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アートの片隅で、こじらせシアター。
はい、今回のテーマ、佐藤優樹さん、お聞きお願いします。
クリエイティブな環境ってどんなとこ?
はい、の第3回目です。よろしくお願いします。
かっこよかったね、スカイも。どうですか?
そうです。1回目、2回目とだいぶテイストが変わって、何があったんだって感じですけど。
ダンディになりました。
髪の毛はちなみに全く伸びたりとかはしておりませんけど。
可愛いままですけど。
可愛いまま。
話してきたんですけども、今回捜索の現場のスタッフワークについて話して。
前回の終わりで出たのが、演出助手の必要性というか大事さというか。
流れ的にやっぱり第三者というかね。
冷静な進行役的なとこでいるといいよねみたいな感じで。
当然いるべきなんだけど、現場に寄っていなかったり、力が弱かったりみたいなことはあるからね。
そうですね。
どうですか?演場経験あるジェシカさんは。
力関係は座組にはよりますが、やっぱり若干弱いことが多い。
演出家の下という気持ちはどこかには絶対あるのと同時に、でも演出家とキャストの架け橋にならなければというか。
演出家がもし間違っていたら止めなければという気持ちはいつもありはしますね。
これ調べたんだけど、演出助手って演出の助手じゃないよねって思ってる。
そうですね。
これはだからアシスタントディレクターのそのまま和訳みたいな感じがそのまま使われている感じだと思うんだけど。
俺の個人的にはやっぱり舞台制作進行みたいな。責任者みたいな感じがするんだけど。
そうですね。演出助手は現場によって全然違う仕事をしているので、私はどちらかというと本当に演出の助手の仕事が多いですよね。
この演出家のサポートだったり、キャストさんの稽古場にいて稽古場でずっとサポートをしているみたいな動きをしていることが多くて、制作面は手伝える限りみたいなところなんですけど。
そういったスタッフワークというかキャスト以外の方のお仕事としてという感じですよね。
ものすごく監督、演出家って作品全体を考えているから、いわゆる俳優の表現のことに注視していられないわけじゃない。
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そうですね。
で、発信終わり方の時間ってやっぱり稽古でその俳優が使うから、そこをうまいことでやるのに別の人がきちんと責任を持ってやってた方がいいよねとは思うんですね。
そういうのを分かっているといいんだけどなと思って。
最初にも話したけど、やっぱり俳優の中でちゃんとキャプテンシーのある人間がうまいことリーダーシップをとって、俳優の方でできることは俳優で解決していく。
そこは演出部と相談しなきゃいけないなということは、女子を通して相談してみるみたいなことが曖昧じゃない?
曖昧ですね。
プロダクションによって全然違うので、これはなかなか気づけないね。
難しいですね。
そうなんですよ。この人は一体何の仕事まで受け負ってるんだっていうところが。
そうね。
みんなわかんないから。
責任の明確さみたいなところで、仕事の。ここからここまでが僕の仕事です。ここからここまでの話を聞きますっていうので。
これが結構曖昧なのが、特に舞台界だと。
めちゃくちゃ曖昧ですね。
困るよね。
本当にそうだね。
いわゆる制作が、作品全体の制作っていう人がいないこともあるじゃない。チケット管理を劇団がやってるみたいな。
誰に何を相談したらいいのかみたいなのは不明確なままどんどん稽古が進んでいくと。
それはそれでやっぱりクリエイティブな現場から離れていくよね。
そうですね。
それは本当に切り離してあげた方がいいと思います。
それも心理的安静性の一つだよね。組織として。
本当そうですよね。
誰が何を担ってます。誰に責任がありますっていうのは、それは明確にしなきゃいかんよなっていうのはありますよね。
めちゃめちゃあると思います。
その上で演出助手とか、演出家とキャストと他の目っていうところで、演出助手っていう立ち位置が出ましたけど、
演出助手に限らず稽古場にもう一人、演出家でもない、キャストでもないっていう存在はめっちゃいると思います。私も個人的には。
やっぱりちょっと第三者の目はないと安全性が損なわれてしまいそう。
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当然そのいわゆる作品の内容、こういう場合は作品か、作品でいいのかな。
僕らが俳優が演じているものは当然演出家っていう目が入って、そこには第三者の目、お客様の目もあると思うんだけど、
プロダクション全体を見ている第三者の目みたいなのがないよね、基本的には。
作品だといわゆるハラスメント対策で、劇場だったり稽古場の制約っていうか、
そういう目が入ってますよって書かれてることは多くなってきたけど、そうじゃない目もあって当然いいわけだよね。
本当にそうですね。
ちょっと話ずれるかもですけど、少し前にMVの差別的表現があったりとか、
ああいうのも作った人と演じている人だけだと、やっぱり第三者の社会的な目線だったり、
見た人が受ける目線みたいなのが欠けたりするので、そういったことを防ぐためにも第三者の目って大事ですよね。
第三者目線。
いわゆる一般社会の会社でも、商品を作る時に必ず消費者の声を聞くとか、食べてもらうとか、
フィードバックをするためにやるじゃないですか。
そういうのはこの表現の世界あまり多くないなって思っちゃうよね。
足足じゃなくて、制作過程に不具合がないか?みたいなことをチェックする機構みたいなのがないんですよね。歴史的に見ても。
振り返りあんまりないですよね。
みんな行き当たりばかり。
作品のレビューはするけど、制作のレビューはしないよね。
そうですよね。絶対やったほうがいい。
芸術の制作のレビューはしないよね。
劇団とかだったら内輪でやってるのかもしれないけど、トータルで?
そうですね。
劇団じゃない人間が入ってのレビューみたいなことはしなかったのね。
困ったことはありませんでしたか?みたいなことって聞かないわけじゃん。
プロデュース公演。
聞かれたことある?結城さん。
プロデュース公演、この前のやつは飲み会で言いました。
飲みなし。その話で腹減った話したいからって言われて、制作の人に。
飲み会っていう、反プライベートな感じもするかもしれない。
ちゃんと時間取られたら金要求しちゃうと思うかもしれない。
時間は拘束されると発生するからな。
そういうのがないと改善されていかないよね。
システムとして、仕組みとして、こういう作品作りの進め方として
ちょっといい方法があったんじゃないかみたいなことって
なかなか反省しなさそうな気がする。
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そうですね。
大学のサークルの時だったら毎回やってたのになって。
あ、えらい。
サークルの時は絶対総括入れてたから。
そういうサークルだったから。
なんでそういうのないんだろうな。映画とかはありそうだよね。
単純にあれか。期間が長すぎるからかな。
演劇の場合は。
演劇の場合はあれなんじゃないですか。
この人はこういうやり方ねってみんな組み取りタイプになるじゃないですか。
チーム的に言うと。
ディレクターとプロデューサーが別っていうこともあるかもね、映画だと。
そうですね。
演劇一緒になっていることもあるというか。
確かに。
そういうのが仕組みとしてクリエイティビティを上げることを重ねないと
中でいくらもがいても。
そうですね。絶対やろう。
どんどん頭が決まっちゃってるみたいな感じになっちゃうもんね。
劇団っていう括りが一つデメリットとして出る一端なのかな。
長年このやり方でやってきたみたいなことってなかなか変えられないじゃない。
組織的なことの当然メリットもあるんだろうけど
デメリットとして出てきやすい一つポイントかなっていう感じもするんだけど。
そうですね。
スタッフワーク的なことに話を戻すと
こんな人いたらいいなみたいなのをたまにするんですよ。
一回出たのは演出家の、すべての人に対して臨床心理師を入れた現場があったらしくて
稽古部に常にはいないんですけどたまに来る。
常に連絡はしていい。
演出家も相談していいんですよ。
演出家の味方でもあるしキャストの味方でもあるみたいな。
それを入れたパターンってすごい演出家の人は心が楽になって
ディスカッションの時とかも助かったって言っていて
それはすごく大事なことかもね。
それいいことだと思う。
すごいですよね。臨床心理師を入れるのは。
心のケアをね。
特に解決、作品に関しては全く開剤してなくて
ただ悩みを聞くっていう感じ。
ハリウッドとかってもう当たり前にそうだけどね。
どうなんだろう。
そうなんですかね。
コーディネーターみたいな。
そうそうそうそう。
いますね。
要はそれだって心理ケアコーディネーターみたいなことは
あるわけでしょきっと。
特に長い時間一緒にいたらこうだ、揉めたりすると
あれだから一旦その人を挟んでみたいなことにした方がいいよね
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っていうのは確かにそうだなっていう感じがする。
そういうのが当たり前になってくるといいよね。
そうですね。
映像だと濡れ歯とか濡れ歯コーディネーターみたいな。
なんかそれあったもんね。
いますよね。
入れる入れないで。
そうですよね。
ちょっと思えた話あったけど。
だから舞台もセンシティブなもの扱うときは
そういうプロフェッショナル絶対入れた方が。
そうだよね。
やっぱり心理的。
危ないですから普通に。
ドラマ作品そのものには
この作品を今やる意味はみたいなことを考える
ドラマトルクっていう人たちはいるけど。
いますね。
そうじゃなくてやっぱり
制作の仕組みとして
各スタッフが心よく働けるような
仕組み作りっていうのは
一般の会社でも普通にありそうなことだと思うからね。
やったほうがいいよね。それはね。
そうですね。
ドラマトルクとかほんと最近のトレンドですね。
よく見ます。
だいぶ前からあるんだけど
日本にはほとんど導入されてこなかったから
そういういわゆる
やっぱりそういう立場の人を置くっていうのが
当然その分人件費かかっちゃうんだけど
やっぱりそういう人に頼らざるを得ないって感じはするよね。
そうですよね。
絶対頼った方がいいと思います。
それで担う人がいなかったら
断片的に各人がフォローして
担うような動きをするっていうことしかないのかな。
やっぱり俳優ほら
我々みたいなめんどくさい人が多いわけじゃん。
そうするとね、こじらせちゃうとね。
一人でこじらせちゃうとまずいから。
やっぱり繊細な人も多いんで
そういうことは聞きたくないからさ。
そういうケアが身近にいてくれる現場のほうが
これからはいいんじゃないかね。
それはすごいありがたいですね。
お金さえあればって感じだよね。
例えば導入するにあたって
友達関係からでもいいから
スッと言ってもらうだけでもね。
もちろんお金になってくれればいいんだけど
そういうふうにできればね
クリエイティビティを高めるっていう観点で
導入が必要だっていうことを
予算が通ればいいなって感じだけど。
稽古場見学とかどうなんですかね。
本当はどんどんやったらいい。
導入して、導入っていうか呼ぶ。
見に来てる人が利益があるようで
実は見てもらってる人も利益があるっていう
風通しのいい現場を作る一つになってる。
それいいね。それ導入してくださいよ。
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全然私、稽古場見学今回
ウェルカムにしようかなって思ってます。
ここ北行けばいいんですか。
はい、ここ北に。
言わないほうがいいのかな。
全然全然ここ北です。
ほぼここ北で。
そういう第三者目線とケアをするっていうのが
スタッフワークも含めて
スムーズなクリエイティブな現場みたいなことかな。
そうですかね。
別に結論出そうっていう話じゃないんだけど
必要なことってそういう感じに
やっぱり人を頼んなきゃいけないんだなっていう。
一人の人間が
例えばスーパーリーダーみたいな感じで
オレンジフィティコアみたいな感じで
頑張るんじゃなくて
やっぱり誰か人を増やすっていうことに
方向性になっちゃうのか。
そうじゃなかったら
そういう立場的なことを断片的にみんなで
持ち回るっていう感じかな。
できることとすれば。
すぐにそんな人が導入されるわけじゃないから
意識的にそういうのができればいいのか。
なんかシンプルに
規模感的には小さい劇場とか
回ってる機会が多いですけども
なんだろう、なんか
じゃあ第三者を送ってっていう
僕も考えではあるけど
まずチームとして
宝の地図みたいなものがあるとして
設計図にしようかな。
設計図を
こう置いてみんなで輪になってどうしようかって
考えればいいのに
なんか一人ずつ回してる雰囲気
これすごい比喩ですけども
それがあるんだよね、この世の中には。
なんか断片しか渡されない感じよね。
あーこれ僕作れますねって
どこの部分みたいな
こっちから見てるみたいな
あーそうなんだ
じゃあこれ呼んでくるねとか
設計図の左端の部分を渡されてるんだけど
右端の部分を見たらこうなってるから
こっちはこうした方がいい
バランスが取れるじゃんみたいなことを
全体図を見てると
分かるみたいなことはとってもあるじゃない
なんかそれをチームとして
全員で一緒に見ればいいのに
演出家がこうやって持って
あ、えっとね、それこっちだからとかって
そうそう、それ分かる
演出家しか見れてないって
演出家だけとか
その設計図
単純になんかその
めっちゃ話戻して
クリエイティブな環境ってどんなとこって
戻すとやっぱその設計図を
みんなで見つめるっていうことを
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ただオープンに
見つめるで喋る
これでも俺この技術で
これできると思うなとか
え、そうなの?みたいな
驚きと発見があるみたいな
やってみてよみたいな
のが起こってくれた方が
現場としては僕いいのかなって
意識共有だよね
この流れを聞いて思った
その第三者ももちろん必要なんだけど
自分たちが第三者になることだってできるから
なるほどね、ほんとそう
分かります分かります
なんか演出家の人は役者さんの
うちなる本心とか
出させよう出させようってするけど
とりあえずこっちが
出さないと
とはすごく思います
だからなんかその
企業の
新商品みたいな話も
僕たちこの3週に渡す
散々何回か出してきましたけど
新商品っていうものに対して
会社の人たちは絶対
うまくいくじゃないですか
なんで演劇はうまくいくときといかないときあるのかな
みたいな僕は思っちゃう
じゃあキャッチコピーこれにしようって会議を絶対してるわけじゃないですか
会社の人たちだって
満を持してねって発表してるからね
そうそうそう
それに対して絶対に1人がこれがいい
これがいいってやってるわけじゃ絶対なくて
それこそやっぱり第三者の目線入れたり
消費者としてはこういうのが
最近の流行りだと
いう人たちのがあって
1個の商品が会社として生まれるみたいな
演劇陣にだってできるやろ
って思うから
そういうことをするためには
設計図を
みんなで見つめる
まず
出す
オープン
やってる比率を変える感じよね
使える時間
おそらく限りがあって
その時間はあまり変えられないから
とりあえずやろうとかさ
みたいな雑な作りじゃなくて
どういう方向性でやるのか
話し合うみたいな
設計図をきちんと見るみたいな
時間をちゃんと取るみたいな
意識
これは演出家になっちゃうけど
指示を出すのは
もちろんねリーダーですからね
そういうのがクリエイティブな場所としては
時間の比率を変えることなんだと思う
まず
いちといちをやろう
どこの方向に向かうかっていうのをきちんと
全員で把握しよう
この作品に関しては
だからここを耐えてくれみたいな
ことを
まず浸透させるのを
一にするとか
まずこの作品の
役の関係性を
家族だったら家族に見えるようにするみたいな
違う使い方を
指示を出すっていうか
工夫するみたいなことが大事なのかな
そこを曖昧に
これくらいでいいでしょうとか
今まで通りにやろうとか
やっちゃうと失敗のもとなのかな
っていう感じがするね
僕はもう本当に
これは演劇の話だけど
一番最初に
21:01
一週間くらいは
テーブル稽古した方がいいと思っている
いや俺もそう思う
時間を作らないと
すごい遠回りしているようで
近道になっていたりするんじゃないかな
本読みとかそういう意味は
ちゃんとあると思うんだよね
早く立ちたいみたいな人もいるし
明日から立ちですっていう
タイプの人もいるけど
全然掛け合わせても
いいと思うし
立ってから分かる人がいるから
立ちと座りを結構
やってもいいと思いますけど
共通認識を
持つ時間みたいな
ものを
どんな形であれ作らないと
やっぱり我々
だいたい言葉で認識するじゃないですか
そういうのを
すり合わせをきちんと
言葉でコミュニケーションする時間を
取らないといけないのね
結局言語化したものしか
考えられないから
やっぱり言語化するのを
待たなきゃいけないこともあるじゃん
最初にイジェシカさんが言ったみたいに
うまく俳優側が言語化できない
っていう人も多いし
キャリアもあったりすると思うんだけど
それを焦らず
待ったりしてあげるということも
必要だし
そういうのに
時間を使っていければな
そうですね
時間の使い方を工夫すると
よりクリエイティブな現場に
なるのかなという感じ
余裕ないんだけどね
だいたいの現場は
理想の形にする
バランスを取っていくかということが
すごく難しいと思うんだけどね
こんな感じですかね
そうですね
では
オープンマインド
We open our mind
エコーで
わかりました
じゃあ第3回目
クリエイティブな
クリエイティブな環境って
どんなとこ
これで終わりたいと思います
これ次回なんですけど
またちょっと僕の方からテーマを
出したいと思っていまして
これはぜひ
この3人で話してみたい
って思うことがあって
古典を学ぶ意味とは
来ましたね
我々ちょっと古典が
身近にある
世界にいると思うんで
ちょっとこれはね
2人の話を聞いてみたいなと思ってたんですよ
はいはいはい面白そう
次回これを
テーマにちょっとやっていきたいと思います
じゃあ今回はこんな感じですかね
はい
今週もコジラセシアターを
お聞きいただきありがとうございます
番組の感想は
ハッシュタグコジラセシアター
コジラセはひらがな
シアターはカタカナで
Xにポストしてください
来週もぜひお聞きください
それでは皆さんありがとうございました
24:01
ありがとうございました
See you next time