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2025-04-01 11:21

#187 本能アップデート中間まとめ:600万年の蓄積と仲良くする


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サマリー

本能アップデートシリーズでは、600万年にわたる脳の進化と、その影響が現代のテクノロジー社会でどのように表れているかを探求しています。特に、SNSにおける人間の反応や不安について解説し、本能の5つのパターンを紹介しています。

本能の解釈と社会のバグ
はい、こんにちは、清鷹です。今日は、しばらく間が空いてたんですけど、本能アップデートシリーズですね、これをちょっと再開をしながら、おさらいもしながら、みたいな感じで、実はこの本能のパターンがですね、5つあるんですけど、その5つの具体的な例、深掘りですよね、深掘りをする前にですね、だいぶその入り口のところでウロウロしちゃってるっていう感じなんですけど、
今回はですね、ちょっと過去の配信なんかも、振り返りながらですね、お話を、おさらいをしてみたいなというふうに思っております。
皆さん、こんな経験があると思うんですけど、SNSで人の投稿を見て、なんか焦ってしまったりとかですね、
いらんと、分かってるんやけど、セールでついついやすくなってたんで、買ってみたりみたいな。
あとは理屈で分かってても、感情の方が先に動いて、理屈では分かってるんやけどみたいな、そんなことって結構あると思うんですよね。
こういうのは、一つの解釈ですよ。一つの解釈として、これは僕たちの本能が今の社会の中でバグを起こしてるっていうことなんじゃないかなという発想なんですよね。
このバグってるっていう状態に名前をつけて、向き合っていってですね、適切に対処していこうと。
それを認識することでですね、コントロールがしやすくなるとか、そういうことがあるんですよね。だからこのシリーズを始めたというところがあります。
この本能の正体なんですけど、僕たちの脳の基本の設計っていうのは、600万年も続いた狩猟最終時代、これが長く続いてましたから、600万年ですよ。
600万年という長きにわたって続いてて、今のテクノロジーの現代社会なんていうのはほんのごくごくわずかですよね、600万年という歴史の中では。
だから600万年の長い方に引っ張られるんだろうなという、そういう仮説ですよ。
狩猟最終時代というのは、小さな集団で暮らして、常に危険と隣り合わせて、食べ物も不足していたわけで、そんな環境の中で生き残るための機能というのか、プログラムとして本能が発達してきたんだろうという仮説ですね。
ところが今の社会というのは、この600万年の中のごくわずかな期間、どうでしょう、100年とか。産業革命からいっても、何年ですか、1600年、200年とかそれぐらいですか。
いろいろな産業革命、農業革命、情報革命みたいなのがあって、テクノロジーがどんどん進んでみたいな形ですけれども、生身の人間ですから僕たちは。
脳の進化のスピードというのは、そんなのには到底追いつけないということだと思うんですよね。
SNSだってたかたか10年とか、そんな歴史ですか。僕たちはそんなものに最適化された設計にはなってないというところなんですよ、そもそもね。
だからイイネの数で一騎一遊してみたりとか、インフルエンサーの生活と自分を比べてみてですね、自分ってどうなんだろうみたいな落ち込んだりとか、そんなこともままあるわけですけども、これは本能がバグっている状態なんだろうなということなんですよね。
まだ深いところには入れてないですけど、本能のパターンというのを5つに整理をしているんですよ。
その5つがどんなものかというのをもう一度ここでお話をしてみたいんですけど、一つは生存への不安ですよね。生存不安パターンですけども。
これは役に立たないと排除されるという恐怖ですよね。狩猟採集時代は群れの中で役に立たない個体というのは生きていくのが難しかったんですよ。排除されていたんですよ。
今の時代だとSNSでいいねの数とか、あるいは必要以上に仕事を抱え込んだりするとか、そういう部分というのはこの生存への不安というところに起因しているというふうに考えてもいいんじゃないかなということですよね。
2つ目は社会的な地位です。これは群れの中で序列とか評価とかそういう部分ですよね。
霊長類の社会というのは今の猿とか見ててもそうなんですけど、人間を見てもそうなんですけどね、高い地位にあるほど良い食料とか繁殖の機会を与えられたということですよね。
今ではブランド志向とか肩書きへのこだわりとか、高級品で自分の地位を示しそうとする行動とか、そういうところに現れているんだろうなと。
3つ目ですけども、模倣して生存するパターンですね。これはですね、成功者の真似をすれば自分も生き残れるというそういう発想ですよね。
昔、どの実が食べられるかとか、どんなふうに獲物を捕まえるかとかですね、うまくいっている人の行動を真似るとそれで生存ができるというそういうパターンに直結していたんですよね。
だから今でもトレンドを追いかけたりとか、成功者の真似をしたり、そういう行動につながるわけですよね。
これが模倣生存パターンですね。4つ目がですね、資源確保のパターンですね。
これはいろんなところで見られると思いますね。資源が限られているからそれを抱え込まないと生き残れないんだというそういう不安から来ますよね。
番外編でも過去にお伝えはしているんですけど、ギャンボル好きとかもこの本能だろうなと。
あるいはポイントカード集めたりとか、もったいなくて物が捨てられないとか、貯金に励むとか、投資に励むとかっていうのもまさにこのパターン。
人間のほとんどの行動はこの資源保護パターンで説明ができるんじゃないかなというところですよね。
食べ続けてしまうとか、必要以上に満腹になろうとするとか、そういうことですよね。
最後5つ目ですね、これが群れへの帰属パターン。集団から外れることへの恐怖ですね。
人は群れから追放されるということは一人で生きていかなければいけないというところで常に危険にさらされるわけですよね。
集団に属していたほうが安全なわけですよね。このパターンでいくと今だったら同調圧力とかで現れることって多いですよね。
本能の5つのパターン
周りと違うと意見が言えなかったりとか、特定のコミュニティに属して安心感を得ようとするとか、そういうパターンですよ。
この5つのパターン、もうちょっとキャッチーなネーミングにしたいなと思うんですけど、
とりあえずこの5つのパターンについて、次回からは詳しく一つ一つ深掘りをしていこうと思うんですけど、
本のハックするというか、本のアップデートするというそういう発想でお話をしていこうと思うんですけど、
今後もですね。本能というのは基本抑え込むというのは無理なんですよね。
600万年もかけて形成してきたものですから。なので抑え込むというよりもうまくコントロールするというのか、
コントロールというかエネルギーの向きを変えるみたいな発想、そういうのが大事なんじゃないかなというふうに思うんですよね。
そのためのメソッドというのが手法としてはですね、まずは気づくというところ。
一旦立ち止まって気づくと。どんな感情とか反応が出ているのかというのを自分の意識に上らせるということですよね。
次のステップとしてはですね、特定するということなんですけど、これが5つの本能のパターンのどれに由来しているのか、
どれに当てはまっているのかという部分をちょっと考えてみるということですよね。
そして理解するということなんですけど、その本能のパターンはですね、今の社会でどんなふうに機能しているのか、
それは良くも機能する部分はありますし、悪くも機能する部分はあって。
最後にですね、ハックするということで、良い方向に仕向けていけばいいんですけど、
悪い部分をどうやって消していくのかというか、悪い方向にどうやって向かわせないようにするのか、
より建設的な方向に向けていくのかということをやっていくということですよね。
例えばSNSでいいねが欲しくてたまらないとかいうような場合ですね、それは生存への不安パターンかもしれないんですよね。
役に立ちたい、認められたい、そういうエネルギーをもっと違う直接的な何かの貢献とか、
そういうところに向けていく、そんなふうにしていけばいいんじゃないかなと思うんですけど、
そこの具体的なお話はまた次回以降で深めたいなというふうに思っております。
ということで今日は本能アップデートのシリーズですね、ちょっとだいぶ中断しちゃっているんですけど、
これを改めて振り返ってみました。
僕たちの脳というのは太古の時代からのプログラムのままで今を生きていると、
だからこそ時々バグる、時々じゃないかもしれないな、しょっちゅうバグっている。
でもそのバグがあるんだということを理解してですね、うまくそのエネルギーの方向性をつけていけば、
より生きやすくなるんじゃないかなと、それがこの本能アップデートの考え方です。
ということでですね、また次回、次回?このシリーズ、次回?
次回かどうかわかりませんけれども、また近々ですね、お話をしてみたいと思います。
それではまた次回お見にかかりたいと思います。さよなら。
11:21

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