スピリチュアルの本質
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日は、スピリチュアルとは行動に宿るもの、というテーマでお話ししていきます。
スピリチュアルという言葉を聞いたとき、あなたはどんなイメージを持ってしょうか?
瞑想をする人、神聖な場所、パワースポット、天使や宇宙の存在、
あるいは、ちょっと不思議で現実から少し浮いているような印象を持つ方もいるかもしれません。
けれど、私たちが本当に探しているスピリチュアリティとは、もっと日常の中に、静かに、確かに、息づいているものなのです。
それは、特別な誰かのものではなく、今日という日をどう生きるかにこそ現れてくるものです。
今回は、行動に宿るスピリチュアルについて掘り下げていきます。
スピリチュアルとは、感じることではありません。
それは、生きる姿勢であり、現実にどう関わるかの選択の積み重ねです。
例えば、あなたの目の前に誰かが困っている姿があったとき、ただ心で、かわいそうだなと思うことと、
その人に声をかけたり、手を差し伸べたりすることの間には、大きな次元の違いがあります。
思いやる心はもちろん大切です。
でも、それは行動によって初めてこの世界に形として現れます。
ある小さなパン屋さんの話をしましょう。
そこでは、毎日売れ残ったパンを、誰にも告げず近所の生活困窮者のポストにそっそり入れていました。
宣伝も見返りも一切ない、その行いが知られたのは数年後、受け取っていた人が手紙を残したことでわかったそうです。
この無名のパン屋さんの行動こそ、私は深いスピリチュアルな行いだと感じました。
そこには、見えないものを信じる力や、目の前の誰かと命を分かち合う覚悟があったからです。
スピリチュアルは空の上にある概念ではありません。
日常における選択
それは今ここにある選択です。
誰かに優しい言葉をかける、御身を拾う、感謝を言葉にする、静かに呼吸を深める、こうした一つ一つの行為が、私たちの中のスピリチュアリティを目指せ育んでくれます。
時に迷ったり怒ったり不安に揺れる日もあるでしょう。
でもその揺れこそが生きている証、そして揺れながらもより良くあろうとする行為がまさにスピリチュアルなのです。
ある研究者がこんな言葉を残しています。
魂は言葉ではなく、選ばれた行動によって語られる。
つまり、どれだけ高尚な理念を語ったとしても、実際の行動にそれが表れていなければ、それはただの空論で終わってしまうということです。
逆に言えば、どんなに拙くても、真摯な行動はその人のスピリチュアルな在り方を語ってくれます。
私たちが日常の中でできることは、本当にささやかなことばかりです。
それでも、そこに心を込めていくことで、人生は少しずつ確かに変化していきます。
スピリチュアルであることとは、神秘体験を追い求めるのではなく、今の自分にできる誠実な行動を積み重ねていく、そんなことかもしれません。
今日、あなたはどんな小さな選択をしますか?
誰かに優しい眼差しを向けるも、自分自身にねぎわいの言葉をかけるも、静かに空を見上げるもよし、そのすべてがうちなるスピリットの表現であり、それを選ぶたびにあなたの中の冷静は静かに輝いていきます。
本日もご視聴ありがとうございました。チャンネル登録といいねをどうぞよろしくお願いいたします。
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あなたの内側にある深い知恵とつながる時間が、今日も優しく育まれますように、ナビゲーター岡田でした。