全体性の視点の導入
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日のテーマは、全体性の視点を暮らしに持ち込む。
前回までの配信では、私という焦虫を見つめることの意味や、体・心・冷静が響き合う一つの存在であること、そしてその調和こそが健やかさの土台だという話をしてきました。
今回のテーマは、その視点を、日々の暮らしという現場にどう落ち込んでいくか、ということです。
全体性という言葉は、どこか抽象的に聞こえるかもしれません。
でも、これを暮らしの中で実感することは、決して難しいことではないのです。
むしろ、私たちは無意識のうちに、この全体性の感覚を求めて暮らしているとも言えます。
例えば、心がバラバラで、やることばかりが積み上がっていくとき、どこかに違和感があるのに無理やり予定を詰め込んでいるとき、何かが足りない、なぜか整わないと感じたことはありませんか?
その正体は、全体性が欠けている感覚なのです。
ホリスティックヘルスでは、部分最適よりも全体調和を重視しています。
これは、暮らしのすべての場面に応用できる視点です。
食べ物を選ぶとき、仕事の予定を組むとき、誰かと過ごす時間を作るとき、それぞれの瞬間に自分の全体がどう感じているかという問いを立てること、それだけで選択の質が変わってきます。
例えば、健康のためにと玄米や野菜を意識して食べても、それを義務や我慢と感じているなら、心の部分では不調和が起きているかもしれません。
あるいは、集中力を高めようと夜に仕事を詰め込んでも、体が明らかに、もう休んで、と言っているなら、やがてそれは思考だけの暴走になってしまいます。
全体性の視点とは、体、心、意識が一つのテーブルにつくような感覚です。
どこか一箇所だけに偏らず、それぞれの声に耳を傾けながら、日々の選択を組み立てていく、それはまるでオーケストラの指揮者のような意識でもあります。
この視点を暮らしに持ち込む方法として、今日お伝えしたいのは、問うことの力です。
例えば、こんな問いを日常に挟んでみてください。
この選択は体にとって心地よいだろうか?
心は今、穏やかにここにあるのだろうか?
この行動は私の人生の意味と繋がっているのだろうか?
全てに完璧な答えを出す必要はありません。
大切なのは、全体に気づいてあげる、という姿勢。
それだけで、無意識に切り離してしまいがちな部分が、また緩やかに繋がっていくのです。
関係と余白の重要性
この視点は、人との関係にも大きく影響します。
例えば、誰かとの会話の中で、表面的には笑っていても、心のどこかに無理があると感じたとき、
その違和感に気づき、この関係に今、私はどう響いているのだろう?と立ち止まることは、
自分を守る上でも、相手との調和を築く上でも大切な行為になります。
また、全体性を暮らしに取り戻すためには、ゆとりや余白を持つことも欠かせません。
私たちはつい何かを足すことで健やかさを得ようとしますが、
実は減らすこと、間を作ることが、全体を整える鍵になることが多いのです。
例えば、朝5分の沈黙、予定と予定の間の散歩、スマホを見ない夜の30分、
一日の終わりに湯船で、今日の私ありがとうと心の中で声をかける時間、
それらはすべて、あなたという焼酎の響きを整える全体性のレッスンなのです。
ホリスティックヘルスという考え方は、決して難解な理論や高尚な習慣ではありません。
一日のちょっとした気づき、ささやかな問い、それをもって暮らすことの中に本質があります。
最後に、今日のテーマを締めくくる問いをあなたに送ります。
今の私は全体として調和しているだろうか?
その問いを静かに、優しく、何度でも自分に差し出してみてください。
もし、答えがうまくいっていないかも、と感じたとしても大丈夫。
その気づきこそが、健やかさへ戻っていく第一歩です。
本日もご視聴ありがとうございました。チャンネル登録といいねをぜひお願いします。
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あなたの全体が今日も優しく響いていきますように、ナビゲーター岡田でした。