仕方ってなかなか難しいから。
そうですね本当。だからそれこそタイムマシンブルースの4畳半のタイムマシンブルースの方はジャケット買いしましたね。
だから本屋とかだとまだそういう文化があるけど。
映画だいぶね、映画館に行けばいいけど、サブスクになっちゃうと好みばっかりになってきちゃう。
そうそう、なんかまだおすすめしたい映画ね、たぶん。
4畳半の話すると、4畳半新綿池っていうアニメと小説があるから、それまた別だから。
それ見てほしいなと思うけど。
あ、なんかコラボ側の向こう側のあれですか。
いいね、コラボ側のコラボ側。
よしは、コラボ側もほんと面白かったし。
ていうか、あたし、本当に好きな本がなくなったと。
すごい好きな本、それがね、もしあなたが思ったら あのコラボとタイムマシンブルースのようなものがもういろいろと言えるんだけど、
コラボ側あったらおすすめしたいなと思うんですけど、
次回テーマ、これは順番的にジェシカさんになりますけど、どうですか?
わ!そうなんだ!
わー!何にしようかなー
でも私今、警告期間中で
あのーなんか、今までコジラスシアターで喋ってきたこと全部ひっくり返したいぐらい
価値観変わってきてる
なるほど
我々的には新年一発目になるって感じですよね
21:00
そうです、1月収録
うん、1月収録
なんか抱負的なものも聞きたいですけどね、お二人のね
はい、なんか
えーっとじゃあ、2024年に価値観が変わったことと
2025年の抱負とか、どうですか?
なるほど
なんか、議論のもの、なんか
あのー、万が一変換すごいですね
万が一変換ってなんだよ
なんか気づきの求めとか
うんうんうん
なるほど
いいんじゃないでしょう
そんな感じで、また
えーじゃあ良いことしようって感じですか、でも
そうですね
これを聞いてる人たちには
そうですよね
秋読みですけど
秋読みですよね、秋読みこといろいろ
なんなら新年を3週間ぐらい経ってますけど
もうそんな感じなんですか
えーいよいよ
3週目だからね、この収録
うんうんうん
ですね
はい
はい
それでは今回もコジラセシアターを聞きいただきありがとうございます
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