今日のオススメ本紹介
みなさんこんにちは、マルジナリア書店の小林えみです。
今日もオススメ本3冊、ご紹介させていただきます。
まず単行本は、格差は心を壊す、比較という呪縛、リチャード・ウィルキンソンさんとケイト・ピケットさんによる教祖で、
例えば、東洋経済信奉者さんから刊行されています。
金持ちだって幸せになれないということで、もちろん格差が増したと言われる方で、
社会的状況だとか、自分の置かれた状況に苦しむ方もたくさんいらっしゃいます。
だけど金持ちだって幸せになれないということで、やっぱり生活の質を上げて健康に生きるために、
平等主義を推進する決定的に重要で明快なメッセージだというブックリスト氏の推薦文が裏の帯についているんですけれども、
例えばゲイテッドコミュニティとか、お金持ちの中だけで平をつくってその中で暮らすというのとか、
例えば一見幸せその中では見えるかもしれないですけど、
外に出られないストレスであったりだとか、外ではひどいことが起きてるんじゃないかみたいな疑心暗鬼だって決して心にいいものではないですよね。
それはすごく単純な例だと思うんですけれども、いつ自分が追い上げられるかわからないというプレッシャーもあるでしょうし、
もちろんそれで格差がしたというふうに位置づけられた人たちの生活区は言うまでもないことです。
やっぱり平等主義というものがいかに大事かというのがこの本では描かれていますので、皆さんも改めてそういったことを勉強してみてはいかがでしょうか。
絵本はですね、大人気パンドロボーとリンゴ仮面ということでニューヒロインリンゴ仮面ですね。
なんかちょっと可愛らしい黄色い羽根が表紙からも見えているんですけれども、これもすごく楽しいお話になっています。
柴田恵子さんの絵本、子供たち大人気ですので、これはプレゼントなどにもおすすめです。
そして新書文庫からは、今日は文庫です。
柴涼太郎、萌世賢の情景です。
これは何度もおすすめはしているんですけれども、
肘方俊三さんとかね、そのあたりの方ご出身、この近所多摩地区なんですよね。
くらみ祭りも冒頭から出てくるということで、府中も縁のある本です。
名前は知っているんだけどとか、映画はちょっと見たよという方もいらっしゃるかと思うんですけれども、
文庫でも上下巻で結構厚みはそういう意味でいえばありまして、原作をちゃんと最初から最後まで読んだよっていう方は、もしかしたらあんまり多くないかもしれないです。
なので、今作ってやっぱりお家の中にずっとこもりきりになる方多いと思いますし、それはそれで厚さ避けで必要だと思うんですけれども、
こういう読みごたえのある物語を今のうちに読んでおいて、秋涼しくなったら実際のこの多摩地区巡り、肘方俊三さんの記念館かな、
なんかもあったりもしますので、この辺りをお散歩ぜひしてみていただければと思ったりします。
というわけで、今日おすすめ本の3冊です。
単行本は、格差は心を壊す、比較という呪縛。
絵本は、パンドロボーとリンゴ仮面。
文庫は、萌えよ剣です。
皆さん今日も、よく食べ、よく寝て、健やかにお過ごしください。
それではまた。
