ねー。
ピアノ。
いやでもピアノ選ぶっていうのがね。
確かに。
すごいよね。
そうそう。
さっきちょっと言いかけてましたけど、
ちなみに空気でも誕生日の節目。
そうですね。
50歳とか40歳とか。
そうそうそう。
30とか40とかの節目の時は、
空気の社員みんなで。
例えば上原さんの誕生日だったら上原さんに送りたいプレゼントをプレゼンするっていうね。
そうですね。
一人ずつプレゼンして、上原さんだったら上原さんがこれがいいっていうのを決めて、それをプレゼントするっていう。
1回も選ばれたことない。
そうなの?
ある?ある?
いや僕もないですねまだ。
なかなか難しい。
なかなかね。
上原さん50の時何にされましたっけ?
俺はね山内がやってくれた靴。
あーそうだそうだ。
靴だった。
山内の靴とは違うんだけど、俺の中で特殊な靴がちょっと流行ってて。
レアフィットシューズっていうので、それのええやつ買わせてもらう。
今も履いてます。
いいですね。
有名。
ありがとうございます。
そういうなんか家でちょっと楽器さらわれてたりとかもあると思うんですけど、
さっきその映像用の曲と普通に趣味としての曲違うって話されてましたけど、
その映像を作られる時もなんか上原さんでちょっとその音の叩きみたいなものを作られたりされるじゃないですか。
ああいうのってどうやって作られてるんですか?打ち込みみたいな感じなんですか?
いや基本的にはサンプリング、音源とかを使って、
それを音楽ソフトに取り込んで、ドラムトラックとベーストラックとギタートラックと別でサンプリングのループを探し出していったり。
で、パズルのように音を組んでいく。
編曲してるってことですか?サンプリングの音楽を。
編曲ってどう言ってるんだろうね。
昔MTBで結構ガンガンやってたってことはあったんだけど、
MTBで盤線とかを作るオンエアプロモーションという部署にいたんで、
放送局なんだよ、音楽はアーチの曲とか使えるんだけど、
そういうのを抜きながらこの番組が何時何時オンエア見てねーみたいなのを作っていく。
音楽チャンネルで音にもちょっとノリを作んなきゃいけないなと。
というところでアーチの曲も使いつつ、他のところでそういうサンプリングのやつを組み合わせて曲風にしたりとか。
そういうのはやってたんで。
それの応用で自分で鍵盤とか、作曲とかしないけども、
素材を組み合わせて、たまに自分で音階を変えたりするけど、テンポを変えたりとか、
こねくり回して作るっていうのは。
作曲家みたいだね。
でもここにこの音があったらいいなとかっていうのが思いつくんですか?
うん。欲しくなる。
で聞いていくと、まあまあ違う、こんなんじゃないとか。
もうちょっと高いのとか、もっとふわっとしたのみたいなのを探しながら、
あーこれこれこういうのとかいうのを。
探していけば見つかるもんなすか。
長いよー、旅だよあれ。
旅?
難しそうと思って。
すみません、ちょっとアシュラのごとくのオープニングでもちょっと戻っちゃうんですけど、
口コミで、あのタブラはユーザンかなとかって書いてあって、
なんかあの太鼓の音?最初の。あれってタブラなんですか?
タブラです。
やっぱそうなんだ。
タブラっていう楽器。
楽器楽器。
インドの歌楽器やね。
で、ユーザンさんっていう方がされてる。
ユザーンよね。
ユザーンか。ユザーン。
ユザーンさんがされてるんですか?
いや違います。
違うんですね。
へー。
まあまあタブラ演奏者としてはユザーンさん有名やから、
多分タブライコールユザーンなのかなと思われたんだろうなって。
よくそんなのご存知ですねみたいなね。
それもサンプリングってことですよね、だから。
あーこれは多分弾いてもらってるかもしれない。
作曲家にそのアイディアでお願いしてるから。
なるほど。
俺の中ではその頭はタブラの音が欲しいっていうリクエストを出して作ってもらってるので。
へー。
なんでタブラにについたんだろうな。
そうそうそう。
なんとなくですかそういうのって。
いやーうーん、そうね。
でもタブラの音っていうのは知ってたから、
なんか頭のこの本編からオープニングに入った瞬間のこの境界線にインパクトが欲しいなっていう風に、
タブラのちょっとボンって広がる。
はいはいはいはい。
一音がこう入ってきて、あーこっから入りたいっていうのは。
へー。
すごいよね。
すごいよね。
あ、じゃあそのアシュラは音のイメージが先、その映像と音だとどっちが先に浮かぶとかあるんですかね。
えー。
同時なことも多い。
同時なことも多い。
うーん。
そんなに頭のメロディーが流れてることじゃなくて、
音度感としてのこれぐらいの曲の音度感とこの絵が合わさったら良くなるなっていう
合体した状態の気持ち良さを探してるから。
そうね。
なんでなんか同時に良い音が浮かぶときはよくある。
へー。
すごいな。
なんかいろいろ勉強しないとその境地に行けない気もしますけど。
うーん。
すごいな。
それMTBでずっとやってたからできるようになったんですか。
その前からできた。
元々多分発想は学生のとこに作ってたときも多分、
栄養と同時な感覚ではあったんで。
そうなんだ。
やっぱそういう音楽と例えばミュージックビデオだとか、
多分そういうものに触れてるほどそういう感度高いんだろうなって気はしてて、
なんか分かんないですけど、
若い人たちでもイラストでミュージックビデオ、
イラストと文字化でミュージックビデオ作る人多いですけど、
やっぱそういうのもずっとやってる人はその感覚あるらしいっていうか、
だいたいここでイラストがバーって出てきて、後ろに文字が浮かんでみたいな。
作るときに?
そうそう。
イメージがつく。
そうそうそう。
らしい。
らしい。
僕はあんまりつかない方ですけど。
映像という言葉の中には動画と音楽が2つあって、
それが合わさって映像として気持ちよくなるという感じは持ってるから。
なるほど。
そう。
ちょっとそういうなんか不思議な感じ、不可解な感じっていうのを、
分かんないけど不協和音とかなんかそんな感じで表せるといいんじゃないすかねって最後ちょっと補足してくれて。
それだ。
多分それだった。
それだな。
多分それだったっすね。
世界観よね。
そこを言わなきゃいけない。
そうでしたね。
なるほど。
また一つ学びました。
答えは持ってなくていいのよ。
なるほど。
イメージは持っとかなあかんけど、
最終的に仕上がりが分かっているのは自分しかいないから。
イメージさんは映像がどんなふうに上がるかまではまだ見えてないから。
そうそう。
それが伝わって、逆に何が来るかなっていう楽しみで待っててもいいかもしれない。
ああ、そう来たか。
合わせてみると、ああ、そっちがいいっていうのはあると思うし。
自分の中で先に正解決めて、そうじゃないとダメっていうよりかは、
信頼関係で向こうからの引き出しを楽しみにするっていうのは、
そのための世界観としての共有は絶対必要だなっていう。
なるほど、なるほど。
そうですね、世界観だ。
上原さんは言語化する、細分化するのがすごく上手っていうか、
上原さんが誰かに指示してるときの言葉とかがすごい的確で、
私は隣で聞いただけなんですけど、いつも聞いてるわけじゃないんですけど、
なんでそんなできるんだろうと思って。
昔からそんなできたんですか、その細分化っていうか。
いやいや、だいぶ経ってからよ。
最初は直感で作って、これがいいっていうか、かっこいいでやってたけど。
やってくちに、意外と俺はこれを伝えたくてこういう集を撮ったんだとか、
いうのが後々結構分かったりとかして、
というのが繰り返していくうちに伝える言語が見えてきたっていうのはあるから、
最初は若い頃は勢いで直感的に作って、なんかしないけどいいっていうのを繰り返していくうちに、
でも振り返ると、実はコンティニューはこれがやりたかったんだよなっていうのが、
後から気づいたこととかあったりとかして、
そこら辺で言語化がだんだんしやすくなっていったっていうのは。
あとは人とやっていくうちに伝わってないなって言葉足らずだなっていうのは、
やっていながらやっぱり反省してどうやったら伝わるやろうというのを繰り返していくうちに、
多分その過程やけど。
僕も今全くわからないに近い状態だと思うんですけど。
だからそういう上原さんだけじゃなくて、いろんなディレクターの方からのフィードバックをもらうときに、
そこで言語化してもらえるじゃないですか。自分が作ったものに対して、
その要素が足りてないよとか、ここ伝わってないよっていう。
そこで言語化するとこういうことだったんだっていうのはわかるし、
逆にその会話を重ねる中で、自分はこういうつもりで作ったんですっていうときに、
初めて文字にするときに、こういう意図で作るべきだったなと思って、
そこで一旦送りつける前にもう一回僕の方で修正して送るみたいなことはあったりして、
多分その繰り返しなんでしょうね。
そうそうそうそう。
まあまあ、なんでジタバタするしかないのよ。
ジタバタするしかない。
いきなりできるはないのよ。
そっかー。上原さんもそうなんだ。
いやいや、ずっとよ。
このポッドキャストも言語化の作業ですからね。
そうそうそうそう。
自分の頭の中だけで思ってるイメージをどうやったら伝わるかな、伝わってるかなっていう繰り返しだなと思ってますね。
はい、ちょっとじゃあまた一つ勉強になったんで良かったです。
またリスナーの方も喜んでいただけるんじゃないかな。
そうですね。僕はまた次の機会があれば、この回を聞き直してやりたいと思います。
ありがとうございます。
弊社のしゃべり場。
はい、ということで今回は念願の上原さん特集回だったということで、
上原さんの直近の話題作であるアシュラのごとくのオープニングの話だったりとか、
ずっと前々から音楽の話は上原さんに聞きたいってずっと言ってたんで。
もうね、上原さんスケジュールがパツンパツンだからね、全然撮れないです。本当にすみません。
お時間いただきありがとうございます。
ありがとうございます。
その話が聞けてちょっと面白かった下目になりました。
もう一個上原さんに聞きたいなと思ったのが、MAの話を聞きたいよねっていうことを前々から言ってて、
もしかしたら次回はそういうことを聞きます。
マニアック。
ナレーターさんにどういう風な指示を出すんだろうとか、その辺って僕も全然MA経験ないんですけど、
ただみんな気になってんじゃないかなっていう風に思いまして。
みんなって誰やねん。
マニアックな人々か。
MAがわかる人がどんだけいるんだろうね。
MAってなんだよ、ミュージック?
あ、そっかそっか。MAってなんだ?
ミュージック?なんとかの。
ミュージックですっけ?
マルチオーディオか。
マルチオーディオ。専門の方がされるのよね、MA室とかで。
そうですよね。
ナレーターのさんの声だけじゃなくて、いろんな声を、音を調節するの?
BGMだとか、SEだとか。
音を編集するだけで、ガラッと変わったりするんですか?
そこがめっちゃ大事やん。
そうなんすか。
音楽とあって、ナレーションがあって、SEがあって。
テレビの放送には、これ以上信号を超えちゃダメですよっていうレベルがあるから。
信号?
レベルが、音量とかね。
キーって音はダメとか?
私の笑い声とかダメだよね。
そりゃそういうの抑えるものはあってるけど、レベルとか。
EQってイクライジングって高音とか低音とかいうバーをいじくって、低音を抑えたり高音を上げたりとか。
いろんなことして音を整える作業。
ポッドキャストでも若干やってるの?
全然レベルが違うんですよ。
経営者はイクライジングが甘いからさ。
わかるんですか?そういうのって。
スピーカーで聞いては全然聞こえないね。
マジっすか?
ヘッドホンでやってるから、たまに車に乗ってるときに聞こうって聞くけど、音がモコモコして全然聞き取れない。
何の声?何の声が?
僕らのポッドキャストですよ。
ダメ出しクラッチのやつ?
そうそう。
ヘッドホンで聞いてるから。
違うんだ。
スピーカーで聞いてないから。
嘘?
違うんだ。
さすが。
今度スピーカーで聞いてみますか。
違うんだ。知らなかった。
ちょっとやってみよう。ありがとうございます。
すごい。
そんな話も含め、また次回もお呼びできたらいいなと思っております。
夢の話。興味津々になりました。
ほんとに?
はい。ちょっとかなり聞きたいです。
ひじやさん、何?何?何それ?
分からんくせにね。
その役ですからね。
ひじやさんの声だけが聞こえた。
じゃあ今日はちょっとこの辺で終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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