1. 飛鳥山の窓から -TOKYO NORTH MOVEMENT-
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2024-07-11 15:28

#8-2ゲスト:篠原正浩さん エンタメ業界にとって苦しいコロナ禍をどう乗り越えた? / 大衆演劇業界の現状は?

【今月のゲスト】

篠原正浩さん

【テーマ】

・エンタメ業界にとって苦しいコロナ禍をどう乗り越えた?

・大衆演劇業界の現状は?



東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が

王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。

情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。

グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。


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00:06
TOKYO NORTH MOVEMENT 飛鳥山の窓から
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。
今月のゲストは、有限会社篠原演劇企画代表取締役である篠原さんをお迎えしております。
今週もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
第2話では、先週伺ったおじいちゃん、お父さん。
こちらが代表を務められた篠原企画を篠原さんが引き継がれた。
その辺からお話を伺ってまいりたいと思いますが、どういうタイミングで継がれることになったんでしょうか。
私がこの経営に携わったタイミングというのが、ちょうどコロナが流行る2月28日に父が緊急入院をしてしまいまして。
2020年の2月28日。
そうなんですよ。
そのタイミングで声が出ない病気になってしまいまして。
そうすると喋れない、経営もできない、病院から出れない。
じゃあ誰がやるんだという中で、ここはもうやるしかないというタイミングだったんです。
それまで篠原さんは経営ということではなかったかもしれませんけれども、会社には入られてお仕事はされていたんですか。
会社にはもう20年近いキャリアはあったんですけれども、劇場をメインで、劇場の支配人の立場でやっておりましたので、広く劇団の圧戦に関しては全く携わってこなかったんですね。
戦争を担いしたように、いろいろな健康ランドとかそういうところに劇団の方を派遣したりとか、そういうマネジメントというようなことも含めて、お父さんは全部一手にやられていたと。
そうなんです。
なるほど。じゃあ突然のご病気で倒れられて、引き継がれて、しかもコロナですよね。大変でしたね。
大変でした。まずは大衆演劇の劇団というのは、一月単位で移動していくんですけれども、コロナになった瞬間に全てが受け入れができないと言われたんですよ。
なるほど。
そうするとトラックでいうと10トン車が、その時40台ぐらいですかね。行き先がないチューブラリーの状態から、全部一軒一軒頭を下げて、その場にいさせてもらうようにしたり、受けてもらったり。
03:04
日頃はそれがローテーションのように全国回っているから、どこかに留まるってことはないわけですね。
そうなんです。
なるほど。
それがまず第一の試練でしたね。
何というか、在庫しておく倉庫みたいなのがあるわけじゃないんだ。常に回っているからみたいなね。
そうなんです。一月単位の移動になります。
なるほど。
それは大変でしたね。
それから、そもそも本拠地の工業も打てないという状況ですよね。
そうなんですよね。緊急事態中はもちろんお休みさせていただいたんですけども、開ける前も開けた後っていうのも、我々は主に5年配の方が、主な80%ぐらいは5年配の方がお客様でしたんで、その中でそこが全てストップしてしまったんですね。
もう開けても日々10人、20人のお客様。その時期がやっぱり長かったですかね。
本当にそういう意味では一番苦しい時というか、おそらくは篠原演劇企画の長い歴史の中でも、もしかしたら一番厳しい時期に社長を継がれたという感じですよね。
でもどうですかね。父の時も都内で50件あった劇場がちょうど1件になった時っていうお話。
なるほど。
そのタイミングっていうのが、父は5人兄弟の一番下なんですけども、もう新聞記者になりたかったらしいんですよ。
でも新聞記者になろうと思ったタイミングで、もう木馬館を契約してきてしまった。
それでやり始めたんですね。
俺の時と同じだなって言われました。ホワイトボードに書いて。
でもそれは心強い一言ですよね。私も事業を引き継いだ立場ですけれども、やっぱり父親の言葉の中で、
俺の時はもっとこうだったぞ、もっとひどかったぞとか、俺の時と同じだぞとかっていう言葉ってすごく支えになって。
今でも思い出して、親父の体験から比べれば、これは大したことはないんだろうとかね。
戦前から私の会社も仕事やってますから、やっぱり爆弾降ってくるわけでもないし、命取られるわけでもないしみたいなね。
やっぱりそれはすごい大事ですよね。
大事ですよね。
でもすごいお父さんはホワイトボードで書かれながら、新社長、ご子息である篠原さんにすごい期待を込めて書かれたんだろうなっていう気がしますね。
そうですね。俺の時に比べればお前50件が1件だぞ、大丈夫だよって書いてくれたんで。
大衆演劇の一番面のような感じがしますね。
はい。
なるほど。さてですね、ここで篠原さんのメインの、メインというかほとんど100%ですけども、大衆演劇っていうことについて、皆さん意外に知らない方も多いと思うんですけれども、これちょっとどういうふうに定義したらいいんでしょうか。
06:16
そうですね。大衆演劇の詳しい定義っていうのは実はないんですよね。と言いますのも、大衆演劇とは大衆の方が楽しめるため、大衆の方が楽しめるエンターテイメントと私は思っているんです。
ですので、もちろん一人で大人数でしっかりした演劇をやってる劇団もあれば、一人で異聞講演みたいなのを中心にやってる劇団もありますし、大衆のお客さんを楽しませるもの全てが大衆演劇に当てはまるんじゃないかなと個人的には思ってるんですけども。
なるほどね。要するに出口のところというか、一番お客様に接してるところが本当に楽しませるよということになっていれば、ある意味みんな大衆演劇になるというか、それぐらいバリエーションがいっぱいあるということでしょうかね。
そうですね。それに合わせられたからこそ、今大衆演劇って生き残ってこれてるんじゃないかなっていうのは私の考えではあるんです。
おっしゃる通りですよね。
だから、たぶん一人で大衆演劇、劇団としておやりになられてる方も、その方がターゲティングするお客様っていうのはちゃんといらっしゃって、その劇団を待ってくださってるお客様っていうのは必ずいて、そことの繋がりの中でやられてる。
そういう繋がりがいっぱい、いろんなあり方があるみたいな。それを総称して大衆演劇みたいなところなのかもしれないですね。
そうですね。
だから、僕らも中小建設業って言っても、実は中小建設業っていうカテゴリーで、それぞれの会社がやっぱりいろんなお客様を持って、そのお客様に最適なサービスを心がけながらやってるんで、たくさんいるんですけど意外にそれぞれ成り立ってるっていうところがあるんですよね。
だから中小建設業って何ですかって言われると、それは規模の小さい建設業者ですみたいなところまでは言えても、実は何か本質的ではない。だから大衆演劇もそうかもしれないですね。なんかそんな感じしますね、伺ってるとね。
そうですね。
ありがとうございます。大衆演劇っていうと割と梅澤さんのところなんかもそうだし、家族でやってて、世襲みたいなイメージが僕にはあるんですけど、最近はどうなんですかね。
そうですね。以前は世襲が多かったんですけども、今はそこに入ったお弟子さんのお子さんが座を立てられたりですとか、高校を卒業して大衆演劇の世界に入って座を持つ方っていうのもものすごく増えてきておりまして、そういう意味では世襲ではなくなってきてるのかなっていう気はするんですけど、
ただ子供の3歳4歳ぐらいの子から舞台に立っている子っていうのは、もう喫水の演劇人なんですよ。
09:06
違いますよね。それは確かに。
やっぱりそこを超えられる子っていうのはやっぱりなかなか努力は必要にはなってきますけどね。
なるほど。確かにセリフを覚えていくとか、もう本当に大衆演劇って毎日演目が変わるんですよね。
そうなんです。毎日、特にこのところ、昼と夜を演目を変える劇団も出てきてますんで、1日1ヶ月で60本必要な演目数になるんですよ。
そうするとやっぱりこの子供の時から毎日芝居に触れてないとなかなか覚えるのは大変なんですよね。
いやもう信じられないですよね。何にもかのセリフを覚えるんだって我々チクハックするじゃないですか。
それをもう本当に主役の方なんかは何十ページっていうものを、今日覚えてたものを芝居が跳ねた後1回全部外して、それから明日のものを覚えるわけでしょ。
そうなんです。抜く作業っていうのは大衆演劇ものすごく大変で。
セリフを抜くわけだ。
そうなんですよ。
だけどそばでご覧になられてて、何が違うんですか?
私も子供の時からその環境の中で育ってきてしまったんですけど、仕事と遊びの境目がないお子さんの時代を過ごしてるっていうのは大きいかもしれないですね。
なるほど。
今のお子さんでいうとスマホを触ってる時間がセンスを触ってたり刀を触ってたり親の芝居を見てたりっていう部分に当てはまりますんで。
立ち振る舞いとか芝居として必要な何かとかっていうのは遊びで覚えちゃってるみたいなところですかね。
もう仕事じゃないんですよ。
そうなんですね。
僕の友人で奥田秀人さんっていうジャズドラマーがいらっしゃるんですけど、その人はやっぱりお父さんの時からビッグバンドジャズのオーケストラの中にいて、
本当にお箸も持てない時からスティック持ってたみたいな。やっぱりそういうの違うんだよっていう通じるところがありますね。
そうですね。
なるほどね。現在は今劇団ってどのくらい?先週6劇団くらいしかない時期があったんですけど、今の劇団どのくらいあるんですか?
そうですね。コロナ前で全国で130劇団くらいあったんですけど、今実動できてるのが80劇団くらいには減ってきてしまってるんですよね。
そうすると、例えば篠原園芸場を撮ってみれば、そこでそういう劇団が1週間とかそのくらいの単位ずつ回るような感じですか?
私のやってる協会の方に10の劇団が所属してるんですね。それ以外に協会に所属してない劇団で20くらい、大体30くらいの劇団とお付き合いをしながら1年間を回してるような形になります。
12:07
そうすると、1つの劇団があちらの劇場をお使いになるっていうのは大体どのくらいの感じですか?
大衆演劇って基本が1ヶ月単位の移動なんですよ。1ヶ月単位で次の公演先に行きながらというような。
それで演目が変わっていくっていうね。
なるほど。でも毎回思いますけれども、本当に開演前、長蛇の列ができて、もうあっという間に、僕何度かしかお伺いしたことないですけども、入るともうお自分が決めてる席があれあるんだね。
そう、一直線にその席にお座りになられて、そこで物を置かれてから、例のおいしいおにぎりを買いに行ったりとか、もちろんご自分で作られてるものをおもむろに出されたりとかね。
本当に、しかも年もかなり、僕は年取ったりするかもしれないけど、お若い女性不安とか結構たくさんいらっしゃいますよね。
でもそれは最近その傾向が強いですね。
そうですか。
どうしてもコロナ禍5年配の方が動けない中で、若い方っていうのをちょっと開拓しましたんで、それで今、年齢層がコロナ前から見て10から20ぐらい若返ってるかもしれないですね。
なるほど。それはある意味では演者の方も若返ってるってことですか?
いや、演者はそんなに若返ってないですね。
そうなんですか。
はい。
なるほど。でも演目とかそういうものは、お客様が若返っていく中で何か変わっていくとかそういうこともあるんでしょうかね。
根幹は変わらないんですけども、耳に聞き慣れてる曲っていうのを増やしたりですとか。
なるほど、なるほど。
はい。
だから、いわゆるドラマというか、演劇の部分のところは変えてないけれども、その後半のエンターテインメントというか、音楽部分なんかはかなり若い世代にも分かりやすいっていうような、そんな工夫なんでしょうかね。
そうですね。その部分もそうですし、演劇の方の部分でも根本的なストーリーは変わらないんですけども、その中にじじネタを入れてみたりですとか、若い子に分かりやすい言葉で話したりですとかっていう部分では取り組みをしております。
なるほど。いろいろ照明機器ですとか、そういうものの技術革新もあって、本当にエンターテイメント性が何倍にもなってるっていう感じがしますよね。
そうですね。そこには助けられてますね。
本当にそれを活用していくっていうね、その力というかパワーがすごいなというふうに思いますけれども、そういうことで、さらにこの大衆演劇をどう広げていくか、そういうお話を次回はお伺いしたいと思います。
ご視聴ありがとうございました。
ありがとうございました。
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