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2025-06-28 10:36

#48 企業セミナー参加の心得とその裏技

◆セミナー懇親会での効果的な立ち回り方◆

セミナー後の懇親会では、多くの参加者が登壇者に集中し、名刺交換の列ができます。しかし、登壇者との会話は時間が限られ、深い話は難しく、印象に残りにくいのが現状です。一方、会場スタッフとの交流は待ち時間がなく、時間をかけて具体的な話ができるため、有益な情報を得やすいでしょう。

◆スタッフ交流のメリットと留意点◆

会場スタッフは実務に携わっているケースが多く、現場の具体的な話や詳細な情報を引き出しやすい利点があります。また、スタッフは「与える側」として接してくれるため、質問にも快く答えてくれます。さらに、スタッフを介して目的の人物に繋がる可能性もあります。ただし、スタッフの業務を妨げないよう、状況を判断して話しかける配慮が必要です。


◆Personality:きりん

外資系コンサルティングファームやBIG4系FASにて、新規事業立案プロジェクトに多数従事し、事業計画策定やビジネスケース作成、企業価値算定等に携わる。

ベンチャー・事業会社では経営企画/経営管理として予算策定、予実管理、着地見込や予予管理を中心に企業価値向上を担う。


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サマリー

このエピソードでは、企業セミナーに参加する際の心構えや、名刺交換、懇親会での交流の効果的な方法について話しています。また、スタッフとの会話を通じて得られる具体的な情報や、関係を構築する重要性にも触れています。

企業セミナーの基本情報
お疲れ様です。経営企画のたばこ部屋、48回目のお配信です。
戦略コンサルから事業会社の経営企画、FP&Aに転身したきりんが、今日も経営企画の日知な話題をお届けしております。
今日のテーマはセミナー関連でして、企業が開催するセミナーってよくあると思うんですね。
うちの会社すごいですよっていうセミナーだったり、うちのプロダクトぜひ知ってくださいっていうそういうセミナーだったり、いろんなものがあると思うんですけれども、
基本的には特定のテーマに関して情報発信とか対談が行われて、自社のサービスの紹介とか、あるいは自社自身の紹介があったりとか、
その後に登壇者への質疑応答があったり、現地参加する場合は懇親会とか交流会があったりと、そういうものかなと思ってます。
この懇親会がある場合のセミナーですね、いわゆる自由に動ける時間っていうのがあるんですけれども、そこでどう動くかっていうのが、
一つ考え方としてこういうパターンもありますよというのをお示しできればという、そんな会でございます。
結論から言ってしまえば、懇親会とか交流会があるのであれば、基本みんな登壇者の方に行くんですね。
登壇者と名刺交換してすごい並んだりするんですけど、そうじゃなくて会場のスタッフさんですね、その方々と交流を図るっていうのも一つのオプションに入れていただくと、
実はこちらのほうがいいこともありますよという、そういう話でして、普通に動くとどうなるかというところから話をすると、
みんなQAとかそのセッションが終わったら聞けなかった人とかが基本は登壇者とかそこに群がって名刺交換をするわけですよ。
列をなすわけですね。たくさんの人がそこに並ぶので、登壇者の前に列ができて待ち時間がまずもったいないというところがあるじゃないですか。
自分の時間が、自分の番が来たとしても、後ろにまだまだ人が並んでいたりするし、
そうするとやっぱりこうですね、自分のことだけ考えているわけにはいかないので、あまり長時間話をすることもできませんと。
もちろん逆の立場でも同じで、登壇者の気持ちになっても特定の人にばかり時間を使うわけにもいかないということもあるので、
早々に話を切り上げざるを得ないということになると思います。
もちろん時間をかけることができないので、深さとしてもどうせ浅い話に終始してしまうと。
ピンポイントで細かい話をしてもいいかもしれませんけれど、
そうですね、登壇者の方って基本的にはある程度偉い方とか著名な方が基本は出てくるのかなと思います。
役職が上とかですね、あまり現場のメンバーレベルの方って出てこないという意味だと、
どうしてもゴリゴリの実務の話というところから離れた方が登壇しているという意味だとですね、
どうしても概念論とか抽象論とかそういう回答になってしまうという、そういうこともあると思います。
関係性を構築するということを考えてもですね、もちろん登壇者の名刺を手にすることはできるかもしれませんが、
別にワンオブゼムすぎるんですよね。登壇者の人からすると何十人、下手すると何百人いくかもしれませんけれども、
それぐらいの名刺交換をすると何の印象にも残らないわけですよ。
よっぽど見た目が奇抜とか、よっぽどキレキレの話をできるといいんですけれども、なかなかそうもいかないと思うんですよね。
なので名刺を手に入れるということを目的にするのであれば非常にコスパは悪いと思います。
懇親会っていう基本はですね、この登壇者との名刺交換もそうですけれども、
参加者同士の関係性構築とか、しゃべってくださいみたいなそんな場にもなると思うんですよね。
それはそれで意味あるかもしれません。いい出会いもあるかもしれませんけれど、
基本はですね、みんなお互いにそんなに興味ないわけですよ、セミナーの参加者同士。
どっちかというと登壇者と知り合いたいとか、そういう方との縁をつなぎたい、
人脈を作りたいというふうに思っている方も多いんじゃないかなと思いまして、
座組としてですね、どうしても情報を得たい者同士と言いますか、テイクしたい者同士なんですよね。
構造的にテイカー同士の会話になりがちという意味だと、
どうしても情報が自分から開示するというよりは、相手の会社のことを知りたい者同士というか、
新しい情報を得たいになって、会話としてはそういったものになりがちなんじゃないかなという、
ちょっとうがった見方ですけれども、あるかなと思いました。
スタッフとの有意義な交流
これが普通の動きと言いますか、普通はこういう感じになっちゃうのが、
懇親会、交流会なんですけれども、ここで趣向を変えて、会場の運営しているスタッフさんと会話してみるというのも一案ですよというのが、
今日言いたいことです。スタッフさんってですね、基本的に登壇者の方が何かの部長だったりとかすると、
その部署の人、その部署の担当の方だったり、直属の実は部下でしたとか、そういう方もいたりするんですよね。
そうじゃないこともありますけれども、そういう人もいるというふうに思った方がいいと思います。
懇親会の間ですね、その方々が何をしているかというと、ただ立ってたりとか、
暇そうにしているとか、そういうわけにもなるわけですね。そういう時間もあるんですよ。
そういう人がいるんであれば、ぜひそういう方に話しかけてみてくださいと言いたいです。
これメリットがあってですね、みんな会場のスタッフには興味ないんですよね。
登壇者に興味があったりするので、基本はスタッフの方ってみんな誰も行かないから待ち時間はゼロですと。
だから後ろに誰も人がいないので、気兼ねなく長時間話をすることもできますし、
場合によってはですね、自分が1体、他のスタッフの方2人とか、そういう形で話ができることもあるかもしれません。
それぐらい時間が割けるという意味だと長時間話ができるので、会話のラリーも多くなって、
当然話の深さもですね、深くなってくると。
実務者の方がそのスタッフの方であるということを考えると、何か質問したときにその回答って非常に具体的になったりとか、
聞きたいことに本当にピンポイントに答えてくれたりと、現場の方でしか得られないようなそういう具体的な情報を得られたり、
より参考になるということもあるんですよね。
仮に関係性のようなものを構築したいのであれば、明らかに深い会話ができますし、時間もかけられますし、
何でこの私に話しかけてくれるんだろうから始まる関係性なのでですね、自分にも相手にも印象に残りますと。
だから1枚の価値、1枚の名詞の重みというか、そういうものがかなり高まるんじゃないかなとも思います。
座組が重要で、普通にやるとテイカー同士というふうにさっき言いましたけれども、
座組としてですね、参加者同士ではなくて主催者と客っていうそういう関係性でもあるんですよね、この場合スタッフさんと話をするとですけれども。
そうするとスタッフの方が立ち位置的にギバー側に回ってくれやすいと言いますか、
この会を主催している側ですから、ぜひいろんな情報を与えたいという、そういう立ち位置でいてくれてますので、いろいろと質問にも心よく答えてくださるということになります。
さらにメリットがあってですね、話してみないと実際分かんないというのもあると思います。
もちろん話してみると、こういう方と話したいんじゃなかったんだけどなとか、あまりに経験がなくて新卒の方だったとかそういうこともあるかもしれませんけれども、
そういう時でもですね、改めてこういう方としゃべりたいですということを言ってみて、その方につないでくださいということもできるわけですよ。
こういう人と話を聞きたい、何ならこういう質問をしてみたいんですけれども、何かこれに詳しい人いらっしゃいますかとかですね。
ちょっと図々しいんですけれども、こういう形で少なくとも何名か地図つなぎしていけば、そういうライトパートナーにたどり着くこともできるかもしれません。
そういう形でいろいろと会場のスタッフの方と交流をしてみると、単に登壇者と話をするよりも、列を作って名刺交換をするよりも有意義な交流会の時間になるんじゃないですかという風に思っていただけるんじゃないでしょうか。
ただですね、雰囲気は読みましょうというのが最後に注意点としてありまして、もちろん会場の運営スタッフですので、何かしゃべっているよりは会場の警備をしないといけないとか、
何か別の方の、あるいは次のコンテンツの準備をしているとかですね、そういう作業をされているとかであれば、もちろんそれは迷惑になりますので、話しかけて大丈夫なのかということは最低限確認をしてからお話をするようにしましょうというのはもちろんそうですね。
私もですね、つい先日そういったセミナーに参加させていただいたんですけれども、スタッフの方とこういったお話をさせていただく機会がありまして、
登壇者の方には結局、ご挨拶に行くことはできなかったんですけれども、いろいろ並ばれている方が多かったので、
なんですが、もう開き直ってですね、会場のスタッフさんといろいろと5、6名会話させていただいたんですが、非常に意義深い会話といいますか、その方が現場で日々働かれている中で、
具体的にやられている仕事について、流度高く会場と高く伺うことができて、とても良かったので、ぜひですね、こういった形で懇親会とか交流会を有意義なものにしていただけるといいんじゃないかなという、そういう趣旨でございます。
もちろんですね、いろんなセミナーの立て付けがありますし、コンテンツの持ち方とか、どうしてもですね、この会場同士で、会場の参加者同士で会話をすることを前提とした席配置だったりとか、
そういう時間をあえて組んでいるようなセミナーもありますので、これが活かせないようなセミナーもたくさんあるとは思います。交流会もあるとは思います。
なので、それはですね、もちろん空気を読みながらということにはなりますけれども、自由に動いていいのであれば、こういう選択肢もあるぞと、他の人と同じことをあえてしなくても有意義にすることはできますよということを、
頭のどこかに入れておいていただくといいことがあるかもしれません。
今日はこの程度にしておこうかなと思います。もしよろしければ高評価やコメントフォローなどをいただけますと大変励みになります。お疲れ様でした。
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