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  2. v.86 社会福祉法人 愛成会 本..
2024-04-08 49:28

v.86 社会福祉法人 愛成会 本部長・平本秀真さん「志を繋いでいきたい」

今回は、社会福祉法人 愛成会 本部長・平本秀真さんにお話を伺いました。
第83回にご出演いただいた、平本大城さんのお兄さんでいらっしゃいます、秀真さん。
現在は横浜市瀬谷区にある特別養護老人ホーム愛成苑をはじめ、横浜市、大和市で4つの介護事業所を運営されています。
まずはそのお仕事にいたる経緯、最初は薬剤師としてのキャリアをはじめられたお話から伺いしました。

社会福祉法人 愛成会:http://www.aiseienn.jp/
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ゆいなわさんの聞く人ラジオ。みなさんこんにちは。ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
今回は社会福祉法人愛成会本部長 平本秀真さんにお話を伺いました。
第83回にご出演いただいた平本大輝さんのお兄さんでいらっしゃいます。現在は横浜市西薬にある特別養護老人ホーム
愛成園をはじめ、横浜市・大和市で4つの介護事業所を運営されています。 まずはそのお仕事に至る経緯
最初は薬剤師としてのキャリアを始められたお話から伺いました。 もともとはそうやって薬剤師としてやっていこうみたいな思いがあったので、実際そうされてたんですね。
そうですね。高校の時から科学が好きだったので、いろいろ高校の先生が実験を見せてくれたり、夏休みに遊びに行くと実験室でいろいろ、今じゃちょっと考えられないですけど、ビーカーとかでお茶出したりとか、
すごいなって白衣を着てやってるのもすごいなって思って、科学って面白いんだなっていうのと、小さい時から学校の先生とかにもなりたいなっていう考えとかもあったので、そういうのをいろいろ合わせて考えていくと、科学の強みを生かして、
人に何か教えたりとか、そういうことができるような仕事って何かななんて考えた時に、ちょっと医者になるほどの頭はなかったので、薬剤師はすごくやりがいのある仕事だなっていうふうに思って、薬局で働いて、自分はもう薬剤師として生きていこうなんて思ってやってました。
そうなんですね。薬剤師って6年でしたっけ?
いや、今は6年なんですけど、私が卒業した時はまだ4年生の時だったので、4年間卒業した後に国家試験受けてっていうような感じで、すごく身近な薬剤師像として考えていたのが町財薬局の薬剤師だったので、町財薬局に勤務をしたのが2004年?
5年間はちょっと記憶が悪いんですけど、そのぐらいに薬剤師として仕事をして、その中でもそれなりに頑張ってですね、社内での薬局長になるための試験とかも最短で受けて、薬局の薬局長でこれからやっていこうなんていうふうには思っていたんですけど、
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結婚を3年目ぐらいで結婚したんですけど、2年目ぐらいから考えて、親に話をしたりとか、そういう話をした時に父からですね、当時父が県議会の議員をやっていたんですけど、ちょっと話があるっていうことが。
夜、呼ばれてですね。で、かしこまって、そんなに父と大地で話をするって、今まで本当に全然なかった。
その時、一緒に住まれてたんですか?
そうですね。当時は実家を暮らして、薬局で働いて。
ああ、そっか、そういうことですね。じゃあ一緒に住んでて、普段は一緒に生活を共にしながら、ご飯とか食べたりとか日常はされている中で、いきなり急に。
そうです。父もすごく忙しかったので、私が小さい時は薬の経営をして、本当に夜遅くに帰ってきて、朝はちょっと疲れて寝てて、昼頃に薬に仕事に行って、学校から帰ってきた子供たちを教えるっていうような、そういうサイクルだったので。
正直、あまり一緒にご飯を食べたりとか、旅行に行ったりとかっていう記憶はあるんですけど。
でも、通常の生活の中では、あまり父が夜はいない。学校から帰ってもいない。朝は寝てるっていうような、そういうことが多かったかなと思うんですよね。
それから、県議会になってからも、議員だとすごく忙しいし、相変わらずすごく忙しかったので、一緒にご飯を食べたりとかは当然あるんですけど。
そんなに踏み込んでいたりとか。
はいはい、お話とかもなかなかあるんですよね。
そうですね。それで、夜、ちょっと話があるということで、言われたんですよね。
そこで、「平本っていうのは地元で、浜倉時代くらいからずっと平本っていうのが世話にいるんだ。」っていうような話をしたんですけども、全然それも知らなかったです。
えー、そうなんだ。なんで。のんきのほうで、そんな感じで話を聞いてたんですけど。
それで、ずっとご先祖様から代々地元、世話でいて。
今、父が議員の仕事をしていて、「平本です。」っていうことを言うと、地元の方々は、「平本、入ってよ。」とか、「洗ってよ。」とか言って、沿岸に移動してくれたり。
そういうような、「平本です。」って言って、悪く、後ろ指さされたりとか、そういうことがないっていうのは、
自分たちのご先祖様が代々困った時には、物を分け合ったりとか、助け合ってやってきて。
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そういうふうにやってきた積み重ねがあって、今があるんだぞ。なんて話をされたんですよね。
今まで、全然そんなことも考えてなくて、「ああ、そうなんだ。」なんていうふうに思ってたんですけども。
そこで父が、「これから2025年問題っていうのがあるのは知ってるか?」みたいな話をされて。
私も薬剤師で仕事してたので、勉強の中では、「20年後ぐらいに、そういう問題があるんだな。」っていうことは知っていたんですけど。
そこまで具体的にというか、問題意識を持ってたわけではなくて。
でも父は違って、やっぱり自分も段階の世代だったので、
なので2025年に、やはり高齢者が制約でも増えてきて、高齢者の介護の恩来っていうのがおそらくあるだろう。
ただ、その高齢者の入居するような老人ホームっていうのが足りないっていうのも、今からも分かっている。
だから、自分もご先祖様がやってきたように、あるものだとか、みんなで助け合ったりっていうことを大切にしたいから、
せやで地元で特別養護老人ホームっていうのを建てようと思う。
っていう話があったんですよね。
ちょっとその話を聞いて、私も胸が熱くなって、「なんてすごいことをやろうとしてるんだな。」って。
もしやるんだったら、自分も今の仕事を辞めて手伝いたいっていうこと。
自分からちょっと初めてそういうことを申し出たという。
それで、結局、その薬局の方には5年間勤務してて、
2008年、2009年に法人を立ち上げて、2009年にこの愛生をオープンしたんですけど、
そのタイミングで薬局を辞めて、
本当に薬剤師としての専門のことしかわかってなかったんですけど、
そこから福祉の事務長をやってくれっていうことを。
急にそこなんですね。
自分もそんなに介護現場で何ができるかって言ったら、できることもないですし、
計算だとか、本当に父が結局理事長になったんですけど、
その理事長自身もなかなか、県議会の議員をその当時もやっていたので、
そんなに運営に積極的には携われないから、
私の母が施設長になって、私が事務長でしっかり施設を支えるというか、
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法人に携わるということで、スタートした法人なんですよね。
その法人の立ち上げをするにあたって、いろいろ理念というのを作っていかなきゃいけないとか。
そうですよね、一応そういうものがないと。
今まで薬局でやってたから、全然そういうことって、
確かに会社の理念とかっていうのは、見たことあるし、なんとなくわかるけど、
理念ってそんな大事なものなんだなっていうようなことを、再認識させられたというか。
愛政界としては、愛政相和、愛するの愛、生きるという字。
あと、相手に平和の和ということで、自然と調和しながら、生きとし生きるものがみんなが助け合いながら、
和を増していきましょうというようなことで、理念を作って、その理念を基に、
じゃあどういう施設を作っていこうかということで、
もともとここの愛政園は、すぐ近くの市民の森の中で建てる予定でござったっていうのがあって、
じゃあ自然と調和できるような、そういうものを作りたいということで、
自然の中で調和するような壁面緑化のシステムで。
あとは、昔からうちも犬を飼ってたりして、みんな犬に癒やされたりっていうのもあったので、
ドッグセラピーというものを導入していこうという話になって、
最初、当時立ち上げて、コンセプトとしてはそういう愛政相愛という、
助け合うお互い様ですとか、ありがとうございますという感謝の気持ち、
御情の気持ちというのを大切にしながら運営をしていこうということで、
それを具現化してドッグセラピーとか、壁面緑化をしたりというので始めたというような、
そういった施設で2009年の9月に開所をしました。
15年ぐらいになろうとしている?
そうですね、まだまだ15年でも発展途上というかできていないところが多いんですけれども、
日々そういう気がついた課題に対して、柔軟に解決をやったらいいかなとか、
今までのやり方に囚われずに、いろいろ近隣の施設にも仲間が多く増えてきているので、
いろいろとわからないことがあったら、近隣の施設に聞いたりとか、どうしているかというのを聞くことはあるんですけれども、
それで足並みをただ揃えるだけではなくて、こうした方がいいかなということとか、
結構積極的に取り入れたりしてやっています。
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具体的な平本さんのお仕事として、日々いろんなことをされているというか、されているんですか?
そうですね、私の仕事って一体何だろうなと思うので、幅広くですね。
単純に職員さんの給与だったりとか、業者への支払いだったりとか、そういったことも当然ありますけれども、
あとは人事の採用であったり、面接であったりとか、採用する際にブース出展とかで、私も出たりします。
ブース出展をするんですね?
そうですね。
何と言うんだろう、そういう。
例えば福祉人材フェアとか、例えば横浜駅でこの会場でやりますとか、
そういう採用のためにブースを出して、来てくれた方に説明をしてというようなのを、
それはでも最初の頃からやってたんですけど、最初の頃は本当に心細くて。
心細い、はい。やったことないんですかね、初めて。
やるで、何を話してもいいかも、最初の頃ってわからなかったですし、実績もないですし。
やっぱり来る方は介護をやりたいというか、現場の質問をされても答えられないですよね。
最初の避難ってすごく悲惨で、もう1日座ってて誰も来ない。
そうか、そういうこともありますよね。
こちらから挨拶というか声をかけたりするっていうのも、やっぱりどうしていいかわからなかったんで。
他のブースとか周りのブースを見てると、来てたり。
そういうのを見て、すごいな、どうしたらいいのかななんていうふうに、最初の頃いろいろ悩んだりっていうのがあったんですけども、
今は現場の職員さんと一緒に行って、現場の職員さんがリーダーだったり、新卒で入ってリーダーになった方とか、いろいろな方と一緒に組んで、2人で一緒に説明するというような形でやっていて。
そうすると、結構、そういった一緒に行った職員さんも法人の強みというか、自分の施設、何がいいのかなっていうことを改めて考える機会にもなるんで。
そうですね。
すごくそれがモチベーションにもつながる。実際にそれで採用につながったりすると、自分たちで採用したんだっていうことが、やっぱりこういう意識の中であると、やっぱり法人のことを好きになってくれることになるかなと思っています。
じゃあ本当に初めて、始められて、実際役在所をされているところから始めた、初めてなことがすごくたくさん経験されてきて、これも現場もそうだし、例えば経営的な視点とかそういうところもそう。でももう長くやられていると、だいぶそれは積み重ねてきて。
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そうですね。それでも、やはりあまり現場目線になりすぎないように、俯瞰的に考えられるように意識はしています。
安全とか安心とか、いろいろ追い求めすぎて、安心することを求めることはいいと思うんですけど、安全であることっていうのを拡大解釈しすぎてしまうと、例えば利用者さんが入居されている方が認知症などの症状があったり、あとは体の機能が落ちてきて転ぶかもしれない。
そういう方、じゃあ安全にするためにどうしたらいいかって言ったら、転ばないようにじっとしててもらうっていうのが一番安全ではある。ただ、その方にとってそれが一番幸せかというとそういうわけではなくて、病院っていうのはやはり安全である必要があると思うんですけど。
例えば、愛生会の場合だと、お酒飲みたい方にはお酒を提供する機会もある。私、外にお散歩に行ったりとか、外出するっていうことも機会としては多く設けてたりするんですけど。
あとは、お家で普段タバコ吸ってた方も、タバコ吸えるような喫煙室があるんですね。でも、じゃあタバコ吸うことって安全なことかって言ったら、安全ではないですし。
お酒を飲むっていうのも、私も自分のおじいちゃんが、私が小さい時に夕方に庭の手入れをして終わって、相撲を見ながらウイスキーを飲んだりとか。
お酒が生き甲斐みたいなところって、やっぱりあったりすると思うんですけど、安全のためにそういう生き甲斐を奪ってしまうっていうことになりかねないようなことはあるかなと思うんですね。
愛戦園でも最初に改修した時に、お祭りをやる。その時にお酒を飲みたい方に提供するっていう話をした時に、「いや、前の施設ではそんなこと危ないから絶対ダメでした。転んで怪我したらどうするんですか?責任取れるんですか?」とか。
やっぱりそういう事故が起きたらどうしようっていう心配はあるんですけど、入居されてる方々がここに入って、今まで自宅でできてたことができなくなってしまうっていうのは、やっぱりその方にとっては不幸せなことになってしまうので、そこでの安全を追求しすぎちゃうのはあまり良くないんじゃないかなっていうふうに思ってます。
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なので、今はそういうお祭りだったりとか、春の季節だとちょっと近くに桜が咲いた時にお花見に行ったりすることもあるんですけれども、そこで急に施設長が近くのスーパーで、「お酒買ってきたよ!」みたいな感じで。
当然、アルコール中毒だったりとか、ドクターストップの方っていうのはもう事前に把握はしてるので、そういう方には提供はしないように意識するんですけど、それ以外の飲みたい方がいらっしゃった場合には、ほんと少しコップ半分ぐらいの量でも、「いや、美味しい!」ってすごく喜ばれるんですよね。
なので、やっぱりそういう今までの日常生活、お家でされてた生活を施設に移したからといって、今までできてたことを、「これは危ないからダメです!これはダメです!」ってどんどん制約していくってなってしまうと、入居したこと自体を後悔しちゃうんじゃないかなと。
なので、そういうことを大事に。入居してからも、できることできないことっていうのは当然あるんですけど、なるべく今まで通りの生活を継続してできるようにやっていきたいなというふうな視点を大事にしていきたいと思っています。
そうか。でもそれをちゃんとお聞きになって入られてる方とかは、そういった意味での安心だったりっていうのがあるってことで、やっぱり気持ち的にも、普段の日常生活、そうですよね。
やっぱり病院だったり、愛生園に入る前の施設とかで、そういったことを制約されてしまうことが、不自由な生活だって感じて出ていきたいとか、家に帰りたいっていう願望があったり、それがストレスになって暴言が出てしまう。
そういったことが、やりたいことをなるべく拘束せずに、自由に歩いていただいたりとか、お酒を飲む機会だったりとか、そういったことでストレスをなるべく少なくすることで、今までの施設では暴言とかがあった方がすごくなくなって、にこやかに生活されたりとか、そういったことに繋がっているのかなと思います。
何年くらいとかって?
愛生園は入居者が100床あって、全部個室になっているので、特別養護老人ホームっていうのは、大きく分けてユニット型っていう、全部個室のタイプの特養と従来型っていう、多床室って言われる4人部屋の特養に分かれるんですね。
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歴史が古いのは従来型っていうものになるんですけども、やはり少ない職員数で多くの方を見るっていうのに重点を置いて作られているので、食堂も広く何十人の方に対して職員さんが4、5人とかで見るのかな、そういう形なんですけど。
我々のやっているユニット型っていう施設は、10名の単位で1つのユニットになっているんですけども、お部屋が10部屋あって、中心にリビングがあって、なので10名の方の共同生活っていう。
職員さんもそこに原則固定配置っていう形になっているので、顔なじみの関係が築きやすいっていうことがあって。
それがプライバシーに対しての配慮だったりとか、個別ケアができるっていうことでメリットがあります。
逆にちょっとデメリットとしてはどうしてもお部屋代っていうのが個室になるので、部屋代がちょっと高くなってしまう。
なので、入居得用に入りたい、特別用語老人ホームに入りたい方は、そういった経済的な面だとかサービスの面っていうことから、自分はどっちに入りたいかなっていうのは今は選択ができるので、ご自身で選んで申し込みをされるという形になっています。
そうなるとやっぱりちゃんとご一緒できるといいますか、一人一人がプライバシー、プライベートを持ちながら、職員の方とも関係性をきちんと築けていきながらということで。
先ほどの安心・安全というところもケアというか心がけているということで、入居されている方はいいような感じがしますね。
そうですね。入居されている方がやっぱり入居して入ってよかったって思ってもらえる、そういった説明をしていきたいなと思っています。
そうなるとまた今度は働かれている方もたくさんいらっしゃるってことですよね。
はい。職員も今何人いるのかな。法人全体で職員の数が150ぐらい。実際には介護職がほとんどなんですけれども、
あとは管理医療士だとか、あとは看護師さんだとか、あとは機能訓練指導員さんだとか、あとはケアマネー相談員さん、事務員さん、みんなでチームケアというかですね、みんなで情報共有しながらケアを提供していくというような感じでやっています。
愛生園が職員数は80名かな。大体80人ぐらい。
そうかそうか。ひろもとさんご自身はそういった皆さんの現場的なところも当然把握していらっしゃる。
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完全にできているかどうかはあれですけどね。
その完全にはあれですけど、そういう皆さんがいらっしゃってこういうお仕事をされているっていうのはもちろんご存知でいらっしゃって。
全員私採用面接してますからね。
そうですよね。
だからそこを通してこういった方がいらっしゃってとか、実際に入られている方もいらっしゃって。
大変という言い方はあれですけど。
大変かどうかというとそれは大変だと思うんですけど、やはりやりがいがすごくあるなと思います。
今まで局でやってたときには患者さんしかほとんど入ってなかったところから、すごくいろんな業種の方もそうですし、入居者、ご家族、関わる方がすごく広いので。
そうですよね。
なのでいろいろバランスをとっていくのが難しいんですけどね。
それぞれの立場といいますか、方がいらっしゃる中で寄り添っていきながらお話を聞きながら。
でもやっぱりちょっとそこは譲れないとか、いろんなことを考えながらやっていかなきゃいけないというのは。
なのでしっかり組織として、管理者、施設長がいて、私がいて。
それぞれの部署に、私は部長、介護だったら介護部長とか、看護部長、管理栄養士相談員というのがいるので、そこの組織をちゃんとやっていかないといけないので。
そういった組織というのは今できてきているので、比較的スムーズに情報の共有だとか、話というのはできてきているかなと。
最初の頃そういうのを作るのはすごく大変です。
ない状態から始まっていて、いろいろトランドエラーなのか、いろいろ失敗とかもあるでしょうけど、その中でより良い方法を探りながら、今の形。
もちろん今でも完全にできているわけではないと思うんですけど、それをさらによりよく。
最近はまた、介護人材というのが不足してきているというニュースなどにもあるんですけれども。
異性会としても、昔だったら若くてとか経験がある日本人の職員さんで固めるみたいな、そういう方を採用していったんですけど。
今は本当に、そういう固定概念というか、それだけだと採用というのは難しいので、日本人でも高齢の方、年配の方とかも、うちも70歳過ぎている方とかも活躍していたりもするんですけど。
あとはママさん、不要ないで働きたいですというママさんとかもお仕事をしたり、シングルマザーの方とかでもお子さんを預けて働きたいとか、そういった方を採用したりだとか、障害のある方というのも働いていただいてますし。
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あとは外国籍の方。20人ぐらい働いてます。そういったみんなが働きやすいような、よく女性活躍って言われてるんですけど、愛生会としては女性とか性別だけではなく、国籍関係なくみんなが働きやすい環境を作りたいなということで。
そういうふうにいろいろ考えながら、産休育休だけじゃなくて介護休業とか介護休暇とか、そういったことなども、外国籍の方だと一時帰国してやることになるので、長期のお休みというのも昔はなかなか取れなかったんですけど。
現場の職員たちもみんな関係性もいいので、理解をしてくれて。ベトナム人の職員さんが一時帰国したときに、お母さんの具合が悪くて、入院することになったから、さらにちょっと介護休暇、介護休業で延長して、あと2ヶ月取りたいというふうにあったときとかも、
それはもうしょうがないよね、みんなで言うみんなで頑張ろうみたいな、そんな雰囲気でできるようになってきて。それはもう本当、15年前とかだったら全然考えられない。
この15年の中で、最初の頃はやっぱり、休みっていうのも取りにくかったりとか、有給っていうのも使いづらかったっていうのもあるんですけれども、だんだんと世の中もそういうふうに有給はなるべく取るように法律が変わって、いつか使わせなきゃいけないとかっていうのが出てくる流れとともに、
外国人の職員さんとかから、2週間とか休みたいとか、もっと1ヶ月休みたいとか出てきたときとかも、外国人だから休めるんじゃなくて、日本人でもみんな休みたいときに、そういうふうに休めるっていうのを目指すべきなんじゃないかなっていう話をみんなとしていくことができたので、今は本当に休みを取りやすい環境っていうのもできてきたり。
そういう社会の環境の変化っていうのをうまく働きやすさにつなげてできてきてるかなと。
それができることによって働いてる方も心地よくと言いますか、ちゃんと仕事ができて、さらに入居されてる方にもやっぱり雰囲気って伝わるじゃないですか。
そういう雰囲気ってちょっとどっかが圧があったりする。それがどうしても伝播してくるので、やっぱり良い雰囲気は全体作り上げていくってことを心がけてる。
そういうことができたりとか、うまくそういうのが回ったときとかに、やっててよかったなってやりがいっていうのはやっぱり大きく感じます。
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そっか。それってでもすぐできないじゃないですか。
なかなか大変。
ですよね。時間かかるし。
時間もかかるし、やはり自分一人ではできないことなので、いろんな方に協力してもらったりとか、あるときはちょっと我慢してもらうこともありますし、
そういうのを積み重ねていく中で、去年できなかったことが今年は少しできるようになったりとか、そういった形で現在があるんですけれども、
働きやすい環境だったりとかっていうのが作れたなっていうことを振り返ってみると、良かったなっていう。
すごい。そうなんですね。
実際にそういう課題だとか、こういうとこに問題があるなっていうことを解決しようとすると、思い通りいかないことが多いんですけど、
会社経営もそうですし、介護の形とかも答えがないものなので、そういったことを実際にこうしたほうがいいんじゃないか。
ああいうふうにやったほうがいいんじゃないかっていうことを試してやっていって、今があるんですけれども。
神奈川県だったりとか横浜市などでも、いろいろと神奈川県でいうと、神奈川認証っていうような制度が。
神奈川認証。
有料介護事業所っていうのを県が認めていこうっていう。
県内に何万と介護施設って大きいものから小さいものまで入れると介護の事業所ってあるんですけれども、その中でしっかりといいサービスをしてるもの、そういった事業所っていうのを認証していくっていう制度を知事が作ってくださって。
じゃあそれにエントリーしてみようなっていうことになったんですよね。
その中でいろいろと書類関係も出すものがたくさんあったりして、入居されてる方々の介護度が改善したりとか。
あとは研修職員さんに対しての研修をどのぐらい積極的に取り組んでるか。
あとは離職率だとか。
いろいろと有給の取得率とかがたくさん項目があるんですよね。
そういったものを出して、認証をいただいてるんですね。
愛船を認証いただいて、さらに上位資格で神奈川介護ベストセレクト20っていうのがあってですね。
その毎年、神奈川認証を受けてる施設の中で、上位の20施設っていうのをさらにベストセレクトっていう認証をいただくんですね。
名刺にもつけてるんですけど。
本当だ、受証って書いてある。受証されてるんですね。
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こちらもさらにいろんな要件があって、ヒアリングとかで実際に書類をひとこみられたりもあるんですけれども。
そういったもので最高で3回まで受証できるんですけど、1回受証すると賞金として100万円いただけたりもするんですよね。
その100万円とかを使って、結構施設によって自由に職員にボーナス出してもいいし、何に使ってもいいものではあるんですけれども。
それを給与として出したら、みんなその時は喜ぶかもしれないんですけど、それよりもっと形に残るものというか、みんなが喜ぶものがいいかななんて考えて。
これは異常用のリフト。入居者の方を持ち上げたりする。やっぱり腰痛って介護職に隙間とかもあるので、なるべく持ち上げずに身体の負担を少なくできるように、異常用のリフトというのを結構何十万もするんですよね。
普段なかなか運営する中でお金そこは出せなかったものを、ちょっとリフトを買っちゃおうと。みんなから意見を募って、どういうものが欲しいか。異常用のリフトだったりとか。
職員さんでちょっと記念にTシャツ作ろうみたいな。Tシャツを作ったりとか、そういうことでいただいた検証金というかですね。それは職員さんたちになるべくフィードバックで。
そうですよね。ちゃんとお声を聞いてみなさんにってことですね。
3回まで受賞ができるので、あと1回いつ狙うかなという。
3年連続とかでもエントリーはできるんですけれども、それで終わってしまうと、やっぱりもっと長い期間高いサービスを維持するというモチベーションにつなげたいと考えているので。
なので、1回目受賞して、3年後かな、2回目やって。だから次はまた3年後ぐらいなのかななんていうふうに、神奈川のベストセレクトだったりとか。
あとは働きやすい環境ということで、横浜グッドバランス賞という、横浜市もそういうのがあるんですよね。有給の取得率もそうですけれども。
グッドバランスの方は女性活躍というのをメインにしているので、女性管理職の割合だったりとか、いろいろと産休育休だとか介護休業の実績だとか、そういったものなど資料を提出するんですけれども。
それも横浜グッドバランスとしても3度、今まで受賞したりとか、自分たちがあるべきかなというふうに目指してやってきたこと、その実績をもとにというか、それで申請して公的な横浜市であったり神奈川県というのが、ここは有料介護事業所なんだということで認めてくださった。
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ということが、自分たちが目指している方向というのは間違っていなかったなということで、再認識できたかなと思っています。
すごい。そう思うと最初の頃から思うと、すごくいろんなことをきっとされてきていると思うんですけど。
そうですね。でもそういうことが、神奈川県横浜市が目指している方向とも同じ方向を向いているということになるので。
働いている職員さんたちもプライドにもなるかなと思いますし、また3度目のベストセレクトというのをいつかまた目指せるように環境をさらに整備していきたいなと思います。
ある日、お父様からのお話をきっかけに今のお仕事に至った平本さん。会社経営・介護の形には答えがなく、まだまだ発展途上とおっしゃいながらも、日々のお仕事を通してより良い形を探し続けているとのことです。
より良くしていきたいと思いだけじゃダメですから、行動していかなきゃいけないですし。ただ、それも行動も変なことをしてもしょうがないですから、ちゃんと言ったら最初に理念みたいなものとか、ここに向かおうみたいなものを皆さんで共有して、そこに一緒に向かっていくみたいなことを。
やはり困った時には理念に立ち返ってくるから、理念に戻って考えてみて、働きやすい環境とかだってお互い様なんだからっていうようなことで理念から説明できるようにしているのかななんて。
はい、すごい。そう思うと、さっき最初にお話いただいたお父様がちょっと話があるんだけどっていう、そこがすごく大きな始まりというか。お父様はずっと考えていらっしゃったのかもしれないですけど、それをヒロムさん自身にお話をされて、そこからじゃあっていうところですね。
父はもう3年前に亡くなってしまったんですけれども、やはりそういった意思だとか。もう父も亡くなる3日前まで仕事に来てて。
そうなんですね。
今やっている4つの事業所のうちの4つ目の花江美愛生の解消のために、いろいろ建物が出来上がったり、認知確認を一緒にしたり。もう本当に亡くなる3日前までしてたんですよね。
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そういう思いっていうのはやっぱり大切にしていきたいなと思っていますので、そういう志を今母も一緒にやってますので、母と一緒にそういう思いを繋いでいきたいなと思っています。
ちょっと頂いちゃいました、今。志を繋いでいくっていうことですよね。
それが本当に、1日1日はもう1日でしかないので、やれることは限られてはいると思うんですけど、それを積み重ね積み重ね。
そうですね、やっぱりそういった思いを積み重ねてやっていくことで、瀬谷田とか大和泉区で今事業所をやってるんですけれども、地元の方々が介護とかでもし困ったことがあった時に、
そうだ、愛生会社に相談してみようみたいな。そういうふうにパッと思い浮かぶような身近な存在でありたいなと思ってますし、そういったことを継続してやっていくことで、介護に関わる方々の社会的地位っていうとちょっと大げさなんですけれども、
いろいろと介護保険の制度の中でどんどん介護保険料が上がってきてしまったりとか、国の施策だからそこは仕方がないことであるんですけれども、介護施設を使う時の利用料金っていうのはやはり上がってきたりもしてるんですよね。
なので利用する方々にとってはそれだけのお金を払ってでも入居させる価値のある施設であったりとか、あとは介護で働きたいっていう方が今悲しい話で、やはり介護福祉士の資格を取りたいって思う方が減ってきてしまっている。
減ってきてるんですね。
学校もどんどんと閉じてしまっていて、専門学校の介護課っていうのがどんどん閉じてしまって、子供が将来介護をやりたいっていうと親が止めたりするようなケースがどうしてもある介護は大変だよなんていうイメージがあるようで、やっぱりそうしていくと将来的にどんどん介護職員が足りなくなって、サービスの質が低下するっていう形になってしまうので。
介護の魅力を発信したりとか、そういった理念を大切に運営をやっていくことで、地元の方々の理解を得られたりすることで、自分も介護にやってみたいとか、興味を持たれる方とかが増えてきて、介護に関わる方々の社会的な地位が向上することで介護をやりたいっていう方が遅れてくると、
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幸せな将来が待ってるのかなと思っているので、それを積み重ねてやっていきたいなと思っています。
業界全体としてもそこはちゃんと上がっていくっていうのが必要ってことですよね。
そう思うと平野さん、本当に全方位的にいろいろ考えて、日々のお仕事もそうですけど、すごくレイヤーが違うところというか、いろんな部分でお考えでやっていかなきゃいけないというのがやりがいでもあると思うんですか?
それは最初の理念から全部広がっていっていることにもなるので、そういったことを大切にして、日頃からいろいろ取り組んでいて、介護をちょっとやってみようかなとか、興味を持っている方に対しても、
何年か前から、横浜介護アカデミーという介護職員の初任者研修の資格取得の講座の愛生会が中心になって、愛生会だけだとどうしても講師をするのが大変なのと、生徒を集めたりとか大変なので、
地元の7つ、複数の事業所に、会社とかも全部違う、株式会社の方もいらっしゃれば、障害者施設をやられている法人さんとか、そういった方々でみんなで横浜介護アカデミーをやろうということで、年に1回、そういう講座も行っています。
それで、昔でいうヘルパー2級の資格、今だと介護職員の初任者研修という資格なんですけれども、それを取れるような講座を年に1回、秋ごろにやっていって、介護職が足りなくなる、足りなくなると言われている中で、ただ口開けて待っているだけというか、そうじゃなくて、自分たちで興味がある方とか、そういう社会的な問題を解決するのに、
動いていきたいなということで、横浜介護アカデミーというのも毎年、なかなか生徒も結構アットホームであるんですけど、5人から10人くらいの、コロナなどもあって、そんなに大人数というわけではないんですけれども、今まで60名弱の生徒さんが、世間に輩出できているかなと。
えー、そっかそっか。そこも具体的な行動としてですよね。
困った時は理念に立ち帰る。介護に関わる方の社会的地位を上げていきたい。そんな今の思いをお話しいただきました。
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そして最後に、好きなことについても伺いました。
学生時代からビーチバレーやってたんですよ。
へー、ビーチバレー。
ビーチバレーやってたんですけど、コロナ禍のあたりから、福祉だと外に出るとか、人と会うというのがすごく制約があって、全然やらなくなったらすごく太ってしまって、全然体が動かなくなったんですよね。
自分の趣味何にしようかななんて、いろいろ考えて、いろいろ迷走してですね。
自分自身のスキルアップみたいなことで、募金を取ったりとか、AFP取ったりとか、去年やろうかなというのを取ったんですけど。
それとあとは、勉強もそこまで得意ではないので、あんまり突き詰めてやるのもあれかなと。
大和にあるビラ藍生という施設で、職員さんたちが結構ウクレレをね。
ウクレレ?
入居者さんにウクレレを。
最初は一人やってる人がいたんですけど、それが増えてきて。
その前、ビラ藍生の方に行った時に、「ぜひ見ててください!」って言われて、演奏会を見て、すごい楽しそうだったんですよ。
ついついその帰りがけに、某楽天でポチッとやったら、ウクレレが家に届きまして。
あれ?なんか届いたぞ、みたいな。
なんかこれ弾ける?みたいな。
結構簡単に弾けるようになるというか、昔はユズの世代だったんで。
高校生の時にユズに憧れてギター買ったんですけど、コードが抑えられずに挫折して、自分はもうダメだなみたいになったんですけど。
ウクレレってコード4本しかなくて、すごくやりやすいんですよ。
ちょっとウクレレを去年の秋頃から始めまして。
ビラにウクレレを持って行って、他の職員さんたちに混ぜてもらって、一緒に演奏とか。
いいじゃないですか、それは。職員さんも嬉しいですね。
嬉しいですしね。
去年の方でもウクレレやろうよって言っても、なかなかみんないいですねって言うだけでなくて、
時々一人寂しく弾いてます。
そうすると職員さんとか結構、いいですねみたいな。
やろうよって言っても、あ、私無理なんでみたいな。
それはまずはそこは広本さんご自身一人で、まずオンステージから始めて。
時々お祭り、秋祭りあった時とかにも、弾いてくれって言われて。
急に言われて、頑張って弾いてる。
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さすがです。
もっと上手になれるようになりたいなと思って。
趣味何かって言われたら、ウクレレもいいかなと思って。
いいですね。素晴らしいですね。
ハワイに行ってウクレレ弾いてもらって。
いいじゃないですか、それ。
それはぜひちょっとしていただきたい。
なるほど、そのサークルにウクレレの仲間を。
そうですね。
愛戦に増やしていきたいんですが。
そうですよね。
なかなかそれは目標、来年度の目標で。
そっか、それ大事ですね、来年度。
もう間もなく来年度が。
そうなんですよ、一人だと本当失敗したらすごい目立っちゃうので。
そうですよね。
3人とかで弾くか、一人ぐらいちょっと失敗しても何とか。
そっか、そうですよね。
そうなんです。
確かに確かに。
一人だとちょっと不安なんですよね。
確かに、わかりますそれは。
今日は頑張ってやっていただきたいと、ぜひぜひ広めていただきたいです。
ありがとうございます。
最近はウクレレ演奏がお好きという平本さん。
今はまだお一人かもしれませんが、少しずつウクレレの輪を広げ、
ぜひ皆さんでの演奏ができますようお祈りしております。
平本さん、いろいろとお話しいただきありがとうございました。
それではまた次回、ユイナワさんのキクヒトラジオでお会いしましょう。
49:28

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