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奇術積読宣言 ON AIR
どうも、奇術愛好家のしゅうたです。
このポッドキャストは、手品が好きすぎて、本を死ぬほど積んでいる私しゅうたが、手品を趣味とする愛好家の方向けに、飲み会で話すような歌話をするポッドキャストです。
ということで、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
相変わらず、ネタがないと言いながらですね、細々と更新しております。
流し聞きする、そんな程度のですね、許され、皆さん聞いてもらえればなと思っております。
今日はですね、久々に話すネタができたので、収録をしているということなんですけれども、
実はですね、アマチュアながら、実先日、マジックショーを私、やりました。
ショーという形式で、マジックのためだけに人を呼んでですね、来ていただいてみるという、そんなところですね。
どういう経緯でやることになった、という話をさせていただくと、
私はですね、実は、記述愛好会、大学のマジックサークル出身なんですね。
東大の記述愛好会に所属していて、当時の仲間同期とか、先輩後輩近いところの子たちは、当然ながら今みんな社会人になっているわけですね。
多くの方は、というかプロになった人なんていうのは、僕の近い年代ではほぼいないんですけれども、
みんなが社会人で、だけどマジック続けたいと思っている仲間たちが何人かいてですね、
実は、ある後輩2人が毎月ほぼマジックショーをしていたということで、
2人でやっているところに、ちょっと3人目のアクセントとしてですね、せっかくなので出てくれないかと、
以前も出たことがあったんですけれども、久々にお声掛けいただいてですね、出演することになりました。
3人でだいたい1時間かからないぐらい、お客さんは10人程度というような、小じんまりとした回なんですけれども、
それが故にですね、テーブルにもそれぞれのお客さんも距離が近くて、
水平面でテーブルでやっても大丈夫だし、垂直面でお客さんに対してサロンっぽく見せても大丈夫ということで、
結構幅広い演技ができる、そんな場でやりました。
で、1人目2人目は後輩がやって、3人目僕がやるということで、鳥っぽくやらせてもらってですね、
最終的に15分から20分ぐらいの尺で10個やるということをいたしました。
ということで何をやったのかっていうのを話そうかなということで、
意外とアマチュアの方ってこういうセットアップ、マジックショーじゃなくても、
例えば何かのイベントでちょっと余興で10分やってほしいとか、結婚式とかそうですよね、
とかサロン形式でやることが一番多いかなと思うんですけど、
一部クロースアップっぽいこともできながらっていうような場っていうのも、
レストランでちょっとやってくれとかあると思うんですよね。
なので何か参考になるかなと思ってですね、お話しさせていただきました。
で、いくつか何をやったかっていう話をレパートリーを話していくんですけど、
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もう一個お話ししておきたい背景がありまして、
実はそこに来てくれるお客さんに、私の友人もちょっといてですね、
彼にマジックショーやるんだけどせっかくだから見に来てよって言ったら、
ぜひぜひ行きますと。
昔見せてくれたレモンからカードが出てくるやつすごかったですよねと。
あと靴下のやつもすごかったですね。
いやー、ああいうの本当忘れないんでまた見たいっすわみたいなことを言われたんですね。
これ要はカードインレモンですよね。
と、靴下のやつは実は私はテンソックスインザバックという前田智博さんの作品ですね。
すごく好んでオープニングとかでよくマジックやるときに演じているんですけれども、
非常にビジュアルのインパクトもあるし現象のインパクトも強いマジックで、
それを覚えていられたんですね。
なので同じトリックはもちろんできないなっていうところと、
ある意味でちょっとそれを超えていかなきゃいけない。
カードインレモンというところはちょっとした不可能性でかなり難しいところだし、
靴下のものはビジュアリー面白いというか見た目として非常に面白い印象に残るものということなので、
そういったところを超えなきゃいけないという前提があって今回やったマジックを選びました。
ということでまず一つ目ですね。
オープニングは実はザ・ヤーンというマジックをやりました。
これはマニュエル・レイザーというアルゼンチンのマジシャンで、
バーネットというサムチップを売っている会社から発売されているトリックです。
売りネタですね。
売りネタと言いながら比較的テクニックは必要で、
現象としてはビルチェンジをやってですね、
お客さんのビルは消えちゃうんですけど、お札が消えちゃうんですけれども、
それが赤い毛糸で作られた毛玉の中から毛玉をほぐいていくと、
中からお客さんのサイン付きのお札が出てくるというそういったマジックです。
非常に不可能性の高い移動現象、かつ変化現象ですね。
ビルチェンジもやりますので、ということですね。
もともとちょっと私ビルチェンジやりたかったんですよ。
お金にまつわるトリックをやりたいなと思って、
お客さんからお札借りてとかってやりたかったので、
ゆえにビルチェンジで考えていたんですけど、
もう1ツイストあってもいいなというのと、
昔ちょっとこのヤーンというのが何度か演じたこともあったので、
ちょっと久々にやりたいなと思いました。
ハンドリングで気になるところはあるんですよ。
あまりネタバレにならない程度に話しますけど、
最後その毛糸をハサミで切るとかね、
ちょっと僕の観点からすると不自然なんですね。
なのでちょっとそこら辺も自分なりに改善できたらいいなと思いながら、
ハンドリングやってですね。
ちょっとそのハサミのところは、
最初からグラスにハサミ入れといて、
もう切るんだよっていうのを明示しといてというか、
明示というか暗示ですね。
ハサミがそこに入っているので、
いつかそれを使うんだよということを分からせておいて、
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ハサミここで切ると。
お客さんに切ってもらうというような形で、
そこに対する疑問が起きないという形で、
ちょっと解消したんですが、
そんなことは置いておいてですね。
いずれにしてもそれをまずやりました。
これめちゃくちゃ受けましたね。
毛玉をほぐいていくところとか結構間延びするんですけど、
人数も少なかったのと、
すごく毛をスピーディーに手繰り寄せてくださったので、
とてもうまくいきました。
これは終わった後にも、
これ良かったというような感想を言ってくれましたね。
やっぱり毛玉がほぐどっくれていくというところが、
ビジュアルで面白い、
ああいう現象はあまり他にないので、
というかシチュエーションとしても日常にないので、
とても良かったなと思っています。
2つ目がお金。
今はビルを使った、お札を使ったので、
次はコインを使いましょうということで、
アメリカのハーフダラを使ってですね、
コインザクロスをやりました。
コインザクロスもですね、
先日僕はボトルというですね、
ミシェルシャトランという、
これもフランスのマジシャンが作ったボトルというトリック、
これは日本国内だと、
フレンチトロップさんとかで今売ってたと思いますけど、
ボトルというのを持っていて、
結構これがね、出来が良い商品なんですね。
結構コインの貫通現象、
移動現象に使えるなと思って、
3枚のコインを使ってですね、
コインザクロスして、
ちょっとテンポ良くやって、
最後の1枚はちょっと不可能性を上げてみましょうといって、
瓶の中に移動させるというようなことをやりました。
元から最初のコインは瓶の中にコインを入れて、
置いて、それを出してという感じですね。
これはやっぱり最後の移動のところはめちゃめちゃ不思議なので、
驚かれましたね。
そこからマジックといえばカードだということで、
カードマジックをレギュラーデックでいくつかやりました。
私だいたいレギュラーデックでやると結構ジャズで、
その時気分でやったりするんですけど、
元から私ダニー・ダオティス好きなので、
オープニングでダニー・ダオティスの
ヌメリカルマッチって言って、
好きなのこれストップって言ってもらった、
その枚数の数字の4ばかりのが出てきて、
またストップって言ってもらって、
枚数が変わるんですけど、
10から7に変わるんですけど、
さっきまで14枚だったのが7、4枚に変わってるっていう
マジックがあるんですが、
ヌメリカルマッチこれをやったりとかですね。
あとは、
それ4ばかりの出てきたので、
ラストトリックやったりとか、
ドクター誰のラストトリックやったりとかですね。
結構テンポよく、
カードのオープニングは結構テンポよくやるのが
大事だなと個人的には思っているので、
サクサクと現象が起きていくというものをやりました。
そういったヌメリカルマッチっていうのは
やるの怖い人もいると思うんですけども、
意外と練習をしてですね、
ちゃんとやるとバチッとハマるということで、
とても気持ちよくできました。
そこからちょっとデックスイッチしてですね、
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デックスイッチしてとか言っていいのかって話あるんですけど、
どうせこんなの聞いてる人ほとんどいないんでいいですね。
デックスイッチして、
ライジングカードをやりました。
ワイングラスをね、さっきの
ヤーンのところで使ったものが
テーブル上にあるので、
ワイングラスに入れて
カードをライジングするというようなところですね。
私はドン・アランのやり方で
ライジングカード、
出馬の式のライジングカードを使いますので、
ドン・アラン方式で
デックをグラスの前に置いたり、
グラスの中に置いたり、
最後はデックケースでっていうようなのが
好きなんですけど、
調子が悪くてですね、
デックケースの下りを省略して、
あとドン・アランはハンカチかけたりしてるんですけど、
そこも省略しながらですね、
結構簡易的にやっちゃいました。
これはちょっと自分の中で反省ですね。
すごくアニメーション現象って受けるんですけど、
まあまあ、
中の手品の構成自体をですね、
よく練り直したほうがいいなと
自分で反省しております。
次に、
それを終わって、
実はですね、
僕コレクションがあってっていうような
話の持ち出しで、
レナート・グリーンのストールンデックを入れました。
私が使っているストールンデックは、
実はストレートマジックさんのところで売っている
レインボーデックですね。
使わせてもらってます。
デックの小話ですね。
これ僕のデックコレクションでっていうような話をして、
ここはまあこのホテルの
っていうよくある演出ですよね。
それをやりながらやってます。
ストレートデックさんのレインボーデックの中には
カルタムンディ製のね、
コパックとかも入ってたりして、
USプレイングカードのみならず
コパックとかいろんなメーカーのデックが入っているので
非常に自分も演じてて
いいトランプいっぱいあるな
っていう感じで楽しいです。
まあめっちゃウケますね。
ストールンデックってここでクライマックスなので
ここで一般的には終了でいいかなと思います。
一般的にはといったのは
僕はこれ貴重な機会だったので
もう一個やったということですね。
一旦自分の中では
このストールンデックで休憩に入って
じゃあ最後ですね。
次のトリック
一番最後やらせていただきます
という感じで
アンコールじゃないですけれども
最後のトリとして
マジックを最後もう一個やりました。
もう一個やったのはリングインボルナット
ですね。
お客さんから指輪を借りて
それが
くるみに最終的には移動しちゃう
というやつです。
くるみに移動するって
言ったんですけど
レモンの中に
レモンを切ると中に卵が入っていて
卵を割ると中にくるみが入っていて
くるみを割ると中にお客さんの指輪が
入っているっていう
ネストになっている
超不可能性の高い移動現象です。
冒頭で話した通りカードインレモンを
見てたりとかっていう友人のお客さんが
来てたんでちょっと不可能性
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高いのやつやろうということで
意味わかんないじゃないですか。
レモンの中に卵が入って卵の中にくるみが
入っててっていうのをやりました。
手法はジョンシャイロック
っていうですね、これもDVD
出てるのでググっていただければ
リングインボルナットで出てくると思いますが
その手法自体は
彼のやり方を
使っています。古くからある
マジックでターベルコースとかにも
載ってるらしいんですけども
まあまあ
お別れのやつを使いました。ただ
演出ですよね。あのDVDね
演出がまあ
良くない。本当に良くないんですよ。
なんかお客さんの
DVDの演出だとお客さんの
指輪借りて小袋に入れて
それを叩き割ったらなぜかくるみに変わってて
でレモンを
取り出してそれを切ると
卵が入っててっていうのがレモンとか卵の
こうあんまり理由がないんですよね。
なので
トミーワンダーとかですねスティーブコーン
も似たようなこと
完全に同じことやってますけど
あの
彼らのやり方を参考にしてですね
マジックを最後のマジックですと
で物が
消えるマジックをやりますと
どんどんどんどん難しくしていきたいと思います
と言ってまずは
お客さんから指輪を借りて消す
で
次はくるみですね。指輪より
大きくなってる。大きいと
消すの難しいんですって話ですね。
指輪消しました。
でここで
指輪どこ行っちゃったの?ってなるんですけど
まあまあ見ててくれよと
もうちょっと難しいすごいことやるから
指輪の次はくるみを消すよってくるみを消します
でくるみ消した
このもう一個サイズ大きいもの
そう実は今日は卵なんですって卵を消す
で
じゃあもう一個大きいのなんでしょう
ってことでレモンを出して
これレモンを消すって言うんですけど
すいませんちょっと消えないですね
レモンこれ大きすぎるんでちょっと
ちっちゃくしましょうって言って
ナイフで切るというか皮を剥くと
中に卵が入ってて
何が起きてるんだっていうことで
感じでやるということで
途中からねビクティブの演技
になっちゃうんですけど
いわゆるマジシャンのコントロール外のことが起きてる
予想外のことが起きている
まあちょっとそこは
持ちご都合で
現象が強烈なので
お客さんが一貫性ないぞ
っていうところにはおそらく
そんなに違和感はないだろうなと思って
そういった演出にしました
はい
という感じですねめっちゃ駆け足で
ばーっと喋ったんですけど今のでしょうみ
20分今日やったと思います
はい
今私喋ってるの
早口じゃないですか結構
なので演技の時はなるべくゆっくりするように
意識はしてるんですけれども
まあまあおそらく
20分今日30分くらいやったんじゃないかな
と思っています
まあ結構
ノックアウト力の
強いというか現象のパワーが強い
マジックを連発
してるんでこれはプロの方とかに
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言わせると
意味わかんない構成だなと言われるな
という自覚はあります
アマチュアの良いところは好きな
マジックを好きな時にできるという
ところでもあるのでそこはちょっと
お許しください
ただ本当に久々にガッツリお客さんに対して
テクニックだけを見に来るお客さんに対して
こういったショーをやれたのはやっぱりいい機会で
さっきのライジングカードとか見直そう
と思ったし
レギュラーデッキを使ってやったところも
自分の中での
リズムとかねお客さんとの
合わせ方みたいなところも
ちょっと久々にガッツリと
演じられたので
演じられたというか意識しながら演じて
反省にもつながるなということなので
もうちょっと腕を磨きたいなと
思っております
僕はテクニックとか本当に
できないので
正直演技も
べらぼうに面白いタイプではないと
自覚しているので
ゆえにそういった研究とか
トークショーとか
知識を取り入れていく知識欲に
自分の興味関心が寄っている
わけなんですけれどももちろん
自社の端くれとして
こういった演技とか
マジックそのものを演じると
テクニックも含めてですけれども
改めて思ったそんな機会で
ございましたということで
今日のポッドキャストは長いですね
いつも10分ぐらいで終わっているんですが
今日は長めでしたまたぜひ皆さんの
感想を聞かせてくださいそれではまた
お会いいたしましょうバイバイ