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こんにちは、けいこです。私は会社員を辞めて、フリーランスのコーチとして活動しております。
今日は、人は環境に左右されやすいんだなって実感した時のお話をしていこうかなと思います。
ちょっと私の夫の話になるんですけど、私の夫は結構温厚な人なんですね。
よっぽどのことがない限り、大きな声で怒ることはほとんどないです。
で、昔はですね、もう、愚痴もほとんど言わない人でしたね。
で、当時、夫に聞いたことあるんです。
どうして愚痴を言わないの?とか、不満ないの?って、ふと何気なく聞いたことがあるんですけど、
その時、夫は、愚痴を言っても何も変わらないじゃん。
だったら楽しい話をした方が良くない?って、そう言ってたんですよね。
それを聞いた時は、私ちょっと驚いたと記憶してます。
それは、私が当時、もう愚痴ばかり言ってたからなんです。
そんな夫だったんですけど、ちょっと一時期変わった時がありました。
それは、とある会社で働き始めた時ですね。
その会社はですね、夫がすごい希望してた職種のところで、
働くのをとっても楽しみにしていたんです。
やっと希望の職種で働けるって嬉しそうにしていて、
実際働き始めたんですけど、どんどん働くようになっていたら、変わっていったんです。
どう変わっていったかというと、今まで愚痴をほぼ言わなかった夫が、
頻繁に仕事の愚痴を言うようになりました。
話し方も変わっていったんですね。
優しい口調で淡々と話す夫だったのに、
いつの間にか口調が強くなって、何でも理論的に話して、
こうだよねっていうふうに言うようになったんです。
はっきり言うとちょっと英格が悪くなったというか、
そういうような状態になってしまいましたね。
夫にどうしたのかなと思って話を聞くと、
どうやらその一緒に働いている職場の人たちが、厳しい口調で話す人が多いらしいんです。
そして何でもかんでもこう理論的に話をして、
相手のことを言いまかすみたいな人がちょっと多かったそうで、
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気づいたら自分もその理論的に言われるのに負けないように、
言うようになってしまっていたんじゃないのかなと思うって言ってました。
数年そこの会社で働いて、働く場所とは変えたんですけど、
会社が変わってからは、昔のような温厚な性格に戻っていったんです。
口を言うことはゼロにはなってないんですけど、
でも言ってもやっぱり以前よりだいぶ減って少しだけになりました。
理論的に相手を言いまかすみたいなこともなくなって、
私の話とかも聞いてくれるし、口調も優しくなっていきました。
この時の様子を見て、人が変わったのは環境のせいだったんだなっていうふうに気づいたんですよね。
人が環境に左右されるっていう言葉を聞いたことがあるんですけど、
ただその言葉を聞いた時、私は環境だけでそんなに変わらないでしょうっていうふうに思ってたんですけど、
実際夫の性格とか口調が変わっていったものが、
働く場所を変えたことでまた元に戻ったっていうのを目の前で見たので、
環境によって人って変わるんだなっていうふうに思ったんですよね。
実際私も似たようなことがあったなぁと思い出したんです。
会社で働いていた時、最初に配属された職場にいた時がそうだったなって気づいたんです。
私が初めて配属された職場は、とある現場で働くような職場だったんです。
出張が多くて、年の半分とか多い時は3分の2ぐらい国内とか海外に出張に行っていました。
出張期間が変更されることが頻繁にあって、
10日後の出発の予定だよ、事前に聞かされていた予定が、
急遽予定が変わったから、明日飛行機に乗って飛んでってくれっていうふうに言われることが日常的によくあったんです。
週末に予定があるから行けません、なんていうふうにはちょっと言える雰囲気ではなく、
私はその予定変更で、友人と遊ぶとか出かける予定はキャンセルばかりしてしまっていましたね。
私のキャンセルがあまりにも多いので、その職場に行ってから数年経って、
友人から誘われることはほぼなくなっていきました。
なぜ私が友人との約束よりも仕事を優先していたのかっていうと、
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もちろんそれは仕事だから仕方ないっていうふうに考えていたのもあるんですけど、
もう一つあって理由が、それが一緒に働く職場の人たちがみんなそうしていたからなんです。
今でも私がずっと覚えている言葉があって、
職場の人の言葉でちょっと衝撃的だったなって思う言葉があるんですけど、
配属されてちょっと1,2年経ったときですね。
この職場は親とか兄弟の関婚相殺以外では、
個人の予定を入れることはできない職場なんだよって言われたんです。
って思うじゃないですか。
今考えてもいやいやおかしいでしょって思う話なんですけど、
でも実際これ私に言われた言葉で、
実際周りの人も本当にそういうふうに出ました。
無人の都合でですね、例えば友人の結婚式があるとか言って、
出張を断ると当時の上司にですね、なぜ行けないんだとか、
仕事が入ったのだから行ってくれっていうふうにやっぱり上司に言われるんです。
行ってくれる人がいないから行ってくれないと困るんだ。
もちろん友人の結婚式がとかいうふうに言っても、
親とか兄弟じゃないなら行く必要ないだろうっていうような、
昭和的な古い上司が当時いまして、
みんな出張を優先するしかなかったんですね。
今じゃ考えられないんですけど、本当にそういう職場だったんです。
最初は違和感があったんです。
それがおかしいんじゃないかなっていうふうに思ったんですけど、
職場にずっといると、これが当たり前なのかなっていうふうに思うようになっていきました。
その職場を私は10年働いてから、違う次の職場に移動したんですけど、
移動してからは出張に行くことはほぼなくなって、
あっても年に1回か2回ぐらいで。
土日ももちろん休みで長期連休は必ず休めるという、
移動前の職場とは全く違う環境になりました。
仕事優先だったんです。
長期連休も、土日とかも仕事優先ですぐ移動とか、
飛行機に乗って移動ばっかりしていた。
そういう仕事優先の生活から解放されて、
カレンダー通りの休みの日は全て仕事をしなくていくて、
自分のために使うことができるようになりました。
移動して幸せだなと思ったのは、
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みんなが当たり前のように休んでいるゴールデンウィークとか、
会社の夏休み、お盆休み、年末年始、祝日、
全部休めることがとっても幸せだったんですね。
その状況になって初めて、
前の職場ってちょっと異常なところだったなというふうに気づいたんです。
それまで常に仕事優先で、ゴールデンウィークとかも、
お盆も何もない、連休なんてない状態のところで働いていたので、
就職してから10年経ってからやっと、
普通に休めるって幸せだって気づいたんです。
こんなふうに私も夫も、
ちょっと人はですね、
自分がいる環境に採用されたり、
影響を受けやすいなっていうふうに思いましたね。
今いる、例えば職場とか環境とかなんですけど、
そこの場所が当たり前だと思っても、
一歩その環境から外に出れば全く違う世界があります。
なので、もしですね、今の環境が辛いなとか嫌だなって感じるならば、
思い切って環境を変えてみるのは必要かもしれないですね。
私は以前まで辛いまま頑張るのが当たり前だと思ってたんですけど、
環境を変えるだけで、全然土日休めるとかいうのがすごい幸せだって感じてたので、
辛いと思ったら、その環境が全てじゃない。
変えることも大事だよっていうふうに思ったので、
ちょっと今日はお話をさせていただきました。
最後まで聞いていただきありがとうございました。
それではまた。