というわけで、今日は新発田市でイチゴの栽培、加工、販売の事業を行い、植栽所、一輪など様々な事業に取り組まれている若杉千代子さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
では、私高橋から若杉さんのプロフィールをご紹介いたします。
若杉千代子さんは新発田市のご出身で敬和学園高校を卒業後、一旦は新発田を離れ、関東やハワイに移住。平成16年に新発田へUターンされました。
平成27年7月に認定新規就農者として、新発田市米倉地区にハウス1棟を建設、新潟が誇るイチゴ、えちご姫を栽培されています。
収穫したイチゴを販売している植栽所、一輪の経営もされています。
それでは前半は関東やハワイでのお仕事や生活、そしてイチゴ栽培を切り口に農業について触れながらお聞きしていきたいと思います。
それではまず関東やハワイに移住とありましたが、これはお仕事の関係だったんですか?
敬和学園高校を卒業して、進学で一度関東の方に行きました。
卒業後また戻ってきて、一回Uターンで戻ってきて、新潟で働いて、それから結婚を機に主人とハワイに移住をしたという、何回も出入りしています。
じゃあもうUターンし終わって、そして結婚を機にハワイに移住して、また戻ってきて、Wのような感じで。
ハワイでどんな生活されてたんですか?
ハワイはビザの関係で働けないので、主人が学生ビザで行ったので、私は働けなかったので、英語の勉強ですね。
学校いくつか行かせてもらって、あとは普段の生活と、あとはハワイアンキルトをやったり、お散歩をしたり。
ハワイアンキルト?
ハワイアンキルトって多分見たことないかもしれないですけど、あんまり。
自然の花や木を、葉っぱを図柄にして、キルティングを作っていく。
キルティングの時点で怪しくなってきました。
チクチクチクチク、針と糸でチクチクチクチク縫うという、それだけ時間があったということですね。
ハワイアンキルトを調べてみると。
ハワイでは有名ですね。
ハワイに行ったらフラか、フラダンスか、ハワイアンキルトでどちらかを選ぶんですけど、
私はフラではなくてハワイアンキルトをやっていました。
あれですね、なんか布に模様として、なんか裁縫ですか?
そうそう、チクチク、針と糸でこうチクチクチクチク。
やるやつがハワイアンキルト。
そうなんです。
時間がたくさんあったので、勉強だけではちょっと時間が余るので、そんなこともしていました。
じゃあ英語もペラペラと。
英語は東京みたいなものなので、日本人がすごく多くてですね。
まあ生活する分には困らない程度には喋っています。
喋っていました。
一旦新発田から離れてUターンされているわけなんですけども、
一度新発田から離れたことで気づいた新発田の魅力などありますか?
新発田から出ないとわからないことってたくさんあって、
自然豊かなこととか食べ物がおいしいこととかっていうのは、
普段生活してたら本当にわからないわけですよね。
それを一回外出ると、新発田のお米もおいしいな、野菜もおいしいなって思いますし、
自然もすごく綺麗って思わないですよね。きっと普段見てたら。
あまり思わないでしょう。
もう馴染んじゃってますよね。
夕日かぐらいのね。
日の出かっていうぐらいだと思うんですけど、
その一つ一つがもう切り取られてて、すごくもう美しさを感じるっていうのは、
東京出ただけではわからなかったけれども、
ハワイにも生活をしたので、よりこう深く感じます。
新発田はいいとこだなと思いますので、ぜひ若い子には外に出てほしいとは思っています。
それでは、現在のいちご栽培についてお聞きしていきたいと思います。
新規に収納されたということは、農業従事者ということになると思うんですけど、
以前から農業に関心はあったんですか?
もともと農家の家で育っているので、
農家のその大変さというのが非常によくわかっていたので、
絶対農家にはなるまいと思って大きくなってきましたので。
なんですけれども、縁あって、
父がいちごを栽培を始めたいと言ってたんですけど、
具合が悪くなったので、
白葉の矢が刺さった。
そこから農業の道が始まったと。
そうなんです。始まったけれども、やるからには、やるんだったら、
もうとことんやってやろうと思って始めたのがこのいちご栽培になります。
何かしらに特化してたんですか?
たとえばいちご以外にも何かやってたけど、
じゃあ私がやるんだったらいちごだけに絞ってやろうってこと?
いちごを作る準備がされてたんですよ。
ハウスを発注して、部材が届きます。苗もあります。
やる人がいませんっていう状況だったので、やるしかない。
準備をすべてされた。じゃああとやるだけみたいな。
やるしかないんだけれども、やるつもりもなかったんだけれども、
もう覚悟を決めて、やるからにはとことんやる。
それ何歳ぐらいの頃だったんですか?
43だと思います。43歳ぐらいだったと思いますね。
その以前から農業に対する関心とかってあったんですか?
ないです。
ゼロから?
ないです。
ものだけ準備されてたけど。
ゼロからです。知識もなければ栽培経験ももちろんないので、ゼロからのスタートです。
何にもわからない中からのいちご栽培。
じゃあお父様に何か教えてもらいながらという感じですか?
ではないですね。父もやったことはないので。
実家は黒毛和牛と稲作の農家だったので、
いちごは全くやってはないんですね。
別の道で来ましたね。
そうね。
そういう時って周りの人に色々知識をもらうのか、それとも農協とかもあるじゃないですか。
地域振興局の副給員さんっているんですけど、農業指導を行う研職の方々がいるんですけど、
その方に色々な情報をいただいて、あとは指導もいただいて、
あとは農協のいちご部会というのがあるので、その先輩の方々に教えていただいて、というのがスタートですね。
そういう始め方なんですね。
栽培経験がないから、データの蓄積をずっと今でもやってますけれども、
日々の日誌と、いついちごがとれてとか、気候がどうでっていうのを全部積み重ねてます。今でも。
交流がね、やっぱ大事なんだね。農業の分野ではやっぱり新しい人が入るってなると。
農業とかってなるとやっぱり一人でってわけにはいかないからね。
知らなければね、他の人に聞かなきゃいけない。
さてここで1曲お届けいたします。
今日の曲は、クラーク・エン・スマーク、ボビー&ウィットニー、アッシェリービードルリミックスです。
2008年にオランダのエレクトリックトリオ、クラーク・エン・スマークによってオリジナル版がリリースされています。
ファンクやディスコ、エレクトロニックの要素を融合させたサウンドでヒットしました。
多くのファンに支持されています。
今日お送りするのは、2023年にイギリスのDJ・プロデューサーのアッシェリービードルが制作したリミックス版です。
それでは聴いてみましょう。
クラーク・エン・スマーク、ボビー&ウィットニー、アッシェリービードルリミックス
敬和キャンパスレポ
お届けした曲は、クラーク・エン・スマーク、ボビー&ウィットニー、アッシェリービードルリミックスでした。
今日の敬和キャンパスレポは、新発田市にイチゴ農場や直売所、一輪を運営されている若杉千代子さんにお話を伺っています。
後半もよろしくお願いします。
お願いします。
では後半はイチゴの栽培、加工、販売をされている一輪のお話を伺っていきたいと思います。
若杉さんは認定新規収納者になられたとありましたが、認定新規収納者というのはどういったものなのかちょっと想像がつかないんですけど、
農業に従事するためには誰かに認定してもらう必要があるのかなと思ったんですが、どういった制度なんでしょうか。
新規収納、新しく農業を始める人たちは、農業を始める土地の地域の方々に認定をいただいて、担い手として認めていただく。
それがないと新規収納者としてスタートはできないというのがあるんですけれども、その他にも5年計画を出す。
どれだけ売り上げが出て、どれだけ経費がかかって、じゃあ5年後までには収益をこれぐらいまで伸ばしましょうというのを一応計画を書類を出さなきゃいけないんですね。
その書類ができて、あとは地域に認めていただいて、あとは農地があるという、これが全部揃うと新規、何でしたっけ。
新規認定収納者。
新規認定収納者としてスタートするということですね。
あったような気がします。
まずは5年を目安に今後のプランとか考えて、それを認めていただいた後に認定新規収納者になる。
簡単には農業を始めたいって言って、ここに土地がある、じゃあ始めちゃえという形ではなかなか始められないという。
その認定新規収納者ではない人だとサービスとか支援が受けられないとか。
今ちょっと制度が変わりましたけれども、私が受けた頃は、この認定を受けると5年間の経営開始型補助金というのが、国から支給をされる国、市ですかね。
市町村ですかね。
市町村ですね。千葉田市から来ています。
それを補助金をいただきながら、5年のうちに経営を安定させるということができるのが、このプラスなところですね。
認定新規収納者としての、もう結構取り上げられていると思うんですけど。
この収録にあたって、僕ちょっといろいろ調べさせていただいたんですけど、六字架認定というのも調べた中にあったんですけど、それはどういうものだったりしますか。
六字架は、私が収納して1年目の時に市場価格が下がる。
イチゴを栽培していくと、後半になると市場の値段が下がるわけですよね。
要はイチゴの取れる量が増えてきて、だんだん温かくなるとイチゴを買う人が少なくなってきて、1パックあたり値段が下がっていくんですよ。
そうすると同じ労力を費やして、イチゴを出荷するまでの収穫をして、パックに詰めて出荷をするというこの一連の作業があるんですけど、
この同じ労力を費やして売り上げがそれだけになっちゃうのっていうところがあったので、加工をしようと思って、
その当時どなたもやってなかったドライチゴ、イチゴ姫のドライチゴを始めたんですね。
それが六字架認定ということで農林水産省の方から認定をいただいて、認定をいただいたから何かっていうわけではないんですけれども、補助金が出るわけでもないので、
ただ六字架プランナーという方がいて、すみません、わからないかもしれないんですけれども、六字架のいろんな経営のこととか加工のこととか、
これを指導してくださる方がいるんですけど、その人たちに魅了できていただけるっていうのはありましたけれども、ただ認定をいただいてスタートをしたということですね。
六字架産業ってのは1次産業、2次産業、3次産業の1タス2タス3の六字架産業とかですね。
そうですね、全部自分で作って加工して商品に変えて販売をする、流通をさせる。
一輪もその中の、六字架の中の一つですもんね。
そうですね、新潟県が意外とこの六字架をやってらっしゃる方が少なくて、千葉田市は特に。
なので、千葉田市は米王国でもあるので、稲作が盛んな地域なので、加工をやる農家というのが非常に少ないんですね。
だから六字架をやっている方は本当に少ないと思います。
お米は結構加工に時間かかるというか、手間がかかったりとかもあるから、なかなかこう難しい部分もあると思いますけどね。
昔はほら、作れば売れたっていう時代があったので、農家は特に何かプラスアルファの加工をしなければいけないということが必要ではなかったんですよね。
これが今ちょっと時代が変わって、やっぱ何かしらしなければいけない。
若杉さんが経営されている一輪は、アルファベットの表記でICHI-RINとなりますよね。
漢字で書くと、イチゴに煮水をとった輪っていうふうに書きます。
まずそのICHI-RINという名前の由来について教えていただきたいんですけども。
ロゴを見て、ロゴもちょっと違うんですけれども、まずロゴが、これ何だと思いますか?
これはイチゴの断面図に見えた。
そうおっしゃる方も多いんですけれども、これはイチゴの花なんですね。
イチゴの花、よく写真にあるのが6枚とか、花びらが6枚とかそれぐらいのが多いんですけれども、花びらが多いほど大きい実がなるんですね、この最初の花が。
なのでこの八重の花をモチーフにしているのがまず一つと、
ICHI-RINという名前が、イチゴってハウスにそのまま棚に植えられて、そこから動く、まあ動かないですけどね、苗なので。
動くこともなく、そこで与えられた場所で綺麗な花を咲かして大きい実をつけるという、その場所での運命を全うするみたいなところがあるので、
そんな意味もあってそのリンという、イチゴにその漢字のリンというのをつけてICHI-RINになりました。
ちなみにこのICHI-RINさんのロゴはどんなものかというと、9つの丸を円を描くように集めて花びらのようにしたもの。
で、真ん中がちょっととんがっているから花弁みたいになるよねっていう、まあ言葉で説明するこのロゴです。
ICHI-RINさんのホームページを拝見してみると、イチゴ姫の直売所販売、全国発送、それからドライイチゴの販売について記載されていました。
これ以外にも様々な商品を展開されていると思うんですけど、それぞれの商品についてお聞きできたらなと思います。
はい、生食の販売は基本であるんですけれども、その全国発送と店頭販売、その他にドライイチゴの販売、あとは冷凍イチゴの販売、
あとはお店に来られる方がイチゴの専門店だと思って来られるので、イチゴしかないとちょっと寂しいなということで、
それでICHI-RINスイーツというのを始めて、私が作るんですけれども、シフォンを焼いたり、フルーツの杏仁豆腐を作ったり、
シフォンを使ったサンドを販売をしたり、その季節によって様々なんですけれども、イチゴが終わると厳選した農産物の販売も行っているので、
一軸だった、今だと日本一軸と、ぶどうの販売も行っているので、それを使ったスイーツも販売をしています。
イチゴを販売するだけじゃなくて、自ら商品を開発して販売しようと思ったきっかけについて教えていただいてもいいですか?
はい、先ほども話したように、お店に入ってイチゴだけだとやっぱりちょっと寂しいですよね。
イチゴしかないの?みたいなことを何回か聞かれたことがあるので、イチゴの専門店なのでイチゴだけなんですよねとは言ってたんですけれども、
せっかくフルーツがあるので、お菓子を作って、スイーツを作ってっていうのが始まったきっかけですね。
6次産業だからこそできることですよね。
自分で収穫したイチゴを全部生かしてあげるっていうのをモットーにしているので、よくハウスに行ってみんなを輝かせてあげようと思ってイチゴに話しかけるんですけれども、
少しでも取りこぼしのないようにそれを全部加工にするというのをした中で、
ドライイチゴ、冷凍イチゴ、イチゴピューレときて、イチゴピューレを使ったスイーツという、
イチゴアンニンとかね。
はい、イチゴアンニンも作ります。大粒のイチゴが乗った。
おいしそう。
そんな流れでやってます。
おいしいですよ、ぜひお店にいらしてください。
聞いてる方々も行ってみてはいかがでしょうか。
いつ天いてるかわからないってよく言われるので、インスタで確認していらしてください。
インスタで一輪で調べれば。
はい、出てきます。
では最後に今年もしくは来年はいつ頃から一輪でイチゴやドライイチゴなどを購入できるのでしょうか。
イチゴの販売が来年の2月からスタートして7月まで販売をしています。
今の時期はブドウや日本一軸を使ったスイーツも出してますので、
天いてる人は天いてない日がありますけれども、天いてたらラッキーと思ってください。
今日の県はキャンパスレポは新発田市でイチゴ姫の栽培、加工、販売をされている若杉千代子さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さてエンディングです。
今日ドライイチゴの話があったと思うんですけど、
ドライイチゴの具体的な食べ方とかっていうのはどういう風に食べればいいんですか。
そうですね、ドライイチゴを販売する際にどうやって食べるのって聞かれることが非常に多いので、
食べ方提案をしてお売りするんですけども、
そのまま食べるのはもちろんですけど、ヨーグルトに入れる、紅茶に入れるっていうのは、
紅茶。
ベーシックなところで、お酒を飲める方にはお酒に入れてゆっくり楽しんで飲んでくださいっていうのはお伝えします。
いいかもしれん、それ。
お酒に戻った最後のドライイチゴが非常に美味しいので、
染み込んだ感じ。
お水でも美味しいですね。
フォンダンワーター。
そうだ、フォンダンワーターとか。
ドライイチゴをお水に入れて飲むのもいいかなと思います。
紅茶系いいですね。紅茶お酒いいですね。
お酒はね、僕も好きなんでお酒ちょっと興味あります。
お酒いいです。日本酒にも合いますし、辛口ね。
辛口の日本酒とか、あと焼酎に入れる方もいますし。
染み込んでイチゴを食べると。
あとはスパークリングワインにお入れしてシーンをやったりします。
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