心のパターンを理解する
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日のテーマは、心のパターンを優しくほどく。
私たちの心は、毎日たくさんのことを感じ、思い、反応しながら生きています。
けれど、ふと気がつくと、また同じような思い方をしているな、
この考え方、前もあったな、と感じることはありませんか?
そう、心にもパターンがあるのです。
この心のパターンは、ある意味で慣れ親しんだ道のようなもの。
誰かに怒られるとすぐ自分を責める。
うまくいかなかったとき、やっぱり私には無理だ、と決めつけてしまう。
つい他人の期待に応えようと無理をしてしまう。
それらはすべて過去の経験や環境の中で身についてきた自動反応の積み重ねです。
パターンそのものが悪いわけではありません。
むしろ、心のパターンは、私たちを守ってくれた存在でもあります。
例えば、子供の頃、怒られないように先回りして空気を読む癖があった人。
その癖のおかげで、家庭や学校の中で安心して生き延びることができたのかもしれません。
けれど、大人になった今、そのパターンが逆に自分を苦しめているとしたら、
それはもう手放してもいいサインかもしれません。
今日のテーマ、心のパターンを解くというのは、
その古い守り方を感謝とともに緩やかに手放していくということです。
まず最初に大切なのは、気づくことです。
自分がどういう場面で、どんな思考や感情に陥りやすいのか。
その癖をただ観察してみる。
考えずに、判断せずに、例えば人に頼まれると断れない。
失敗するとすぐに、私はダメだと感じる。
他人の目を気にして本音を言えない。
そういったパターンに気づいたとき、心の奥で小さくつぶやいてみてください。
そうだったね、いつもこうしてきたんだね。
すると、心のパターンの背景にある記憶が見えてくることがあります。
昔、そうしないと怒られたからだ。
それをしないと愛されない気がしていたから。
いつも自分より他人を優先してきたから。
私たちの反応の多くは、防衛や学習の結果として生まれてきます。
だからこそ、それをただ否定したり直さなきゃと焦る必要はないのです。
次に必要なのは、選び直すこと。
反応の癖に気づいたら、その瞬間に別の選択肢があることを思い出してみてください。
例えば、本当は断りたいけど嫌われたら怖いと思ったとき、心に問いかけてみましょう。
それでも私は自分の本音を大切にしていいだろうかと、
あるいは私はやっぱりダメだと落ち込んだとき、
その感情に飲み込まれる前に静かにこう呟いてみる。
今のこれはいつものパターンだね。でも別の視点はないかな?
心のパターンは強引に変えるものではなく、気づいて選び直す。
プロセスを繰り返すことで緩やかに解けていきます。
優しさを持って手放す
そしてもう一つ、心のパターンを解きほぐす上で大切なこと、
それは優しさを持って自分に接することです。
変わりたい、癒されたい、もっと自由になりたい、そう願うこと自体は素晴らしいことです。
でもその願いが今の自分を否定する動機になってしまうと、パターンはむしろ強まっていきます。
だからこそ、自分の癖に気づいたら、まずありがとうと言ってみてください。
今まで私を守ってくれてありがとう。でももう違う選択をしても大丈夫だよ。
すると心の奥にあった緊張や警戒が少しずつ緩んでいきます。
まるで長年縛られていた糸がふっとほぐれるように。
では、今日のあなたに問いかけてみましょう。
私はどんなパターンを手放したいと感じているのだろう。
そのパターンはどんな国から来ているのだろう。
今、別の選択をしてみるとしたらどんな一歩があるだろうか。
この問いを優しく繰り返し思い出す。
それが心を自由にしていく習慣になっていきます。
ホリスティックヘルストは、ただ病気を治すことでもポジティブに生きることでもありません。
自分という存在を丸ごと受け入れ、過去から続くパターンに気づき、
自分の手で解きながら未来に向かってしなやかに進んでいくプロセスです。
あなたの心のパターンはもう十分役目を果たしてきたかもしれません。
これからは優しく手放して、もっと自由に、もっと自分らしく歩いていくときです。
本日もご視聴ありがとうございました。
チャンネル登録といいねをぜひお願いします。
コメント欄にあなたの気づきや体験をしていただけると大変嬉しいです。
あなたの心が今日も少しだけ優しく解けていきますように。
ナビゲーター岡田でした。