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こんにちは、けいこです。私は3歳と5歳の子供を育てながら、会社員として働いていて、今はわんまんま3年目になります。
今日は、どうしても苦手な人がいる時、その原因を考えてみたら意外な事に気づいた、という話をしたいと思います。
私には苦手な人がいます。それは、A君という会社の同期で、入社から10年間同じ職場で働いていた人です。
そのA君は、とても人懐っこく、多くの人と話をし、彼の周りには常に多くの人がいて、いつも笑いが絶えないような人でした。
でも、私は彼がずっと苦手でした。自分とは合わない人だと思い、一定の距離をとって接していました。
どうしてそのA君が苦手なのか、理由を考えてみたんですけれども、明確な答えが出てこない。
なんとなく苦手。そのなんとなく苦手という理由が分からなかったので、ノートに書き出してみることで、意外な事実に気づくことができました。
まず、どうしてそのA君が苦手なのかということを考えたときに、A君は声が大きくて、業務中にも世間話やワクチン、自分の意見をはっきり自由に言っていたんですね。
そこが苦手だと感じていた。
では、それをなんで苦手だと私は感じたのかと考えると、大きい声で話されると、自分の仕事に集中できない。
愚痴や言われた相手のことを考えずに自分の意見をズバッと言うのは、私の中で良くないなと思っていたので、聞いていてちょっと嫌な気持ちになったんですね。
では、なぜ集中できないのかと、そしてなぜ愚痴や意見を言うのは良くないと考えたのかという理由についてもう少し掘り下げてみたところ、
大きい声は、自分が怒られているような感覚になると。
あと、愚痴や自分の意見を言って否定されたことがあるので、どうしても自分の中でそれは良くないというふうに考えていたということが分かりました。
もっと深掘りしてみようと思って、じゃあなんで怒られている、否定されているように感じるのかなと考えていくと、
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私は過去に大きな声で怒鳴られたような経験がありまして、それを思い出すからということと、
あと、怒鳴られた時に、自分を否定された時、否定しているという悲しい気持ちを思い出すから、そういうふうに感じるのかなというふうに思いました。
さらに深掘りして、なぜ怒鳴られたり否定されると悲しい気持ちになるのかというふうに考えると、
自分がやりたいことを我慢していた時の気持ちを思い出すから。
さらに深掘りして、どうして我慢した気持ちを思い出すのかと考えると、
我慢せず、自分が思うように行動したかった気持ちが自分の心の中に残っているからというところにたどり着いたんです。
ああ、そうかと。自分が我慢している行動を、私が苦手だと思ったA君がやっているから、
なんとなく苦手だというふうに感じていたんだというふうに気づいたんです。
そして我慢しないで行動するA君を私は羨ましいと思っていたから、
自分ができないと、我慢しているけどできないという思いがあって、
ちょっと一点の距離を取るようになったんだなというふうに感じました。
要はA君に嫉妬していたんですね。
A君に対しての気持ちが嫉妬だと気づいてから、私はA君への苦手意識が少しずつ薄れていき、
一時期は話をするのも嫌だなと思うほど苦手だと感じていたんですけれども、
今は普通に会話できるようになりました。
自分の気持ちを理解して受け入れたからこそ、苦手意識がなくなっていったんだと思います。
こんなふうに私はA君の苦手な理由を考えた結果、自分が我慢していることに気づいて、
そしてその気持ちを受け入れることでA君との関係が変わりました。
もし身近に苦手な人がいるとしたら、なぜ苦手なのか原因を掘り下げてちょっと考えてみてください。
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もしかしたらその苦手という気持ちの中に、自分の心の中にある我慢や嫉妬、
もしかしたら憧れが隠れているかもしれません。
今日のお話は以上です。
最後まで聞いていただきありがとうございました。