1. ながら聴きラジオ『キコアベ』RISE AS ONE
  2. #3 つまらない舞台!【前編】
2021-05-20 22:22

#3 つまらない舞台!【前編】

本日のキコアベは…
【前半】
・Mっち、T氏からの感想おハガキご紹介
・AとJさんの「つまらない舞台」観る側のつまらないとは?

【後半】
・AとJさんの「つまらない舞台」やる側のつまらないとは?

楽曲提供:騒音のない世界、MusMus、OtoLogic

#キコアベ #ながら聴き #リモート収録 #Jさん飛び入り回 #元気だったねとしか言えない #言い辛いけど言いたい話 #キャスティング次第でモチベも変わる #古田新太さん #つまらない台本 #タコ川クリスタル #音飛びごめんなさい #面白くないキャラクターをひっくり返した方法 #客イジり #ボブマーリー
00:01
ながら聴きラジオ
皆さま、おはこんばんちは。アーベイのAです。
ながら聴きラジオ、聞こえてますか?アーベイです。
訳して、キコアベ。
この番組は、役者ならではの視点で作るラジオ番組ということで、
通勤通学しながら、はたまた家事をしながら、入浴しながら、運動しながら、
あなたの日々のお供に、ながら聴きしていただけましたら幸いでございます。
さあ、本日のトークテーマは、つまらない舞台です。
普段気まずくて口にすることができない、つまらない舞台について、本音で語ってみようと思います。
今日は、飛び入りであの方もやってきますよ。
それでは参りましょう。キコアベ、スタートです。
はい、今回のテーマはタブーなお話。
それを言っちゃおしまいよ。だけども言いたいつまらない舞台です。
つまらない舞台とは、どんな舞台のことなのか、ぶっちゃけトークしていきたいと思います。
その前に、前回の配信について少しだけお話ししたいと思います。
ビザの豚さん文庫初回スペシャルに感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
お二人とも本当に素敵な声。
面白くて癒されて最高ですという感想をいただきました。
照れくさいですね。
はい、もう一通。
早速洗濯しながらギキラジをしたよ。
ビザの朗読の女の子がきっと無茶いくな子たちなんだろうなって感じが出てて面白かったということですね。
私の友人M地とT氏からの感想でございますね。
ビザも励みになると思います。
ありがとうございました。
子供たちの喋り方、誰かに似ている気がしますよね。
小林団長の癖が強すぎて、でも好きっていう。
何々のようだ。
言いたくなっちゃうんですよね。
もし気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひもう一回聞いてみてください。
ようだ。
2章の中盤あたりにありましたので、どうぞ聞いてみてください。
私もお話の続き自体は知らないので、次回も楽しみにしております。
それではここからはリモート収録に切り替えてお送りいたします。
03:01
本日は扉でJさんに参加していただきます。
早速登場していただきましょう。
アーベイのカナメ、脳みそ担当のダジャレ王、左手は添えるだけでおなじみJさんです。
おはこんばんちは。左手は添えるだけ、右手はどうしたらいい?でおなじみのJでございます。よろしくお願いします。
どんなキャッチフレーズついてるんですか?
左手添えるだけっていつも言ってませんでしたっけ?
それはみんなに言うときに添えるだけだよっていうところで導いてはいたんですけど、まさかここでぶっこまれるとは思わなかったんで、やっかん面食らってますよ。
そうですね。初めて言ったかもしれないですね。
聞いたことあるワードではあるんですけど。
そうですね。何の時代のやつだったっけかなっていう。
そうです。でも添えるだけぐらいの気持ちがいいかなとは日々思ってます。
そうですよね。無理矢理混ぜておりますけれども。
ようこそお越しくださいました。緊張してますか?
これもともとあんまりズームとか得意じゃないんで、この一人でしゃべってる感じは若干緊張しますね。
そうですか。楽になれますし楽しくなってきますんで大丈夫ですよ。
あとこれ大焼けに流れちゃうんで、今日はちょっとドーラン塗って焼いてやってますんで。
見えないから。
想像してもらってね、ツヤツヤなJを持っていただければと思っております。
じゃあ想像してあげてくださいね、みなさんもね。
ということで、本日のトークテーマ、つまらない舞台について2人で話していきたいと思います。
一言でつまらない舞台とはこういうものっていうのはなかなか定義しにくいものですよね。
なかなか難しいですよね。言いづらい意味でみんな一生懸命作ってますからね。
それぞれ好みも違うわけですし、面白いと思うポイントも違うわけですから。
そうですね。
見る側、やる側、書く側、読む側、それぞれの立場で今日は語ってみたいと思うのですが、
Jさんは阿部で唯一見る、やる、書く、読む、すべて語れる立場ということになりますが。
そうですね、オールラウンドプレイヤーなんで。
そうですね、全部ですね。
つまらない舞台と聞いて、最初に浮かぶのはどうでしょう?やっぱり見る側でのことになりますか?
やっぱり見る側で、そうですね。見る側でこのお芝居はずれだったなとかっていう残念な。
つまらないって言っちゃうとあれなんですけどね。が一番。
見る側でのポイントっていうのもいろいろありますよね。
見る対象というか台本、役者、演出、それぞれ、どこに重点を置いてみてますか?
僕はやっぱり書いてるのがありますんで、やっぱりセリフ回しであるとか、言葉の選び方とか見ちゃうんですけど、
06:08
結局は総合点っていうか、やっぱり花があって間がきちんと空間がちゃんとしてて、
そこに気持ちいいセリフが流れてくるっていう。
円グラフで言ったらちゃんときちっと100で綺麗にまとまって、どこかが突出してなくてもまとまってれば、
それは満足感があるのかな。
同感かけると隙が出るというか。そこに気が行っちゃって、芝居に集中できなくて、お尻痛くなっちゃうっていう感じですね。
私の話をしますとね、私はやっぱり役者なのでね、役者見ちゃうんですよね。
つまらない台本でも役者が良ければ見れちゃうし、
逆に好きな台本なんだけど、役者が良くなかったら評価が下がってしまうというか。
もちろん演出でカバーすることっていうのも可能なんですけど、
この役者さんいいなーって思える人が一人もいない舞台っていうのはつまらないなと思います。
そうですね。それがさっき言ってた花っていうのと一緒で、役者さんって花なんで。
そこが考えてないと感情移入もできないし、置いてかれちゃう感じしますよね。
これもあくまで私個人の意見ではあります。
皆さんはそれぞれ見る場所があって、思うところっていうのはあると思うんですけどね。
やっぱり難しいですよね。この問題は結構ね。
そうなんですよ。白黒はっきりというわけにはいかないので、100-0になることもありませんし、
なかなか答えを見つけにくい話ではあると思います。
あとは知り合いの役者さんが出てたりとかする舞台を見に行くことが多いじゃないですか。
その時に終わって感想を全然述べられない芝居っていうのはきついなと思いますね。
一度僕が会ったのがすごい熱演して終わって、知り合いの役者さんに言ったのが、
元気だったねとしか言えなかったんですよね。
元気かどうかを感想として言うってことですか?
そこで一緒に行った友人に、そこは面白かったらいいじゃんって突っ込まれたんですけど、
それも言えないぐらい僕も落ち込んじゃってて、元気でよかったなぐらいしか言えなかったっていうのが非常に
非常に僕のワーストかもしれない、その芝居っていう。
なるほどね。
ということでございました。
雨の音を聞きながら聞こわべ。
09:00
コーヒーブレイクに聞こわべ。
さあ言えば一番だな。
では続きまして、やる側、読む側から見たつまらない舞台とはということで、
2つを重ねて一緒にやっていこうかなと思うんですけれども、
やる側、読む側ということで、
これは完全に役者目線から見たつまらない舞台ということになると思います。
これは演者にとってはいつも悩みの種になる問題ですね。
役者にとってやるのがつまらない舞台っていうのは、台本とかキャスティングとかできると思うんですけど、
まずは台本について。
台本ですよね。
役者の皆さんはどう対処していらっしゃいますでしょうか。
つまらない台本を演じることになった場合、逆に面白くしてやろうとモチベーションが上がる役者さんもいますね。
古田新田さんがそうらしいんですけれども。
私はどうかな、そこまでは思えない気がしますけど、
ジェイスさんはいかがですか。
これが僕は、言ったら書く側じゃないですか。
なので、まずそう思われると思うと怖くて出せないですよね。
最初に読み合わせっていうのがあるじゃないですか。
あの時が一番この役者さんとの勝負の時だなと思ってるんで、
その時に笑ってくれたり楽しそうにやってくれたりだといいんですけど、
やっぱり書く側でどうしても考える人ってことですね。
書く側でやっちゃうんで、僕は出る側でもつまらないなと思いたくはないけどやっぱ思っちゃう台本はありますよね。
ありますよね。
僕は何とか面白く、自分で面白くできればっていうアドリブを使いたい派ですね。
やってやろうと思う。
なので言い回しの後は、キュートな素振りとかですかね。
キュートな素振りで。
逆に聞きたい感じですね。
やる側のから見たつまらない芝居からのリカバリー法みたいのは、
長年いろんな役をやってきたんですけど、
どうしていいのかなっていうのは常に悩むわけなんですよね。
これ私は本当に皆さんどうしてらっしゃるのかなって本当に聞きたい。
ちょっと悩むところでありますので、
あ、あのね、一度だけね、面白くしてやろうって思って、成功したことがありました。
Jさんも知ってる役。
当ててください。
あのね、
うん?
あの、
あの、
12:00
あの、
あの、
あの、
あの、
あの、
なんだっけ名前、たこがわさん?
あ、正解。まだ全然言ってないのに正解。
そうなんです。
当てちゃいました。
当てちゃったね。やっぱ分かるもんだな、これね。
なんか、やっぱりああいう、あの役はキャスター的な役で、客いじりもする、弾ける役だったんですけど、
序盤のAさんの迷走ぶりというか、どこ行きゃいいんだろうみたいなのをやっぱり覚えてるから出てきたんでしょうね。
そうなんですよ。私これすごいJさんに相談した覚えがあるんですね。
どうしようと、毎日稽古場に来て、何をすればいいのかみたいな、すごい迷ってる時期があってね。
確かに。
僕は演技のアドバイスはできないんで、笑いのことばっかり言ってるんですけどね。
そうですね。笑いのことについてはもう支障でしたね、Jさんが。
そうですね。でも最後本番で、もう客席全部もう味方にしたみたいな。
そうなんですよ。あれほんと気持ちよかった。
あれはこっちから見てても気持ちよかったんで。
いやほんとね。やっぱなんか分かっちゃうもんですね、一緒にやってるとね。
分かりますね。
この台本本当に今Jさん説明していただいた通り、
なんかシンプルにノーマルにアナウンサー役としてセリフが書いてあるところはね、
つまらない感じだったんですけど。
そうですね。
言っちゃったな。
説明の人みたいなね。
そうそうそう。
そこだけで言うとね。
あるとき自分の役をキャラ変して、ほとんど一人で喋り続ける役だったんでね。
台本もアドリブでご自由にっていう部分があったり。
その部分も全部自分で台本を書き起こして、一回やってみたんですよね。
そしたら演出もいいねって面白がってくれて、本当本番何やっても受けたっていうね。
そうですね。無敵無双状態っていう感じでしたね。
もうね、バイジャウェイとか言って、バイガイって言って、
バイガイって何とか言いながらポケットからつまみの本物のバイガイ取り出したりしてね。
何が面白かったのか。
何でもあり、お客さんも喜んでもらっちゃうぐらいのね。
そうなんですよね。何が面白かったのかちょっと分かんないんですけど。
でも、客席に花道突っ込んでいって巻き込んでいけるっていうのは、
実は他の小劇場とかであんまり客いじりってしないんだっていうのがあったんですけど。
客いじりはね。
みんな引いちゃうじゃないですか。
そうなんですよ。
何をあんなにわしづかみにしたのかは謎ですけどね。
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謎ですね、ほんとね。
それ以来、Aさんといえばっていう客を巻き込んでいく話、
振り増していくみたいなのがもう一つ武器になったみたいな感じはありますけどね。
阿部においてもね、ちょっとだけありますかね。
そうですね。
これがね、うまくいかなかったときの熱量の低さってどうやって解消したらいいんでしょうね。
本当にちょっと悩ましい。
未だに解決方法がわからないみたいなところですけどね。
毎回でもね、僕が書くときもだいたいAさんにちょっと客いじってもらったり、
ちょっと本数字外れてもらったりするときに、
やっぱ温度全然違うときどうしようってなりますよね。
どうやって挽回していけばいいのかみたいなところっていうのは、
ちょっとやっぱりその場にならないとわからないところもあって、難しいです。
お笑いとかと一緒ですよね。本当に客席の空気を読むというか。
それは長けてると思いますよ、Aさんは。
いやー、最初の一歩間違えると取り返せないっていうのはわかってるつもりではありますね。
そうですね。最初にもう心ぐしゃっと折られちゃうときね、ありますからね。
ありますね。
じゃあ次なんですけど、もう一つね、
役者がつまらないと感じてしまう要因になりうるキャスティングについてですけれども。
さっきちょっと言ってらっしゃいましたけど、
Jさんの場合はほとんど主役というか、役が決まってしまっているというか、
中心の役と言いますかね、そういうやつが多かったんで、
キャスティング自体でつまらなくなるっていうことはなかったんじゃないかなと思いますけど、
どうですか?振り返ってみて。
逆に中途半端な65点ぐらいのビジュアルだったもんで、
そうですか。
背も高くもなく低くもなくで、
程よく真ん中にいると他の奇抜な人たちが目立つっていうところで、
もう毎回毎回贅沢な悩みなんですけど、
毎回頼りなかった男の子がちょっと成長して最後空を見るみたいな、
そういう役柄が多かったんで。
逆に僕はそっちの周りのピンポイントでバーンとパワー持ってやってる人が羨ましかったですからね。
なるほどですね。
またこれかっていう。役作りもしないし。
ただ人が増えてくるじゃないですか。だんだん芝居やっていくと。
数合わせみたいな役とかで長い時間拘束されてる子を見ると、
キャスティングっていうのはありましたね。
そうなんですよ。やっぱり主役やる方っていうのは長く舞台に行って、
脇役の方っていうのは本当にちょこっと出てはまた帰りみたいな、
18:00
ずっと楽屋当番みたいな感じになってしまうことが、
やっぱり作品によっては生まれてしまうわけじゃないですか。
そのあたりでやっぱりやる気、モチベーションって繋がってくると思うんですよね。
私も台本をもらった時点で配役が決まっていなかった場合なんですけど、
まず最初に台本を読んで、この役やりたいなって目星をつけますよね。
稽古場合とお試し配役みたいな感じでキャスティング、オーディションが始まるわけなんですけど、
お目当ての役を読ませてもらえなかったらまあ落ち込んで、
読ませてもらった日は今度うまく読めたか不安になったりして、
最終的にオーディションに落ちた場合のつまらなくなる度合い、半端じゃないんですよ。
半端じゃないですね。
これわかってもらえるのかな。ちょっと私だけかどうかわからないですけど、
今はJさんに平等に当て書きしてもらってますし、
バランスもすごい考えた配分でやっていただいてるので。
そうですね。不平不満がなるべくないと。
そういう思いであんまりしなくなりましたね。ありがとうございます。
確かに書くときに、アーベイでやるときはほぼ当て書きが近いんですけど、
それ以外になると2人ぐらい候補がいて、書いててどっちにしようかなぐらいなんで、
ガイアのAさんが走ってきてシュッて避けちゃいますよね。
なんか来たぞ。君は客席練り歩くやつやってよ、みたいになっちゃうこともあるんで。
ある程度目星はつけちゃってるんですよね。だから最初に当てるときっていうのは、
最初の頭の中のベスト9レギュラーメンバーで話してみたいになっちゃうんでね。
そうそう。だいたいそれで決まることが多いですよね。
ほぼほぼ確認みたいになっちゃってるんですよね、最後ね。
確認。
そこから、その1回で取り返すパワーみたいなのがね、結構難しいなって思います。
初日に読ませてもらえなかったとき、だいたい諦めますもんね。
そうですね。その役だった人がね、本当に事故にでも合わない限り回ってこないんじゃないかっていう。
どうなればいいのにとかいろいろ思ったりしてましたよ。
じゃあですね、やる側、読む側からのみんなつまらない舞台でございます。
21:14
さあ、あっという間にエンディングのお時間です。
ひながら劇ラジオキコアベ。
この番組では皆様からのおはがき、ご意見、ご感想、コーナーリクエストをお待ちしております。
宛先はツイッターアカウント、アルファベット大文字AB数字20190504までお気軽にお寄せください。
はい、ということで、本日は飛び入りのJさんと楽しくお話をさせていただきましたが、楽しすぎてまだまだお話は続きます。
次回はつまらない舞台後編をお届けいたします。
一部通信の影響でお聞き苦しいところや聞き取りにくい箇所がありましたことをお詫びいたします。
本日も最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
皆様どうぞお体にはお気をつけて。
自分の生きる人生を愛し、自分の愛する人生を生きましょう。
サンキュー、ボブマーリー。
ではまた次回お会いいたしましょう。
ごきげんよう、バイチャ。
22:22

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