1. ケイシャのしゃべり場
  2. #177 <後篇>特撮要素を入れ..
2025-06-13 42:05

#177 <後篇>特撮要素を入れた作品の裏話&もし自分が監督するなら、どんな『ゴジラ』を作りたい?/P.前畠慎悟&D.甲斐。

【内容】お知らせさせてください!/お二人の特撮要素を入れた作品とは?/大和ミュージアム休館告知ムービー制作裏話/じわっと動く煙は、実はハイスピード撮影だった!/”特撮とCG”のメリット・デメリット/シルバーバックTVCM制作裏話/着ぐるみ撮影のポイント/もし自分が監督するなら、どんな『ゴジラ』を作りたい?/甲斐。(原口甲斐)作ゴジラ/前畠 慎悟作ゴジラ/原山大輝作ゴジラ/ゴジラはなんて偉大なんだ!

【ゲスト】
⁠前畠慎悟⁠/KOO-KI プロデューサー
⁠甲斐。(原口甲斐)⁠/KOO-KI ディレクター

【出演】
泥谷清美/KOO-KI 広報
原山大輝/KOO-KI アシスタントディレクター

【お知らせ】
白川東一 作『ぴったんこ!-太陽先生とぴったんこ!-』が最終選考作品に選出。オンライン投票6/22まで‼️

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▶️概要は⁠コチラ⁠

【トーク内で紹介したKOO-KI WORKSなど】
⁠⁠📽️⁠大和ミュージアム休館告知ムービー⁠/前畠 慎悟 監督作品
📽️⁠シルバーバック・SB「全店朝10時オープン!」篇⁠/甲斐。(原口甲斐)監督作品

▼この番組は映像制作会社KOO-KIで働くクリエイター達が、ゆる〜く雑談していく番組です。感想・質問などお便りお待ちしてますので、お気軽にどうぞ!フォームは⁠⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠番組の概要⁠⁠⁠⁠
【BGM/Jingle】invisi ⁠⁠https://invisi.jp/⁠⁠
【Sound material provided by】OtoLogic ⁠⁠⁠⁠⁠https://otologic.jp/⁠⁠

サマリー

このエピソードでは、特撮制作に関する裏話や特撮要素を取り入れた作品について話されています。また、ゲストは自らが監督する場合の理想的な『ゴジラ』に関するアイデアを紹介しています。特撮の新たなアプローチについて議論し、CGとアナログ手法のメリット・デメリットを比較しています。彼らは自らのネットワークを活用し、より迫力のある作品作りについて考察しています。登場人物たちは、もし自分たちがゴジラを監督するならどのような作品を作りたいかについて意見を交わし、特撮の工夫や表現方法についても語っています。このエピソードでは、特撮作品の魅力や創作の裏話について語られ、特にゴジラに対する新たな視点が提案されています。また、次世代への特撮文化の継承についての期待感も表現されています。

特撮制作の裏話
ケイシャのしゃべり場
はい、始まりました。ケイシャのしゃべり場。
この番組は、映像制作会社KOO-KIのメンバーが日々感じている
おもろいを語り合い、発信するトーク番組です。
毎回、いろんなメンバーとともに、ゆるーく雑談していきます。
私、KOO-KI原山です。
KOO-KIヒージャーです。
よろしくお願いします。
今回も前回に引き続き、特撮会の最終回ですね。
第3話目と、行きたいところなんですが、その前にですね。
はい、ちょっとだけお知らせさせてください。
実はですね、KOO-KIの白川さんが手掛けたアニメーション作品
ピッタンコ太陽先生とピッタンコが、絵本ナビと講談社が主催する
新しい絵本大賞の最終選考作品に選ばれました。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
そして現在、最終選考作品の中から大賞が決まるオンライン投票が開催中なんですけれども、
締め切りが6月22日までなので、あと1週間ほどで投票が終了します。
なるほど、これの公開時点からあと1週間ですね。
はい、そうなんです。
なので、もしよろしければ、SNS等で一度告知はしているんですけれども、
動画をご覧いただいて、白川さんの作品を応援してもらえたら嬉しいです。
ちなみにピッタンコについて聞いている人にも軽くご紹介したいなと思っているんですけど、
どんな作品なんですかね。
白川さんが自分の子供に安心して見せられるアニメーションをという思いから生まれた作品で、
後に人気作となるミスターシェイプ誕生のきっかけにもなった原点ともいえる作品なんです。
なるほど、なんか僕も動画見ましたけど、白川さんらしいこのあったかさがありますね。
なんちょーなんなんとかもあったかいしね。
子供に見せたくなるような動画だと思います。
しかも対象になったら、講談社より絵本として出版されるんです。
私はこのアニメーションは、しかけ絵本とかがぴったり合うと思うんですよね。
なるほど、ぜひ応援したいんですけど、投票はスマホとかで誰でもできるんですよね。
そうなんです。この新しい絵本大賞というのが、読者と選ぶ新しい絵本大賞というのが正式名称で、みんなで選ぶというのがコンセプトなんです。
なので、どなたでも1日1回投票できます。
公式サイトに行くと、絵本ラビにログインして投票というのと、ログインせずに投票するというボタンが2つあるので、お好きな方で投稿いただけます。
割と簡単にできますので、ぜひぜひ。
なので、投票は新しい絵本大賞の公式サイトからか、ポッドキャストのこの概要欄にもリンク貼っておきますので、ぜひチェックしてみてください。
はい。ということで、特撮会の途中でしたけれども、お知らせ入れさせていただきました。
はい。じゃあ改めまして、特撮会第3話ですね。空気一の特撮オタクのお二人、前畑さんとkaiさんのお話をどうぞ。
大和ミュージアムの告知ムービー
どうぞ。
ちょっとお二人もですね、実際のこの空気でやってる作品の中で、そういった特撮要素を入れた作品というのがいくつかありそうですので、
ちょっとそれを聞きつつ、それこそね、どうやって撮ったのみたいな話を聞けたらいいなっていうふうに思ってるんですけど、
まず前畑さんからいくと、大和ミュージアム旧館告知ムービー。
はい。小沢さんの県で。
これ、広島県の呉にある大和ミュージアムという、戦艦大和とかのミュージアムなんですかね。
そうですね。
で、今本館が閉館してて、
そうです。一部ちょっと明かり展示室みたいなの作って、そこでしか見れない展示物だとかも作ってやっているので、
それのちょっと告知のムービーを作りたいということで、やらさせていただいたものになってますね。
最初にこれもポスターのビジュアルを基準にして映像を作ってほしいということだったので、
そのポスタービジュアルがこちらへっていう告知と、
さらば。
いろんなそういうパターンがあったんですよね。
それでとりあえず最初のやつはこちらへを基準にしたやつを作ってほしいということだったので、
このこちらへの初体のやつが、もうこれ造形物で作られてたんですよね。
アクリルを加工して、一文字15cm四方ぐらいの大きさのものがあったので、
それ使って何かやろうかという話になりまして、
予算館の中でできることでということで構成考えさせてもらって、
僕の方でディレクションもやらさせていただいた形のものになりますね。
だから最初はね、なんだったらCGでやってもいいのかなっていうふうには考えてたんですけれども、
どういう見せ方をしたいかだとか、
モロモロ服にVコン作って、ある程度アングルの検証とかもやって、
これだったらモノでもいけるかなというふうな結論に至ったので、
背景の鉄の文字なので、
寝せられた鉄板の上で文字があって、
そこをカメラが張っていきながらワークつけるみたいなイメージカットを作れたらいいかなと思って、
美術の方にちょっと協力いただきまして、
この鉄板の背景を結構大きいやつなんですけど、
そこに貼り付けて、モロモロ照明だとか煙の効果とか現場で全部やって。
これ下鉄板風なんですか?鉄板なんですか?
鉄板風です。鉄板じゃないです。
実際はモルタルか何かで造形して塗装しているだけなので、
全然そんな本物の鉄板ではないです。
塗装でそれっぽく見せてもらっているのと、
あとは熱い感じを煙のエフェクトを使って現場でやって、
何パターンか撮っているというふうな感じです。
だから合成とかも一切使わずにやっている取り切りの素材です。
これは鉄板のイメージで作ってもらったんですか?
そうです。僕の方からお願いしてやっていただいて。
このCMというか、これのために作ったってことですよね?
そうです。これだけのために作ってもらっています。
3mぐらいあります?
それぐらいありますね。
これはカメラワークのストロークの関係でちょっと長さはいるっていうことになったので、
煙の質感というか量感ですよね。
重い感じを出すためには、撮影するときはハイスピードで撮影しないといけないので、
コマ数を上げて撮るんですよね。
なので、今ぐらいの完成弱でやろうと思うと、
これ確か2倍48コマで撮っているんですよ。
1秒に48コマ。
そうです。なので1秒が2秒ぐらいになるぐらいの感じの
借鑑になってくるので、実際の編集でやった場合。
なので、今のカメラの動きのストロークを撮ろうと思うと、
その分の要は長さを作っておかないといけないんですよね。
だから現場ではカメラワーク、これの2倍のストロークが
ハイスピードで撮っているんですよ。
だから結構早いワークでワーッと一気に撮らないと
あの煙の質感って出せないので、それを現場で僕がカウントしながら
事前に撮影部と美術部と打ち合わせを重ねて、
テストもやりながら作った感じのものにはなりますよね。
だからハイスピードで撮るので、その分の感覚も必要な現場だったので、
久々に特撮撮ることが役に立ったお仕事でした。
これでももうCGでやるよりか絶対こっちでやった方がかっこいいかも。
CGは一切使ってないってことですか?
もうCGも合成も一切使ってないです。
CGやるミクから言うと大変なんですよ、これ。
CGで再現しようとすると。
逆に?そうなの?
そのゴツゴツ具合をまず丁寧に作らなきゃいけないのと、
この煙のちゃんと這うようなシミュレーションはかなりPCの動作的に重い。
そういうのと、あとめちゃめちゃカメラが寄ってるじゃないですか。
オブジェクトに近いとレンダリングが重くなっちゃったりするんですよ。
いろんな問題を感じましたね。
もしやるとするならって思った。
だから絶対これは実写で撮った方がかっこいいしいいなっていう。
ただ問題点を挙げるとすると、やっぱり煙の大きさは変えれないんで、
本来これって文字は多分5mぐらいの大きさの世界観だと思うんですけど、
そこのリアルさで考えると煙のスケールはあってはいないんですよね、本来は。
だからマジのリアルでやろうと思ったら、
もうちょっと文字も理想言うと50cmぐらいのサイズ感で作って、
もっと壁面もでっかいのを作って、
ハイスピードで撮るともっとでかく、
それこそさっきの2001年じゃないですけど、ぐらいのものにはなると思うんですよ。
ただそれをやればやっぱり予算もかかるし、
時間もそれなりにかかってくるしというところなので、
ただ煙の質感とか量感の部分って一般の方がそこまで意識するかというとそうでもないんで、
じゃあそこはもうご愛嬌ということでいいんじゃないかなというところで、
印象面にはそんなに影響は絶えないだろうということで、
こんな感じでやってみたっていうところですよね。
この煙はドライアイスなんですか?
『ゴジラ』の理想像
これはフォグマシーンの煙ですね。
フォグマシーン。煙が出るマシーンがあるんですか?
そうです。美術部の方が持ってきてくれてたので、それを使って。
えぐつさんの撮影とかで使ってるやつ?
撮影とかでも使うんじゃないですかね。
結構それの小っちゃいタイプのやつがあるんですよ。
それを持ってきてもらって、最初はちょっと僕もドライアイスでやろうかなと思ってたんですけど、
やっぱりドライアイスは下にいってなかなかちょっと、
熱い感じにはならないんで。
せっかくならちょっと鉄板感を出すんやったら煙は上に行く方が、
出来立て感を出せるかなと思って。
そっちでフォグでやろうかということで、やらさせてもらいましたね。
久々にちょっと現場がみんなノリノリになってたんで。
そうなんですか。現場の方はみなさん特撮の?
いやもう全然全然。普段はそれでやってない。
美術は常田さん、いつも大阪の案件でお世話になっているなじみの美術屋さんで、
別に特撮美術の方ではなくて、撮影部の方も一般の案件をずっとやられてるから、
別に特撮専門の方々ではないんですけど、
だからそもそもこういうのを撮る時に、やっぱりどうやったらそういうことが出来るのかって、
事前の説明を僕の方からしていかないといけなかったんで。
その時にいろいろ事例を見せたりだとかして、
説明しながらやっていくっていうのはどういう風にやるのかっていうのが、
どっちかというとそっちのプロセスの方が重要だったなっていう感じでした。
だからそこを結構丁寧にやったんで、撮影する時には結構みなさんイメージ各々で持ってきていただいて、
それで一体化できたっていう感じだったんで。
だからみんな終わった後にもっとこういうのやりたいみたいな反応が出てきたのは嬉しかったなって。
これ鉄板っていうのは大和の戦艦のイメージですか?
これポスターは戦水艦なんですよね、もともとは。
戦水艦の上に文字が出てるってイメージだったんで、
本当はちょっとそういう戦水艦的なモチーフでやった方が良かったんですけど、
ちょっとそうなってくると局面になってくるんで、
これを完全にリアルに再現するといろいろ大変だった。
だから巨大な鉄の塊に寄ってるっていう感じのイメージでいこうかなと思いまして、
それでちょっとああいう鉄板のイメージが出てきて、
それでちょっとああいう鉄の板っていう感じにさせてもらったっていうところですよね。
昔の戦艦だからゴツゴツしてるんだ。
うん、ですよね。やっぱり巨大な鉄板って寄るとそんな感じになるんで。
なんかちょっと年季が入ってるような気づいてもわかんないですけど、
そういうのを感じていいですよね。
これはちょっと美術の方にお願いしてやってもらいましたね。
あとはなんかこういう質感出すために全体的にセメントをちょっとまぶしたりとかして、
現場でできるディテールアップとかをやったりをしてましたね。
酔った時にもある程度耐えれるようにっていうのも。
すげえなあ。
もう一個別パターン、もうすぐっていうパターンも撮ってはいたんですけど、
こっちはまだ納品に至ってないやつ。
あ、後日?
これちょっとなんか雲海の中を抜けていって、
こうバーっと俯瞰で見せたみたいな感じの雰囲気でやろうかっていうのも。
じゃあこうご期待ということで、もう一つあるわけですね。
この案件が来た時にも前畑さんにぜひみたいな感じだったんですか?
プロデューサー陣から。
小澤さんからそうですね、お声掛けいただきまして。
最初はヤマトをもうちょっと主体的に見せていくみたいな感じの話から入っていったんですけど、
特撮の技術的アプローチ
まあちょっと色々迂々曲折へてこういう感じにはなったね。
とはいえなんかそういうヤマトっぽいというか、重厚な感じは出してた方がいいかなと思って。
ただやっぱり単純に僕がやりたいっていうだけでこういう技術が通るわけではなかったんで、
その辺はちょっと小澤さんとかも協議をしながら、一応そのCG案でいくのか、
いわゆるこういうアナログ案でいくのかっていうところは、
僕の方からそれぞれちょっと簡易的ですけど資料にまとめさせてもらって、
それぞれでやった場合のメリット・デメリットは説明させていただいた上で、
モノでやろうというふうな結論に至って、こっちにやったっていうところですね。
だからCGでやる場合はさっき原山くんが言ってたような問題も出てくるんですね。
ただ一方で細かい修正が来た時にある程度は後から対応ができるっていうメリットと、
スケールは厳密に合わせることができますよっていうところなので、
そこの正確性にこだわりたいのであればCGの方がいいし、
ただある程度懸念味であったりだとか、そこら辺細かい部分はご愛嬌、
ただエッジから優先できたいのであればモノでやった方がいいしっていう、
そこですよね。ここはちゃんとメリットでメリットを説明した上で、
どっちの手段を取るかっていうことは、僕の立場上の責任としてちゃんとやらないとなと思ったんで、
そこはちょっと意識させていただきましたね。
撮影現場の進行管理
でもそんな両方提案できる人いるの?
でもね、少ないと思います。やっぱり僕今になってすごい良かったなと思うのがなんですけど、
やっぱりアナログの現場、経験できたっていうのは大きいなと思ってるんですよね。
実際に大学卒業してから数年間特撮の現場で働かさせていただいて、
実際にアナログでやる場合のメリット・デメリットと、
デジタルでやる場合のメリット・デメリットっていうのを実務として経験させてもらえて、
で実際にそれをやる場合どういうふうなやり方でやった方がいいのかとか、
各スタッフに対してどういう説明をしておいた方がいいのかっていうのは、
特撮の助監督やってたからこそ未だにちょっと意識できるポイントではあるんで、
そこはなんか今になってすごい助けてもらってますよね。
だからAIが出てきたりだとかちょっと技術が進歩してても、
基本的な注意点っていうのは変わらないので、
そこはすごいやっててよかったなって今すぐ思ってますね。
空気としてもこういうアプローチって新しいと思うので、
確かにこれが、だからCGチームで行くのか前畑さんチームで行くのかじゃないですけど、
一緒に出会うの仕方できたら面白いですよね。
あとやっぱりこれの交番切れるかどうかっていうのも大きい。
確かに。
準備にどれくらいかかるかとか、
1カットあたりこれくらいいくよみたいなのは、
これ基本的にはこの日2カットだけだったんで、
でも一応準備の時間とかテストの時間はこれくらい確保しておいたほうがいいよなとかっていう風なのはやっぱり経験ないと出せないんで、
そういうふうに踏まえて交番切って。
だからゲーム版も全然押すことなくむしろ巻きで終わったんで。
4時間巻きで終わりました。
実際どれくらいかかったんですか、その2つのカットで。
時間は。
時間として朝8時にスタジオ入りして、そこから10時ぐらいまでいわゆる立て込みですよね。
2時間かけてやって、そこから午前中いっぱいテストですよね。
要はカメラワークのタイミングと照明のタイミングと煙の量感も、いわゆる運次第なんで。
だからスタッフ間で連携取れるかどうかって練習の時間が一番かかるんですよ。
それをやった上で午前中に一回一発テスト撮りして、お昼挟んで、
それぞれのチームワークが出来上がったところで、
僕の方からはあえてモニター見てたんですけど、
用意はいとカットだけかけて、もう要は連続でとりあえず5回やりましょうみたいな感じで。
オッケーかどうかは別として。
それを何回かやっていって、5回終わったところでカットかけて、
ちょっとじゃあモニターチェックしましょうかって言って何も見ずにモニターチェックして、
全員で3カット目ってなった瞬間にこれやなっていうのを決めたりとかして、
あとは時間の許す範囲内で細かい部分のディテールの調整ですよ。
もうちょっと煙こうしたいとか、撮影部的にはもうちょっとスピード変えたいみたいな、
自発的な要望が出てきたところで、じゃあもうこうしていきましょう、
こうしていきましょうみたいな感じでディスカッションしてやっていったと。
で、午後1からそれをやっていって、
4時ぐらいにはもう撮影も含めて終わったっていう感じでしたね。
だからそういうリズム感が出ると現場って結構巻きで進めれるんで、
こういう特撮系のやつっていうのは。
だから僕はちょっとそこら辺は進行上重視してやらさせていただいたっていう。
だから実質だから朝8時から入って夕方4時に終わったんで、
8時間かで終わった感じでしたね。
カット数もそんななかったんでね。
カメラの動きと煙が出るタイミングとみたいなの、
そこ結構グルーヴ感なんですね、なんか割と。
っていうのは面白いなと思うんですよ、聞いてて。
だから特撮の交番はそこに一番時間がかかるんで、
だからほんと準備で潰れます。
だから1日2カットでしたね、これも。
朝8時からやって夕方までで1日2カット。
だからやっぱりここはアナログのデメリットですよね。
1日2カットでじゃあ何カットやれんねんみたいな話にはなるので。
これがめちゃめちゃカットが多い案件とかだと、
デメリットになってきちゃうかもってことですね。
そうなってきた時にはじゃあどこはCGでやろうとか、
ここは素材撮りにしておこうっていう判断は必要になるかなと思うんで、
そこはちょっとまたもしやる場合はご相談いただけたら再配をできると思います。
リアルな表現の工夫
これその後お知らせみたいな感じはすごいトーンが変わるんですけど、
これはどういう意図があったんですか?
これね、だから要はあのトーンのまんま突入していくと
全体的にものすごい暗くなっていっちゃうんで、
でも要は施設側としてはポジティブな小口なので、
そこはもう一気にガラッと。
ちゃんと場所をお知らせしたい。
だからそこはギャップで裏切りじゃないですけど、
やっていくエースの方がいいのかなと思って割り切ってそこから。
だからナレーション撮りの時に、
そこはすごい成田さんには細かい注文を付けさせてもらいました。
だから冒頭は重々しい感じで言ってもらいつつ、
こちらへお越しくださいっていうのを読み上げる時に
ちょっとテンションを上げていってください。
そこから要はガラッとテンションを変えて
もうパートが切り替わったんだっていう風な形で見れるようにしましょうっていうので、
声のトーンでそこを調整していったっていう感じでしたね。
だからナレーションは丸一日かけて撮ってましたね。
同じナレーターさんだったんですね。
そうです。前半も後半も同じナレーターさんで
こういう色の部分で調整していただいて。
ギャップが面白いですね。
ありがとうございます。大和ミュージアム9巻告知ムービーですね。
じゃあお次はかいさんの特撮要素を入れた作品ということで
シルバーバッグを挙げてもらってますけど。
いや正直あんまり話すことないんですよ。
っていうのは僕がやってるのが基本、実写使わないんですよね。
3Dもあんまりやらない案件とかそういうのやることが多いから
なかなか特撮の重みとか入れたりとか
そういうのがちょっと難しいなっていうところはあって。
これでもゴリラの着ぐるみを着てる人がいてそこは実写なんですか?
このゴリラ撮影するときにハイスピード撮影したんですよ。
全然これ普通のスピードで走ってるんですけど。
それ撮影しながら
ハイスピード撮影したらこんな迫力ある感じで撮れるんだみたいなのを
編集中は楽しんで見てましたけど
この目はその役者さんの目。
そうですよね。
ちゃんと動いてると思って。
これはでも目の周りはちょっとCGで馴染ませてもらってる。
そうなんだ。
着ぐるみ感がもうちょっとあった。
着ぐるみと人間の目っていうのの隙間みたいなのが本当はあって。
なんかちょっと特撮っぽい話ができてきたぞ。
だからちょっとわかんないですよね。
着ぐるみなのかなみたいな。
その撮影も本当もう冒頭2秒ぐらいで終わるんで。
あとはそうですね。
最後ゴリラの口からビーって熱線吐かせたんですけど。
これ単純にやりたかっただけですよ。
でもしずるは感じますよ。
特撮のこの足とかね。
そう?
今後なんかこういう着ぐるみ使いたいやつとかあれば。
声かけ行っていただけたら現場で結構それっぽく見せるやり方とかもできるんで。
でも確かにそうですね。
これ確か撮影してる時に前畑さんいたら、
例えば巨大感出すポーズの撮り方だったりとか。
そういうアングル一つ撮ってもどういうアングルの方が迫力出るのかとか聞けたなとか。
それは確かにちょっと考えましたね。
なんかね、やっぱこういう猿系のキャラって
どこをどうしといたほうがいいかなっていう決まりごとって実は結構あるんですよ。
ごめんなさい、このゴリラの着ぐるみの構造ちょっと僕実際のもの見れてないのでわかんないですけど。
おそらくこれボディと頭は別のタイプだと思うんですよ。
ボディだけ着て最後に顔だけ被るみたいな感じのタイプですよね。
そっち系のゴリラの着ぐるみやる場合って一番やっぱり
着ぐるみ作る人ら側の目線で見た時に目立たせたくないのって
襟元の毛羽立ちなんですよ。
いわゆる実際のゴリラって頭と体分割されてないので
襟足からボディにかけての毛っていうのは馴染んでるんですよね。
ただそこを着ぐるみのゴリラでやればどうしてもこの毛羽立ちが出るんで
ハリウッドとかでこういう着ぐるみのゴリラやる場合は
この襟足の毛羽立ちが出るんですよ。
ハリウッドとかでこういう着ぐるみのゴリラやる場合は
この襟足の毛羽立ちを本番前にくしで解いて馴染ませてあげたりするんですよ。
っていうのをやるだけで結構着ぐるみ感ってなくなってくるんですよ。
本物のゴリラっぽく見えてきたりだとか。
あとは実際のゴリラと着ぐるみのゴリラで一番違うのは
手の長さなんですよね。
これは要は人が入ってるゴリラなんで
手の長さが人間の手の長さなんですけど
実際のゴリラって手が長いんで
本当はもっと手が長いはずなんですよ。
だからその辺はどういうゴリラとして見せたいかっていうところ次第なんですけど
例えばこのゴリラの手だけ
加工してちょっと後で伸ばすっていう風な手でやるのであれば
そこをちょっと意識した別撮りでやるっていうのもありかもしれないし
逆に着ぐるみでその辺目立たないようなアングルで撮るとか
っていうこともできるしみたいな感じですよね。
あと着ぐるみでやる場合だと
顔にメカが入ってるかどうかっていうところでも
結構リアルさって変わってくるんですよ。
ヨサノカのようでそんなに顔にメカが入ってる着ぐるみって
なかなか作れたり使えたりするもんではないんで
メカって何ですか?
仕掛けですよね。表情を作ったりするような
このマスクの中にこういう機械を入れるんですよ。
それで表情を作ったりするんですけど
どうしても多分この着ぐるみだとそれができないんで
じゃあちょっと一発顔の寄り入れた時に
アニメに切り替わる前に
例えばですけどカメラのアングルの切れ目のところから
鼻がクイッて上がるだけのやつを中から手入れて
グッと上げてあげるだけでも生物感って出てきたりもするし
あとはこのゴリラって黒みの部分
特に鼻先の部分ってちょっと湿ってるはずなんで
本番前にちょっと霧吹きで湿り気出してあげたりするだけでも
面白い。
まあいわゆる生き物感というか怪獣感というのは出てくるんで
そういうのはちょっと現場でケアしてあげた上で
撮ってあげたりするだけでもリアルさは全然変わってくるだろうなとは。
なるほど。
特撮の工夫
だから特に走ってるところは腕のほうがそんなに目立たないと思うんですけど
回転するところとかは例えば腕ちょっと伸ばしてあげるとか
っていう感じの加工をしてあげたら
この要はね、アニメになってからのゴリラってちゃんとその辺が
リアルゴリラの寸法になってるんで
その辺はどう統一感出していくかとかもあるし
目の部分もそうだよな。目はこれ人間の目なんで
それもどこまでリアルゴリラにするかっていうところも出てきますよね。
本物のゴリラって白目があんまり見えないんで
え、そうなの?
瞳孔が大きいんですよ、ゴリラの瞳孔が。
えー、詳しい。
そうなんだ。
だから着ぐるみでゴリラやる場合は
昔のキングコングで着ぐるみでやったときは
カラコン入れてたんですよ。
はー。
で、黒目をでかくして撮影したりすることで
本物のゴリラっぽく見せてたりしてたんで
じゃあカラコン入れてみるとかっていう感じ。
今だったら結構安くて
それなりに黒目でかくするカラコンもあったりするんで
そういうのも現場である程度ちょっとやれたりすると
同じ予算でもルックの上がり方はだいぶ変わってくるんで
はー。
いっぱい引き出しがありますね。
引き出しがすごい。
分かってる人じゃないとなかなかね、見なかったりするんで
その辺はどこまでこだわりたいか次第ですよね。
社内でそういった案件やりたい人がいっぱいあるから
育てたほうが良さそうだね。
育たしたほうが良さそうだね。
造形物使いたい場合は言ってくれたら結構フォローができると思います。
そういうの作ってたりもしますしね。
そういうの作ってたりもしてたんで、僕自身。
だから着ぐるみってね、そういう意味でも結構
使い方次第で全然今でも化けるんで
楽しいですよ、そういうの現場でやったりすると。
ちなみにこれはシルバーバックさんが持ってる着ぐるみなんですか?
これはそう。
そうですよね、他のCMとかでも出てますよね、着ぐるみ。
そうそう、力戦の着ぐるみですよ、これは。
特撮って工夫の塊ですよね、いろんな見せ方に対する。
自分ならどんなゴジラを作りたいか
それが面白いのかな。
僕は結構そういうのを考えながら見るのが好きですね。
どうやって撮ってんだろうもそうだし、
こうしてるからリアルになってるんだっていうのは
おもろいなと思いますね。
いくらでも話せそうなんですけど。
では前畑さんから皆さんへの質問。
もし自分がゴジラをやるならどんなゴジラを作りたいか?
これは原山くんも答えるのかな?
ちゃんとまだ考えてないですけど。
答えます。
聞きたいです、聞きたいです。
じゃあ、誰から行きますか?
年功状で続いていきましょうか、じゃあ。
かいさん?
そうだな、俺がゴジラやるなら少し前置きをするとですね、
ゴジラって海から歩いてくるんですよ。
地面から出てくるときもあるけど、
基本的には海から出てきて海から去っていく。
だから、割と早いうちから人類に捕捉されてて、
例えば海上自衛隊とか防衛隊とかには、
そこは捕捉されてて、ゴジラが何時ぐらいに上陸するんじゃないかみたいなところがあって、
人間が避難していって、ゴジラが現れて町を破壊していく。
ゴジラがすごい遠くにいて、その手前を避難する人たちが走ってるみたいな絵になるのがゴジラ。
へー。
で、俺はその日常に突然現れるゴジラみたいなのを作りたくて、やるなら。
予知してないってこと?
そうですね。予知してないところにいきなり日常が非日常にパッとこうガラッとひっくり返っちゃうっていう。
ガメラは空飛んでくるから、それが絵としてできるんですよ。
いきなり人混みの中にドカーンと降りてきて、
みんな足元でわちゃわちゃみたいな逃げ惑う人と絡めるっていう絵が撮れるのがガメラ。
だからゴジラでもなんかやっぱそれやりたいなっていうところはあって、
やっぱりそのゴジラとガメラって身体的特徴も違うから、アクションも多分違うんですよね。
長いしっぽ活かして、それがなんかこう、もうゴジラのほんとにすぐ目の前にゴジラがいて、
あ、しっぽが頭の上をこう通過してったらすげー怖いんじゃないかとか。
なんかシンゴジラはね、近いような絵はあるんですけどね。
あれがもうさらにもっと近いかもみたいな感じですね。
で、身長も50メートルぐらいでいいんじゃないかなっていうの方がやっぱりこう、
ちょっと身近に感じられる怖さみたいなのがあって。
50メートルってのはちっちゃいの?大きいの?
最近の傾向からするとちっちゃいです。
あ、ちっちゃい。
でかくなりがち。
ゴジラが?
うん。
あ、そんな身長変わるんだ。作品によって。
作品によって変わる。
あれですよね、高すぎるとだからゴジラのいわば顔の位置と人間の位置がだいぶ離れちゃう。
そうそうそうそう。
だから俺がゴジラやるならもう本当にゴジラに恐怖を感じられるような、
まずゴジラの大きさっていうところで恐怖感が感じられるっていうところと、
ゴジラがすごく身近に現れて、もう本当に災害がすぐ近くに来てる。
ゴジラが起こした波とかそんなそういう災害じゃなくて、
ゴジラっていうもう触れたら死んじゃいそうなものがすぐ近くにいるみたいな、
そういう怖さみたいなのを描くゴジラっていうのはやってみたいなって思いますな。
すごいね。
それはでも俺の好きな怪獣映画のジャンルとかがそういう方向だからなのかもしれない。
もちろんガメラも好きだし、韓国のグウェムルっていうモンスターパニックアクションとかあるんですけどね。
なんかそれなんか本当にもうめちゃめちゃ怖いんですよ。
日常のすぐ近くにこんな巨大なやつがいたらみたいなやつで、
それもぜひ見てもらいたいんですけど、そういう日常がくるっとひっくり返るような身近なゴジラ。
なんかでもゴジラっていろんな人が何回も作ってるから、自分がやりたいゴジラってまだあるんですね、なんかね、みなさんね。
見てる人は一度は考えますよね。
想像するの?
そう、自分がゴジラやるならどうしようかなみたいな。
独自のゴジラ像
最初の方は、俺だったらこういう結末にするなとかね。
そうそうそうそう。
そういうところからね、少しずつ。
そうそうそう、そう言ってみちゃうんですよ。
あっちを勝つようにするな、俺ならみたいな。
次は、じゃあ前畑さんですかね。
前畑さん、上がっていいですか?
はい。
まあ、そうですよね。今、かえさんがおっしゃってたように、やっぱり既存のゴジラ見た後に自分ならどうするかみたいなのをよく僕も考えてるんで、
あえてちょっとこの質問をみなさんに聞いてみたら面白い。
まあ、要は大きい目で見れば空気がゴジラをやるならっていう話になるのかなと思ったので、
まあまあ、そういうきっかけになるかもしれないのかなと思って、ちょっとあえてこういう話題にしたんですけど。
まあ、先人の方々がいろんなゴジラをやってきている中で、まだやってないゴジラの表現と、
プラスその要はどういう絵を見たいかっていうところをしないかなと思うんですけど、
結局僕ってゴジラ自体が好きなんですけど、
どっちかというとゴジラが起こす現象の方にフォーカスしたいなっていうのはあるんですよね。
で、あとは、なんかもう1回子供が主役になるゴジラやってみてもいいんじゃないのっていうのはすごく思うところはあってですね。
大人が主役じゃなくて子供が主人公っていう中で。
だから、子供が主役でゴジラをやって一番それでこそなんかちょっと怖い感じって言ったら何かなって言うと、
僕がちょっと見てみたいゴジラって、いわゆるゴジラで裸足のゲンをやりたいなっていうのはあるんですよね。
裸足のゲン?
裸足のゲンの2巻っていうのは原爆投下直後の様子ですよね。
あの広島の中をゲンがお母さんと一緒に逃げ惑う様子をひたすら描いていくんですけど、
あのフォーマットでゴジラをやれたらちょっと面白いなっていう風に僕は思うんです。
だからもう徹底的な地獄が続くと思うんですけど。
だからゴジラ自体はあんまり見せない。
だからもう急に何か来て、もうわからんまんま。
だから要は多分男の子か子供が主人公で、学校行ってる時に来て、急遽家に避難する。
でも家には帰らないといけない理由があって、その帰る道中でひたすら酷い状況を目の当たりにしていって翻弄されていくみたいな。
ゴジラ版の裸足のゲームみたいなのがやれたらちょっと本気で怖いなっていうのが一つと。
あとビジュアル的な話でいくと、まだゴジラでやっていないいわゆる核の表現ですよね。
マイナスワンの時にちょっと近いことやってあったんで。
でも僕がやりたいゴジラの表現って黒い雨なんですよ。
原爆の。
僕ずっとちょっとやってみたいなってゴジラのビジュアル。
ゴジラのビジュアル、あえてちょっと白っぽいイメージにして。
アニメでちょっとそういうゴジラも出てきたことあるんですけど。
背景がちょっと白っぽい、バーベキューが終わった後の隅みたいな感じのカラーリングのゴジラだとして。
そいつが要は熱線吐きますよね、バーっと。
熱線吐くと、要は体が熱くなるんで、体の表面に要は肺が堆積すると。
赤みたいな感じで。
肺が堆積して、ゴジラがその後ブワーっと身振るいすると。
いわゆる桜吹雪というか雪が舞うような感じで。
体から死の肺がブワーっと舞い上がって。
そこでゴジラが吠えるとかっていうふうな動きをしたらすごい絵になるなと。
最後、街中が燃えてるわけじゃないですか。
空襲の後に降る黒い雨みたいなのが降ってきて。
それで街の火は消えるんですけど、最後その黒い雨に打たれてゴジラが真っ黒になって。
で、海に帰っていくっていうルックになったら。
めっちゃできてる。
怖いしかっこいいなっていうか、絶対こいつには勝てねえなっていうルックスにはなるなと思って。
なんかその辺はすごい前々からやってみたいなと思ってます。
あと、破壊描写とかだったら足元ですよね、ゴジラっていうのは。
歩いた後どうなるかっていうところだと思う。
今までのゴジラって1212のいわゆる人間的な行進の動きだったと思うんですけど。
多分東宝さん許さないと思うのでこれはあれですけど、左右で足の形も変えてみたいですよね。
左右非対称で。
だから右足は恐竜的なかかとが上がった感じのデザインにしておいて、
左足は従来のゴジラ的なかかとがついた足にしておいて、
かかとがついている方は足を上げてドンやけれども、
かかとがついている方の従来のゴジラ型の足は足を引きずるみたいな感じで行くと、
右足で踏んだ時は上から来るドンの破壊で、
左足で来る時は薙ぎ腹をガラガラガラっていうふうな動きで来たら、
足音にもリズム感の差がつくんで、ドンガラガラドンガラガラ。
だから見た目的にはゴジラがびっこ引きずってるんですよ。
その見た目でこう張ってきて、さっきみたいなルックスやるととんでもなく怖いみたいになるなと思って。
それを子供の目線で見せたらもうトラウマ吸着ですよね。
お化けですよね。
面白そう。
それとどう向き合うかみたいな。
最後雨に打たれている子供の姿とかやってたら、もう怖さ爆発ですよね。
っていうゴジラをちょっと僕は見てみたいなと思ってます。
それをモノクロとかでやっても面白そうですよね。
歩き方は確かになかったですよね。
子供主人公だけど子供向けじゃないっていうような形ですよね。
311って僕当時高校生だったんであれなんですけど、
その時の印象は大人と子供の狭間の視点で見てた世代からしたら、
そういう子供から見て大人が世間でワーワーする様子っていうのはすごく怖かったんで、
それをちょっと子供主人公にすることで、
シン・ゴジラって大人の目線で311やったらああいうことだと思うんですけど、
子供の目線で311やるともうちょっと怖いはずなんですよね。
わけわからんけど周りの大人がわたわたしてパニクってる状況で、
世の中がわからんけどなんか変なことになってってるみたいな形をやるとめっちゃ怖いだろうなっていう。
頼る大人があわあわしてたらね、怖いよね。
特撮作品の魅力と視点
だからどうしようってなるって、その中で自分で行動しないといけないって状況に迫られた、
ドラマとしてもやっても面白そうだなって話の原数ね。
自立していくのか。
はい、ていう感じです。
僕も若干なんとなく思ってたのは、実は結構前畑さんと一緒の目線かもしれなくて、
子供主人公でゴジラに向かうのはいいなと思ってて、
まずゴジラって出てきたらなんか破壊しだすじゃないですか。
そこで一変もう大人が全員死んだらどうなるのかなって思ってたりしてて。
子供しか。
そう、子供しかいない。
ただそこに、僕ちょっと前畑さんの聞いてて違うなと思ったのは、
恐怖ってよりも自分らしかいないからもうじゃあ自分らがやっつけちゃおうぜみたいな子供主体的にどんどんなっていくというか、
ちょっと秘密基地とかで敵を倒すごっこするぐらいのノリで、
ゴジラに向かい合うっていうのは面白いかもなっていう。
ちょっと子供が前向きになるような逆に僕的には。
子供でもう一回日本を建て直すとか。
自分らしかいない。
そうそうそうそう。なんか前向きな感じになったらいいなっていうふうには考えましたね。
それ面白いね。
これは勝手な僕の思想なんでちょっと載せていいかわからないですけど、
日本のちょっと停滞したような雰囲気あるじゃないですか。
ああいうのを一回さらちにしてぶち壊したい気持ちはあるんですよ。
大人とかが子供のその自由なものを防いでるんじゃないかなって気持ち若干してて、
それを一回取っ払ったらどうなるんだろうっていうのはちょっと見てみたいみたいなことを、
僕がやるならちょっとやってみたいかもしれないですね。
次世代への特撮文化の継承
すごいみんなそれぞれあるんですね本当に。
やりたいゴジラを常々考えてるんですね。
特撮好きの方々は。
あれですよね。50、60になってもしオファーが来たら。
ねえ。
夢があればね。
すごいねゴジラって。
すごいコンテンツですね。
ねえすごいコンテンツですよ。
いやすごいですよ。意外ですよ本当に。
愛されてるわけだ。
今また盛り上がってきてるのは嬉しいですし、
それこそまた次の僕らのもっと下の人たちがハマるようになっていくといいですよね。
特撮会ね。私も全然わからない領域でしたけど、前回に引き続き。
いやなんか面白かったです。
なんかたっぷり話した人、いやまだ話し足りないぜって気も。
まだ話し足りないと。
じゃあまだまたやらないといけない感じ?
第二話はね。
普通に飲み会とか話す機会があったらやりたいです。
ほんとだらだら話せちゃいそうな感じですよね。
今日はたっぷり特撮についてお話しましたということで、
多分聞いてる方も特撮好きな方いるんじゃないかなと思うんで、
その方には楽しんでもらえたかなと思いつつ、
逆になんかこれでそういうの興味持ったよって方は、
最初にあげたお二人のおすすめのですね、
これちょっと見たくなりました。
作品を見てもらえればというふうに思っております。
最初は全然ちょっとあんま引かれなかったんですけど、
説明聞いたら見たくなりました。
僕もね、最初見ただけではね、
んーって思ったようなこともありましたけど、
聞くとなるほどっていう感じで。
でもどれもやっぱり絵作りやっぱ工夫してる点があって面白いんで、
絶対見る価値はあると思いますね。
最高の眠りを約束します。
宇宙の旅ですね。
今日疲れたなーって思って。
寝てもいいんだよね。
寝てもいい。
また見ればいいです。
はい、という感じで今日はちょっと長々なりましたが、
こんな感じで終わりたいかと思います。
じゃあお二人どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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