思考からの整え方
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボナビゲーターの岡田です。
今日のテーマは、思考と身体感覚から整える、今ここに戻るヒント。
私たちの心は、気づかぬうちに今ここを離れて、どこか遠くへ旅してしまうものです。
まだ起きていない未来の不安や、もう終わった過去の後悔、
うまくいかなかった人間関係やり残したこと、
そんな思考が頭の中をぐるぐると回り、
気がつけば心も体も重たくなっている、そんなことはありませんか?
現代人が抱えるストレスの多くは、実は今この瞬間には存在しないものです。
未来の心配や過去の傷を脳が今ここに持ち込んでしまうことで、
心が疲弊し、体にも不調が現れるのです。
では、どうすれば今に戻ってこられるのでしょうか?
今日はそのヒントを、思考と身体感覚という2つの言い口から探っていきます。
まず、思考から整えるヒント。
ホリスティックヘルスでは、思考の質が心身の健康に大きく影響すると考えます。
頭の中がネガティブな言葉や反復的な思考で満たされていると、
無意識に自分の内側にプレッシャーをかけてしまいます。
ここで役に立つのが思考の観察です。
例えば、気分が沈んでいるとき、頭の中ではどんな言葉が流れているでしょうか?
私ってダメだ。またうまくいかなかったかも。どうせ無理だ。
そんな自動思考が走っていたら、それに気づけただけでも第一歩です。
今、自分はこういう考え方をしているな、とジャッジせずに気づくこと。
この気づきによって私たちは思考と少し距離を取ることができます。
思考をコントロールする必要はありません。
ただ、あ、また過去に意識が行ってるな。不安がまた未来に飛んでるな。
身体感覚の重要性
そうやって軽くラベルを張ってあげることで、心は少しずつ今に戻ってきます。
そしてもう一つの大切な入り口、それが身体感覚です。
思考が忙しくなっているときこそ、体に意識を向けることが効果的です。
なぜなら、体はいつでも今ここにいるからです。
過去にも未来にも行かず、呼吸し、鼓動を打ち、重力を感じながら今を生きている。
だからこそ、身体に意識を戻すことで、私たちは自然と今に立ち返ることができます。
例えば、ゆっくりと呼吸を感じてみる。
お腹が膨らむ感覚、鼻を通る空気の冷たさ、胸の上下するリズム、
たったそれだけのことが脳の暴走を沈めてくれます。
足の裏が床に触れている感覚、椅子の座面が体を支えてくれている感覚、
そうした今ここにある感触に集中すると、不思議と思考の霧が晴れていくのです。
忙しいときほど私たちはこの身体の感覚をスキップしてしまいます。
でも、心がざわついているときこそ立ち止まって深呼吸をしてみる。
それはほんの一分でもあなたを自分の中心へと戻してくれる儀式になります。
もう一つ忘れてはいけないのが、気づく力は育つということ。
最初はなかなか難しいかもしれません。
思考が止まらなかったり、体の感覚がよくわからなかったりすることもあります。
でも大丈夫。意識を向けるだけで、少しずつ自分とのつながりは強くなってきます。
今ここに戻るとは、自分の中心に帰ること。
誰かの期待でも過去の後悔でもなく、今私は何を感じている?
今私はどうありたい?という問いにそっと耳を澄ますことです。
私たちは何かを変えなくても、今この瞬間に戻ってくるだけで心が整い始めます。
その力をすでに持っています。
今日のテーマは思考と身体感覚から整える。今ここに戻るヒント。
どうか、今日のどこかでほんの少しだけでも、あなた自身の呼吸に意識を向けてください。
その一つの呼吸があなたを穏やかな今へと導いてくれるはずです。
本日もご視聴ありがとうございました。
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皆様の健康な毎日を応援しています。
ナビゲーター、岡田でした。