1. ケイシャのしゃべり場
  2. #171 Netflix 「阿修羅のごとく..
2025-03-28 33:43

#171 Netflix 「阿修羅のごとく」オープニング制作秘話。ついつい観ちゃう映像はこうして作られた‼️/D.上原桂&PM.堂園啓美

【内容】リスナーコメント紹介✉️✨/リスナー待望ゲスト&初登場ゲスト👏/空気塾とは?/Netflix「阿修羅のごとく」OPに関わった2人が登場‼️/スキップできない!ついつい観ちゃうのはなぜ⁉️/昭和レトロ柄を使った理由/美しい手書き文字、描き手は…まさかのこの人!/Netflix「サンクチュアリ-聖域-」OP制作裏話も🔥/肉を舐めまわしたい⁉️/印象的な相撲甚句&塩まき演出のこだわり👀/次回は上原作品の「音」について深堀ります!

【ゲスト】
上原桂/KOO-KI ディレクター
堂園啓美/KOO-KI PM

【出演】
泥谷清美/KOO-KI 広報
原山大輝/KOO-KI アシスタントディレクター

【トーク内で紹介したKOO-KI WORKSなど】 ⁠⁠
📽️ ⁠⁠Netflix「阿修羅のごとく」オープニング映像/上原桂 監督、堂園啓美 PM作品
📽️ Netflix 「サンクチュアリ -聖域-」オープニング映像/上原桂 監督、堂園啓美 PM作品
✒️空気塾の模様

▼この番組は映像制作会社KOO-KIで働くクリエイター達が、ゆる〜く雑談していく番組です。感想・質問などお便りお待ちしてますので、お気軽にどうぞ!フォームは⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠

⁠⁠⁠番組の概要⁠⁠⁠

【BGM/Jingle】invisi ⁠https://invisi.jp/⁠
【Sound material provided by】OtoLogic ⁠⁠⁠⁠https://otologic.jp/⁠⁠

サマリー

ポッドキャストのエピソードでは、Netflixの「阿修羅のごとく」のオープニング制作に関する裏話が語られています。作品の魅力を高めるためにオープニングには工夫が施されています。また、制作に関わったメンバーがその経験をシェアし、聴取者に楽しさを伝えます。制作チームは昭和の雰囲気を取り入れた映像を作り上げ、手書きのクレジットタイトルが特徴的です。このエピソードでは、Netflixの「阿修羅のごとく」と「サンクチュアリ盛期」の映像制作の過程についても語ります。映像制作における独自のアイディアや、キャラクター表現の工夫についても詳しく紹介されます。さらに、映像制作におけるクリエイティビティや音楽との関係についても探ります。

ポッドキャストの概要
ケイシャのしゃべり場。
はい、始まりました。ケイシャのしゃべり場。この番組は、映像制作会社KOO-KIのメンバーが日々感じているおもろいお語り合い発信するトーク番組です。
毎回いろんなメンバーとともにゆるーく雑談していきます。
私、KOO-KI原山です。
KOO-KIヒージャーです。
よろしくお願いします。
前回発信の原山君の独白会は、社内外から反響ありましたね。
いや、恥ずかしいことに。
神回だったかな。どうかな。
社内は江口さんとか山内さんからももちろんコメントをいただきましたね。
改めて、自分の中を整理する会だったんですけど、人に発信する内容でもないかなって半分しながらすごいドキドキだったんですけど。
でも嬉しいことにね、Spotifyの方でコメントいただきましたね。
なのでちょっとご紹介させていただきたいと思います。
はい、お願いいたします。
そちろうさんより、初コメントです。
今回のエピソードも面白かったです。
自分自身も原山さんの話を聞いて、今までの自分とこれからの自分につい重なり合わせてしまいました。
また、喪失を肯定すること、受け入れることを自分でもしていこうかなと思いました。
はい、ありがとうございます。
いただきました。ありがたいですね。
重なるところあったのであれば、やった甲斐があったかもしれないですね。
本当ね。頭の中を整理してよく原稿ができました。
すごいです。私にはできません。
本当はでもすごい長いメモを書いてて、それを見ながらずっと喋っておいたんですけど。
さすがでございます。
もしそのような同じ悩みの人がいれば、そういう考え方してみるのもいいと思いますし、
全然そうじゃない人はそうじゃなくていいと思いますので。
さらに、実はずいぶん昔なんですけれども、福岡のNさんからも2023年9月にお便りをいただいておりました。
こちらもご紹介させていただきたいんですけれども、
いつも面白く楽しく聞いています。
次の話が待ちきれないので企画ごとにまとめて聞いていますが、
上原さんの話、本当に面白いし勉強になります。
もうちょっと出演増やしてください。
これあれでしたよね。確か上原さんが出演されてた回の時のコメントですよね。
シャープ107配信のお悩み相談会で、上原さんとKaiさんが出演いただいた回でしたね。
確かにこちらもお悩み会でしたね。
そうそう。
なんかそういう系ってちょっと相性いいんですかね。
ポッドキャストと自分の人生だったり悩みについて喋るみたいなのは。
ありがとうございます。
全然気軽にコメントいただけると、
そうですね、これからもね。
励みになりますので。
というわけで、
今回は大変お待たせいたしました。
リスナーの方待望ということで、
ディレクターの上原さんをゲストにお呼びしました。
さらに今回は、経営者初登場、プロダクションマネージャー堂園さんもお呼びしました。
では、よろしくお願いします。
空気、上原圭と申します。
東京オフィス所属のプロダクションマネージャー堂園ひろみです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
待望でしたね。
本当に待望のお二人です。
初めて堂園さんを出演いただけるので、ちょっと緊張しております。
はい。
お願いします。
堂園さんを初というのもありましたし、上原さんはちょっとしばらく間が空いたりしたので、過去の出演会をさらっと。
そうですね。上原さんはシャープ18、シャープ21で、
ディレクターの白川さんと一緒に、学生時代から刺激し合う二人というところで出演いただいています。
これも人気な。
はい、これ神回なんですけど。
で、シャープ107からシャープ110、お悩み相談会、
泥沼にはまると伸びる上原さんとKaiさんが出演しております。
堂園さんは今回初なので、ちょっとプロフィールをさらっと。
堂園さんは大学卒業後、一旦映像業界じゃないところに就職をされて、その後映像業界に足を踏み入れると。
最初からプロダクションマネージャーのお仕事をされてたんですかね。
そうですね。
空気に入る前の会社はどれくらい?
8年くらいですね。
で、2019年に空気に参加されると。
所属は東京オフィスのPMとして在籍されてるんですけれども、大阪や福岡の案件でもかなり引っ張りだこのPMということで。
そうですね、いろんなところに入ってらっしゃる。
前回の石井さんと奥村さんが出演いただいた回でもね、出産されてますね。
オープニング制作の話
PM歴で言うともう10年以上とかになるんですかね。
経っちゃいましたね。
おお、すごい。
なんだかんだと。
ベテランPMって感じですね。
今回このお二人をゲストにさせていただいたのは、
毎回空気塾を空気で年末やってるんですけど、
っていう話をポッドキャストでも何回かちらっと言ってるんですけど、
そもそも空気塾に関してちゃんと紹介してなかったなっていうのと、
空気塾でプレゼンした内容がお二人面白かったので、
今回それもきっかけとして取り上げていきたいと思います。
はい、ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。
はい、2023年から復活した社内行事で、
仕事の成果や失敗を一人持ち時間10分でアピールするプレゼン大会です。
伝える力ってどんな立場でも大事だし、
どうせなら面白いと思わせたい。
学び合ってたくさんの人に伝えたいと思って、
プレゼン大会を開催していきたいなと思っております。
はい、ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
どんな立場でも大事だし、
どうせなら面白いと思わせたい。
学び合って、高め合って、
あのドキドキ感も楽しもう。
最後はみんなで投票して、
チャンピオンを決めて、
称え合おうという会です。
はい、そうなんですよね。
10分の発表ってなかなか緊張するんですけど、
10分って長くねえかって、
最初思うんですけど。
でも聞いてる方はもっと聞きたいって感じになりますよね。
みなさん面白いんですよね、プレゼンが。
結構ね、タイトルは後半なんで、
ちょっと驚くかもしれませんけど、
自分の出番が終わったら楽しいばっかりの会ですね。
そうですね、終わったら楽です。
楽しんでみなさんの話を聞けますけど、
自分の番が来るまで大丈夫かなってドキドキしながらね。
本当みなさんのプレゼン面白かったんですけど、
僕は結構やっぱ上原さんのプレゼン面白かったなと思ってて、
やっぱ先輩方のプレゼンを聞く機会ってそもそも、
ないよね。
ないですね。
同じ案件に入っててとか、打ち合わせで一緒に入ってとかだったらあるんですけど、
あんまり聞く機会ってないんで。
普通に勉強にもなるし、
上原さんに言うとスライドのテンポ感がやっぱ面白かったですよね。
上手よね、さすがですよね。
私は2年連続上原さんに投票してますから。
僕も2年連続上原さんに投票してますから。
ありがとうございます。
っていう感じで、去年の空気塾では上原さんは、
Netflixのアシュラのごとくオープニングの制作秘話を話されてたということで、
それがめっちゃ面白かったですよね。
面白かった、面白かった。
なので今回はアシュラのごとくオープニングの話も絡めつつ、
いろいろと2人に伺っていければというふうに思います。
だから今回はこのお二人に来てもらったのは、
アシュラのごとくオープニングに関わっているお二人ということで、
お呼びしました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは私。
アシュラのごとくオープニングに関する口コミを集めて参りました。
個人的に集めさせていただいたんですけれども、
かなりオープニングをスキップできないというか、
すごい見ちゃうみたいな人がすごく多くて。
そもそもNetflixのオープニングってあれですよね。
スキップするみたいなボタンが右下に出てくるんですよね。
だから飛ばしちゃう人は飛ばしちゃうんですけど、
それをなるべく飛ばさないようにしたいという狙いもありますよね、上原さん。
まあそうです。
自ずと見ちゃうがベストよね。
確かに確かに。
というのでついつい見ちゃった人のコメントがいろいろあると。
SNSを集めました。
アシュラのごとくを見ているのだが、毎回オープニングとエンディングをきちんと見てしまう。
オープニングが好きすぎるみたいなね。
作品の世界観に引き込まれていくような感じがありますよね。
皆さんその作品のことをコメントするんですけど、
プラスオープニングのタイトルバックがポップで綺麗なので、
スキップせずに都度見てたとかね、SNSでコメントされてます。
嬉しいっす。
今回その主役が4姉妹。
すごい有名なね、宮沢理恵さんと小野真智子さん、青井優さん、広瀬すずさんという4姉妹が主役なんですけども、
結構このオープニングでかっこいいって言われる方がすごく多かったですね。
あとこのオープニングなぜかすごい好きみたいな。
なぜか。
言語ができないのよ、やっぱり。
いいものは。
そもそもこのアシュラのごとくって、昔放送されてたってね。
そうそうそう。そうなんですよ。
もともと1979年にNHKで放送されたドラマで、脚本家向田久彦さんの最高傑作と言われている作品です。
プロジェクトの始まり
その後も映画や舞台などたびたびリメイクされている名作なんですけども、その作品が今回小枝広和監督によって再び映像化。
今年の2025年1月にNetflixシリーズとして配信されたという超話題作です。
制作は小枝監督が代表を務める映像制作集団文復さんがされています。
なるほど。
はい、非常に面白かった。
オープニングの依頼が来た流れっていうのはどんな感じだったんですか?
サンクチュアリーでやった経緯もあって、Netflixのプロデューサーさん。今回のアシュラも同じプロデューサーさんで。
そうなんですね。
やりませんか?やります!
即答ですね、これはね。
小枝監督の作品なんで、小枝さんからのリクエストもあったんですか?こういうのにしたいとか。
既にね、小枝さんがオープニング想定して撮ってたのが、4姉妹が物を画面に向かって投げつけるシーンは撮られてて。
映像制作の工夫
多分エンドロールでも流れてるんだけども、それと男性側を受けるっていうのが交互にあるっていうのがベースであったんで。
それをありつつどうしようかっていうくらいの話で、それを受けてじゃあちょっと考えますっていうので、ああいう企画を提案して。
この辺、空気塾でもすごい話されてましたけど。
僕的には昭和の家具とか、ああいう模様を使われてたのが、もうベストマッチだなっていうふうに思ったんですけど。
あれは上原さんなりの元々入れたいっていうのがあったのか、それとも一旦本編を見てから着想したのか。
今はオブライン段階の本編を見させてもらって、世界観をしっかり昭和、あの時代のものを、いろんな背景とか、どうやってこれ撮れてるのぐらいの世界観をしっかり作ってらっしゃるので。
なんでいかにその世界観、昭和のその世界観をどう表現しようかなっていうところで考えた時に、昭和家電柄。
結構ああいうテキスタイル的なパターンって俺も結構好きなんで。
身につきやすいってことなんですけど。
なんかあの時代の柄ってね、ポップなふりしてちょっと怖いんですよ、俺の中で。
分かります。
私全然気づかなかった、怖いっていうのが。
なんかちょっと無機質で、かわいこぶってるんだけど、すごくミニマルなデザインで、冷たくも感じるっていうか、が好きで見ちゃってるんだけど。
先になんかちょっとドロドロした、なんとも言えない世界観としての表現として、あれをフューチャーするっていうのはすごく好きしてるなっていう。
結構口コミでも、オープニングのレトロなアニメーション最高とか、オープニングの昭和のポットや炊飯器に描いてあるようなレトロなお花柄かわいいとか、口コミが入ってましたね。
かわいいとも取れるし、さっきのちょっと不気味さというか。
若干色使いが妻家でやったりとかして、なんかね、すごい独特の雰囲気があるな。
しかもああいう模様柄って、それこそ家具とか家電にあるのは動かないじゃないですか。
けど今回動画になってアニメーションもついてたじゃないですか、その模様柄が。
それもまたちょっと僕不気味だなと思ってて、花とかがちょっとゆらゆら揺れてたりするじゃないですか。
あれもなんか絶妙に怖いなって感じちゃったんですよ。
本当でもドラマの内容とちょっとかぶるよね、その不気味さみたいなところがね。
それとあとやっぱこのオープニング飛ばさずに見入っちゃうっていうのもあるんですけど、なんかすごいもう終わっちゃったって感じがするんですよね、見てたら。
そう、私も思う。上原さんのもうちょっと見たいのよ、毎回。
もうちょっと見たいけど、終わっちゃったみたいなっていう。
一緒にこう歌いながらね、いやーって言いながら。
歌ってるんですか。
聞いてたんだけど、もうちょっと欲しいみたいな。
もう想定内ですよ。
そうなんですか。
一回じゃ追いつかんぐらいがちょうどいいからさ。
だからね、やっぱもう一回見たいんだろうね、毎回オープニング飛ばしたくないのに。
そうですよね。
なんかね、派手さはいらないなっていうのはちょっとあったんで、あんまりエフェクティブな感じとか、そういう要素は蓄力減らしてシンプルだけどなんかちょっとドシンと重たい感じが残るような。
あんまりガヤガヤ動かせずゆったり動いたりとか、若干ずっと画面が揺らいでるんだよね。
そうですよね。
ちょっとまあそれはそうか、ちょっとフィルム感も表現っていうのもあるんだけど。
ちょっとなんか派手させないけどこうじわじわと来る雰囲気みたいなのが欲しくてっていうのは、なんか根底には。
手書きのクレジット
自分の中でルールとしてはなんかはしゃがないっていうのは。
ドラマの中身とでもマッチしますね。
ガヤガヤしてるんだよね。
常に。
昭和のガサガサした感じがずっと聞こえてるの。
ドラマの中身。
すごくマッチしてた本当に。
このオープニングタイトルに関しても好きって方結構いらっしゃいまして、オープニングタイトルが好きとか、原作向田久彦の文字列に異様に感動するとか、やっぱ文字に関しても反応する方が結構いらっしゃいました。
文字といえばなんですけど、実はですね、この本編のクレジットタイトル。
クレジットって表現されてますね。
クレジットです。道園さんが手書きで作られているということで。
驚いたよ私は。
僕も確かに聞いたとき、え、そうなの?ってなりましたね。綺麗すぎて。
そうそうそうそう。ありがとうございます。
私は有名な書像家さんなのかなと思って、誰に書いてもらったんだろうと思って。
ありがとうございます。
これは上原さんからオーダーしたって感じですか?
はい。昭和館の表現として、じゃあ各々の役者さん、宮沢、李恵田、小野町子だっていう名前があるんで、小野恵田監督だっていう名前がどんどん出てくるけど、
それがなんかフォントじゃないなと思ったんで、フォントって文字のね、ゴシックだ、民調だっていう形に決まった文字じゃないなっていうんで、
俺の中でこう、お母さんの手紙のイメージがポッとあったのね。母親の手紙みたいな。
で、うちのお母さんが何かあった時に手紙を書いて縦書きで続け字でサラサラサラッと書いて、
たまにこれ何て書いてるんだろうと思う時もあるけども、なんか昔流れのこの続け字で繰り返す時にこう長いクーみたいな、ひらがなのクーみたいなの書いて、
マスマス、マスマスじゃないな、もう一回繰り返す時か、とかいう時に出てくるとか、
ああいうなんかニュアンス、なんか人の温度感が分かるニュアンスが欲しくて、
ああ、これちょっと手書きの続け字がいいなと思ってくる。
で、その時に、前から堂々野さん撮影とかしてて、俺が横でこのカットいいねとか、
ちょっとタイミングが遅れたとかいう時に、堂々野さんが横でパパパってメモ、PMとして取るんだけども、
はいはいはい。
テイク2がどうだこうだとか書いてるのチラッと上手っと思って。
そんなことないです。
サラッと書いてるのにめっちゃ上手いやんって話。
走り書きですよ、そんな。
そう、東京オフィスから送られてくる堂々野さんの荷物はもうすごい、文字がもうすごい綺麗で。
レタンバックとか。
そうそう。
そうそう。で、なんか話してると、あれ堂々野さん書道何段?
書道は一応テストを受けてて、免許的には司班を持っていることにはなっているんですけど、
あんまり最近書けてはないので、練習不足ですが。
それはなんか前から雑談で聞いて、あーすげーって話だと思ってたんで。
で、なるべくやっぱ女性の字の方がいいなってなったんで、
あーこれも堂々野さんだーって思って。
ありがとうございます。
で、そうそう無理を言ってお願いします。別件で大変な時ですから。
あ、そうだったんですね。
最初なんかリファレンスというか、やっぱりイメージつかむために、
まあフォントじゃないんだろうなっていうのを私も思いながら依頼を受けて書いてたら、
最後ちょっと正式に依頼したいんだけどって言われて、あれ?みたいな。
これ本当にこれ書いて使いますか?みたいな感じではありました。
え、何人か書いてもらってたんですか?
いや、一回堂々野さんにテストで書けるのしてたから、うまいのしてたし、
一回書いてみて、全然これでいいやんと思ったから。
あとはなんかちょっとペンの色を変えてるとか、万年筆とかボールペンとかいろんなものに変えながらテストをお願いしてて、
これでいこうっていうのがだんだん固まっていった。
すごいね、空気塾でも堂々野さんがね。
空気塾のスライドで画面いっぱいにいっぱい試した文字がうわーって広がってるのを。
でもそんなに書くと思って、すごい書いてたよね。
いやでもやっぱりこんだけやって一番いいのを選んでみるんだろうなって感じはしましたね。
その時も話されてましたけど、いっぱいいろんなペン試されたってことですよね。
そうですね、普通のいわゆる0.5とか0.1とかのボールペンと、
あと万年筆の太さだったりとか漢字書く用とかっていうのがあるんですよ。
なかなかそういうので書いたりとか。
やっぱりこのインクの濃淡もやっぱり違いますし、
払いとかで細くなっていく部分とかっていうのがやっぱり若干ニュアンスが違うので、
その違いをちょっと確認いただいたっていう感じです。
何のペンが選ばれたんですか?
最終的には万年筆で書きました。
単に綺麗に書くだけじゃなくて、
崩し筆というか崩し字的なのも絶妙に読めるし崩れてるしっていう。
そうですね、お名前なんでやっぱり読めないといけないっていうのは多分大前提にあるなと思って、
あとはリクエストにあったお手紙のような続け字をどれぐらいやるかみたいなところは、
私はやっぱり習い事としてやってたので、
オープニング制作の背景
いわゆる書道家の方々みたいなオリジナリティっていうのはもちろんなくて、
だからそういう意味ではお手本とかリファレンスを見てそこに寄せていきつつ、
どこまでそれを反映させて、反映しすぎたらそれを引っ込めてみたいなことで、
あれだけちょっとめちゃくちゃ書いて、
これだったら読めるしその雰囲気も残るんじゃないかなと思ったものを、
これで見てもらったっていう感じです。
そのお手本というか靴下だっていうのは、
そういう書道家の方みたいなのを見ながらってことなんですか?
文字なんで書き順ってやっぱりあるじゃないですか。
だから書き順としてもちろん流れていく方向みたいなものは多少あるんですね、文字としての。
それのどこをつなぐかとか、どこを省略するかみたいなところはある程度基礎としてはあるんですけど、
それをデザインというか上手く絵の中に入れるときにどう見えるかっていうのは多少考えながら書きました。
すごいよね。
デザインの先生の話を聞いています。
それを書いたって感じじゃないね、やっぱりちゃんと。
道園さんってなんか古典とかもされてるんですか?
いやいや、そんなものは全然ですよ。
違いましたっけ?
最近習い始めた墨関係の習い事で行っている教室が主催している展覧会みたいなものには出してみたりはしてました。
字とかではないんです。
字じゃない。
水墨が。
水墨が?
それはね、道園らしい上品を、品ありを。
見たーい。
見たんですか?上原さん。
一回見てもらったけど、わーすごいと思って。
じゃあまた何かの作品で水墨画が出てくるかもしれない。
道園さんだってなるかもしれないですね。
面白いな。水墨画も最近習い始めたって感じなんですか?
それは東京に来て、去年一昨年ぐらいからなんですけど、なんかやりたいなと思って、結局筆関連というか、自分に合ってるというか、そういう習い事的にも。
道園さんのお母さんって書道家だったりとかするんですか?
全然。うちの母とかはすごい曲字というか、丸っこい曲字みたいな感じで。
全然違う。
そうです。全然違うんですよね。
でなんか、字をやっぱり綺麗な方がいいよねっていう感じもあって、あと近所のお姉さんが習ってたみたいなところに行って、そこからずっとやってます。
だから自分の意思でもともとやり始めたわけではなくて、習い始めて自分に性に合ってるというか、好きになったみたいな感じです。
そういう小さい頃からやってる分、興味の方向がなんか面白いですよね。
水墨画の方向。やっぱ惹かれるんですか、そういうちょっと墨っていうか黒白な感じ。
そうですね。なんかいいなって思います。うまく表現できないんですけど。
いいな、なんかこの年であんま習い事することもないからいいですね、そういうのね。
ほんと私もなんか言うばっかり。
言うばっかりや。
確かにって言われる。
僕も含めて。
経営者のしゃべり場。
はい、というわけでアシュラのごとくのオープニングの話を聞いていったんですが、実はアシュラのごとくだけじゃなくて、ネットフリックスサンクチャリ盛期のオープニングも植原さんが担当されているということで。
ネットフリックスつながりでね。
オープニングつながりでちょっといろいろ聞いていきたいなというふうに思うんですけど。
一応ネットフリックスサンクチャリ盛期のお話は江口監督とかも以前、経営者のしゃべり場に出演いただいて。
お話いただいたんですけども、シャープ92からシャープ95で監督、プロデューサーの河原さんなど出演いただいてたっぷり紹介しておりますので、こちらもぜひ聞いていただきたいんですけれども。
サンクチャリ本編に関してはですね、そちらを聞いていただきつつ、オープニングに関して今回植原さんに聞いていければというふうに思うんですけど。
こっちもひじやさん的にはまた飛ばせないと。
そうです。飛ばせません。実際口コミでもやっぱり飛ばせない方が結構いらっしゃって。
これもちょっとSNS集めました。
まずはやっぱりかっこいい。オープニングがかっこよすぎっていうコメントも結構多いですね。
普段相撲自体見ないけど、オープニングから映像がかっこいい。
ありがとうございます。
あとね、オープニングからグイグイ引き込まれるみたいな方も結構多いですね。
こちらもアシュラのごとくと同様、作品の世界観がグワッとわかるというか、そこに没入していくような感じがありますね。
そう、もったいなくて飛ばせない。
ちなみに、オープニングからグイグイ引き込まれるっていう方が、それにしても巨乳美女に釘付けみたいな人がいらっしゃって。
あの方ですね。
経営者の喋り場にはサンクチュアリ聖域出演女優さん、ソメアユカさんがシャープ41とシャープ42で出演いただいてます。
こちらも合わせて。
今回聞くもの多いですね。
聞いていただけると。いやこれまた面白い。
そうでしたね。
という感じの話題作でございます。
このサンクチュアリのオープニングは、これはNetflix側からこういった映像にしたいとかっていうオーダーってあったんですか?
というよりはえぐじさんとやね。
えぐじさんからの指名で上原さんオープニングを作ってた。
なんでえぐじ監督でオープニングやるか。やるやるやる。
という話に進めてもらって。
なんでえぐじさんなりのオープニング像もあったんで。
ストーリー全体わかってるのはえぐじさんなんで。
それを引いてこういうオープニングが。
という大体のざっくりな話は聞きながら、じゃあこういうアイディアどうですかっていうので出したのがあのアイディアっていう。
土俵でぶつかるというか。
相撲の痛さとかいろんなものが。
逆に海外でも見られることもあったんで。
わかりやすく相撲のストーリーっていうのがまずわかることがオープニングでちゃんと提示しなきゃねっていう。
ただ相撲っていうだけじゃなくてその中の泥臭さとか。
いろんな要素がそのオープニングで感じられてお話に引き込むようなタイトルになるといいなという。
サウンドデザインの工夫
そうですよね。海外の人はお相撲とか全然知らないですもんね。
日本のスポーツ。スポーツじゃない。シンジか。
確かにああいう体格のでかい人がぶつかるだけでもインパクトあるし。
ライティングとかもすごい聞いてましたよね。
泥臭さの土の感じもそれで出るし、単純にライトが動いてかっこいいしみたいな感じもあって。
すごい僕も好きだったんですけど。
肉を舐め回したいと思って。
肉を舐め回したいの?
光でですか。
どういうこと?
相撲力士の独特の体型って言うんだ。
あれはただの太ってる方では出ない体型だし。
マッチョでもない話だし。
膝に筋肉のあれがあって脂肪がついてるのがあの体型なんだけど。
っていうあの独特の体型をどう表現したら効くかなっていうところで、
影が動くことで肉の丸みとかいろんな要素が立体感が出る感じを出したいな。
太ってるのに美しいもんね体がね。
内側に筋肉があるのは感じますよね。
ちゃんと張りがあるのよね。
舐め回したい。
僕一番印象的だったなと思うのは呼び出しでしたっけ?
相撲のその…
相撲ジンクね。
相撲ジンク。歌ですかね。
あれだけはえぐつさんリクエスト。
相撲ジンク入れたいって言って。
どっかに入れてくれって言われて。
えーどうしようと思って。
でその後なんかそのガサガサってする音が。
ガサガサいって。
画面もブレながら音もブレてるような感じの。
あれは上原さんの演出。
どのタイミングに入れるかは任されてたから。
けどまぁ一回乗せないとね。
乗せてからガーって盛り上がってブレーキでポンってジンクだけがスポンって入ってくると
グッてくるだろうな。
そっからもう一回タイトルに持ち上げなきゃいけないから。
それでそのジンクを壊しにかかるっていうか。
あーそういうことなんだ。
そうっすよね。
その前半もロック長なガーっていうのから
急に音が消えてそのジンクが始まる。
確かにあの一瞬パカって開いちゃうというか。
そこが逆に見入っちゃいますよね。
なんか始まったっていう。
最後のラストタイトルの花火がバチバチ。
あのタイトルとともに出るのを
かいさんが絶賛されてました。
あそこかっこいい。
手間ひまがかかってますよね。
あれってああいうアニメーションって植原さんがチマチマやってるんですか?
あれは自分でつけたんです。
おーすげーかっこいいなー。
バチバチバチってね。
あとタイトル中に画面に塩がぶちまけられて
っていうシーンが多々あるんだけども
あの塩の選別は堂々野さんがやってるから。
そうなんですか?
どういうこと?選別ってどういうこと?
ただ単に塩投げるという話をしたけど
どんな塩がいいのか、どんな飛び散り方するのか
っていうのが分からないから
なんで堂々野さんにちょっとテストして
いろんな塩を堂々野さんにぶちまけてもらって。
実際にそのオスモで使うお塩とかではないんですか?
それもあります。アラジオらしいので。
普通の植原だとサラサラですし
その粒感とかを肝炎混ぜた方がいいのか
とかってブレンドしたりとかして
ABCどれがいいですか?みたいな。
オフィスが塩まみれになりました。
そうなんですか?
じゃあブレンドしてオフィスで撮って
オープニング制作の裏話
これどうですか?って見せるみたいな感じですか?
簡易で撮って抜いて
当ててみてみたいなこと。
あれは堂々野ブレンドの塩です。
知らなかった。
確かにオスモで使う塩を使っているのかと思いました。
画面に映った時にどう動きをするのかとか
どんな風に残るのかみたいなところを
アラジオだけどちょっとベチャっとしてて
弾ける感じが出なかったりとか
パウダーだけど本当にパウダーになっちゃって
意外とアタック感弱いよねみたいなのがあったりとかして
堂々野さんがこれとこれとブレンドでみたいなテストを見て
堂々野オリジナルブレンドで
塩は何種類くらい用意したんですか?
3、4種類くらいだったと思います。とりあえず。
結局塩なんで形というか粒サイズくらいで選んで
そのブレンド具合によってだから
またいっぱいバリエーションが出てくるんですよね。
ちょっと水分含ませたりとかもしたんですか?
そういうのはせず?
基本的に塩自体でボテッと落ちちゃったりするものもあるので
上手い具合にシャッと飛び散りつつ
塩としての塊感も分かるような
具合を見ながら
絶妙なところをね
そんなクリエイティブが裏にあったとは
面白いな
っていうのもあってやっぱ飛ばせないんですよね
飛ばせません。毎回見ました。
何か橋村さんとかが言ってたんだから
その相撲の話自体も
僕らも相撲業界の内側というか
日本人でも知らないよね
そもそも知らないことも多かったんで
ストーリーを進めていくにつれて
オープニングの意味合いがちょっと変わって見えるというか
親近感が湧いて見えるというか
使う道具とかもね
こういう時に使うんだっていうのが分かって
面白かったですね
さっきのジングだったっけ
映像と音楽の関係
歌のところがガガガってやるのって
上原さんらしいなというか
一回ブレイクを挟むみたいなことを
前一回聞いた気がするんですけど
空気塾の
一昨年前の時か
その時にお話されてましたね
この辺は2話目でたっぷり聞きたい
音楽についてはね
というわけで今回は
Netflixのアシュラのごとくと
サンクチャリーのオープニングに関わった上原さんと
道頓さんもサンクチャリーに関わっている
めちゃめちゃ関わってますよ
ちょっと僕的に初聞きだったんで面白かったんですけど
知らなかった
しかもその裏話がやっぱ面白いですね
塩の剪定であったり
ペンの剪定であったり
そこまでこだわってたんだと思ってね
クリエイティブを感じました
そこで
っていう感じでいろいろ伺ってきたんですけど
道頓さんは1話目の今回までということで
次回はですね
引き続き上原さんに
そうですね上原さんといえば映像と
音楽を絡めて映像を作ってらっしゃるイメージがあるんで
その辺についても
かぼっていきたいという風に思います
というわけで
今日はこの辺で終わりたいと思います
お二人ありがとうございました
ありがとうございました
本日も経営者のしゃべり場を聞いてくださって
ありがとうございます
経営者のしゃべり場では
皆様からのご質問ご感想を常に募集しています
映像制作会社の人に聞いてみたい素朴な質問や
制作裏話を知りたいなど何でもOKです
SNSではハッシュタグ
経営者のしゃべり場をつけての投稿や
DMも受け付けています
我々の励みにもなりますので
ぜひお気軽によろしくお願いします
33:43

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