転職の動機と背景
おつかれさまです。経営企画のたばこ部屋第32回の配信です。 今日もきりんがお届けします。
前回は職務経歴書に関する話をしたかと思います。 役職についてあえて書かなくてもいいような、そういうシーンもありますよねということをお話をしましたけれども、
今回以降は少し続きものとしまして、シリーズ的にですね、経営企画での私の、私自身の転職の実体験について、ある程度具体的にお話をしてみようかと思っています。
やっぱり一般論ではなくて、個別具体の話からこそ示唆が紡がれるものかなと思いますので、少し私の生き恥を晒しながらですね、何かの役に立てればというところでお話をしてみようと思っています。
実際、この経営企画の転職をやってみて、やる前とやった後でかなりですね、自分自身が思い違いをしていたりとか、かなり苦労をしたんですね、実際のところ。
フェーズが4つとかぐらいに分かれるかなと思いながら話をするんですけれども、その苦労してしまった理由だったりとか背景についてもお話をできたと思いますし、その勘違いこそが私の苦労の理由だったのかなと思っていまして、
そこをですね、つまびらかにすることによって、転職というものについての解像度が上がるのかなとも思っています。
おそらくこれを聞いている方のですね、多くの方がある程度若手の方なのかなと思っていまして、これから転職を控えていらっしゃる方かなというところがアナリティクスとかでも見えているんですけれども、そういう部分についてお話をできればと思っています。
前提として私自身のキャリアについてまずは、どこかの回でも触れてはいるとは思いますけれども、改めてお話をすると、私の最初の新卒でのキャリアは一応戦略コンサルと呼ばれるところにおりました。
新規事業とかそういったことを中心にやっていたんですけれども、6年間ほどそこにおりまして、その次に移ったのがFASですね、いわゆるFinancial Advisory Serviceと呼ばれるところでして、そこで2年ほどやりました。
アドバイザリーというふうに名前は変わりましたけれども、いわゆるコンサルというところのキャリアでいうと、8年ほど足掛けやったかなという形です。
そこから友人の誘いとかもあって、いわゆるベンチャーといいますか、事業会社のほうに移ったのがそこからのキャリアになりまして、残念ながらその会社では会社都合の退職という形にはなってしまったんですけれども、
その後もう一度別のベンチャーというか中小企業といいますか、そういったところに事業会社に移って、またそこもいろいろとあって、今5社目という形でとある会社の経営管理とか経営企画を担う立場になっております。
今回はこの一番直近の転職についての私の話をしてみようと思います。
もう少し言うと、経営企画とかという名前を拝命したのはこのベンチャーに移ってからなんですね。
そこからのキャリアでいうと、3年ほど、ちょうど2社合計して3年強ぐらいあったかなというぐらいなんですね。
経営管理、経営企画というのが少し曖昧な感じではありましたけれども、3年ぐらいの実務経験プラスコンサルティングファームでの経験が足掛け8年あったという、そういう人間がいわゆる普通の転職をした書類を出して、
ビズリーチとかに登録をしながらエージェントの助けを得て、書類選考面接を経て、それで内定を得るという、いわゆる普通の転職をしたという形になりますので、参考にできる部分もあるかと思っています。
まずその前提として、私の転職の理由みたいなところですけれども、どういう話し方をしたのかというところと、実体どうだったのかというところ、それぞれあるんですけれども、
簡単に言えば、会社都合で役割が縮小してしまったというところが一番大きいかと思います。
自分自身がやりたい役割、もっと自分としては直近の会社で役割を広げていきたいとか、もっとやったことがないことにチャレンジしたいとか、いろいろとあったんですけれども、
そういう部分があまりかなわないような組織体系になってしまったというのが、直近合併とかもあって、役割が縮小してしまった。
それこそ、ちょっと斜め上から人が入ってくるとかそういうこともありながら、自分の職務文書が狭まってしまったということがありました。
それに加えて私がちょっと横スライドする形になって、あんまり気が進まないようなコンサルティング営業とかそういった部分、
君は元コンサルだろうとそういうところもできるんだろうみたいな話もあって、ちょっと私の意向とはあまりなじまないところの部署に移りつつ事業開発とかそういうところに移されてしまうという話がありました。
もちろん会社との会話というのはあったんですけれども、どちらかというとそれ以外にもいろいろと理由があって、
例えば、役員の方がそんなにいいお金の使い方をしていない、不正利用という言い方が正しいかはわからないんですけれども、
自分としてはやっぱりいろんな情報にアクセスできる立場でもあったので、倫理的にこのお金の使い方はどうなんだろうとかということも思ったりはしたというのもありまして、
そういうこともあって、あまり会社と対話するのもなというふうなベースの信頼関係が壊れ始めていたというのは実際あったんですよね。
だからそういうところも含めて、このタイミングで転職してみようかなと部署も移ってというのもあったので、
そんな背景で転職をしたというのが直近の転職理由でしたと。
面接対策と転職軸
こういう話をうまくしゃべれるように準備とかをしていくんですけれども、転職軸も同じように問われるところがあると思います。
いわゆる書類選考を突破して面接で、たぶん最初の質問ぐらいになるんじゃないですか。
どういった職場を探されていますかとか、どういう転職軸をお持ちですかと。
裏を返せばその転職軸に見合うポジションが我々の会社で提供できるかどうかというところのマッチングをしましょうねというのがいわゆる話、
一般的な転職の進め方、流れになりますので、面接のですね。
そこの部分も一応お話をしておくと、自分としてはやっぱりコンサルを辞めた後に経営企画、経営管理という部分が、
自分の性格的にも役割的にも能力的にも割とフィットするところだというふうな実感がありましたので、
この経営管理とかFP&Aという言い方も最近はしますけれども、
そういった部分の経験をより広く積みたいというふうに思ったというのは、これはもう間違いない一つの理由でした。
もう一つですね、あと3つぐらいあるんですけれども、トップラインとかですね、あまり管理に閉じた人間になりたくないと、
守りしかできないような人間にはあまりなりたくないという気持ちもありまして、
トップラインの向上を含めですね、そういったものをKPIとしつつですね、役割を広く持たせてもらえるような役割になりたい。
予算管理屋さんとか、そういったところで自分のキャリアを閉じたくないという、そういう思いもこれも正直な話としてありました。
もう一つあるのは、チームとか組織とかで価値を出すスタイルで働きたいというふうに思っていたんですね。
これは正直に言えば、あんまり今までのベンチャー企業、中小、2社の経験を踏まえてですね、結構古軍奮闘感があったんですね。
自分は非常に頑張ると、自分なりに頑張っていました。
労働時間も質も量もですね、頑張って投下をしましたと。
ただ、同じ市座というとあれなんですけれども、同じ意識で同志として戦ってくれる人ってやっぱりあんまりおらずですね、
古軍奮闘感があって、どうしても独りよがりになってしまうというところもあったりしまして、
意識の面でも、相談に乗ってもらえるという面でもですね、うまくそこが噛み合う人があまりいなかったという寂しさがあったので、
ある程度そういった同志がいるようなところ、チームとか組織で価値を出す。
そんなスタイルで働くことができると、自分としては嬉しいなという思いもあった。
そういう表現をしたかなと思います。
最後に回るとすればですね、これまでは結構いろんな軸あると思うんです。
金軸とかお金ですね、お金がちゃんともらえるかとか、もちろんあるじゃないですか、それは無視できない軸ですよね。
あとは人軸、どういう人と働くのか、どういう組織文化とかそういったところに染まる転職をするのかっていう軸もあると思います。
その2つもありますし、こと軸っていうのもありますよね。
キャリアの考え方
自分の役割として何が自分がやりたいことであって、そこに自分のピースがちゃんとはまるのかっていう役割、責任とかそういったところこと軸で転職するというのもあると思います。
少し話が長くなっていますけれども、私のこれまでの転職、最初は一番最初は特にやりたいことがなかったからっていうのが一番わかりやすい理由なんですよね。
最初に全略コンサルに入ったっていうところがあって、そこではそれなりにやってきたわけなんですけれども、
自分としてあんまり人を選びたいわけではなかったんですが、どうしてもこの人と働きたいっていう人軸でだんだんプロジェクトを選ぶようになっていってしまってたなと、
間違いではないとは思うんですけれど、そういう意識でいたなというのは当時思い返されるところでした。
そこから別のファームに移る、PaaSに移るというときにいくつか内容をいただくことができて、そのときにいろいろ思ったんですけれど、
結局一番年収が高いといいますか、高く評価してくれて金額面でも定量的に表してくれたっていう、そういうお金軸である種転職を選んだんだろうなっていうところもありました。
比較すると、人柄としてはこっちの方がもしかしたら合うかもしれませんみたいなところもあったんですけれど、
やっぱり一番評価をしてくれているとか、それだけお金をちゃんと出してくれるっていう意味で、組織としてのニーズが高いみたいなところに惹かれた部分も確かにあって、
そういう意味では金軸と言われても仕方ないような転職を初めての転職のときにはしたかなと思いました。
そこからまた人軸に戻ったというか、コンサルファームをなぜ辞めたかという話にもつながるんですけれども、
あんまりマネージャーとか、ある種の管理職以上の方々を見ていても、そんなに生き生き働いている方がいなくてっていうよくある話なんですけれども、
このまま自分がこの会社でキャリアを積んだとして、ああいう姿になってしまうのかと、あんまりやりたくない仕事なのかわからないんですけれども、
目が死んだ方々がたくさんいて、KPIも増えて売り上げ責任も持たされて、どんどん疲弊していってみたいなところが見えてしまったというのがあって、
それは人次第だとは思うんですよ、自分の働き方次第だとは思うんですけれども、
そのときの自分の心境としてはあんまりこの会社で働き続けるということにあまり明るい未来が見えなかったというのがあって、
それでそういうベースがあったときに、旧友から声をかけてもらったのがあって、
ちょっと一緒にこの会社で働いてくれないかと、一緒に面白いことしようぜみたいなことを言われたというその勢いで、
今思えば拙速な意思決定だったのかもしれませんけれども、ある種の人軸でそこで転職をしたというのがありました。
その次のところでもやっぱり人軸だったと思います。
4社目に入るときにもこの人にちょっと一旦もう一回ついていってみようかなとか、
そういうところの人軸みたいなので転職を決めたかなと思います。
直近、今回語ろうとしているこの転職においては、こと軸で初めて転職をしたんじゃないかなと思います。
それこそ先ほど述べたような、FPAとか、経営管理、経営企画というその役割を伸ばしたい、
自分のスキル経験をその領域において積んでいきたいという思いがあったので、
そういう意味での転職というのを今回初めてしました。
という意味では、その転職軸は何ですかっていうところのまとめで言うと、
その役割、経験を広くFPAとか経営管理で積みたい、
あるいはトップラインの向上を含めて役割を広く持たせてもらうだったり、
チームや組織で価値を出せるような、そういう組織とかチームスタイルで働きたいだったり、
金軸でも人軸でもなくこと軸として今回は転職をしたいんだというような、
そんな話にまとめられるかなと思います。
転職活動の展望
これはちょっと後付けもありますけれども、そういう意識ではいたのは間違いないかなというところで、
今回の転職に関するお話の第一弾として、
前提のこれまでのキャリアと転職理由、転職軸というところをお話をさせていただきました。
この話がベースになって、次回以降フェーズがいくつか、
4つほどに多分分かれる、4つで収まるかな。
5つぐらいになるかもしれませんが、そういう話の前提になってきますので、
こちらでまずは一つ目のお話としては切らせていただきます。
次回に続くというところでよろしくお願いいたします。
今日は以上となりますけれども、
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それではお疲れ様でした。