松澤ほおづき
敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、
大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
皆さんこんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科3年の松澤ほおずきと、
チルネショーワ百合弥
国際文化学科4年のチルネショーワ百合弥です。どうぞよろしくお願いします。
松澤ほおづき
今日は、新潟県が行った、枝豆県宣言の話題なのですが、
この○○県シリーズ、他の県でもいろいろな宣言がされていますよね。
チルネショーワ百合弥
香川県のうどん県、大分県の温泉県などがあるようです。
松澤ほおづき
松澤さんはどちらかに行ったことはありますか?
松澤ほおづき
えっと、私香川も大分も行ったことなくて。
私もないです。
松澤ほおづき
香川がうどんで、大分が温泉っていうイメージありました?
松澤ほおづき
香川はうどんでイメージあるんですけど、大分が温泉ってイメージがなくて。
松澤ほおづき
私もあんまり。
松澤ほおづき
温泉って言ったら近いからかわかんないけど、群馬とか。
チルネショーワ百合弥
確かに。
松澤ほおづき
それこそ。
松澤ほおづき
そうですよね。
松澤ほおづき
というわけで、今日は最近新潟県が宣言した、枝豆県新潟についてお話ししたいと思います。
ゲストにJA北新潟から、枝豆部会部会長の磯部勲さん、
JA北新潟園芸センター係長渋谷健太郎さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ではまず私、チルネショーワ百合弥からお二人のプロフィールをご紹介します。
チルネショーワ百合弥
まず磯部勲さんです。
磯部さんは新発田市のご出身で、新発田市豊浦地区で農業を営まれ、
松澤ほおづき
株式会社玄蔵で代表取締役をされています。
チルネショーワ百合弥
コシヒカリと枝豆の栽培をされていて、JA北新潟では枝豆部会部会長を務めています。
よろしくお願いいたします。
続いて渋谷健太郎さんです。
松澤ほおづき
渋谷さんは2003年にJA北越後に入所され、現在22年目。
現在は合併後のJA北新潟の新発田園芸センターにて、
枝豆をはじめオクラ、オータムポエム、ヤマノイム、果樹全般を担当されています。
どうぞよろしくお願いします。
磯部勇
個人的に気になるんですけど、株式会社玄蔵というのはどこから名前が来たんですかね。
松澤ほおづき
そうですね。私が農業を始める前に東京にいまして、
その時に祖父が病気になって帰ってきて欲しいというところから、
渋谷謙太郎
ずっとかわいがっていただいた祖父の名前が出てきて、
もともと私の野郷も玄蔵という野郷で、
そこも含めて株式会社玄蔵という会社を設立しました。
野郷って、百合弥さん聞いたことありますか。
私、野郷ないんで、ちょっと今ドキドキしちゃいました。
野郷って何ですかね。
野郷というのは、野郷というのは、
野郷って何ですかね。
松澤ほおづき
野郷って何ですかね。
松澤ほおづき
野郷って何ですかね。
野郷って何ですかね。
野郷って何ですかね。
チルネショーワ百合弥
野郷って何ですかね。
渋谷謙太郎
野郷は、その家を表す名前で、
例えば私の集落にも磯部という苗字がたくさんあるんですけども、
私の家を特定するための、
野郷、玄蔵と私は昔から言われているんですけども、
それがあるのかなと思います。
それがあるのかなと思います。
諸説ありますけど、何とも言えません。
そうですよね。
チルネショーワ百合弥
何となく今わかりました。
松澤ほおづき
ありがとうございます。
ありがとうございます。
チルネショーワ百合弥
私からご紹介した、磯部さんのプロフィールの中で、
枝豆部部会長という肩書がありました。
枝豆部会というのがあるということは、
他の作物についても部会というのがあるかと思います。
JAの組織の中で、どのような性格のもので、
松澤ほおづき
どんな活動をされているのか教えていただけますか。
磯部勇
今、JAの組織の中で、それぞれ園芸品目、
稲作も含めてですが、10以上の組織があります。
どのような性格でというのですが、
基本的には農家さんが儲かるための組織の運営というようなところで、
それぞれの品目を持っています。
その組織の運営というようなところで、
それぞれの品目や生産者を通じて、
情報交換ができる場所というものを作っています。
その組織の中で、指導であったり販売を統一することによって、
有利販売につなげることができるかなと思っています。
松澤ほおづき
なるほど。
松澤ほおづき
枝豆部会というのはどのようなことをするのですか。
磯部勇
枝豆部会だけではないのですが、
先進窒殺といって、新しい指導、栽培方法をしている農家さんを見に行ったり、
農家同士で研修会という形を通じて、
それぞれの技術を情報交換したり、
組織を充実するために、
農家同士の交流であったり、
親睦を深める活動を日々しているかなというところです。
松澤ほおづき
なるほど。
農家さんたちが集まって、
自分たちはこうしているよみたいなのを共有し合う場という感じですかね。
磯部勇
素晴らしいと思います。
松澤ほおづき
みんなができるコミュニケーションの場みたいな。
磯部勇
なるほど。
松澤ほおづき
それが部会なんですね。
チルネショーワ百合弥
それが部会。
松澤ほおづき
ありがとうございます。
さて、枝豆県新潟についてです。
2025年6月4日に、新潟県から、
「枝豆県新潟」というキャッチコピーが発表されています。
新潟県は全国でも有数の枝豆の産地で、
作付け面積が16年連続で全国一位、
消費量も総務省の家計調査で新潟市が16年連続の一位なのだそうです。
この収録の2日前、7月15日に花角英世知事や中原八一新潟市長が、
東京・新宿の百貨店、新宿高島屋で、
枝豆型のかぶり物姿で必死にアピールしたと報じられています。
このほか、東京の大田市場でもPRが行われたそうです。
2人は思い出のある枝豆を、新潟県が枝豆県として宣言されたことにより、
どのように感じられていますか?
渋谷謙太郎
そうですね。実際やってみるとわかると思うんですけど、
枝豆って取るの大変なんですよ。
松澤ほおづき
へー、取ったことない。
渋谷謙太郎
取ったときないですよね。さやがあって、それをもぐって言えばいいですかね。
もいでどれくらい取れるか、手のひらいっぱい、1株2株で、
1株2株で、それくらいなんですけど、意外と作りたいって思う人はいないんですよ。
作るのは簡単なんですけども、
松澤ほおづき
ああ、枝豆を。
渋谷謙太郎
本当にこれを農業としてやろうって人がなかなか出てこないんですけど、
もっと作りたいって思えるような人が増えてくれるといいなとは思っています。
松澤ほおづき
そうですね。枝豆おいしいですからね。
本当になくならないでほしい。
本当になくならない。確かに作る人が増えないとなくなっていっちゃうかもしれないよね。
松澤ほおづき
でも大変なんですね、私。
渋谷謙太郎
大変です。
私も部会の方としても情報交換をよくするんですけど、
作るのは簡単なんですよ。
どのようにして味を乗せていくかっていうのが技術なんですね。
松澤ほおづき
どのようにして味を乗せるんですか。
渋谷謙太郎
それは企業秘密です。
松澤ほおづき
そうか。
渋谷さんは?
磯部勇
そうですね、私もこの2日前に行われたトップセールスに顔を出してきたんですけど、
今、新潟県消費量16年連続1位といってすごく枝豆を食べる量も多いと思うんですけど、
関東の人もやっぱりこの枝豆の味、
おいしいって言って、うちでも食べたいっていう人がやっぱりいましたんで、
ぜひたくさん農家さんには作っていただいて、
新潟県だけじゃなくて全国各地で味わっていただきたいなと思ってます。
松澤ほおづき
新潟の枝豆ってやっぱりおいしいんですね。
磯部勇
やっぱり食味がすごくいい。
特に枝豆本来の香りとか甘み、そういうのが非常にあるかなとは思っているので、
そういったところの技術を農家さんが追い求めているところも非常にありがたい話かなとは思っています。
磯部勇
枝豆といえば新潟っていう印象が本当に強すぎて、
松澤ほおづき
逆にどこの県が枝豆有名なんだろうっていうふうに思います。
どこの県が枝豆有名なんだろうっていう他にも聞いたことがありますね。
山形もありましたね。
松澤ほおづき
でもここら辺、新潟付近。
松澤ほおづき
何、越後?
渋谷謙太郎
新潟全県で今、枝豆が盛んに作られ始めてますんで。
松澤ほおづき
気候とかもあるんですかね。
枝豆がおいしくできやすいみたいな。
渋谷謙太郎
逆にだんだん温暖化になってきて作るのも厳しくなってきているのも現状です。
松澤ほおづき
夏野菜のイメージだから暑いのに強いかと思いました。
渋谷謙太郎
暑すぎて、逆に枝豆が枯れてきたりとかするんで。
松澤ほおづき
枯れないための技術なんです。
松澤ほおづき
それは企業秘密です。
ありがとうございます。
チルネショーワ百合弥
さて、ではここで1曲お届けします。
今日の曲はこちら。
ネギっ子 圧倒的なスタイル
こちらは2008年に実製作版でリリースされた曲なのですが、
その後メジャーアルバムにも収録され、ネギっ子の代表曲となりました。
2025年4月、新発田市いじみの公園で開催されたももクロ春の一大事では、
2日目の13日にネギっ子が登場し、ももクロメンバーとコラボで圧倒的なスタイルを歌う予定でした。
残念ながら2日目のステージは中止になってしまいました。
でもこの曲がネギっ子の代表曲だということがここからも分かりますね。
いくつかのバージョンがあるのですが、今日は2015年リリースの圧倒的なスタイル、
ネギバンドバージョンでお送りします。
それでは聴いてみましょう。
ネギっ子 圧倒的なスタイル
お届けした曲はネギっ子 圧倒的なスタイルでした。
今日の敬和キャンパスレポは、最近新潟県が宣言した枝豆県新潟について、
JA北新潟枝豆部会部会長の磯部勲さん、
JA北新潟園芸センター渋谷健太郎さんにお話を伺っています。
後半もよろしくお願いいたします。
渋谷謙太郎
お願いします。
チルネショーワ百合弥
さて、枝豆消費量は新潟市が16年連続の1位とありました。
新潟市に限らず、全県的に消費量が多いのだと思います。
生産されている磯部さんもJAで、枝豆を担当されている渋谷さんも、
当然よく食べられるかと思います。
どんな食べ方で、どれくらい食べていらっしゃいますか?
渋谷謙太郎
私が食べる食べ方は、塩ゆでが圧倒的にあれなんですけども、
最近テレビで見たのが、だしかな、そこにつけて食べるやり方もありましたし、
ペペロンチーノとかアヒージョなどという方法もありますけども、
圧倒的に山盛り食べたいというのは、新潟県民の食べ方だと思うので、
塩ゆでですよね。
松澤ほおづき
山盛り食べれちゃうのは塩ゆでですか?
松澤ほおづき
私は塩ゆで派です、絶対に。
ほおちゃんはどんな食べ方する?
松澤ほおづき
私も一般的な感じで。
塩ゆでする?
塩ゆでして食べるんですけど、
エピソードがあって、
この前、家でお友達と焼き鳥パーティーしようみたいな、
で、友達が持ってきたのが大量の枝豆で、
チルネショーワ百合弥
お菓子とかじゃなくて?
松澤ほおづき
お菓子じゃなくて大量の枝豆を持ってきてくれて、
新潟盛りした?
新潟盛りして、頑張ってゆでて、
食べたんですけど、本当においしいですね。
松澤ほおづき
おいしいよね。止まらないよね。
松澤ほおづき
本当に止まらない。手がずっと止まらない。
チルネショーワ百合弥
でも、お菓子よりヘルシーだしね。
松澤ほおづき
確かに。
体にもいい?
松澤ほおづき
体にもいい。
松澤ほおづき
渋谷さんはどんな食べ方してますか?
磯部勇
そうですね、俺もやっぱり一般的な塩ゆでが一番おいしいかな。
やっぱり塩いっぱい入れて、夏バテ予防にもいいかなと思っているので、
食べる手は止まりません。
松澤ほおづき
止まらないですよね。
松澤ほおづき
やっぱりみなさん塩ゆでで、食べるっていうことですね。
磯部勇
しょっぱくして。
松澤ほおづき
しょっぱくしたもん勝ち。本当に。
新潟県の枝豆は様々な品種が春から秋にかけて長期間食べられるものも特徴かと思います。
磯部さんの農場を含めて、
新発田やJA北市のエリアではどんな品種がいつごろ採れるのか、
それぞれどんな特徴があるのか教えていただけますか?
渋谷謙太郎
弊社の方では、品種は、苺茶豆1本、
早いやつで初ザルマという品種を作るんですが、
6月末までです。
その後、7月の頭からお盆前までは苺茶豆を栽培していて、
他の生産者の人たちはリレーをしていくとはよく言うんですが、
弊社の方では美味しい苺茶豆を7月の頭からお盆まで1本で作っているような状態です。
松澤ほおづき
色んな品種を作っているわけではなく、苺茶豆に特化している感じなんですね。
松澤ほおづき
やっぱり機械が手から機械になったから大量に生産できますね。
渋谷謙太郎
全然違う。人間で取っていたときは1人でやったときは1日1施設。
そうですね。1日で20キロ取っても、それを収穫だけじゃなくて出荷まで繋げようとすると20キロが限界。
松澤ほおづき
本当に限界ですね。
松澤ほおづき
だいぶ多くなりました。
渋谷謙太郎
その分投資も大きいですね。
松澤ほおづき
そりゃそうですよね。
渋谷謙太郎
高級車、何台か買えますね。
だいぶ投資されてます。
磯部勇
回収も大きいですね。
渋谷謙太郎
そうですね。
松澤ほおづき
ありがたいですね。大好きな枝豆を作っていただいて。
松澤ほおづき
そうですね。
松澤ほおづき
消費者の私たちは買うときにどんな枝豆を選ぶのがいいですかね。
磯部勇
そうですね。やっぱり鮮度のいい枝豆を買ってもらいたいので。
それこそ、さやが鮮度落ちてくるとやっぱり茶色っぽくなってきたり。
軸の部分とかはやっぱりちょっと枯れてきたりみたいなところもあるので、
そういったところはやはり鮮やかな緑というか、そういったところを選んで買ってもらう方がいいかなと思います。
あと、それこそJ・北新潟では先ほどから話が出ているエチゴ茶豆という品種。
それはすごくおいしいので、皆さんに食べてもらいたいと思ってブランド化しているので、
それを見つけたらぜひ手に持って取ってもらえればなとは思います。
松澤ほおづき
聞きたいですね。どこに売っているんですかね、越後茶豆。
松澤ほおづき
どこに売っているんですかね。
磯部勇
仕事しないです。
チルネショーワ百合弥
それは企業秘密です。
磯部勇
売れるのは嘘で、県内のスーパーさん、あとはやはりJ・北新潟にも直売所、系列の直売所がありますので、
そちらの方に常時置かせてもらっているかなと思いますので、ぜひ探してみてください。
松澤ほおづき
探します。
松澤ほおづき
ありがとうございます。
松澤ほおづき
番組はポッドキャストでも配信されます。
新潟県内のみならず、全国の皆さんに枝豆県、新潟の枝豆、
とりわけ新発田の枝豆についてアピールをお願いします。
渋谷謙太郎
エチゴ茶豆に関しましても、昨年全国野菜ソムリエの品評会で同賞をいただきました。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
それだけJ・北新潟としても力を入れている品種で、私どもも作っていて自信を持って作れる品種です。
今、新潟県では枝豆の戦国時代と言っているんですけれども、
いろんなところでいろんな品種、いろんなブランドがされています。
この新発田でも、この越後茶豆を新発田の皆さんが愛してもらえるようなおいしい枝豆を作っていきますので、
ぜひ手に取って食べていただければと思います。
松澤ほおづき
ありがとうございます。
さて、エンディングです。
お酒飲んでいると、枝豆って食べたくなりますよね。
松澤ほおづき
うん、なる。
なんか意味があるのかな、あれって。
渋谷謙太郎
枝豆は、皆さん二日酔いになることってありますか?
松澤ほおづき
なりますね。
渋谷謙太郎
その翌日に、よくしじみ汁ってあると思うんですけど、
飲む人いると思うんですけど、二日酔いにはしじみ汁ってあるんですけど、
しじみ汁に入っているオルニチンっていう成分が二日酔いに効くんですけども、
枝豆はそのしじみ汁の3倍の入っていると言われていまして。
松澤ほおづき
ありがたい。
渋谷謙太郎
ぜひ二日酔いになったなって時も、この枝豆を食べると二日酔いが和らげるかもしれませんし、
これからの時期だと、熱中症などそういうお仕事されている方、
外でお仕事されている方のためにも、
枝豆っていうのは塩分補給にも非常にいいですし、
夏バテ対策になりますので、ぜひ朝から晩まで枝豆を食べていただければ。