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2021-10-01 21:24

#068 読書感想回#06 実力も運のうち能力主義は正義か?マイケル・サンデル

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おばちゃんがおばちゃんなりに考えました。/ ところで何で、文化人類学者の松村圭一郎先生の名前が消えているのか?/ マイケル・サンデルさんインタビューhttps://youtu.be/N-HrFRnATTE / 親ガチャhttps://youtu.be/6Yz8W8vg9k4 / 上野千鶴子先生2019東京大学入学式祝辞https://youtu.be/TWbi3sz1vUQ / コテンラジオリスナー属性https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000023920.html 
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こんにちは、Moです。おはようございます。こんばんは。
今日は、樋口塾の恒例読書鑑賞会の日というか、10月1日です。
1日なので、先月読んだ本をとおもって話したいなと思います。
今回の本は結構難しくて、何かというと、実力も有るのうち能力主義は正義か。
マイケル・サンデルさんの書いた本で、これを読むきっかけになったのは、何回か言ったかもしれないんだけど、これまでに。
古典コミュニティで、一緒に古典セミネールとか参加させていただいて、よくお話しさせていただいている千佐さんが、
英語の読書会というのを誘っていただいて、もうこれ半年以上経つ1ヶ月に1編していただいているんですけど、
それに仲間に入れてもらって、それの先月分の、先月と今月分だから、9月と10月分の課題図書というのかな。
その課題図書がこのマイケル・サンデルさんの、「Tyranny of Merit」という原題というのかな、はそうなんだけど。
で、やっぱり、その前の週の、この前の読書会も、英語で読ませてもらったクララの話だったんだけど、
クララ&サンダーよね。それは英語で一応オーディブルで、難しい単語もそんなになかったのでわかったんだけど、
いやこれね、ちょっとね、英語難しすぎて、いろいろね、あの流し聞きを、内容的にも、流し聞きでいいやっていう内容じゃなくて、ちょっと私がいつもいつもいつもいつもこうモヤモヤしていたことを書いてくれてるっていうのはちょっとね、わかってたので、
英文の方は、ちょろちょろしか読めてなくて、まあオーディブルで聞く程度で、で、日本語訳の方をね、読みました。
で、これ、本当にね、ご興味のある方は本当に読んだらいいと思うんだけど、
何がね、私の一番なんかこう、ずっと聞いてくださっている方はご存知だと思うんだけど、私が一番なんかこう、いつもモヤモヤしてて、どうしたらいいのかなって、こんな個人がね、一個人が世界中にいるし、ただのその辺にいる凡人の私が頭を悩ませても仕方のないことって言ってしまえばそこまでなんだけど、
それでもどうしてもなんかこう自分の中で、何かね、こういうふうに考えられる、いい方向に考えられる、いいというか、気分のいい方向に考えられるようにしたいなぁと思っている点があって、それは格差の問題、特に日本からシンガポールに来た時に、これ何回か話したんだけど、
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なんで私はそんなに一生懸命努力をしているわけでもなく、まあ努力をできる環境だったのかもしれないんだけど、まあ与えられたことというか目の前にあることとかやりたいこととかをなるべく頑張ってこれて、
シンガポールに来ようと思ったら、ビザとかそういう関係とかも結構トントン拍子で取れて、それで働くことができました。
じゃあなんでその働いた時に、同じじゃあ例えば大卒っていう、大卒なんだけれども、日本の大学とこうリストがあって、こういう大学を出てここのカテゴリーの人はここの給料から始まりますとかっていうリストがあって周辺諸国の大学って言われているところを卒業した人はお給料のスタートポイントがもうすでに下だったんですよね。
で、そういうのとかを考えた時に、そういうの日本だと気づかない方だよね。なんでかって言ったらみんな周りの人が大学卒業してる人しかほとんどいなくて、で、卒業、就職しても同僚はみんな大卒だった。
で、こっちに来てシンガポールに来て本当にその点がすごく不思議で、不思議っていうかなんか私なんか何かをミスしてるなって、何かわかってないことがあるなって言ってずっと思っていて、で、そのあとそれが格差の問題で、あとはまあ生まれた場所によってもうスタートポイントが違うっていうのは明らかで、
同じ年代でも彼女たちのその生まれた時からのこの機会を与えられているかどうかについては日本にいたおかげで私はチャンスがあったんで、それちょっと掴んじゃいましたみたいな感じだった。
で、これねまあいろいろ、え?って思う方とか、まあいろいろな考え方の方いるから、これ聞いてムカつく方とかもいるかもしれないんで、まあ本当に途中でムカついてきたらやめて、もう来て聞かないでほしいんですけど、そういうことがあったんでずっと悶々としてたんですよね、なんか何か何かおかしいんじゃないかな、だけど残念ながらたまたまうちの主人もアメリカ人で、機会に恵まれている国というか。
で、それをまあラッキーだなぁみたいな感じでくくっちゃってたんですよね、私はね。で、他のことは考えない。なんかもう毎日そういうことだけ考えるっていう時間もなくて、まあ生きてきて子供育てて、それにしてもやっぱりね気になって気になっていたことなんだけど、やっぱり日常的にね、あの考える時間がなかったんだけど。
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まあね本当考えるのはそういう、考えられる人が考えればいいやという、そういったねなんか後ろめたさみたいな、いつもそれを見ないできたっていうのがあるので、今回のこの本については、まあもうちょっと一生懸命読みたいなと思ってます。
で、えっと、そうですね。でこれね、あの読んでて、ああいいね、なんかもうさん、何今回長くない?と思ってると思うんだけど、いやこれねちょっと本当に、えっと、今こうやって書いて、あの話して、後で自分でも、ああ自分ここまでしかわかってなかったんだなっていうのを、後でちょっとルックバックしたいので、あのどうでもいいこととかも話すんだけども。
で、この前ね面白い、なんかそのね学問とかに対して、ちょっとこれ余談なんだけど、あのNHKのカルチャー講座っていうので、そういうのもねオンラインでやっていただけるんで、私も、あの受けられることができて本当に嬉しいんだけれども、
あの、古典ラジオを聞き始めた頃に、深井さんがおすすめで、文化人類学の思考法っていう本をね、あのご紹介されていて、それ古典セミネールの第1回で室さんからも教えてもらったりしてるんですけど、そのね本をね書いたり、話し口調とか、後ろめたさの人類学とか、えっとなんだっけ、はみ出しの人類学とか本をね、パラパラいろいろ読んだりとか、
ちょっとだけなんだけど、考え方とかがね、人類学者の人の考え方って本当に私すごい好きで、その先生のねNHKカルチャー講座の、この前見てたら面白いですよ、先生の言ってることが一番面白かったのが、
なんかこんな細かいことをね、先生たちが考えてるそういう小難しく、そんなことをね、いちいち考えることある?って、学生さんからとか質問が来るらしいんですよね。
で、今ね、私がこの実力問うのうちとかで、小難しく考えてるようなことなんだけど、それって考える必要ある?って思う人もいるかもしれないんだけど、
それってね、なんか先生が言ってたのは、そういうふうに必要ある?って言われると、実は先生返す言葉がないとか言って、先生そんなこと言っちゃっていいの?とか、ちょっと笑っちゃったんだけど、
でもね、そこで先生が言ってくれたことが、学問とかっていうのはね、やっぱりこう、人がね、普通の人はちょっと立ち止まって考えるようなことも、なんかね、普段考えて、日常考えてたらね、師匠が来るでしょ?と。
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で、師匠がね、毎日そんな、子供の時には、日本人とは何か?みたいなことを言ってたんだけど、そんないちいちね、日本人とは何か?とか毎日、日常考えてたら、まあ師匠が出るので、それをね、考える役目なのが僕たち学者なんですよ?って言って、カテゴリアライズしてくれて、
なんかいい人だな?とか思ったんだけど、考えてくれてありがとう?とか思って。で、私もね、実はその師匠が来るので、そういうことをいちいち立ち止まらないで来ちゃったんだよね。それで今たまたまそのモヤモヤがすごいマックスになっていて、それもまあ本当コロナのおかげで、
うちにこもることがあって、そこをやっぱりね、何回も繰り返し自分の中で、ああ何とか解決したいな、みたいな、自分のモヤモヤを何とかしたいなと思ったときに、いろんな本とか読ませてもらう、読むきっかけができて、それでよかったなと思ってるんで、
そのね、だから、こういうの聞いて、皆さんが私そこまで別に考えたくないもんっていうのは、それ多分タイミングなので、私は勝手にこのことについてはすごいなんか執着があるみたいで、だから長々と話してるって感じなんですね。
あとね、この本を読むときに思ったのは、これマイケル・サンデルさんってアメリカ多分国籍なんだよね、ジュエシュってユダヤ人なんだよね、そういうバックグラウンドとかも私すごい気になるので、本とか読むときに、そういうの調べるのがめんどくさい、食ったりとかしてそれでやめちゃうときとかあるんだけど、バックグラウンドそれ聞くと、まあクリスチャンではないユダヤ人だとかそういうのがわかるんだけど、
あとはこの、日本のね、法題っていうの、すごい気になるんだよね、あのこれ、英語の題はThe Tyranny of Meritって言って、このティラニーっていうのはすごい、日本のこの実力も運のうち能力主義は正義か、正義かどうか聞いてるだけだからなんとなく気持ち悪くないんだけど、
このティラニーっていうのは、翻訳をね、仕事にしている友達にも聞いたんだけど、なんか罪とかぐらいじゃ、ちょっとあれだね、やっぱ残忍さとか、日本語で言うと残虐さとか、だからメリットの残虐さっていうことをね、結構強く言ってるんじゃないかっていう話をしてて、
だから、まあそういうふうなタイトルをつけないと、まあアメリカにいる人たちには、突き刺さらないっていうこともあると思うし、たくさんの人が読んでる、なんか古典ラジオのゲストで出られていた人の話を聞くことについての話をされていた篠田さんが監修したリッスンっていうね、ケイト・マーリッフィーっていう方が書いたやつ、
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それの現代も、You are not listeningとか言って、あんた聞いてないよっていう、本当は題名なんだよね、英語で言うとね、それを日本語にすると、複題で、知性豊かで想像力がある人になれる、聞くことは最高の知性とかってなっちゃって、なんとなくニュアンス違うんじゃないかなとか思っちゃうんだよね。
まあいいんですけど、その違うんじゃないかなって思いながら中身を読むっていう感じで、私もね、なんとなくそういう、いつも懐疑心を持ちながら、なるべく聞く読みを読むように、どういう立ち位置の人が書いてるのかとか、そういうのを気をつけて読むようにはしてるんですけど。
最後の一番もっとすごいのは、能力主義は能力っていうのも、日本のね、メリットっていうのは、メリットクラシーって言って、功績をね、その人がしたことっていうか、そういうものを表すらしいんだけど、日本語にしちゃうと、
長所とか取り柄とか美典とかね、そういう風にされちゃってるんだけど、日本英語では、それは能力というよりは、その功績、やったこと、そんな意味で捉えられていて、
だから日本語で能力主義っていう風に言われちゃってること自体、能力を問われちゃってる。その人がやったこととか言うよりも、その人の能力を問われちゃってるので、ちょっとニュアンス変わっちゃってて、っていうことがありますよ、ということもあります。
もう一つ思ったのが、親ガチャっていうことについて、何日か前、私ちょっと怒りを感じてしまって、その言葉が出る社会の状況っていうことが、
私が見たyoutubeの動画を見たら、一人の解説者みたいな方が、どういう立場にいる方でも努力をすればいいんじゃないか、みたいなニュアンスのことをおっしゃって、頑張れない人がいるから困ってるんだよっていうのが、私の気持ちですね。
だから、親ガチャについていい言葉だなとかって、それから色々ちょっと調べてみたら、私たちがカテゴライズされるべきところに表すのがすごく表しやすいから、親ガチャっていいとかね、自分はそっちの親ガチャに外れた方にいるから便利な言葉とか、
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色々そういうね、あとは親から見て、僕は子ガチャに外れさせちゃったなとか、そういうの聞くんだけど、これ本当にどこに所属しているかっていう立場によって、全然親ガチャについて違うんだなっていうのも感じました。
それとともに、後で下に貼っておきますけど、上野千鶴子先生という、フェミニズムについて専門の先生なんですけど、その先生の東大入学式の2019年の祝辞があるんですけど、そのYouTubeを見てもらうと、10分40秒ぐらいからのところを見てもらったり聞いてもらったりするとわかるんですけど、
例えば東京大学に入っている人たちの中で、どれだけ家庭、バックグラウンドが恵まれている方が多いかという点とか、そういうのとかを考えていただくと、親ガチャについてもなんで私が怒っていたのかっていうことをわかっていただけるんじゃないかと思うんだけど、
その怒りがね、ちょっと今言葉になかなかできてるかわかんないんだけど、あともう一個やっと、コテンラジオが、なんか多分、あれ?会社が?コテンラジオの株式会社コテンがやったのかな?あの調査って、2021年7月にアンケート調査をしたよね。
それで、なんか回答したのが4,000人で、これ調査とかって私もね、そういう専門家じゃないんでね、統計学とかの専門家じゃないんであれなんだけど、調査対象が4,000人で、それ多分答えてくれた人が4,000人ってことだから、その答えてくれた人のそういうね、平均年収は一般平均よりも高い、200万円高かったと。
で、それのリンクも貼っておきますけど、で、そのこととかも、えっと、みんなどう思ったのかな?と思って、コテンのリスナーの人は。
あ、僕はそこに入ってるからやっぱそっち系だなとか、あとは、あ、僕はここ、これ、あの回答したけどそっち系じゃないとか。
40歳弱、630万円の年収をしてる、取っている人で、経営者比、経営者の比率がすごい、普通よりも高かった。30%くらい高いのかな?
高かった。とにかくその数字とかを見た時に、どう思うか?とか、そういうのとか、私はちょっとすごい気になる。
で、私はどうしてコテンがそれを収入をね、聞いたりとかしたのか?っていうのとかも、私はちょっと、ただの主婦でおばちゃんなんでわかんないけど、そういうのも気になるんですよね。
何のための調査なの?ってことですよね。調査するからには、多分調査を元にして何かをしようとしているとか、
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まあ分析するだけで終わっちゃってもいい、知りたかっただけでもいいけど、大体のことは、これからどうしたらもっと収益につながるかとか、
そういうことで調査ってされることが多分多いと思っていて、
まあその辺ぐちゃぐちゃ言ってもしょうがないんですけど、ということで、そういういろいろな頭の中でモヤモヤがありましたので、この本を読んでみまして、
みんな私たちは頑張れば、頑張ったらなんかこういい感じの生活ができますって言って、私たちの年代は頑張ればどうにかなると。
収入が多い方がいい、いい大学に行った方がいい、みたいな感じで。
でもっと怖いのは、そういうことが実現できなかった場合、頑張ったにもかかわらず、何かが手に入らなかった場合、
そうならなかった自分は失敗した人だと、大したことないというふうに思ってしまうような、そういうループに入ってしまう。
一般的に成功と思われているような人、例えば、お金に困らず生きている人とかが、見下げて、見下げてっていうのかな、下げすんで、
そういう失敗した人と思われるような人たちを見ているっていうことだけは問題だと結構思ってきたんだけど、
そういうことだけではなく、自分は成功していないという人たちは、自分は頑張ったけど失敗した人間だと思わされるような、
そういう思想に私たちが組み込まれてしまっていたということが、この本を読んで分かりました。
で、本当にそういう、じゃあどうすればいいんだって言って、最後は先生っていうかね、まずこの社会の仕組みということが問題なんだから、
エリートの集団の人たちが、そういう人たちとかが、やっぱり意識を変えていく、奢っていてはいけない、奢らないで何とかしてくれっていうようなことが怪盗なんではないかって、
私はちょっと端的に思っていて、だからといって待ってるわけにはいかないので、だからもしかしてね、まだまだできたのにやれなかった自分みたいなふうに思わされちゃっているのは、
いろいろな歴史があってなので、そう思わないで何か前向きに考えられることがないかなというふうに思ったのが、今回の本を読んでの感想です。
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この程度の理解力ですけれども、頑張って読みました。
ちょっと頑張るって気持ちいいよね。
で、皆さんのご意見とか一緒に話したりできたら嬉しいです。
じゃ、またねー。
ばいばい。
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