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2025-10-24 24:47

Vol.316 ドキュメンタリー作品を視聴・分析して、私たちは何を学べるのか?:敬和キャンパスレポ 20251024

10/24の敬和キャンパスレポは、情報メディアコースでのドキュメンタリー視聴と分析に関する話題です。今回は情報メディアコースの中で、ドキュメンタリーを「作り手目線」で分析する活動について、国際文化学科2年生の南雲あかりさん、ドキュメンタリーの視聴・制作を指導している、番組ご意見番の国際文化学科教授の一戸信哉先生とともにお話を伺いました。

授業で取り扱った様々なドキュメンタリー映像のテーマについてお話ししました。少し難しい話題もありますが、ドキュメンタリーの奥深さを感じられる内容となっています。

MCはチルネショーワ百合弥、富田。

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サマリー

敬和キャンパスレポでは、敬和学園大学の学生がドキュメンタリーを視聴し分析することで学ぶテーマが取り上げられ、具体的な作品を通じて深い考察が行われます。参加者は、クルド人に関するドキュメンタリーや米農家の特集を通じて、現代社会の問題に対する理解を深めています。最近の敬和祭についての情報や映像の世紀シリーズに関する意見交換も行われ、特に韓国と台湾に関する内容が印象的です。ドキュメンタリー作品の分析を通じて得られる学びやストーリーに焦点を当てており、敬和キャンパスの活動を通じて視聴体験がどのように変わるかについて考察しています。

ドキュメンタリー分析の導入
(齋藤)チルネショーワ百合弥
敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
みなさん、こんばんは。
この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科4年のチルネショーワ百合弥と、
富田楓芽
国際文化学科4年の富田楓芽です。どうぞよろしくお願いします。
今日は、情報メディアコースでのドキュメンタリー視聴と分析に関する話題です。
敬和学園大学の授業では、さまざまな授業でドキュメンタリー番組を視聴することがあるのですが、
今回は、情報メディアコースの中で、ドキュメンタリーを作り手目線で分析する活動についてお話しします。
ゲストとしては、2年生の南雲あかりさんにおいでいただきました。どうぞよろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
お願いします。
富田楓芽
また、ドキュメンタリーの視聴・制作を指導している番組のご意見番の国際文化学科教授の一戸信哉先生にもご参加いただきます。お願いします。
一戸信哉
よろしくお願いします。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
では、まず私から、南雲あかりさんについてご紹介します。
南雲さんは、新潟市中央区のご出身で、東京学館新潟高校をご卒業の後、
敬和学園大学の国際文化学科に入学されています。
ゼミは情報メディアコースの伊藤ゼミで、ITとビジネスについて学んでいるとのことです。
まず、ドキュメンタリー分析を行う授業の狙いについて、授業を担当する一戸先生からお願いします。
クルド人問題の分析
一戸信哉
はい。分析というとちょっと大げさですけど、
私たちの2年以降、2年、3年、4年ですね。
だんだんドキュメンタリー番組を作るというのを、私たちのゼミの活動としてやっているわけですけど、
自分が作っていくっていう目線で見たときに、
プロが作ったドキュメンタリーはどういうふうに見えるのかっていうのをバラして見ていこうということですね。
初見で初めて見たドキュメンタリーっていうのは、内容に圧倒されるわけですよね。
内容を見てしまうわけですけど、本当の狙いは内容だけじゃなくて、それがどのように作られているか。
私たちよく喋っているのはアバン映像とか言いますけど、
0秒から始まって最初にドーンってタイトルが出てくるまでの間に、
一通り説明していく部分がどういうふうに作られているか。
最初にどういうインパクトある映像を持ってくるかっていうところがどう作られているかとか。
あとテロップを入れるとか、途中に雑観って言いますけど、
一旦話の流れを区切って、あまり関係のない海の映像とかを入れたりしますね。
そういうのが大事だと思います。
話の流れを区切って、あまり関係のない海の映像とかを入れたりしますね。
そういうのを雑観と言ったりしますし、
人が喋っている時にずっと喋っている映像を流さないで、
ちょっと違う映像を上にかぶせたりしますね。
そういうのを一つ一つ分析していこうというのが、この分析っていうことの狙いです。
これを授業の中でやっています。
富田楓芽
リスナー側から制作者側に視点を移動させていくのが目的の授業ですかね。
一戸信哉
そうですね。この番組も音だけですけど、
一旦作られた台本に基づいてどうやって話をしていくか、
放送前にどういう編集を加えるかみたいなところも分析はできるかと思いますけど、
映像なんでより複雑にどのシーンを入れていくかということですね。
富田楓芽
今日は南雲さんがおいでいただいたということは、
そういう優れたレポートを書いていたということですか。
一戸信哉
そうですね。だから私の授業の中で、前期の授業では毎週できれば見てくださいと。
見れなくても今週こんな番組をやってましたねみたいなのをちょっと書いてくださいっていう感じなんですけど、
南雲さんは結構いろいろ見て書いてくれてましたし、
かつテーマがちょっと難しめのやつ。
富田楓芽
おかたい系ですね。
一戸信哉
NHKのちょっと固めのドキュメンタリーとかも結構見てくれていたので、
どういうのを南雲さんが見てきたかということをちょっと話してみると、
ドキュメンタリー分析っていうところの狙いも少し出てくるかなと思って、
今日はお話を伺うことにしました。
富田楓芽
それでちゃんとレポートを書けるのすごいですよね。
一戸信哉
そうですね。まず内容が理解できないと無理だと思います。
富田楓芽
南雲さんのレポートについてなんですけど、
まずこの初回放送、2025年4月5日土曜日のEDV特集、
フェイクとリアル、川口、クルド人真相があげられます。
南雲さんこれはどんな番組だったんでしょうか。
南雲あかり
クルド人に関するあまり良くない情報がSNSで増えてきたことに対して、
何が起こっているのかについて迫る番組でした。
今まで見たドキュメンタリーの中で一番考えさせられるもので、
何が真実なのかよく分からなくなってしまうくらいに、
クルド人と日本人との間で意見が二極化されていました。
そうですよね。
一戸信哉
クルド人っていうのがどういう人たちなのかっていうところから、
本当は説明が必要なんですけど、
今、埼玉県の川口市っていうあたりにたくさん、
暮らしているエリアがあって、
そこでいろんな住民とのトラブルがあるんだっていうようなことが
SNSで語られているんですが、
でもそんなに川口の人たちがみんないつもクルド人の人に
警戒心を抱いているかというと、そうでもないみたいな映像も出てきて、
だからネットの中で言われていることとは実際というところは
ちょっとギャップがあるよとか、
でも外国人の人たちがちょっと人種の違う人たちが固まって暮らしていると
やっぱり警戒感を抱く人たちとか不安を抱く人たちがいることはいるんだけど、
そこに重ねるような形でいろんなフェイク情報が流れ込んできて、
それが街の中ではともかくネット上ではワーッと広がっていく。
そこを狙ってネットでバズろうとする人が出てきたりとか、
そういう現象についてNHKが分析してっていうところでしょうかね。
かなり難しい。
外国人問題だけじゃなくて、そこにネットの問題も絡んできて、
非常に勉強になる内容ですが、
南郷さんおっしゃる通り、この番組そのものに対する批判もかなりあって、
NHKは偏向報道だみたいなことを言うような、それぐらいの番組で、
これは私も番組授業でも取り上げましたけど、
実際に見た人は南郷さん以外にいたかな。
分かんないです。
やっぱりなかなかみんな手をつけなかった。
結構難しい話題ではありますよね。
百合弥さん聞いたことあります?
クルド人?
富田楓芽
クルド人あんまりピンとこなかったです。
一戸信哉
ピンとこなかったね。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
さっき説明してもらって、
一戸信哉
どこの人って言ったらトルコの人だけど、
(齋藤)チルネショーワ百合弥
トルコで迫害されているという、
一戸信哉
そういう民族で日本に難民として流れてきた、難民申請をしている。
百合弥さんと同じようにそれぐらいの感覚の人たちが他の学生も多い。
確かに。
富田楓芽
それを見て理解するのも難しいかな。
でもやっぱり、
(齋藤)チルネショーワ百合弥
排外主義とか外国人に対する警戒感みたいなのが、
漠然とあるものと、
一戸信哉
それがネットでバーッと広がっていくことと、
それがどうやって出来上がっているのか、もともとクルド人はどういう人たちなのか、
そういうのは結構大事な情報なんですけど、なかなかね。
ネットでクルド人が出来上がってしまって、
現実の人たちもこういうのなんだというので差別しているので、
良くないですよね。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
だからそういう状況の中で、
私たちが人種を超えて交流するとか、
そういう人たちを強く抗爭されている、
そういう人たちを強く抗爭されている、
そういう人たちを強く抗爭されている。
だからそういう状況の中で、
私たちが人種を超えて交流するとか、
一戸信哉
そういうことの意味みたいなのも、
逆に分かるわけですけど、
ちょっと勉強する意味はあるとは思います。
米不足と農業問題
一戸信哉
敬和キャンパスレポ。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
それから、今年の米不足に関連するタイムリーな特集で、
ETV特集、田んぼ、未来、諦めない米農家たち、
初回放送日2025年4月26日もご覧になったそうですね。
こちらも話題作だったようですが、
どんな番組だったのでしょうか。
ご説明の通り、
南雲あかり
昨今の米不足に奮闘して頑張る米農家さんたちの番組でした。
米不足は気候変動だけでなく、
農業政策にもあるということが分かり、
これからも続く問題だろうと勝手ながら感じました。
そうですね。
一戸信哉
農業政策って具体的に言うと減反政策といって、
米作りすぎると、
米の値段が維持できないということかな。
米が余っちゃうから、
ずっと昔の話ですけど、
米を作るのをみんな割り当てがあって、
田んぼを作らないでくださいみたいなことを
日本の政府はやってきたわけですよ。
そうやって米の量を調整してきたんだけど、
だんだん高齢化が進んで、
農業をやる人もいなくなり、
そうです。
だからその中で大規模化しようという話になっているけど、
大規模化もそんなに簡単じゃないよとか、
AIでやったらいいんじゃないみたいなのも、
それはそんなに簡単じゃないんだよとか、
ということをいろいろ一つ一つ。
その大規模化というのはどういうことですか。
富田楓芽
大規模化というのは、
一戸信哉
無人のものを使ってやろうと思ったみたいなんですけど、
南雲あかり
その人たちは、
うまくいかなかった。
だから高齢化が進んで、
やれる人がいなくなっちゃっているので、
富田楓芽
実際あるみたいですよね。
一戸信哉
もう俺は田んぼを辞めるんだけど、
お前のところでやらないかみたいな。
それぞれの町であって、
結果的に大規模化していくというところもあって、
大きな田んぼを東京ドーム何個分みたいな、
そういう例えで出てくるんですけど、
大規模化というのは、
大規模化というのは、
東京ドーム何個分みたいな、
そういう例えで出てくるんですけど、
大きな田んぼを自分一人だけで、
あるいは会社組織でやるみたいな感じに、
だんだん向かっていくと。
それを機械を使って効率的にやる。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
人工的に。
一戸信哉
だから人を使って効率的にやるっていうところに行くんだけど、
でも人を使えばそれだけコストがかかるから、
自動化していきたい。
っていうふうなのが、
国の政策としてはそれを推進してきたけど、
なかなかそれだけではうまくいかない。
うまくいかないからこんなことになってしまって、
米の値段が上がっちゃった。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
うまくいかないし、おいしくなさそう。
一戸信哉
古古古米食べたことある?
(齋藤)チルネショーワ百合弥
ある。
どうだった?
古いお米でしょ?
別にあんま分かんなかった。
一戸信哉
大丈夫だよ。
水っぽかった。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
なんかおいしくない。
でも分かる
古古古米だってなる
違う。
一戸信哉
番組の中で出てきたのは農薬の話が出てきてて、
機械が最初に田植えするときだったっけ?
序盤のタイミングで一回農薬を入れればOKみたいな。
一発肥料?
一発肥料って言って、
最初に植えるときに一緒に肥料も入れると、
中に眠っていて、
いいタイミングで殻が破けて、
ちゃんと肥料として、農薬として、
富田楓芽
消してくれると。
一戸信哉
っていうのでやってきたんだけど、
それがうまくいかなくなるんですよね。
南雲あかり
費用もまず高くて、
あと気候変動で、
それがうまくコーティングが取れないと。
一戸信哉
そうかそうか。
そうするとそれは人力で、
富田楓芽
どのタイミングでもう一回農薬を入れるかみたいな。
農薬入れちゃってるものに対して、
追加でどうするかみたいな。
一戸信哉
機械でやりっぱなしじゃなくて、
人間の経験で、
このタイミングでやろうみたいなのをやらないと、
やっぱりうまくいかないっていうのを、
番組の中ではそういうのが出てきた。
富田楓芽
結局は人がどうにか決めることだし、
やることだから、
しかもそこで人手不足問題も重なってきて、
もうそこで大規模化しちゃってるから、
大規模なものを一人でみたいな。
また一発農業。
一発肥料。
一戸信哉
一発肥料って言ってたよね。
富田楓芽
やってしまったのをまた一人でみたいな。
ちょっと悪循環的な感じですよね。
そうですね。
さて、ではここで一曲お届けします。
今日の曲はこちら。
松崎直、川べりの家。
こちらの曲はNHKの人気番組、
ドキュメント72時間のテーマソングだったんですが、
2006年から使われている曲です。
もともとは松崎さんのアルバム収録曲の一つだったんですが、
レコード店で流れているのを聞いた番組の担当者さんが、
この曲だとひらめいて採用が決まったそうです。
松崎直、川べりの家。
敬和キャンパスレポ
敬和祭の情報
(齋藤)チルネショーワ百合弥
第35回敬和祭、キャラメルホイップ
南雲あかり
敬和学園大学では10月25、26日の2日間、
一戸信哉
敬和祭が開催されます。
今年も学生による屋台や展示、ステージ発表が盛りだくさん、
DJHATA、学生による弾き語り、世界レベルのダンスグループも登場します。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
そして、豪華ゲストも大集結。
一戸信哉
1日目は大谷ってやつですよ。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
2日目は永野など、2日間で合計6組のお笑い芸人が登場します。
一戸信哉
詳しくは、敬和学園大学のホームページ、
または敬和祭公式Instagramをチェック。
南雲あかり
みなさんのご来場お待ちしてます。
一戸信哉
または、敬和祭公式Instagramをチェック。
みなさんのご来場、お待ちしています。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
敬和キャンパスレポ
富田楓芽
お届けした曲は、松崎直、川べりの家でした。
ドキュメンタリーの分析
富田楓芽
今日の敬和キャンパスレポは、主に情報メディアコースの授業で行われている、
ドキュメンタリーを作り手目線で分析する活動についてお話しています。
ゲストには、国際文化学科2年生の南雲あかりさん、
番組ご意見版の国際文化学科の一戸信哉先生にもお話を伺っていきます。
後半もどうぞよろしくお願いします。
南雲あかり
よろしくお願いします。
富田楓芽
学生の皆さんにお勧めしているけど、なかなか自主的に見てもらえないシリーズとして、
NHKの映像の世紀というのがあるそうですよね。
一戸信哉
映像の世紀シリーズって何回かのシリーズがあって、
最初の頃は第一次大戦はこんな風に始まったみたいなやつとか、
普通の歴史の教科書っぽい感じの作りだったんですけど、
最近は一通り終わったので、バタフライエフェクトというシリーズで、
キーワードごと、テーマごとにいろんなテーマ、いろんな話をまとめている。
田中角栄という人は、新潟のどこどこで生まれて、
こうやって政治家になって、こういうことをやったけど最後逮捕されて、
裁判にかけられてみたいな、一通り紹介するという1時間番組。
面白いんですけど、ちょっと勉強は必要かなというテーマですよね。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
1時間でまとめられるのすごいですね。
一戸信哉
だいたいわかりますよ、それ見てたら。
こういうことか、みたいなのわかるんですけど、
南雲さんも何本か見て、レポート書いてくれたんですけど。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
印象的だったのは何ですか?
南雲あかり
印象的だったのは、劇のアジアの隣人たちのシリーズで、
1回目は韓国、2回目は台湾の二部構成のものでした。
一戸信哉
これも評判、結構反響がありましたよね。
富田楓芽
2作品ってこと?
一戸信哉
韓国と台湾、2週にわたってやったんですね。
富田楓芽
どんな話?
南雲あかり
どっちも結構、その国のことだから難しかったんですけど、
初めの切り口が、私がちょうど読んでた韓国の場合は、
ハンガンの菜食主義者から始まって、
ノベルシーを取ったことだったので、
なんとなく韓国の背景はわかったんですけど、
台湾の回は歴史が多くてあまりよくわからない。
台湾の歴史はやっぱり中国と台湾の関係がどうなっていったかっていうのを知らないと、
一戸信哉
なかなか難しいかもしれない。
韓国も多分ポイントは、今のちょっとキラキラした韓国じゃなくて、
一戸信哉
そこに至る前に、韓国で何が起きてきたかっていう話で、
結構映画の話がいっぱい出てきて、
最近流行った映画の話が出てくるんだけど、
最近流行った映画のほとんどは、
そういう怪言霊が出ているような、
暗い時代に人々がどう生きてきたかっていうことをテーマにしてる。
富田楓芽
怪言霊っていうのは?
一戸信哉
怪言霊っていうのは憲法を停止して、
人権を停止して治安を守るみたいな、
そういう状態で独裁者がよく使うんだけど、
そういうのをよく韓国ではやってたんだけど、
そういう暗黒の時代がいかに長かったかと、
その中で人々はどんなふうにそれと戦ったか、
民主化運動をどうやって戦ったかみたいな、いろんなストーリーがあるんですけど、
実は最近のヒット作の映画とかも、みんなその辺がモチーフにあって、
タクシードライバーっていうのがヒットした映画であるんですけど、
これも80年の民主化運動のことがモチーフになっているんですが、
いくつか出てくるんです、映画の話がね。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
もう少し軽めのものでは、先ほどの曲、
川べりの家がテーマ曲になっているドキュメント72時間も多くご覧になったようですね。
視聴体験の共有
南雲あかり
72時間は授業を受けるまで年末スペシャルしか見たことがなかったのですが、
この授業を受けてからは結構見るようになり、
昨年番組での投票に参加したのですが、
残念ながら私が投票したものは一つもトップ10に入っていなかったです。
一戸信哉
投票って何ですか、最後、年末にやるんですか。
南雲あかり
年末の最後にやるやつ。
毎週ぐらいで放送しているんですけど、
一戸信哉
72時間というのは全国のNHKがいろんなところに72時間貼り付いて、
ここに来る人の話を聞くっていう定点カメラ。
一日間丸々カメラ回しているってことですか。
そうですね。
ずっといろんな人に話を聞くっていうやつで、ファンは多いんですよ。
なので年末総集編じゃないけど、もう一回繰り返し再放送するのかな。
それで多分投票でみんなが大好きな72時間みたいな。
確かにやってますよね。
南雲あかり
投票したの一つは、福岡のわらび餅流し屋台の回で。
屋台?
屋台です。
ドキュメンタリー作品の学び
南雲あかり
私はわらび餅の流し屋台というものがあることをまず知らなかったので、
こうやってデジタル社会の今、アナログのものが続いていることが驚きです。
あれ、新潟にあるんですかね。
見たことないです。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
わかりますか、屋台って。
南雲あかり
屋台ってなんだろうな。
一戸信哉
なんかさ、家になってて、家で販売する。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
家っていうのは、つまり屋根が付いてるってことかな。
一戸信哉
普通に自分のお家で販売みたいな。
自転車が前にあって、自転車の後ろに屋台って。
家っていうのは、たぶん屋根が付いてるってことでしょうけど。
作業台に屋根が付いてるような。
下にタイヤが付いてるじゃない。
それを自転車で引っ張る。
なんかさ、昔のアニメで見たことある。
あるよね。
バカモンみたいな。
バカボンとか。
それで、わらび餅を作るということでしたっけ。
わらび餅を作って売ってるんだよね。
富田楓芽
きな粉か。
一戸信哉
餅にきな粉と砂糖みたいなのをまぶして、
富田楓芽
食べるんでしたっけ。
一戸信哉
もなかに入れるのか。
もなかに挟んで入るみたいな。
おもしろい。
おもしろい。
おもしろい。
これ歴史があるんですよね。
そうです。
南雲あかり
昭和20年の福岡大空襲で、
お腹を空かしている子どもたちのために
食べさせてあげようみたいな活動から始めた。
そうか。
焼け野原になった福岡で、
一戸信哉
子どもたちに手軽に食べられるものを
みたいなところからスタートしたんですかね。
だから、もう80年とか続いてるんですかね。
店主もめちゃくちゃおばあちゃん、おじいちゃん。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
もう代が変わってなかった?
代が変わってるんですよね。
一戸信哉
2代目とかなんか。
そうそうそう。
でもそれぐらい続いてるから、
みんなね。
あのさ、新潟のポップ焼きみたいなのあるよね。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
ポップ焼き屋台。
一戸信哉
屋台ではないんじゃない?
屋台ではないんですね。
屋台ではないけどね。
でも、
今の時代に屋台?
みたいな感じから見て、
富田楓芽
3日間カメラ回してたら
一戸信哉
よく来るなみたいなやつで
富田楓芽
取材始めたんですかね。
で、ファンが多いんだよね。
多分ね。
一戸信哉
ファンが多いんで、
どういう思いで買うのかみたいな。
そもそも昔から続いてるってことはね、
富田楓芽
まじで美味しいんだよね。
基本的に、
一戸信哉
ここどこで取材したっていう、
そこで言ったらわらび餅屋さん。
わらび餅屋さんのストーリーもあるんですけど、
わらび餅屋さんに来る人の
ストーリーもあるわけですよ。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
なんで来るのかみたいな。
一戸信哉
人生がいろいろ出てくるわけですよ。
思い入れがありそうですね。
面白いところですね。
富田楓芽
そういう意味で、
一戸信哉
ファンが面白いかもしれない。
映像の世紀みたいに
説明的ではないわけ。
何が起きるかわからないところで
回しておいて、
当然72時間の番組じゃないから
編集はするわけですけど、
貼ってていろんな出てくる
ストーリーを拾っていくっていう。
これはこれで面白い。
映像の分析という面で見れば
3日間に分けて
富田楓芽
1日2日目3日目みたいな感じになるってことですか。
そうですね。
一戸信哉
あと何が出てくるかわからないものを使って
どうやって編集するか。
編集で見るとね、
そこが面白いところですよね。
富田楓芽
雑観が多いわけでね。
一戸信哉
あまり関係ない映像とかを挟んで
また次。
富田楓芽
雑観ってその人が
暮らしているとか
生活圏で撮るから
その人の世界を知るっていう面では
すごい大事ですよね。
一戸信哉
そういうのも
象徴的なものとかを
少し入れてたりとか
撮り方としても
またちょっと別の意味で
面白いところがあると思います。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
今日の敬和キャンパスレポは
ドキュメンタリーを
番組情報と提供
(齋藤)チルネショーワ百合弥
作り手目線で分析する活動について
国際文化2年生の南雲あかりさん
番組ご意見番
国際文化学科一戸信哉先生とともに
お話を伺いました。
どうもありがとうございました。
南雲あかり
ありがとうございました。
(齋藤)チルネショーワ百合弥
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今日の敬和キャンパスレポ
終了の時間です。
みなさんおやすみなさい。
敬和キャンパスレポは
実践するリベラルアーツ
敬和学園大学の提供でお送りしました。
24:47

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