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2025-03-17 11:18

#172 【本能アップデート番外】何でもかんでも本能のせいにしていいの?


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サマリー

本能アップデート番外編では、本能のパターンがどのように人間の行動や思考を説明するかを探求しています。特に、本能に起因する反応や行動の理解が現代社会に与える影響について考察し、実用的なツールとして本能パターンを活用する重要性について議論しています。

本能と行動の関係
はい、こんにちは、清鷹です。今日はですね、本能アップデートの番外編ということでお話をするんですけれども、
何でも本能で片付けていいのかという、そういう疑問ですよね。その点について深めていきたいというふうに思っています。
まずですね、前回までの本能アップデートのお話の中ではですね、5つの本能のパターンということについてお話をしてきたんですよね。
その5つというのは何かというと、1つ目が生存不安、それから2つ目が社会的地位、3つ目が模倣生存、4つ目が資源確保、そして最後5つ目が無礼の帰属ですね。
それぞれのパターンの本能がありまして、それが現代社会にうまく適合しなくて生き過ぎている、本能がバグってしまうという、そういうことが起きているんですよという、そういうお話だったんですよね。
今日はですね、ちょっと視点を変えまして、この本能のパターンという考え方は、どこまで人間の行動とか考え方、思考を説明できるのかという、そういうことを考えてみたいと思うんですよね。
というのはですね、リスナーの方からですね、これ何でもかんでも本能のせいにするの?みたいな、そういう質問をいただいたんですよね。
これは大変鋭い指摘でして、僕自身もですね、ここについてはいろいろ考えられることがあったんですよね。そこをちょっと紐解いていきたいなというふうに思っています。
まずですね、この本能パターンというのは、大変使える考え方なんですけれども、だからご紹介をしているんですけれども、例えばですね、おさらいにはなるんですけれども、SNSなんかを見てですね、焦りとか不安を感じるという、そういうことがあるわけですよね。
それはですね、生存不安のパターンだとしてみるとですね、他の人が活躍しているのを見てですね、自分は集団の中で役に立てていないかもしれないとかですね、のけ者にされる、排除されるのかもしれない、そういう本能的な反応があるというふうにも理解できるわけですよね。
この理解があるとですね、これは狩猟最終時代からの本能が600万年も続いていたわけなんですね、狩猟最終時代が。それがたかなかどうでしょう、このSNSが出てきてから15年とか20年そこそこぐらいだと思いますけれども、そういうものの登場にですね、追いついていなくてですね、今の社会でバグっているだけなんだと。
そういうふうに冷静に捉えられるようになるわけなんですよね。そうすると自分の根本的なダメさがあるんだということではなくてですね、単純にですね、脳の古い部分がですね、誤作動を起こしている、そういうことだけなんだということを知ることができるんだと。
そうやってはっきりと理由がわかるとですね、具体的な対策も見えてくるわけですよね。例えばこれは本能的な反応なんだということを認識できればですね、でも実際には今の社会では自分がのけものにされている危険性はほとんどないんだと理性で考え直すことができるわけですよね。
ただ、本能だけで説明できない部分というのは実際問題としてあるんですよ。どうしても本能だけで説明しようとすると無理は出てきますよね。
だけど、この本能パターンの考え方というのは言ってみれば補助線みたいなものなんですよね。中学校とか高校の時の図形の問題とかでですね、出てきたと思うんですけども、僕もあんまり数学は得意ではなかったんで、今思い出しても何だったっけという感じではあるんですけど、でも補助線なんですよ。
要は、もともと存在する線ではないんですけれども、補助線を引いてみるとかですね、やると問題の見え方が変わってきて解き方が見えてくるということがよくあったわけなんですよね。
でもその補助線そのものはですね、図形上には存在しないんですよね。なおかつ、いろいろな問題にはですね、それぞれの補助線の引き方があって、全て同じ補助線で解けるわけでもないわけなんですけども。
でも人間は本能だけの存在ではなくてですね、文化や教育の影響を大変強く受けてますよね。過去の経験からの学んだこととか、純粋に理性的な判断というところで行動することもあるわけですよね。
また人によっての差というのもいろいろありますよね。きつく出るパターンもあればですね、鈍感なパターンもあると思うんですよね。
同じ状況に直面してもね、人によって全く異なる反応をするという、これは単純に本能だけでは説明できないですよね。価値観とか経験とか、その人の適性とか思考パターンとか、毎日様々な要因が絡んでいるということは容易に想像ができますよね。
だからこの本能のパターンというのはですね、全て説明ができるわけでは本来はないんですよね。ただ、使えるというところなんですよね。
注目しているのは使えるということなんですよ。何が正しいかというのは、正しさというのはいろいろあると思いますし、真実というのはですね、おそらくあるとは思うんですけれども、その真実というのは人の数だけあるんじゃないかというところは思ってまして、
何が正しいかというところは本当はようわからないと。ただ、この本能パターンを使えばですね、この補助線を引けばですね、解放に近づくということはそれは間違いないわけなんですよ。
だから実用的なツールとして使えるかなと、そういうふうに思っているわけなんですよね。厳密な科学の理論、根拠というわけでもなくてですね、実用的なツールとして使えるという、そういうことなんですよ。
ストレスと食の関係
これも完璧ではないんですが、ただ、今こういう感情が湧いてきたのは、こういう本能が影響しているのかもしれないなということで、自分を客観視できる、そのための道具として使ってほしいんですよね。
例えば、ついつい食べ過ぎてしまうというケースではですね、食べ過ぎることによってですね、ある種のストレスが発散されているということなんですよね。
これは資源確保のパターンで考えるとですね、本能の資源確保のパターンで考えると、限られた資源をできるだけ確保しておきたいという、そういう本能のなせる技だというふうに考えるわけなんですよ。
そうなると、様々なストレスがある中でですね、食べることによってですね、この資源確保ということが実現をするわけで、そういう部分ではですね、ある意味で本能が満たされるということがあるんだろうというわけですよね。
それは本能がバグっているんだというふうに考えることができればですね、これは本能の誤動作なんだというふうに自分を客観視できるようになるわけですよね。そうすると対処法も考えやすくなると。
例えば量が少なくても満足感が得られるような、そういう食材を選んでみるとかですね、例えば豆腐とかそういうのありますよね。あとは食べ方を工夫するとか、あるいはですね、カロリーが低めの食材を選ぶとかですね、いろいろな方法が見えてきますよね。
そういうわけで100%科学的に正確か正しいかということよりも、実際の生活に役立つ考えかどうかという点でですね、見ていただければいいのかなというふうに思っています。
というわけでですね、今日のお話のまとめとしてはですね、この本能の、発音がおかしかったな、本能のパターンですね。これは全てを説明するための科学的な根拠のある話というわけでもなくてですね、よりですね、よく対処ができるようなそういう枠組みだということなんですね。
そういう考え方だということなんですよね。実用性を重視してですね、使える、すべてを完璧に説明できるということまではですね、求めずにですね、うまく使える、そういう部分としてですね、これを活用していければいいんじゃないかなと。
日常生活ではですね、よく送れればですね、それで十分に役立つ、そういう考え方かなというふうに思っております。
というわけでですね、今日はこれぐらいにしましてですね、また次回お見にかかりたいと思います。さよなら。
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