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2025-08-25 05:46

8月25日今日の看板のオススメほん

3冊ご紹介しています

サマリー

マルジナリア書店の小林えみさんが、著者の竹田説さんとのインタビューを通じて新たなオススメ本を紹介しています。今回は、詩集『死の柔らかい鳥』や絵本『ピカチュウと海の宝探し』など、夏にぴったりの書籍が取り上げられています。

竹田説とのインタビュー
みなさんこんにちは、マルジナリア書店の小林えみです。
今日の午前中は、バリューブックスさんでやっているYouTubeチャンネルのやつですね、ほうで、著者のインタビュー収録をしていまして、竹田説さんにお話をお伺いしていました。
竹田さんとは時々お話をする機会があるんですけれども、こうやって公式で多分お話するのって初めてで、ちょっと私も緊張したりしながらなんですけれども
すごくいいお話が聞けましたので、みなさん楽しみに待っていてください。
それでは、今日のマルジナリア書店のオススメ本です。
まず単行本は、死の柔らかい鳥さんのまぶた、点滅者さんから刊行されている歌集です。
これはですね、まず想定がすごい綺麗な本で、貝殻の円がバッグにありまして、
そこに箔押しでですね、四角く囲いがあって、やはり箔押しのお花とタイトルなんかが収められている、そういう表紙なんですけれども、
もちろんこの本の形もすごくいいんですが、中身ですね、当然鳥さんのまぶたさんによる短歌がとっても素敵で、
この帯にも一つ、まずも紹介されていまして、
死ぬことが悲しいだけでなかったこと、落ちて初めて萌ゆ流れ星。
こういったですね、すごくリリカルな情景が浮かぶんだけれども、
切なさ、人の気持ちみたいなものをとっても鋭く見せてくれる歌ばかりになっています。
なのでこれは本当にいろんな人に自分のその繊細さを守るという意味で刺さることが多いんじゃないかなと思いますので、
ぜひ一つずつ歌を楽しむと言いますか、読んでいただけると嬉しいなと思います。
私からもおすすめの一つ歌を紹介させていただきます。
話すこと、諦めること、穏やかなマグマを持ったジャムパンを割る。
話すこと、諦めること、穏やかなマグマを持ったジャムパンを割る。
鳥さんのまぶたさんによる歌です。
次に絵本をご紹介します。
これはですね、もう何回かご紹介しているかもなんですけれども、
夏に読むのにすごい子供たちに大人気の本です。
ポケモンのモンポケ絵本シリーズというシリーズがありまして、
その中の一冊、ピカチュウと海の宝探し、松尾理香子さんによる絵本です。
もう皆さん、今大人になっている世代の方も子供の頃からポケモンがあったっていう方多いので、
おなじみのキャラクターたちだと思うんですけれども、
ピカチュウを中心にですね、かわいいキャラクターたちが海の宝探しをする絵本です。
夏の楽しさみたいなのもぎゅっと詰まっていますし、
ポケモンのキャラクターに親しみながらという意味でも、
自分の好きなキャラクターどれかなーとか、
それぞれのキャラクターの性格のことだとか、
いろんなことを考えたり絵を楽しみながら読める絵本だと思いますので、
ぜひぜひ夏のお供にいかがでしょうか。
新書文庫からは今日は新書です。
高杉陽平さんの「帝国陸軍・デモクラシーとの相互」というので、
今月は特に多く太平洋戦争に関わる本をご紹介していったんですけれども、
特にこの太平洋戦争の責任者として陸軍というのが挙げられることが多いんですけれども、
なぜ組織は暴走し破滅したのかということで、
陸軍の内実について迫った本になります。
なんでもなんだと思うんですけれども、
最初からすごくおかしいっていうことって少ないと思うんですね。
理想があったりだとか、いろいろな状況がある中で、
組織、たくさんの人が集まっていったりだとか、いろんな理念だとか社会状況が絡み合っていたときに、
組織というものが変質していく。
そしてその先でまた人々や社会を巻き込んでいくことがあるという、
この歴史から学ぶことってすごく大きいと思います。
今、日本は軍隊という形では持っていないんですけれども、
そういう暴力装置を持った組織をどういうふうに扱うか、また人々の考え方だとか、
平和とか武力に対する考え方をどう持っていくのかって、これからも考えていくことが必要なんじゃないかなと思います。
というわけで、今日も本を3冊ご紹介させていただきました。
死の柔らかい鳥さんのまぶた、ピカチュウと海の宝探し松尾理香子さん、
高杉陽兵さん、帝国陸軍デモクラシーとの相互の3冊です。
それでは皆さん今日もよく食べて、よく寝て、健やかにお過ごしください。
それではまた。
05:46

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