1. 研エンの仲
  2. #39 人生にカルチャーは必要か?
2021-05-03 40:37

#39 人生にカルチャーは必要か?

映画をきっかけに、「人生においてカルチャーに触れ続けることは (どのくらい・なぜ) 必要か?」というテーマについて議論しました。

  • 2人が観た映画: 『花束みたいな恋をした (2021)』
  • 仕事や実利につながらなくても、新しいカルチャー (映画・小説・音楽・演劇 etc) に触れ続けることは必要か?
  • 研究者・エンジニアのカルチャー受容
  • 「最近新しい音楽聴いてないな」という感覚
  • 文化に触れることが必要な理由、その個人差
  • 研究はすでにカルチャー?
  • 知らない映画を観るのに必要なエネルギー
  • アニメ『映像研に手を出すな!』
  • ドラマや映画が昔より面白く感じるようになった? 文化受容のタイミング
  • カルチャーの筋トレ
  • レビューメディアから入る (IGN JAPAN, 『邦キチ! 映子さん』『バーナード嬢曰く。』)
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はい、では今日は、文化に触れ続けることは人生に必要か?という、ちょっと重力なテーマで。
そうですね。考えちゃうテーマだなと思いました。
なんか、これきっかけがあるんですよね。考え始めた2人で。
僕たちが2人で見た、坂本雄二さんが脚本を書いている、「あなたはみたいな恋をした」という、一応恋愛映画なんですけど、がありまして、
その中に出てくる2人の男女が、好きな音楽とか映画、カルチャーの趣味がすごい嘘みたいに一緒なんですよね。
それで2人があっという間に恋に落ちてしまうんだけど、就職だとか、いろんなことを経て、そういう文化的なものへの向き合い方がすれ違ってしまって、変化してしまって、
2人がすれ違ってしまうという描写があるんですね。
で、それをきっかけに、そういった新しい音楽、小説、映画とかに触れ続けることについて、2人で考えたので、その話を議論していこうと思います。
はい、そうですね。このエピソードを聞いた後に、映画を見たとしても面白さが損なわれないように、配慮はしたいと思いますが、多少のネタバレも含まれますので、ご了承ください。
なので、もし見る予定がある方は、映画を見てからお聴きいただくと、より楽しめるかなと思います。
そうですね。
ということで。
まあ、新しい音楽を聴かなくなったなぁとかありますよね。なんか聴かなきゃとか、誰とかさんの新作が出たから読まなきゃみたいなので、特にすごいカルチャーに敏感な人たちの中では、共用としてやらなきゃいけないみたいなのってあったりしますよね。
あやかさんはそういうのを感じる方なんですか?
えっと、今は全然感じないです。でも、私大学の時は映画作ってたことがあって、その時期はもう義務感のように見てましたね。特にB級の方がを見てました。自分で作ることも考えて。
その辺ってやっぱり、知る人ぞ知るみたいな映画が多いから、そういう意味で、乗り遅れないようにしなきゃと思って頑張ってみた。
けど、作らなくなってから一切見なかった。
それでも、ちょっと話したのは、最近新しい音楽とか聴かなくなったなって、こう、なんだろう、いう感覚あるじゃないですか。
争いになるとみんなそれ言いますよね。
で、なんかそこに若干の罪悪感があるわけですね。
それは流行についていけてないっていう感覚だけじゃなくて、なんか、なんだろう、自分の感性が止まってしまってるんじゃないかなっていう感覚があったりとか、
なんだろう、そういう新しい音楽とか、新しい文化だったりとか、それは別に時代的に新しくなくてもいいんですけど、
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自分のなんか枠を超えた、自分が今まで触れてきたものじゃないものに触れ続けるっていうものが失われてるんじゃないか。
そういうちょっと心配があるから、そういう感覚があるんじゃないかなと思うんですよね。
なので、その文化に触れ続けるってここで言ってるのは、そういうことですね。
同じ文化にずっと触れ続けるというよりは、なんか多少自分の開拓するっていうふうなことですね。
かつ、僕ら多分、いわゆるカルチャーだけにとどまらなくて、例えば旅行に新しく行くとか、新しい趣味を始めるとかでもいいんじゃないかなっていうか、
それも含めて、自分の枠を超え続ける、でも仕事じゃない活動だとかに携わり続けることが人生に必要かどうかっていう話をしたいなって思います。
それは、金銭化とか、なんかしら、例えば外部からの評価とかを求めることなく、何か新しい挑戦とか、挑戦と言ったら言い過ぎかもしれないけど、
そういった、ある意味ちょっと受動的だけど、アクティブにサーチするみたいな、そういうことですよね。
なんかその議論が分かれそうだなと思ったのは、文化的な活動の中でもどっちかというと、例えばクリエイティブな方、漫画を書くとか小説を書くとかは、そこまで否定するというか、それ意味ないよっていう人は少ないかなと思うんですね。
それ自体が創造的な活動だし、何だろう、やっても意味ないよっていう人はそこまでいないんじゃないかなと思うんですけど、
例えば新しい音楽を聞く、新しい小説を読むっていうのは、結局何も生み出してないじゃん、だったらそんなにする必要ないよねっていう風な議論はできるんじゃないかなと思っていて、
実際、そこを他人に押し付けるかどうかはともかくとして、いや意味ないからやらないよっていう人も知ってるっちゃ知ってるし、そういうタイプじゃないんだろうなとか、
仕事が楽しいから時間がないんだろうなとか、まあ理由は人それぞれあると思うんだけど、そこは結構分かれるところかなと思います。
そうですね、確かに。いや多分、なんか研究者界隈は結構めっちゃ分かれますね。しっかり趣味を持ち続けてる人は、むしろ結構クリエイティブな方まで行っちゃう人が多くて、
まあ逆にもう仕事が趣味みたいな感じの人が多いから、もう研究対象について調べるたりすることがまあ半分趣味と本業を兼ねて、だからこそ、まああんまりその新しい音楽とか、その映画を見たりとか、そういう方向にはアクティブじゃない人、まあ例えば旅行をしないとか、そういう人も結構いるんで、
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マジ両極端だなと思う。そういう意味では受動的に、なんだろう、文化を摂取し続けたいっていうタイプって意外とそんないっぱいは思い浮かばないかもしれないですね。アニメとかは結構いるかな。
ちょっとなんか聞いたことがあったのは、あやかさんのボスは、旅行もあんまり行かないみたいな。
ああ、旅行したって話を聞いたことがない。いや、してるのかもしれないけど。
映画とかあんまり映画とかをたくさん見るタイプではないのかな、どうなんでしょうね。
まあ本とかはそれなりに好きで読んだりはしてるし、まあカルチャー的なもの、特に音楽とかは好きなんじゃないかなとは思いますけどね。
まあ研究者って確かに別れるっていうのは確かにイメージありますね。
でもなんか料理もすごいの作ってたりとか、なんかこう何か作り出すってなると、本業じゃなくてもすごい色々頑張ってる人は多いけど、
映画めっちゃ見てるみたいなタイプはなんか少ないんじゃないか。まあもちろんそういう専門の人はいるだろうから、
そういう意味であれですけどその理系研究者みたいなところで絞ると、少ないのかどうなんですかね。
エンジニアの人たちは多い?エンジニアは正直、まあアニメは別格として、そのオタク的なカルチャーは別格として、
そうですね、まあそこまで多くはないかな。でもまあ広い意味での創造的な活動を趣味として続けているって人はいるんですけど、
受動的な?
そう、カルチャー的なものに関しては、そうですね、新しいアニメをガツガツ貪欲に見るっていう感じなのかな、どうなんだろう。
それもちょっとわかんないです。まあちょっと平均的なエンジニアを僕は語れるわけじゃないので、ちょっとわかんないですけど、
多くはないかな。大学で会って、僕のこういう関係にある平均的な人よりは多分読まないとか聞かないって人が多いんじゃないかなと思います。
なんかやっぱりこういう映画とか音楽とかのに対する教養ってどっちかというと文化部っぽい人が多いイメージはなんとなくありますよね。
文化部ってのは理系に対してってこと?じゃなくて、運動部に対して?
なんか両方かな。分系でかつそういう部活?
まあなんかこう、そういう人生のどこかにそういうピアープレッシャーがないと生まれない感情というか感覚なのかなとは思いますね。
なんかあやかさんが映画を見てたのも結構その… ピアープレッシャーはあったかもしれない。
なんか見えない感覚?
まあてかやっぱりそこに早くついていけるようになりたいなって思うからっていうのはあったんじゃないですかね。
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確かに。僕も多分なんか高校中学とかあとはまあ大学進学してからも周りの友達になんかついていかなきゃみたいな感覚があったのかなと思う。
なんか思い出すのは中高で結構あんなか良かった友達が結構音楽的に割と進んでいるじゃないですけど、
プル音楽とかも結構ね積極的にホールタイプの人で、でなんかCD貸してもらったりして、なんかなんか感じるんですね。
別にこういう機器を聞かないと恥ずかしいよって言われてるわけじゃないけど。
でもなんかかっこいいんですよ。自分の知らない世界を知ってるのが。
で、なんかその話に混ざれるようになりたいなみたいなのはありますよね。やっぱりね。
ですね。
そういう経験が結構効いてるような気もしなくもないということは、別に職業っていうことが要因として効いてるというよりは、結果的にそういうなんか、
そういうばらつきができたって感じで、エンジニアだから効かなくなるっていうことはそこまでないかなと思う。
なんか全体的に私よりもいろいろそういうの詳しいと思うんですよ。
好きだし、時間をかけて覆おうとしている方かな、比較的。その2人の中ではは思いますけど、まあでも彩香さんも結構好きな方ではありますね。少なくとも今はどうかわかんないけど。
まあもともと好きな方ではあるけど、なんか私はどんどん映画とか見ながってったなあって、特に研究始めてから思うかな。なんとなくやっぱり余暇の時間もなんだろう、まあ別に実際は全然そんなことはないんですけど、
あの、やんなきゃってプレッシャーを常に感じているところはあるのかもしれないなとは思います。まあ関連する本を読まなきゃとか、
せっかく本を読むんだったらそういう本を読むか。
そうだね、まあそういう意味でだから小説をまた1から読んだりっていうのが、よっぽど好きな作家さんじゃないと読めなくなってきてるなあっていうのは感じますね。
なんか僕は結構なんかなんだろうな、普通の人がテレビを流し見する感覚で、図書館で適当に選んで書いてきた小説とか、なんか本とかを読んだりすることもあったり、まあ映画もまあ似てるのかな。
なんかそこまでこう気合を入れてないからこそ、まあそういうふうに隙間時間で楽しめるっていう感覚はあるかなとは思います。
いや、だから結構一緒に暮らすようになって、こう映画とかドラマとか見る時間はめっちゃ増えたと思うんですよね。まあお互いそうだと思うんですけど、私は特に増えたと思っていて。
僕からも結構増えたよね、多分。
あ、そうなの?
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うん、やっぱなんか感想を語れないと、なんだろ、見てもあんまり面白くない、映画とかドラマとか結構あると思う。
まあ、最悪面白くなくても文句を言い合えるっていうのがあるから、まあ結構見れるようにはなったよね。
だけど、それが果たして人生に必要かってところですよ。戻りましょう。
そうだね、確かに。
どうだと思いますか?
いや、どうなんだろうな、でも僕はやっぱ新しい人の考え方とか、究極にはを知れるっていうことだけで価値はあると思うから、
それが得られるような、まあ映画、音楽とかドラマとかであれば価値はあるし、なんかそれを得るチャンネルが、
まあ何でもいいけど一つだけっていうのは結構視野が狭くなっちゃうんじゃないかなとは思います。
だからそれは音楽だけを掘り続ける人っていうのも逆にどうかと思うし、映画だけからなんだろう、人類の営みを学ぶ人も。
でもいるよね、そういう専門のチャンネルを持ってる人でもめちゃくちゃ詳しい。
でもその中での多様性がめちゃくちゃあるっていうのは、私は別に悪いことではないと思うけど。
まあまあまあそうだけど、それが例えば、普通にそういうカルチャーなしで生きてると仕事だったり、周りの人間関係のワンフォープ先の人だけがソースになってしまうわけですね。
なんかそれがより広がるための手段として、ポートフォリオを対応化するみたいな感じで触れ続けるっていうのは僕は結構意味があるし、大事なことだとは思います。
なるほど。
私は結構人による、まあ最終的には人によるってことだと思うんだけど、そこを掘り下げたいっていうのが今の話なんですけどね。
私の中では結構食事の好みみたいな感じなのかなと思っていて、もちろん映画とか音楽がある日どうしようもなく心を救うような日っていうのはあるんですけど、
普段の日常レベルだとあくまでもスパイスみたいなものかなと思っていて、スパイスを必要としている人とそうじゃない人っていると思うんですよ。
食事の好みを考えても最低限の塩気があればいいというか、普通のサシフセソの味があれば満足の人もいるし、その味付けが毎日でもいい。
ただ、多様なスパイスがかかっているというか、ものをたまには食べたいみたいな、いろんな種類のものを食べておきたいって人もいるじゃないですか。
でも栄養が取れればいいって人もいるし、そこはかなり私は食事の好みにすごく近くて、かなり人によってそこにどれくらいカルチャー的な意味で多様性を求める人とそうじゃない人がいるのはまあそういうものかなっていうふうに思っていて、
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で、多分ルエさんは自分のことを明確に多様性が必要な人間だと思っているけど、私は結構ハーフハーフで、
たまにはスパイス効いたものを食べたいけど、普段は別にいいかなって思うタイプで、そのちょうどいい頻度をまだ見つけられてないかな。
なんか今まではちょっと確かに少なかったのかなとも思うけど、今はちょっと多いのかなと思うし、なんかうまい塩梅を見つけたいですね。
そうですね。
なんかこう、ある時、そういうカルチャーにしか救われないみたいな体験をするとは思うんですけど、
それはある程度、読んだりとか聞いたりとか見たりとかっていう基礎体力がないとそこにたどり着けないとは思うんですよね。
だから、その筋肉を失わないために見続ける、聞き続けるっていうのは多少いるのかなと、なんとなくの感覚はありますね。
別にその日に備えて筋トレをしてるってわけではないんですけど。
いやでもそれはすごく感覚としてはわかりますね。
その筋肉を整えないようにしたいっていうのはすごくわかって、でもなんかどれぐらいの筋肉が必要な、
健康維持に必要なのか。
そうそうそう、自分の健康維持に必要なのかってことだと思う。
カルチャー筋トレです。
うん、そう、カルチャー筋トレね。
やっぱりどれぐらいその好きなコンテンツの厳選度合いと、
うまく新しいものを取り入れていくっていうののバランスが結構難しいなぁと感じながら、
現代社会で仕事をしながらカルチャーに触れ続けるところはやっぱりそこになってくるのかなっていう感じはするんですよね。
ちなみになんか、当然人によるんでも一般化難しいというのは承知の上で、
研究者はカルチャーに触れ続けるべきとかってありますか?
だから救われるってことはあるんですかね?
どうなんでしょうね。
いや多分全然そういうの興味ないというか、少なくともそういうのを全く話題に上げない人はめっちゃ多いと思いますね。
だからそれは結構もう、仕事と自己実現が一色体になっちゃってるみたいな、
それは健全なところでもあると思うんですけど、
なんかそういう傾向があるからかなという気はしていますね。
そもそも研究自体がカルチャーみたいなもんだから、
っていうのはあるのかな。
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一方でもうちょっと多分職業によっては、
それはなんかどんな職業でもそういう人はいると思うんですけど、
仕事は生きていくためにそれなりの感じでやって、
趣味こそが自分の人生だみたいな人もいるわけじゃないですか。
趣味とかカルチャーに浸ってる時が自分の人生だって感じる人ももちろんいるし、
何を自分の人生だと感じるかっていうことだと思うんです。
なんか言われてハッとしたのは、
研究的なトピックで話してることって結構なんか、
あの映画ってあれに似てるよねみたいな、
そういうちょっとディープなカルチャー会話と似てるところがありますね。
そうそうそう、そういう感じがする。
結局それも論文とか深読みしていくと、
これは誰とかの弟子だからこういう考え方をするんだなとか、
こういうテクニック知ってるんだなとか、
そういうのをこうなんだろう。
他の先輩がサラサラっと解説してて、
なんかそれってかなりね小説で、
これは何々派の何々源流がどうのこうのみたいなのと、
これのオマージュですねみたいな。
知らなくても楽しめるし読めるけど、
こう知ってるとより分かるっていう。
割かしそういう風潮はあるかもしれないですね。
なるほど。
そのクリエイティブな意味での自己実現と、
仕事が一体化しがちっていうのもあるし、
カルチャー的な欲求だったり、
そういう通じ合う感覚のものも、
仕事の中である種満たされるところがある。
そうだね、そのちょっとオタク的な感じの、
知識の繋がった時の喜びみたいなのが、
すでに一研究という営みの中に入っちゃってるみたいな、
そこはあるのかもしれないですけど。
それとは別に普通にね、
私は比較的映画とか音楽とか、
新しいのを掘るのは好きな方だと思うんですけど、
それでもやっぱり適切な量に関しては、
分からないなと思いながら。
時間はもちろん有限ですし、
時間は有限っていうのは言われがちだけど、
エネルギーも有限というのはあるよね。
そうなんですよ。
やっぱり24時間の中で起きている時間の中でも、
やっぱり意味のある新しいことをできるエネルギーがある時間って、
そんなに長くない。
そうですね。
それをどこに使うかっていうのは大事です。
疲れてる時見れないドラマとか映画とかってありますからね。
だってあれって別に受動的に見てるだけだから、
まあ見ればいいんですけど、
でもスタートボタンが押せないタイプのやつってありますよね。
見やすいアニメとか見やすい映画とかと、
全然見る気が起きないっていう。
面白いんだけど。
面白いんだけど、きっとこれは面白いんだろうけど、
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再生ボタンを押すに至らないタイプのものってあるから、
やっぱり一日の中で、
いろいろプロットを追うために使う頭であったり、
そういうのも限界があるっていう感じはしますよね。
逆にローエネリギーでもできちゃうゲームとか、
漫画読んだりとかもあったりするわけです。
だからいいコンテンツって結構疲れるじゃないですか。
疲れない良いコンテンツってあるんですけど、
でもやっぱりすごく何回も読み返したくなったり、
何回も見返したくなるもんって疲れるんですよね。
で、それでもやっぱり何だろう、
疲れるけどカルクチャーに触れていたい時っていうのはあるから、
そういう意味でアンテナが腐らないようにし続ける必要はやっぱりあるのかな。
逆に僕はこれはもう完全にブーメランだし、
自分でお前が言うかって感じなら分かるんですけど、
例えばローエネリギーでもできる漫画を読んじゃったり、
ゲームをずっとしちゃったりってあるわけじゃないですか。
あるある。
その時間でカルチャーに触れた方がいいじゃないですかってなります。
厳しい。厳しいね。
でも、いや、なかなか難しいんだよね。
難しいんだよね。
それがね、結局それはもう新しいカルチャーに触れる体力はないってことですよ。
なるほど。
ないからそっちに行っちゃってる。
で、それらはかき集めても一個分にはならない。
時間はかき集めたらなるけど、体力はかき集めてもならない。
確かに。ある程度まとまったチャンクの時間とエネルギーってのは確かになと。
映画別にスロー再生しても薄まらない。
薄まらないからね。
むしろカットのここがこうでとか気になっちゃうって言ったらスロー再生とかしたら。
逆に1.5倍速だったらあるかもしれない。
逆に1.5倍速の方がいいと思う。
確かに。
その辺の細かいところを。
それはありかもね。
少なくともアニメとかだったら見れるし、
意外とね、見たいなーって思ってる。
ぼやっと思ってるけど時間ないなって時に1.5倍速にしちゃうっていうのは、
もちろん映画好きの人から批判を受けるとかっていうのは置いといて、
時間なかったり疲れたりっていう時には別にね。
映画はさすがに1.5倍じゃ見れないかな。
アニメぐらいかな。
物によるとは思うけど。
あとは最近はすごく映像に関して作る側の気持ちを考えながら見たりするようになったんですよ。
なんでかっていうと、映像研には手を出すなっていうアニメを、
24:03
りょうさんのね、勧めで見たんですけど、
てか一緒に見てたんですけど、
あれを見ると、こうやってできてるんだとか、ここはすごい手がかかってるなとか、
ここはちょっと引きの絵で足してるなとか、
なんかわかるようになっちゃって。
映像研には手を出すなってアニメは、
女子高生3人がアニメを作る話。
結構その制作の細かいこだわりだとか、
それを盛り込みつつ間に合わせるための妥協だとか、
クリエーションということのジレンマみたいなのが使ってて、
非常にいい作品だし、
彩香さんはなんか研究者としての自分に重ね合わせるとか、
染み入るところがあったように見受けられましたね。
監督のお前が決まらないから他のみんなが何も進まないんだよみたいなことを。
監督役の子がいるんですよね、浅草さん。
監督とか脚本をやって、
プロジェクトを引っ張る立場の人が結局自信を失ったり、
本人が面白くないと思って、
映画が面白くなるわけがないみたいなことをすごく怒られてて、
私が研究が面白くないかもしれないと思っていたらダメなんだなみたいなことを染み入るように感じたりはしましたね。
年々そうなんですけど、
あらゆるクリエーションに関わる人たちに対するリスペクトが湧いてくるんですよね。
そういう人たちのやっぱり続けるための哲学だったり、なんかそういう葛藤とか、そういうのが響くようになりましたね。
それは本当に年々そうで、それは仕事してよかったの。
仕事したから面白くなる文化もあるなって思います。
仕事っていうのは研究も含めってことですか?
そういうのあると思うんですよ。
世の中のいろいろなコンテンツが、一生仕事しなくてよくて、コンテンツだけ楽しめばいい状況で面白いコンテンツばかりではないと思うし、
なんかめちゃめちゃ疲れてヘトヘトで、だからこそ面白いコンテンツって絶対あると思うんですね。
それを経験したからこそ、
だから染みるものも絶対あると思うし。
あとまあやっぱり仕事だけじゃなくて社会的な立場の変化ってのもあると思いますね。
まあなんだろう、お金を稼ぐようになってってのもあるし、
例えば人によっては恋愛したり結婚したりってのもあるし、子供できたりってのもあると思うし、
27:00
なんかそういう変化があればあるほど。
逆にそれをしないっていう選択をしてる人も、それはそれでまた違う見方できるようになると思いますし。
コンテンツがだんだん面白くなってきてるってのはありますよね。
人生があるからこそコンテンツが面白いみたいなとこはあって、
さっきはちょっと仕事と趣味の対立じゃないですけど、仕事と文化的なものの対立みたいなのもある一方で、
でもまあ仕事があるから面白い文化っていうのもあるよね。
とか仕事に関わらず家族とかいろんなしがらみとか苦労とかいろいろ大人になったから年月が経って、
まあ大人になったってだけ、年を取ったからってでもだけではないと思うんですけど、
まあ経験値があるからこそ楽しめるものってたくさんあります。
なんか最近すごく思うようになったのは、
いや、ちっちゃい頃ってドラマって全然面白くなかったような記憶ないですか?
そうかな、私は比較的ちっちゃい頃母親とよく見てたんだけど、そんなにその当時から結構面白かったかな。
でもなんかその視点面白さを感じる。
ポイントはちょっと違ったとは思いますね。
なんか結構今はなんかプロフェッショナルリズムみたいなのを感じるところにはってなったり今はするけど、
当時は結構もうちょっと違うところに。
まあプロだったりとかっていう、その重ね合わせる対象がちょっと変わってきたっていうのはあるかなとは思っていて、
まあ映画もそうですけど、ドラマの方がより感じるような気はするんですよね。
なんかより面白くっていうよりはなんか共感できる対象が増えたっていうのもあるかもしれない。
花束みたいな恋をしたに関しても、やっぱり今のタイミングだからこそ、あーってなるっていうのはありましたよね、たぶんね。
タイミングっていうのは年齢とか?
そう、年齢とかフェーズとかそういう話ですね。
やっぱりこれが高校生の時見てどう感じたかっていうのはやっぱりちょっと全然違ったと思う。
今だからこそ分かるとか、なんだろう、深読みできるところってたぶんたくさんあったと思う。
確かに、まあなんかどっちが原因とかどっちが悪いとかっていうのも、なんか最初に、
まあ例えば高校生の頃の自分が見た時の印象とかとまた多分違うだろうなと思います。
まあだから、必要かどうか、文化に触れ続けることと人生に必要かっていうのはまあそれぞれ違うけど、
まあきっと自分にとっては必要だろうっていう感じですか。
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ですかね。
まあより良い付き合い方はちょっと探してみる。
まあ1.5倍で見るとか、分かんないですけど。
そうね、テンポあんまり早くしたくない。
そうですね、まあそれはまあ冗談です。
でもやっぱりその時々染みるものって違うと思うから、
なんかこう、もっと暇になったらいつか老後にとか言ってると多分面白くなくなったりするんだよね。
それはあると思いますね。
まああとはその見た後の自分で過ごす時間長いほうがお得じゃないですか。
そうかな。
僕は早く見とけばよかったなって映画は正直今ちょっと古い作品とかを見てあるような気はします。
でもなんかそれって結局その積分だから、後のほうがもちろん時間的な余裕はあって見やすいのかもしれないけど、
まあでもなんかその機械損失を、小さい小さい積分ですけどあるわけで、
だからまあ早く見る意味っていうのはそこにあるという人もいるんじゃないかなとは思います。
あとはやっぱり、若い時に作っておいたフックのおかげで、その先も多様なものが楽しめるようになるっていうことはあるかもしれないですね、なんとなく。
やっぱなんか10代の頃聞いた音楽を聞き続けるって言うじゃないですか。
で、実際その傾向はあるなと思うんですよね。
で、ただある程度広めにジャンル聞いてれば、なんだろう、その端っこぐらいのやつからちょっと近いやつとかは全然聞けるから、
新しいものも掘れるし、なんかそういう意味では早めになんだろう、
ある程度雑食でやっているとそういうことがしやすくなるのかもしれないですね。
なんかツイッターかななんかで見たけど、40歳ぐらいになってコンテンツが面白くなくなってしまったっていう人がいて、
すごいショックだったみたいな、漫画が面白くなくなってしまったみたいな。
まあ特になんか、そうですね、その人は多分アニメとか漫画とかで、
どっちかというと子供向けっぽいコンテンツだけど、それをずっと大人になっても好きだったんですよね。
それが楽しめなくなってしまったことをすごくショックに思っていて、ずっとこの世界観で楽しめると思ってたのに、みたいな。
やっぱりそのことはショックだったけど、なんかちょっと視点をずらしてこういうジャンルに行ったらまたハマれるようになったみたいなことを言ってる人がいて、
やっぱりそうやっていつかこれがドンピシャ自分のジャンルって思ってたものがハマれなくなる時期って多分来ると思うんですよ。
だからその時のために筋トレをしておくというのも必要なのかもしれない。
33:02
日頃からの筋トレが多少は大事なのかもしれないですね。
やはりそういう幅を広げるために何かこうしていることとか、まあしたいなーって思うってありますか?実際。
どうでしょうね。あんまりないかも私は。
人のおすすめっていうのは結構あるよね。
まあ結構今かなり受動的に私は見るもの決まってるからね。
僕が推している作品を見てもらうっていう感じですか。
あとはなんか僕は割となんだろう、そのソースとしては、もちろん例えばツイッターだったり友達がおすすめしてたとかってもありますけど、
レビューのメディアっていうのは結構昔に比べると見るようになったような気がします。
僕が一番よく見てるって話題にも挙げるのはIGNジャパンっていうメディアの、
多分ニュースネットワークなんで国際的なメディアなんですけど、
そこがやってるポッドキャストで映画に関する銀幕にポップコーンっていうポッドキャストだったりとか、
あとは記事も書いてくれてますし、
そういうところで結構人がある映画について語ってるのを聞いて興味を持ってで見るとかは結構あるし、
なんかその映画そのものよりもローエネルギーでするんですよね。
かつなんかみんな押したり批判したりしてるので、
なんかそこまで言うならみたいな感じに。
痛くなってくるみたいな。
レビューも?
レビュー好きなんですよ。
その銀幕とかを聞くと1時間ぐらいも熱弁して語ってる回とかがあって、
そんなに人を怒らせたり逆に興奮させたりとかするっていうのはどういう作品なんだろうなみたいな。
そういうなんかちょっと活性化エネルギーを超える手助けをしてくれるのが、
そういう人の感想だったりレビューメディアだったりするとは思います。
あとホウキチ?
そうですね。
ホウキチ英子さんという最近読み始めた漫画がありまして、
それはホウガキチガイのホウキチなんですけど、
ホウガが大好きな女子高生。
しかもまた微妙なやつばっか選ぶんだよね。
そうですね。
実写家マニアなんですね。
実写家映画マニアで結構地雷が多いと言われている漫画の実写家だったりとかを選んで見る。
そういうちょっとディープな趣味を持ってる女子高生が、
オススメのホウガを部長、男の部長がいて、
すごい浅い洋画の売れてるやつしか見ないみたいな設定になっている部長にプレゼンして気になる。
見せるっていう漫画ですね。
それも結構コンテンツプレゼン物としてすごいよくできていて、
36:04
最初は、あやかさんちょっと読んで、だんだんハマりつつあるっていう。
最初はちょっと感性がわからなかったというか、読み方がわからなかった。
だって、見てないものの感想を読むって結構ね、体力使うじゃないですか。
それが面白いんです。
何が面白いか全然わからなかったんですけど、徐々に味がわかってきて、
実際見ないかもしれないけど面白そうだなって記憶に残って、
いずれもしかしたら見るかもしれないなって思いながら読んでるっていう。
そのウィッシュリストを増やしていく作業って意外と大事だったりしますよね。
映画、例えば一本見る、アニメ見るってなっても、
全く出会いが何も接点がない、自分が見たことのある役者が全くいないみたいな映画って、
基本やっぱ見る活性化エネルギーまでたどり着かないんですけど、
例えばこの漫画で取り上げられてたな、誰が誰が見たって言ってたなとか、
役者が知ってる人だとか、そういう加点法でだんだん超えられる位置を超えたら見るみたいな感じだと思うんですよ。
花束も実際そうですよね。
花束は本当に、
多分、最初のトレーラーの感じだけで見るかって言われたら見なかった気がする。
あんまり何だろう、いわゆる恋愛映画が好きかって言われると、そんなでもないので、
漫画原作の恋愛ものとかって結構あるじゃないですか、
なんかあんまりハマれなくていいんですよ。
だから今回はあんまり好きじゃないかなって思ってたんですよね、花束みたいな恋をした人に関しても。
でも二人とも坂本裕二さんの脚本がすごい好きで、
カルトエットがハマるきっかけだったんですけど、
同じ監督の人だよね。
そうですね、それをきっかけとして、
で、あとは、有村香美、主人公のうちの一人なんですけど、
彼女の演技を他で見る機会があったっていうのもあって、
ちょっとずつ加点法でね。
なんでやっぱり見る体力がないとかきっかけがないっていう人は、
そういうカルチャーについて話している人の話を耳にちょっとずつ入れていく、
もしくは法基地読むみたいな。
法基地は別に参考に、そこで加点される映画がどうなんだろう、
ちょっとディープすぎるかわからないですけど。
そうだね、法基地はちょっとディープかもしれないけど、
研究室とかで最近見た映画の話とかした?
全然私そういう話をした記憶がなくて、
研究室では確かにしないかな。
職場でもでもしないよね。
職場では逆にでもネットフリーのドラマとかは割と話に昇りますね。
39:03
そういう話も全然しないな、ネットフリーの話とか、
最近見たなんかの話って、
同僚の人とも全然話さないし、
僕はなんか職場で同僚と定番の週末何したって特に、
なんかコンテンツとか見たらその話も結構するんですね。
で、こういう映画見たよとか、これはおすすめだよみたいな。
ゲームが多いですけど、
でもこういう映画見て面白かったよみたいな話もしてくれるので、
それで結構広がったりはしてますね。
ちょっとこの多分ポッドキャストにもかつて、
だからあのタコのドキュメンタリー?
オクトパスの神秘か?
マイオクトパスティーチャー。
マイオクトパスティーチャーっていうのは同僚がその時に話してたので、
なんだこれはって言って、
あ、そうだったんだ、そういう感じだった。
そういう系でした。
確かに。
まあでもなんかそういう話をするグループとそうじゃないところもある。
そういう差はあります。
まあじゃあカルチャーについて話してる話を聞くってのも必要ということで。
そうですね。なんかだいぶ厚く語りましたね。
じゃあ今回は文化に触れ続けることが人生に必要かというテーマで話してきましたが、
いかがでしたでしょうか。
次回もまた聞いてください。
それではさよなら。
さよなら。
40:37

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