ナノバナナの話
おはようございます。ライターをしたりデザインをしたり、在宅個人事業主として働いているこばやしです。
今日はナノバナナの話をしたいなと思います。
タイトルはどうしようかな?
ライターでもデザインの案件を巻き取るというよりは、
僕がやっているホワイトペーパーの業界で言うと、ライターが巻き取れる範囲が確かに広くなってきているという話。
逆に言うと、僕もデザイナーという仕事、デザインをしてお金をもらうというところの価値の提供の仕方が一層結構難しくなってきたかもしれないという話をしたいなと思います。
ライターの軸での良い話と、デザイナーとしての悪い話みたいな感じかなぁ。
僕も両方やってるんで、両側面からちょっとこのナノバナナのインパクトについてちょっと紹介をしたいなと思います。
これ本当に最近ナノバナナでちょっと具合が悪いんですよね。
僕半分デザイナーなんで、デザイナーとしての自分としては具合が悪い。
身体的に具合が悪くなるぐらいインパクトがあったと思う。
僕自身ゴリゴリのプロダクトデザイナーとか、デザイナーの中のデザイナーってわけじゃなくて、
言ったら結構なんちゃってデザイナー、キャンバーデザイナーとかそういう風な感じで揶揄されてるというか言われていた。
結構ありますけど、ちょっとデザインかじってますぐらいの状態なんですけど、
これを一気にナノバナナがかっさらっていくことになると思う。
かなりその世界線が見えたっていう印象が個人的にはあります。
ただ、ナノバナナによる画像生成ですね。
ちょっとナノバナナってなんだって話あったかもしんないですけど、
Googleが出した画像生成ツールですね。
これの完成度が非常に高くなっている。
いときナプキンAIとか使いスルーとかイルシルとかかな、そういうツール結構出てきたんですけど、
あんまり完成度的にはそこまででもなかったんですけど、
ナノバナナの画像生成力、使い生成力、トンマナの糸の組み取り方みたいな非常にレベルが高くなってきていて、
これはかなり脅威だなという風に感じました。
ライターとしての良い話
ただ実務上で言うと納品形式を合わせられるのかというと、
画像納品形式では僕のやっているスライドデザインだったりとか、
ホワイトペーパーみたいなものは編集できる形式で納品が普通なので、
画像一枚できたからといって直接めちゃめちゃ食われるってわけではないんだけど、
これがいずれPowerPoで出力できたりGoogleスライドで出力できたりみたいなことは全然あり得るし、
何かクリエイティブみたいなところで一枚もののクリエイティブみたいなところで言うと、
デザイナーの仕事としては結構な領域を食われてしまいかねないなと思います。
運用だったりメンテナンスの性を考えたときには、
画像一枚出たところでそんなに影響として無風だとは思うんだけど、
これは時間の問題だろうなというところは正直あります。
パワポイント意外とね、
PowerPoの仕様ってなかなか多分AIにPowerPoで出力するのがたぶん難しいと思うから、
精緻なところの修正は難しいと思うんだけど、
時間の問題かな、マイクロソフトがこういうの出してきたら完全にPowerPoで出力互換性100%フィットさせて出てくると思うので、
そうなるとなかなかしんどいよねっていうところはあるかなと思いますね。
文字起こしの仕事が無くなったように、
そういうのもあり得るのかなとはちょっと考えていますね。
っていうのがまずインパクトとしては感じているところです。
だからデザイナーの仕事をどうだろうなっていう脅威にはなっているというよりは、
デザイナーとしてのインパクト、これは悪い話ですね。
個人としては実感をしているという話ですね。
これが一つ。
ただもう一つの話、ライターとしての自分としては、
僕ホワイトペーパー製作をやっているんですけど、
ナノマダナめちゃめちゃ使えると思いました。
案件にもいくつかあるんですけど、
ライティングもやってデザイナーの仕事もやるって、
まるっと受ける案件はもちろんライティングもやって原稿書いて、
スライドデザイン、デザインを入稿するっていうところもやって、
お金を対価いただいているんですけど、
一方、例えば製作会社経由でライティング案件だけ、
ただ文章をデザイナーに渡すんですよ、ディレクターを通して。
その時には、何だろうな、
多分デザイナーさんも長年やってるんで、
この原稿をデザインに落とすんだったらきっとこういうレイアウトにするだろう、
みたいなものがあるんですよね。
それは例えば見出しの数だったり、本文の長さだったり、
取り扱っている情報トピックの数みたいなところで、
3つ並列レイアウトだなとか、
これは因果関係だから上下だなとか、
グラフが入っているからどうだな、
みたいなのっていうのは、
デザイナーさんもテキストだったり情報を読み取ったときに、
どういうふうにレイアウトしようかって、
多分頭で描くような人が多いと思うんですよ。
僕自身もそうだし、
僕は両方やってるから、
デザインのレイアウトも踏まえた上で原稿を書くっていうこともしています。
それができると、
ライターがレイアウト組まで配慮して原稿を書けると、
デザイン部分はAIがやってくれるような感じになってきたんですよ。
ホワイトペーパーのライティング案件を受注するライターに求められることとしては、
原稿、資料作りの構成だったり、
ページ割りだったり、そこに付ける本文のライティングももちろんそうなんですけども、
ちょっとしたレイアウト、ページレイアウト、
情報をどのようにレイアウトすべきかみたいなところも、
やっぱりディレクターさんがそこを間に入ってやるというよりは、
ライターさん自身がざっくりこんなレイアウトをやってくれた上で、
デザイナーに引き渡した方が情報が円滑に伝達されます。
僕が今やってる案件としては、
デザイナーさんも僕のスキルだったりっていうのは十分把握していただいているので、
ちょっと込み入ったものの情報があるのであれば、
それはちょっとサンプルで図解を、当然対価としてお支払いをするので、
図解も込みで作っていただけませんかっていう話でまとまっています。
だからここ結構お金の取り方が難しいんですけど、
完全にデザインを仕上げたら、
それなりの自分のちゃんとやった分の対価を請求するんですが、
なんていうのかな、そこまでじゃないです。
デザインやってるほどじゃないレイアウト組ぐらいの感じなんで、
僕としては原稿を、もちろん頭の中ではデザインレイアウトしていますと、
それをどうページの中に収めていくかっていうところは、
ある程度並べるぐらいはいくじゃないんですよ。
そこに対してスライドデザインの叩き、端に叩きみたいなところを
どこまでやるのかみたいなところは、
正直結構僕も決めかねているところがあります。
一応予算決まってるライターにページレイアウトを依頼するぐらいの金額って、
数千円ですよ。
なのでこの数千円できる範囲内でやるって感じになるんですけど、
正直僕もデザイナーなのでやろうと思ったら全部できるから、
押さえどころが結構難しかったです。
作り込めたら作り込めたほうが分かりやすく伝達されるんで、
親切心とか自分のクリエイティブ精神みたいなものが変にシャシャリ出てきていて、
コスパが悪いというか、
いいものは作ろうと思ってるんだけど、
相手には予算がない状態だとアンマッチになっちゃうんで、
自分が損しないようにというか、
相手への義務はもちろんあるんだけども、
そこの線引きは結構難しかったんですよ。
これがナノバナナの登場によって、
原稿とレイアウト指示みたいな、
サンプルとかでもいいんですけど、
そういうものを渡すと、
めちゃめちゃいい感じに仕上げてくれる。
既存のクリエイティブ様のトンマナ資料、
過去のホワイトペーパーだったりとかを飲み込ませたりとか、
参考にしているレイアウトを飲み込ませたり、
トンマナはこちらでカラーコードとかで指定したりとか、
添付のようなトンマナにしてみたいなことを言ってもいいんですけど、
すなわちどういうことかというと、
ライターとしてはホワイトペーパーのレイアウト指示みたいなものが、
かなり高精度かつ高品質で指示が出せるという状態に、
時代がなってきたので、
今ライターしかやっていなくて、
デザインとかはよくわかんないんだけどっていう状態だったとしても、
それなりに高品質なレイアウトサンプルみたいのが、
作れるようになったので、
巻き取れる範囲の価値の上げ方としては、
爆上がりしているはずだと思います。
デザイナーとしてのシビアな話
なので、これを聞いてくださっている方が、
ライターなどであれば、
シンプルに後半で話したメリットが享受できるので、
ホワイトペーパー製作の案件というのは、
飛び込みやすくなったと思います。
これはかなりハードルが下がったと思います。
一方で、僕もデザイナーなので半分食らっちゃってるんですけど、
デザイナーとしてホワイトペーパー製作、
ないしスライドデザインにアサインをしている場合というのは、
もしかしたら、
実務的なこと言えば編集データを納品するので、
編集ができない今の状態でのアウトプットは無風だと思うんですけど、
やっぱりそのあたり結構しんどくなる可能性が出てきた。
大いにありますね、これは。
今どこだったっけな、
Nanobananaから出てきたアウトプットをGoogleスライド形式に出力したり、
PowerPost形式に出力したり、
またFigma形式に出力する系の開発している方、
多分いらっしゃっていて、
僕もちらっとSNSで見ただけなんですけど、
そんなの出てきたらめっちゃ嬉しいんだけどね。
嬉しいんだけど、
ゼロから何かデザインするって方も無くなるんだろうから、
やっぱり何かデザインができるというのは当たり前のスキルで、
何をデザインするのか、
情報だったり、
お客様の見込み顧客のことが分かって、
そこにリーチできるクリエイティブを作っていく、
効果が出るとか売り上げが立つみたいな、
そういう側面の方が、
本来そういうことなんだけど、
そういうような感じになってきたのかなと非常に思いますね。
本質的な仕事が問われるようになってきたのかなと思ったので、
今日はナノバナナプロのツールを使ってみて、
僕は感じたライターとしてのいい話、
デザイナーとしてのちょっとシビアな話、
というような内容でお送りいたしました。
ありがとうございました。
バイバイ。