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2024-05-04 03:24

『私たちには言葉が必要だ』タバブックス

繰り返される「ぼくは悪くない」をなくしていくために。

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こんにちは、マルジナリア書店の小林えみです。
府中市は今、大国多摩神社という大きな神社で、暗闇祭りという長期間にわたったお祭りの最中です。
もう街中でですね、お太鼓とかお林の音が聞こえていて、本当に祝祭ムードです。
大国多摩神社の周辺では出店も出ていたり、いろいろ楽しめますので、ぜひ府中に遊びにいらしてください。
今日の看板のオススメ本は、
私たちには言葉が必要だ。ヘミニストは黙らない。
いみんぎょんちょ。すんみ。おさない。その子。やく。です。
これは少し前に出た本なんですけれども、2018年ですね。
それでも本当にまだまだずっと通用する、とっても大事な本でして、
これの20ページに、いろんな私たちが言われてしまうことっていうのが書いてあるんですね。
例えば、そんな中にですね、一部の変なやつのすることでしょうとか、
お前ひょっとしてフェミニストみたいな言い方がからかいを含んでいるし、
よくないよなっていうのは、男の人でもよくお分かりいただけると思うんですけれども、
その中でですね、最近は男の方が大変さ、得することもないし、
今は逆差別の方が問題だってのにとか、そういった言葉も入っていまして、
それらが何で問題なのかは、ちょっと分かりにくいようなんですね。
なぜ女性やマイノリティを保護していったりですとか、
あるいは守っていくことに関して、逆の立場に対しても配慮していくことは、
もちろん全くなくていいということではないんですけれども、
それを求めていくっていうことでも、なぜここで引っかかるように書かれているのか、
それに関しては、ぜひこの本をお読みいただきたいなと思っています。
本当にひどいセクハラも、もちろんなくなったわけではないんですけれども、
一般的には少しずつ減ってはきていると思うんですね。
だからこそ逆に分かりにくい、味方のつもりで言ったんだけれど、
みたいなことがどうして引っかかるのか、ここは確かに少し説明が必要だったりして、
なかなか解決しにくかったりすると思うんですね。
ただ、それは本当に歴史的に積み重なってきて、現在ここでそれが差別として発動するということ、
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その事実自体は、やはり受け止めてみんなで改善していかなければいけないことなのではないでしょうか。
今日のおすすめ本は、私たちには言葉が必要だ。
フェミニストは黙らない。
イ・ミンジョン・チョ。
スンミ・オサナイ・ソノコ役。
タバブックスから刊行されています。
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