役者への道のり
皆さんこんにちは。金髪社長のエンタメ経営radioにようこそ。
今日はですね、大学を卒業して就職を辞めて、役者の道に進んだという、僕の話をさせていただきたいなと思っています。
大学を辞めてですね、東京の方にアパートを借りて、というふうになりました。
その後にですね、すぐ劇団のオーディションを受けて、劇団が受かって、というふうになったんですけど。
まず、マンションというかね、アパートどうしようかっていうのをですね、結構悩んだんですよね。
まずなるべくアクセスがいいところがあると。どこに行くにも出やすいところ。そして家賃がなるべく安いところ。
それで見つけたのがですね、池袋からちょっと離れた、少し離れたところ。
家賃5万3千円、1軽、12平米、ロフト付き、ユニットバス。条件はいいんですけど、狭いんですよね。
5条収納なし、ロフトあり。これね、まあまあ狭いですよね。
でもね、例えば3万5千円か4万円ぐらいで、風呂なしもあったんですよね、当時。
で、銭湯行くとしても、銭湯1回400円で、毎日行くとなると1万5千円ぐらいかかるんですよね。
そうすると計算としては、お風呂が絶対ついた方がいいということになって、それでマンション、アパート、2階建てのアパートの1階を契約したというふうになります。
で、その後バイトを探して劇団に通うみたいな感じになったんですけど、劇団もですね、だいたい公演って年に3回あったかな、おそらく。
2回大きいのと1回小さいのというふうに記憶してるんですけど、それ以外はですね、稽古なわけですよ。
あとね、劇団からオーディション出ませんかって言って、ドラマだったりとか、映画だったりとか、CMだったりとか、そういうオーディションがちょくちょく入ってくるという、そんな感じだったんですね。
で、アルバイトはですね、ある程度融通が効くところじゃないと、突然休むとかいうことがありますので、いろいろ探したわけです。
で、僕としてはなるべくまた5分が出るところがいいなと思ったので、飲食店がいいなと思って、いろいろ探したところですね、あるホテルの配膳のアルバイト、これにうまくたどり着きまして、
ただ急に休んだりということがありますから、最初の面接のときに、「基本的には大丈夫なんですけど、突然休むみたいなこともたまにあるんですが、大丈夫ですか?」と相談をしたところ、
そういうことだったらいいよ、応援しますよということで、いいところ見つかったなと思って、そこでアルバイトをすることにしました。
そこのホテルはですね、普通にホテルでもありますから、夜、夜勤のフロントのアルバイトっていうのもたまたま空いてまして、
劇団生活と苦労
配膳をやって、夜終わった後にそのまま夜勤のホテルのフロントの受付のバイトもして、朝帰り、朝起きて、着替えて、劇団の稽古に行くみたいな、そういう生活を送ってます。
これはですね、なかなかハードですね。
稽古中、むちゃくちゃ眠くなるわけですよ。
稽古に行ってて眠くて、トイレに行って、トイレでちょっと居眠りしたりとか、
一番ヤバかったというのが舞台係みたいなのがあるんですよ、舞台の下っ端の人って、公演のときですね。
僕は煙をたく役をやったんですけど、煙を何秒たいてくださいって決まってるんですけど、何秒たいてくださいってやってるときに寝ちゃってですね、会場がもくもくになってめちゃくちゃ怒られたっていう。
そういう苦い経験もありますね。
劇団はですね、最初3ヶ月研修生とかでやって、その後に純劇団員になって、年3回公演があるってお話ししましたけど、年3回の公演はですね、最初はそんなにいい役じゃないので、
チケットの山っていうのがあるんですね。チケットを買ってくださいと。それを渡して皆さんに売ると。その差分が多少の収入になると。
確か4500円くらいのチケットだったと思うんですよね。仕入れが2000円。1枚売ると2500円くらい手元に入ってくるみたいな感じなんですよね。
だいたい友達に売るわけですよね。最初は応援してくれるっていうので、近いし友達だったら10枚とか20枚とか、10枚20枚までいかないかな、15枚くらいかな。
コンスタントに買っていただいたっていうのがあるんですけど、これなかなか役が良くなるとですね、30枚になったり50枚になったりするわけですよ。
友達に買っていただくのも、毎回買っていただくのも気が引けにし、とはいえ買っていただかないと全部縛られるし、
営業もしなければいけない、バイトもしなければいけない、稽古もしなければいけない、みたいな感じでですね、
なかなか役者を続けるってなかなか大変だなって思いました。
じゃあ僕みたいにですね、一人暮らしをしながら役者をやっている人ってどれくらいいるのかってことなんですけど、
未成人としては半分いるかな、3分の1くらいかな。やってて仕送りもらいながらやってる。一人暮らしなんだけど仕送りもらってるっていう。
20%くらいが、25%くらいかな、ザ自分で全部やってる人。
うち実家から通ってる人、3割くらい。仕送りもらってる人、2割から3割くらい。
結構女性も多いんですよ。女性はそんな感じでしたね、仕送りもらいながら。好きな子でやらせてもらってる、みたいな感じの人が多かったですね。
だからね、なかなか大変。やり続けるのってなかなか大変で、
実際に舞台があるんですけどね、大体公演が5日間とか1週間くらいあったかな。その期間はほとんどバイトできません。
本当にね、お金が大変ですね。なかなか続けられるかな。
家賃も滞納してですね、なんとか切り詰めてやってたんですけど、「これちょっと無理だなあ」っていうふうに思いまして、
劇団自体は約1年半ちょっとくらいかな、2年いなかったと思うんですけど、それでこの劇団は退団することになりました。
役者としての再出発
2年ぐらいやったんですね。
で、じゃあどうするか。でも役者はやっぱりやりたいわけですよね。お芝居は楽しかったですよね。この目の前で思いっきり表現するとか、
芝居について色々勉強するとか、色んなことを学ばせていただきました。
僕はこの劇団で、歌もやりますし、ミュージカルな劇団ですから歌もやりますし、お芝居もやりますし、ダンスもやりますし、
ダンスもね、バレーなんかやったことなかったから、基本的にバレーなんですよね。バレーをやらせていただいたりとか、
盾って分かりますかね。刀で、自大力にされてるじゃないですか。
あと殴る蹴るみたいなのを、当たってるようにするために、どこをどういうふうに立ち回りをすればいいのか。
当たっちゃいけませんから、当たらないように安全位置をつけながらダイナミックにやるためのやり方とか、そういうことを結構色々教わりました。
その当時は日本武道も習ってましたので、日本武道の稽古をさせていただいて、結構色んな、今まで体験したことのなかった色んなことをやらせていただきまして、
すごく身になったなと思います。
ただ、やはり経済的に困窮してくると、抜けられないし、気持ちも落ちるし、これは大変だと。
なので、劇団では役者で食べていくっていうのはまあまあ難しい、先輩たちに難しいっていうのがありましたので、
これはもうプロダクション、芸能プロダクションに変えていこうと。所属を変えていこうと。
そうすると、お芝居の仕事、舞台の仕事ももちろんあるんですけど、テレビだったりとかCMだったりとか、
そういう映像系の仕事も結構プロダクションによっては強いところ弱いところがあるんですよね。
そこはやはり単価がいいわけですよ。ですので、その単価のいい芸能プロダクションというところに入って、
所属して、そっちで役者としての人生のスタート、もう一回再スタートしようという風になった。こういう流れになります。
なので、役者については、大体2回か3回に分けてお話したいなと思うんですけど、
前期、中期、後期っていう話をさせていただくと、まずこの前期は劇団時代で、
末期層からいろいろなことをやらせていただきましたが、なかなか舞台のチケット乗る場だったりとか、
アルバイトしながら劇団を続けていくということがなかなか僕にとっては難しかった。
活躍するにはなかなか時間がかかる。劇団は結構イエラル期にしっかりしてますからね。
というのもありますので、なかなか難しかったというのが、まず前半の僕の役者人生でした。
はい、いかがでしたでしょうか。今回はですね、役者人生パート1ということをお話しいただきました。
次回はパート2という話をさせていただければと思いますので、よかったらまた聞きに来てください。
はい、ありがとうございます。お聞きいただきましてありがとうございます。ではまた。