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はい、お疲れ様です。第2回の配信となります。今日はもうちょっと、経営企画とは何ぞやという話をですね、もう少し深掘りしていきたいなと思っています。
経営企画のイメージ、何でもやって結構あると思うんです。僕も経営企画に着任する前は、経営企画の人って結構いろいろ何でもやらされているなぁみたいなイメージがあったんですね。コンサル時代ですけど、実際
自分もやってみて、やっぱりそうだなと思ったところがあります。 なぜ何でも屋になってしまうのか、みたいな話をしてみようかなと思うんですけど、やっぱり結論
何でも屋であるべきだと思いますし、何でも屋にならないと、なんかそもそも仕事にならんというのがやってみた感覚としてあります。
そもそもの経営企画の役割って何だろうという話が、経営の目になるみたいな言い方をよくすると思うんですね。
経営の目になるというのは、いわゆる数字をちゃんと持ってきて、経営としての意思決定をするための材料を集めて、それで持って
目標に対するギャップが今これぐらいあって、そのための打ち手としてこういう話がありそうですね、とかいう議論を深めるための
まず素地を作るみたいなところから仕事が始まっていくわけですけども、そのためには当然各所から情報を集めていく必要があります。
代表的なのは経営が持っている制度会計の売り上げとかですね、コストとかその辺は当然そうですし、
実績だけならそれでいいんですけども、業績見込みみたいなものを作る必要もあるわけで、要は今年の売上どれぐらいになるんだっけとか、そういう予測を立てるというのはもう一つ重要な仕事になるわけですね。
そのためには営業の方との連携が当然必要になってくるとか、各所との情報連携とかいうのが必要ですと。
情報があればそれらを取ってくればそれで済むんですけど、集めるべき情報がそもそもないとか、可視化するプロセスが存在しないとかですね、よくあるわけです。
あとは情報があったとしてその情報が結構古い、あるいは信頼性がないみたいな、そういう話があるわけです。
情報がないとか、あんまり信頼できないとか、そういう状況だから業績予測作れませんとかっていう言い訳は当然通用しないわけですね。
じゃあ何とかしないといけないなというところで経営企画の仕事が広がっていくわけですが、
例えば営業の人が業績見込みとして将来の営業の売上についてあんまり読みをちゃんと管理してないとかいう状況だったとしましょう。
それに情報を作ってくださいよと言ったとして、あんまりそのインセンティブが現場の方にはないんですね。
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そんな作っている時間があるんだったら一軒でも多く営業回ってきて売り上げ、数字作った方がいいじゃないかと、偶の音も出ないわけですよそれは。
おっしゃる通りなのでっていう話で言うと、じゃあ私が何とかしますという話になるわけですね。
なので基本的には何か他部署に情報を要求するのであれば自分で何とかするというところが最初のスタートの話になってくるんですけど、
もちろん営業でもそういう手伝ってくれる方がいれば連携すればいいんですけど、何でも自分でやる必要はないというのはそれは会社によるんですけどそういうことがあります。
要はオペレーションを組み直しましょうとか、オペレーションを新しく作りましょうみたいなところで現場にガチで入ることもよくあって、
新しいオペレーションをいざ組んだとしたらそのオペレーションはそのオペレーションでいろいろ問題点が見えてきたりするんですね。
じゃあそのオペレーションを作ったのは誰だってなると自分なわけですよ。
そうしたら自分に質問が飛んでくるし、こういう時はどうしたらいいですかとか何なら判断まで求められるようになってきて、
あれもう営業の人だっけなぁみたいな感じになってきたりもするんですけど、そういう形でいろんな部署のオペレーションに介在することで影響範囲がだんだん広がってくるんですね。
という中で影響範囲が広がると責任とかもだんだん増えてくるという形で何でもやというか、職務の広がりが出てきてしまうというのがこの何でもやというゆえなのかなと思っています。
これがあるべきか分かりませんが、そういう形でいろんな部署と連携する素地を作っておくことが経営企画としてうまくやっていく一つのポイントなのかなというふうに私のこれまでの経営企画歴を振り返りながら今話してみているところです。
ただですね、誇りを持つべきだというのがもう一つ今回のメッセージであって、何でもやって悪い意味の何でもやとそうでないものがあると思っていまして、
どっかの会社でですね、自分もそういう会社にいたんですけど、職務文書規定みたいな業務文書規定みたいなものがあって、経営企画のところを見てみると、なんかこっそりその他とか書いてるんですよね。
その他って、まあその他が全てってことだったと思うんですけど、誰もやることがいない、誰もやる人がいないような業務であればそれは経営企画がやってくれみたいな、そういう雑な感じで書かれていることも珍しくなかったりするんじゃないですかね。
要はそういう形で、別にそれが良い悪いというよりは、言われたことであれば何でもやりますっていうメンタリティー、それはまあ尊いことではあるんですが、
あくまで最優先にすべきは経営指標の可視化とか、まずそれがちゃんと回っていないのに全然関係ないところの全然関係ない仕事を言われたからやってますっていうのでは、それはただの駒使いと言いますか、あまり理念のない自分のヤスリみたいになってしまうので、それはお勧めはしませんと。
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メンタリティーとしてそういう何でもやりますよというのは非常にいいんですけど、結局価値が出なければ経営企画としての責任を果たしていることにはならないので、もったいないという話ですね。
だからそういう本当にやりたいこと、自分がやるべきことは何だという優先順位は当然つけるんですけども、そういう多部署のことだからといって自分はやりませんとかいうのでは逆に仕事になりませんということが繰り返しお話ししていることになります。
つまりそういう形で多部署に協力を仰いで必要に応じて自分が手を動かしていくというのが経営企画としてやる必要のある動き方なんですが、
必ずしも経理のことだからわからないとか営業のことだからわからないとかそういう感じでもないんですよね。
実際やってみると、専門知識って別に自分会計士でも何でもない、ボキちょっと持っているぐらいのものなんですけど、十分に会話はできるわけですね。
例えば月次の決算が20日ぐらいかかってますみたいな状況だったところから、なんとか5、6、8日ぐらいにしていきたいねみたいな話をしながらですね、
何がボトルネックなんですかねとかっていうことを聞いていくといろいろと出てくるわけですよ。
そもそも請求書が来るのがすごい遅いから全然無理ですとか、だったら請求書を早く送ってもらうようにちょっと自分からも働きかけてみますねかもしれないですし、
もう絶対にこれこの日までに来ないんだったら、じゃあ前月のもので見込みで計上してしまって後で修正しましょうとかそういうこともありますし、
いろんなルールをですね、現場から吸い上げて経営判断を仰いでということをつなぐ役割でもありますし、いろいろとやれることは専門知識がなくてもあるかなと思ったりします。
営業の方でもそうですね、セールスフォースオートメーションって言いますけども、
Kintoneとかセールスフォースとかですね、いろいろそういう情報を入力するみたいなのはルールとしてあるがうまくいってないとか、
入力フォーマットがめちゃくちゃ汚いとか、入力フォーマットの定義がバラバラだから人によって打ち込む内容が異なっているとかですね、
情報汚いとかよくあるんですけど、そういうものをルールとしてちゃんと定義し直して紙に落として周知してうまく回っているかチェックしてみたいなことであれば別に営業の経験がなくてもできるわけですね。
頭で考えればなんとかなるっていう領域でもあったりするので、そういうところで価値を発揮することもできますし、
何らか専門外だからといって手が出せないと思うのではなく、やってみて入ってみて具体的にオペレーションを見てみると、こういうことをすればいいんだなというのがわかってきたりもするので、
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自分がどういうところで価値が出せるのかというのは現場駆けずり回りながら影響領域を広げていくという、そういうことが必要なんだろうなというのが私の考える企画の動き方みたいな感じですかね。
まとめとしては、自分の仕事の領域に制限を設けず、タブ書の責任にもせず、かといって便利に使われるような存在になり下がるわけでもなくという、そんなバランス感を取って動きたいものですね。
皆さんにぜひ問いかけてみたいのが、経営企画として、あるいは別にいいんですよ、その経営企画じゃなくても、
私の自分の持ち分以外にも、こういうところまでやって会社回してるぜみたいな話があれば、ぜひ伺ってみたいなと思っています。
コメントとかいただければと思います。
というところで、今日は経営企画の何でもやという話でお送りしました。
以上になります。お疲れ様です。
