はい、今回はピッチコンテストの審査員は怖くない 起業家の魅力を120%引き出す人だよというテーマでお届けしています。
前回審査員のポイントというか審査ポイントをね、詳しく話してきたんですけれども、
今回はね、じゃあ実際はるかがその審査する時に魅力を120%引き出すために何をしているかみたいなね、
どう意識しているのっていうところを今回話していきましょうと。
ただちょっとその前に審査員って響きがちょっとそもそも怖いなっていうのはちょっと正直なところなんですけど、
なんかダメ出ししていくんだろうなみたいな。ほらM-1の審査員もそうじゃん。
いや、そう審査員ね、そういうイメージあるなと思うし、審査員ってくださいって私も言っていただいて、
いや、いいんですかってすごい思いながら、そんな私は偉そうなことはできませんってやっぱ毎回思ってるよ。
そう、だからダメ出しイメージやっぱあるよね。
で、実際、当然誰とは言いませんけど、そういう場面を目撃したこともある。
ダメ出しが行き過ぎてるというか。
そうなんだ。ダメ出しをするってすごくいいことで、いいんだけどダメ出しだけで終わっている審査員がいて、
なんか打ちのめして終わらせちゃってる。
それってこのスマートピッチコンテストで、これの冒頭で言った通り、
お披露目をする場、スタートアップの成長とか事業成長を後押しするための場なんだよね。
あんたダメだよね。全然ダメ。
だけで止めちゃってる審査員が、目撃したことあるんですよ正直。
じゃなくて、だけどもこうしたらいいんじゃないとか、改善のアドバイスだとか、そういったものが一緒に伴っているべきだと私は思っている。
でも否定だけで終わらせちゃってるっていうのは、せっかく主役スタートアップの次に発言が注目される立場をいただいているのにも関わらず、
非常にスタートアップを応援する側の方なのにディスカレージしちゃってるし、そもそもあなたのイメージめっちゃ悪いんですよって思うので。
確かにみんな見てたもんね。
そうめっちゃ注目されてる人なのに、実際ダメだって、こうしたらいいって思ってるからそういうダメ出しをわざわざリスク取ってしてるんだと思うんだよ。
だったら次につなげる発言をちょっと加えた方がその審査員ってすごくいいよなっていう風に思ってるかな。
確かにです。全然足りないよみたいなことだけ言われちゃうとしょんぼりしちゃうもんな。
こうしたらもっといいのにみたいな言い方とかをしてくれるとね、確かに次そこ頑張りますってなるもんね。
常に前向いていたいよね、スタートアップも審査員も。前向きでいたい。
それが魅力を引き出すにつながってるっていうことなんですかね。
そうだね。
実際に審査するときに魅力を引き出すための意識してることっていうのを教えていただいていいですか。
そうですね。これの前の回で審査ポイントっていうところをお話しして人物かねっていう話をしたんだけど、
それを聞いた上で魅力を100から120に上げるためにこういうこと工夫していこうって私の中で心をかけていることとしては、
まず一つ目としては、おそらくピッチで言いたりてないんだろうな。
この物の部分ここ言いたりてないんだろうなっていうところをわざと質疑応答で聞く。
それを純粋に私がもっと知りたいっていうところもあるんだろうけど、
これ全然伝わってないわ、いや言わないとダメだろうっていうところをわざと聞くっていうのはやってます。
言わせてあげるので、その質疑応答の場で。
そうそうそうそう。正直さ、やっぱりピッチの時間も短いと3分とか、長くて20分ある場合ももちろんあるんだけど、
だいたいみんな緊張してたりするのよね。
いや、ちょっと聞きたい部分、ちょっと軸ずれてる強豪優位性のそこ知りたいんだけども、
いやちょっとあなたが言ってる観点ずれてて、じゃなくてこっちの側面からの強豪優位性の方が重要だと思ってるから、
それはどうよっていう質問をしたりするかな。
あとは既に顧客がいるかどうかって意外とピッチで言わない人たまにいるんだけど、
いやそれめっちゃアピールポイントだから言おっていうところを。
え、顧客って今どれぐらいですか?だったり、顧客からのアーリーアダプターからの声ってあります?っていうのを聞いたりはするかな。
そうだよね。時間も限られてるし、緊張もしてるとね。
そうなんだよね。この前の回でも言った顧客がついて既に顧客がいるってのはやっぱり何にも変えがたい強い魅力要素で、
2Cのサービスとかは顧客早めに獲得できるパターンが多いから、こういうプレゼンテーションしやすいんだけども、
じゃあ私お付き合いする研究開発型のスタートアップ、ヘルスケアとかディープテク系のところって、
そもそも顧客が2Cじゃなくて基本的に2Bだし、というかお薬作りますみたいなサービスだったりするから、
顧客は何にも獲得するものではなかったりするんだけど、
の場合でも、顧客の声とかその想定顧客の声って絶対に言った方が良くって、
だいたいお薬作るベンチャー、創薬ベンチャーとかだと製薬企業が顧客になるんだけど、
製薬企業にニーズヒアリングしてますかしてませんかっていうところが、この顧客の声に相当する部分なので、
なるほどね。
絶対にディープテク系のリーチコンテストとかさせていただくことはあるんだけど、行くね。
スペラーレータープログラムとかで長い間見てる場合もあるじゃん。
そうなると、あそこなんで言わないの?みたいなのがより強まる。
強まる。
こないだ言ってたじゃん、メンタリングクリーンその話してたじゃん。
なんで今言わないのさっていう風に。もちろんコンフィデンシャルな内容だったら当然言わせないけど、
いや言った方がいいよって思うね。
あれだね、親心が出るね。
出る出る、めっちゃ出る。
あと、審査ポイントのところで話した人物お金のYUのところ。
なんであなたがやりたいのかっていう。
皆さんね、研究開発型ベンチャーだったら研究者の方とかがCEOだったりするんだけど、非常にやっぱり当然、いわゆる賢いのね。
合理的にお話しされるのね。
で、もう淡々とスマートに話すのが超上手で、めっちゃ青い炎燃えたぎってる情熱あふれる方っていうのが多いんだけど、それがピッチの場では見えてこないので、
なので、なんでやりたいのか、思い聞かせてくださいよみたいなことをわざと聞く。
厚苦しい部分出せよみたいなことね。
そうそうそうそう。厚苦しい部分もあるよっていうところが魅力でもあるから、わざと質疑応答で聞くかな。
言い足りてないよっていう部分を質疑応答で聞くっていうのが一つ目。
一つ目ということは、二つ目は?
あるんですよ。
まあちょっと一つ目とも若干かぶっちゃうな。かぶっちゃうんだけども。
うちの中でいろんな項目、人物課題とか授業の内容を特に話してくれるんだけども、
特にこの部分がこの会社の授業の魅力だよっていう大事なところじゃなくて私が察知した部分を、
こうですよねってあえて、質問じゃないんだけどコメントなんだけど大事なことなので、
2回私がリピートして言ってあげるっていうことはわざとしたりします。
発表者と審査員で合わせて2回になるみたいな。
そうそうそうそう。
これについてここおっしゃってましたけども、
ここってやっぱり重要だと思うんですよってコメントしてからの、
で、具体的にどうですかってもうちょっと深掘り質問したりするんだけども、
例えばどういう点についてこれを言うかっていうと、
金融ビジネスとかヘルスケアビジネスとか、規制があるじゃないですか、
法律で守られている、これ用許可がいるとか、
そういう規制の内側でやるビジネスっていうのは参入障壁があるので、
競合とか後から出てくる会社に真似されづらいというか参入障壁が高いっていう部分、
でもあなたの会社はすでにその規制の内側に入り込むことができている、
入り込むためのルートをしっかり持っているっていうような状況だとしたら、
それってすごくアドバンテージですよっていうところを大事なことなので2回言う。
いやそれって他の競合あるじゃん、ダメじゃん、では当然なくって、
どう違うのか?どう障壁を作っていくのか?
っていう次のプラン、計画を聞くっていうような聞き方をするかな。
ここ結構答えられない人とか、対策しきれてない人いそうな気がする。
そうだからこれ聞かれたらえ?ってなる人は結構え?ってなる。
やっぱり競合の優位性だったり、
オンリーワンなサービスなんですっていうところは
しっかりいっぱい練っておかないといけないわけだ。
もちろん練っておいたら、
よく聞いてくださいました、ありがとうございました、
それ実は時間がなくて言えなかったんですけど、
の第一のパターンにいくんだけども、
そこまで考えられてなかったっていうパターンも当然あって、
それは私が聞かれても困るなと思いながら質問してたりするんだけど、
でもそこの答え方でも、
その人柄がすごくどれだけ向き合ってるかっていうのが出てくると思っていて、
自動のもので適当な答えをするっていうのが一番よろしくはないかなと思うんだけども、
ここまでは考えてるけどこの部分は分かりませんなので、
アドバイスあればお願いしますっていう風に、
逆にそうやって質問し返してくる。
自分はここまでは考えてるけどこれ以上は分からないっていう、
この線引きをしてしっかり論理立てて進めて、
かつ何かいい対処策があるんだったらっていう風に投げ返してくる。
だとすると非常にマネジメント能力が高い人なんだなっていうことが
垣間見えるので。
そこも見えるわけだね、受け答えで。
見える見える。
質問する側も緊張するね。
するよ、めっちゃするよ。
でもやっぱりこう、当然スタートアップって新しいことやってて、
難しいことにチャレンジしてて、
じゃあ私がこれこうですよね、どうやって対処するんですかって聞いてる側が答え持ってるかっていうと、
大体持ってないんですよ。
そりゃね、その場で聞いて思って質問して答え持ってたらすごすぎるよね。
いやそうそうそう。で、私が言った答えが、
たとえ仮にその仮説、こうしたらうまくいくだろうっていう仮説を持ってたとしても、
それがうまくいく保証はやってみないとわからないので、
ただ一緒に考えていたり、知恵を絞るっていうようなことが、
このピッチコンテストの場よりも後にも引き続きできればいいなと思うので、
そういうまあ本当に評価者じゃなくて審査員は、
理解者であるので一緒に考えていきましょうっていうスタンスをするために、
こういうネガティブなところありますよね。
どうするんですか?どう対処するんですか?って聞くことも必要だなと思ってる。